【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
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246: [saga] 2022/10/05(水)09:50 ID:eEcw8i430(1/2) AAS
そして現在・・・・ウェールズ:鎮火後の秋の森 森の出口前にて・・
タッタッタッタッタッタッ・・・・・・(メリュジーヌの話を聞いて歩いていたアルトたち)
アルト「そうか・・・俺たちが二代目妖精騎士ガウェインと戦っている間に、メリュジーヌは二代目妖精騎士ランスロットと・・・ガレスと戦っていたんだな・・。」
メリュジーヌ「えぇ・・・。」グスン・・(悲しそうな顔をしている)
バーゲスト「グゥゥ・・!アグラヴェインの奴め、ヴァージェのみならずガレスを捕らえた挙げ句に、我らと対峙するように彼女を洗脳するなんて!」グググゥゥ〜!(怒り心頭に怒っている)
省28
247: [saga] 2022/10/05(水)22:32 ID:eEcw8i430(2/2) AAS
スズカ「・・・・!。ところで、オベロンさんが近くにいないのですが、いったいどちらに・・?」キョロキョロ・・(オベロンのことを探している)
アルトリア「えぇ〜っと・・オベロンは遅れてやって来ます。夜明けには馬車の所へ戻ってくると思うので、私たちは先に馬車の所へ戻ろうと思いまして・・」
武蔵「うん・・。なんというかそのぉぉ・・・北側にはウェールズの妖精たちの生き残りがいなかったというか・・。オベロンがその事でしばらく1人になりたいって・・。」
メリュジーヌ「そうか・・・南側や西側の方にも生存者はいなかった。たとえ見つけたとしても、もう手遅れだったんだ・・。」うつむいている
スズカ「そうだったんですか・・。森の中には既に命を落とした妖精たちで溢れかえっていたのですか・・・。」グスンッ・・(うつむいている)
省31
248: [saga] 2022/10/06(木)21:05 ID:GBpX9Qpi0(1/2) AAS
ゼロワン「一応、名前だけは言っておくが・・俺は仮面ライダーゼロワン。またの名を『飛電或人』という別の世界から来た人間だ。」
ゼロワン(飛電或人)「だけど俺と同じ名前を持つ人間が今、俺の目の前にいると聞いている。確か名前が『アルト・オルラント』という更に別の世界から来た人間だ。」
ゼロワン「俺が『飛電或人』で、あなたが『アルト・オルラント』・・。『或人(あると)』が『アルト』で、『アルト』が『或人(あると)』!?」交互に名前を呼ぶ
ガチャッ、ギュゥゥ〜ン・・・・・(ベルトを外し、変身解除する飛電或人)
ゼロワン→飛電或人「はい、『アルト』じゃーーないと!」シュッ!!(アルトに向けて指を向ける)
省22
249: [saga] 2022/10/06(木)22:55 ID:GBpX9Qpi0(2/2) AAS
中部平原:ウェールズへ続く公道
ダダダダダァァァーー―・・・(逃げるスピードを落とす騎士ポーチュン)
騎士ポーチュン「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・ここまで来ればもう大丈夫だ・・・。」ハァ・・ハァ・・(息切れをしながら)
騎士ポーチュン「・・ふん。この騎士である私が無様に逃げねばならんとはな。想定外が多すぎた。」ムカムカムカ!(ムカついている)
騎士ポーチュン「ロンディニウムで釘付けになっている筈の『予言の子』と『異邦の魔術師』、そして『境界なき勇士団』の面々に、遂に動き出した『AIの予言の子』。」
省25
250: [saga] 2022/10/07(金)22:59 ID:QYmflt7U0(1) AAS
■年前・・・■■地方:■■■■■■■■
ボォォ〜〜ボォォ〜〜ボォォ〜〜!!(目に見えるモノ全てが燃え広がっている)
妖精騎士■■■■■■「――――――――――――――」何も言わずに立っている
■■■■■「あ―――――あ、あ――――。こんな――――この■■を、こんな――――何度、何度、見て―――――」
タッタッタッタッ・・・(妖精騎士アグラヴェインが近づいてきて)
省32
251: [saga] 2022/10/08(土)22:48 ID:Tl+2hJBq0(1) AAS
