[過去ログ] アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ10 (447レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
162: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:00 ID:10AWdLnf(5/6) AAS
「あ〜れ〜」
爆風により天高く舞い上がった美女が、悲鳴を上げる。
このまま地表までまっしぐらというところ、フォルゴレはその着地点に先取りし、落ちてきた美女をしっかりと抱き止めた。
そして、キラキラキラーンという輝く効果音に乗せ、ニヒルに笑いかける。
「大丈夫かい?(キラーン)」
「……フォルゴレ様(キュン)」
『チチをもげ!』の荘厳なバックミュージックは、依然として鳴り響いている。
省28
163: 2007/12/17(月)00:01 ID:BLuhCmA0(2/2) AAS
164: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:03 ID:10AWdLnf(6/6) AAS
その瞳に確固たる抗いの意志を灯して、イリヤは立ち上がった。
フォルゴレに生かしてもらったこの命を無駄にしないため。もう二度と悔しさを味わわないため。
殺し合いに立ち向かうための、健全なる力を欲する。
『イメージしてください。あなたの身を守る衣服の姿を』
手中に収めたマッハキャリバーが、イリヤの魔力に反応し明滅する。
薄暗いシアター内が神秘的な光に包まれ、その光源となったイリヤに変化が訪れる。
纏っていた衣服は淡く消失し、雪にも似た白い裸身をむき出しにする。
省29
165: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:06 ID:T89P9VmD(1/7) AAS
「使うのか、それ」
「使えるものは使うべきでしょう、こんな状況なら。ああ、射撃の心得があるのか、という意味の問いなら心配は無用です。なにせロスでは――」
「知らん。興味ない」
質問から会話を弾ませようとした明智を制し、ねねねはそっぽを向く。
ねねねは特別ヒステリーな性格というわけではなかったが、貯蓄されたストレスよって、その印象を近づきがたいものへと変えていた。
そんなねねねに明智は気取ったような溜め息をつき、やれやれと呟いた。こういう細かい所作が癪に障る。
「ところで菫川先生、なにか刃物を持ってはいませんか?」
省34
166: 2007/12/17(月)00:07 ID:M9d79lNr(1/4) AAS
167: 2007/12/17(月)00:08 ID:sCMGcZ0D(1/3) AAS
168: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:09 ID:T89P9VmD(2/7) AAS
「私の周りはそれはそれはスペクタルな奴らばっかりだったよ。でもな、私はそいつらの中にただ“いた”だけだ。
それでも、私は私なりに抗ってきたさ。納得のいかないことに、片っ端から首つっこんでいった。
そんな私が、なんだよこのザマは。菫川ねねねはあそこで逃げるような女じゃない。だってのに……!」
ザ・ペーパーや三姉妹を取り巻くトラブルの中に、ねねねはなぜかいつも紛れていた。
ただし、その中心に立ってトラブルを終息に導いてきたわけではない。大半は傍観者か被害者の役だった。
ここでもそれは変わらない。菫川ねねねは、特別な役目を持たぬ数合わせの登場人物にすぎない。
これまでならそれも容認してきただろう。だが、フォルゴレは違う。
省32
169: 2007/12/17(月)00:09 ID:JLCQsZi3(1/11) AAS
170: 2007/12/17(月)00:11 ID:JLCQsZi3(2/11) AAS
171: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:12 ID:T89P9VmD(3/7) AAS
反射的に周囲に散らばっていた肉片らしきものに目がいき、ねねねは眉をひそめる。
そもそも首輪が一個の固体として存在している時点で、その持ち主がどうなったかなど容易に想像がつく。
そして、周囲にはこの注視しがたい惨劇の跡。深く考えるまでもなく、キャロがどういう死に方をしたのかが推察できた。
「腐ってるな。こんな殺し方をする奴も、それを強要しているタコハゲオヤジも」
「同感ですね。警察という立場を棚に上げて言わせてもらいますが、このような真似ができる下種を罰するに、日本の刑罰は生温い」
「なんだ、意見合うじゃん」
「光栄ですね。私としても、あなたとは今後も蟠りなくいきたいものですが」
