熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ (573レス)
1-

1: [sage] 2010/12/18(土) 09:58:05 ID:???
熱帯は野生生物の宝庫という事になっているが、
そこに住んだ事のある日本人の在外邦人曰く「日本の山の方が色々いるって思ったけど?」
と、その実態はちょっと行ったくらいでは簡単に掴めない

それで、もっと詳細な場所に絞って観測したらどうなっているのか?という、
まあそんな情報を積み上げていくスレも、板が更地になって3ヶ月したし、
そろそろあってもいいかなということで立ててみます
524: [sage] 2022/08/21(日) 13:40:52.68 ID:???
外部リンク:flowercenter.jp
2022年5月17日
世界最大級のウツボカズラ(ネペンテス・トランカータ)展示中

兵庫県立フラワーセンターの大温室【食虫植物室】で、展示中のウツボカズラ(ネペンテス・トランカータ)の捕虫袋がギネス級の大きさになっています!
現時点のサイズで、世界最大級56.5㎝(捕虫器本体は53㎝:ギネス世界記録(捕虫器)は43㎝)になります。
この個体は6月中旬くらいまで、ご覧いただけると思います。ぜひこの機会に世界最大級をご覧ください。

その後長さ部門でギネス認定された

Nepenthes truncataはミンダナオ固有種で低地から1000mまでに生息する
525: [sage] 2022/08/27(土) 11:44:16.59 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
Quararibea cordata
South American sapote or chupa-chupa

semi-deciduous, fruit tree (up to 45m in height), native to Amazon rainforest vegetation in Brazil, Colombia, Ecuador, and Peru.
It bears orange-yellow fruit which are soft, juicy, sweet and contain 2-5 seeds. Fruit is usually eaten out of hand, though it may be juiced.[2]

アオイ科というが元アオギリ科辺りかなあ
アマゾン流域などで45mにもなるが栽培すると10m位に留まる
甘くて繊維質で直径10cmオーバーの果実をつける

何か世界各地で植えられ始めている
526: [sage] 2022/09/28(水) 21:07:42.43 ID:???
新種のヘビ3種を発見、南米エクアドルの墓地で

■岩の裂け目でひそやかに暮らす「地球上で最も研究の進んでいないヘビの仲間」

 南米エクアドルで、新種の陸生ヘビ3種が発見された。
 いずれもサンゴヘビモドキ(Atractus)属の仲間で、2022年9月15日付けで学術誌「ZooKeys」に記載された。

ナショナル ジオグラフィック日本版 9/28(水) 7:30
外部リンク:news.yahoo.co.jp
527
(1): [sage] 2022/10/08(土) 21:13:57.99 ID:???
【AFP=時事】ブラジルと英国の研究チームはブラジル北部イラタプル川自然保護区(Iratapuru River Nature Reserve)で、
樹高が25階建てのビルに相当する88.5メートル、幹周9.9メートルの巨木にたどり着いた。
 アマゾン(Amazon)熱帯雨林でこれまでに確認された中で最も高い木だとしている。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

AFP=時事 10/8(土) 12:19
外部リンク:news.yahoo.co.jp

外部リンク:en.wikipedia.org
Dinizia excelsa
The tallest measured specimen is 88.5 m (290 ft) with a circumference of 5.5 m (18 ft)

アマゾン流域は東南アジア島嶼部ほど平均樹高が高くないのだが
省3
528: [] 2022/10/10(月) 10:06:19.72 ID:IVkDhCVJ(1/2)
熱帯もなにも
日本世界含め野生動物に餌が足りない
ちゃんと食えてるのは動物だけか?
529: [] 2022/10/10(月) 10:06:51.30 ID:IVkDhCVJ(2/2)
動物園の動物だけだろしっかり食えてるのは
ひどいやつらだなまったく
どんどん投げろよ 食い残し インドを見習えよ
530
(1): [] 2022/10/17(月) 03:15:01.83 ID:ghu+blaw(1)
ケッペンのサバナ気候とサバンナの生態系の分布が微妙に違っている件
もちろんサバナ気候の乾燥限界寄りの方では重なる部分もあるだろうけど、もっと乾燥したサンブルやツァボやカラハリ砂漠でも多く見られる
ケニアで本当にサバナ気候のモンバサ辺りだと、世界遺産ミジケンダカヤの聖なる森林群みたいに森になってしまう
サバンナの生態系が乾燥寄りの方がいいのは、草食獣にとっては乾燥を好む草が栄養価が高い種類が多いことと、肉食獣にとっては草食獣が特定の水場近くに集中してて狩りやすいことがあるみたいだけど、
なぜケッペンは年降水量1500mm以上の地域までサバナ気候にしたんだろう
上限が1000mmでもいいくらいだと思う。まあ現地に行ってないのは確実だけど。でも、地理の授業で典型としてあげられるブラサビルやバンコクやダーウィンは絶対周辺の植生はサバンナじゃないと思う
531: [sage] 2022/10/26(水) 16:35:58.02 ID:???
>>530
動植物と気候の関係は生物学で出て来る気候とバイオームの関係図で見た方が良い

