[過去ログ] 純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)11 (1002レス)
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914: やっぱ数学は整数論でしょ 2022/12/18(日)19:43 ID:HDZ6pZhB(52/57) AAS
ヨーロッパ
13世紀、レオナルド・フィボナッチは著書の1つとして
『平方の書』 (Liber Quadratorum) を書いた。
その中でピタゴラス数を扱っている。
彼は平方数が奇数の和として記述できると記している。
彼は合同数の概念を定義し、ab(a + b)(a - b) という形で表される数は
a + b が偶数ならば合同数であり、
a + b が奇数ならばそれを4倍したものが合同数だとした。
フィボナッチは x^2+C と x^2-C が共に平方数ならば
C が合同数であることを示した。
また、平方数は合同数となりえないことも証明した。
フィボナッチの数論への貢献は大きく、
「『平方の書』だけでフィボナッチはディオファントスと
 17世紀のフランス人数学者ピエール・ド・フェルマーの間で
 最大の貢献者に位置づけられる」とされている。

16世紀から17世紀には、フランソワ・ビエト、クロード=ガスパール・バシェ・ド・メジリアクらが
数論の発展に貢献し、特にピエール・ド・フェルマーは無限降下法を用いて
ディオファントスの問題について初めての一般的証明を与えた。
1637年にフェルマーが提示したフェルマーの最終定理については、
1994年まで証明できなかった。
フェルマーは1657年に 61x^2+1=y^2 という方程式も問題として提示している。

18世紀にはオイラーとラグランジュが数論の分野で重要な貢献をした。
オイラーは解析的整数論の研究も行い、方程式 61x^2+1=y^2 の解法を見出した。
ラグランジュはさらに一般化したペル方程式の解法を見出した。
オイラーやラグランジュのペル方程式の解法は連分数を使うものだが、
インドのチャクラバーラ法に比べると複雑である。
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