省29
172: 2007/12/17(月)00:12 ID:M9d79lNr(2/4) AAS
173: 2007/12/17(月)00:13 ID:M9d79lNr(3/4) AAS
174: 2007/12/17(月)00:13 ID:sCMGcZ0D(2/3) AAS
175: 2007/12/17(月)00:14 ID:JLCQsZi3(3/11) AAS
176: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:15 ID:T89P9VmD(4/7) AAS
“体操着”と“ブルマ”
たったこれだけで説明終了。大半の人間には伝わる。
つけ加えると、体操着は襟首に紫のラインが入っており、その他装飾等は一切ないシンプルな作り。
ブルマは昔ながらの紺色で、イリヤの小さな臀部をふっくらと覆っている。
発育し切っていない未熟な肢体に、それら健康の象徴とも言える神秘の組み合わせが見事に調和。
プラチナブロンドがギャップにより際立ち、粉雪のようなきめ細かい肌もより目を奪うよう強調されている。
俗に、『タイガー道場のロリブルマ』と呼ばれる少女……に、そっくりな外見(ねねねたちが知るよしはないが)。
省31
177: 2007/12/17(月)00:16 ID:sCMGcZ0D(3/3) AAS
178: 2007/12/17(月)00:16 ID:JLCQsZi3(4/11) AAS
179: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:16 ID:T89P9VmD(5/7) AAS
明智の言葉にねねねはハッとして、数時間前に発覚した偶然を思い起こす。
「私と、あんたの詳細名簿か」
「ええ。最低でも明日の朝を迎えるか、夜間に安心して行動できるほどの戦力が整うかしたら、こちらから動きます」
「ひとつ訊いていい?」
「なんでしょう」
「そりゃ私ら二人がお荷物だから……誰かに襲われたら対処しづらいからってんじゃないだろうな?」
明智の提案は、理に適っているものだった。
省34
180: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:18 ID:T89P9VmD(6/7) AAS
感心すると同時に、ねねねは自分の仕事が機械に奪われたに気づいて落胆した。
もういっそ不貞寝でもしようかと思ったが、明智が注意を促す。
「監視係ができたからといって、くれぐれも油断はしないように。
私はあれの性能を把握しきっているわけではありませんし、中には監視の目を掻い潜ってここに潜入できる者もいるかもしれません」
「はいはい。心得ていますよ明智警視殿。本当に小説でも書いてようかね、ったく」
「もう、ネネネったら不貞腐れないの。大丈夫よ。もし誰かが襲ってきても、私がついてるんだから!」
「そうだな。そりゃ安心だ。せいぜい頼りにさせてもらうよ、ちびっ子」
省25
181: 2007/12/17(月)00:19 ID:M9d79lNr(4/4) AAS
182: 2007/12/17(月)00:19 ID:JLCQsZi3(5/11) AAS
183: 幼年期の終わり ◆LXe12sNRSs 2007/12/17(月)00:20 ID:T89P9VmD(7/7) AAS
【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(一食分消費)、詳細名簿+@アニロワオリジナル、手書きの警戒者リスト
:ボン太君のぬいぐるみ@らき☆すた、『フルメタル・パニック!』全巻セット@らき☆すた(『戦うボーイ・ミーツ・ガール』はフォルゴレのサイン付き)
[思考]:
1:暇だ。本当に小説でも書いてるか?
省36
184: 2007/12/17(月)00:24 ID:uvUjIlbd(1/2) AAS
483 名前:A 投稿日:2007/12/17(月) 00:14:07 HOST:KHP059139089113.ppp-bb.dion.ne.jp
どこかの誰かが勝手に決めた『2ちゃんねるの削除ルールに』従う必要なんか無い!
今の住人が変えると言ったら変わるんだ!
スレタイも>>1もテンプレも関係無い! そんなのはきっとしたらばか何処かが勝手に作ったんだ!
だから、俺は今からこのスレで自分の好きなことを話すからな!
……ということですか?
それこそスレ違いなんだけど……そこで適切なスレに移動する気は無いんですよね、やっぱり?
省2
185: 2007/12/17(月)00:25 ID:NoJcSusJ(1) AAS
本当だ
…………………
186: 2007/12/17(月)00:28 ID:XH6Jwyi3(1) AAS
自分のSSがバカにされてファビョってんじゃねーの?
