無差別級 (157レス)
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83: 闇夜の鮟鱇★ 2011/06/01(水)11:20 ID:???0 AAS
●●●大和三山歌1200年の疑問と論争に決着をつける道●●●(3/3)
とすると、第一反歌の方は『本当は誰か仲裁してくれるといいんだが……
仲裁に来てくれないかな』という密かな願望と解釈すべきでしょうね。
つまり、もう戦う前からそういう弱気な心理だった分けですから、
『この戦争は、やる前から負けると決まっていた』
と見ることも出来そうですよね。(-_-;)
ただ、当時の唐は、言うまでもなく日本より遥かに巨大な国で、
しかも、文明はずっと進んでいた国と知られていた分けでしょ!?
その大唐を敵に回して、当時の日本が戦うとなれば、
多少の迷いやためらいがない方が不思議とも言えるでしょうね。
省35
84: 闇夜の鮟鱇★ 2011/07/13(水)09:36 ID:???0 AAS
●●●宇宙の外側に何があるのか?●●●(1/4)
そろそろ夏休みということで、今回は少し高級な話をしようと思います。
もっとも、いつも話していることだって結構、高級な話なんですが、
その辺のことは、もうお分かりの方は既にお分かりですよね。(^^;)
さて、例の『ごきげんよう』の番組で小堺一機が、
宇宙の外側の話をしていたのは、確か二年前の夏頃でしたかね。
書こう書こうと思っている内に色々とゴタゴタが続いて、
とうとう、こんなに遅くなってしまいました。
その時『宇宙が丸い形をしている』とか言う話題に関して、
『ならその外側には何があるんだろう』と疑問を呈していた分けですね。
省41
85: 闇夜の鮟鱇★ 2011/07/13(水)09:38 ID:???0 AAS
●●●宇宙の外側に何があるのか?●●●(2/4)
で、良くSFなどでは『仮にボール型の宇宙であった場合に、
同じ方向にどこまでもどこまでも真っ直ぐに進んで行くと、
いつかは元の場所に帰ってくるはずだ』なんていう話をする分けですね。
それは、たとえばサッカーボールのような二次元の面上を、
蟻が同じ方向に歩いて行くと、いつかは必ず元に戻ってくる、
ということの類推で考えれば良い分けです。
さて、そこで問題は最初に戻る分けですが、
仮に我々の宇宙が、ボール型に歪んでいたとして、
『そのボールの外には何があるんだ』という疑問が、
省32
86: 闇夜の鮟鱇★ 2011/07/13(水)09:40 ID:???0 AAS
●●●宇宙の外側に何があるのか?●●●(3/4)
実をいうと、そういう旧式な脳味噌を持っていて、
間違った考え方をする人は、一般の素人だけでなく、
偉い哲学者にもいる(いた)分けですね。
例えば、カントという哲学者は『純粋理性批判』という書物の中で、
空間というものを『先験的存在』と考えました。
つまり、彼の場合は、神の存在を信じて疑いませんから、
経験に先立って神が存在すると考える分けです。
それと同じレベルで『真っ直ぐに広がる空間』がある、
と主張する分けですが、そういう脳味噌で考えると、
省39
87: 闇夜の鮟鱇★ 2011/07/13(水)09:43 ID:???0 AAS
●●●宇宙の外側に何があるのか?●●●(4/4)
その場合、一番考え易いのは、固体が存在しない世界ですかね。
液体と気体だけからなる世界では、一つ二つと数えること自体、
余り意味がなくなるでしょうからね。
無論、一滴二滴と数えることは出来ますが、その場合、
『一滴たす一滴は一滴』ということになりますよね。(^^;)
つまり、1+1=2という公理的な認識自体が実は、
固体のようなものが存在する世界での経験から導かれた、
一つの経験則であるということになると思います。
ところで最近、見た映画に『メトロポリス』というのがありましたが、
省33
88(1): 闇夜の鮟鱇★ 2011/07/19(火)09:53 ID:???0 AAS
●●●放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●
最近、ビデオで『カエサル −「ローマ人の物語」より−』
という演劇を見ましたが、これはローマの英雄、
ユリウス・カエサルの年代期を、ほぼ忠実に辿ったドラマでした。
でも、演劇として見た場合、それ自体は大したことがないというか……
西洋史の一つの転換点とも言えるカエサル暗殺という大事件に関し、
取り立てて新しい視点を提供してはいるようには見えませんでしたね。
で後から、古代ローマ史を改めて少しひも解いてみたわけですが、
結局、カエサルが元老院による支配を滅ぼしたことは『ある意味で、
先進的だった当時の共和制政治の、終わりの始まり』だったようですね。
省51
89: 闇夜の鮟鱇★ 2011/08/03(水)11:07 ID:???0 AAS
●●●血みどろの明日香●●●(1/2)
万葉集の古典講読も、そろそろ佳境に入って来ましたが、
最近の第16回では、吉野の歌が色々と取り上げられていましたね。
その中で、天武天皇の有名な歌が出て来たんですが、
それが六皇子盟約の時に作られた、という話が少し意外でした。
淑人乃(よきひとの)
