[過去ログ] ガンダムヒロインズMARK ??I (152レス)
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5: フェニックステイル第31話(承前) 2020/12/01(火)01:37 ID:P3dXRXkh(5/6) AAS
「ん、……っ……」
 長い銀髪を下ろしたあどけない顔立ちの美少女が、薄闇の空間で目を覚ました。
 彼女の記憶に残っている最後の光景は、首のないジム?から向けられたビームライフルの丸い銃口だった。
 装甲を貫き、一瞬でコクピットとパイロットスーツを焼き尽くした、灼熱の閃光。それが彼女が最後に見たものだった。
 苦痛を感じる間もなく、自身の肉体は蒸発した――彼女がこれまで多くの連邦兵をそうしてきたように、彼女自身も細胞の一片までを原子レベルで分解され、再び宇宙と一体化する『完全成仏』を遂げた。そのはずだった。
 だが今、彼女の目の前に広がっているのは、明らかに極楽でも地獄でもない。宇宙艦艇の、窓もない狭い倉庫の一室だった。
 その目に映るのは一糸まとわぬ、透き通るように白くみずみずしい自身の肌。相変わらず下向きの視界を遮るほどに大きな乳房はなぜか熱を孕んで、桜色の頂は堅く尖っている。
 素肌には火傷はおろか、かすり傷の一つすらも残っていない。そして下着のひとつも身につけていない、完全な裸身であった。
「…………!?」
 自身の状況を確かめようと身体を動かしかけて、彼女はまったく果たせずにその場で揺れた。彼女の両手両足は、いっそ過剰と思えるほど厳重に拘束されていた。
省26
6: フェニックステイル第31話投下終了 2020/12/01(火)01:38 ID:P3dXRXkh(6/6) AAS
今回は以上です。
スレッド容量の確認を怠って途中でスレッドを落としてしまい、申し訳ございませんでした。
7: 2020/12/04(金)22:21 ID:0nLdQFkC(1) AAS
うんこっこw
8: 2021/01/07(木)19:58 ID:8dZJlkmz(1) AAS
0083の観艦式に参加した連邦艦隊
そりゃーキレイなお姉さんたちがオペレーターで乗ってたんだろうなぁ
勿体無いなぁ
9: フェニックステイル第32話投下準備 2021/02/28(日)22:05 ID:G2Yl2B1i(1/9) AAS
投下します。
残念ながら、今回はエロ無しです。
10: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:07 ID:G2Yl2B1i(2/9) AAS
「――以上をもちまして、『トラキア』からの状況報告を終了いたします」
 サラミス改級巡洋艦『トラキア』艦長リドリー・フランクス大尉が急拵えの資料で報告を終えても、新サイド4暗礁宙域に設けられた地球連邦軍要塞拠点『P−04』内部の作戦会議室は静けさを保っていた。
 前列の席に着くのはつい今し方P−04へ到着し下艦したばかりの、トラキアが属する第223戦隊の主要士官たち。戦隊司令リード中佐、旗艦『マカッサル』艦長カミラ少佐、その僚艦であるサラミス改級駆逐艦『アルマーズ』艦長ヘイズ大尉の3人が並ぶ。
 そしてその後方に艦載MS隊長たちが立つ。トラキアのハヤカワ准尉、アルマーズのリンリー少尉、それから不審船を巡る戦闘で壊滅状態に陥ったマカッサルMS隊の生き残りである隊長代理、キーガン少尉。
 もっともリドリーが報告した内容の大半は、すでに第223戦隊の内部ではレーザー通信経由で共有されていたものだった。戦隊側から質問を発する気配はなく、場の意識は会議室前方の最上位者に集中していく。
 室内における最上位者――すなわち、P−04駐留部隊司令官、ユン・ソギル准将。そして新サイド4駐留艦隊副司令ヨランダ・ウォレン准将の懐刀として知られる参謀、タニア・メーティス中佐の2人である。
