[過去ログ] あずまんが大王のエロいのないんかねぇ -5- (877レス)
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(2): 249 03/08/29 21:23 ID:7QtbadIQ(1/18) AAS
さて、智ちゃんと男の純愛Hの話です。
男が出てくるのはイヤだ! という人は読みとばしても結構です。
名前欄がSSのタイトルで、本文の最後には

(おしまい)

という結びを入れますので、とばすことはできるでしょう。
さて、209さんの期待通りになっているかどうか。
260: 智と友 03/08/29 21:25 ID:7QtbadIQ(2/18) AAS
随分前のことになる。俺が智に告白したのは。
俺の勇気の全てを以って想いを告げたあの日、智はそれを受け入れてくれた。
嬉しかった。智が俺と同じ想いでいてくれたことが。
後でよみから聞いた話だが、智はよみにいろいろ恋の相談をしていたらしい。
智はよく高校生とは思えない振る舞いをし、周りに迷惑をかけるほど暴走するが、
その理由の半分は天然だが、もう半分は俺に見てもらうためだったという。
嬉しいじゃないか。俺は元気のあり余ってる明るい智を好きになったんだ。それが俺のためだって言うんだから。
智とつきあうようになってからわかったのだが、智は結構ウブだった。俺も同様で、最初は手を繋ぐことさえままなら
なかった。そんな俺達の間をよみが取り持ってくれた。わざわざ二人のデートの計画を練ってくれたこともあったな。
最初は『滝野さん』としか呼べなかったけど、今彼女のことを『智』と普通に呼べるのはよみのおかげに違いない。
省9
261: 智と友 03/08/29 21:25 ID:7QtbadIQ(3/18) AAS
「バカァ! よみのバカー! なんで死んじゃったんだよ〜!!」
葬儀の会場に智の声が響いた。その声には当然ながら涙が混じっていた。
智はなりふりかまわず涙を流し続けていた。その量はご両親のそれよりもはるかに上だっただろう。
だが、智が泣いていないなら、俺がああしたかもしれない……
俺はそんな智をただ見ているしかなかった。

大学進学から数ヶ月、死因は癌だった。
実はかなり前からかかっていたらしい。すでに末期で手をつけられない状態だった。
本人はわかっていたらしい。自分が長くないことが。
俺と智によくしてくれたのは、自分の死期を悟っていたからなのだろうか。
俺に向けた最期の言葉は、「とものこと、よろしく頼む」だった。よみは最期まで智のことを気にかけていたんだ。
省6
262: 智と友 03/08/29 21:26 ID:7QtbadIQ(4/18) AAS
その葬儀のあった日の夜、一人暮らしをしている俺の部屋に智がおしかけてきた。
「ねえ、私を抱いて……」
智は俺の胸に身体を預け、涙ながらにそう言った。
わざわざベッドのある部屋まで上がりこんできて、抱いてというのだから、その意味はわかる。
シャワーを浴びたばかりなのか、髪も湿り気があった。
悲しみをきっかけに、衝動的に相手を求めてしまうというのはドラマなんかでよく見かけることだ。
ならば、俺はそれに応えてあげるべきなのだろう。でも……
「ゴメン、智。それはできない」
キョトンとした顔の智を見つめたまま、俺は続ける。
「俺だってそんなふうに求めてくれるのは嬉しい。でも、それは俺にとっても智にとっても、初めてになるんだ。
省10
263: 智と友 03/08/29 21:26 ID:7QtbadIQ(5/18) AAS
それから数ヶ月、智は徐々に笑顔を取り戻していった。いつもの明るい智に戻っていった。
よかった。俺はそんな智が好きなんだから。
自惚れではなく、俺は智のそんな力になってやれたと思う。それが嬉しかった。