私怨だな
187: 2007/12/17(月)00:29 ID:h+Vlg4Qe(1) AAS
KHP059139089113.ppp-bb.dion.ne.jpってそんなに偉かったんですね〜
初めて知りました〜
188: 2007/12/17(月)00:50 ID:G6wCt/4w(1) AAS
まったく
189: 2007/12/17(月)01:10 ID:Ycdxm5mK(1) AAS
負け犬の遠吠えw
190: 2007/12/17(月)13:09 ID:g5yG4RVi(1) AAS
質問
ここに投下されたSSでどれが本当の歴史?(どれが削除対象?でも可)
191: 2007/12/17(月)14:23 ID:rNUaRIcW(1) AAS
>>1
192: 2007/12/17(月)22:05 ID:cxxkub1P(1) AAS
AA省
193: 2007/12/17(月)22:12 ID:I3SBIFsb(1) AAS
考え方は面白いね
でもなんか大戦略みたいだな
194: 邪魔する虫 ◆RwRVJyFBpg 2007/12/17(月)22:41 ID:JLCQsZi3(6/11) AAS
青空の下、鈍い銀色の構造群が輝く。
黒い海を足元に跪かせ、己が威容を主張する工場の只中を、走る影が一つ。
倉庫の屋根を蹴り、太いパイプを伝い、梯子を掴んで影は昇る。
赤と白の縞模様に塗り分けられた煙突を上へ上へと進んでいく。
薄汚れた赤マントが高所の風に吹かれてばさばさとなびく。
されど、ドモン・カッシュは煙突の先だけを見つめ、足早にただ駆け上がっていく。
省27
195: 2007/12/17(月)22:42 ID:rhQTjAm8(1/3) AAS
196: 邪魔する虫 ◆RwRVJyFBpg 2007/12/17(月)22:42 ID:JLCQsZi3(7/11) AAS
◆
「風浦可符香が死んだ……」
事務室のドアの前に立ったまま、俺は呆けたように呟いた。
目を閉じ、頭を目の前のドアにもたせかけると、そのまま、固めた拳を金属の戸板に叩きつける。
ベギンと重い音がして表面がわずかに凹んだ。
「気づけたはずだろう……こんな殺し合いの場にただの少女が一人きり……どれだけ危険なことなのか」
省30
197: 邪魔する虫 ◆RwRVJyFBpg 2007/12/17(月)22:43 ID:JLCQsZi3(8/11) AAS
俺はドアに頭をつけたまま考える。
額越しに感じるひんやりとした金属の感触は、心なしか精神を研ぎ澄ましてくれる気がした。
一体、何が間違っていたというのだろう?
やはり、誰彼構わずにファイトを挑むというやり方が正しくなかったのか?
否。それは違う。
風浦可符香が俺に授けてくれたこのやり方は間違ったものではないとはっきり言える。
省42
198: 2007/12/17(月)22:43 ID:rhQTjAm8(2/3) AAS
199: 邪魔する虫 ◆RwRVJyFBpg 2007/12/17(月)22:45 ID:JLCQsZi3(9/11) AAS
◆
ばさばさと風に翻弄されるマントを意に介すこともなく、ドモン・カッシュは立っていた。
煙突が誇る地上150mに臆する様子を微塵も見せず、ただ下界を睨みつけている。
北には黒く輝く海を挟んで、芝とコンクリートのだだっ広い平地を備えた滑走路。
東と西には灰と銀の威容がこちらを圧する大工場群。
そして、南には青々と茂った緑も眩しく、山峰が連なる。
省37
200: 2007/12/17(月)22:46 ID:rhQTjAm8(3/3) AAS
201: 邪魔する虫 ◆RwRVJyFBpg 2007/12/17(月)22:46 ID:JLCQsZi3(10/11) AAS
【G-3/煙突/1日目/日中】
【ドモン・カッシュ@機動武闘伝Gガンダム】
[状態]:空腹(大)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
省13
202: 邪魔する虫 ◆RwRVJyFBpg 2007/12/17(月)22:47 ID:JLCQsZi3(11/11) AAS
【G-3/空港/1日目/日中・放送直後】
【チーム:Joker&Fake Joker】
【ヴィラル@天元突破グレンラガン】
[状態]:脇腹に傷跡(ほぼ完治・微かな痛み)、胸焼け
[装備]:ワルサーWA2000(3/6)@現実 、大鉈@現実
モネヴ・ザ・ゲイルのバルカン砲@トライガン(あと9秒連射可能、ロケット弾は一発)
省34
203: ショーコー・アイランド 2007/12/17(月)22:55 ID:BVpp6zOc(1) AAS
AA省
204: 2007/12/17(月)22:58 ID:uvUjIlbd(2/2) AAS
なんかいいなそれwwwwwwwwwwwwwww
205: 2007/12/17(月)22:59 ID:MjyANflk(1) AAS
バトルフィールドが複数あるって駄目なの?
