[過去ログ] とある魔術の禁書目録 8フラグ目 (1001レス)
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60: 579 ◆UHJMqshYx2 2008/02/21(木)00:44 ID:78NvXgkx(1/13) AAS
なんか間の悪いときにしか現れないな、おれ。

すいません単発のネタ切れ。
外部リンク[html]:red.ribbon.to
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のシチュエーションの続きで連作にしようかなあと。

連作のタイトルは『あなたに伝えたい message_d'amour』で。
前がオルソラのターンで、今回はインデックスのターンと。
61: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:46 ID:78NvXgkx(2/13) AAS
 イタリアから帰って退院も済ませた、ある日の帰り道。
(記憶喪失っていうのは、相変わらず隠した状態で――ホントに良かったんだろうか俺?)
 買い物袋を両手に提げて、所帯じみた雰囲気を背負いながらも上条当麻は別のことに頭を悩
ませていた。
 普通なら、そう、記憶喪失を隠しているなどという特殊な状況がなければ、だ。役得どころか、
俺ってモテモテ? などと自惚れても良いような状況をイタリアで体験してきてしまったのだ。

 初めてが4P。
 おいこら上条、俺と変われ。あ、いや、これはおいといて。

 そのうちのふたりは、普段の住まいであるイギリスに帰っていったため、あんなことはまあ当面
ありえないのだろうが、問題は、残るひとり――で、ある。
省40
62: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:47 ID:78NvXgkx(3/13) AAS
 ―――自称『元・魔術師』、テルノア。
 学園都市の中から見れば奇抜な服装、というのも、いずれかの十字教の魔術的組織(と思わ
れる)に関係するのだろう、そういった服装だからだ。
 彼女は、断片的に手に入れた上条の〈幻想殺し〉についての情報から、それを科学最大の悪と
断じて学園都市に潜入。街もろとも強力な震災術式で〈幻想殺し〉を消そうとした張本人である。
 その事件は、例によって例のごとく上条の「その幻想をぶち壊す!」というセリフとともに阻止さ
れた、のだが―――

 その、上条の命を、そして学園都市の破壊を狙った少女が目の前にいる。
 事件は一応解決を見たため、まあ良しとする。科学というものの存在価値を認めて、それに興
味を持つというのも、悪いことではない……むしろ、相互理解のためには良いことだ。
省33
63: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:48 ID:78NvXgkx(4/13) AAS
                     −*-