第34節:蒼毒のブルーナ
―――――――――――――――――――――
ウェールズでの戦いから翌朝・・・ソールズベリー周辺:蒼い平原にて・・・
パカラッ、パカラッ、パカラッ!ブルルゥゥ―ーン!ガシンッ、ガシンッ、ガシンッ!(それぞれの移動手段の音が聞こえる)
レッドラ・ビット「半日ほどでソールズベリー周辺のこの平原に到着いたしました。やはりいつ見ても、この辺はとても気味の悪いところですよ・・。」前方の風景を見て・・
レッドラ・ビット「この周辺は風の氏族長ブルーナの蒼毒より作られた兵器の使用跡が所々にあり、この付近の平原は地面が青くて作物も取れない不毛の地となっております。」
レッドラ・ビット「ブルーナの蒼毒はモースの毒以上の毒性で、あのモース毒に強い『牙の氏族』でさえもイチコロで殺してしまうし、この付近のように毒性が残って汚染もしやすいのですよ。」
省24
252: [saga] 2022/10/09(日)21:11 ID:njeVCMGt0(1/2) AAS
カイニス「ツゥゥゥ・・・!危ねえじゃねぇかセツノ!!テメエ、自分の力の制御もできねえってのか、アァァ〜!?」キレ気味で怒鳴る
セツノ「ご・・ごめん・・。セツノ・・・そんなつもりはなかったの・・・・・ちょっと手から電気を出そうとしたら・・手から勝手に多く出しちゃって・・・」シュン・・・(落ち込んでいる)
スズカ「落ち着いてセツノ・・。セツノが悪いんじゃないの・・今、その原因を調べるから・・・。」キュゥィィ〜〜ン!!(セツノの身体を診察していく)
ピィィ〜〜パパパッ!(スズカの『サーチ』でセツノの身体を瞬時に診察していく)
スズカ「ふむふむ・・・・。身体の方に異常はないのだけど、セツノの手に流れている魔力の流れが少々安定していないのが見られるわね・・。」
省25
253: [saga] 2022/10/09(日)23:39 ID:njeVCMGt0(2/2) AAS
ウェールズの妖精たち「キィキィキィwwwww(つまらない。つまらない。ゼロワンの笑い話はつまらない。つまらないけど面白い!)」
ウェールズの妖精たち「ジジジジィィィwwwwwww(つまらない話をするゼロワンは面白い。もう一回やって、もう一回やって。)」
オベロン「まあ、ウェールズの妖精たちには彼の事で笑いが止まらないみたいだね?ただし君のギャグがつまらないことに笑っているだけだけど・・」
オベロン「改竄されたエインセルの予言の通り、『AIの予言の子』の君はつまらない笑いを取る事が得意みたいだし、案の情は君が『AIの予言の子』である事は間違いなさそうだね?」
飛電或人「!?。ガ〜〜ン!俺のことをそんな風にウェールズの妖精たちは見ていたというのかぁ〜!?せっかく俺の爆笑ギャグに妖精たちが爆笑してくれたと思っていたのに〜〜・・・・」ガックシ!(落胆する)
省30
254: [saga] 2022/10/10(月)20:11 ID:XQIcp7Jt0(1) AAS
オベロン「飛電或人。女王軍によるウェールズ侵攻の時は本調子じゃなかったとはいえ、ウェールズの妖精たちの半数を助け出してくれて感謝するよ。」
オベロン「君たちのおかげで全てとはいかなかったけど、多くの僕の仲間たちが今ここにいる。今、この子たちが笑っていられるのも、君たちがあの場から助けてくれたおかげだからね。」
飛電或人「ああ。ウェールズの妖精たちにはいっぱい親切にしてもらったからね。これも一宿一飯の恩義ってヤツよ!」ニッ!(笑顔を見せる)
オベロン「ああ。君が僕たちの仲間になってくれることには感謝しているさ!君のそのゼロワンの力はとても優秀と言っても良さそうだね?・・つまらないギャグを除けばね・・。」渋々と言葉を漏らす
飛電或人「ツゥゥ・・・そこはフォローしてくれても良かったのですけどぉぉ〜〜!?」図星を付かれる
省29
255: [saga] 2022/10/11(火)08:10 ID:0eaLiQG20(1/3) AAS
アルト「・・俺がソールズベリーに行くつもりなのは本当のことだ。俺たち『境界なき勇士団』が次に解放する街は、紛れもなくソールズベリーだ。」
アルト「ソールズベリーには現風の氏族長にしてイレギュラーズの1人であり、あの“風と自由の街”を自身の蒼毒と権力で穢したブルーナがいる。」
