無差別級 (157レス)
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98: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:47 ID:???0 AAS
  ●●●万葉集の極彩色●●●(5/6)

さてそれで漸く短歌の話ですが、この辺の歌を読むと、
生活に密着したその歌いぶりは素晴らしいですね。
これに比べ、平安時代以降の短歌は、より洗練されてはいますが、
まるで生活感にかける気取った歌ばかりですからね。
万葉の短歌は生活感にあふれ、バラエティに富んでいる点で、
現代から見ると、遥かに価値が高いような気がしてきました。

最初の贈答歌11首(3578〜3588)は『女男女男女男女男男女男』
という構成になると思いますが、冒頭二首などは、
何やら、かなりの年の差カップルを思わせますね。
省47
99: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:51 ID:???0 AAS
  ●●●万葉集の極彩色●●●(6/6)

結局、当時の下着と上着の差は、その材質や厚さの違いだけで、
さしたるデザインの違いがあったわけではないんでしょう。
多分、下着としては、無地で柔らかい物を身につけ、
上着の方は、厚くて模様が付いていたりするわけでしょうね。
その場合、金持ちほど沢山の着物を重ね着する分けで、
その発展形が平安時代の十二単になるのかもしれませんね。

その場合、下着の紐を解くということには少し別の意味があるわけです。
これはもっと後の平安時代の話ですが、男女が共寝をする時には、
互いの着物を下に敷いたり掛けたりして、夜具の代わりにしたそうですね。
省47
100: 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:03 ID:???0 AAS
  ●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(1/4)

また少し間があきましたが……人麻呂刑死説に関しては、
古典講読の第31回で、更に決定的な証拠が出てきましたね。
持統天皇の伊勢行幸の時、人麻呂が都で留守居役をしたようですが、
その時に彼が詠んだ『伊勢留京歌』というのが、三首ありました。

その三首の内の最後のものが、これなんですね。
  http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/one/m0042.html
  潮左為二(しおさひに)
  五十等兒乃嶋邊(いらこのしまべ)
  榜船荷(こぐふねに)
省45
101: 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:06 ID:???0 AAS
  ●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(2/4)

実は、笠女郎の歌には、他にも人麻呂の歌に良く似たのがありますね。
先ず、壬申の乱の英雄・高市皇子の死に際して、
人麻呂が詠んだ歌がありましたが、その格調の高さは、
万葉集の中でもピカイチですから、私が好きな歌の一つです。
因みに、ここでも最後の『かも』は鴨となっていました。(^^;)
  ひさかたの 天知らしぬる 君故に 日月も知らず 恋ひ渡るかも
  (昇天して、ひさご形の天空を支配なさっているあなたですから、
  私は時間が経つのも忘れ、ひたすら思い焦がれています。)

それに比べ、次は笠女郎が大伴家持に贈った歌の一つですが、
省58
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(1): 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:13 ID:???0 AAS
  ●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(3/4)

第32回では武市黒人の歌を取り上げていましたが、
その中で『あけのそほ船』というのが話題になっていましたね。
  http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/25995464.html
  客為而(たびにして)
  物戀敷尓(ものこひしきに)
  山下(やましたの)
  赤乃曽保船(あけのそほぶね)
  奥榜所見(おきにこぐみゆ)
  (旅の途中でふと、もの恋しい気分になっていると、
省53
103: 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:17 ID:???0 AAS
  ●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(4/4)

ただ……こうした解釈の最終的な信憑性に関しては、
タミル語の専門家でない素人には、判断のしようがありません。
それを支持する学者にしても、日本には数名しかいないんだそうです。
実際問題として、タミル人が住むのはインド南部ですし、
その顔だちも、日本人と共通性があるようには見えませんからね。
それでも、私の考えでは、この説は一般に思われているほど、
突飛なものではないんじゃないか、と言う気がします。
というのも、私が以前から考えていることとして『日本人の祖先は、
何万年か前には中国大陸にいたんじゃないか』と思うからです。
省54
104: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:29 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(1/6)

ちょっと間が空き過ぎて、うまくまとまる自信がありませんが……
今回は、先ず『さつや』の話から始めようと思います。
以前に『何故、海の幸・山の幸と言って畑の幸と言わないのか』
という話をしましたが、それに関し、笠金村の歌には驚きました。
それは古典講読の第44回に出てきた志貴皇子の挽歌でしたが、
その冒頭付近に『ますらをの さつやたばさみ』とあった分けですね。

訓読表記の場合、ここの『さつや』を『幸矢』と書く人が多いですが、
原文を探すと、何とそこが『得物矢』となっていたんですね。
これだと『幸』が『獲物』を意味することは、ほぼ自明ですね。(^^;)
省40
105: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:32 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(2/6)

他方では、笠金村を調べている最中に、とんでもないものを見つけました。
旅の途中で見かけた美女を一夜妻として迎えた、という長歌ですが、
もし本当なら、現代の男から見ても垂涎の体験でしょうね。(*^^)v
  平成万葉歌仙三十「秋の百夜」の巻〜起首
  http://blogs.yahoo.co.jp/seisei14/60718606.html

  三香の原 旅の宿りに 玉桙の 道の行き逢ひに
  天雲の よそのみ見つつ 言問はむ 由の無ければ
  心のみ 咽(む)せつつあるに 天地の 神事依せて
  敷栲の 衣手交へて 己妻と 恃(たの)める今夜
省42
106: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:35 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(3/6)