そんな生活の中で俺は智を愛しいと思うと同時に、そのカラダを欲しくなかったわけじゃない。
でも、断られたらって思うと行動に移せなかった。一度俺の方から拒絶してしまったことが尾を引いていた。
だから、智の誕生日に、智の部屋に泊まるという提案を、俺は快く受け入れた。
2人のパーティーは楽しく、しかし寂しかった。去年まで当たり前に祝ってくれたあの人が今はいない……。
無意味に酒が好きな智だが、今日は飲まなかった。酔いつぶれるわけにはいかないと考えているようで……
期待が膨らんできた。

俺は先にシャワーを浴びることにした。下衆な期待だと思いつつも、俺のオトコはいきり立っている。
省8
264: 智と友 03/08/29 21:27 ID:7QtbadIQ(6/18) AAS
――思わず智の裸体を眺めてしまう。頭のてっぺんから足の先まで。
こうして見ると、智はスタイルがいい。体に無駄な脂肪はなく、すらりと伸びた肢体も美しい。
肌もきれいで……胸は……智はコンプレックスを感じているようだが、これは人の好みだ。
大きさは普通程度だろうが、むしろ俺はこんな感じの掌で包めるような控えめな胸が好きだった。
全体として幼さを残し、それでもしっかり大人のカラダだった。
そして、智の表情はえらく切実だった。何かを決意したような……。
智は何も言わずに歩み寄ってきて、俺に抱きついてきた。
全身に直接智の肌と体温を感じ、それだけで恍惚の境地に達してしまいそうなほどの衝撃が走った。
智の両腕は俺の背中に回されている。俺たちはぴったりとくっついていて、
身長差のために俺のモノは智の下腹部あたりに押し付けられていた。
省16
265: 智と友 03/08/29 21:28 ID:7QtbadIQ(7/18) AAS
そして……その……智の中は気持ちよかった。うん、それは間違いない。
だが、智が俺と同じように感じてくれたかというと……これは甚だ疑問だった。
智の表情は始終苦痛に歪んでいたし、俺はそれをどうすることもできなかった。
シーツを赤く染めたことが純潔であることと一つになれたことの証だとわかっても、
俺はひどいことをしてしまったんじゃないかという思いが残った。

