[過去ログ] 恭介「人魚姫の物語」 (434レス)
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237: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/21(月) 01:55:53.36 ID:D2Y5PMAZ0(5/5)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」
キュゥべえ「魔法少女を魔女にする・・・それが僕の本来の役割だったのさ」
氷室「そのために・・・僕は騙されたのか!」
ほむら「佐倉杏子・・・このままではあなたもいずれ・・・」
杏子「あたしは・・・あたしは!!」
まどか「わたしにはわからないよ!わたしのせいで・・・世界がおかしくなっちゃったとしても・・・
どうにも出来ないよ!」
さやか「今は・・・きょうすけ君が好き。それがあたしの素直な気持ち」
銀河万丈「第8話!」
恭介「僕はさやかが好きなんだ」
銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!!」
238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/21(月) 02:20:32.26 ID:wtGP6Adv0(2/2)調 AAS
中沢「俺の出番は!?」
239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/21(月) 20:07:10.48 ID:aHCmtFfK0(1)調 AAS
仁美「フン!フン!!」ボスッボスッ
中沢「い、痛い!痛い!ちょっと志筑さん!
こんなときにご褒美(腹パン)なんかいらないよ!」
240: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/23(水) 03:34:38.09 ID:NI903xGA0(1)調 AAS
第8話「僕はさやかが好きなんだ」
沙々「うう・・・」フラフラ・・・
沙々(屈辱だ!この私が・・・呉キリカと美国織莉子にやられ・・・逃げているなんて・・・)
沙々(覚えていろよゴキブリども・・・この借りはいつか・・・)
ドロッ
沙々(ソウルジェム、真っ黒じゃねーか!畜生・・・!もうグリーフキューブのストックが無いってーのに!)
マミ「・・・!?」
マミ「あなた・・・魔法少女なの?その傷は・・・大丈夫!?」
沙々(巴マミ!!こ、こいつにまで見つかった!ヤバい!)
沙々(今戦ったら確実に負ける!逃げるんだ!・・・何が何でも逃げろ!)
沙々「だ、大丈夫です。し、心配しないでください」
マミ「大丈夫って・・・ソウルジェム真っ黒じゃない!」
マミ「私のグリーフキューブを分けてあげるわ!傷の手当もしてあげるからこっちへ来て!」
沙々「・・・」
沙々(ちゃぁんす・・・・巴マミがこんなにお人よしだとは知りませんでしたよ・・・)
沙々(ここは・・・手当てを受けるフリをしてしっかり洗脳させてもらいましょうか・・・)
沙々(巴マミを手駒に出来れば・・・あの二人にも勝てる・・・!)
パァァ・・・
マミ「・・・!?何をしているの?穢れきってるのにそれ以上魔力を使用しちゃ・・・」
ピシッ
沙々「アレ・・・?」
マミ「え・・・?」
沙々「どういう事ですか・・・!?私の・・・私の体が・・・!」
ゴゴゴ・・・
沙々「巴マミ!私の体に・・・何をしやがったあああ!?」
241: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/23(水) 16:55:37.10 ID:W6XVw6t60(1)調 AAS
来たか
242: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/25(金) 19:31:40.53 ID:+Xiwt1co0(1)調 AAS
Erika Göpfert
洗脳の魔女
性質は「落下」
自分より優れた者を従わせる願いを叶えた魔法少女の末路。
他者を従わせるために
結界展開と同時に自らの戦闘力を徐々に下げる性質を持つ。
彼女の洗脳を回避するためにはより弱い魔法少女を連れてくるしかない。
マミ「何なの・・・これは・・・」
さやか「マミさん!」
杏子「こいつは・・・ルシファーじゃ無い!?」
ほむら「魔法少女が「魔女」に・・・あり得ないわ!」
さやか「「魔女」・・・?どこかで聞いたことがあるような・・・ってか暁美ほむら!あんたまでなんで来てるのよ!」
氷室「今回の騒動も・・・暁美さん、君が新しく設定した「敵」なのかい?」
ほむら「違うわ・・・私は何も・・・」
ほむら「・・・」
ほむら「姿を見せなさい。インキュベーター」
キュゥべえ「やれやれ」ひょい
ほむら「説明してもらうわよ。魔女が・・・再びこの世に現れた理由を・・・
あなたが「何か」をした事は分かっているわ」
ほむら「魔女の概念が復活して得をするのは貴方しかいないもの・・・」
グオォオオ(結界展開)
洗脳の魔女「KISHAAAAAA!!」
杏子「なんだか良くわかんねーけど・・・とりあえずアイツを倒せばいいんだろ?」
マミ「佐倉さん!?駄目よ近づいては!敵の能力もまだわからないのに・・・」
杏子「あたしは今・・・機嫌が悪いんだ。」チラッ
さやか「杏子・・・」
氷室「・・・」
243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/25(金) 20:01:29.93 ID:03MQg7kF0(1)調 AAS
彼女の洗脳を回避するためにはより弱い魔法少女を連れてくるしかない。
無理ゲーじゃねえか
244: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/27(日) 14:03:10.93 ID:+cSVXpmr0(1/6)調 AAS
ガキィン!