それから第41回で額田王を取り上げた時、その最初の歌に関して、
天皇が本当にそんな粗末な宿に泊まったのか、と疑問が出されていました。
  秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 
  宇治の宮処(みやこ)の 仮廬(かりいほ)し思ほゆ
  (秋の野の草を刈り、それで屋根を葺いて明かしたあの夜の、
  宇治の粗末な仮御所のことが、懐かしく思い出されます。)

でも……当時の貧しさは今日、我々が想像する範囲を軽く越えるだろう、
ということを、我々は十分に想定して置く必要があると思います。
天皇がそういう粗末な宿に泊まっても、別に不思議はないということですね。
省46
107: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:38 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(4/6)

そうした万葉の編者の心情に、更に分け入るとすれば、
一つ絶対に落せない要素として『書き言葉というものを、
始めて手にした人々の衝撃』ということがあると思います。
それまでは、たとえどんなに優れた歌を詠んだとしても、
ただ口承として伝えるしか無い時代が、長く続いていたわけでしょ!?
それがある時、漢字が伝来し、それを万葉仮名として用いて、
和歌を書き言葉として記録する道が突然、開けた分けですね。

例の東歌にしても、ひょっとすると東国の人が和歌を教わったのは、
万葉仮名の使い方を教わったのと同時だったのではないでしょうか。
省37
108: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:41 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(5/6)

よって編纂の開始は、少なくともそれ以降ということになりますね。
因みに、家持は718年頃の生まれとされていますから、
彼が物心が付くころには、憶良の望郷歌は、
既に四半世紀も昔の話ということになります。

他方では、家持の死後にも万葉集が編纂された形跡があるのに、
その人物は不明ということで、講師はそれをXと読んでいましたね。
でも、そうなると、その謎の編者というのは、
家持の正妻であった大伴大嬢ではないかという気がします。

つまり全く外部の、例えば大伴家以外の人物が、
省43
109: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:44 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(6/6)

それから第45回では、大伴坂上郎女の724番歌の解釈が気になりました。
  朝髪の 思ひ乱れて かくばかり 
  汝姉(なね)が恋ふれそ 夢に見えける
  (朝、髪がくしゃくしゃになるように、
  心がちぢに乱れて、あなたが私のことを思うから、
  私の夢にまで、あなたが出てきましたよ。)

この講師の解釈は、もう一つ明確ではありませんでしたが、
『こんなにもあなたを恋しがるから、
あなたが私の夢に出てきた』とか言っていたと思います。
省41
110: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
111: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
112: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
113: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:50 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(1/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

既に、お気づきの方も少なくないだろうとは思いますが、
>>88 で書いた件では、やはりデータが出てきましたね。(*^^)v
つまり『紀元前6世紀末頃の自然放射線が、本当に多かったのか』
と書いた点で案の定、その証拠となるデータが見つかった分けです。
というのも、実は例の『炭素14による年代測定』においては、
地上に降り注ぐ自然放射線の増減が、その攪乱要因となるために、
時代毎のそうした増減について、詳細な調べが存在するようなんです。

今年の6月頃、名古屋大学の論文にその話がありました。
省55
114: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:53 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(2/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

ならば、もう一つの1800年の後はどうかというと、
日本では一茶や良寛が活躍した化政時代に当たる分けですから、
これまた放射線の影響と見なすことも、不可能ではないでしょうね。
もっとも、この辺になると少し、こじつけ臭い感じがなくもないですし、
その前の元禄文化はどうしてくれる、ということにもなりますかね。(^^;)
ところがところが……案外そうでもないようなんです。

以上のデータは、あくまで『放射線が急激に増えた時期が過去に三回ある』
という意味で、超新星爆発との関連も疑われている分けですけどね。
省50
115: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:56 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(3/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

さてそこで次は、例の原発反対デモの話になるわけですが、
その場合『デモの中心はノーベル賞受賞の某文学者を筆頭に、
理系よりも文系の人が多い』という話を聞きました。
それで思い当たったことなんですが、ここでは結局、
『桁の違いというものを、肌で直感的に理解できるかどうか』
という点が、分かれ目になっているんじゃないでしょうか。

そうした桁の差への一般人の無知に付け込み、
不安を煽るユダヤ主義の工作があるようですが、
省44
116: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:58 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(4/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

あれは今年の2月頃だったと思いますが、
『福島の野鳥が放射線の影響で減った』とか騒いでいましたね。
その後どうなったのか、ユダヤ・マスコミは報じませんが、
『毎時数マイクロシーベルトの放射線で野鳥が減った』なんて、
私なんかからすると、チャンチャラおかしい話なんですよね。

野鳥の減少には、もっと別の要因があるに違いないわけで、
例えば、あの事故の結果、福島原発の周辺では、
色々な工事車両が走り回っていた分けですね。
省41
117: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)12:01 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(5/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

その点、例のネズミの長寿化実験が重要なのは、
それが全ての死因を総合した話だからです。
毎日1.1mSv(年間402mSv)を浴びたネズミが、
最も長生きしたという分けですね。
  したらばスレ:study_3729

この話が示唆するのは、微弱な放射線を浴びた場合、
仮に、癌で死ぬ可能性がほんの少し増えるとしても、
それ以上に、他の病気で死ぬ確率が減るということですよね。
省35
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