206: 2007/12/17(月)23:08 ID:6UnOtLzP(1) AAS
さすがにそれはないだろ……どんなロワにする気だよ……
207: 2007/12/17(月)23:13 ID:si8yiggO(1) AAS
死んでも生き返ってはいけないというルールはないから
死んだら別フィールドににぶっ飛ばせばいいんじゃね
>>192 の世界で死んだら、>>203の世界に転生とか
208(1): 2007/12/17(月)23:29 ID:YXM1jlhX(1) AAS
糸色望はA世界のバトルロワイアルに参加決定しますた
僕達は殺し合いをすると、3回書かされました
「へたれセイバー」に食われて死亡しました
A世界で糸色望が死亡しました
糸色望は他界しました
・
・
省9
209: 2007/12/17(月)23:40 ID:rPpqz3l6(1) AAS
ちょww他界ってw
210: 2007/12/17(月)23:51 ID:I8w7aMc6(1) AAS
永遠に殺され続ける訳か
211: 2007/12/18(火)00:20 ID:8V37j9uD(1) AAS
画像リンク[jpg]:www.s-ht.com
212(1): 2007/12/19(水)23:23 ID:+V+LfqSE(1) AAS
他のバトロワでは占領という概念があるから、それをうまくつかえば
2つ以上の世界でもいけるんじゃないかな
213: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:45 ID:6m5Xj4v7(1/9) AAS
言峰は禁止エリアをメモし、呼ばれた者の名に横線を引く作業を終えた。
今回の死亡者は16人。
その中には彼が接触した者たちの名もあった。
パズー、そして間桐慎二。
彼の言葉に対して殺人の拒否と殺人の肯定という、正反対の反応を見せた者たちであったが、どちらも生き延びることができなかったようだ。
もっとも、言峰としては間桐慎二には大して期待していない。
どのような無様な死に方をしたのか、多少興味を持ったくらいだ。
省19
214: 2007/12/19(水)23:46 ID:Nh1hilIL(1/4) AAS
支援支援
215: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:47 ID:6m5Xj4v7(2/9) AAS
言峰は自らの足元に膝を突き、泣き伏している少女に目をやった。
放送でパズーの名を聞いた途端、シータは膝からがっくりと崩れ落ち、放送が続くのも構わず、嗚咽を漏らしていた。
エドはその周りを心配そうにぐるぐる回っているものの、どうすればいいのかわからないようだ。
言峰はシータの前に屈みこむと、ゆっくりと語りかけた。
「残念ながら、パズーの名が呼ばれてしまった。それで、シータよ。君は何を望む?」
言峰の言葉にも、シータは何の反応も見せず、肩を震わせていた。
彼女の心には後悔が荒れ狂っていた。
省13
216: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:48 ID:6m5Xj4v7(3/9) AAS
「そ、そんなこと!」
シータはこの発想を考え付きもしなかったようで、怒ったように言峰を睨みつけた。
「パズーのために他多数の命を奪うのは怖いか?
