[過去ログ] 15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら (1002レス)
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785: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:27 ID:AH7rvOPCo(2/27) AAS
人のスキャンダルと言うのは聞けば聞くほど沸き立つ探究心と好奇心が働いてしまう、これはそんなお話・・

スキャンダル・ティーチャー

                          ◆Zsc8I5zA3U

朝、いつものように白羽根学園職員室では学校名物ロリっ娘校長である霞による定例の報告会で幕を開ける。部活の朝連を終えた教師は疲れた顔を切り替えて、朝出勤した教師は眠たい身体を切り替えて社会人としての出勤モードに入るが約一名の例外はいる。

「以上で報告を終了します、今日も1日張り切ってきましょう〜☆」
省20
786: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:27 ID:AH7rvOPCo(3/27) AAS
化学準備室

一時間目が終わって散らばる生徒がチラホラといながら瑞樹は授業で使う教材をチェックしながら無表情で在庫をしっかりと確かめる。

(・・やはりこの薬品を使った実験は少し見直して正解ね、在庫面から考えたら万が一を考えて申請しなければ)

一応、学年ごとでは在るが化学の担当の教師はいることはいるのだが化学室の管理などは本人の志願もあってか基本的に瑞樹が執り行っており几帳面な性格も手伝ってか管理は勿論のこと用具のメンテナンスもしっかりと行われている。幸いにも1時間目の授業は先ほど終わったのでやることといえば用具のチェックと使用した器具のチェックぐらいだ。

「橘先生、ちょっとここの化学式がわからないんですけど・・」
省23
787: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:28 ID:AH7rvOPCo(4/27) AAS
屋上

かつては校内の中でも有数な危険地帯であったこの屋上も聖の出現によって今や別の意味での危険地帯と化している。そのまま聖はのんびりと仰向けになりながら空を見上げる、既に授業は2時間目に突入しているのだが彼女にしてみればあまり関心がない・・これでも以前と比べたら比較的に真面目に参加している部類なのだからまだ良いところである。

「やっぱりこうしてると落ち着くぜ」

「サボってばっかで授業に出ないと留年するぞ」

「やっぱそうだよな・・ってポンコツ教師!!」
省28
788: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:28 ID:AH7rvOPCo(5/27) AAS
数年前

2人の関係は大学時代まで遡り、元は靖男の友人が先輩や自身の後輩まで話を広げて打ち立てたサークルから始まる。このサークルは元々単なるお遊びサークルだったのだが、いつしか人が増えるに増えて今ではこのしぃ大学でも有数の巨大サークルに君臨している。

そんなお遊びサークルなのだから合コンなどは当然あるのだが、当時大学2年生の靖男はある事情からかそういったことにはあまり興味がなく控えめな青年であった。

「おいおい、靖男しっかりしてくれよ。お前卓球やめてから随分変わったぞ?」

「・・まぁな。さっさと単位のためにcivとHolしなければならんのだ」
省8
789: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:29 ID:AH7rvOPCo(6/27) AAS
数時間後

お互いにお酒が入って合コンもある程度の盛り上がりを見せており、それぞれ男女共に気になる相手を見定めながらアプローチの応酬を繰り広げている。靖男も周りへのアシストをしつつ自分へのアプローチは適当にやり過ごしながら酒を進めると1人の女性が話しかける。

「・・ねぇ、楽しい?」

「何言ってるんだ、見てわからないのか?」

これが2人の出会いで最初の会話、靖男は無表情に疑問を話しかけた女性に只ならぬ不気味さを感じつつもいつものように適当にはぐらかす。
省16
790: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:30 ID:AH7rvOPCo(7/27) AAS
「・・私は現実を見据えるだけ、それはこれからも変わりはしないと思うわ」

「えらく自分を過小評価してるんだな、周りみたいに歳相応に遊べば良いと思うぜ」

「あなたには言われたくないわ。周りは気がつかないと思うけど雰囲気でまるわかりよ」

思わず靖男は押し黙ってしまう、自分が言えば言うほど彼女に抉られているような気がして堪らないのだ・・そんなこんなで周りが盛り上がっている中で主催者である友人が二次会の提案をしてくる。

「んじゃ、二次会はカラオケで!! 靖男はどうするべ?」
省12
791: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:30 ID:AH7rvOPCo(8/27) AAS
「・・何?」

