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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ10 (447レス)
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言峰綺礼の愉悦
◆jbLV1y5LEw
2007/12/19(水)23:48
ID:6m5Xj4v7(4/9)
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217: 言峰綺礼の愉悦 ◆jbLV1y5LEw [sage] 2007/12/19(水) 23:48:48 ID:6m5Xj4v7 ――しなかった。 「どうした?」 言峰の問いかけに、シータは顔をあげた。 その目から再び涙が溢れる。 彼女にはどうしてもできなかった。 その傷が癒えるからと言って、誰かを傷つけていいわけではない。 同様に、例え後で生き返らせられるとしても、誰かを殺すことなど彼女にはできなかった。 そんなことをあの真っ直ぐな心を持つパズーが望むはずがない。 残された自分は彼に恥じるような生き方をしてはならない。 「ごめんなさい……。ごめんなさい、パズー……」 謝罪の言葉と共に嗚咽を漏らし続ける。 彼を生き返らせられるかもしれない可能性がありながら、それに賭けられないことを謝り続けていた。 いっそのこと、槍で自らの喉を突いて果てた方が楽かもしれない。 だが、それもパズーやドーラ一家、自分を逃がしてくれた町の人々、ポム爺さんを裏切ることになる。 もはや彼女はどんな苦痛を味わってでも、脱出のために戦うしかないのだ。 ■ しばらく後、シータは涙を拭うと、顔をあげて立ち上がった。 「大丈夫ー?」 「ええ、大丈夫よ、エド。心配してくれてありがとう」 心配しつつもどこか能天気なエドに微笑むと、シータは言峰を見据え、断言する。 「殺し合いには乗りません。私はここから生きて帰ります」 「パズーを見捨ててもよい、と?」 「いいえ……。でも、そのためにみんなを犠牲にすることはできません。 ゴンドワの谷の詩にもあります。 『土に根を下ろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう』 どんなに大きな力を持っていても、例え死んだ人を生き返らせられる力があっても、 人は大地と一緒に生きていかなければならないんです。 それが……」 シータは顔を歪め、涙をこらえた。震える声で続きを告げる。パズーに別れを告げる言葉を。 「それが……大切な人と別れることになっても……」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1197690706/217
しなかった どうした? 言峰の問いかけにシータは顔をあげた その目から再び涙が溢れる 彼女にはどうしてもできなかった その傷が癒えるからと言って誰かを傷つけていいわけではない 同様に例え後で生き返らせられるとしても誰かを殺すことなど彼女にはできなかった そんなことをあの真っ直ぐな心を持つパズーが望むはずがない 残された自分は彼に恥じるような生き方をしてはならない ごめんなさいごめんなさいパズー 謝罪の言葉と共に咽を漏らし続ける 彼を生き返らせられるかもしれない可能性がありながらそれに賭けられないことを謝り続けていた いっそのこと槍で自らの喉を突いて果てた方が楽かもしれない だがそれもパズーやドーラ一家自分を逃がしてくれた町の人ポム爺さんを裏切ることになる もはや彼女はどんな苦痛を味わってでも脱出のために戦うしかないのだ しばらく後シータは涙を拭うと顔をあげて立ち上がった 大丈夫ー? ええ大丈夫よエド心配してくれてありがとう 心配しつつもどこか能天気なエドに微笑むとシータは言峰を見据え断言する 殺し合いには乗りません私はここから生きて帰ります パズーを見捨ててもよいと? いいえでもそのためにみんなを犠牲にすることはできません ゴンドワの谷の詩にもあります 土に根を下ろし風と共に生きよう種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう どんなに大きな力を持っていても例え死んだ人を生き返らせられる力があっても 人は大地と一緒に生きていかなければならないんです それが シータは顔を歪め涙をこらえた震える声で続きを告げるパズーに別れを告げる言葉を それが大切な人と別れることになっても
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