洗脳の魔女「PIGYAAA!」ジタバタ
杏子「なんだこいつ、てんで弱いじゃねーか!」
バシッバシッ
杏子「しかも殴る度に魔力が落ちている!楽勝だな!」
洗脳の魔女「・・・!」ピキーン
パワワワ(洗脳光線)
杏子「うっ!」
さやか「杏子!」
杏子「・・・」フラッ
マミ「佐倉さん?」
グオッ!(槍の大降り)
マミ「きゃあっ!」
さやか「マミさん!杏子・・・あんた一体どうしたって言うのよ!」
杏子「・・・」(虚ろな目)
さやか「・・・これは・・・?」
ほむら「気をつけて美樹さやか!佐倉杏子は魔女に洗脳されているわ!」
グルグル(杏子の槍に巻きつけにされるマミ)
マミ「きゃあ!」
洗脳の魔女「HYUAAA!」
ミュイイイイイイイイイイイイ(洗脳光線)
マミ「う・・・」ガクッ
マミ「・・・」フラフラ
さやか「マミさんまで!」
ほむら(巴マミや佐倉杏子がいとも簡単に・・・?おかしい・・・何かが・・・!)
245: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/27(日) 14:26:21.11 ID:+cSVXpmr0(2/6)調 AAS
ほむら(確実に洗脳できるなら・・・なぜ攻撃をわざと受けたの・・・?まさか・・・)
ほむら「ここは一度引くのよ、美樹さやか」
さやか「な・・・悪魔が何言ってるのよ!アレもあんたの差し金でしょ!」
さやか「杏子とマミさんが囚われているのにあたしが戦わないでどうすんのよ!」
ほむら「アレは・・・実力差の大きい相手であればあるほど簡単に洗脳できる性質を持っている」
さやか「え・・・!?」
ほむら「佐倉杏子の攻撃を受けたのはそのためよ。自らの体力を減らして洗脳の成功率を高めたの」
ほむら「だから、私もうかつに力を解放できない・・・悪魔が魔女に負けるのは腑に落ちないけどここは退くの」
ほむら(悪魔が自分より格下の魔女に操られるなんて・・・笑い話じゃ済まないもの)
さやか「その話が本当って根拠がどこにあるのよ!第一あんた、あたし達と敵対宣言したばかりでしょ!」
ほむら「そこの白いのが「魔女」について事情を知っているわ」
キュゥべえ「・・・」
さやか「・・・!?どういう事?」
ほむら「詳しい話は後よ。結界を抜けてから・・・」
氷室「さやかちゃん、ここは暁美さんの言うとおりにしよう」
氷室「キュゥべえが僕を「魔法使い」に選んだ理由・・・今回の件と関係ありそうだからね」
ほむら「・・・」
ボフッ(近代兵器による爆風)
がしっ(さやかの手を掴むほむら)
さやか「お・・・おい!」
しゅあああ・・・(結界を走り抜ける一同+一匹)
ほむら「ふぅ・・・」
さやか「どういう事か・・・説明してもらうわよ・・・」
なぎさ「さやか、氷室・・・それに・・・」
まどか「ほむらちゃん!?」
なぎさ「どうなっているのです?マミと杏子はどこに・・・」
246: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/27(日) 15:06:40.91 ID:+cSVXpmr0(3/6)調 AAS
ほむら「・・・」
ほむら「巴マミと佐倉杏子が囚われたのが、吉と出たかも知れないわ」
さやか「は?」
ほむら「説明しないさいインキュベーター。何故「魔女」が再び現れるようになったのかを」
さやか「説明するのはあんただ!あの化け物・・・「魔女」ってなんなのよ!」
ほむら「かつて魔法少女の敵・・・だったモノよ・・・あなたは忘れているけども・・・」
さやか「・・・!?」
ほむら「「魔女としての転生」・・・それがかつて、魔法少女の奇跡の対価だったわ」
ほむら「その時に生じる莫大な感情エネルギーを宇宙へと持ち帰る役割が・・・」
キュゥべえ「僕達インキュベーターと言うわけさ!」
まどか「え・・・」
なぎさ「キュゥべえは・・・宇宙人なのですか!?」
ほむら「かつて私は・・・幾度と無く同じ時間を繰り返し・・・この残酷な運命に抗い続けた」
ほむら「やがて世界は新たな理・・・「消滅による救済」により・・・
全ての魔法少女は呪いから解放されることとなったわ」
ほむら「それが・・・とある魔法少女が叶えた奇跡・・・つまりは・・・まどかであり・・・「円環の理」の事よ」
まどか「・・・!」
さやか「・・・「円環の理」は・・・元々は一人の魔法少女が叶えた奇跡!?・・・」
なぎさ「まどかが・・・円環の理の神様というのはそういう意味だったのですね!」
ほむら「まどか一人を犠牲にして書き換えられた世界で・・・