「なーに言ってんの、この智ちゃんに恥をかかせておきながら」
智にそれを話したらこんな答えが返って来た。まあ、その通りなんだけどさ……。
まともに慰めてくれないのが智らしいかな。
初体験がうまくいったとは思えない。でも、そこで関係が終わってしまうわけじゃないんだから、
またこれからがんばればいい。俺たちはそういう関係だし、智はそれを俺に許してくれている。
266: 智と友 03/08/29 21:28 ID:7QtbadIQ(8/18) AAS
その初体験からも回数を重ね、段々とそっちの生活の方も充実したものになってきた。
それはともかくとして、今日は智が夕食を作ってやるからうちに来いと言った。
いやらしいことだが、智がうちに来いというのだから、期待も膨らむ。まあ、今まで例外はなかったのだが。
と言っても、智とはエッチだけの関係ではない。互いのことをよくわかっている友達だし、
これから先もずっと一緒にいたいと思っている最愛の人だ。
そんなわけで、智が作った料理はちゃんと食べてやらなきゃいけない。例えどんな味でも。
……そう、智の料理は……いや、女の子が料理を作ってくれるのだから、男としては嬉しい。
だから、俺はそれにちゃんと応えてあげなければならない。そのために腹を空かしてやってきた。
俺が部屋のドアを開けると、カレーの香りが漂ってきた。
「いいよー 上がってきてー」
省13
267: 智と友 03/08/29 21:29 ID:7QtbadIQ(9/18) AAS
カレーが皿に盛り付けられ、美味しそうな香りが部屋に漂う。いくら智でもカレーをそんなに不味くは作れないだろう。
「いただきまーす」
二人で声を合わせ、スプーンを手にとった。もちろん、智は普通の服に着替えている。
智はかわいい笑顔でこっちを見つめ、俺が食べ始めるのを待っている。……なんか、こういうのって幸せだな。
俺はスプーン一杯分のご飯とカレーを口に入れる。そして……
「!!」
な、なんだこれは! 激辛じゃないか! 水を飲もうとしたが、考えてみたら水は用意していなかった。
あわててキッチンまで走って、水を飲む。水を用意しなかったことも計算のうちだったのか。
「とーもー」
智の料理は何かの調味料の味が効き過ぎていることが多い。だが、カレーを作って辛すぎにするには
省13
268: 智と友 03/08/29 21:29 ID:7QtbadIQ(10/18) AAS
食事が終わってから何時間かくつろぎ、床に座りながら二人でテレビをみていると、
座った姿勢のまま智が俺に抱きついてきた。
「ねえ、もうそろそろ……いいでしょ」
いつも智の方からしおらしい態度で求めてきて、俺が応じるという形になっている。
智の顔はすでに真っ赤だ。多分俺も。
智は瞳を潤ませて甘えるように俺を求めてくる。それもいつものことだった。
そして俺はまず、キスでそれに応じる。それもいつものことだった。
智と口内に舌を這わせ、智の舌と絡ませる。あれから口は何度もゆすいだが、
カレーの刺激的な味が少しだけ蘇る。それはいつものことではなかった。
それとは全く違う刺激、俺と智を快楽へと押しやるための第一歩となる刺激も同時にやってきた。
269: 智と友 03/08/29 21:30 ID:7QtbadIQ(11/18) AAS
一旦キスをやめ、智をベッドへと導く。そこで二人とも服を脱いだ。そのための数十秒すらもどかしい。
智は俺を待ちわびてベッドに横たわった。俺は全裸の智を少し眺めると、それに覆い被さって、再び唇を重ねた。
智を全身に感じながらのキスは射精感とはまた違った恍惚を俺に与える。
唇を離すと、唾液が少しの時間だけ俺と智を繋いだ。
俺は智の上からどき、彼女の横に一緒に横たわると、指と掌で、智の身体のラインをなぞった。
肩、胸、わき腹、下腹部、ふともも、そして内股。俺がなぞった曲線はどれも女性の美を意識させ、気分が高揚した。
智は息をわずかに荒くしてその様子を見守っていた。そろそろ始めよう。
俺は手で智の胸を優しく包んだ。次第にその力を強くして、揉みしだいていく。
今度は身体をずらし、乳首を口に含み、舌で刺激する。眼前に胸があることで、その小ぶりな乳房の美しさを実感する。
「ひゃっ!」
省8
270: 智と友 03/08/29 21:31 ID:7QtbadIQ(12/18) AAS
「あ…………ん…………」
智は俺が与えた刺激に、恥ずかしそうに身をよじらせる。
しかし、この体勢から逃れられるわけではない。俺は割れ目にちょっとだけ、指を入れた。
そこには充分な湿り気が感じられた。少しづつ深く指を挿入してゆくと、智の反応がさらに大きいものになった。
俺は智の中で慎重に指を出し入れした。それと同時に今までやめていた口による乳首への刺激を再開する。
「ああっ、ああ、あぁん…」
次第に指の速度を上げていく。
「あっ、あっ、んーーーーーーっ!」
指への締め付けが強くなった。軽くイッたらしい。
俺は少し智を安静にした。
省3
271: 智と友 03/08/29 21:31 ID:7QtbadIQ(13/18) AAS
「……入れるよ」
「……うん」
俺は智の脚の間に入り、自分のオトコを智のオンナに当てがって、少しづつ進入した。
「んんっ……」
挿入された俺は、智に包まれる。充分濡れている中は、俺を迎え入れた。
そこは温かく、柔らかく、優しかった。いつまでいても飽きない、何度でも来たくなる場所。
今もここにいる。それが俺と智が愛し合っていることの証。
俺はぐいっと根本まで挿入した。全体が熱い場所に包まれる。
もう智以外のことは考えられない。俺は智に快感を与えながらも、心は智に支配されていた。
そこから俺はゆっくりと、そして、段々と速度を上げて、出し入れを繰り返した。
省3
272: 智と友 03/08/29 21:32 ID:7QtbadIQ(14/18) AAS
繰り返していくうちに、俺も智も性感が高まってゆく。
そして、繋がっている部分だけでは飽き足らず、全身で智を欲しがっていた。
繋がった体勢のまま倒れこんで、俺は智に覆い被さる。全身に智という女の身体の柔らかさと体温を感じる。
荒い呼吸と喘ぎ声を繰り返す智の口を、俺の唇で塞いだ。
「ん、んん、んふうん」
智は苦しそうに鼻で息をした。息が乱れて苦しいのは俺も同じだったが。
それでも口内で舌を絡め、互いを味わう。口が塞がれているために鼻で呼吸することになり、
智の香りが俺の鼻腔を刺激した。今感じている興奮とは対照的な、安らぎを感じさせる匂いだった。
その間も腰の前後運動は忘れない。身体を密着させているため、ピストン運動は自然と小刻みなものになった。

