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とある魔術の禁書目録 8フラグ目 (1001レス)
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61
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『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』
2008/02/21(木)00:46
ID:78NvXgkx(2/13)
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61: 『2nd Term:とびきりの夜? gimme_your_love.』 [sage] 2008/02/21(木) 00:46:11 ID:78NvXgkx イタリアから帰って退院も済ませた、ある日の帰り道。 (記憶喪失っていうのは、相変わらず隠した状態で――ホントに良かったんだろうか俺?) 買い物袋を両手に提げて、所帯じみた雰囲気を背負いながらも上条当麻は別のことに頭を悩 ませていた。 普通なら、そう、記憶喪失を隠しているなどという特殊な状況がなければ、だ。役得どころか、 俺ってモテモテ? などと自惚れても良いような状況をイタリアで体験してきてしまったのだ。 初めてが4P。 おいこら上条、俺と変われ。あ、いや、これはおいといて。 そのうちのふたりは、普段の住まいであるイギリスに帰っていったため、あんなことはまあ当面 ありえないのだろうが、問題は、残るひとり――で、ある。 自分の気持ちはどうか、と問われれば、きっとその娘のことが好きなのだ。だから、記憶喪失を 隠してでも、その少女が望む、自分の元での保護、と言う選択肢を取ったのだ。しかし。 しかしである。 食っちゃったのだ。要するに、やっちゃった。 本当に良かったのだろうか。 しかし事実は事実、すでに既成事実であってどうしようもなくて。 その少女、インデックスはいままで家事らしい家事なんてちっともしなかったのに、ちらちらと上 条の様子を伺いながらシーツの交換などしている時があって。 こんなこと、良くないはずなのだ。『記憶喪失の俺』は、『インデックスを助けた上条当麻』じゃな くって――と、普段は今まで通りにユニットバスに逃げ込むのだが。 少女がシーツを交換した日に風呂桶で寝ようなどとすれば。 「う…っ」 頭骨が疼く。とりあえず、上条はとりとめのない想像をすることを止めた。 そうして意識を帰宅することに集中しようとして、顔を上げたそのとき。 アルファベットの『X』の形をしたペンダントを下げ、ここ学園都市では奇抜とも言える服装をした 少女が、上条当麻を待ち伏せするように現れた。 見覚えのあるその顔に、と言うより、他の事を考えていたときに現れた意外な人物に驚いて、動 作が止まる。何か言おうとしても、パクパクと口が動くのみだ。 「確かにわたしはー……いろいろやったけど? でも、全部ひっくり返して無理矢理視線の向きを 変えさせたのは、あなた、じゃない。違う? 上条当麻くん。だから、」 少女は、上条が驚きの表情から声を絞り出すその前に、ひとりでに語り始める。 「わたしの喉を治した科学、その陣営の総本山をもう少し見てみたいと思ったって、それは自然な ことだとは思わない?」 しかし、上条が訊きたいのはそんなことではない。 「いや、違って! いま、お前が学園都市を見たいとか、居るっていう、そんな理由は良いんだ理 由は! それでどうして――」 「だって、わたしは不法侵入者だし。お金、持ってても、IDがどうとかで泊まるところとか、全然無 いし。ここまで何日かは、泣く泣くバス停ー、とか、地下街の片隅ー、とかで野宿したけど、ちょっ と寝ただけで変なドラム缶がピコピコ言いながらやって来るし、それに、わたしみたいなうら若き 乙女が野宿なんてしてると、目つきの悪い若い衆とかが寄ってきちゃうしー」 ここ数日間の『過酷なホームレス生活』を語りながらも、顔などの色つやが良いところにこの少 女の胡散臭さを感じている上条なのだが――少女が語り終えることだけは、とりあえず、待つ。 「そうなれば、しばらくここに居るためには、どこか寝泊まりする場所だって欲しいじゃない。