やがてインキュベーターはまどかを認識するための実験を行ったわ」
ほむら「私は・・・インキュベーターの企みを・・・まどかを現世へ引き戻すことで阻止した」
ほむら「結果・・・「円環の理」から「まどか」という人格が引き離されて
淡々と呪いを溜め込んだ魔法少女を消滅させるシステムだけが残ったわ」
ほむら「まどかを現実に戻した後でも・・・「円環の理」は機能していたはずなのに・・・一体どうして・・・」
キュゥべえ「まさにその点だ。未だに鹿目まどかが「神」であり、
「円環の理」とのつながりを断ち切れていない点に僕の戦略は存在したのさ」
247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/27(日) 15:16:10.83 ID:3xPeDo1+0(1)調 AAS
相変わらずさやかはクズだな
248: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/27(日) 15:41:45.43 ID:+cSVXpmr0(4/6)調 AAS
キュゥべえ「「神」と同等の力をもつ少女が作り出した「理」も所詮は
「少女」によって管理されているに過ぎない」
キュゥべえ「第二次性徴期特有の不安定な精神・・・これを軽く揺さぶるだけで簡単に「円環の理」は崩壊する」
ほむら「その理屈はおかしいわ・・・今の今まで・・・何度も同じ思い出を繰り返した中で・・・
まどかの精神が大きく変動する事は無かった・・・「円環の理」も問題なく機能していたわ・・・」
キュゥべえ「今までのループで確実に存在しないモノがひとつ・・・いや、一人いるだろ?」
ほむら「・・・!!」
氷室「・・・!」
ほむら「氷室・・・!?」
キュゥべえ「その通りさ。鹿目まどかの精神を大きく揺さぶったのは・・・恭介・・・彼の事だ」
氷室「・・・まさか・・・そのために・・・鹿目さんの精神に干渉するために・・・僕を魔法使いに・・・」
さやか「でも「何が」って事になるわよ!氷室君が魔法使いになった事でまどかの何が変わったって言うのよ!」
キュゥべえ「強いて言うのなら・・・思春期特有の感情の発現・・・異性による興味」
さやか「は?」
まどか「えっと・・・つまりどういう事かな?」
キュゥべえ「「男の子と付き合うってどういう事だろう」という少女なら誰しもが抱く興味。
それが今までのループでは発現しなかった」
キュゥべえ「というより、許されなかった。そこにいる悪魔が鹿目まどかに男子を近づけまいと色々工作していたから」
さやか「こわっ!なにその独占欲。こわっ!」
ほむら「黙りなさい!まどかにはまだ男の子と付き合うとかそういうのは早いと私が判断したのよ!」
まどか「ええええ!?つまりわたしが・・・氷室君の影響で男子に興味を持ったことが原因!?」
なぎさ「もっと分かりやすく言えば・・・えっちな事への興味って事なのですか?だとしてもそれが何故・・・」
キュゥべえ「「女神の仕事を放り出して人間としての人生を過ごしたい」そういう思考に近づけば近づくほど
円環の理は崩れやすくなる」
キュゥべえ「まどかがほんの少しでも「将来、普通に男の人と結婚して〜」と考えるだけで後はダムの決壊のように
システムエラーを引き起こすのさ」
キュゥべえ「だから僕は恭介を魔法使いに選んだ。彼がまどかの接触することで「まどかが恭介を好きになる」・・・
とまではいかなくてもまどかが異性に興味を持つだろうという確信ができていたから・・・!」
氷室「な・・・!?」
キュゥべえ(かつて志筑仁美と美樹さやかの心を乱した人物だから、今回もなんらかの波乱を引き起こしてくれるとね)
249: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/27(日) 15:44:07.73 ID:0EoJFs710(1/2)調 AAS
あ
250: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/27(日) 16:16:53.60 ID:+cSVXpmr0(5/6)調 AAS
キュゥべえ「かつて自分の願いを否定し・・・幻惑の魔法が使えなくなった佐倉杏子と同じ様に・・・
まどか自身が「自分の叶えた願い」・・・「円環の理」について少しでも疑問を持ってしまった時点で次々と
僕達インキュベーターが「理」に干渉するだけの穴が出来てしまった」