ならば、願いを『この戦いで死んだ者すべての復活』もしくは『この殺し合いをなかったことにする』とでもすればいい。
この願いならば、パズーだけでなく、命を落とした者すべてを救うことができる。
それでなくとも生きるということはそれだけで他の命を踏みにじる行為だ。
誰かのためにそうしたとて、それが心からの願いだというなら恥じることもない」
省18
217: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:48 ID:6m5Xj4v7(4/9) AAS
――しなかった。
「どうした?」
言峰の問いかけに、シータは顔をあげた。
その目から再び涙が溢れる。
彼女にはどうしてもできなかった。
その傷が癒えるからと言って、誰かを傷つけていいわけではない。
同様に、例え後で生き返らせられるとしても、誰かを殺すことなど彼女にはできなかった。
省23
218: 2007/12/19(水)23:49 ID:Nh1hilIL(2/4) AAS
219: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:49 ID:6m5Xj4v7(5/9) AAS
そんなシータの視線を受けながら、言峰は感心していた。
(やはり彼女は強い)
言峰としては彼女がどちらを選ぼうが、構わなかった。
パズーを生き返らせる術があるかもしれないと知った時点で、シータは苦しみから逃れられない。
ゲームに乗れば殺人に手を染め、乗らなければパズーを見捨てることになるからだ。
とはいえ、ゲームに乗り、言峰に槍を向けていれば無力な現実というさらなる悲劇を思い知ることになっただろうが。
そしてシータが殺し合いに乗らなかったことは、言峰のもう一つの目的も果たしていた。
省27
220: 2007/12/19(水)23:49 ID:hx6GyGku(1) AAS
さるさる回避〜
221: 2007/12/19(水)23:49 ID:Nh1hilIL(3/4) AAS
222: 2007/12/19(水)23:50 ID:SYe0eWFg(1/3) AAS
223: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:50 ID:6m5Xj4v7(6/9) AAS
「エド、私も一緒に行っても?」
「うん、いいよ〜」
エドが了承したことにより、なんとなく流れは容認する方向に向かったため、シータも頷く。
「では、よろしくお願いしよう。
早速だが、二人は何を目的にこちらに歩いていた? この道の先は会場の外のはずだが……」
「ええっと、それは……」
もともとエドについてきただけなので、シータに明確な目的はない。
省17
224: 2007/12/19(水)23:50 ID:SYe0eWFg(2/3) AAS
225: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:50 ID:6m5Xj4v7(7/9) AAS
手足を軟体生物のようにくねらせながら喋るエドから根気よく話を聞き出し、言峰は話をまとめた。
「つまり、そのアンチ・シズマ管とやらを三本見つけ、どこかに設置しないと、この会場の酸素がなくなり、窒息死するということか?」
「そう。みんな倒れちゃうの。バタンキュー、レスキュー、バーベキュー! ……エド、腹減った〜〜……」
「大変! 早く見つけないと!」
「ふむ……」
言峰は考え込む。
エドの言葉は彼女なりの真実だろう。
省32
226: 2007/12/19(水)23:50 ID:Nh1hilIL(4/4) AAS
227: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:51 ID:6m5Xj4v7(8/9) AAS
「では、共に行くとしよう……ん?」
歩き出そうとした言峰は自分のデイバックにとりついて鼻を蠢かせているエドに気づき、立ち止まった。
「何かな?」
「食べ物の臭い! 神父ソン、何か食べ物はありませんかー?」
「神父ソン?
……そういえば、昼時か。考えてみれば私もまだ何も食べていないな。
シータ、エドよ。情報交換を行いながら、卸売り市場に向かいたい」
省25
228: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw 2007/12/19(水)23:52 ID:6m5Xj4v7(9/9) AAS
【A-4・高速道路/一日目/日中】
【チーム:陰陽を為す者たち】
[共通思考]
1:三本のアンチ・シズマ管、及びその設置場所を探す。
2:1のために各施設を回る。
3:1のために参加者から情報を募り、できるなら仲間にする。
最終:ゲームから脱出する。
省43
229: 2007/12/19(水)23:53 ID:0tIVlKlf(1) AAS
230: 2007/12/19(水)23:53 ID:SYe0eWFg(3/3) AAS
231: 2007/12/20(木)00:15 ID:Pi3hnfdo(1) AAS
>>212
たとえば?
232: 2007/12/20(木)00:20 ID:FAwql9YC(1/3) AAS
たとえばね
キャラが増えれば増えるほどいいというんだったら
キャラ数の上限は無いほうがいい
ということで、>>208のような形で死んでも復活できるようにして軍団制で戦う
あと、同じキャラを何人も作っておけばいいのではないかなと
省2
233: 2007/12/20(木)00:37 ID:HPMOPKI4(1) AAS
100万人の糸色望とか
234: 2007/12/20(木)00:43 ID:NJCmLxw7(1) AAS
ちょっと待った。それはマジで言っちゃてるわけ?
