【細田守】果てしなきスカーレット・肯定派専用2 (821レス)
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634: 12/24(水)13:13 ID:H1vTktJM(3/5) AAS
バケモノの子は舞台化されたんだよな。
本作も、舞台劇としてやったらサマになるかもね。
舞台なら映画のようなリアリティは求められないし。
635: 12/24(水)13:22 ID:H1vTktJM(4/5) AAS
本作も、時代設定は現代にして、劇中劇としてハムレットをやるとか。
あるいは、ハムレットを題材にした劇作、その演目が「果てしなきスカーレット」とか。

で、主人公の女優は、その「果てしなきスカーレット」のヒロインを務める事になったが、
クローディアス役の俳優と色々と因縁があって、さて、赦すや赦さざるや、それが問題だ。みたいな。

こんな感じなら映画としてのリアリティは出るよな。
636
(1): 12/24(水)13:24 ID:qc07wuUv(1) AAS
許せの意味について議論したり
白黒になって葛藤する場面とか舞台なら異和感なく観れそう
637: 12/24(水)13:52 ID:jzzWibTa(3/5) AAS
>>636
逆に舞台じゃないとリアリティレベルを調整できないというのは謎い。
鬼滅とかチェンソーだって「ジャンプ漫画としてのリアリティと荒唐無稽さ」というチャンネルに調整してるでしょ
スカーレットだって導入部分で神話とか昔話のチャンネルに調整すれば良いだけだよ
わざわざ舞台にしなきゃ調整できないものではない
638: 12/24(水)14:00 ID:jzzWibTa(4/5) AAS
キャラクターで言うと出番や活躍は少ないけど、レアティーズの世間を小馬鹿にしたような態度が好き。特に馬をパカらせて壁の付近に進軍する時の得意げなドヤり顔なんてもう最高

劇中で初めて撃った弾がオッサンの弾込め棒で暴発させられてアッサリ散る所も少し喜劇みたいで笑える
639
(2): 12/24(水)14:02 ID:H1vTktJM(5/5) AAS
ま、そもそも「ハムレット」だからね。

剣を突き立てられたら急にゆるしてくれ~とか、スカがクロの顔を鷲掴みにしたらクロがぎゃああああ~とか、
あとスカが自分の心情をセリフで延々語る所とか、
このあたり舞台用の演出だと思うよ。
640: 12/24(水)14:17 ID:jzzWibTa(5/5) AAS
>>639
それならそれで舞台的な演出がある映画
で調整すりゃ良くね
舞台的だ!じゃあ舞台じゃなきゃダメだ!
てのはジャンプ漫画的な表現だ!
じゃあ紙の漫画じゃなきゃダメだ!
てのと同レベルだと思う
641: 12/24(水)14:39 ID:+2Wwv5KQ(6/14) AAS
そもそも演出手法として

宮崎駿は観客が主人公やヒロインと一体化して観客は自分が主人公やヒロインになったような感覚にさせる

高畑勲は主人公やヒロインを観客席から傍観させる

を意図的に行なっている

片渕素直や細田守は高畑派なので意図的に劇のようにやっている
642: 12/24(水)15:06 ID:+2Wwv5KQ(7/14) AAS
Xでバズってた記事

外部リンク:news.yahoo.co.jp

なぜ「傑作」が苦戦しているのか? 映画『果てしなきスカーレット』が陥った“巨大配給”という落とし穴

ネット上では、作中のキーワードになぞらえて「虚無」だとか「細田監督はもうダメだ」といった辛辣な言葉も飛び交っています。

 しかし、実際にエンドロールを見送った筆者の感想は真逆でした。
省1
643: 12/24(水)15:30 ID:doOj85eL(1) AAS
SCREENX版3画面の恩恵はあまり感じなかった
左右の画面暗いのってどういう意図なんだろ
音は良かったな大きめだし環境音(鳴き声やモブの会話等)がよりはっきり聞こえた
久々に骨太なイキ声聴けたわ
644: 12/24(水)15:46 ID:IiffjtgY(1) AAS
スピーカーの音数えてた方が楽しいっていうのも音響がすごく良いって事の裏返しだろうね
645: 12/24(水)16:05 ID:vckAI8C1(1/2) AAS
結局 スカーレットと聖が居たのはこの世とあの世の狭間の世界という解釈で良いの?
646: 12/24(水)16:15 ID:+2Wwv5KQ(8/14) AAS
露骨に三途の川
画像リンク[jpeg]:i.imgur.com
647: 12/24(水)16:26 ID:vckAI8C1(2/2) AAS
三途の川なら奪衣婆がいたら面白いな。
648: 12/24(水)19:47 ID:+2Wwv5KQ(9/14) AAS
外部リンク:x.com

なるほど武士もいる
649
(1): 12/24(水)21:43 ID:+2Wwv5KQ(10/14) AAS
外部リンク:beneaththetangles.com

映画レビュー:「スカーレット」
2025.12.19

昔ながらの復讐劇には、正義が果たされ悪党が当然の報いを受ける姿に、どこか痛快な満足感がある。しかし復讐の代償とは何か?そしてそれはどんな文化を育むのか?細田守監督の最新作『スカーレット』は、シェイクスピアの『ハムレット』を再解釈し、こうした問いを掘り下げる。中世の時代設定と劇中の多くの登場人物はそのままに、物語は生と死の狭間にある幻想的な世界へと移される。その結果生まれたのは、復讐の不十分さと、真実の人間関係が持つ変革の力について、心を揺さぶる深い考察を伴う物語である。

