FFDQバトルロワイアル3rd PART20 (455レス)
1-

1
(1): 2021/06/09(水)22:06 ID:g0znu/HZu(1/19) AAS
━━━━━説明━━━━━
こちらはDQ・FF世界でバトルロワイアルが開催されたら?
というテーマの参加型リレー小説スレッドです。
参加資格は全員、
全てのレスは、スレ冒頭にあるルールとここまでのストーリー上
破綻の無い展開である限りは、原則として受け入れられます。

sage進行でお願いします。
詳しい説明は>>2-15…ぐらい。

前スレ
FFDQバトルロワイアル3rd PART19
省1
436: ウソツキリバーサル 2/9 05/11(土)00:31 ID:GIndU0fq0(2/9) AAS
「えっと、バッツさん、待ってください。
 その偽物のアーヴァインというのは、バッツさんが直接確かめた話なんですか?」

って、こいつはこいつで突っ込むところそこなのか?
理解が早いのは助かるが……

「いや、それはサイファーが――」
「俺が見た。錯乱してるアーヴァインのフリしてやがったが、絶対に本物じゃねえ」
「ふむ……そこまで言い切るあたり、何か証拠があるんですね?」

ラムザは真剣な表情で、俺の目をじっと覗き込む。
良い気はしないが、さすがに胡散臭すぎる話だからな。
多少なりとも疑う素振りを見せるのは当然だろう。
省25
437: ウソツキリバーサル 3/9 05/11(土)00:33 ID:GIndU0fq0(3/9) AAS
「そう、ですか……
 ちなみに他の人たちはどうしたんです?」

ラムザは取りすましつつも小首を傾げる、が――妙だな。
急に物分かりが悪くなってねえか?
それに他の連中の行き先とか一々気にすることか?

「だから手分けしたって言っただろ?
 ソロ達とアーヴァインを保護するのが先決といえ、リュックも助けなきゃいけないし、他にやらなきゃいけねえことも多いからな。
 ああ、もちろんケフカの野郎はギードに見張らせてるからそこは安心しとけ」
「なるほど。では、ロックさんとサイファーさんはそれぞれ単独行動をしてるんですか?
 それだともし偽物がお二人にも化けられる場合、入れ替わられる危険があると思うのですが」
省27
438: ウソツキリバーサル 4/9 05/11(土)00:34 ID:GIndU0fq0(4/9) AAS
「……いえ、失礼しました。
 実は先ほど、ロックさんからも同じ話を聞きまして。
 ロックさんは、サイファーさんはソロさんを助けに行ったはずだと言っていたので……」

チッ、と舌打ちが漏れる。
なんでそんなに落ち着いて説明できるんだよ、と吐き捨てたくなったが、まだ耐えなきゃいけねえ。

「えっ!? まさかサイファーをニセモノだって思っちゃったのか!?
 違うって! ソロと一緒に行けなかったのも、俺が余計なことしたからだぞ!?」
「す、すみません。
 まさかそういう行き違いがあったとは思わなくて」

行き違いじゃねえよテメェが騙されてるんだよ――と言おうとして、気が付いた。
省26
439: ウソツキリバーサル 5/9 05/11(土)00:35 ID:GIndU0fq0(5/9) AAS
だが俺を陥れて殺すことがジェノバの目的だとしたら、ラムザと一緒に居るはずだ。
バッツが『みやぶる』アビリティを持ってるなんて知る由がねえんだから、そこまで計算して離れたってことは有り得ない。

やっぱり奴の狙いは――

「あっ、じゃあさ、ロックとセージにも説明しないとダメだよな!?
 二人はどこにいるんだ? 俺が保証すればさすがに信じてくれるだろ」

人の思考を遮るかのようにバッツが能天気なことを言い出した。
……どっかのいけすかねえ奴が20歳児扱いしていたが、こいつマジでド天然すぎねえか?
ラムザの顔色を見るまでもないだろ。

「いるわけねえよ。
 俺のことをクソジェノバだと思い込んでて、こうやってコイツが露骨な足止めしてくれてるんだ。
省24
440: ウソツキリバーサル 6/9 05/11(土)00:37 ID:GIndU0fq0(6/9) AAS
「大丈夫じゃないんですッ、その、セージさんは先に一人で逃げてしまったんですッ!
 ロックさんが追いかけてはくれているんですが、見つかったかどうか……!」
「えーーー!?」

何も知らないバッツは目を丸くしながら顔を青ざめさせたが、俺からしたらむしろ良いニュースだ。
頼りになるはずのこいつらが揃って醜態晒して、頼りたくねえセージの奴が一番役に立ってるってのは釈然としないがな。