「ご質問は?」
 微かな緊張を帯びながら、リドリーはソギルへ問いかけた。
「ふむ。ご苦労だった、フランクス大尉。さて……よろしいですな、中佐?」
 ソギルが傍らの黒人系女性士官へ何事かを確認すると、タニアは無言で同意を示した。ソギルがひとり頷くと、前方の大画面がリドリーの資料から切り替わる。
省21
11: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:07 ID:G2Yl2B1i(3/9) AAS
「ルスラン・フリート旗艦――マゼラン級戦艦『ルスラン』」
 リードにそう艦名を呼ばれたジオン残党軍のマゼラン級戦艦が単艦、第450戦隊に向かって接近してくる。
 連邦軍の3隻を相手にわずか1隻で向かってきたその敵艦から、10機前後のMS隊が発進した。スラスターが曳く光条を見るに、サラミス改級巡洋艦のようなMS用カタパルトではなく、一年戦争末期さながらに艦底部甲板からの自力推進らしい。
 だが、その後の加速は鋭い――わけても先頭に突出する3機小隊が、ひときわ。
 MS隊を発進させた敵艦から、艦砲射撃の火線が走った。マゼラン級戦艦が放つビームは太く、速く、そして鋭く、サラミス改級の3隻をたやすく圧した。艦隊を嘗めるように走った正確な光条に脅され、450戦隊が思わず行き足を乱す。
 ドラッツェ隊を玩具のように追い回していたMS隊の先鋒が、苛立つように進路を転じた。敵艦へ、そしてそのMS隊へと目標を変える。
 スラスターが火を噴き、ガルバルディが虚空に跳ねる。
 その意気揚々と先陣を切っていく連邦軍MS小隊の、派手なパーソナルマーク付きのガルバルディβへと、敵艦から来た角付きのMS−14A『ゲルググ』――あるいはその同型に見える機体が静かに銃口をもたげた。
 互いに同系統のビームライフルが狙いを付けあう。
 一瞬の沈黙ののちに有効射程を割るや、両者は同時に火蓋を切った。
省19
12: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:09 ID:G2Yl2B1i(4/9) AAS
 ジオン残党が振るう圧倒的な数の暴力でMS隊が一方的に撃墜されていく中、メガ粒子砲と機銃で狂ったように防御射撃を繰り広げる3隻のサラミス改へと、MS−09RB『ビック・ドム』の編隊が肉薄していく。長大なビーム・バズーカの砲口を向けた。
 雲霞のごとく群がる敵MS編隊によって、第450戦隊の各艦が放つ対空砲火は既に限界まで分散し、飽和させられきっていた。ビック・ドム隊はろくな迎撃を受けることもなく、中距離からビーム・バズーカの狙いを定める。
 巡洋艦の艦砲にも匹敵する大火力の高初速ビームを、矢継ぎ早に撃ち放った。
 艦隊に回避機動の猶予などない。太い光弾が次々と艦体の舷側を捉えては食い破り、3発、4発と立て続けに浴びたサラミス改級駆逐艦の内部に誘爆の炎が走ると、200m近い巨体は内側から膨れ上がり、跡形もなく消し飛んだ。
 周囲すべての僚機を撃墜されて完全に孤立し、武装もろとも右腕を失いながらハイザックが単機、よろめくように逃げまどう。そのハイザックの背中を、一転して猛追するドラッツェF3が狙った。
 MA級の圧倒的な加速力で瞬く間に距離を詰め、ハイザックの背後からビームサーベルを振りかぶる。
 だがその前方にいきなり出現したRGM−79R『ジム?』が、すんでのところでドラッツェの光刃を止めた。
 それはこの戦場に登場した、初のジム系MSだった。
 戦場外からにわかに参戦したRGC−80SR『ジム?キャノン』とジム?の小隊が猛射を放ち、ハイザックを追おうとしていたルスラン・フリート追撃部隊の出鼻を挫く。
