[過去ログ] ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ3 (1002レス)
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569
(2): 132人目の素数さん [] 2023/04/29(土)10:16 ID:Hu39Dk5Q(6/18)
>>559
すんません
公園の小鳥を見ているところ
突然の質問ですが

川又雄二郎氏「高次元代数多様体論」(岩波 2014)
P281 3.11(e) なめらかな代数多様体のカテゴリーで
”極小モデル理論においては、多様体に緩やかな特異点を許すという新しい立場が数々の成功につながった
 小平次元の加法性予想や多重種数の変形普遍性予想といった基本的な予想も、極小モデルの命題に帰着された
 その後シウ(Siu)は、多重種数の変形不変性定理を、極小モデル理論を仮定せずに証明した
 これが、第3章で述べた極小モデル理論の最近の発展の端緒になった
 滑らかな多様体を中心に扱うという従来の立場の復活である
 滑らかな多様体を扱うときには、複素解析的な手段も使えるというところが強みである”
と記されている

歯が立たないのは承知で、囓っていますw
ここの話が、例の乗数イデアル(層)の話で、(BCHMなど)高次元のいろんな問題の解決に繋がったってことですかね?

川又雄二郎先生の代役を
また一つよろしくお願いいたします
572
(1): 132人目の素数さん [] 2023/04/29(土)10:45 ID:5aVg/kwD(3/7)
>>569
>>その後シウ(Siu)は、多重種数の変形不変性定理を、極小モデル理論を仮定せずに証明した
>>これが、第3章で述べた極小モデル理論の最近の発展の端緒になった

ここはなかなか味わい深い箇所です。
川又氏ご本人は
シウの論文が出た直後くらいに
この論文の方法に興味を持たれたようで
勉強会を開かれましたが
そのときはまだ「極小モデルを使わずに何ができるんですか」
と強気の発言をされていました。
そのあとでBirkar-Cascini-Hacon-McKernanなんかが出て来たので
考えが変わったのだと思います。
695
(1): 132人目の素数さん [] 2023/05/03(水)10:42 ID:2hx3Gx3z(3/17)
>>569
川又雄二郎氏「高次元代数多様体論」(岩波 2014)
図書館の返却期限が近づいてきたので、返却前に読んでいます

これは良い本ですね(理解がついていけば、もっと良さが分かるだろうがw)
まあ、モナリザの名画鑑賞みたいなもので、ながめるだけでも幸せになれる(^^

・冒頭要約=あらすじ が良いです。三四郎の冒頭要約>>648 ですね
 (きっと、川又雄二郎先生も夏目漱石を読んでいるんだろう)
・この本の主定理は、BCHMだと宣言している
 なるほど。BCHMの役割分担が不明だが、Bの指導教員 ヴャチェスラフ・ショクロフね
 Bは、実力あるね。”わらしべ”さんだね。ラッキーにも ショクロフ氏がDr指導員か(凡人なら ついていけないだろうが)
 (なお、フェセンコ氏は望月IUT支持者の最右翼の一人ですがw)
・小平消滅定理、セールの消滅定理と対比させて解説。小平消滅定理をさまざまな方向に拡張して縦横に使うとある
 (深いところは分からないのでスルーw)
・ログの意味もある(対数微分形式 dz/z の話もあった。きっと関連しているのだろう)

あと一月くらい、毎日数時間ずつながめると、もっと面白くなってきそうだが・・
返却期限厳守なので返却する

つづく
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