[過去ログ] 魔法少女まどか☆マギカ〜After Ten Years of History〜【あれから10年】 (942レス)
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121 第4話「犯した罪 科せられた罰」 ◆7F2DwKbdfg [saga sage] 2012/12/31(月) 01:45:42.97 ID:oLUsm4a60(27/28)

【タツヤ】
「...え?」


一瞬、怖い人が出てきたのかと思ったが、声を聞く限り・・・そこにいるのは、どうやら女の人のようだった。

あれ?何か・・・俺の事知っているような口ぶりだったぞ。
それにこの声、どこかで聞いたことがあるような...。

俺は壁から恐る恐る玄関を覗き込み、声の主を確認する。


http://hp41.0zero.jp/data/800/tiger2/pri/34.JPG


【織莉子】
「いらっしゃい」

【織莉子】
「鹿目タツヤ君」


するとそこには、俺を出迎えてくれるように1人の若い女性が立っているのだった。

あ・・・この人、確か...。


329 第4話「犯した罪 科せられた罰」 ◆7F2DwKbdfg [saga] 2013/02/14(木) 01:38:14.20 ID:IuzVOyBp0(23/29)


―――・・・あるよ―――


・・・え?


―――貴方には、その力があるよ―――


なんだ・・・
誰かが、俺に話しかけてくる。


―――あの魔獣とは比べ物にならない程の力が―――

―――貴方の中には眠っているんだよ―――


この声を俺は聞いたことが、ある。

いつも、夢の中で・・・聞く・・・


―――だから、その力を解き放って―――


目を瞑ると、その声の主が目の前に立っているのが分かる。

その人物は―――真っ白な衣装に身を包んでいて・・・


―――さあ、手伝ってあげる―――


顔は見えないけれど―――その姿は、まるで天使のようで・・・

全てを・・・受け入れてしまいたくなる。


―――力を解放するんだよ―――


意識が、薄れていく・・・凄く、気持ちが良い。

ああ、なんだか・・・どんどん眠く・・・なって―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




http://hp41.0zero.jp/data/800/tiger2/pri/35.JPG



334 第4話「犯した罪 科せられた罰」 ◆7F2DwKbdfg [saga sage] 2013/02/14(木) 01:50:20.30 ID:IuzVOyBp0(28/29)


http://hp41.0zero.jp/data/800/tiger2/pri/36.JPG


【タツヤ】
「・・・」コォォォ・・


不思議なオーラを身に纏い、雰囲気の変わった―――


―――あの子が・・・立っていたのだから


675 第5話「強さはいつも心の中に」 ◆7F2DwKbdfg [saga sage] 2013/10/20(日) 01:23:20.02 ID:0/IjO0NO0(25/26)

【QB】
「…そして」

【QB】
「君の…魔法は…」


そんなタツヤに視線を送りながら…何か答を見出したかのように、キュゥべえが呟く。
彼を見上げる今のキュゥべえは…物事の核心に辿り着いたかのような…そんな表情をしていた。

キュゥべえの辿り着いた答が…真実が、何を意味しているのか…
それは、今は誰も分らない―――


http://hp41.0zero.jp/data/800/tiger2/pri/37.jpg


【魔獣】
「ア゛ア゛ア゛…ア゛ア゛ア゛ア゛…ア゛ア゛…」

【タツヤ】
「…かかってこい」


【タツヤ】
「…化物っ‼‼」


しかし、そんなキュゥべえや織莉子の事を知る由もなく
タツヤは剣を構え、魔獣に対峙する。

そして、目の前の化物に一心不乱に挑んでいくのであった。

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