ブラサビルやバンコクやダーウィンはバイオームの雨緑樹林という事で良い

そしてバイオームとケッペン気候を比べて何だよこれはと見直す事になる
熱帯雨林と熱帯多雨林でどう違うんだとか、
実際には熱帯でも最少雨月60mmって結構難しいぞとか(アフリカでは非常に少ない)

またケッペンは亜熱帯を定義していないとか、バイオームではサバンナの下にステップ気候がなくて
いきなり砂漠になるとか色々違う
532: [sage] 2022/10/26(水) 16:51:15.47 ID:???
ケッペンのは農業の区分と考えると良い、という説がある
熱帯が最寒月平均18℃以上としたのもココヤシ栽培が出来る限界との事

だがこれも突っ込みどころがあって「北半球で栽培されているココヤシの限界」らしい
ココヤシは南半球で誕生したため南半球のココヤシの方がDNA塩基配列の変異が大きく
もうちょっと涼しくても栽培できるものがあり、ロードハウ島などではそれが植えられている
一方、北半球で現在あるものでは沖縄本島では植えてはあるが熟さない

旧ソ連は20世紀後半に独立したばかりのアフリカ各国を支援し、そこでケッペン区分でステップ気候の地域には
放牧を指示してちゃんと成功している
もうちょっと雨が多かったら綿花とかゴマとかなど

農業も本来は生態学に沿うべきなんだが、こういう例外もあるからそこは柔軟に対応するしかない
533: [sage] 2022/10/28(金) 21:39:40.05 ID:???
アマガエルの新種6種、中米エクアドルで発見(1/2) - CNN.co.jp
www.cnn.co.jp/fringe/35195308.html

2022.10.28 Fri posted at 16:56 JST

(CNN) 南米エクアドルの環境省は、アンデス山脈の東側斜面でアマガエルの新種6種が見つかったと発表した。

発表によると、新種のアマガエルは教皇庁立エクアドルカトリック大学と国立生物多様性研究所の研究者3人が、
リャンガナテス国立公園とサンガイ国立公園で発見した。両国立公園は、アマゾンの森林の豊かで多様な生態系が守られている。

3人の研究者の1人、サンティアゴ・ロン氏は26日、カエルの新種6種の発見は4年がかりだったとCNNに語った。
省1
534: [sage] 2022/11/03(木) 01:07:13.95 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
Salix tetrasperma, commonly called Indian willow, is a medium-sized tree of wet and swampy places,
shedding its leaves at the end of monsoon season.

It grows in many parts of south and southeastern Asia, including India, Pakistan, Bangladesh,
Nepal,[2] Laos, and Thailand,.[3]
535: [sage] 2022/11/03(木) 21:21:16.22 ID:???
つべの
6mLHajvEHXA

タイ マングローブ林再生プロジェクト
ブラザー工業がタイランド湾で行ったマングローブ植林
536: [sage] 2022/11/05(土) 20:21:39.73 ID:???
外部リンク:news.yahoo.co.jp
新種のフクロウを発見、100年前から謎だった奇妙な鳴き声の主がついに判明
11/5(土) 8:30

アフリカのプリンシペコノハズク、だがすでに絶滅の恐れ

アフリカ大陸西海岸の沖に浮かぶ小さなプリンシペ島では、夜な夜な奇妙な鳴き声が聞こえるという。

その声を耳にした者はそう多くはない。誰も住む者のない島の南部に広がる原生林から、日暮れ直後に聞えてくるのは、
虫か、猫か、はたまた猿の鳴き声か。島民が初めてこれについて記したのは1928年のことだが、夜の闇のなか、
高くそびえる木々の間を見通す術もなく、これまで正体がつかめていなかった。

 しかし最近になってようやく、その声の主は小さな黄色い目を持つ新種のフクロウであることが明らかになった。
この発見は、2022年10月30日付けで動物学の専門誌「ZooKeys」に発表された。
省3
537: [sage] 2022/11/19(土) 10:48:32.35 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
The Afromontane regions are subregions of the Afrotropical realm, one of the Earth's eight biogeographic realms,
covering the plant and animal species found in the mountains of Africa and the southern Arabian Peninsula.

