【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン (776レス)
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15: [saga] 2016/09/15(木)18:50 ID:KpK00xl90(14/25) AAS
亡者達を倒し、汚水路を抜けた2人は、更に襲いくる亡者達の群れを切り抜ける。
その途中でコブラは使えそうな剣を亡者から奪い取り、盾として使えそうな木の板も手に入れていた。
しかし、調子よく事が運ぶなど、コブラは考えもしない。
そして実際に、拍子よく事は運ばなかった。
ドドドドーッ!!
コブラ「おお!?」
レディ「こ、これは…!」
前触れなく降ってきた巨大な『赤い塊』には、大きな翼と爪があり、槍のような鱗があった。
胴体から伸びる尾は長くしなやかで、剣のような鋭さを持っている。
省28
16: [saga] 2016/09/15(木)18:53 ID:KpK00xl90(15/25) AAS
ヘルカイト「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」
コブラ「カーッ!キンキンわめくんじゃねえや!口うるさいと女にモテないよぉ!」
犬が纏わりついてくる虫を振り払うように、竜は身体を捻ったり、声を張り上げるなどをして抵抗する。
コブラは右手で耳を塞いで苦い顔をしつつ、しかし両足でしっかりと鱗にしがみついており、左手のリストバンドはワイヤーを巻き戻していた。
バサァッ! バサァッ!
翼が起こす風は民家の瓦を吹き飛ばし、朽ちたドアや窓を割る。
しかし、足場を激しく揺すられる以外に、コブラにはなんの被害も無い。
省25
17: [saga] 2016/09/15(木)19:11 ID:KpK00xl90(16/25) AAS
バサァッ! バサァッ!
コブラ「うおっとぉ!」
コブラ「少し荒っぽいが、まあイケるかあ」
コブラ「これでエイトビートのロックでも聞ければもっとマシ…」
省13
18: [saga] 2016/09/15(木)19:12 ID:KpK00xl90(17/25) AAS
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コブラのブーツ
コブラの強力な足腰に合わせて作られた特製のブーツ。
踵には強力なスクリューが仕込まれており、水中での移動に使用できる。
また、コブラは多くの場合、パイソン77マグナムをここに隠している。
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19: [saga] 2016/09/15(木)19:15 ID:KpK00xl90(18/25) AAS
太陽。
あるものは、それを神の力の象徴とも言い、あるものは、それそのものが神であるとも言う。
だが、それらの説にも、遥か昔には答えがあった。
太陽は火であるが、世界を支える火は別のところにあると。
その火に神々は惹かれ、その相克に人は惹かれるのだと。
しかしこの地に来た一人の男は、この地に来る多くの不死とは違い、火にも、その相克にも惹かれなかった。
彼の求めるもの、それは『偉大さ』だったからである。
太陽の戦士ソラール「………」
省29
20: [saga] 2016/09/15(木)19:17 ID:KpK00xl90(19/25) AAS
ブワッ! ブワッ!
レディ「高度が下がってるわ。やっぱりくっついてきたみたいね彼」
コブラ「やれやれ大したジャンプ力だね。ドラゴンの脚に飛びつくあたり、趣味の方はちょっとイケないな」
レディ「またそんな事言って。どうするの?」
コブラ「乗捨てってのも手かな?」
省18
21: [saga] 2016/09/15(木)19:23 ID:KpK00xl90(20/25) AAS
理解しがたい光景にソラールは初めこそ怯んだものの、彼の正義感と人の良さが、怯みを打ち消した。
正体の分からない男女が、いかにして凶暴な飛竜を手懐けたのかは、彼には分からない。
二人が良いものなのか、それとも悪しきものなのかも、彼は知りようもない。
ただ太陽の戦士の目には、彼らが危機の中にあるという事だけが映っていた。
バジィン!
牛頭「グモオオオオオオオ!!」
牛頭のデーモンを、またしても雷が貫く。
デーモンは断末魔の叫びを一声上げると、飛竜の脚から手を離し、橋に墜落したが…
省25
22: 2016/09/15(木)19:29 ID:lmHVcEqe0(1/2) AAS
ん?
これ前に読んだような
23: 2016/09/15(木)19:37 ID:kzsvIzYIo(1) AAS
落ちたから復刻盤かな?