キュゥべえ「そうなると、システムを書き換えるのは容易いよね」
キュゥべえ「今は見滝原だけに「魔女化」のルールが適応されているけど・・・いずれ僕達は
円環の理を完全に掌握するつもりだ」
まどか「それって絶対おかしいよ!わたし・・・氷室君とお付き合いしてみたいとは思ったこと無いのに・・・」
氷室(いや合っている・・・!キュゥべえが言うところの「きょうすけ」は氷室では無く、上条の方だ!)
氷室(おそらく上条の方の僕が・・・毎日のように自作の演歌CDをプレゼントし続けたことで・・・
鹿目さんの中にほんのちょっぴりでも異性への関心が芽生えたとしたら・・・辻褄が合う!)
氷室(鹿目さんが「気になっている男子」が氷室では無く・・・上条の方だとすれば・・・)
氷室「君は・・・嘘をついていたのか・・・?
「世界を取り戻すため」に力を貸してくれと言っていたのは・・・嘘だったのか?」
キュゥべえ「嘘じゃないさ」
キュゥべえ「僕は・・・まどかとほむらによって書き換えられた世界では無く・・・
「魔法少女が魔女として役目を全うする」
その世界を取り戻したいと最初から君にお願いしていたのさ!」
氷室「・・・!!」
氷室「インキュベーター!!」
ほむら「よしなさい氷室。そいつを殺しても無駄なのは私が一番良く知っているわ」
ほむら「奴のペースに飲まれては駄目。ここ見滝原で「魔女化」が有効化されているなら、それはあなた達も同じ」
ほむら「頭に血を上らせること・・・むやみに体力や精神力を消耗してソウルジェムを濁らせることは
魔女化に繋がるわ」
さやか「ほむら・・・あんた・・・」
まどか「ほむらちゃんは・・・わたし達の敵なの?味方なの?」
ほむら「魔女やインキュベーターが相手なら・・・私たちの共通の敵と言うだけよ・・・」
ほむら「まずはあの魔女を倒してマミと杏子を取り戻す」
ほむら「それから侵入された円環の理の修復手段を考える。私達の決着はその後の事なのよ」
251: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/27(日) 16:19:26.90 ID:0EoJFs710(2/2)調 AAS
>>61
252: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/27(日) 18:35:03.38 ID:+cSVXpmr0(6/6)調 AAS
キュゥべえ「美樹さやか・・・百江なぎさ・・・君達は元々円環の理の使者だったんだ」
さやか「え・・・」
キュゥべえ「この状況を打破したいのなら、君達が本来の力を解放するべきだと思うけどね」
キュゥべえ「君達がまどかから預かった円環の力・・・それをまどかに返せばあるいはまどかを・・・」
パンッ
ドサッ
ほむら「そいつの言葉に耳を貸しては駄目。この状況で円環の力を解放すれば魔女化するのはあなた達よ」
ほむら「急ぎましょう。いくら魔法少女とはいえ魔女の結界内にいては一日待たずとも消化されてしまうわ」
さやか「お、おい!なんだよ、あたし達が円環の理の使者って・・・どういう事!?」
なぎさ「円環の理・・・つまりはなぎさたちは一度導かれた存在なのですか?」
まどか「・・・」
氷室「鹿目さん・・・」
まどか「わからないよ・・・」
氷室「えっ」
まどか「わたしに神様の力があるとか・・・世界を変える力とか・・・
わたしの精神と円環の理が繋がってるとか・・・」
まどか「そんな事いきなり言われても・・・わたしには分からないよ」
まどか「でも・・・本当にわたしにそんな力があるのなら・・・杏子ちゃんとマミさんを助けるためにも・・・」
氷室「・・・」
〜魔女結界〜
ほむら「相手は自分よりも強い者を「洗脳」する能力を持っているわ」
ほむら「だから、力を抑えて戦う必要がある。奴に「洗脳するまでも無い」と思い込ませることが肝心よ」
ほむら「油断させた所を一気に力を解放して一撃で仕留める。これなら洗脳を受ける事無く敵を倒せる」
さやか「その方法なら・・・さっき普通にやれたんじゃないの?」
ほむら「杏子とマミが捕まって・・・あなた猪突猛進になりかけていたわ」
ほむら「あのまま戦っていれば間違いなく洗脳されていたわね」
さやか「ぐぬぬ」
253: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/28(月) 20:48:46.14 ID:GhN402Yv0(1)調 AAS
なぎさ「さやか、癪だけどここはほむらに従うのです!