「先に逃げられたってどういうことだ?
 ロックの話を聞いた時、セージの奴だけ別の場所に隠れてたのか?」
「いえ、セージさんがロックさんを怖がっていたので、少し距離を取らせようと思いまして……
 僕達があちらで話している間、彼には調理場の奥の裏口を見張っていてもらっていたんです」

そう言うとラムザは注文口を指し示した。
省25
441: ウソツキリバーサル 7/9 05/11(土)00:40 ID:GIndU0fq0(7/9) AAS
「あ、ああ、うん、ごめん」

……気づいたよな?
マジのマヌケじゃねえって信じていいんだよな?
一握の不安を抱えつつ、俺はふと思い出したことを尋ねた。

「そういや聞き忘れてたんだが、静寂の玉ってアイテムを知らねえか?
 無理やり黙らせて魔法を使えなくする代物らしいから、ケフカ対策に探してるんだが」
「黙らせる……ああ、リルムが使ってたやつ?」
「――!! 持ってるのか?!」
「いや、俺達は持ってきてないな。
 ヘンリーかソロか……もしかしたら、そのままリルムが持って――ああっと、リルムの遺体の傍にあるのかも?」
省27
442: ウソツキリバーサル 8/9 05/11(土)00:41 ID:GIndU0fq0(8/9) AAS
それにさっきバッツにも言ったが、アーヴァインとヘンリーは一緒に居るし、ロックもソロを連れて合流しようとしてるはずだ。
今のセージがどれぐらい強いのかわからねえが、万が一にもあいつら四人を見つけて突撃されたら目も当てられねえ。
そういう意味で居場所を把握しておく必要はあるし、状況次第では速攻で身柄を抑えなきゃならねえのも事実だ。

……とは言っても、やっぱり静寂の玉の方が優先だろうな。
元のセージは接近戦が少しだけできる程度の魔法使い、リュカやヘンリーの話を信じるなら本物のタバサは完全後衛型の魔法使い。
どっちにしろ魔法がメインではあるだろうから、アイツも静寂の玉でメタれるはずだ。
ソロかヘンリーが持ってるなら別に構わないんだが、もしも夢世界にあるんだとしたら、こいつらのどっちかを眠らせて持ってこさせるしかない。
知らない間にヘンリーあたりが形見分けしててリルムの持ち物が紛れ込んだって事にすれば、盗聴も誤魔化せるはずだ。

口に詰まったパンをコーラで一気に流し込む。
課題は山積みだが、順序は見えた。
省27
443: ウソツキリバーサル 9/9 05/11(土)00:43 ID:GIndU0fq0(9/9) AA×

444: 05/11(土)16:45 ID:5eJcZZ+Rb(1) AAS
投下乙です。

前半部はラムザの遅延作戦が裏に見え隠れしてて面白いな。
不信感を抱かれない程度の時間稼ぎ。
あからさまでもなく、さりとて本題へと振り切られるでもない絶妙な塩梅の話題転換、うまいこと書けてるなあ、と思う。

サイファー、ジェノバだけじゃなくてラムザにも言えないことを抱えることになるなんて、記憶ダム大丈夫? 決壊しない?
それ以外にもタスク抱え込みすぎだわ、本当にお疲れ様です。
昔なら突然思いついたロマンあるアイデアでタスクごぼう抜きとかしてただろうに、一つ一つ優先順位つけて処理していけるあたりに大人を感じる。
レモネードと焼きそばパン摂った直後に摂取するメロンパンとコーラ、傍から見れば普通にストレスからのヤケ食いなんよw

情報格差があちこちで見られる企画だけど、今回もそれが顕著に出てるね。
サイファーからのラムザの評価が下落していくのはなんというか、ご愁傷様です。
省8
445: テバナシクリティカル 1/9 05/31(金)22:27 ID:DAsfMRUTR(1/9) AAS
どんがらがっしゃーん! とけたたましい音が響き渡って、思わず腰が椅子から浮いた。
けれど振り向いた視線の先にあるのがお風呂場だと気づいたあたしは、立ち上がるのを止めて座り直す。
だって今シャワー浴びてるの、ケフカなんだもん。
助ける義理、あんまりないっていうか……
なんだかワザとやってそうな気がするんだよねえ。
お風呂場に入る前、『そこのお前らにカワイソーな俺様の身体を洗う権利を差し上げよう! 全身全霊で感謝したまえ!』とか喚いてたし。
『絶対手伝わなーい!』って全身全霊で反対したからスネて一人で入っていったけど、当てつけで洗面器とかボトルとかひっくり返してそうじゃない?
ギードもおんなじふうに考えてるのか、器用に机に頭を乗っけたまま、げんなりした表情を浮かべてる。