「いや、橘先輩も疲れてたんだなっと・・」

「まぁ、嘘じゃないわ。女体化して大学へ入ったけど毎日こういったことの連続・・周りの顔色ばかり窺ってたら嫌でも疲れる」

「社会に出てからそれは続くぜ。っと来た来た」

店員が酒を持ってくると靖男はいつもの十八番である芋焼酎のロックを一口啜る、さっきまでは周囲の雰囲気に合わせてビールで通していたのできつい酒で気を間際らしたかったのだ、瑞樹には白ワインが置かれておりお互いに乾杯しながらお酒を飲みまくる。
省18
792: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:32 ID:AH7rvOPCo(9/27) AAS
合コンから翌日、靖男は持ち前の若さのお陰かいつものように大学へ向かうと友人達と講義を受けてノートの交換を繰り返していた。大学においては高校時代と違って人とのコミュニケーションが何よりも重要となるので伝は出来るだけ広げておくのが得策だ、幸いにも靖男は人付き合いの心得方をそれなりに熟知しているし苦手なほうではないのでギリギリながらも単位を修得し続けていた。

そして友人達の談笑が終わると同じ廃人ゲーマーであった教授の研究室へと向かっていつものように大好きな歴史ゲームをするといった自堕落な毎日を送る、何となく取ったライフセーバーの資格もあってか夏の日にはバイトでかなり稼いでいるので金銭的には不自由はしないそれに実家暮らしなので比較的に悠々自適な生活ぶりである。

「よしっ! 偉人ファームを焼き払った!!」

「ぐぬぬぬ・・まだまだ、スパイを潜伏させて」

「うわっ!! 何しやがる!!!」
省15
793: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:33 ID:AH7rvOPCo(10/27) AAS
「お嬢さんがこんなみみすぼらしい研究室に何のようだい? 実験ならば他の所でやっているよ」

「・・いえ、私は骨皮君に用事がありますので」

そのまま瑞樹は軽く会釈をしながらゲーム真っ只中の靖男にある封筒を差し出す。

「これ・・昨日の代金」

「別にいらねぇよ。昨日は俺の奢りっていったろ?」
省15
794: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:34 ID:AH7rvOPCo(11/27) AAS
数時間後・居酒屋

そのまま靖男はゲームを適当に切り上げると瑞樹の服選びに付き合いつつ適当に何着か服を見繕ってやる。昨日の居酒屋で夕食を食べる。

「こんなもんでいいんじゃないか? 後は自分で選べよ、先輩。人任せな国王はいずれ滅びるからな」

「今日はありがとう」

そのままお互いに料理をつつきながら酒を進める、傍から見れば完璧にデートの閉めである。
省29
795: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:35 ID:AH7rvOPCo(12/27) AAS
翌日

見知らぬ匂い――・・そして同時にくる2日酔い特有の痛みと身体のほてりが動く感覚をなくしてしまう、ふと視線を別のほうに移すとソファで眠っている靖男の姿が目に付く・・どうやら倒れた自分を靖男が運んでくれたらしい、昨日買った服もご丁寧に置いてくれている。

(・・・)

靖男の寝息が静かに響く中で瑞樹も何とか立ち上がろうとするのだが身体が中々言うことを聞かない、どうやら昨日は相当飲んだのだろう相当酷い2日酔いだ。

「んぁぁ・・」
省17
796: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:36 ID:AH7rvOPCo(13/27) AAS
あれから2人は先輩後輩の関係からいつしか恋人の関係にへとランクアップしていく、無表情であった瑞樹は徐々に靖男の前だけでは少しずつではあるが表情を開いていくのだが靖男に関してはいつも通り・・というよりも出会った頃と全く変わらない、瑞樹にしてみれば靖男の態度には諦め半分もどかしさ半分と言ったところである。

「ねぇ、そろそろ進路はどうするつもりなの?」

「んぁ? まだ俺2年だし・・先輩は実習済ませて教員の免許取れそうなんだろ? っと、これで文化勝利。単位が掛かってるんだ、これでマルチであの教授を倒してやる!!」

「呆れた」

いつものように1人暮らしである瑞樹の部屋に転がり込んで靖男は自前のノートパソコンでゲームをする、どうやらあの教授とは単位を掛けて必死に腕を磨いているようである。
省9
797: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:37 ID:AH7rvOPCo(14/27) AAS
「・・ねぇ、教師ってどう思う?」

「教師? あまり印象なかったな、卓球部のときは口やかましかった記憶しかない」

「そう・・私が教師になったらあなたはどう思う?」

瑞樹の一問一答に靖男は少し言葉を詰まらせるも即座にこう答える。

「地味じゃないのか? 前に比べればオシャレもして綺麗になったが、先輩って明るいキャラじゃないしな。例え部活の顧問したって変わりはないだろ、俺が生徒なら遠い目で見ている」
省27
798: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:38 ID:AH7rvOPCo(15/27) AAS
2週間後、約束どおり靖男は自作パソコンを瑞樹の部屋に持ってくると手馴れた手つきで線を繋げるとインターネットを接続する。あまりの手腕に瑞樹はただただ感心してしまうばかり、自分では満足にパソコンを起動させるぐらいしかできないので未知の世界である。