魔女の事を詳しく知っているのはほむらだけなのです」
さやか「・・・」
さやか「そうだね・・・まずは杏子とマミさんを救うのが先決だからね・・・」
さやか「一時休戦だよ。まずは目の前の共通の敵を倒すために協力するわよ」
ほむら「助かるわ」
ゴゴゴ
ほむら「来るわよ」
洗脳の魔女「KYOAAAA!」
ほむら「こちら側がなるべく弱そうな演技をするのよ」
さやか「たぁ」
なぎさ「なのです〜」ぽこぽこ
洗脳の魔女「・・・!?」
さやか「今よ!ほむら!」
ほむら「悪魔の翼・・・」ゴゴゴ・・・
ギュルギュル(リボン+槍の拘束)
ほむら「・・・!!」
杏子「・・・」
マミ「・・・」
さやか「杏子!!マミさん!!」
洗脳の魔女「GYOOO!!」
ミュイイィイイ(洗脳光線)
ほむら(・・・!!)
ほむら(演技がばれている・・・!まずいわ・・・洗脳される・・・!)
254: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/28(月) 20:50:50.29 ID:hfkYpUz80(1)調 AAS
氷室は?
255(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/30(水) 16:07:30.05 ID:0tapnxlA0(1/4)調 AAS
〜外〜
キュゥべえ「暁美ほむらが敵の手に落ちた」
まどか「え・・・」
氷室「・・・」
キュゥべえ「敵は相手が強ければ強いほど洗脳が強力な物へと変化する性質を持っている」
キュゥべえ「そういう意味で悪魔と化した暁美ほむらは格好の標的だったと言えるね」
まどか「そんな・・・」
氷室(もう・・・手段は選んでられない・・・のか・・・!?)
氷室「鹿目さん」
まどか「・・・?」
氷室「僕の演奏は聞いた人の「記憶」に干渉する能力を持っている」
氷室「記憶に潜り込めば「女神」として眠っている君の力を解放できるかもしれない」
氷室「さやか達を助けたい。その点に置いて僕と君の気持ちは一緒だと思う・・・だから・・・」
まどか「いいよ・・・やって!」
まどか「わたしが思い出さないと・・・さやかちゃん達を・・・そしてほむらちゃんを救えないのなら・・・」
氷室「・・・」
♪〜♪〜♪
まどか「・・・!」
氷室(僕が上条の姿の時、鹿目さんにCDをプレゼントしたのはこの時のためだったんだ・・・)
氷室(鹿目さんは、上条の言いつけ通り毎日僕の演歌CDを聞いている・・・
だから僕の演奏と同調し易くなっている)
氷室(鹿目さんの記憶を辿って・・・女神としての力と記憶を見つければ・・・)
カッ
〜まどかの記憶の世界〜
氷室「ここが・・・鹿目さんの精神世界・・・」
氷室「見つけた!あれが・・・女神の時の記憶に違いない・・・」
氷室「・・・!!こ、これは・・・・」
256: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/30(水) 16:47:46.49 ID:NkHFoz0Z0(1)調 AAS
チートじゃねえか
257: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/30(水) 17:37:16.60 ID:0tapnxlA0(2/4)調 AAS
〜魔女結界〜
ほむら「・・・」
マミ「・・・」
杏子「・・・」
さやか「暁美ほむらが・・・魔女の手に落ちた!」
なぎさ「数的にも圧倒的に不利なのです!しかも洗脳があるからうかつに力を出せないのです!」
さやか「それよりも厄介なのは・・・ソウルジェムだよ」
なぎさ「え?」
さやか「見てみなよ。三人のソウルジェムを。もっとも暁美ほむらのそれはソウルジェムと
呼べるか怪しいけどね」
なぎさ「・・・!!濁りが侵食しているのです!」
さやか「この魔女結界に長く居たことで濁りが早くなってるとしたら・・・」
さやか「最も恐ろしい事はこの結界で消化されることじゃなくて・・・