良跡吉見而(よしとよくみて)
好常言師(よしといひし)
芳野吉見与(よしのよくみよ)
良人四来三(よきひとよくみつ)
省52
90(1): 闇夜の鮟鱇★ 2011/08/03(水)11:10 ID:???0 AAS
●●●血みどろの明日香●●●(2/2)
それから、これはもう大分前になりますが、第11回の時に、
平城京の大通りを歌った旋頭歌を取り上げていましたね。
旋頭歌というのは577・577という形式の和歌で、
短歌に比べると7文字多いことになります。
うちひさす 宮路に逢ひし 人妻故に
玉の緒の 思ひ乱れて 寝る夜しぞ多き
気になったのは、これをナンパの歌と解釈し、
大阪の引っかけ橋まで引き合いに出していたことです。
つまり『この歌の作者は、都大路で出会った女性に声を掛け、
省45
91: 闇夜の鮟鱇★ 2011/09/30(金)10:37 ID:???0 AAS
●●●東歌の起源について●●●(1/3)
さて、久々に古典講読の万葉集についてですが、今回は先ず、
東歌の由来について、私が感じたことを書いてみようと思います。
この東歌に関しては、当時の民謡であるとか、労働歌であるとか、
様々な人が様々な意見を言っているようですけどね。
でも先ず、ハッキリしていることは、それを民謡だとか、
労働歌だとか考える説は、全く駄目だろうということです。
なぜなら、もしそれが本当の民謡や労働歌であるなら、
57577という短歌形式におさまるはずがないからです。
近代の民謡や労働歌にしたって、57577にはなっていないでしょ!?
省45
92: 闇夜の鮟鱇★ 2011/09/30(金)10:41 ID:???0 AAS
●●●東歌の起源について●●●(2/3)
東歌の次のテーマとして、今度は防人の歌が取り上げられていますが
実は、その防人の大半も東国の出身で、その歌は東国を立ってから、
難波の港を出るまでに作られたものだという話が出ていました。
とすると、そうした防人の歌が作られたのは、
短歌を作る習慣が東国に根付いた後の時代、つまり、
例の東歌が作られた後の時代と考えないと辻褄が合いませんよね。
その意味では、両者の時間的な前後関係が気になりますが、
実は、その防人の歌を採録したのが大伴家持なんだそうです。
彼は万葉集の中でも最後尾にあたる第四期の歌人ですから、
省59
93: 闇夜の鮟鱇★ 2011/09/30(金)10:45 ID:???0 AAS
●●●東歌の起源について●●●(3/3)
彼が死にのぞんで作ったという歌の詞書きに『臨死自傷』
という表現があるのも、その傍証であるという話が出ていました。
因みに、これが梅原猛氏の説の一部なのか、このサイトの人の意見なのか、
日本語の文章表現が甘いので良く分からない点がネックですけどね。
こうなると、気になるのはその刑死の理由ですよね。(^^;)
私が前に書いた内容と照らし合わせると、これはやはり、
女性問題以外にあり得ないだろう、というのが私の印象です。
実は『人麻呂は持統・文武の両天皇に仕えた』
と同じサイトに書いてあります。
省43
94: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:35 ID:???0 AAS
●●●万葉集の極彩色●●●(1/6)
私の周辺は例によってゴタゴタ続きで余裕をなくし、それで、
また少し書き遅れていますが、久々に万葉集についてです。(^^;)
今回は遣唐使というか、遣新羅使の歌から始めますが……
この時代の外交使節として、有名な遣隋使や遣唐使以外に、
遣新羅使や遣渤海使があったというのは、少し意外でしたね。
その場合、その手の遣何々使といった渡航使節全体を現す、
適当な呼び名がないのが、また何とも不便な気がします。
例えば、近代には遣欧使なんていうのがありましたから、
それに対置させて、遣亜使なんてのはどうでしょうか。(^^;)
省45
95: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:38 ID:???0 AAS
●●●万葉集の極彩色●●●(2/6)
と言うわけで、この例ひとつとっても『大切な書物というものは、
たとえどんなことがあっても、それを支持する人々により、
時代を越えて残されていく』ということが良く分かりますよね。
その意味で、ある文献が残るか残らないかという問題には、
単なる偶然性という以上に、後世の評価というものが、
多かれ少なかれ関わってくると私は思う分けです。
ですから、遣亜使の資料の残り方についても、
それと全く同じように考えて良いのではないでしょうか。
つまり、遣亜使がどれだけ沢山あったとしても、
省39
96: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:40 ID:???0 AAS
●●●万葉集の極彩色●●●(3/6)
ただ、一つ気になったのは、その後に新羅で作った歌が一首もなく、
3718番から突然、帰途の歌に転ずることなんですね。
ですから私は最初、ひょっとして彼らは目的を果たすことなく、
途中で引き返したんじゃないか、とさえ思いましたが……
色々調べてみると、彼らが新羅まで行ったのは事実のようです。