エチオピア区とされる地域のうち山岳地だな

アフリカは乾燥地が多く熱帯雨林は赤道寄りの西アフリカに多いと言われがちだが
それらの地域も2ヶ月かそれ以上の乾季があるのが普通だ

一方で東アフリカの山岳地には、平均気温では23℃くらいとバイオームとしては熱帯でなく亜熱帯だが
いわゆる月降水量60㎜を切る乾季が無いところも一部あったりする
もちろん、東アフリカの低地の大半は乾季が半年どころか下手すると9か月も続くような草原地帯だ

コーヒーの原産地とされるエチオピアなどではこのような山地でコーヒーノキ属各種が分布しているが
省2
538
(1): [sage] 2022/11/19(土) 11:12:11.56 ID:???
バンコクの周辺の植生か
そもそも海に近くて湿地で塩分濃度が微妙に多くて
高さ20m以上の高木もあまり生えなかったんだよな
マメ科セスバニア属の低木がびっしり生える藪とか
場所によってはガマがいっぱい生えた湿地だったりした
(今でもバンコク都内東部のミンブリー区やバンコク南東のサムットプラカーン県などは
そういう所が多い)

その中で川の流れに比較的近い所は樹木が生えたが
乾季に葉を落とすものも多い雨緑樹林で
超出木的な、高さ40mを超えるものは殆ど無かった
省12
539: [sage] 2023/01/07(土) 18:02:04.09 ID:???
外部リンク:ja.wikipedia.org
トンカマメ属
中南米熱帯の超出木、というのだが樹高30mくらいのものも多い
木材として優秀でブラジリアンチークなどと呼ばれるものも多い
また幾つかの種類は豆が食用になったり脂が取れたりクマリンを多く含み香料になったりする
540: [sage] 2023/01/12(木) 21:41:47.14 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
リビエール・ブルー州立公園
ニューカレドニア南部

>>118
例えば上記の国立公園はニューカレドニアで最も美しい森林公園、らしいんだが
ちょっと検索してみると赤土の乾いた土地も多い

>The park includes two biomes typical of New Caledonia: maquis shrubland overlying peridotite rock and tropical rainforest.

主要都市ヌーメアから一番近いところにあるが、それで峠の向こうは面倒だから行かないでおこうとなったら
最後まで乾燥した低木林しか見ずに終わるという訳だ
541: [sage] 2023/01/13(金) 03:44:43.38 ID:???
外部リンク:www.peacocksuk.com
マクジャクとインドクジャクの雑種でスポルディングクジャク、というが
これを紹介した文献が日本に全く無いぞ

オスのマクジャクとメスのインドクジャクの雑種とされる
マクジャクは雌雄とも緑が強いがインドクジャクのメスは茶色い
この雑種だとメスもある程度色付くがマクジャクほどでなく
オスはインドクジャク寄りの青い首だがちょっとだけ首の羽毛が粗い感じになるとか
中間的になる
更にこれを戻し交配してしまうともう何が何だがという感じになる

更に本来はインドクジャクとマクジャクは分布が全く重なっていなかったのだが
省2
542: [sage] 2023/01/31(火) 21:15:45.00 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
Chukrasia tabularis
インドマホガニーと呼ばれる事もあるセンダン科植物
ニームとも違う
30~40mにもなる
原産地はインド~東南アジア大陸部だが
カメルーンやナイジェリアや南アフリカやコスタリカやプエルトリコやアメリカ合衆国でも
導入されている
外部リンク[php]:tropical.theferns.info

ニームのように薬になったりサントールのように果物を食べたりは出来ないが魅力的な樹木
543: [sage] 2023/02/02(木) 20:28:20.40 ID:???
外部リンク:ja.wikipedia.org
モアビ
Baillonella toxisperma
アカテツ科

アフリカでも最も高くなる木の1つか
60~70m等と書いてある
ガボンやコンゴ共和国に分布

サクラに似た材質で木材としても重要で
また果実も食用になり種子(というか仁)の油も食用油になる
ただし種子そのものは催吐作用があって焼くようになる
省14
544: [sage] 2023/04/13(木) 01:03:19.06 ID:???
世界最大の淡水魚、次に記録を更新する魚は? 300kgのエイが昨年久々に塗り替え高まる期待
■「巨大魚はまだそこにいる」、次もメコン川? それともアマゾン? あるいは……