「智……好きだよ」
省12
273: 智と友 03/08/29 21:33 ID:7QtbadIQ(15/18) AAS
全身の力が抜けるような快感が俺を襲う。
俺たちはしばらく繋がったまま、行為の余韻に浸っていた。離れてしまうのがもったいなかった。

行為の後始末をしたあと、汗だくになったのでシャワーを浴びて、二人で一緒に寝た。
シングルベッドに二人寝るというのは狭かったが、それが嬉しかった。
智は眠ってしまっている。子供のようにかわいらしい寝顔だった。
もう大人のはずなのに、あどけなさを残していて……とてもいとおしい。
俺は智の小さな体を抱きしめながら、先ほどの食事――カレーのことを思い出し、ちょっと切なくなった。
激辛が好きな俺たちの親友のことを思い出したからだ。
『とも、幸せにな』。それがよみの最期の言葉だった。
再び智の寝顔を見る。俺は幸せだ。そして、きっと智も。
省3
274: 智と友 03/08/29 21:33 ID:7QtbadIQ(16/18) AAS
それから1ヵ月後のある日、デートをしようと街で待ち合わせていると、
遅れてやってきた智が深刻な顔をして言ってきた。
「ねえ、私、来ないの」
「来ないって……何が?」
「あの日」
………………え!?
「え、マジ!? でも、安全日だっていってたじゃないか! ちゃんと計算してなかったのか!?
 いや、もちろん俺にも責任はある。何も考えてないわけじゃないぞ。そうだ、ご両親に挨拶しなきゃ!
 いきなりで許してもらえるかな。いや、何が何でも納得させてみせる!俺と智のことを認めさせるよ。
 まだ学生で経済状況も辛いけど、俺がんばるからさ……」
省9
275: 智と友 03/08/29 21:34 ID:7QtbadIQ(17/18) AAS
「こらー! 待てー!」
俺も走って智を追いかける。
「キャー! 助けてー 襲われるー!」
「こら! 天下の往来で何いってんだ!」
俺と智は、街中で追いかけっこを始めた。まったく、冗談にも程がある。
……でもな、智。さっきの俺の言葉は嘘じゃないからな。ちゃんと結婚に相応しい身分になってからの方が
いいだろうけど、結局は早いか遅いかの違いだ。俺は智とずっと一緒にいたい。おまえもそうだよな。
「ちょっと、なんでにやついてるの!?」
智が俺を振り返って言った。
「捕まってくれたら教えてやるよ」
省7
276
(1): あとがき 03/08/29 21:36 ID:7QtbadIQ(18/18) AAS
企画段階では、智ちゃんと主人公にこんなやりとりを
させようと思っていました。

「ねえ、私、子供ができちゃった」

「な……安全日だって言ってただろ」

「あれうそ」

「そんな あっさり」
省1
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