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ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ2 (1002レス)
ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ2 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1677671318/
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703: 132人目の素数さん [] 2023/03/23(木) 21:28:12.76 ID:KNw8p5HO >>684 追加 ああ、下記の小松 玄氏いいね 一読の価値ありだね 多分、少し古くなっていると思うけど https://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/0875-04.pdf 数理解析研究所講究録 第 875 巻 1994 年 30-46 ベルグマン核の不変式論 阪大理 小松 玄 (Gen Komatsu) 1 問題の説明 1.1. 強擬凸領域とはどんなものか ? 背景 (多変数函数論と微分幾何学). ハルトークスは, 正則領域には何らかの 凸性があるということに気付いていた. 凸領域は正則領域であるが, 凸であるという性質 は正則な座標変換によって不変な概念でない. 偏微分方程式論でも有名な E. E. Levi は, 正則領域が擬凸という性質を持つことを発見し, 擬凸領域は正則領域であろうと予想した (正則領域の特徴付け). これがレヴィの問題であり, 岡潔先生によって肯定的に解かれた ことはよく知られている. 強擬凸領域は, $C^{2}$ 級の境界を持つ generic な擬凸領域である. 強擬凸領域の境界が滑ら かなときには ( $C^{\infty}$ 級または実解析的としよう), そこで微分幾何をすることができる. ポ アンカレは,「正則領域を分類せよ」 という正則同値問題に挑戦するために, 複素二次元の 強擬凸領域の境界の微分幾何をやろうとした. これはその後 Elie Cartan の擬共形幾何 (強 擬凸領域の境界の CR 幾何) として実現された. 高次元化はずっと最近になってのことで, 田中昇先生や Chern-Moser によるものである. 本稿にも現われる CR 不変量は, Moser の 標準形 (強擬凸領域の境界の局所的な標準形) を用いて定義される. つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1677671318/703
704: 132人目の素数さん [] 2023/03/23(木) 21:29:12.30 ID:KNw8p5HO >>703 つづき 1.2. ベルグマン核とはどんなものか ? $n=1$ の場合. 領域が複素一次元の場合には, グリーン函数 $G(z, w)$ を使ってベルグマン 核を表わすことができる (Schiffer による) : この式 (13) について少し説明を補足しよう. 右辺はエルミート対称でかつ $z$ に関して も $\overline{w}$ に関しても正則であるから, この等式はまことにもっともらしい. ただ, グリーン函 数の特異性 $\log|z-w|$ がどこに行ったのか気になるが, それは微分 $\partial_{z}\partial_{\overline{w}}$ の作用で消され ているのである (但し境界には特異性が残る). 微分を超函数の意味で取れば何か残るが, 積分核の関係式 (1.3) を作用素の関係式に書き直せぱ, 仕組がよくわかる : $K^{B}=$ 恒等作用素 ?const. $\overline{\partial}^{*}G\overline{\partial}$ ( $G$ は $\nearrow|J-\nearrow\backslash$ 作用素). この等式の証明は,「特異点のまわりをくりぬいて, 部分積分してから穴をつぶす」 という 例の奴である. 高次元の場合にも, この等式は (適当な仮定の下で) 成り立つ. 但し, グ リーン作用素を $\overline{\partial}$ ノイマン作用素で置き換える. 関係式 (1.3) とグリーン函数の性質により, ベルグマン核が境界点の近傍に局所化でき ることがわかる. よって, リーマンの写像函数の境界まで込めての平滑性を使えぱ, ベル グマン核の特異性の形が単位円板の場合からわかる. 即ち, 特異点集合は (?\Omega の直積集合 の中で) $\partial\Omega\cross\partial\Omega$ の対角集合であり, 特異性の強さは主値積分核やデルタ函数と同じレベ ルである. 対角集合に制限すると, 境界に近づいたときの増大度は $0<C_{-}\leq K^{B}(z)$ . dist $(z, \partial\Omega)^{2}\leq c_{+}<+\infty$ ( $C\pm>0$ は定数) である. つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1677671318/704
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