 片脚を撃ち抜かれたドラッツェF3が錐揉み状態に陥って離脱し、突っ込んできたザク?F3は肩盾でビームライフルを弾きながら戦闘機動しつつ、果敢にザクマシンガンの連射を返す。
省14
13: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:11 ID:G2Yl2B1i(5/9) AAS
 タニアがソギルの言葉を継いだ。
「現在までに、この新サイド4暗礁宙域から地球圏の各地へと、ジオン系MSの密輸が十件近く確認されています。
 今までに押収・確認されている密輸MSの多くはザク?F3のような新型機ではなく、ザク?F型やF2型といった旧型機が中心ですが、そのほとんどがジオン本国での製造記録を持たないものです。
 旧ジオニック社の正規品ではない、デッド・コピーのレプリカMS――形態は不明ながら、ルスラン・フリートは独自にMSを開発し、一定規模での新規生産を行うだけの能力を有している。そう結論せざるを得ません」
「…………」
 リードがそのまま押し黙る。一年戦争後にも決して絶えることのない「ジオン残党軍」の脅威。旧ジオン公国軍の人員と装備だけではなく、戦後に生産されたレプリカMSがその戦列に加わっている、との噂話は連邦軍でも絶えることがなかった。
 だがこれは、規模の桁が違い過ぎる。かつてのデラーズ・フリートですら、少なくともMS隊の物量はこの水準には遥かに及ばなかったのだ。
 一方でリドリー・フランクス大尉とジャクソン・ヘイズ大尉の二人は溜息を吐きながらも、静かに現実を受け入れていた。
 これらの情報の大半はすでに、パブリク改級哨戒艇で任務中のトラキアへの合流を敢行したサブリナによって密かに、そして細部に至るまで、長くP−04から離れていたトラキアとアルマーズへ伝えられていたものだった。
 トラキア隊にとって今回のブリーフィングは、入手可能なあらゆる情報資料を収集・分析しうる上級司令部から公式に与えられる情報とそれらの「答え合わせ」と、今後、自分たちがそれらを知っていることをどこまで公言できるのか、を測るためのものに過ぎない。
省14
14: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:12 ID:G2Yl2B1i(6/9) AAS
「詳細は申し上げられませんが、あの『アムロ・レイ』が最新鋭のニュータイプ専用機に搭乗したうえ、数人がかりで我々の援軍に来るようなもの、とご理解ください。今やニュータイプ研究において、我々連邦軍はジオン残党軍の遥か先を行っております。
 新生ニュータイプ部隊が敵の前衛を突破して中核を撃破すれば、あとの残兵なぞは烏合に過ぎません。我々が団結して最善を尽くせば、勝機は十二分なのです」
「おお! なんだ、それなら安心ですな。そういえば我々は先の戦いでルスランのニュータイプらしき敵にも遭遇しましたが、我がマカッサルの精強なる対空砲火で撃墜してやりました! いやあしかし、昔は気合を入れてやったものですが、あのアムロくんも出世しましたなあ」
 どうでもいい武勇談をここぞとばかりに混ぜ込みながら満面の笑顔を浮かべるリードを前に、ソギルもタニアもニュータイプ部隊の派遣と引き換えに、ティターンズ一般部隊の増援がなくなった件については口を閉ざした。
 その名を聞くだけで、味方にこうも大きな安心を与えてのける。本人が戦場へ出なくなってもう7年以上になるというのに、アムロ・レイのネームバリューは今なお実に凄まじい――マコトは無表情に眼前の光景を見つめていた。
「我々はこのティターンズからの増援部隊を交えて、新サイド4駐留艦隊の総力を挙げた、ルスラン・フリート討伐を目的とする任務部隊を編成します。エゥーゴの戦艦も宙域に入った今こそ、諸君らの一層の奮起を期待します」
