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ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ6 (1002レス)
ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ6 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1704672583/
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335: 132人目の素数さん [] 2024/02/01(木) 18:36:11.02 ID:nkXreRAg つづき 可算無限個の長方形を使った測度を考えます。図形(平面の有界な集合)Sを,重なりを許した 可算無限個の長方形I1,I2,...で覆ったとき,それらの長方形の面積I1, I2,...の和の下限inf ∞ ? i=1 IiをSのルベーグ外測度といい,m∗(S)で表します。 カラテオドリの意味の可測性もなりたつことが知られています。より一般的には,上の性質1〜3を満たすm∗を外測度といい,それがある集合に対してカラテオドリの意味で可測であるとき,その集合を可測集合といい,その外測度を測度とよびます。 零集合と「ほとんどいたるところ」 ここまでの議論をふまえて,最初の「有理数全体の幅」の問題を考えます。ここまでは平面上の図形を長方形で覆うイメージを思い浮かべてきましたが,ここでは,数直線上のある集合を「区間」を組み合わせて覆うことを考えます。有理数は可算無限個あるので,ジョルダン測度の考え方で「幅」を考えることはできません。そこで,ルベーグ測度で考えます。有理数は可算ですから,通し番号をつけてa1,a2,...an...と表すことができます。ルベーグ測度の考えでは,有理数の集合が数直線上でもつ幅は,有理数全体を区間の組み合わせ(重なってもよいことに注意)で覆ったときの,区間の長さの合計の下限です。そこで,εを任意の正の数とし,a1を幅ε/2の区間で,a2を幅ε/2^2の区間で,・・・,anを幅ε/2^nの区間で覆うとします。このとき区間の長さの合計は ε/2+ ε/2^2+・・ + ε/2^n+・・ =ε となります。εは任意の正の数ですからいくらでも小さくすることができるので,区間の長さの合計の下限は0となります。すなわち,有理数全体のルベーグ測度は0となります。 したがって,最初の問題 で,積分区間内の有理数に対応する線を,積分からすべて抜き取っても,積分の値(面積)は変わらない,ということになります。ルベーグ測度に対する有理数の集合のように,測度が0である集合のことを零集合といいます。また,「測度0の集合を除いた部分で」ということを,ほとんどいたるところ5で,といいます。次回は,ルベーグ測度を基盤として構成された積分(ルベーグ積分)によって,これまで学んだ積分(リーマン積分)では表現できない積分を表すことを考えます。 (引用終り) 以上 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1704672583/335
344: 132人目の素数さん [] 2024/02/02(金) 13:24:29.99 ID:3jiIZ1yL >>341-343 そだね 1)区間[0,1]中の数列、1/1,1/2,1/3,・・1/n・・→0 (n→∞) が、無限列である。同様に次も無限 m/(m+1)∋[0,1] 2)さて、1点は測度0である。もし、0以外の有限測度cを与えると 加法則から数列 1/1,1/2,1/3,・・1/n・・の測度は(∞に)発散するので 区間[0,1]の測度が発散するので、まずい(背理法) 3)では、1点の加算無限和がどうなるか? ところで、下記河東ゼミは「全部自分で考えろ」とは言っていない ”調べたり聞いたり”して、ゼミに望めという(自分で証明を考える力のある人は調べる必要はないが ;p) 4)一つの答えが、下記のchiebukuro.yahooにある これをよく見ると、>>335浅野晃の講義 関大 下記と同じ手筋です 『有理数は可算無限個あるので,ジョルダン測度の考え方で「幅」を考えることはできません。そこで,ルベーグ測度で考えます。有理数は可算ですから,通し番号をつけてa1,a2,...an...と表すことができます。ルベーグ測度の考えでは,有理数の集合が数直線上でもつ幅は,有理数全体を区間の組み合わせ(重なってもよいことに注意)で覆ったときの,区間の長さの合計の下限です。そこで,εを任意の正の数とし,a1を幅ε/2の区間で,a2を幅ε/2^2の区間で,・・・,anを幅ε/2^nの区間で覆うとします。このとき区間の長さの合計は ε/2+ ε/2^2+・・ + ε/2^n+・・ =ε となります。εは任意の正の数ですからいくらでも小さくすることができるので,区間の長さの合計の下限は0となります。すなわち,有理数全体のルベーグ測度は0となります。』 つまり、ε/2+ ε/2^2+・・ + ε/2^n+・・ =ε で、被覆幅を等比数列的に小さくする筋です 5)この筋は、下記の西谷達雄(阪大)Lebesque積分P10 『・零集合の高々可算個の和集合は再び零集合である. Z1,...,Zn,...を零集合とするとき,任意の≤>0に対して,Znをε2^−nより小なる体積和をもつ高々可算個の区間で被覆できる.従って,これらの区間をすべてあわせれば,Z=∪i=1〜∞ Ziは≤より小な体積和をもつ可算個の区間で被覆される』 6)ここで使われている手筋が二つある a)加算集合→可附番(通し番号をつけて) b)和を等比数列を使って小さく抑える 7)なお、>>338ルベーグ積分入門∗会田茂樹 ∗2007.11.5版(東大)では P8で、『演習問題2.15 (1)Aiがルベーグ外測度ゼロの集合ならば∪i=1〜∞ Aiのルベーグ外測度もゼロ。 (2)Aが可算集合ならばmL(A)=0』 と演習問題です ;p) つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1704672583/344
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