[過去ログ] ガロア第一論文及びその関連の資料スレ (1002レス)
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142
(5): 2023/02/02(木)21:00 ID:IR67z+yT(2/4) AAS
>>141
つづき

1. 序
1994年にハーバード大学の物理学者ヴァッファから電子メールが送られてきて, 頭を思いっきり殴られたような衝撃を受けたことを, つい昨日のように思い出します. そのメールの内容は次のようなものでした. 4次元多様体 X の上のインスタントン数が n のインスタントンのモジュライ空間 Mnのオイラー数をe(Mn)としたときに,
(1)        Z(q) = Σn=0∞ e(Mn) qn
という関数を考えます.

ここで, q は不定元です. (収束の問題は考えず,単なる形式的べき級数と考えています.) このとき, ヴァッファとウィッテンは, 上の関数が保型性を持つという予想をしていて, ある多様体の例, 当時私が研究していたALE空間という4次元多様体の場合に成立しているかどうかを知りたい, と尋ねてきたのでした. (使っている専門用語はおいおい説明して行きます. また, 細かい技術的なことを省くために上の記述にはいろいろと嘘があります.)
省2
143
(3): 2023/02/02(木)21:01 ID:IR67z+yT(3/4) AAS
>>142
つづき

ヴァッファの質問への答えはイエスであったのですが, 私が衝撃を受けた理由は, 次のものです.

通常は各インスタントン数 n ごとにモジュライ空間 Mn を個別に調べていた. 一つ一つのモジュライ空間 Mn のオイラー数でなく, それらを一度に取り扱った母関数を考えるという発想が新しかった.
その上, 保型性が成り立つことは, モジュライ空間のオイラー数の列を一度に取り扱うことによって初めて見える性質であり, モジュライ空間一つ一つを見ていてるだけでは出てこない性質である. だから保型性を持つというは誰も夢想だにしなかった, 突拍子もないものである.
第一の理由は衝撃的なものではありますが, 当時ドナルドソン不変量の母関数を考えるときれいな構造を持つというクロンハイマー-ムロフカの構造定理が証明されていましたので, その方面の研究者は, そのように考えるのがよいのかもしれないと``もやもや''と感じていました. その意味では, ヴァッファが母関数を考えたことは, 革新的に新しいかと問えばそうでなかったといっていいでしょう. クロンハイマー-ムロフカの構造定理(数学セミナー8月号の亀谷さんの記事に解説があリます)は, 違ったインスタントン数を持つ二つのモジュライ空間の間に関係をつけるような新しい空間(具体的には, 2次元部分多様 体に沿って特異性を持ったインスタントンのモジュライ空間)を導入することで証明されました.

一方, 第二の理由は有限個のモジュライ空間の間の関係として記述できるものではない, という意味で完全に新しいものでしたし, 保型性という数学者にとって親しみのあるものが, 今までまったく関連すると思われていなかった4次元のインスタントンの話題に現れたので驚いたのです. こちらが衝撃を受けた本当の理由です. 特に, 保型性の裏には2次元のトーラスが隠されていることが多いので, 4次元ゲージ理論の新しい広がりを感じさせました.
省3
144
(3): 2023/02/02(木)23:16 ID:IR67z+yT(4/4) AAS
>>142
> 1994年にハーバード大学の物理学者ヴァッファから電子メールが送られてきて

ヴァッファさんは、下記ですね
”アンドリュー・ストロミンガーとともにブラックホールのエントロピーの表式を超弦理論におけるソリトンであるDブレーンを用いて統計力学的に導出した”
"2017年 - 基礎物理学ブレイクスルー賞"

外部リンク:ja.wikipedia.org
カムラン・ヴァッファ
省21
145: 2023/02/03(金)06:27 ID:wWgl+Bdv(1/7) AAS
>>141-144
>2023年のいま、モジュライと言えば、中島啓です!
>ガウスやガロアのモジュラーにあらず!
 承認欲求君はガウスもガロアも完全に諦めたらしい
 数学全てを諦めるまであと一歩だね
146
(1): 2023/02/03(金)07:00 ID:wWgl+Bdv(2/7) AAS
>>141-144
>保型空間
>保型形式

.> 4次元多様体 X の上のインスタントン数が n のインスタントンのモジュライ空間 Mnのオイラー数をe(Mn)としたときに,
> (1)        Z(q) = Σn=0∞ e(Mn) q^n
> という関数を考えます.(q は不定元です. (収束の問題は考えず,単なる形式的べき級数と考えています.) )
> このとき, ヴァッファとウィッテンは, 上の関数が保型性を持つという予想をしていて,
省20
228
(2): 2023/02/05(日)13:06 ID:XfMj3WNk(11/19) AAS
>>225-227
>文学部卒?の承認欲求君は
>文学書・歴史書・哲学書
>を読むつもりで数学書を読んだのが誤り
>数学書は論理が分って計算が出来る人でないと読めないよ

違うと思うよ
>>142 中島啓”1994年にハーバード大学の物理学者ヴァッファから電子メールが送られてきて, 頭を思いっきり殴られたような衝撃を受けたことを, つい昨日のように思い出します. そのメールの内容は次のようなものでした. 4次元多様体 X の上のインスタントン数が n のインスタントンのモジュライ空間 Mnのオイラー数をe(Mn)としたときに,”
省18
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