 そのエゥーゴ艦がティターンズの1個戦隊を殲滅した情報は第223戦隊相手にはおくびにも出さず、タニアは姿勢を正して冷たくソギルへ向き直った。
「ではソギル准将、よろしいですね? ――じ後の編成及び作戦計画は追って伝えます。各艦はまず整備と補給、そして乗員の休養に努めるように。それでは、解散とします」
 ソギルが頷くやそう宣言して、タニアが踵を返す。リドリーが目の前を通る彼女と視線を合わせないよう目を逸らした。マコトとタニアの目が一瞬合うが、タニアは未練も見せずに視線を切り、そのまま会議室の外へと消えた。
「任務部隊……となると、艦隊決戦ですか。いずれにせよ、まずは本艦MS隊の損耗補充ですな」
省17
15: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:13 ID:G2Yl2B1i(7/9) AAS
 もう一つは、連邦軍内部の力関係。当時の連邦軍は現在にも増して著しく硬直した、教条主義的な組織であった。艦隊主力がろくな戦果も挙げられないままルナツーに逼塞していた状況下である。
 どう考えても主流とは言い難い、怪しげな難民上がりの部隊による不透明なゲリラ戦での不可解な勝利など、とうてい組織として誇れるべき戦果とみなされる状況にはなかった。ただ薄気味悪いだけの存在とすら見なされていた。
 そして何より決定的なのは、誰もが沈黙を守ったためだった。
 トラキア隊は一兵卒に至るまで、誰もが堅く秘密を守った。ソギルという強烈なカリスマに率いられ、年端もいかない少年少女を多く含む新兵を主力としながら鉄の規律を持って戦ったトラキア隊は、当時の連邦軍にとって明らかな異端だった。
 その異様さに脅威を感じた何人かの士官が団結の背景を探ろうとしたが、その結果は芳しくなかった。激しさを増す戦闘の中である者は戦死し、またある者は事故死して、そうした試みは自然消滅していった。
 だから結局、今でも部外者には知られていない。トラキア隊がそこまでして戦い、果たそうとした真の目的が何だったのかは。
 一年戦争が終わり、トラキア隊が旧ルウム暗礁宙域でジオン残党軍と戦い、のちにルウム農協となった難民の復興活動を支援してきた戦後の7年間も、それは変わらなかった。
 連邦軍内部における、トラキア隊の扱いも変わらなかった。ジオン残党の巣窟と化した暗礁宙域でわざわざ危険な任務を買って出て、旧式装備のまま戦後もひたすら戦い続ける、腕は確からしいがかなり頭のおかしい連中。
 彼らを知る連邦軍の大半から、トラキア隊はそう思われていた。
 だからこの連邦中央の目も届かない暗礁宙域で敵を討ちつつP−04という城を築き、彼らは静かに爪を研ぐことが出来ていたのだ。
省22
16: フェニックステイル第32話 2021/02/28(日)22:14 ID:G2Yl2B1i(8/9) AAS
「ルスランの戦力増強が急激だからね。トラキアにはこれからも戦力の要になってもらわなくては困る。艦載機戦力の増強は必須だよ。
 いくらマコト君が一騎当千の強者でも、彼女一人にすべてを負わせるわけにもいかない。さっきの映像のゲルググが出てきたときは、君に押さえてもらいたい――その露払いが出来る態勢ぐらいは整えさせてもらいたいのだ」
「やめてください、閣下。私はエースですらないんですよ」
 マコトが呆れたように肩を竦めてみせると、隣でリンが笑った。
「マコト、どしたの。今日、なんかずいぶん疲れてない?」
「そりゃまあ、なにぶん連戦でしたからね――実は私、か弱い乙女なもので」
「うわべの撃墜数に関係なく、間違いなく君は我々の切り札の一人だ。だからこそ、今は休んでもらわなくては困る。特に君はP−04を離れてから、もう半年も大切な人に会えていないのだろう?
