[過去ログ] 純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)11 (1002レス)
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908: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:27 ID:HDZ6pZhB(46/57) AAS
ガウスは次のような言葉を残している。
「数学は科学の女王であり、数論は数学の女王である」
909: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:28 ID:HDZ6pZhB(47/57) AAS
整数論は、永らく実用性は無いと言われてきたが、
近年暗号(RSA,楕円曲線暗号)や符号により
計算機上での応用が発達しつつある。
910: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:31 ID:HDZ6pZhB(48/57) AAS
ということで、
代数的整数論ならガロア理論使うし文句ないだろ
目標は類体論の理解ってことで
とかいうと、他の人が
「俺は解析的整数論やりたい」
とかいいだすんだよな
まあ、当人は、そういうだけで実は全然詳しくないんだけど・・・
911: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:33 ID:HDZ6pZhB(49/57) AAS
歴史
古代ギリシア
数論はヘレニズム後期(紀元3世紀)のギリシア人数学者らに最も好まれた研究対象で、
エジプトのアレクサンドリアで活動したアレクサンドリアのディオファントスは、
自らの名が(後に)冠されたディオファントス方程式の
様々な特殊ケースを研究したことで知られている。
ディオファントスはまた、線型不定方程式の整数解を求める方法について考察した。
線型不定方程式とは、解の単一の離散集合を得るには情報が不足している方程式を指す。
例えば、x+y=5 という方程式は、x と y が整数だとしても解が無数に存在する。
ディオファントスは多くの不定方程式について、
省2
912: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:37 ID:HDZ6pZhB(50/57) AAS
インド
中世インドでも数学者らはディオファントス方程式を深く研究しており、
線形ディオファントス方程式の整数解を求める体系的手法を初めて定式化した。
アリヤバータは著作『アーリヤバティーヤ』(499年)の中で
線型ディオファントス方程式 ay+bx=c の整数解の求め方を初めて明確に記している。
これを「クッタカ法」と呼び、ディオファントス方程式の解を連分数を使って表すもので、
アリヤバータの純粋数学における最大の貢献とされている。
アリヤバータはこの技法を応用し、重要な天文学上の問題に対応する
連立線型ディオファントス方程式の整数解を求めるのに使った。
彼はまた不定線型方程式の一般的解法も見つけている。
省19
913: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:39 ID:HDZ6pZhB(51/57) AAS
中世イスラム
9世紀以降、アラビア数学は数論を熱心に研究するようになった。
先駆者とされる数学者はサービト・イブン=クッラで、
友愛数を求めるアルゴリズムを発見したことで知られている。
友愛数とは、2つの異なる自然数の組で、
自分自身を除いた約数の和が互いに他方と等しい。
10世紀にはイブン・タヒル・アル=バグダディが
サービト・イブン=クッラの手法を若干変えた手法を見つけている。
10世紀のイブン・アル・ハイサムは
偶数の完全数(その数自身を除く約数の和がその数自身と等しいもの)
省20
914: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:43 ID:HDZ6pZhB(52/57) AAS
ヨーロッパ
13世紀、レオナルド・フィボナッチは著書の1つとして
『平方の書』 (Liber Quadratorum) を書いた。
その中でピタゴラス数を扱っている。
彼は平方数が奇数の和として記述できると記している。
彼は合同数の概念を定義し、ab(a + b)(a - b) という形で表される数は
a + b が偶数ならば合同数であり、
a + b が奇数ならばそれを4倍したものが合同数だとした。
フィボナッチは x^2+C と x^2-C が共に平方数ならば
C が合同数であることを示した。
省16
915: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:46 ID:HDZ6pZhB(53/57) AAS
近代数論の始まり
18世紀の終わりにルジャンドルの『数の理論に関する試作』
(Essai sur la Théorie des Nombres、1798年)が出版される。
19世紀に入って出版されたガウスの『算術研究』
(Disquisitiones Arithmeticae、1801年)は、
近代数論の扉を開いたとされている。
合同についての理論はガウスの著作『算術研究』が始まりである。
彼は次のような記法を導入した。
a ≡ b (mod c)
そして、合同算術について広く考察している。
省14
