[過去ログ] ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ3 (1002レス)
上下前次1-新
抽出解除 レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
316(1): 2023/04/23(日)10:10 ID:xRz9gQiq(5/11) AAS
>>315
つづき
僕が学部学生の頃、数学専攻の大学院に進学することは困難な厳冬の時代であった。100名以上が受験し合格者は4、5名などという凄まじい状況のときもあった。数学科の4年生(昭和54年)の9月、名大院の数学専攻を受験したが不合格。翌年再挑戦するも惨敗。僕の数学者への夢は儚くも消えた。しばらくは呆然としながら、山崎豊子の「白い巨塔」を読み耽った。野望に燃える財前五郎(「白い巨塔」の主人公の外科医)の姿は、挫折感に浸る僕を魅了した。昭和56年3月、名古屋大学理学部数学科卒業。
縁あって、昭和60年4月、名古屋大学理学部助手に採用され、昭和62年12月、理学博士。昭和63年8月から平成元年7月、マサチューセッツ工科大学客員研究員。平成2年10月、北海道大学理学部講師。平成3年10月、北海道大学理学部助教授。平成5年7月から11月、シドニー大学客員助教授。札幌に4年6ヶ月滞在した後、平成7年4月、大阪大学理学部教授に着任し、平成8年4月、大阪大学大学院理学研究科教授。平成14年4月、大阪大学大学院情報科学研究科教授。令和4年3月、大阪大学定年退職、大阪大学名誉教授。専門は、計算可換代数と組合せ論。 平成30年度日本数学会代数学賞受賞。国際雑誌 Journal of Pure and Applied Algebra 編集委員。
(日本数学会 2023 年度「年会」アブストラクト集に掲載されたプロフィール)1981 年夏、修士1年で参加した京大数理研の研究集会で Melvin Hochster の講演を聞いたことが凸多面体を研究するきっかけでした。Hochster の講演では、八面体と立方体の板書以外細かいことは何も分からなかったのですが、講演の迫力と興味深い内容に圧倒された記憶があります。数ヶ月後、可換代数により凸多面体の未解決問題を解いていた Richard Stanley の論文を読んだ時の感銘は、今でも鮮明に覚えています。1980 年代の可換代数と組合せ論の融合領域の黎明期に数学の研究を始め、1990 年代前半は凸多面体の格子点の数え上げ理論の礎を築きました。北大から阪大に赴任した 1995 年以降、Jurgen Herzog との共同研究によりスクエアフリー単項式イデアルの理論を発展させるとともに、凸多面体とグレブナー基底の研究に従事しました。
つづく
317(1): 2023/04/23(日)10:10 ID:xRz9gQiq(6/11) AAS
>>316
つづき
2008 年から約5年に渡り、JST CREST グレブナー基底プロジェクトの研究代表者、2014 年からは基盤研究(S)の研究代表者を務め、多数の外国人研究者を招き、4回の国際会議を主催できたことは貴重な財産となっています。
外部リンク:ja.wikipedia.org
日比孝之(ひび たかゆき、1956年12月15日- )は、日本の数学者。専門は計算可換代数と組合せ数学。学位は、理学博士(名古屋大学・1987年)。大阪大学名誉教授。代数学賞受賞。
略歴
愛知県名古屋市生まれ。1975年名古屋市立向陽高等学校卒業。1981年名古屋大学理学部数学科卒業、1983年広島大学大学院修士課程修了、1985年広島大学大学院博士課程退学。理学博士(名古屋大学・1987年)。
省5
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.042s