 世界最大の淡水魚を見つけ、研究し、保護する「メガフィッシュ・プロジェクト」をゼブ・ホーガン氏が思いついたのは、20年前、東南アジアのメコン川で仕事をしていたときだった。
 プロジェクトの核にあったのは、「どの種が最も大きいのか?」という問いだ。
 「簡単な答えがあると思ったのです」と、米ネバダ大学リノ校の魚類生物学者であるホーガン氏は言う。
 「それは間違いでした」
外部リンク:news.yahoo.co.jp

Urogymnus polylepis「ヒマンチュラ・チャオプラヤ」や
メコンオオナマズや
パーカーホーや
省7
545: [sage] 2023/04/13(木) 01:31:47.06 ID:???
>>538
タイ南部で北緯11度以南ならケッペン区分としてはAmで
バイオーム区分で熱帯多雨林、という所が出て来る

観光・リゾート地のプーケット島などは年間雨量2200㎜だが3ヶ月は乾季がある、
という事になっている
しかし山がちな地形ゆえ山の斜面で海に面した所なら年間雨量が3000㎜を超える所も多く
そういう所では40mオーバーの超出木につる植物や着生植物が付きまくった
いかにも熱帯多雨林という感じになっている

島で最も栄えているビーチであるパトンビーチに行く直前の道でも沿道からそんな山が
見える所もある
省7
546: [sage] 2023/04/13(木) 17:23:43.26 ID:???
プーケットだと山に遮られた島の内陸部はやっぱりサバンナ的になりがちで
一度伐採された所などはオープンフィールド寄りになってなかなか回復しない
土壌は赤土の所もあるが珪砂質の所もあってどちらにしろ痩せている

農業をするとしたら大量に堆肥などを作って投入しないといけない
生ゴミなどを集めて赤土と適量混ぜて腐葉土化したものを使ったりする
また雑草とかコケとか池の底に溜まる泥とか色々使う

更にここで「森林が乾燥しないためには60mm/月あれば何とかなるが
畑地だと100mm/月でも足りない、下手すると150mm/月以上だ」というのが効いて来てしまう
ケッペンの通りだと乾季3ヶ月と思っていたら農地で考えると5ヶ月くらいやっぱり水が足りないとなって
灌漑施設がどうしても必要になる
省4
547: [sage] 2023/04/13(木) 17:33:23.02 ID:???
ゴム園のタッピング作業のロボット化は中国で研究しているが
実際にゴム園を見ると「雑草刈りが先だ」と気付くだろう
ゴム園の地面から高さ1~2mくらいが草に覆われているような所も多く
その中でパラゴムノキの樹皮をV字型に削ってラテックスを受ける容器を取り付けないといけない

しかし雑草を刈りすぎると雨季に土壌が流出してしまうから迂闊にやらない方が良い
適度な高さだけ刈ってある程度残す、切ったものはマルチ化して撒く、などした方が良いか

今はAIが発展してきているが、物体検出でパラゴムノキの樹幹だけ見分けて
そこに取り付いて更に樹皮の刻み目の適度に下に容器を取り付け、
その僅かに上をV字型に削る、というのが必要になる
削りながら、次に作業すべき樹木を探していくことになる
省8
548: [sage] 2023/04/13(木) 17:48:46.88 ID:???
ゴムよりもっと儲かるとされているのがアブラヤシだがこれは批判されまくりである
広大な土地を使い、その中をトラックで移動しながら果実の房を収穫していき
それを即日に加熱して種子内部を生化学的に不活性にしないと油が分解してしまうから
林内は逆に草を刈られまくっていて生物多様性が低いと文句を言われまくりである

クローラ型の作業車量にすると燃費が落ちてしまうので、導入も難しいか

タイ南部ではそれでも雨量が多いのでアブラヤシを植え易いが
これをタイ中部以北で植えようとしたら灌漑用水を相当使わないと栽培できない
いい加減に植えて水を撒くだけで何とかなると思っていた施設で
どんどん枯れてしまった、という事例もある
土壌水分センサーと水道管電磁弁搭載の点滴灌漑装置を使って年間雨量980㎜地帯だけど栽培できた!
省8
549: [sage] 2023/04/14(金) 04:06:51.35 ID:???
>>101
かなりの内陸の乾季でも夜間の湿度が80%を軽く超えていたりする
これでうまく風が吹いて山の斜面を登れば、
100mで飽和水蒸気量到達前に1℃減、到達後0.5℃減ペースであれば
(0.55℃というのは飽和水蒸気量を考慮せずガバガバ過ぎるという)
外部リンク[pdf]:sys.amsstudio.jp