アルト「ブルーナとは3年前・・・俺をコーンウォールの名なしの森からすくい上げ、ソールズベリーに住まわせてくれた恩人ではあったが、それは彼女が俺の力を利用しようとした偽善であった。」
アルト「ブルーナは俺の事を既に見限っており、石にされた俺を霧の海岸に捨てた後、國家試験を受け、妖精騎士アグラヴェインからその身に『蒼毒を操る』異端の亜鈴を手にし、その力で風の氏族の長に君臨した。」
アルト「ブルーナは自身が手にした氏族長の権力で、メリュジーヌとコーラルから慕われていた前・風の氏族長であるオーロラを、ソールズベリーの住民たちを使って殺し、」
省26
256: [saga] 2022/10/11(火)20:50 ID:0eaLiQG20(2/3) AAS
パーシヴァル「――ですが、アルトさんやレッドラ・ビット、それにコーラルさんの話を聞いて、我ら円卓軍もここで黙っている訳にはございません。」
パーシヴァル「正直に言いますと、3年前にブルーナが風の氏族長になられ、ソールズベリーで毒物製造を始めた頃から、円卓軍は彼女の非道な悪行に目を付けておりました。」
パーシヴァル「ウェールズの妖精たちに関しては、いったんは私の方で預かり、そのまま私たちは彼らとロンディニウムへそのまま戻ります。」
パーシヴァル「クンドリーもまだ走れる、と言ってくれていますし、大きなバケットを担ぐぐらいなら大丈夫かと思います。」
パーシヴァル「アルトさんの案には私も賛同する意はあります。できれば私の方もアルト殿と行動するか援軍を送りたい気持ちはあるのですが、」
省27
257: [saga] 2022/10/11(火)22:52 ID:0eaLiQG20(3/3) AAS
風に乗って響く声「・・・あ〜あ〜あぁ〜・・聞こえているか?この声が聞こえるか『予言の子』。一度しか言わないから、耳をかっぽじって聞きなさい。」
風に乗って響く声「私は『風の氏族』の長、ブルーナよ。『予言の子』アルトリア、『境界なき勇士団』と一緒にこの近くを通っている事はわかっているわよ!」
【ブルーナの声がなんでこの辺に聞こえてきて・・・・】
コーラル「『風の報せ』。私たち風の氏族が得意とする技であり、風に乗せて声を運ぶことができる事から、このブリテンで唯一即時の通信手段とも言えます。」
アルト「即時の通信手段・・・・・汎人類史や現実世界で言う携帯電話のようなモノか?」
省22
258: [saga] 2022/10/12(水)23:13 ID:aBhibeHX0(1) AAS
ソールズベリー:大聖堂の屋上 鐘撞き堂
ヒュゥゥゥ〜〜ン・・・(鐘撞き堂に佇むブルーナ)
ブルーナ「・・・・・フゥゥ・・・・・・・あれから16年かぁ〜・・。」ソールズベリーの町並みを見ながら・・
キィィン、バサッ・・バサッ・・バサッ・・!(青い翅を羽ばたかせていくブルーナ)
女王暦2017年・・・この妖精國ブリテンに生まれて16年。私が一番嫌いだったオーロラを殺め、異端の亜鈴を手にイレギュラーズに入り、そして風の氏族の長となった。
省28
259: [saga] 2022/10/13(木)22:51 ID:4p6IXfmv0(1) AAS
オーロラ「ダメじゃないハロバロミア・・妖精たちひとりひとりが自分に見合った仕事を探しているというのに、ひとりだけ仲間はずれにしちゃうなんて・・・」
ハロバロミア「い、いえ・・。私はただ、あの青くて貧乏くさい妖精の翅の鱗粉で求人できている者たちが息苦しい思いをするんじゃないかと思いまして・・・」
オーロラ「言い分けは結構よ。ホント、ハロバロミアは正論好きで意地悪するのが大好きなんだから・・・。」タッタッタッタッ・・(ブルーナの元へ近づく)
ハロバロミア「べ、別に・・・私は正論を問うのが得意ですが、私は意地悪を好む事などしておられませんので・・・」オドオド・・(動揺している)
タッタッタッタッ・・・(ブルーナの前に立つオーロラ)
省24
260: [saga] 2022/10/14(金)19:09 ID:lPQJ4CVn0(1/3) AAS
ソールズベリー:とある養育院 (ブルーナが就職してから数年たった頃)
養育院の子供たち「ヤー!ヤー!ヤァァーーー!」木製の武器を振るっている
ウッドワス「・・・・・・・・」その様子を静かに見ている
