[過去ログ] 15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら (1002レス)
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798: ◆Zsc8I5zA3U [sage saga] 2012/01/04(水)19:38 ID:AH7rvOPCo(15/27) AAS
2週間後、約束どおり靖男は自作パソコンを瑞樹の部屋に持ってくると手馴れた手つきで線を繋げるとインターネットを接続する。あまりの手腕に瑞樹はただただ感心してしまうばかり、自分では満足にパソコンを起動させるぐらいしかできないので未知の世界である。
「よし、必要なソフトはインストールしたからこんなもので良いだろう」
「・・ありがとう、ご飯作ってるから待ってて」
「おおっ、丁度腹減ったから食うか」
そのまま瑞樹は作っておいたご飯をテーブルに並べる、靖男も瑞樹で驚かされたと言えばこの料理の腕。何せ靖男は美人は相対して料理がダメと言うワンパターンなイメージしかなかったので最初見たときは驚いたものである。ま、そのときの瑞樹は別に声も荒げることもなく無表情で淡々と食べていたぐらいであるがどこか箸のスピードが遅かったような気もする。
「おいしい?」
「ああ、美味いよ」
そのまま瑞樹の料理を食べながら2人はそれなりに会話をしながら食事を進めていくのだが、靖男はあまり自分の話をしたがらないので瑞樹にしてみればもう少し話して欲しいものだ、絶対に口にすることはないが・・
「しかし先輩は誰に料理習ったんだ?」
「・・弟」
「マジかよ」
瑞樹の身内には歳の離れた弟がいるらしく勉強や家事も何でも出来るという若年ながらも結構凄い人であり、瑞樹が女体化した際も色々と便乗を図ってくれてサポートをしてくれており将来のためにと家事などを教えてくれたのだ。靖男も瑞樹からは度々弟のことを聞かされているので自分との境遇を考えてしまう、自分は姉がそういったところはからっきしであるので必然的に家事を身につけてしまったのだ。
「俺にも姉ちゃんがいるが、料理なんて教えたことすらないぞ」
「そうなの? ・・でも彼はもうこの世にはいないわ、あなたと会う前に病気でぽっくりと逝ってしまったわ」
「お、おいおい・・」
流石に二の句も告げないとはまさにこのこと、今まで瑞樹からの口ぶりから判断するに実際どんな人物だったのかと勝手に予想していた靖男であるがまさか故人だったとは予想外にも甚だしいものである。
「何さっきから黙っているの?」
「そりゃいきなりあんなこと言われたら誰だって押し黙るっての。アレだよ、“前を向いて生きてきなさいっ!!”的なことを言いたくなる」
しかし靖男を自然と弟とダブらせてしまう自分に瑞樹は内心苦笑してしまう、それだけ性格が似ているのもあるが弟の死にしっかりと向き合っていると言い張りながら自然と逃げている自分に苦笑する。
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