そんなんじゃ完結できなくね?
235: 2007/12/20(木)09:14 ID:lx0elVWE(1) AAS
完結させる気なんてないでしょ
始める気もないみたいだから。
236: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:25 ID:LnFzQa/n(1/21) AAS
「ぅ…………」
闇。そしてバチバチという何かが燃えるような音。
頭が痛い。
ガンガンガンガンと頭蓋骨を内側からノックされているような感覚が脳味噌を支配している。
奥歯がカチカチとぶつかり合い、体温の低下を伝える。
足と手の指の感覚がない。だけどそんなことよりも、
――ここは一体どこなのだろう。
省34
237: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:26 ID:LnFzQa/n(2/21) AAS
情けなくて、無様で役立たずの自分にクロスミラージュも愛想を尽かしたのだろう。
少し時間が経った今になって、その疑念は更に色合いを濃くしていた。
こんなマスターよりも、もっとずっと強くて相応しい人間がいる……そう判断されてしまったのだ。
「う…………」
涙が零れた。ポタポタと頬を伝い、地面に落下していく。どうしてこんなに悲しいのだろう、ティアナには分からなかった。
「自分なんて死んでしまえばいい」と本心から思っていた筈なのに。
胸をナイフで切り裂かれるような痛みも、コメカミに釘が突き刺さり脳内を陵辱されるような苦しみも味わいたくなんてないのに。
省28
238: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:26 ID:LnFzQa/n(3/21) AAS
「いやいや、しかし驚きましたよ。まさかこんな所で海を漂流している方に出会うとは」
「……あ、あな……たが?」
「ええ、申し遅れました。私は高遠遙一。職業は……そうですね、奇術師とでも名乗っておきましょう。
そしてこの希望の船の案内役を務めさせて頂いております」
高遠と名乗った男は仰々しい仕草で一礼。口元を小さく歪ませ、ティアナに微笑みかけた。
ティアナは男のあまりに流麗で淀みのないその口調に少し気圧されながら、彼を観察しようとする。
省34
239: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:27 ID:LnFzQa/n(4/21) AAS
――全部見られた、何もかも全て。
しかも自分よりも幾分か年上の若い男に……。
ティアナの毛布を握り締める指先が震える。
今にも高遠を理不尽な衝動で怒鳴りつけてしまいそうな気分だ。
……いや、やっぱりぶつけよう。
「あ、あなたっ!!」
省36
240: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:27 ID:LnFzQa/n(5/21) AAS
ティアナの頭の中にもう一度、この殺し合いに参加させられてからの悲惨な出来事が蘇った。
視線が勝手に高遠から外れ、カップの中身へと向かう。
ずっと見つめていたら身体ごと吸い込まれてしまいそうな深い色合い。
燃える炎の音と暖かな空気が逆に身体に毒だった。
言葉が途切れる。高遠は紅茶を飲むティアナをじっと眺めていた。
そして数秒後、ただ眼を伏せてカップの中身を啜るティアナを見て小さくため息を付いた。
省30
241: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:28 ID:LnFzQa/n(6/21) AAS
何もかも、全部吐き出した。
クロスミラージュに自分が体験した出来事を打ち明けた時とはまるで違う感覚だ。
だって、今の自分はティアナ・ランスターなのだから。
もう<<高町なのは>>になることは出来ない。そしてその尊敬する人間に依存することもない。
姿を幻影で包むこともないだろう。ソレは彼女を冒涜することに繋がる。だから駄目だ。
人間は物を考え、そして行動する生き物だ。
省37
242: 君らしく 愛らしく 笑ってよ ◆tu4bghlMIw 2007/12/20(木)17:28 ID:LnFzQa/n(7/21) AAS
クロスミラージュは自分にとって頼れる相棒だった。再会した時も自分を元気付けようと必死だった。
そして、そのの心が重かった。
同情が、
献身が、
苦悩が、
痛みが、
省28
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 205 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.183s*