ポーランド語からフィンランド語に専攻変えた結果w [無断転載禁止]©2ch.net (51レス)
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42: ボケ老人 (オイコラミネオ MM4f-gD8T) 2020/12/13(日)12:27 ID:cRZlIN7JM(1/6) AAS
Let us die young or let us live forever
We don't have the power but we never say never

毎年この時期になると、徒然なるままに何かしら書き連ねたくなるのはどういう訳だろうか?
英語で summing up my life とか言うとカッコ良く響くかも知れぬが、でも別に終活してるつもりはない!

しかしながら若さというものは、時間が経ってからやっとその貴さに気付くが、でもその時は時すでに遅し、
あとで振り返ってみると、あの頃が懐かしい、もっとああしておけばとか色々考えてしまう

Youth is like diamonds in the sun, and diamonds are forever
43: ボケ老人 (オイコラミネオ MM4f-gD8T) 2020/12/13(日)12:33 ID:cRZlIN7JM(2/6) AAS
吾人はこのスレ主ではないが、スレタイにある2つの言語を学んでいる
単に学んだというだけではなく、これまで数十の言語をかじってきて、基本的に語学は独学でというモットーを貫いてきているのに、
この2言語はネイティブスピーカーの方について色々と手解きしてもらった過去のある、吾人にとっては特別な言語でもある
しかも、どちらも20歳になる前からネイティブの方に習っていたという、曰く付きの(?)言語なのである
ハタチ前からネイティブの方について、フィンランド語とポーランド語を学んでいたという日本人は、さすがにそうそう沢山はいるまい

吾人に手解きをして下さったのは、どちらの言語の方も、日本語に堪能で聡明で優しく、かつ美人の女性ネイティブスピーカーであり、
吾人は相当運が良かったと今でも思ふ
吾人の求めに応じて、俗語表現やらご自身のことやら何でも流暢な日本語で説明して頂き、又本を頂戴したり外出にお誘い頂いたりもした

さてその結果だが、語学力的に言えば、圧倒的にポーランド語の方が上である
ポーランドには何回も行き、基本的にポーランドではポーランド語以外話した記憶は無い
省8
44: ボケ老人 (オイコラミネオ MM4f-gD8T) 2020/12/13(日)12:33 ID:cRZlIN7JM(3/6) AAS
日本語以外で、英語ですらどう言えばいいかちょっと考えこんでしまいそうなことなのに、
フィンランド語だとすぐ言える表現に「オシッコが漏れそう」というのがあるw
それは pissa tulee housuun と言えばいい
pissa「オシッコ」が housu「スボン」の中へ来てる!というのが直訳である
pissa は英語 piss と同じく擬態語起源だろうし、housu はドイツ語既習の吾人にはすぐ意味が分かった(独: Hose「ズボン」)

因みにズボンのことはフィンランド語では通常 housut と複数形にし、この辺りの事情は英語 trousers と似ている
ところが上の言い回しでは *pissa tulee housuihin と複数形では言わない
そういえば、ドイツ語 Hose も複数形 Hosen とはせずに単数形のままのことも多い

吾人は当時物販の仕事をしていたから、店にきた客に「いらっしゃいませ、いかが致しますか?(何になさいますか?)」と
フィンランド語で言う場合の表現も尋ねたことがあり、勿論今も直ぐに言える
省7
45: ボケ老人 (オイコラミネオ MM4f-gD8T) 2020/12/13(日)12:43 ID:cRZlIN7JM(4/6) AAS
両言語の受動態についても一言駄文を付け加えたく候

フィンランド語にもポーランド語にも受動態がある。
受動態の説明をする場合、英語の this book was read by Paul のような文章を大体取り上げることが多い
このような文は一応ポーランド語には直訳できる:ta książka została przeczytana przez Pawła
ただ、ポーランド語に限らずスラブ語では全般的に、こういう受動構文は好まれないので、
能動態で表現することがほとんどである:tę książkę przeczytał Paweł の如し

ところがフィンランド語では受動態という文法範疇は存在するものの、この種の受動構文は一切不可である
なぜなら、芬語受動態には人称変化が無いので、主語の人称に応じた動詞形を選ぶということができない
koulussa luetaan usein tämä kirja「学校でこの本はしばしば読まれる」みたいな使い方しかできないのだ

実用フィンランド語の習得を目指す人が悩まされるのは、口語フィンランド語と文章語との乖離であるが、
省6
46: ボケ老人 (オイコラミネオ MM4f-gD8T) 2020/12/13(日)12:44 ID:cRZlIN7JM(5/6) AAS
日本語で「行かれる」というような形式上の受身文を作ると、それは行くことが可能という意味になることが殆どである
「バス停で降りて、その場所までは歩いて行かれますか?(行けますか?)」とか言う日本人は多い筈である
とすると、先のMennäänkö?もそんな風に日本語的な感覚で解釈して、
「(もう)行かれますかね?→そろそろ行きませんか?」というお誘いの意味なら、とてもしっくりくる表現なのだ

こんなこと考えていて、吾人の脳ミソにビビビッと浮かんできたのが、又件のドイツ語である:
hier wird gut getanzt「ここでは楽しく踊れるよ」
ここのドイツ語 tanzen「踊る」は自動詞であるにもかかわらず、非人称受動態で使われており、「(一般に)踊ることができる」という意味になる
何だ、ドイツ語ってガチガチの印欧語とか言いながら、似たようなことやってんじゃんかよ!

Kiva tyttö, tanssitaanko (kylvyssä) yhdessä?「お嬢さん、一緒に踊りませんか? 」
※注意!()内の語を実際に言うとぶん殴られますのでお気を付けあそばせw
47: ボケ老人 (オイコラミネオ MM4f-gD8T) 2020/12/13(日)12:50 ID:cRZlIN7JM(6/6) AAS
英語の受動構文の異質なところは、they told me that → I was told that「私はそう言われた」というような構文が可能なとこだろう
この場合、能動構文中の me は与格だが、本来受身文は直接目的語を主語にするのが基本である
しかしながら、英語はこのように間接目的語を主語にして受身文をこしらえることを許容し、結果、直接目的語はそのまま残ることになる

ポーランド語は直接受身文すら好まないのに、こんな構文なんかできるわけないと最初は思ったが、実はさにあらず、間接受身ではないが同じようなニュアンスの文章を簡単に作ることができる:
powiedziano mi to

powiedziano は動詞 powiedzieć「言う(完了体)」の受動過去分詞単数中性形である
能動態を好むのなら、素直に powiedzieli mi to と過去形を使って言えばいいのにと思ったが、先の構文の方が遥かによく使われる
powiedziano は能動態ではないのにもかかわらず、目的語(何を言ったか)は対格に置かれる

フィンランド語口語(俗語)でも sanoa「言う」の受動態過去形 sanotiin を使って、mulle sanotiin, että mä oon vähä pimee とか言うんだよなぁ
mulle =フィンランド標準語 minulle
省3
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