長編SS投下用スレッド (142レス)
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103: 『諦念と執念』 2013/08/16(金)11:39 AAS
学校での嫌がらせは確実に減りつつあるが、俺は別の問題に直面していた。それは。
「あんた、今度の土曜付き合いなさいよ。」
諸悪の根元たる団長様からの御達し。最も今は俺は無関係だけに言う事を聞く筋合いもないんだがな。
「お前が何を言いたいか、さっぱりだ。予定を話すなら、その日は佐々木と約束がある。よって参加は不可能だ。」
こう言っておけば、追求も来ないだろう。涼宮にしても、わざわざこうした面倒は避けたいだろうしな。
だが、この日の涼宮は違った。
「佐々木さんも一緒に来れば、何の問題もないわ。」
…一瞬、耳を疑った。少し参加しないうちに、随分とオープンになったんだな、SOS団は。
「断わる。お前と違って凡人たる俺は、これまでの学習の遅れを取り戻すのに必死なんだ。佐々木の教えのお蔭で、何とか成績が上昇しつつあるが、この流れを今更変えたいとは思わん。」
「お勉強、ねぇ。」
省18
104: 『諦念と執念』 2013/08/17(土)03:50 AAS
最近、タバコを喫ってみた。
行動だけを真似て大人になれるわけでないが、ただのポーズとしては良いかと思い、喫ってみたが…あんなもの、よく喫えるものだ。
記憶にあった父のタバコ…エコーとやらを喫ってみたら、頭は痛くなるわ噎せるわ息は臭くなるわで、それこそ百害あって一理もなかった。その帰りにキョンがタバコを喫っていたのを見て取り上げて暫く説教をした。
ポーズを真似てもどうしようもない、と最もらしい理由を言い、タバコを取り上げて捨ててやった。我ながら身勝手だとは思うが、やはりあんな臭いを身に纏うのは堪忍願いたい。
…喫煙の効能は分かるが、臭いがダメだ。私には堪えられない。学内にある吸殻を見て溜息をつく。
進学校故に、皆ストレスがあるんだろうな。そう思い私は地面にあった吸殻を足で踏み躙り、地面に埋めた。
「…佐々木さんってタバコなんて喫ってたんだ?」
唐突に声をかけられ、私は後ろを向いた。そこにいたのは…
「涼宮さんか。驚かせないで。」
涼宮さんだった。
省20
105: 『諦念と執念』 2013/08/17(土)05:23 AAS
放課後になり、俺は止む無く古泉の教室へと向かう。古泉は如才ない笑顔で迎えた。
「歓迎は出来んな。事と次第によっては扱いが手荒になるぜ。」
古泉は肩を竦めると、また如才ない笑顔を浮かべた。
「立ち話も何ですし、宜しければ文芸部室に行きますか?涼宮さんはお帰りになられましたし、そちらのほうが話もしやすいですから。」
古泉の言葉に、俺は露骨に顔を顰めた。
「断わる。俺は文芸部室に近寄るつもりはない。」
確かにそっちが都合はよかろう。長門や朝比奈さんにしても、あの二人の話も聞けるだろうしな。だが。
今更話す事は何もない。接近した理由も全てハルヒ絡みであった以上、ハルヒとの付き合いを絶った今、彼女らとの繋がりもないわけだ。それはお前にしても同様なんだがな、古泉。
明確な拒絶の意思に、古泉は溜息をついた。
「言い訳を宜しいでしょうか?」
省19
106: 『諦念と執念』 2013/08/23(金)10:16 AAS
「疑問は尽きませんよ。」
「特別に疑問はないだろ。自惚れかも知れんが、恐らく佐々木に恋人として付き合おうと言えば付き合えると思うぜ?」

