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純粋・応用数学(含むガロア理論)3 (1002レス)
純粋・応用数学(含むガロア理論)3 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1595166668/
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319: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2020/08/16(日) 07:53:53 ID:0IMtsn2Y >>251 補足 (>>214-215より、引用開始) 群・環・体 この文脈で 「零因子」と、「逆元を持つ」は密接な関係があります (おサルが)「逆元が存在するかどうかを論じてる たまたまそれが零因子でないという性質と同値である だから関係大ありだとほざきたいらしいが・・・」(>>178) なんて、”たまたま”でないことは、ちょっと群・環・体(蟹江など)を読めば、すぐ分かること(^^; 抽象代数学に、無知ってことですねWWWWW(^^; 知る人ぞ知る 常識と言えば、常識かもね wwwww(^^; (引用終り) <さて、もう一度纏める> 1)下記零因子の定義より、aが左零因子で(a≠0で) ax=0 となる x≠0 が存在するとして もし、aが左逆元 a^-1L を有し、(a^-1L)(a)=I(単位元)となれば、左から(a^-1L)を ax=0に掛けて x=0が得られ、x≠0に矛盾する。よって、「aが左零因子」と「aが左逆元 a^-1L を有す」は、両立しない (同様、「aが右零因子」と「aが右逆元 a^-1R を有す」は、両立しない) 2)さて、積演算が可換な場合は、左右の区別がなく、「aが零因子」と「aが左逆元 a^-1L 又は右逆元 a^-1R を有す」は、(左右どちらも)両立しない 3)さらに、群では、逆元には左右の区別がないので(逆元は左右どちらも同じ)、従って、aの逆元の存在と、「aが左零因子」又は「aが右零因子」とは、(左右どちらも)両立しない(>>312-313) 4)モノイドや、マグマになると、群とは異なる現象がおきる(下記松本、花木) 5)正方行列の場合も、3)同様である。それらは、行列や行列式の理論から、諸結果を導くことも可能だが、多くの部分は抽象代数学の一般的な群、環、体の理論から導くことも可能である(>>281) 6)なお、下記「非可換整域 wikipedia」の”群環と零因子問題(カプランスキーの零因子予想)”というのがあって、「様々な特定の群のクラスについては肯定的に解決されている」、「今のところ反例は知られていないが、問題は一般には未解決のままである(2017年現在)」です まあ結局、”「零因子」と、「逆元を持つ」とは、密接な関係がありま〜す”!! つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1595166668/319
320: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2020/08/16(日) 07:54:36 ID:0IMtsn2Y >>319 つづき (参考) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E5%9B%A0%E5%AD%90 零因子 (抜粋) 環 R の元 a は、ax=0 となる x≠0 が存在するとき、左零因子(英: left zero divisor)と呼ばれる[1]。 http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/TEACH/daisu-nyumon.pdf 代数系への入門 松本 眞 広島大 平成 25 年 8 月 26 日 P45 2.4 群 2.4.1 逆元と群 定義 2.4.1. (S, ・) を単位元 eS を持つマグマとする。(単位元はあれば一つであること、すなわち問題 2.12 に注意。) g ∈ S の(e に関する)左逆元 a とは、 a ・ g = eS を満たす a ∈ S のことをいう。 g ∈ S の右逆元 b とは、 g ・ b = eS を満たす b ∈ S のことをいう。 g の左逆元であって、かつ右逆元であるような元を g の逆元という。すなわち、 a ・ g = eS, g ・ a = eS となるような a のことである。 逆元を持つ元を可逆元という。 命題 2.4.2. (S, ・, eS) をモノイドとする。g に左逆元 a と右逆元 b が存在するならば、それら は一致する。特に、g の逆元は存在すれば唯一つ。これを g-1 で表す。 証明. a = a ・ eS = a ・ (g ・ b) = (a ・ g) ・ b = eS ・ b = b. よって左逆元と右逆元は、両方存在すれば一致する。 特に、逆元が二つあったとしよう。それらを a, b とすれば、a は左逆元でもあるし、b は右 逆元でもあるから、上の事実より一致せざるを得ない。 問題 2.20. モノイドの代わりに、条件を弱めて「単位元をもつマグマ」に対しても、逆元が 存在すれば唯一つであることが証明できるか? ヒント:実は、反例がたくさんあり、当然証明はできない。例えば (R, *) を x * y = x + y + x^2y^2 で定義するとこれはマグマであり、0 が単位元となっている。 x * y = 0 を二次方程式の解の公式を用いて解くと、逆元が二つ存在することがあることがわかる。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1595166668/320
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