妖精騎士ランスロット「・・・・・・・・・」ジィィ・・・(パーシヴァルの事をじっと見ている)
少年時代のパーシヴァル「ヤァーー!ヤァーー!」槍の素振りをしている
省25
261: [saga] 2022/10/14(金)21:49 ID:lPQJ4CVn0(2/3) AAS
女王暦2011年・・・・6年前のソールズベリー:養育院にある外廊下 (『鏡の氏族』が全て消える2日前)
ホホホゥホゥ〜〜・・・・(フクロウの妖精が鳴いている)
養育院職員のブルーナ「ハァ〜・・・10年前に引き取られ、この養育院で育った子供も、もうパーシヴァルくんただ1人だけになっちゃったね・・。」ゴクゴクゴク・・(果汁水を飲みながら)
コーラル「ええ。しかもあの人間の子は今、妖精騎士ランスロット様の保護下の元で育っていると聞きますので、もはや養育院の役目は終わったと思われます。」
コーラル「オーロラ様の話では、もうこの養育院を閉鎖する動きもありますし、ブルーナさんもそろそろ転職先をお探しになられた方が良いかと?」
省28
262: [saga] 2022/10/14(金)23:11 ID:lPQJ4CVn0(3/3) AAS
ブルーナ「・・お、オーロラ様・・・。これ、何かの間違いですよね?たしか受け取った資料には、私の望む願いを叶えてくれるって・・・」ヒラァァ・・(資料の紙を見せる)
オーロラ「ああ、その資料の事ね?ごめんなさい・・あの資料はね?10年前に求人募集の受付をしていた妖精たちの『落書き』だったのよ・・。」
オーロラ「ありもしない報酬内容をビラつかせて、私のことを陥れようとしていたなんて・・。ほんとイタズラ好きの妖精には困ったものよねぇ〜?」
ブルーナ「え、えぇ・・・・」放心状態
オーロラ「そんなに落ち込まないでブルーナちゃん。次の仕事をやっていければ、きっとあなたの『目的』を果たす事が出来るわよ。そのための報酬なのだからね?」
省26
263: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします 2022/10/15(土)03:11 ID:rN/yH9uQ0(1) AAS
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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省24
264: [saga] 2022/10/16(日)21:24 ID:XWtsxpPB0(1/2) AAS
・・・・・雨の音が嫌と言うほど聞こえてくる。
・・・2011年。ソールズベリー大聖堂、養育院。前の仕事が雇用満了で終了した日。次の仕事を無理矢理任された日。
養育院で育ったパーシヴァルに『選定の槍』が与えられた記念すべき祝祭の日であり、私にとっては屈辱を与えられた忌まわしき思い出である。
その同じ日に『予言の子』の予言を残した『鏡の氏族』がブリテンから全て消え去ったとあとから聞いているが、今の私にとってはどうでもいい話。
大聖堂から離れるとき、何かに急いでいたパーシヴァルの奴と、雨に濡れている妖精騎士ランスロットを見かけたのだが、それも私にとってはどうでもいい話だ。
省24
265: [saga] 2022/10/16(日)23:12 ID:XWtsxpPB0(2/2) AAS
窓の外の妖精騎士トリスタン「――wwwwwww!!」タタタタタタァァーーー・・・(笑いながら即座に立ち去る)
ブルーナ「!!?。ふざけるなっ!!」ガタンッ、ガシンッ!(イスを床に叩き落とす)
―――――――――――――――――――――――――――――――
管理職の仕事を始めて1年過ぎた頃、私の元にモルガン陛下の娘である妖精騎士トリスタンが来て、私にある副業の話を進めてくれた。
『“すぐに出世したいなら、オックスフォードにいるウッドワス公が喜ぶ方法をやれば良い。私がそのやり方を教えてやるから?”』っと妖精騎士トリスタンはそういった。
管理職での安い給料に困っており、すぐにでも上級妖精の役職に入りたかった私は、妖精騎士トリスタンが進める副業の話に乗り、それを実行しようとしていた。
省24
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