全員が魔女になっちゃう事かもね・・・」
なぎさ「そんな・・・」
さやか「円環の理が機能停止しているのなら・・・あの魔女だけでなくあたし達も例外じゃない」
さやか「悪魔だとしても・・・女神だとしても・・・基本は「ソウルジェム」を宿した
魔法少女に過ぎないんだ・・・あの魔女に誘発されて・・・穢れを溜め込めば・・・」
なぎさ「まどかと同等の存在であるはずのほむらも・・・例外無く魔女化するって事なのですか!?」
さやか「悪魔が魔女化したら・・・それこそどんな存在になるんだろうね・・・考えるだけで恐ろしいよ」
さやか「それに・・・杏子・・・!」
杏子「・・・」ジワジワ(ソウルジェム汚染)
さやか「あたしと氷室君と仲良くなる事が・・・杏子にとっては寂しさを溜め込む原因になってたんだね・・・」
さやか「そんなにソウルジェムを濁らせて・・・ごめんね杏子・・・あたし、まだ引っ叩いた事謝ってないよね・・・」
さやか「行くよなぎさ!洗脳光線さえ浴びなければ洗脳される事は無いから!」
さやか「このまま力を出し惜しみしても一方的にやられるだけだから!操られた三人は無視して本体を全力で狙うよ!」
なぎさ「了解なのです!」
258: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/30(水) 19:54:07.68 ID:gmsJ/MiA0(1)調 AAS
勝てる気がしない
259: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/30(水) 20:09:53.04 ID:03H/TKlAO携(1)調 AAS
>>255で演奏してるのは演歌なのか?
ヤダネッタラ ヤダネン♪
260: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/30(水) 20:12:53.42 ID:0tapnxlA0(3/4)調 AAS
悪魔ほむら「・・・」
さやか「その姿・・・あんたは・・・まどかのために悪魔になったって言ったっけ・・・」
さやか「この魔女を倒したら話してもらうよ!あんたが背負っているモノを!」
シュパァン!!
さやか「え・・・?」
なぎさ「・・・!?矢・・・!?」
しゅわああああ(結界浄化)
さやか「え!?え!?ええええええ!?」
洗脳の魔女「KYAAAAAA!!」
じゅわあああ(強制浄化)
ほむら「・・・」
マミ「・・・」
杏子「・・・」
ドサッ(倒れる3人)
さやか「何よこれ・・・一体どうなってんのよ・・・」
まどか「さやかちゃん、なぎさちゃん・・・」
なぎさ「まどか!?」
さやか「その格好・・・魔法少女!?」
さやか「まさか・・・今の攻撃は・・・まどかが!?」
氷室「僕の演奏で彼女の記憶に潜り込んだ」
さやか「杏介君・・・?潜り込んだって・・・」
氷室「残念だけど彼女の力は一部しか取り戻せなかった・・・
女神では無く・・・魔法少女としての姿しか・・・」
なぎさ「それでもすごい威力なのです!」
261: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/30(水) 20:50:50.34 ID:0tapnxlA0(4/4)調 AAS
まどか「うぅ・・・」がくっ
さやか「まどか!!」
なぎさ「・・・!ソウルジェムが・・・凄い勢いで濁っているのです!」
さやか「なぎさ、予備のグリーフキューブは!?」
なぎさ「持ってないのです!」
ほむら「ハッ・・・!!」
ほむら「何をしているの!?グリーフシードを使うのよ!」
さやか「グリーフシード!?」
ほむら「魔女が倒れた場所!突起物が落ちているはずだわ!」
なぎさ「・・・!!」
なぎさ「あったのです!まどか!これを・・・!!」
ぱしっ
まどか「ありがとう・・・なぎさちゃん・・・」
まどか「・・・」
しゅうううう・・・・
さやか「穢れが浄化されている・・・これは・・・」
ほむら「かつて魔女がいた世界での・・・ソウルジェムの浄化手段よ」
