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現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む62 (1002レス)
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む62 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1551963737/
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117: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/03/09(土) 10:37:24.31 ID:9Sqq12HI >>116 つづき http://evariste.jp/kagami/diary/0000/200404.html#20040416-1 2004年4月16日(金) 順序数の基本演算 http://evariste.jp/kagami/diary/0000/200405.html#20040508-1 2004年5月8日(土) 選択公理と整列可能定理 (抜粋) 選択公理により例 えば次の数学の定理が証明出来ます。 任意の線型空間は基底を持つ 任意の可換環は極大イデアルを持つ 任意のフィルターに対してそれを含む超フィルターが存在する コンパクト空間の直積はコンパクト 選択公理は具体的に対象を指定せずに存在を主張する公理であり、初期にはそ の妥当性に関して色々な議論があったのですが、数学における超越的な「存在 証明」に対する有効性により、現代数学のかなりの部分がこの公理に依存して います。 さらにゲーデルにより証明された選択公理の他の公理からの無矛盾性 により、少なくとも「矛盾」という観点からのこの公理に対する疑いは無くなっ たのです。選択公理により「任意の集合は整列可能」であることが証明出来ま す。 [定理] 任意の集合は整列可能である X をが空の場合は自明なので、空でないと仮定し f を P(X) - {φ} の選択関数とします。NOT(a∈X) なる a を固定し、 g(x) = f(X - ran(x)) x が関数で X-ran(x) が空でない場合 g(x) = a その他の場合 と定義して g に対して「超限帰納法による関数の定義」を適用すると、 u(α) = g(u|α) なるものが存在し、置換公理により g(θ)=a なる最小の順序数 θ をとると u|θ は θ から X への一対一上への関数とります。こ の結果により任意の集合はある Kα と基数が等し くなり、ここで正式に X の基数が外延として定義可能となります。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1551963737/117
118: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2019/03/09(土) 10:38:04.74 ID:9Sqq12HI >>117 つづき http://evariste.jp/kagami/diary/0000/200410.html#20041010-1 2004年10月10日(日) 正則の公理 (抜粋) 重様な概念である「整順(well founded)な関係」を定義します。 [整順な関係の定義] 集合 上の二項関係 R(x,y)が整順(well founded)であるとは次の条件を満たすことである。 (略) 言い替えるとXの空でない部分集合に対して R(x,y)のYに「極小元」が存在するという感じでして、 実際定義で現れる(略) に対するの極小元と呼ぶのです。 さてここで「正則の公理」を導入して、すべての集合がVの要素であることを証明する準備が出来ました。 [正則の公理(axiom of regualarity)] (略) [定理] (略) 言い替えると (略) もっとはっきりと言い替えると クラスVは集合全体のユニヴァースである!! 正則の公理を「基礎の公理(axiom of foundation)」と呼ぶこともあります。 正則の公理の導入により、集合全体がこのように「空集合から巾集合を順序数 にそって積み上げ、それを合併の公理により張り合わせる」という集合を拡張 する三つの大きな操作、 即ち「巾集合の公理」「合併の公理」「置換公理」に より美しい形で表現可能であることは驚きであるとともに、 現代の集合論の公 理の整合性を強く示唆するものであると思うのであります。 さて証明ですが、まず次の事実に注意します。 正則の公理→任意の集合上で∈は整順な関係。 この事実は「正則の公理」が「任意の集合は∈に関する極小元を持つ」という事実を表現していることに注意すれば明らかです。 さらに次の事実に注意します。 xを推移的な集合とするとき x∈V これを証明するためには x⊂Vであることを示せば十分です(x の各要素のrankを考える)。 実際そうでないとすると、(略)となるので(略)に関する極小元を(略)とすします。 するとzの極小性により(略) の推移性により (略) の定義に矛盾します。最後に次の事実 x∈V ←→ tc(x)∈V を示せば定理の証明は完了ですが、これは推移的閉包の定義によりほとんど明 らかです。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1551963737/118
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