[過去ログ] バンコクの夕暮れから人生が始まる (445レス)
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415: 2023/09/25(月)10:01 AAS
すると、外国人観光客が街中を移動するといっても、ホテル周辺、
繁華街、王宮など見どころのあるエリア、鉄道駅くらいに限られていた。
当時のチャオプラヤー川には、悪徳の船頭も多く、料金交渉をしたにも
かかわらず川の中央で船を停めて高額請求するなどのトラブルが多発していた。
416: 2023/09/25(月)10:02 AAS
しかし、現在はスカイトレイン(BTS)3路線、バンコク・メトロ(MRT)3路線、
SRT(State Railway of Thailand、タイ国鉄)3路線の計9路線が走り回る
都市にまで成長した。一部区間だけ開業していた路線も運行区間が伸び、
新たな見どころへも鉄道移動できるようになった。すでにバンコク観光は
鉄道だけで事足りるくらいにまで充実してきている。安心、安全、時間に
正確、格安に観光が可能になっているのは喜ばしいことである。
417: 2023/09/25(月)10:03 AAS
スカイトレインは従来のスクンウィット線、シーロム線に、ゴムタイヤ式のゴールドラインが加わった。
スクンウィット線とシーロム線は従来も観光客にとって利用度が高かったが、スクンウィット線は北側、
南側とも郊外へ延伸され、今まで行きにくかったチャオプラヤー川河口に近いサムットプラカーン地区など、
新たな観光スポットへも簡単にアクセスできるようになった。
418: 2023/09/25(月)10:03 AAS
車両は当初ドイツ製で、増備車は中国製となったが、再びドイツ製の増備車が投入されている。
ゴールドラインはまだ短区間であるが無人運転で、タイ初の全面展望が楽しめる。
419: 2023/09/25(月)10:04 AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
バンコク・メトロはブルーラインとパープルラインの2路線があり、
今年2023年6月にモノレールのイエローラインが開業した
(本稿は同線開業前、2月の取材に基づいている)。
420: 2023/09/25(月)10:05 AAS
従来、ブルーラインは中心部の地下区間のみであったが、大幅に延伸され、
環状ではないが大江戸線に似た「の」の字の形状の路線になった。
チャオプラヤー川を2回越え、1回は地下、1回は橋で渡る。
以前はバンコク観光の中心となる王宮やワット・ポーへは鉄道で
アクセスできなかったが、ブルーラインの駅開業で、簡単に鉄道で
アクセスできるようになった。隠れた人気スポットのサムヨードにも
お洒落な駅ができ、観光地に近い駅は駅のつくりも凝ったデザインとなった。
421: 2023/09/25(月)10:05 AAS
ブルーラインは新しいバンコクの鉄道の玄関であるバンスー・グランド駅も通る。
徒歩だと距離があるが、タリンチャンの水上マーケットへも最寄り駅ができ、
そこからバスかタクシー利用ならほんの数分でアクセスできるようになった。
それまで陸の孤島的な存在だったトンブリ駅からのタイ国鉄路線とも接続駅
ができた。ブルーラインの車両はドイツ製である。
422: 2023/09/25(月)10:06 AAS
パープルラインは日本製車両が走る路線で、現在のところ郊外の地上区間のみ運行、
沿線に観光地はないが、中心部へ向けて延伸工事中で、ワット・サケットのあるエリア
を通るので、いずれ観光客も日本製車両を頻繁に利用することになるだろう。
423: 2023/09/25(月)10:07 AAS
■日本製車両が走る「レッドライン」
コロナ禍の間に開業したのがSRTのレッドラインである。
すでにSRTにはスワンナプーム国際空港へ向かうエアポート・リンクがあり、
同線はSRTのいわば在来線である単線非電化の東線に沿って高架で建設されたが、
レッドラインはこれと同様の建設方法で、北線と南線に沿って建設された。
424: 2023/09/25(月)10:08 AAS
レッドラインには北線に沿うダークレッドラインと南線に沿うライトレッドラインがある。
ともに郊外への通勤路線であるが、ダークレッドラインはドンムアン空港
(LCC=格安航空会社の専用空港)を通るので、観光客にとっての利便性も高い。