 エレベーターに乗り込んで七階のボタンを押した。
「はあああ……」
 溜息が思わず口をついて出る。そんな上条の姿を見て、背後の少女が言った。
「なに? そんなに肩、落としちゃって。こんな美少女と一緒に居るのに、このこの憎いよー?」
 肩を落とした上条は、その軽口にさらにがくりと首を落とすと、のろのろと顔だけを振り返らせた。
呻くような声で、その意思に反して連れてこざるを得なくなった少女に毒づく。
「……カミジョーさんは、連いて来てほしいなんて一言も言って無いのですが?」
 睨む元気もない。
 恨めしい、と言う気分だけは視線に込めたつもり、の上条なのだが。
省38
64: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:49 ID:78NvXgkx(5/13) AAS
 わずかに驚きの声を上げたインデックスも、抱きすくめられて上条の胸に顔を埋める形になって、
肩の力が抜けていった。
「わ、わかったから、とうま」
 少女の声にも微かに照れの響きが入る。赤く染まった頬を上条の胸に押しつけながら、インデッ
クスが答える。
「お人好し、なんだから。とうまは…。少しだけなんだからね」
「判ってくれて嬉しいですよカミジョーさんは」
 ようやく安堵の溜息が漏れる。そうして落ち着いたところで、今度は背後からの無遠慮な視線に
気が付いた。
「はあー、やっぱり、英国清教会の禁書目録の修道女がこんなところにいる理由は、こんなことだっ
省36
65: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:51 ID:78NvXgkx(6/13) AAS
 テルノアの口上に対し、何と言っていいのかとますます困惑を深める上条が言葉をひねり出す
前に、話題に上がった当の本人のうちの一人――インデックスが口を開いた。
「あなたたちがなんて言ってるかはともかく、私がとうまと一緒にいて、どういう関係かなんて関係
ないかも。でも、見てのとおりに思っていいから、ここにいても邪魔は無しなんだよ、テルノア」
 インデックスの顔は笑っているのだ。しかし、口調は断定的で反論を許す雰囲気ではない。
 この純白シスターがここまで強い態度に出る、と言うのもなかなか目に入るものではないのだが、
なぜインデックスはこんなに語気を強めているのだろう、と思いつつも上条はインデックスを見下ろ
した。
 上条の目線に気づいた銀髪碧眼の少女が、上条を見上げる。
 その瞳が上条の目線と合うと、インデックスは頬を染めつつ、
省36
66: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:51 ID:78NvXgkx(7/13) AAS
 上条にはどこか挑発的にも聞こえる…もちろん、本人にそのような意思があるのかどうかは判ら
ないが、そんな口調でテルノアが言った。しかし、そんな挑発に乗ってはいられない、早く休みたい
一心の上条当麻である。
 が、背後から別の声が聞こえてきた。
「そ、そうだよとうま! こんなのに遠慮してそんな狭いところで寝ること無いんだからっ! い、いつ
もどおり一緒に寝たら良いんだよっ!」
 あれは絶対にブラフだ。
 そのように感じたから上条はいつものようにユニットバスに向かったのだが、何をどう思ったのか、
それとも単純にブラフに引っかかったのか、インデックスがとんでもないことを叫びだした。
 まさか今日のこの状況で、そんなこと出来るはずが無い、と、その言葉を発した少女に向かって
省34
67: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:52 ID:78NvXgkx(8/13) AAS
 なんですとーっ!!!!! と、上条がシリアス調に顔面へと影を落としつつ硬直するのを前に、
インデックスが上条へとにじり寄る。
 その胸元へ身体を寄せると、じっ、と上条の瞳を見つめて――それが何か、もの凄く思わせぶり
に見えたのは何故だろうか――顔を上げると、目を閉じた。
(これはっ! 完っ璧に! 逃げられない状況をっ!)
 背中をダラダラと脂汗がこぼれ落ちる。が、その様に思ったとおり、逃げられない状況をテルノア
ではなくインデックスに作られてしまった。
 今更思うに、ひょっとするとテルノアは本当に素でボケていただけで、それを自分たちが勝手に意
味を取り違えていたのではないだろうか。
 しかし、もう遅い。ベッドの脇では件の天然少女が頬を染めながら、興味深そうにこちらをジッと見
省37
68: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:53 ID:78NvXgkx(9/13) AAS
 布団に潜り込んで即座に寝たふりを始めた。
「……とうま? ねえ、とうまってば?」
 無理やりに胸元に抱え込まれたインデックスが、一応は小声で上条に話しかける。
 しかし、ここはこの銀髪の少女が怒ろうがどうしようが誤魔化し通すしかない。まさか、人前でおっ
ぱじめられる訳が無いでしょうがーっ! と、上条も心中泣きそうなのだ。
 いつ、この獣化少女がこの腕を振り解いて噛み付いてくるのだろう、とビクビクしながら、それでも
寝たふりをしていた上条の耳に、インデックスの声ではない声が聞こえる。
「むむー。そ、そんな風に見せ付けられるのは私としても心中穏やかじゃないんだけど。でももうこ
れ以上見せるとかじゃないよね? 寝て良い? 灯りはこのヒモ引っ張ったら消えるんだよね?」
 それは、インデックスの暴走に置いてけぼりにされていたテルノアが、考え込むような、呆れたよ
省42
69: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:54 ID:78NvXgkx(10/13) AAS
「いじわるしちゃ、やだよ…なんにも関係ないもん……とうま、ねえ…」
 上条が言葉を発しようとしたそれよりも早く、インデックスが甘えた声を出す。
 確かにここ何日かは、毎日、毎日毎日ヤってたらカミジョーさんタダでさえアホなのにもっとアホ
になっちゃう! と我慢はしていたが。
 銀髪を乱し、碧眼を潤ませたインデックスは、上条よりももっと我慢の限界に近かったのだろうか。
上条の怒張を挟み込んで、自らの腰を小刻みに動かしている。

 はっ、はっ、と小刻みに吐き出される乱れた甘い吐息が顔や首に当たって、
 少女の濡れた襞が固くなった先端を撫で、
 頭の中がこの少女への渇望に塗り変わっていくと同時に――

 ベッドの脇で寝ているはずの不意の客人のことを、上条は忘れた。
省34
70: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:55 ID:78NvXgkx(11/13) AAS
 
(え、うそ、まじ、ちょ、えええ―――)
 禁書目録の修道女を保護している、というのは知っていたし、目の前で濃厚なキスシーンを見せ
つけられて、(くやしいけれど)噂通りにどうやらそう言う関係のようだ、とも思ったけれど、まさかそ
のずっと先の行為まで始められるとは、夢にも思わなかった。
(ううっ、み、見せつけてやって来たって無駄って言いたいワケ?)
 硬直化していた思想、というか思考を正されて、それでも誇ることも見下すこともせず、見も知ら
ぬ誰かを助けて威張りもせずに立ち去った少年に衝撃を受けた。
 命を狙って追っていたそのときから、噂通りに周囲は女の子だらけだとは思ったけれど、それでも
引っぱたかれてその姿が眩しく見えるようになってしまったのだ。
省45
71: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 2008/02/21(木)00:56 ID:78NvXgkx(12/13) AAS
 ただでさえ狭いインデックスの秘所が、さらに強く締め上げてきた。ビクビクと体を震わせ、半ば
目の焦点を失いつつ嬌声を上げるインデックスは、もはや限界が近いのだろう。
 バックの騎乗位から突き上げる腰の動きを早めた。自らも、そろそろ限界だ。
「らめ、らめ、らめ、あああっ、ひああ」
 上気しきってピンクに染まったインデックスの背中が、腰が、お尻が上条の上で跳ねる。
 体が跳ねるのに合わせて踊る銀髪が、そのリズムを一瞬変えた。同時に、少女の秘所が上条を
折れそうなほど締め上げる。
「ふああああ――――っ」
 みたび絶頂を迎えた少女の、ひときわ高い声と締め付けが、上条の限界を突き崩して、
「うっ、くっ……」
省43
72: 579 ◆UHJMqshYx2 2008/02/21(木)00:56 ID:78NvXgkx(13/13) AAS
おわり。

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