の表に従えば
例えば最低気温25℃で湿度80%だと
23.1*0.8=18.48だが、21.1℃で飽和してしまう

実際飛行機で離陸すると僅か高さ300m台で雲がある事もある
省2
550: [sage] 2023/04/25(火) 10:41:27.83 ID:???
天然繊維製造のフードリボン(沖縄県大宜味村、宇田悦子社長)は、パイナップルの葉などから繊維を抽出する機械を独自開発した。
葉に高圧で水をたたきつけ、繊維以外をそぎ落とす。同社は国内外のパイン産地に機械を置き、天然繊維の大量生産を目指す。
捨てられていた葉を活用するため、農家の所得向上にもなる。

これまでは回転する金属の刃で葉を削る手作業で繊維を取り出していた。
乾燥までの作業工程は数時間かかっていたが、新しい機械は5秒で済むという。
3年がかりで開発し、特許も取得した。パインの収穫が始まる石垣市で5月から稼働させ、導入する地域を広げていく。

同社が覚書を結ぶインドネシアの農業団体から、パイン産地9千カ所への設置要望もある。同国では今秋の量産を計画している。
フィリピンやタイ、中国でも設置に向け、現地で協議している。

《後略》

(東京報道部・照屋剛志)
省3
551: [sage] 2023/05/19(金) 21:49:39.57 ID:???
外部リンク:ja.wikipedia.org
オオバイチジク
中華人民共和国南部から東南アジアが原産。標高130メートルから2100メートルの地域で育つ。
葉は大きくて厚い[1]。実は甘く、食用である。幹に直接花を咲かせ実を付ける幹生花(幹生果)である。

画像リンク

こんな典型的な幹生花のイチジク属植物だが、何とか甘くて食えると
だが東南アジアでもフィリピンなど多くの地域では見向きもされず、有毒なのではと食べない人も多いという

一方で栽培は困難だという
イチジクのように挿し木でどんどん増える訳ではないと
552: [sage] 2023/06/18(日) 15:06:39.59 ID:???
Macrophasma biroi
ニューギニアの巨大ナナフシ
海野氏が紹介
足込みで40㎝以上という
頭から腹先まで25㎝は確実にあるが腹先の尾毛も2㎝込みでか
この尾毛はマダガスカルオオトビナナフシAchrioptera fallax
のように長さ3~4㎝で幅も木の葉のように広いとかではない
553: [sage] 2023/07/26(水) 21:00:46.45 ID:???
「地中」で花を咲かせて実を結ぶ新種のヤシ発見
■現実の世界は人間が想像しうるよりずっと奇妙だ。

 宇宙は私たちが考えている以上に奇妙であるだけではなく、私たちが考えうる以上に奇妙である。- ヴェルナー・ハイゼンベルク「Across the Frontiers」(1974)

 生物を学ぶ学生として、私は数多くの奇妙な物事に出会ってきたが、想像すらしたことのない奇妙なものの1つが、地中でのみ花を咲かせ、実を結ぶ植物だ。
 この植物は科学にとっての新参者であり、ヤシ科(Arecaceae)の中で、地中に花を咲かせ、結実させる唯一の種だ。
 この植物はその生き方、たとえばどうやって受粉するのか、どの生物が授粉するのか、送粉者(昆虫や鳥類など)はどうやって花を見つけるのか、など数々の疑問を私に抱かせた。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

forbesjapan 2023.07.25
554: [sage] 2023/07/28(金) 05:21:54.99 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
アメリカの自治連邦区であるプエルトリコの北東端近くにあるエル・ユンケ国立森林

最高標高1065mとそんなに高くないが年間雨量6000mmに達するところもあり
熱帯雨林となる

プエルト・リコは書籍によっては熱帯雨林気候と書かれているが
実際にはケッペンで見ると1~2ヶ月くらい乾季があって
バイオームで見ると低地は年間雨量1500mmにも達しない所が多く
完全な熱帯雨林ではない所の方が多い
実際低木林で安定している所も多い

そんな中で少なくともここだけは完全な熱帯雨林という事になる
省1
555: [sage] 2023/09/09(土) 19:34:09.13 ID:???
外部リンク[html]:nangokuzukan.ti-da.net
日本国内で、オオシママドボタル(沖縄本島では移入種)が
アフリカマイマイ(当然移入種)を食おうとしている画像が載っている

もっと大きなサンヨウマドボタル類などがアフリカマイマイを食っている画像は多い
556: [sage] 2023/09/19(火) 13:27:10.36 ID:???
外部リンク:ja.wikipedia.org
マモン(スペイン語: mamon Melicoccus bijugatus)は、ムクロジ科の植物。球状の実を付ける果樹である。
中南米、カリブ海の熱帯地方に自生あるいは移植されており、アフリカ、太平洋の一部にも広がっている。