24: 2016/09/15(木)19:43 ID:ctY4HkzmO携(1) AAS
立て直し?取り敢えず支援
25: [saga] 2016/09/15(木)19:47 ID:KpK00xl90(21/25) AAS
時間が取れたから復刻ついでに修正入れてます。
自治スレ見てなかったからスレ落ち待ちの期限が三ヶ月から一ヶ月に変わってた事に気付かなかった。
26: 2016/09/15(木)20:11 ID:lmHVcEqe0(2/2) AAS
なるほど
ゲームの方はわからんけどコブラものとして楽しく読ませてもらってたよ
27: [saga] 2016/09/15(木)20:59 ID:KpK00xl90(22/25) AAS
縛から解かれた飛竜は怒り狂い、猛っていた。
己を捕らえて痛みを負わせた者を焼き、ソウルを食らう事だけが、怪物の目的となっていた。
ヘルカイト「グギャアアアアアアアアアアアアア!!!」
だが、かの竜達の『出来損ない』としてこの世に生を受けた者には、知恵など無く、
ただ目の前の戦士にのみ、敵意を向けていた。
ゴワァ…
真っ黒に開かれた飛竜の口内から、熱がせり上がる瞬間、ソラールは雷を投擲する。
省24
28: [saga] 2016/09/15(木)21:01 ID:KpK00xl90(23/25) AAS
レディ「あそこの建物の中に焚き火があるわ。少し休憩しましょう?」
コブラ「そうだな。さっきからオレも働き過ぎのせいか青くなったり赤くなったりで、少し休暇が欲しかったんだ」
コブラ「アンタはどうだい?」
ソラール「う、うむ。俺もあの篝火が目的だったんだ」
省1
29: [saga] 2016/09/15(木)21:02 ID:KpK00xl90(24/25) AAS
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コブラのベルト
コブラが身につけている特製のベルト。
バックルにはカード状の物を収納するケース、カメラ、
着脱式双眼鏡といった機能が仕込まれている。
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30: [saga] 2016/09/15(木)21:06 ID:KpK00xl90(25/25) AAS
パチパチ……
コブラ(不思議な炎だ……当たっているだけで心身の疲労が消えていく…)
コブラ(燃え方もおかしい……ただの炎じゃないってことか)
コブラ(…まさか、あの時オレたちを飲み込んだ炎ってのも、もしかすると…)
省27
31: [saga] 2016/09/16(金)02:26 ID:arCyxKGf0(1/21) AAS
戦士「お、おお…見ろ…俺の体が透けていく…」
戦士「どうなってるんだ…?」
ソラール「見当もつかない…痛みはあるか?」
戦士「いや、痛くはない……だが、どこか懐かしい感じがするんだ…」
省11
32: [saga] 2016/09/16(金)02:39 ID:arCyxKGf0(2/21) AAS
俺は、鐘を鳴らしにまた不死街に入った。
街の中は相変わらず亡者だらけだったが、あいつらを倒すのにも、もう慣れていたな。
ソラール「……?」
しかし、いつもと同じ景色の中にあって、一つだけ変化した物を見つけた。
開けたはずのない扉が開いていた程度のものだったが、用心するに越した事はないからな。
俺は剣を構えながら、足音を立てないように、民家に入った。
戦士「………」
省7
33: [saga] 2016/09/16(金)03:01 ID:arCyxKGf0(3/21) AAS
ソラール「あれ以来、彼はあそこに座ったまま、何もしようとしない」
ソラール「使命を見出し、それを果たさぬ限り、何をしようとロードランからは出られない………仮に他者の時の流れから抜け出しても、抜け出した先にある自分の世界は、やはりこの地のみなのだ……と、悟ってしまったんだ」
ソラール「この地にある偉大な力……その力がここに来る者達を縛り付ける。彼はそれに屈してしまい、心を折ってしまったということだ」
コブラ「………」
省8
34: [saga] 2016/09/16(金)03:08 ID:arCyxKGf0(4/21) AAS
コブラ「体に時限爆弾を仕掛けられるよりは気楽な話さ。なぁレディ?」
レディ「そうね。にやけ顏でそんな事言えるのは、貴方ぐらいなものって所もね」
ソラール「………そちらの騎士殿に聞きたいのだが、じげんばくだんとは一体…?」
レディ「いつ爆発するかを予め決めておく事ができる爆弾よ。簡単に言えば、導火線のついた火炎瓶の高級品ってところかしら」
ソラール「…うむ……」
省10
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