スカーレットは生まれた瞬間から、父であるアムレト王の深い愛情に包まれ、後継者として育てられていた。しかし叔父のクローディアスが王を暗殺し王位を奪取したことで彼女の世界は揺らぎ、復讐の道へと歩み出す。クローディアスが圧政を強める中、スカーレットは兵舎でひたすら鍛錬を積み、暗殺の好機を待ちわびていた。その機会は舞踏会で訪れた。彼女は叔父の飲み物に睡眠薬を混ぜ、二人きりになった隙に殺害を企てる。しかし叔父は一歩先を行き、先に彼女の飲み物に毒を盛っていた。結局、地面に倒れたのはスカーレットの方だった。意識が遠のく中、悪辣な叔父が勝利の笑みを浮かべる姿が見えた。

しかし物語はそこで終わらない。スカーレットは煉獄のような異界で目を覚ますと、「クローディアスもここにいる」という声を聞く。復讐の旅は終わっていない。スカーレットは未だにクラウディウスにふさわしい永遠の死を与えうる。だがその旅路で、彼女は暴力と憎悪の残酷な現実、そして平和が支配するより良い未来を語る者たちと直面する。こうした出会いと、聖という名の謎めいた医療従事者との芽生えつつある恋を通じて、スカーレットは復讐が果たして死ぬ価値があるのかと問い始める。
650: 12/24(水)21:44 ID:+2Wwv5KQ(11/14) AAS
『スカーレット』は、復讐へと駆り立てるトラウマと、癒しをもたらす人間関係の力について描いた映画である。タイトルにもなっているヒロインは、父の死への復讐心と、その結果として自らの人生に蔓延する暴力への幻滅との間で揺れ動く。その葛藤は胸を打つもので、私はスカーレットが自分を傷つけた者たちへの憎しみと、癒しを求める切実な探求の両方に、自然と共感してしまった。彼女の動機は複雑でありながら、その行動のすべてに感じられる誠実さが、見事に描き出されたキャラクターとなっている。声優・芦田愛菜(『告白』『海獣の子供』)の見事な演技は、不安や幻滅から憧れや希望まで、あらゆる感情のニュアンスを豊かで真実味のある表現で伝えている。映画の感情の高ぶる場面での彼女の演技には、鳥肌が立つほどだった。これらの瞬間は、岩崎太整の音楽によって美しく支えられており、その音楽は壮大で——ほとんど宇宙的とも言える——静かな喜びと悲しみに満ちた優しさも併せ持っていた。

スカーレットは、最初はゆっくりとしたペースと繰り返しのカットに苦労するが、スカーレットと聖が、文化や世代の壁を越えて意外な友情を築いた異世界の人々の放浪のグループと共に滞在する後半で、映画は勢いに乗る。違いを超えた団結のこのメッセージは、細田守とスタジオ地図の長年のファンには驚きではないだろう。細田は、衝突する世界の交差点で登場人物が癒しとつながりを見つける映画をいくつか監督してきた。2021年のヒット作「ベル」では、仮想現実が主人公たちが自分を表現し、癒しを見つけ、そして学んだことを現実世界に持ち込む空間となる。同様に、スカーレットでは、明るくエネルギッシュな色彩設計で溢れる現実世界と、落ち着いた素朴な美学に浸った異世界という2つの世界が、視覚的に力強い方法で衝突する。
651: 12/24(水)21:44 ID:+2Wwv5KQ(12/14) AAS
スカーレットの演出とキャラクターデザインもまた、異次元というテーマに合致しており、西洋と日本のアニメーションを融合させている。ジン・キムは『ベル』に引き続きキャラクターデザインを務め、上杉忠弘が参加している。両アニメーターはディズニー出身で、『ベイマックス』をはじめとするピクサー作品に携わっており、細田監督は主人公たちの表情や衣装の細部に至るまで、特に彼らの功績を高く評価している。衣装のグリムダークな美学には国際的な影響が大きく表れており、異次元の悲惨な設定を引き立てると同時に、各キャラクターの個性を際立たせている。例えば、スカーレットの衣装は、映画の冒頭で自らの手で殺した戦士たちの衣装を寄せ集めるなど急速に変化するが、復讐への執念に疑問を抱き始めると停滞し、映画全体を通して彼女のキャラクターアークを反映している。優れたデザインと傑作を分けるのは、まさにこうした細部へのこだわりなのだ。

アニメーションもまた、CGと手描き2Dアニメーションの要素を組み合わせたハイブリッドな構成となっている。細田監督は『サマーウォーズ』や『BELLE/ベル』といった仮想世界の創造においてCGアニメーションを巧みに取り入れてきたが、本作ではその技術が新たな高みに到達している。2Dの現実世界を描いたオープニングシーンから、異界では2DとCGが見事に融合している。本作ではCGが際立っており、美しい背景が不気味な世界観を支え、ダイナミックなカメラワークによって息を呑むような壮大なショットが展開される。全体として、細田作品に期待される通り、アニメーションはまとまりがあり、壮大な作品に仕上がっている。

『スカーレット』は、人と人との繋がりの中に見出される希望を訴え続ける監督の作品が光る美しい映画だ。復讐や暴力は、約束された正義をもたらすことはできない。むしろ、『スカーレット』は、異なる世界の間に橋を架けるという努力は価値があると観客に信じさせようとしている。まさにタイムリーなメッセージだ!
652: 12/24(水)21:46 ID:+2Wwv5KQ(13/14) AAS
スカーレットの批評は日本のプロの評論家のはイマイチで海外の方がずっとまともなのが多いのは面白い
653: 12/24(水)21:53 ID:BOS5eslY(2/4) AAS
>>639
永遠心情語るのは鬼滅笑
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