ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ18 (442レス)
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294: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 07/05(土)12:39 ID:M5qP1slu(1/3) AAS
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AIは「賢いフリ」をしていた──ハーバード大などが暴いたLLMの決定的弱点「ポチョムキン理解」とは?
Y Kobayashi
2025年7月4日

大規模言語モデル(LLM)は、流暢な会話をこなし、専門的な質問にも答える。その驚くべき能力に、私たちは「AIは本当に理解しているのではないか」という期待を抱きがちだ。しかし、その知性は本物なのだろうか? こうした我々の抱く最もな疑問に対し、2025年6月26日に発表された一つの研究論文が1つの答えを与えてくれるかもしれない。

ハーバード大学、MIT、シカゴ大学の世界トップクラスの研究者たちが共同で発表したこの論文は、LLMが概念を「理解しているフリ」をするという、根源的な欠陥を白日の下に晒した。本稿では、この「ポチョムキン理解」と名付けられた現象の核心に迫り、それが私たちのAIに対する見方、そして人工知能の未来に何を意味するのかを解説する。

賢いフリをするAI──「ポチョムキン理解」という新たな弱点

AIは「知っている」のに「できない」――韻律詩が暴いた矛盾

この一連のやり取りは、人間からすれば到底理解しがたい。

1.概念を正確に説明できる。
2.しかし、その概念を実践できない。
3.さらに、自分の実践が間違っていることを正しく認識できる。

これは人間には到底考えられない、深刻な「内部的な非一貫性(internal incoherence)」を示している。説明する知識(宣言的知識)と、それを使う知識(手続き的知識)が完全に分離してしまっている。まるで、料理のレシピを暗唱できるが、キッチンに立つと何も作れない料理人のようだ。しかも、自分が作った料理がレシピ通りでないことだけは正確に分かる、という奇妙な状況なのである。

主要LLMは軒並み不合格?驚きの実験結果

なぜベンチマークは「見せかけの理解」を見抜けなかったのか

AGIへの遠い道のり―業界に突きつけられた課題

私たちはAIの「知性」とどう向き合うべきか

私たちは、AIが生成する滑らかな言葉の裏にある「張りぼて」の可能性を常に意識し、その答えを鵜呑みにせず、批判的な視点を持って対話する必要がある。AIの「知性」の正体を見極め、その限界を理解した上で賢く付き合っていくこと。それこそが、これからの時代を生きる私たち一人ひとりに求められるリテラシーなのかもしれない。
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(1): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 07/05(土)18:07 ID:M5qP1slu(2/3) AAS
虚数単位iと量子力学の話
これ面白い

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日経サイエンス  2025年8月号
量子論に虚数は避けられないのか
M-O. ルヌー(仏国立情報学自動制御研究所サクレー研究センター) A. アシン(スペイン・光子科学研究所) M. ナバスクエス(オーストリア・量子光学・量子情報研究所)

3年前の2020年秋,著者の一人アシンは同じく著者の一人であるルヌーを,スペイン・バルセロナ近郊のカステルデフェルスにある光子科学研究所の自身の研究室に招いた。「あなたと議論したい問題がある」とアシンは切り出した。「ミゲル(ナバスクエス)と私が何年も取り組んできた問題だ」。興味津々の表情になったルヌーにアシンはいった。「標準的な量子論は虚数なしで成り立つだろうか?」

虚数は自身とかけ合わせると負になる数だ。哲学者デカルト(René Descartes)はそのような数を虚数と名づけ,彼が知っていて,その存在を受け入れていた,2乗しても負にならない数(現在,実数と呼ばれるもの)と区別した。その後,実数と虚数の和,すなわち複素数は,数学の複雑な問題を解く際に有用であることが認められ,数学者に広く受け入れられるようになった。しかしながら,複素数は物理学の基本理論の数式に不可欠な要素ではない。量子力学を除いては。

最も標準的な量子論の枠組みは複素数に依存している。この理論に現れる数を実数に限定すると新しい物理理論が得られる。「実数量子論」だ。21世紀の最初の10年間に,この実数版量子論が幅広い量子実験の結果を正しく記述できることがいくつかの研究チームによって示された。これらの発見により,多くの科学者が実数量子論によってあらゆる量子実験を説明できると信じるようになった。実数の代わりに複素数を使うという選択は物理的な立場を示しているのではなく,単に数学的な利便性の問題だと彼らは考えた。

だが,その予想は証明されていない。それが誤りである可能性はないのか? アシンの研究室でのやり取りの後,私たちは実数量子論を反証するための数カ月に及ぶ旅に出た。そして最終的に,実数量子論では説明できない結果を生じる量子実験を考案した。私たちの発見は,虚数が標準的な量子論の定式化において本質的な役割を果たしていることを意味している。つまり,虚数がなければ量子論は予測能力を失ってしまうのだ。これは何を意味するのか。虚数が何らかの形で実在することを示唆しているのだろうか。その答えは,標準的な量子論,ひいてはあらゆる物理理論を構成する要素が,実験結果を説明・予測するための単なる数学的道具ではなく「実在している」という考え方を,どの程度真摯に受け止めるかによる。

続きは2025年8月号の誌面でどうぞ。
著者
Marc-Olivier Renou / Antonio Acín / Miguel Navascués
ルヌーは仏国立情報学自動制御研究所(INRIA)サクレー研究センターに所属する理論物理学者。アシンはスペイン・光子科学研究所量子情報理論グループのリーダー。ナバスクエスはウィーンにある量子光学・量子情報研究所の若手グループのリーダー。

つづく
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(1): 07/05(土)18:07 ID:M5qP1slu(3/3) AAS
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「最終決着『ベルの不等式』の破れの実験」,R. ハンソン/ K. シャルム,日経サイエンス2019年2月号。
原題名
Imaginary Universe(SCIENTIFIC AMERICAN April 2023)

外部リンク:www.nikkei-science.com
英語で読む日経サイエンス
SCIENTIFIC AMERICAN April 2023
Imaginary Universe
量子論に虚数は避けられないのか
By Marc-Olivier Renou /Antonio Acín/Miguel Navascués M-O. ルヌー /A. アシン/M. ナバスクエス

外部リンク:www.scientificamerican.com
April 1, 2023
13 min read
Quantum Physics Falls Apart without Imaginary Numbers
Imaginary numbers—the square roots of negative numbers—are an inescapable part of quantum theory, a study shows
By Marc-Olivier Renou, Antonio Acín & Miguel Navascués
(引用終り)
以上
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