916: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:50 ID:HDZ6pZhB(54/57) AAS
19世紀
コーシー、ポアソン(1845年)、そして特にエルミートも数論に貢献している。
3次形式の理論についてはアイゼンシュタインが先駆者であり、
彼と H. J. S. Smith が形式論全般について注目に値する進展をもたらした。
Smithは3元2次形式を完全に分類し、ガウスの実数の2次形式を複素数へと拡張した。
4個から8個の平方数の和で表せる数の探求はアイゼンシュタインが進展させ、
Smithが理論として完成させた。
ディリクレはこの問題についてドイツの大学で初めて講義を行った。
彼は他にもフェルマーの最終定理
x^n+y^n≠z^n (x,y,z≠0,n>2)
省8
917: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:52 ID:HDZ6pZhB(55/57) AAS
20世紀
20世紀の数論における大きな出来事として次のようなことが挙げられる。
・1920年代には、高木貞治、エミール・アルティン、フィリップ・フルトヴェングラーらが
類体論を創始し、1930年代にヘルムート・ハッセやクロード・シュヴァレーが発展させた。
・1940年代にアンドレ・ヴェイユがヴェイユ予想を発表し、
バーナード・ドゥワーク、アレクサンドル・グロタンディーク、ピエール・ルネ・ドリーニュらが
その証明に取り組んだ。
・1961年の M. B. Barban の成果に基づき、1965年にエンリコ・ボンビエリらが
「ボンビエリ=ヴィノグラドフの定理」を定式化した。
・1960年代後半にロバート・ラングランズがラングランズ・プログラムを提唱し、
省6
918: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:59 ID:HDZ6pZhB(56/57) AAS
ところでヒルベルトの第10問題の解決は論理学と考えられているようである
FRACTRAN
https://en.wikipedia.org/wiki/FRACTRAN
919: 2022/12/18(日)20:23 ID:TXiL9yxC(4/4) AAS
此処に来て中島みゆきか。だが、時代は回らない
∵ 痴情で枯死
♪流行りーばかりーを追ーってー コピペーばかりーを貼ーってー
♪SetAはーホーラーばーかーりー吹いーてるー
920: ◆nu1CsB1UiBUP 2022/12/18(日)20:56 ID:HDZ6pZhB(57/57) AAS
コピペ・ダメ・ゼッタイ
https://www.youtube.com/watch?v=nDqaTXqCN-Q&ab_channel=BABYMETAL
921(4): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 2022/12/18(日)23:54 ID:NiRCfpma(1/2) AAS
どうも
出かけていたら
名古屋の新幹線のトラブルに巻き込まれてね
さっき帰ってきた
さて
>>841
>・まず、Q(a1,a2,a3,a4,a5)/Q(既約方程式の全ての根を添加した体)
>はガロア拡大である。
>・Q(a1,a2,a3,a4,a5)=Kとおくと、Kの数がQ上みたす既約方程式の根は
>すべてKに含まれる。(ガロア拡大の性質。)
省8
922(3): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 2022/12/18(日)23:56 ID:NiRCfpma(2/2) AAS
>>921
つづき
2)
ところで
ついでに>>715
「1はa^{1/5}にガロア群を作用させるとζ_5が出てくることさえ分かってない。」
についても、けり付けて下さい
1)ガロア群Gの定義
2)作用域Λの定義
3)”群Gを作用させるとζ_5が出てくること”の証明
省18
923: 2022/12/19(月)03:52 ID:hS59ELf3(1/5) AAS
>>921>納得した
と心から言うなら
>>922くらい自分で考えなよ。
自分で考えなきゃ、一生コピペバカのままだぞ?
924(1): 2022/12/19(月)03:53 ID:hS59ELf3(2/5) AAS
>>875->>894
ワロタ。昨日は〇っちゃんまで来ていたのかw
925(1): 2022/12/19(月)04:04 ID:hS59ELf3(3/5) AAS
>>871
>ヴァンデルモンド行列の逆行列で
「そこ」がヴァンデルモンド行列になるという発想はなかった。
巡回方程式限定で考えたことがほとんどなかったので盲点になっていた。
本に書いてあるかもしれないが、あまり本は読んでないので。
で、n次巡回群に対してそのヴァンデルモンド行列をAとおくと
AA^*=nI が成立する。A^*はAの共役転置行列。これが「直交関係」。
926(1): 2022/12/19(月)04:11 ID:hS59ELf3(4/5) AAS
ヴァンデルモンド行列というのはワクワクするんですよ。
なぜなら、和と積を結びつける公式は数論において貴重だから。
つまり、行列式というのは普通に計算すると和の形になる
それが綺麗な積の形にもなるという。それ自体が数論的な情報を含んでいる。
927: 2022/12/19(月)04:12 ID:hS59ELf3(5/5) AAS
さて、冬の準備が忙しい...
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