高さ25mに達し、複葉の葉序は互生である。葉は長さ5 - 15cm、幅2.5 - 5cmの楕円形。雌雄異株であるが、しばしば雌雄混株が見られる。
花は花弁が4枚、雄蕊が8本。実は緑色で長さ2.5 - 5cm、幅2cm程の卵形である。
果肉はオレンジ色、サーモンピンク、黄色であり、食感はみずみずしいものから練り物のようなものまで見られる

実は房状に成り、ライチとライムの間と評される。密着した薄く硬い外皮を持つが、歯でひびを入れるのが伝統的である。
外皮の下の果肉(仮種皮)は酸味があってなめらかであるが、種が大半を占めるため、全体を口中に含んですすって食する。

熱帯原産の植物であるため、高温を好み、氷点下では葉が損傷する。 もっとも、南アメリカでは高度1000mの高地にも分布し、
氷点下付近の気温も耐えるなど低い気温も許容し、渇水にも適応し降水量の乏しい地域でも生育する。
省1
557: [sage] 2023/09/24(日) 09:23:47.28 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
Dracontomelon dao, the Argus pheasant-tree,[3] Pacific walnut, Papuan walnut, New Guinea walnut,
paldao or simply dao,[4] is a tree in the family Anacardiaceae, native to tropical Asia.

ウルシ科で樹高37m以上の高木になるパルダオ
熱帯アジア~オセアニアに広く分布するが多雨地域の方が多いか
果実は食用で木材も加工しやすく木目も美しく有用とされる
558: [sage] 2023/09/24(日) 09:44:13.92 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
中東地域に「スマック」「スィンマーク」という香辛料があり
原料はシチリアヌルデRhus coriariaという地中海のウルシ科ヌルデ属の植物の果実
酸味がある
だが北米のスタグホーン・スマックRhus typhinaも同様に使われる
アジアの温帯~熱帯各地に同属の種類がある
Rhus taitensisは東南アジアからオーストラリアまで分布する
そして各地のアラブ系移民がそれらを使っている、という事になる

だが同じウルシ科のToxicodendron radicansなどがそっくりの赤い実をつけるので
西アジア系の移民が皮膚炎を起こす事もあった
省2
559: [sage] 2023/09/24(日) 09:50:39.75 ID:???
大きなスズメガであるパノプススズメについて調べていたら
英名がmango hawkmothで幼虫の餌がマンゴーとドリアンとマンゴスチンと
後が上記のパルダオとスマック
巨大なガで見栄えもするが現地では害虫だな
560: [sage] 2023/09/27(水) 21:45:32.41 ID:???
外部リンク:www.instagram.com
パナマで撮影された画像に
「白い帯模様の細いキプリスモルフォ」というのがあった
561: [sage] 2023/10/03(火) 18:05:52.85 ID:???
日本で戦国~安土桃山時代に使われた火縄銃の球の鉛は
タイの今のカーンチャナブリー県北部のトンパプーム郡の
中央平原のソントー鉱山で採掘されたものであった
現地でビルマからの支配を脱したナレースワン大王も活躍した時代である
(ナレースワン王の映画にも火縄銃が、それも手持ちのハンドガンタイプのものが多数登場するが
下手するとフリントロック銃まで登場する)

一方で火縄銃の引き金にバネをつけて引き金を引いてから点火までの時間を
少しでも早くしようとしたのはこれまたタイ南部のリゴール、今のナコンシータマラート
付近で始まった、らしい

全く関係ないのだが、この両地域とも何故かテナガコガネがいる地域なんだよなあw
省11
562: [sage] 2024/01/06(土) 22:50:21.68 ID:???
外部リンク:news.yahoo.co.jp
《ブラジル》棘なし「ペキ」が市場に=知られざるスーパーフード
25年にわたる研究の末、棘のないペキの苗木が今年市場に出回る見込みだ。ペキは中部ゴイアス州特産の果実で、
中心にある種の周りには棘があり、食べる際に注意が必要だが、新しい品種ではその心配がなくなる。
ゴイアス州の育苗業者が生産し、数カ月後には市場に供給される予定だと、5日付CBNサイトなどが報じている。