「すまんのう、お主にも迷惑をかけてしもうて。
 アーヴァインのことも気が気じゃなかろうに」
省25
446: テバナシクリティカル 2/9 05/31(金)22:28 ID:DAsfMRUTR(2/9) AAS
「どーしたらいいんだろ」
「奴が行動を起こせぬよう、定期的に魔力を消費させるしかあるまいよ。
 幸い、当面の間は傷の治療を優先せざるを得ないはずじゃ。
 隙を見てアスピルを仕掛けるか、あるいは――」

急にギードが言葉を濁した。
なんだろ? と首を傾げる暇もなく、しわくちゃの瞼の奥に隠された瞳があたしを見据える。

「……すまんのう。
 実は、お主に伝えておらなんだことがある」
「えっ?」

なになに、急に?! と思ったけれど、答えはすぐに思い至った。
省27
447: テバナシクリティカル 3/9 05/31(金)22:29 ID:DAsfMRUTR(3/9) AAS
「……リュックよ、混乱するのはわかる。
 じゃからワシもあの場では言わんかったんじゃ。
 どさくさに紛れてケフカが余計な事を吹き込みかねんかったしの」
「あ、え、い、う〜……え〜……?」
「そもそもワシが話したのはサイファーの推測じゃ。
 もちろん地下で会った時はお互いにライブラで確認しておるから、本人じゃったのは間違いない」

あ、そ、そっか。
ロックが言ってた通り、サイファーがニセモノって可能性も……って、だからそれもないの!?

「正直、ワシはジェノバなる存在については何もわからぬ。
 恐らくアーヴァインと一緒にいたお主らの方が詳しいじゃろうし、そのお主と一緒にいたアーヴァインが本当に偽物だという証拠もない。
省29
448: テバナシクリティカル 4/9 05/31(金)22:30 ID:DAsfMRUTR(4/9) AAS
狂暴な分身や邪悪な偽物だったら、とっくの昔にあたしを殺しにかかってるはずだ。
何せアーヴァインが二人いるなんて想定するわけないし、全然警戒してなかったもん。
めちゃくちゃ無防備だったのにこうして無事でいるって時点で、あたしと一緒にいたアーヴァインが偽物って説にはあんまり賛成できない。
仮に本人じゃなかったとしても……――

「そりゃー急に鱗生えてたし、腕とかドラゴンみたいになってたから、あっちが分身かもって疑う気持ちはわかるよ!
 でも、あのアーヴァインが悪い奴だとは思えないんだってば!
 あんなに苦しんで悲しんで、それでも必死に頑張ろうとするの、どっからどう見てもアーヴァインだったし!」

思い出を懐かしんで泣いてた姿も、みんなを助けるためにどうしたらいいのか一生懸命考えてた姿も、偽物だったとは思えない。
あたしと一緒にいたのが本物だった。そう考えるのが一番しっくり来ちゃうんだよ。
だけどサイファーやギードが言ってる事も間違ってるとは断言できないワケで、だから、両方成立する答えは……
省27
449: テバナシクリティカル 5/9 05/31(金)22:33 ID:DAsfMRUTR(5/9) AAS
「えーとえーと、ロックがおまぬけで、本物サイファーを偽物だって思いこんじゃった……とか?」
「アーヒャッヒャッヒャ!
 そりゃーアイツはマヌケでドンカン、おまけにカッコつけのドロボー野郎ですからねえ!
 ブッチャケ有り得ちゃーう! と私も思いますですことよ?」

……いつの間にお風呂から出てきたのか、めちゃくちゃ不愉快な茶々が飛んできた。
あたし達はげんなりしながら振り向き――そして固まる。
ギードに至っては机からずり落ちる。

「ん? どおしました?
 ワタクシの次世代級高画質ハイクオリティサラサラヘアーとツルピカお肌に見惚れちゃいましたか?
 まあケフカ様が神でふつくしさの化身であることは世界の真理なので致し方ないですねェ、君たちにこの破壊的美貌を目に焼き付ける権利を――」
省27
450: テバナシクリティカル 6/9 05/31(金)22:34 ID:DAsfMRUTR(6/9) AAS
「……ぐううう。チクチクチクショーー!!
 本気のぼくちんはもっともっとしゅごいのにーーー!!
 これもそれもあれもゼーンブ気の利かないケバケバババアが悪いんだーーー!!」

地団太を踏んでひとしきり騒ぎはしたけれど、ケフカは思ってたよりあっさりと脱衣所へ引き返した。
そして何故かドッタンガッチャン大きな音を立てまくり、数分ほどして戻ってくる。