 それは駄目だ。私も責任を痛感している。混乱が重なった結果とはいえ、人として許されない」
 にこやかに微笑むと、ソギルはリドリーに視線を移した。
「だから、フランクス大尉。マコト・ハヤカワ准尉に、今日から――いや、今すぐ10日間の有給休暇を付与したまえ。
省3
17: フェニックステイル第32話投下終了 2021/02/28(日)22:15 ID:G2Yl2B1i(9/9) AAS
今回は以上です。
次回は濡れ場が入る予定です。
18: 2021/03/22(月)10:13 ID:+wGHwwRr(1) AAS
おつかれ様でした!続きをお待ちしております
19: フェニックステイル第33話投下準備 2021/05/16(日)18:16 ID:WxyynVNG(1/11) AAS
投下します。
今回ようやく濡れ場が入りますが、女×女(非百合)で挿入無しです。
20: フェニックステイル第33話 2021/05/16(日)18:18 ID:WxyynVNG(2/11) AAS
「――まずいことになった」
 長期にわたる哨戒任務から久々の入港を迎え、サラミス改級巡洋艦『トラキア』の艦内は上陸準備に湧いていた。その中でも特に、MS格納庫近辺の喧騒はひときわ激しい。
 MS格納庫の大改装計画が発表されたことで、ほとんどがMS隊の領域である近辺の居住区画や倉庫までもがにわかに「立ち退き」を強いられる羽目になったからだ。
浮かれ騒ぎながら物資を運んで右往左往するMS隊の要員たちの喧騒を背中の壁越しに感じつつ、MS隊長マコト・ハヤカワ准尉は疲れ切った顔に手を当てていた。
「まさかP−04へ入港早々、MS格納庫の大改装とはねー。まあ確かに戦力増強も必要だったし、ルスランやエゥーゴがここまで押し出してきたこのタイミングでなら、
 このトラキアの強化施策だろうがあの因業ババアも文句は言えない。この周到さと詰めの早さは、さすがに閣下の仕事だわ」
 小部屋で一人うなだれるマコトの前で、MS整備班長ウェンディ・アーデル曹長は楽しげに笑いながら、手元の荷物を整理している。
「で、マコトには閣下自ら強制休暇処置だって? ちょうど良かったじゃん。こっちの方は任せて、半年ぶりにゆっくり会っておいでよ」
「簡単に言ってくれる……」
「いつかは向き合わなきゃならなかったことでしょ?」
省12
21: フェニックステイル第33話 2021/05/16(日)18:20 ID:WxyynVNG(3/11) AAS
「おのれ、仏敵ッ……ビームで私を焼いておきながら、生きてこの場に捕らえて辱めるとは。この妖術、やはりお前の仕業だったか。……妖怪変化め……ッ!!」
「可愛らしい声だ。そそるな」
 これ見よがしに地球連邦軍の軍服姿を見せつけながら、マコトは不敵な表情のまま、拘束された銀髪白肌の爆乳美少女へゆっくりと歩み寄った。
 背後から抱き着いたウェンディが思うがままに豊かな乳房を握りしめると、手指の隙間から雪のような白さと桜色の暈がはみ出て溢れる。
「いやらしい雌だ。これでジオン残党は無理だろう」
 マコトは邪悪に笑いながら、少女が晒す太腿の内側を、膝上から指先でつうとなぞり上げた。少女はその刺激だけで少女は苦痛と快楽のはざまに落ちて、身をよじりながら大げさなほどに震えてのける。
「くっ、くうっ……!」
「戦闘に敗れて乗機を撃墜され、鬼畜生と罵ってきた敵兵の眼前に吊るされ。捕らわれの身となった裸身を晒されながら、この女の部分はこれほど淫らに湿らせている。
 ふふ、そうか。武名名高い大ジオン仏道の女は、連邦の男に敗れて捕らえられながら犯されるのを、それほど心待ちにしていたのか」
「…………!」
省25
22: フェニックステイル第33話 2021/05/16(日)18:21 ID:WxyynVNG(4/11) AAS
「ふふ、いい目だ。……だが、残念だったな。お前のモビルスーツに股ぐらからビームを挿入し、一気に核の炎に燃え上がらせて墜としたのは、男ではない。女だ」
「何を……?」
「そして我々誇り高き地球連邦軍に、ジオン残党の雌豚ふぜいを慰めてやるためだけにくれてやれるような、安い男など存在しない。思い上がるな。つまり、……分かるか?
