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ガロア第一論文及びその関連の資料スレ (1002レス)
ガロア第一論文及びその関連の資料スレ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/
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142: 132人目の素数さん [sage] 2023/02/02(木) 21:00:46.46 ID:IR67z+yT >>141 つづき 1. 序 1994年にハーバード大学の物理学者ヴァッファから電子メールが送られてきて, 頭を思いっきり殴られたような衝撃を受けたことを, つい昨日のように思い出します. そのメールの内容は次のようなものでした. 4次元多様体 X の上のインスタントン数が n のインスタントンのモジュライ空間 Mnのオイラー数をe(Mn)としたときに, (1) Z(q) = Σn=0∞ e(Mn) qn という関数を考えます. ここで, q は不定元です. (収束の問題は考えず,単なる形式的べき級数と考えています.) このとき, ヴァッファとウィッテンは, 上の関数が保型性を持つという予想をしていて, ある多様体の例, 当時私が研究していたALE空間という4次元多様体の場合に成立しているかどうかを知りたい, と尋ねてきたのでした. (使っている専門用語はおいおい説明して行きます. また, 細かい技術的なことを省くために上の記述にはいろいろと嘘があります.) このように, 数列(今の場合は e(Mn) (n=0,1,...)のこと)が与えられたときに,上と同じようにして不定元を導入して級数として定義される関数のこ とを母関数といいます. 数列を各項ごとに調べるよりも一度に扱った方が物事が見えてくることが多いので, 母関数を導入して, その性質を調べることは数学の常套手段です. その顕著な例である保型形式を次の章で説明します. つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/142
143: 132人目の素数さん [sage] 2023/02/02(木) 21:01:06.85 ID:IR67z+yT >>142 つづき ヴァッファの質問への答えはイエスであったのですが, 私が衝撃を受けた理由は, 次のものです. 通常は各インスタントン数 n ごとにモジュライ空間 Mn を個別に調べていた. 一つ一つのモジュライ空間 Mn のオイラー数でなく, それらを一度に取り扱った母関数を考えるという発想が新しかった. その上, 保型性が成り立つことは, モジュライ空間のオイラー数の列を一度に取り扱うことによって初めて見える性質であり, モジュライ空間一つ一つを見ていてるだけでは出てこない性質である. だから保型性を持つというは誰も夢想だにしなかった, 突拍子もないものである. 第一の理由は衝撃的なものではありますが, 当時ドナルドソン不変量の母関数を考えるときれいな構造を持つというクロンハイマー-ムロフカの構造定理が証明されていましたので, その方面の研究者は, そのように考えるのがよいのかもしれないと``もやもや''と感じていました. その意味では, ヴァッファが母関数を考えたことは, 革新的に新しいかと問えばそうでなかったといっていいでしょう. クロンハイマー-ムロフカの構造定理(数学セミナー8月号の亀谷さんの記事に解説があリます)は, 違ったインスタントン数を持つ二つのモジュライ空間の間に関係をつけるような新しい空間(具体的には, 2次元部分多様 体に沿って特異性を持ったインスタントンのモジュライ空間)を導入することで証明されました. 一方, 第二の理由は有限個のモジュライ空間の間の関係として記述できるものではない, という意味で完全に新しいものでしたし, 保型性という数学者にとって親しみのあるものが, 今までまったく関連すると思われていなかった4次元のインスタントンの話題に現れたので驚いたのです. こちらが衝撃を受けた本当の理由です. 特に, 保型性の裏には2次元のトーラスが隠されていることが多いので, 4次元ゲージ理論の新しい広がりを感じさせました. 電子メールへの答えはイエスだったと書きましたが, その理由はALE空間の上のインスタントンのモジュライ空間のホモロジー群がアファイン・リー環の表現空間になっているという, ちょうどその直前に私がやったばかりの仕事を使うと分かるわけでした. (引用終り) 以上 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/143
144: 132人目の素数さん [sage] 2023/02/02(木) 23:16:03.44 ID:IR67z+yT >>142 > 1994年にハーバード大学の物理学者ヴァッファから電子メールが送られてきて ヴァッファさんは、下記ですね ”アンドリュー・ストロミンガーとともにブラックホールのエントロピーの表式を超弦理論におけるソリトンであるDブレーンを用いて統計力学的に導出した” "2017年 - 基礎物理学ブレイクスルー賞" https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A1 カムラン・ヴァッファ カムラン・バッファ(Cumrun Vafa,1960年8月1日 - )は、イラン出身の理論物理学者。専門は素粒子論。 マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業。1985年にプリンストン大学でPh.D.を取得。1990年からハーバード大学教授。 主要な業績 ・アンドリュー・ストロミンガーとともにブラックホールのエントロピーの表式を超弦理論におけるソリトンであるDブレーンを用いて統計力学的に導出した。 ・Gopakumarとともに3次元Calabi-Yau多様体とGromov-Witten不変量についての研究。 ・Seiberg-Witten prepotentialをCalabi-Yau多様体の Gromov-Witten不変量によって定義した。これはMirror対称性予想にも貢献した。 ・ロベルト・ダイクラーフとともにDijkgraaf-Vafa理論を提唱した。 受賞歴 ・2008年 - ICTPのディラック賞 ・2016年 - ハイネマン賞数理物理学部門 ・2017年 - 基礎物理学ブレイクスルー賞 著書 「宇宙を解くパズル」大栗博司監訳、水谷淳訳、講談社ブルーバックス 2022年 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E8%B3%9E 基礎物理学ブレイクスルー賞 賞金は300万ドルと、ノーベル賞受賞者に与えられる金額の2倍以上であり[3][4]、2018年9月現在でこの賞は世界で最も収益性の高い学術賞となっている[5]。この賞を「21世紀のノーベル賞」と称するメディアも存在する[6]。 受賞者 2017年 場の量子論、ひも理論、量子重力理論の変革的進歩に対して[11] ジョセフ・ポルチンスキー カリフォルニア大学サンタバーバラ校 アンドリュー・ストロミンジャー、カムラン・ヴァッファ ハーバード大学 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/144
145: 132人目の素数さん [sage] 2023/02/03(金) 06:27:33.41 ID:wWgl+Bdv >>141-144 >2023年のいま、モジュライと言えば、中島啓です! >ガウスやガロアのモジュラーにあらず! 承認欲求君はガウスもガロアも完全に諦めたらしい 数学全てを諦めるまであと一歩だね http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/145
146: 132人目の素数さん [sage] 2023/02/03(金) 07:00:35.42 ID:wWgl+Bdv >>141-144 >保型空間 >保型形式 .> 4次元多様体 X の上のインスタントン数が n のインスタントンのモジュライ空間 Mnのオイラー数をe(Mn)としたときに, > (1) Z(q) = Σn=0∞ e(Mn) q^n > という関数を考えます.(q は不定元です. (収束の問題は考えず,単なる形式的べき級数と考えています.) ) > このとき, ヴァッファとウィッテンは, 上の関数が保型性を持つという予想をしていて, > ある多様体の例, 当時私が研究していたALE空間という4次元多様体の場合に成立しているかどうかを知りたい, > と尋ねてきたのでした. > 保型性が成り立つことは, モジュライ空間のオイラー数の列を一度に取り扱うことによって初めて見える性質であり, > モジュライ空間一つ一つを見ていてるだけでは出てこない性質である. > だから保型性を持つというは誰も夢想だにしなかった, 突拍子もないものである. > (上記の)理由は有限個のモジュライ空間の間の関係として記述できるものではない, > という意味で完全に新しいものでしたし, > 保型性という数学者にとって親しみのあるものが, > 今までまったく関連すると思われていなかった > 4次元のインスタントンの話題に現れたので驚いたのです. > こちらが衝撃を受けた本当の理由です. > 特に, 保型性の裏には2次元のトーラスが隠されていることが多いので, > 4次元ゲージ理論の新しい広がりを感じさせました. > 電子メールへの答えはイエスだったと書きましたが, > その理由はALE空間の上のインスタントンのモジュライ空間のホモロジー群が > アファイン・リー環の表現空間になっているという, > ちょうどその直前に私がやったばかりの仕事を使うと分かるわけでした. 三角関数もろくに扱えん人が、 保型形式とかいっても無駄よ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%9E%8B%E5%BD%A2%E5%BC%8F http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/146
228: 132人目の素数さん [sage] 2023/02/05(日) 13:06:07.26 ID:XfMj3WNk >>225-227 >文学部卒?の承認欲求君は >文学書・歴史書・哲学書 >を読むつもりで数学書を読んだのが誤り >数学書は論理が分って計算が出来る人でないと読めないよ 違うと思うよ ・>>142 中島啓”1994年にハーバード大学の物理学者ヴァッファから電子メールが送られてきて, 頭を思いっきり殴られたような衝撃を受けたことを, つい昨日のように思い出します. そのメールの内容は次のようなものでした. 4次元多様体 X の上のインスタントン数が n のインスタントンのモジュライ空間 Mnのオイラー数をe(Mn)としたときに,” 略 ”このとき, ヴァッファとウィッテンは, 上の関数が保型性を持つという予想をしていて, ある多様体の例, 当時私が研究していたALE空間という4次元多様体の場合に成立しているかどうかを知りたい, と尋ねてきたのでした” ・ここの登場人物3人、中島啓、ヴァッファとウィッテン。3人とも、細かい話はネグって Q「どうなの」A「Yes」(中島)というやりとり ・本になんか、なってない話だよ! それで、ヴァッファ氏は物理屋で証明は求めていない! Y or N を求めている 中島氏は数学屋で、端的にY! そして、ヴァッファ氏は答えを得て、中島氏は論文ネタを得た。win & winの関係 要するに、大学を卒業したら、こういうやり取りが出来る人が勝ちなんだ ヴァッファさん、カンニングですよ!、それ!!。知っていそうな人に聞くってw 聞かれた中島さんは、「お、それ論文ネタ! ありがとう!」だったね そして、これが出来るには 中島啓氏なみに、自分が学び研究したことを、消化し吸収しておく必要があるのです 単なる記号の羅列から、人としての深い理解へね 数学科学部で落ちこぼれたキミは、 それが出来なかった。 また、出来てないのです!! 私? 私は、聞く方です ヴァッファさんの側ですよ!!w http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/228
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