「よし、必要なソフトはインストールしたからこんなもので良いだろう」

「・・ありがとう、ご飯作ってるから待ってて」

「おおっ、丁度腹減ったから食うか」

そのまま瑞樹は作っておいたご飯をテーブルに並べる、靖男も瑞樹で驚かされたと言えばこの料理の腕。何せ靖男は美人は相対して料理がダメと言うワンパターンなイメージしかなかったので最初見たときは驚いたものである。ま、そのときの瑞樹は別に声も荒げることもなく無表情で淡々と食べていたぐらいであるがどこか箸のスピードが遅かったような気もする。
省14
799: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:39 ID:AH7rvOPCo(16/27) AAS
「心配ないわ。多分ね・・」

(本当に訳の分からん人を彼女にしたもんだ)

思わぬ衝撃告白に靖男であるが成り行きとはいっても瑞樹と付き合っている自分をどこか嫌悪してしまう、それにしても瑞樹に関しては自分のわがままとはいえカップルらしいことを何ら一つもしていない自分によくここまで付き合っていられるもんだと思う、自分が瑞樹と同じ立場なら愛想を尽かして浮気して別れている。

「なぁ、先輩。どうして俺の彼女になったんだ?」

「・・あなたが好きだから、少なくとも私は今に満足はしている」
省9
800: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:39 ID:AH7rvOPCo(17/27) AAS
「ねぇ、どうなの? ・・今までは聞くのを控えたわ、けどこの状態をこれから続けるのは辛い」

「あのなぁ先輩、今は恋愛もグローバルなんだ。俺は武士タイプなの、元服したからといっても操は守り続けるの」

普段ならばここで諦めて折れるのだが今回の瑞樹は決して退かない、やっと勇気を振り絞って言葉にしたのだからそれ相応の事を聞かないと自分が納得しない。

「私はそんなに相応しい相手じゃないの? ・・いつも傍にいるのにあなたが遠く感じる、それだけが聞きたい」

「・・悪いが俺はそういった関係は好きじゃないんだ、これ以上言い続けるなら」
省17
801: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:40 ID:AH7rvOPCo(18/27) AAS
翌日、珍しく昼過ぎに目が覚めた瑞樹であるが隣には靖男は既にいなくなっていた。しかし昨日の甘美な感触はまだ残っている・・このまま2人の関係に弾みがついたと想っていた瑞樹であるが1本の電話によって無残にもほんの小さな想いは砕かれる。

「もしもし・・」

"あ〜、先輩か? 話したいことがあったんだが、大学にいなかったんでな”

「あなたのお陰でよく眠れたわ。・・それで何の用事?」

心なしか言葉が踊っている瑞樹であるが、靖男からは瑞樹の想いとは正反対の言葉を伝えられる。
省12
802: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:40 ID:AH7rvOPCo(19/27) AAS
保健室

「んで、俺はどうすればいいの。春日先生?」

「知らないわよ。授業がないなら職員室へ行ったらどうなの、骨皮先生」

そして時は現代に戻って白羽根学園保健室、思わぬ珍客に礼子は頭を抱える。同僚の好と思って訪ねてきた靖男にコーヒーを差し出したのがそもそも間違っていたと今更後悔しても遅い、聖や翔はともかくとして靖男まで自分に愚痴をこぼされても困る。

「いいじゃねぇか! 中野や相良や月島に木村が相談してくるように担任である俺にも平等にしてくれ!!!」
省21
803: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:41 ID:AH7rvOPCo(20/27) AAS
放課後

部活動をしている人間もちらほらと帰り始めている中で職員室では礼子がいつものように日誌をまとめて靖男は霞の監視下の元で溜まりに溜まった書類作成を恨み言を吐きながら必死に片付けていってた。

「まずいな・・今度はこの薬を申請しないといけないわね」

(チクショウ、あの音楽馬鹿!! 自分のレポートぐらい書きやがれ!!!)

靖男が手がけている副担任経過観察レポートとは本来担任が副担任の適正をまとめなければいけない重要な書類なので指導する靖男が書かなければ話しにならないのだが、それを副担任本人に書かせようとしたのだから呆れるより感心させられてしまう。
省10
804: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:41 ID:AH7rvOPCo(21/27) AAS
「それじゃ、春日先生は上がっていいわよ。薬に関しては何とかして見せるわ、今日もお疲れさま」

「校長先生! 同僚なのにこの差はあんまりです」

「骨皮先生はさっさと出すもの出しなさい!!! ハァ・・この分だと遅くなりそうだから守衛さんに話をつけて置くわ。逃げるんじゃないわよ」

そのまま霞は溜息を吐きながらうな垂れて守衛に話をつけるために職員室を後にする、見た目は完全に小学生な彼女も中身は立派な大人なので度重なる過労で倒れてもおかしくはないだろう。

「・・さて私も帰るわ、後は頑張ってね骨皮先生」
省19
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