「ハァ〜これでいいんデショ?
 無個性の塊みたいな制服をぼくちんに押し付けるなんて神権無視もいいところなんだよなー。
 あーつまらんツマラン」

めちゃくちゃグチグチ言ってるけど、とりあえず。

「……それどう見ても女の子用の制服だよね?」
省27
451: テバナシクリティカル 7/9 05/31(金)22:35 ID:DAsfMRUTR(7/9) AAS
「ああもう、どーしよー!」

髪の毛ぐしゃぐしゃにかきむしっても良い考えが浮かんでこない。
そんなあたしを気遣ってくれたのか、ギードが身体を乗り出して肩をポンポンと叩いてくれた。

「お主に悪気がないのは皆わかっておるよ。
 それよりも今後のことを考えねば。
 ワシとしては事の真偽がどうあれ、ジェノバを取り押さえるか、それが出来なければセージを保護するべきだと思うておるが――……
 改めて尋ねるが、お主はワシらについてくるか? それともアーヴァインを探しに行くかの?」

……悩ましい気持ちはある。
でも、こうやって諭してくれるギードも、現在進行形でギャーギャーうるさく騒いで茶々入れまくってるケフカも、あんまり放っておけない。
特にケフカ。ギードに何かあったら絶対良からぬことを企むでしょコイツ。
省22
452: テバナシクリティカル 8/9 05/31(金)22:36 ID:DAsfMRUTR(8/9) AAS
あ、そっか。
セージ一人で逃げちゃったからロックが追いかけてたんだろうけど、じゃあバッツとラムザは何やってんの? ってなるもんね。
普通に考えたら体張って戦ってるか、騙されたフリして引き留めてるか――……じゃなかったら、

「あー、確かにギード氏の意見も一理あるような気がしなくもないですが……
 それだったらちょ〜〜っと静かすぎません?
 マジでロックが度を超えたポンコツ説あるとみましたねコレは」

ケフカの意見に賛成したくないんだけど、そうだよね。
サイファーが本物で丸く収まっちゃってる可能性、なくもないよね?
もちろんあたしとしては、本物サイファーに会えるなら色々話をしたいし聞いときたいけど……

「それでもサイファーが偽物なのか本物なのか確定する利はあるじゃろう。
省19
453: テバナシクリティカル 9/9 05/31(金)22:38 ID:DAsfMRUTR(9/9) AAS
【リュック (パラディン HP:9/10)
 所持品:メタルキングの剣、ロトの盾、クリスタルの小手、ドレスフィア(パラディン)、
     マジカルスカート 、ドライバー×4、未完成のドライバー×1、ロトの剣、保存食とお菓子
 第一行動方針:ケフカの監視を手伝いつつ仲間と合流する
 第ニ行動方針:セージを保護する/ジェノバに関する情報の真偽を見定め、場合によってはジェノバインを保護する
 第三行動方針:皆の首輪を解除する
 最終行動方針:アルティミシアを倒す
備考:パラディンのドレス着用時のみ闇化耐性があります】

【ギード(HP1/2、MP:1/5)
 所持品:首輪、アラームピアス(E、対人)、りゅうのうろこ(E)、ジ・アベンジャー(爪)、スタングレネード、ねこの手ラケット、
省14
454: 06/01(土)23:11 ID:tpL5aP90J(1) AAS
投下乙です!

引き続きサービスタイム!
ケフカの裸描写に1レスがっつり使うの、スキですねえ。
三闘神スタイルのケフカは結構いいカラダしてた気がするけど、魔導士スタイルだとどうなんだろう。
元軍人なのだから最低限引き締まってはいるのか?
ところでテバナシクリティカルの意味って、ケフカが手を離したらクリティカルなところが出るよって意味じゃないですよね?

一応男女差あんまりないタークスの女物のスーツ着てるアルガスよりヤバい恰好してそうだよなあ。
スカート履いてたらひどいけど、そうでなくても胸元のリボンも結構やばいw
まあただケフカの魔改造制服、たぶん元と変わらないくらいの派手な服なのでしょう。

リュックの情がジェノバにうつってしまっている。
省10
455: 06/03(月)00:58 ID:jBVmr/++D(1) AAS
投下乙です
ロックとサイファーは参加者まとめる側で動いてるのにその片方に化けてもう片方を偽物呼ばわりするだけで混乱巻き起こるなぁ…
衣装変更キャラ多いしジェノバの再変身の可能性も考えると合流までに混乱しそうだし下手に情報共有できないのに夢の世界行かないとって大変だこれ
1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.371s*