「何故?あいつはそんな無責任だと思えないけど?」
「責任の所在は、50%50%だよ。多分、私が望むならば世間一般の恋人になる事も出来るとは思う。」

「「だからこそ付き合えない。」」

「これから先、あいつなら幾らでもいい男と会えるだろう。」
「私でなくとも、彼を包む存在なんて、これから掃いて捨てる位出るわよ。」

「そんな奴が、佐々木の前に現れるまで…」
「キョンを任せられるような人が、キョンと出会えるまで…」
省9
107
(1): 『AM4:00』 2013/08/24(土)03:26 AAS
「そろそろ寝るか…」
これまでサボっていただけに、正直遅れを取り戻すのは大変だ。日々の積み重ねというものの大切さが痛切に身に沁みる。
佐々木の場合だと、小さな事の積み重ねがあいつを形成していっているのだろうな。
佐々木は実はとんでもなく不器用な奴なんだな、と思う。不器用であるのに、器用に振る舞う。だからこそあいつを勘違いする奴も多いんだろうな。
「(器用であれば、もう少し小狡く振る舞うだろうし、俺にしても佐々木と一緒にはいないんだろうが。)」
俺だって不器用だ。
もっと小狡くいけば、恐らくは佐々木を幸せに出来るのかも知れない。…まぁあいつを騙すのは不可能だろうが。多分俺はあいつを騙せない。
それが出来る程に器用であれば、ハルヒなんぞ赤子の手を捻るようなものだ。自分の気持ちすらコントロール出来るなら、それこそ人は救えない位に器用になるのだろう。
全て混ざりあっているからこそ、人は冷たく、そして暖かい。
外は闇が薄っすらと明け、深い群青色となっている。夜は明ける前が一番暗いというが…
省7
108: 2013/10/01(火)09:56 AAS
>>107
続きものなら題名は統一して副題だけ変える方式にしたら?
ここにSS投下するのは君だけじゃないんだよ
ほかの人のSSが投下された時ややこしくなると思わない?
109: 2013/10/03(木)22:07 AAS
確かにそうですね。失念していました。
タイトルを『ふたり』として副題を組み入れたいと思います。
御指摘ありがとうございました。
110: 『新緑の頃』 2014/05/14(水)00:21 AAS
*以前あったキョンと佐々木さんの幼馴染もの、『おさななじみ』の続き。

野球大会に出る羽目になり、長門に何とかしてもらいながら頑張っていたわけだが…
神の慈悲か、悪魔の一撃か。俺は見事に腰をやってしまった。
「災難だね、全く…」
ハルヒに一頻り笑われ、朝比奈さんの治療を受け、長門に謝り…後は控えの佐々木と喋っていた。
現在こちらの攻撃中。バッターはハルヒだ。
「野球は観戦しているだけでも楽しいね。」
「やれると更に楽しいんじゃないか?」
「どうだろう?僕の切れた運動神経は御存知かと思うが。」
「だなぁ。」
省14
111: 『新緑の頃』 2014/05/14(水)00:37 AAS
「あー、折角のホームランボールが…」
ハルヒが鼻をこする。
「酷いよ!何するの涼宮さん!」
佐々木が当然の如く抗議するが…
「仕方ないでしょ!何かくしゃみ出て打ち損じたんだから!」
…あぁ、確かにあいつは図々しいな…
結局良い所まで行ったが、結果は敗退。皆でファミレスで残念会となる。
「貴方も大変でしたね。」
古泉が労ってくれたが…腰の痛みには変えられん。
「負けたというのにも関わらず、閉鎖空間が起きないのは奇跡ですよ。それだけ貴方と佐々木さんとの付き合いが楽しいという事でしょいかね。」
省6
112: 『新緑の頃』 2014/05/14(水)00:54 AAS
…帰りに腰が痛いので佐々木の肩を借りて帰ったのだが、それが原因で閉鎖空間が発生したそうだ。理由を尋ねたが、古泉は頑として口を割らず…
まぁ俺の知る由もない話だ。

END

仲良し佐々ハルにしてみましたw
古泉を同性の親友ポジにすると、完全に悪友になりますね…
良ければ誰か本スレに転載して頂ければ助かります。
113: 『ユバス』 2014/09/29(月)11:35 AAS
『ユバス』

