[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part9 (1002レス)
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146: 連載 [sage saga] 2013/03/10(日)16:04 ID:j8R5+wwy0(1/9) AAS
満月の夜
波の音だけが響き渡る人気のない埠頭に、黒尽くめの集団が現れた
彼等は寂れた倉庫へと足を踏み入れると、そこにはまた黒尽くめの男が一人、立っていた
集団の主要人物らしい男女が自らのフードを取り、前に出て男に歩み寄った
男はそれを確認すると、深々と御辞儀をして彼等を歓迎した

「「亞楼覇」の皆様ですね? お待ちしておりました」
「貴方が“売人”ね?」
「然様に御座います。真に失礼ながら、名前は伏せさせて頂きます」
「構わん。例のブツは何処だ?」
「無論、御用意させて頂いております。こちらに」
省51
147: 連載 [sage saga] 2013/03/10(日)16:05 ID:j8R5+wwy0(2/9) AAS
「面倒だ……纏めて消えろ」

さらに動きだそうとする「グール」の群れの足元の影が、ゆらりと蠢いた
小さく波打つ影の表面は、徐々に、徐々に大きくなり、激しさを増す
「グール」達は思わず、その場で立ち止まってしまった

「『欠片蝙蝠-災厄箱(パンドラ・ボックス)』」

ぶわっ!!と「グール」の足元から大量の蝙蝠の刃が溢れ出す
逃げようにも、ここは影の中
影から際限なく溢れる刃から、逃れる事は出来ない
あっという間に、「グール」達は血塗れになり、次々と倒れ伏した
その場に立っていたのは少年と、生須と沢のみとなった
省52
148: 連載 [sage saga] 2013/03/10(日)16:06 ID:j8R5+wwy0(3/9) AAS
「それは生存フラグだ」

再び響く甲高い音
次に上がったのは、沢の驚いた声だった

「えへへ、残念でした♪」

驚くのも無理はない
沢の目の前に突然青い髪の少女が現れ、先端に大きなリング状の装飾のある長い杖で炎の刃を防いでいたのだ
そのまま少女は刃を弾き、沢はよろめきながら後退した

「なっ……一体何処から!?」
「ご主人様の後ろを奪おうなんてそうは問屋が卸しませんよ!」
「かなり意味が違って聞こえるぞ」
省51
149: 連載 [sage saga] 2013/03/10(日)16:07 ID:j8R5+wwy0(4/9) AAS
テンポの速い童謡「シャボン玉」を、エンドレスで奏でる
すると、杖の穴から無数の小さなシャボン玉が、ぽぅ、ぽぅ、と膨らみ、拡散する
まるで音色に合わせて踊るかのように

《突破不能……》
「くっ、邪魔なペットと玩具ね!」
「だからペットじゃねぇっつってんだろ!?
 テメェこそ暑苦しい上に面倒な妖術使いやがって!」
「『エフェクター』の力で生まれ変わった「パイロキネシス」よ!
 この力さえあれば…貴方達だって焼き払えるわ!」
「残念でした、科学的に考えて無理です♪ 『リムーバブル』!」
省45
150: 連載 [sage saga] 2013/03/10(日)16:08 ID:j8R5+wwy0(5/9) AAS
彼には幾つもの名前があった

“黄金の甲冑”“黒い影”“青の奏者”“白い騎士”“赤き翼”“紫の閃光”“灰元帥”

“小さき死神”“モノクローム”“火と水の魔術師”“シグナルマン”“三刀流”

“クィンテット・コンダクター”“隻眼”“邪悪な英雄”“千人殺し”“化物”“ビッグ・ディッパー”
省7
151: 夢幻泡影Re: † 序章 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/03/10(日)16:12 ID:j8R5+wwy0(6/9) AAS
御目汚し失礼
あの生意気坊主が早くも帰って参りましたよっと
タイトルも一新、しかしその弱さは健在
裂邪とその“家族”達の新たな物語のスタートで御座います

一部失笑を買うようなネタがあるけどそこは気にしない
153: 夢幻泡影Re: † 序章 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/03/10(日)21:38 ID:j8R5+wwy0(7/9) AAS
休憩期間1ヶ月というかなり早めの御帰宅でした
てか避難所のエロを含めたら実質殆ど休んでないという
何の為の最終回だったんだ(
155: 夢幻泡影Re: † 後日本部にて ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/03/10(日)23:05 ID:j8R5+wwy0(8/9) AAS
「やぁ〜りぃ〜すぅ〜ぎぃ〜でぇ〜すぅ〜のぉ〜お!!!」

「組織」本部R-No.上位室にて
赤く長い髪を振り乱しながら、少女は深紅のスパークが走る両手を机に叩きつけながら怒鳴った
彼女――R-No.0ローゼ・ラインハルトの怒りの矛先は、目の前で冷静に立っている少年――黄昏 裂邪だった

「……死人は出していない」
「例えそうであったとしても!
 ワタクシが指示したのは“拘束”であって“殲滅”ではありませんでしたわ!
 それに「亞楼覇」のリーダー生須 蹄、他部下多数は失血死寸前、紅一点の沢 禰香は酸素欠乏!
 もう少し遅ければ殺人になり兼ねませんでしたわ!
 沢 禰香は手口からして恐らくミナワさん……
省34
156: シャ ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2013/03/10(日)23:07 ID:j8R5+wwy0(9/9) AAS
やることなくてつまんねーから酒に任せて書いてみるテスト
β-No.0が死に際に放った言葉が着々と進行していってる感じ、かな
思い出したけど裂邪×ローゼの内容ってまだ書いてなかったんだっけ?

とりあえず友人と飯食ってくる
え? 酒飲んでるんじゃないのかって? 気にしたら負けだ
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