上条く んは、わたしに…無理矢理……あんなこと、したわけだしー……」 奇妙な服装の少女がポッ、と頬を染めながら続けた言葉に、話し終わるのを待つつもりだった 上条もさすがに慌てて反論を返した。 「かっ、カミジョーさんがあなたに一体何をしましたかっ! アレのことをどうこう言うなら、それは 君の責任でしょうがっ、違う? 違うのテルノアさん!!!」 詰め寄る上条に、テルノアと呼ばれた少女が見るからにオーバーなリアクションで両手を口元 に持って行くと、これまた演技臭ただよう表情で上条を見つめる。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203107365/61
イタリアから帰って退院も済ませたある日の帰り道 記憶喪失っていうのは相変わらず隠した状態でホントに良かったんだろうか俺? 買い物袋を両手に提げて所帯じみた雰囲気を背負いながらも上条当麻は別のことに頭を悩 ませていた 普通ならそう記憶喪失を隠しているなどという特殊な状況がなければだ役得どころか 俺ってモテモテ? などと自惚れても良いような状況をイタリアで体験してきてしまったのだ 初めてが4 おいこら上条俺と変われあいやこれはおいといて そのうちのふたりは普段の住まいであるイギリスに帰っていったためあんなことはまあ当面 ありえないのだろうが問題は残るひとりである 自分の気持ちはどうかと問われればきっとその娘のことが好きなのだだから記憶喪失を 隠してでもその少女が望む自分の元での保護と言う選択肢を取ったのだしかし しかしである 食っちゃったのだ要するにやっちゃった 本当に良かったのだろうか しかし事実は事実すでに既成事実であってどうしようもなくて その少女インデックスはいままで家事らしい家事なんてちっともしなかったのにちらちらと上 条の様子を伺いながらシーツの交換などしている時があって こんなこと良くないはずなのだ記憶喪失の俺はインデックスを助けた上条当麻じゃな くってと普段は今まで通りにユニットバスに逃げ込むのだが 少女がシーツを交換した日に風呂桶で寝ようなどとすれば うっ 頭骨がくとりあえず上条はとりとめのない想像をすることを止めた そうして意識を帰宅することに集中しようとして顔を上げたそのとき アルファベットのの形をしたペンダントを下げここ学園都市では奇抜とも言える服装をした 少女が上条当麻を待ち伏せするように現れた 見覚えのあるその顔にと言うより他の事を考えていたときに現れた意外な人物に驚いて動 作が止まる何か言おうとしてもパクパクと口が動くのみだ 確かにわたしはーいろいろやったけど? でも全部ひっくり返して無理矢理視線の向きを 変えさせたのはあなたじゃない違う? 上条当麻くんだから 少女は上条が驚きの表情から声を絞り出すその前にひとりでに語り始める わたしの喉を治した科学その陣営の総本山をもう少し見てみたいと思ったってそれは自然な ことだとは思わない? しかし上条が訊きたいのはそんなことではない いや違って! いまお前が学園都市を見たいとか居るっていうそんな理由は良いんだ理 由は! それでどうして だってわたしは不法侵入者だしお金持っててもがどうとかで泊まるところとか全然無 いしここまで何日かは泣く泣くバス停ーとか地下街の片隅ーとかで野宿したけどちょっ と寝ただけで変なドラム缶がピコピコ言いながらやって来るしそれにわたしみたいなうら若き 乙女が野宿なんてしてると目つきの悪い若い衆とかが寄ってきちゃうしー ここ数日間の過酷なホームレス生活を語りながらも顔などの色つやが良いところにこの少 女の胡散臭さを感じている上条なのだが少女が語り終えることだけはとりあえず待つ そうなればしばらくここに居るためにはどこか寝泊まりする場所だって欲しいじゃない上条く んはわたしに無理矢理あんなことしたわけだしー 奇妙な服装の少女がポッと頬を染めながら続けた言葉に話し終わるのを待つつもりだった 上条もさすがに慌てて反論を返した かっカミジョーさんがあなたに一体何をしましたかっ! アレのことをどうこう言うならそれは 君の責任でしょうがっ違う? 違うのテルノアさん!!! 詰め寄る上条にテルノアと呼ばれた少女が見るからにオーバーなリアクションで両手を口元 に持って行くとこれまた演技臭ただよう表情で上条を見つめる
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