佐々木「…うう…はっ、ここは?なんで私は縛られて…?」
ハルヒ「気が付いたのね。佐々木さん。」
佐「涼宮さん?あなたが私を縛ったの?」
ハ「そうよ。」
佐「理由を教えてくれないかな。場合によっては抵抗はしないから。」
ハ「理由?そうね。全てはキョンのせいね。」
佐「キョン?彼がどうしたの?」
ハ「佐々木さん。貴女とキョンは仲が好すぎるわ。アタシがとても入り込めない位に。だから思ったの。」
佐「…」
省16
114: 『ユバス』 2014/09/29(月)11:36 AAS
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佐「どうかしら、私の愛撫?」
ハ「ああぅ…ぅあ…こ、こんなぁ…これじゃ逆じゃないのぉ…ひぐぅ…」
佐「もっと気持ち良くなって欲しい…こことか」
ハ「ああぁああ!!」
佐「こっちも」
省9
115: 『ユバス』 2014/09/29(月)11:37 AAS
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ハ「あぁんん…うふぅ…ひん…もう、ゆるしてぇ…私が悪かったですぅ…」
佐「貴女は何も悪くないわ。キョンを交際相手ごと自分の物にする、正しいことよ。」
ハ「ひあああぁああぁ!!」
佐「ねえ、涼宮さん。私が彼の事をあだ名で呼ぶように、私にもあだ名があるのよ。知りたい?」
ハ「はいい。知りたいですぅ…」
省8
116: 『ユバス』 2014/09/29(月)11:38 AAS
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ハ「ユバスお姉さま…ハルヒはお姉さまの物ですぅ…」
佐「嬉しいわ。これでキョンが私を選んでくれ易くなったわ。貴女を選べは貴女一人だけど、私を選べ

ば両方手に入るんだもの。可愛い貴女との抱き合わせ販売ね。くつくつ。」
ハ「お姉さまだけでなく、キョンにも可愛がってもらえるの?ハルヒは幸せ者ですぅ。」
佐「でも単体の貴女の魅力を+100として、私が付属すれば-50されてしまう。これでは…」
省12
117: 『ユバス』 2014/09/29(月)11:40 AAS
↑すみませんが、海外からなので本スレに書き込めません。

どなた様か、本スレに転載いただければ嬉しいです。
118: 2014/10/13(月)09:28 AAS
転載してきましたミスってませんように

面食らったけど佐々木+ユバスでサキュバスはなるほどなーとw
119: ユバス 2014/10/15(水)17:25 AAS
↑ご親切にどうもありがとうございました。
120: ハロハロ愉快 2014/10/18(土)10:45 AAS
『ハロハロ愉快』

ハルヒ「ハロウィンよ!皆、仮装して来た?ちゃんとモンスター限定になっているか、チェックします!

まずはキョン!」
キョン「おい、ちょっと…」
ハルヒ「うん。狼男ね。よし、次!」
キョン「狼じゃねえだろ!どう見たってトナカイだろ!?なんだ、この使い回しは!」
ハルヒ「次!有希は雪女ね!似合っているわ!」
長門「…」
ハルヒ「お次はみくるちゃんね!…あれ?緑の髪に未来的なドレス、ねえ、こんなモンスターいたっけ?」
朝比奈「みくるみくるにしてやんよ……ですぅ。」
省5
121: ハロハロ愉快 2014/10/18(土)10:46 AAS
キョン「お前の仮装は何なんだ?鳥みたいだがダチョウか?」
ハルヒ「こんなダチョウがいるか!当ててみなさいよ、少しは頭を使いなさい!」
キョン「鳥だからな…ガルーダ?フェニックス?ロック鳥?」
ハルヒ「ブーッ!全てハズレ。降参?」
キョン「ああ。」
ハルヒ「ハルピュイアよ!ハーピーともいうわ!」
キョン「涼宮ハーピー、ってか。やかましわ!」

佐々木「…………」
キョン「おい、そこでさっきから何を観察している!」
佐々木「僕の出番はいつ来るのかなあ、とね。」
省5
122: ハロハロ愉快 2014/10/18(土)10:48 AAS

海外なので本スレに書き込みできません。

もしよろしければ、転載して下さると嬉しいです。
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