425: 2023/09/25(月)10:08 AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
従来もドンムアン空港の前に駅があったが、長距離列車が通るだけで、
空港アクセス列車を運行していたわけではないので、空港への足は格段に便利になった。
ライトレッドラインは南線に沿うが、南線はバンコクから一旦西へ向かってか
ら南へ方向を変えるので、西地域への郊外路線である。
426: 2023/09/25(月)10:09 AAS
ともにバンコクの新しい鉄道の玄関であるバンスー・グランド駅が起点で、
ダークレッドラインはラッシュ時1時間に4〜5本、日中は3本、ライトレッドライン
はラッシュ時1時間に3本、日中は2本の運行である。車両は日本製で、
ダークレッドラインは6両編成、ライトレッドラインは4両編成である。
バンコクの都市鉄道はドイツ製が主流だったが、レッドラインは日本の
大手私鉄のような感覚で、日本人にも馴染みやすい路線である。
ほとんどが高架なのでスピードもかなり速い。
427: 2023/09/25(月)10:09 AAS
ちなみにエアポート・リンクは、当初空港アクセスを主目的として赤い急行車両
と青い通勤車両を運転、途中駅で急行が通勤電車を抜き去るダイヤで、
急行車両はトイレも装備していた。しかし、その後は利用者の多くが通勤客となり、
全列車が各駅停車となった。急行待避はなくなり、トイレは使用停止になっている。
428: 2023/09/25(月)10:10 AAS
■長距離列車発着駅の座を譲ったフアランポーン駅
バンコクの都市鉄道は充実し、移動が楽になったが、逆に不便になったのが
長距離列車である。従来、タイ国鉄のバンコク発着列車は、すべて中心街にある
フアランポーン駅発着で、夕方ともなると多くの寝台夜行列車などで賑わっていた。
429: 2023/09/25(月)10:11 AAS
ところが、2022年12月から、普通列車と観光列車のみフアランポーン駅発着として残し、
その他の列車はバンスー・グランド駅発着に移行したのである。フアランポーン駅は立地もよく、
終点式のホームが旅情を誘い、自由に立ち入ることができ、物売りなども行き交っていたので、
旅の起終点としての機能を持ち合わせていた。
430: 2023/09/25(月)10:11 AAS
一方、バンスー・グランド駅はコンクリートの要塞といった駅で、旅情のかけらもない。
立地も不便である。改札は発車20分ほど前で、利用者はそれまで無味乾燥とした
エリアで待たされる。構内は自動販売機中心で、ホームに売店があるわけでもないので、
長距離列車利用にあたっての食料調達にも不便さを感じ、発着駅が変更になったことで
のメリットは皆無であった。時間に余裕をもって駅へ行っても「やることがない」だけの駅である。
建設に日本が関わっているだけに残念に感じる。
431: 2023/09/25(月)10:12 AAS
外部リンク:news.yahoo.co.jp
あまりに大きな駅に対し、構内はガンガンに冷房が利いているほか、照明も相当な数である。
タイ国鉄の運賃は激安なのに、電気代だけでも大変ではないかと心配になるほどである。
今からでもフアランポーン駅発着に戻し、通勤鉄道のレッドラインと将来の高速鉄道のみ
この駅を発着させたほうがいいと感じた。
432: 2023/09/25(月)10:13 AAS
駅には「バンスー・グランド・ステーション」と大きく記されているが、
列車側面の行先表示には、「クルンテープ・アピワット・セントラル・ターミナル」とあり、
国を代表する駅名表記がちぐはぐなのも困ったものだ。
433: 2023/09/25(月)10:14 AAS
現在のフアランポーン駅は普通列車と、週末などに運転の観光列車のみの発着となった。
優等列車の発着がなくなった分、普通列車が増発されたわけでもなく、
数多くあるホームは閑古鳥が鳴いていた。売店なども半減、荷物預かり所
もなくなり、寂しさを感じずにはいられなかった。
434: 2023/09/25(月)10:15 AAS
同駅で目立つようになったのは、その雰囲気をカメラに収めようとする観光客や地元の人で、
駅名版や発車の合図を鳴らす鐘(使われてはいない)はピカピカに磨かれていたのが印象的であった。
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