 お前の女陰がどれほど雄欲しげに雌汁を垂らそうとも、その虚ろな洞穴は今後永遠に満たされることは無い。膣奥を突かれる快楽に咽び泣くこともなく、子種汁を注がれることもなく――ただ虚しく乾いたままで、そこに在り続けるのだ」
「…………!!」
 もし万一自分が戦いに敗れても成仏を果たすことなく、敵の手に落ちた場合の結果を想像したことはあった。
 女に飢えた連邦畜生道の兵たる男どもが殺到し、自分は裸身に剥かれて容赦なく代わり代わりに輪姦され、戦場で猛った敵の男どもの欲望のはけ口となって終わることのない凌辱の中で、襤褸切れのように使い捨てられるのだろうと。
 今の自分は、そのおぞましい結末さえもを望んでしまっていた――だが目の前の連邦軍人の女は、その予想図をあっさりと否定してのけたのだ。
 部屋は小さく、完全に閉ざされている。自分の背中で乳房を揉む女と、目の前の女の二人以外に人の気配はない。自分を犯そうと欲望に燃えて待ち構える下卑た男たちの気配は、どこにも感じられないのだった。
「そ、……そん、な……っ……」
省22
23: フェニックステイル第33話 2021/05/16(日)18:22 ID:WxyynVNG(5/11) AAS
「んッ……ンンッ、ンンウウゥッ!!」
 乳房に見合った大きさの乳輪を左右から潰して搾り出すように揉みながら、マコトは自らの乳首を少女の勃起しきった乳首に合わせて突いた。
 今まで巧妙に直接攻撃を避け続けてきた、乳房でもっとも敏感な部分をここで攻められて、少女はそれだけでびくんと背中を跳ねさせる。
マコトはそこで少女の後頭部を押さえ、一気に唇を奪った。そして文字通り有無を言わさぬまま歯の隙間から舌を流し入れ、少女の舌を捕らえて搦める。
 くちゅくちゅと唾液が混ざり合い、唇から飛び散った。その間もマコトは少女の乳房を揉みしだき、ウェンディは屈んで彼女の秘裂に舌を入れていた。
 さらにウェンディの右手が回り込んで少女の尻穴を攻めると、狂暴な愛撫の連鎖が少女の思惟を貫いた。
「――ッ!!」
 呼吸が止まるほどの長い接吻のあと、ようやくマコトは唇を離した。互いの舌から二人の唾液が糸を引いて伸びる。この間にもウェンディの愛撫は場所を変えながら続いている。少女の瞳は虚ろで、初めて経験する未知の快楽に深く溺れて喘いでいた。
 とどめとばかりに、ウェンディの巧みな舌技が少女の陰核、その中心部を責め上げる。これがダメ押しの一撃だった。
「あッ、ああっ……、ああ、ああああああ〜〜〜ッ!!」
省11
24: フェニックステイル第33話 2021/05/16(日)18:24 ID:WxyynVNG(6/11) AAS
「これだけやっても無理なのか。やはり、……女だけで鎮静化させるのは無理なのか。最終的には、男を使うしかないというのか……」
「ま、あたしは困んないけどね! いつでも発情マックスの爆乳かわい子ちゃんを愛しモードの犯りホーダイ、空気のようにレズセックスするエアーエッチの新世界、
 ロック開けたら5秒でレイプな貝合わせ常時接続の最高にイイモビルスーツ整備環境でこいつぁユビマンキタッスね……まだまだヤリ足りないしぜんぜん飽きない。天国では?」
「私はもう疲れたから言っているんだ」
 マコトは心底疲れ切った表情で頭を振った。
 憔悴したマコトと裏腹に、ウェンディの血色は良い。肌艶はいつにも増して輝いて動きは軽く、しぐさと表情にも余裕がある。
 MS整備班長として表で業務に当たっている直の時間以外は、ほぼ不眠不休でこの少女を何度も何時間もかけて繰り返し犯し続けていたはずなのだが、今なおこの状態を維持できてしまっている。
この旧友にして悪友はやはり人間ではないのかもしれない、と今更ながらにマコトはそう思う。
「まあ、それなら最後の手段だね。そのへんの若いの誰か適当に捕まえて、ちんぽブチ込ませちゃえば?
 ゴム付けさせるか、それだけじゃダメで最悪中出しまでさせることになっても、気絶したあとですぐに避妊処置すればなんとかなるでしょ。
省20
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