ペキは、先住民の言語であるトゥピ語で「とげのある皮」を意味し、鋭い大量の棘がこの果物の特徴で、それを噛まずに
注意深く食べる必要がある。それ故に敬遠する人も多いが、くせになる独特の風味があり、
栄養面でも優れており、魅力的な果物であることも確かだ。
 抗炎症作用で知られるオメガ9系の不飽和脂肪酸が豊富で、ビタミンAの前駆体であるカロテノイドやビタミンCが
豊富で、知られざるスーパーフードだ。
563: [sage] 2024/01/06(土) 22:52:24.03 ID:???
 「従来のペキのようなクセは少なく、優しい味わいだ。ペキ初心者にとっては、棘なしで始める方がはるかに安心して
味わうことができる。そして、ペキ愛好家にとっては、口に含んで果肉の食感を楽しむことができ、さらに堪能することができるでしょう」と述べた。
 棘のないペキは、マット・グロッソ州のある農家が偶然庭先で発見し、Ematerとブラジル農牧調査研究公社
(Embrapa)に協力を依頼したことで研究が始まり、20年経ちようやく結果につながった。

外部リンク[html]:www.ide.go.jp
第11回 ブラジル――「ツンデレの果実」ペキー
ペキーとはブラジル中西部を中心に広がるサバナ地帯であるセハード(セラード)原産のバターナット科の木のことで、
皮をむくと一見栗のようにも見えるその果実は食用として供される1。絞ってジュースにしたり果実を漬けて「ぺキー酒」にしたりすることもあるようだが、
ほとんどしない果実自体の味に比べて香水のような香りがかなり強いため2、予めスライスしたものを他の食材と共に
調理することも少なくない。よって、ペキーの実を丸ごと食するのは筆者にとって初めての機会であった(写真1、2)。
省2
564: [sage] 2024/01/06(土) 23:01:45.04 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
Caryocar brasiliense, known as pequi or "souari nut", like its congeners, is an edible fruit popular
in some areas of Brazil, especially in Centerwestern Brazil.

このペキーという種類に限ればサバンナ地帯に多いんだな
樹高10mほど

同じバターナット科でもアマゾンやギアナに行くと35mくらいになるのが多いと
そしてそういうのは木材としても有用とされる
565: [sage] 2024/01/14(日) 10:20:05.89 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org

Parque Nacional Natural Macuira
ナトゥラル・マクイラ国立公園
マラカイボ湖の北の西側に突き出た半島の一部

この地域は砂漠気候にすらなっているほどの乾燥地なのだが
標高700mオーバーの山の一部は山地熱帯雨林や雲霧林になっている
山の稜線を境に砂だらけの地域と森林にくっきりと分かれている

こういう地域の生物の種分化とかが面白い
566: [sage] 2024/01/16(火) 14:23:35.26 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
ルーセルエコシステム
スマトラ島の北部の低地熱帯雨林
スマトラゾウ、スマトラトラ、スマトラサイ、スマトラオランウータンが同時に生息する

哺乳動物の大型種はスマトラ北部に多いのか
ラフレシアは南部だったかな
ショクダイオオコンニャクはどこでもあったような

スマトラヒラタは北部のものが鋸歯の領域が長くて格好良くて値段も高いw
だがマンディブラリスは中部でエラフスホソアカは南部だったかなあ
コーカサスはスマトラのものが最大と言われがちだが
省5
567: [sage] 2024/02/07(水) 13:45:59.95 ID:???
外部リンク:en.wikipedia.org
「ウンバン」として紹介されたことがあるウルシ科マンゴー属の果物
embangと書くので注意
BambaganとかMawangともいう

ボルネオ特産で樹高50mにもなる事がある
皮はしっかりして分厚いが「ナイフで切れ目を入れれば手で?ける。むしろ本家マンゴーより剥き易く
ミカンを剥くような感じ。しかしベタベタの汁が出る」

中はほぼマンゴーと同じだが、その皮周りの汁が曲者でウルシ科ゆえの被れを起こす事がある
これにかぶれてしまった後で普通のマンゴーに対してもアレルギーを起こすようになって
どちらも食べられなくなってしまった、という話もある
568: [sage] 2024/02/23(金) 01:00:17.78 ID:???
外部リンク:news.yahoo.co.jp
オオアナコンダの新種を発見、“世界で最も重いヘビ”に隠されていた衝撃の事実
見た目はそっくりだが「遺伝的に深く隔たる」種が存在していた! 南米

世界で最も重いヘビが大きな秘密を隠していたことが明らかになった。2024年2月16日付けで学術誌「MDPI Diversity」に掲載された
論文によれば、南米にすむオオアナコンダ(Eunectes murinus、英名Green Anaconda)は、実際には遺伝的に異なる
2つの種に分けられることがわかった。両種の見た目は非常に似ているため、専門家でさえ区別できないほどだ。