実は、この使節団が行った先の新羅でも、戻った後の日本でも、
その直後には疫病がはやったので『彼らは行路の途中で疫病にかかり、
行く先々でそれを広めたのではないか』とも疑われているようです。
因みに、この時の大使と副使も、帰途に病没したそうですね。
省38
97: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:44 ID:???0 AAS
●●●万葉集の極彩色●●●(4/6)
それから、遣亜使に関しては、その船の構造の話も色々ありました。
帆船に詳しくない人は『帆船というものは、ただ風上から風下に、
風まかせで流されていくだけ』と思っているかもしれませんが、
実際の帆船は、必ずしもそうではないわけですね。
ヨット競技をする人は良く御存知でしょうが、
ヨットは風上に向かって斜め前方に進める分けですね。
ですから、先ず風上に対して右斜めに前進し、次は、
帆と梶を切り替えて、左斜めに前進するという繰り返しで、
ジグザグに進めば、幾らでも風上に行ける分けなんです。
省47
98: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:47 ID:???0 AAS
●●●万葉集の極彩色●●●(5/6)
さてそれで漸く短歌の話ですが、この辺の歌を読むと、
生活に密着したその歌いぶりは素晴らしいですね。
これに比べ、平安時代以降の短歌は、より洗練されてはいますが、
まるで生活感にかける気取った歌ばかりですからね。
万葉の短歌は生活感にあふれ、バラエティに富んでいる点で、
現代から見ると、遥かに価値が高いような気がしてきました。
最初の贈答歌11首(3578〜3588)は『女男女男女男女男男女男』
という構成になると思いますが、冒頭二首などは、
何やら、かなりの年の差カップルを思わせますね。
省47
99: 闇夜の鮟鱇★ 2011/11/04(金)10:51 ID:???0 AAS
●●●万葉集の極彩色●●●(6/6)
結局、当時の下着と上着の差は、その材質や厚さの違いだけで、
さしたるデザインの違いがあったわけではないんでしょう。
多分、下着としては、無地で柔らかい物を身につけ、
上着の方は、厚くて模様が付いていたりするわけでしょうね。
その場合、金持ちほど沢山の着物を重ね着する分けで、
その発展形が平安時代の十二単になるのかもしれませんね。
その場合、下着の紐を解くということには少し別の意味があるわけです。
これはもっと後の平安時代の話ですが、男女が共寝をする時には、
互いの着物を下に敷いたり掛けたりして、夜具の代わりにしたそうですね。
省47
100: 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:03 ID:???0 AAS
●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(1/4)
また少し間があきましたが……人麻呂刑死説に関しては、
古典講読の第31回で、更に決定的な証拠が出てきましたね。
持統天皇の伊勢行幸の時、人麻呂が都で留守居役をしたようですが、
その時に彼が詠んだ『伊勢留京歌』というのが、三首ありました。
その三首の内の最後のものが、これなんですね。
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/one/m0042.html
潮左為二(しおさひに)
五十等兒乃嶋邊(いらこのしまべ)
榜船荷(こぐふねに)
省45
101: 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:06 ID:???0 AAS
●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(2/4)
実は、笠女郎の歌には、他にも人麻呂の歌に良く似たのがありますね。
先ず、壬申の乱の英雄・高市皇子の死に際して、
人麻呂が詠んだ歌がありましたが、その格調の高さは、
万葉集の中でもピカイチですから、私が好きな歌の一つです。
因みに、ここでも最後の『かも』は鴨となっていました。(^^;)
ひさかたの 天知らしぬる 君故に 日月も知らず 恋ひ渡るかも
(昇天して、ひさご形の天空を支配なさっているあなたですから、
私は時間が経つのも忘れ、ひたすら思い焦がれています。)
それに比べ、次は笠女郎が大伴家持に贈った歌の一つですが、
省58
102(1): 闇夜の鮟鱇★ 2011/12/11(日)12:13 ID:???0 AAS
●●●万葉解釈とタミル語起源説●●●(3/4)
第32回では武市黒人の歌を取り上げていましたが、
その中で『あけのそほ船』というのが話題になっていましたね。
http://blogs.yahoo.co.jp/kairouwait08/25995464.html
客為而(たびにして)
物戀敷尓(ものこひしきに)
山下(やましたの)
赤乃曽保船(あけのそほぶね)
奥榜所見(おきにこぐみゆ)
(旅の途中でふと、もの恋しい気分になっていると、
省53
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