「遺伝的には5.5%異なります。私たちとチンパンジーの遺伝的差異が約2%だといえば、この違いの大きさが実感できるでしょう」とフライ氏は述べる。

遺伝子データを解析した結果、氏らは、北部と南部のオオアナコンダの明確な違いを発見した。この発見に基づき、氏らは北部で見つかった
オオアナコンダをキタオオアナコンダ(Eunectes akayima、英名Northern Green Anaconda)という別の種に分け、
E. murinusは南部のミナミオオアナコンダ(英名Southern Green Anaconda)としようと提案した。
省6
569: [sage] 2024/03/03(日) 09:56:27.59 ID:???
外部リンク[html]:www.cnn.co.jp
カエルの体からキノコ生える、初の事例に研究者も困惑 インド

(CNN) インドのカルナータカ州にある道路脇の池で、生物研究者のグループが脇腹から小さなキノコの生えたカエルを発見した。

このカエルは「ゴールデンバック・フロッグ」の一種で、学名はハイララナ・インテルメディア。インド南西部のカルナータカ州や
ケララ州で多く見つかる。小さなカエルであり、成長しても体長は約7.4センチにとどまる。

その後、菌類学者が写真を通じ、カエルの脇腹から生えていたキノコを「クヌギタケ」と特定した。クヌギタケは大抵、
枯れ木の腐った部分に生える。生物の遺体を分解する腐生菌であり、通常は枯死または腐敗した有機物から栄養を取る。
ただ、2023年の研究で、生きた植物を糧に成長する生態に進化できる可能性が判明した。

23年の研究ではさらに、クヌギタケが生きた植物や樹木と共生関係を築けることも示唆された。クヌギタケは宿主の
植物から栄養を摂取することも、宿主に栄養を与えることもできる。樹木の場合、クヌギタケが枯れた枝を
省6
570: [sage] 2024/04/28(日) 20:40:57.90 ID:???
かつての書籍に「マレー半島東海岸はオサガメの産卵の名産地」と書いてあった

だが1990年代末に保護活動を行ったら孵化温度を上げ過ぎてしまい
爬虫類の多くで低温でオス、高温でメスが生まれる現象がオサガメでも起こって
メスだらけになってしまい、ここで繁殖しなくなってしまった、という

オサガメは遊泳力があるので、条件がおかしいと感じるとすぐに世界の全然違う海域まで
行ってしまうとの事

一方でマレー半島西海岸では昔から多くは無いが、今でも「少しはやって来る」状態で安定している
しかし稀な上陸しかないのでその観察は困難となる
571: [] 2024/04/29(月) 07:58:37.15 ID:8k3Shqmd(1/2)
某情報家

「一部の山地熱帯雨林では低地より腐植質の分解速度が低く
しかも『大型昆虫』が特定の場所に一定数いて、しかもかなりの深さまで上がったり下がったりし続けるため
熱帯でありながら土壌が黒ボク土に近い見た目になる所もある。コーヒー栽培に良い
だがその大型昆虫がいなくなると赤土に戻って行ってしまう」

これは熱帯泥炭というものを学会に知らしめたものに次ぐ大発見だな
572: [] 2024/04/29(月) 20:24:27.55 ID:8k3Shqmd(2/2)
>>180
Doi Puiも場所によるだろうが
かつて地元の人の畑で今はフラワーガーデンになっているあたりは
乾燥化が進み年間雨量1600㎜程度になっている模様
573: [sage] 2024/05/04(土) 02:12:58.15 ID:???
外部リンク:news.yahoo.co.jp
【AFP=時事】顔にけがをしたオランウータンが、自ら薬草を塗って傷を治そうとする様子が観察されたとの報告が2日、
科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」
に掲載された。野生動物が薬草を用いて積極的に治療を行う姿が体系的に記録された初めての事例だという。

研究チームはこのオランウータンが、ツヅラフジ科の「フィブラウレア・ティンクトリア」と呼ばれるツル植物の葉を
かんでいるところを目撃した。この植物は薬効があることで知られ、地元で長らく伝統薬として使われていた。

インドネシアとドイツの科学者による論文は、このオランウータンが「かみ始めた葉を飲み込まずに、指を使って口から
顔の傷へ直接、汁を塗っていた」と説明している。さらに傷口にハエが止まり始めると「傷口全体につぶした葉を塗り、
(むき出している)肉を完全に覆った」。

1週間後には傷口がふさがり、その後、感染症の兆候もなく傷は治癒したという。
省2
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