さやか「暁美ほむら・・・あんたは・・・」
なぎさ「まどかを・・・そしてマミ達を助けてくれたのですか?」
ほむら「誤解しないで。私は悪魔で・・・まどかの幸せのためにこの力を望んだのよ」
ほむら「あなた達の生存・・・それが繰り返されるこの思い出世界での・・・まどかの幸福の条件なのよ」
さやか「・・・あんた・・・そうやって一人で背負い込んで・・・」
さやか「あんた自身はどうなのよ・・・!まどかの幸せのために・・・他の人どころか自分まで巻き込んで!」
さやか「まどかは・・・あんたに歩み寄ろうとしているのに・・・あんたはまどかと敵対する事になっても・・・
それでも構わないって言うの!?」
ほむら「・・・「一人で背負いこんで」・・・ね。そのセリフを言われるのは二度目よ・・・美樹さやか」
さやか「な・・・!?」
262: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/31(木) 13:43:40.00 ID:JIfuj87O0(1/5)調 AAS
ほむら「あなたには言われたくないとでも言い返しておきましょうか」
ほむら「かつて上条恭介のために願いを使ったあなたに・・・それを言う資格があるかしら?」
氷室「・・・」
さやか「それがどう関係あるのよ!」
ほむら「愛する人のために秩序を守るか壊すか・・・あなたと私の違いはそれしか無いわ」
さやか「そんな事・・・あたしはもう恭介の事は・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「・・・」
まどか「わたしね・・・力と一緒に少しだけ記憶も取り戻したよ・・・」
まどか「ほむらちゃんがどういう思いで・・・今の世界と悪魔の力を望んだか・・・」
ほむら「そう・・・」
まどか「わたしが・・・皆とお別れしたくないって・・・そう願っちゃったからほむらちゃんは・・・」
まどか「魔女の概念が復活したのも・・・ほむらちゃんが悪魔になったのも・・・
ワルプルギスの夜が来るのも・・・全部わたしの心の弱さのせいなんだよね・・・」
ほむら「・・・弱くていいのよ・・・あなたは・・・何もかも背負いすぎたの」
まどか「わたし・・・もう逃げないよ」
まどか「神様として・・・皆とお別れしなくちゃいけないとしても・・・逃げないよ」
まどか「これ以上ほむらちゃんが傷つくのを見ていたくないんだ・・・」
まどか「だからほむらちゃん・・・一緒にワルプルギスの夜を倒そう。」
ほむら「・・・!?」
さやか「まどか!?」
まどか「お互いの心の弱さが生み出した、ワルプルギスの夜に立ち向かう力を貸して欲しいな」
まどか「この世界は長く続かないよ。嘘は・・・嘘でしか無いから・・・」
まどか「きっとそれは・・・ほむらちゃんの望む結末じゃないんだろうけど・・・
ほむらちゃんも正しい事を信じる勇気を・・・取り戻して・・・」
ほむら「あなたに分かってもらえなくても・・・嘘をついてたとしても・・・」
ほむら「それでも私は・・・あなたが普通の人間として生きていく世界を望むわ」
まどか「ほむらちゃん・・・」
263: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/31(木) 21:37:39.77 ID:JIfuj87O0(2/5)調 AAS
ほむら「あの魔女を倒したからといって、円環の理が機能回復したわけじゃない」
ほむら「これからはソウルジェムの穢れに気をつける事ね・・・魔女化する前に浄化を怠らないで」
ほむら「もちろん・・・魔女化の危険は私もまどかも例外では無いわ。」
ほむら「んしょ・・・」ひょいっ
さやか「ちょっと待て、何してる」
ほむら「見ての通りよ。気絶した佐倉杏子を持ち上げているの」
さやか「何のために!?」
ほむら「お持ち帰りするのよ」
さやか「は!?あ、あんたまさか、まどかだけじゃ飽き足らず杏子の体を・・・」
ほむら「誤解しないで。少し話をしたら、無事に返すわ」
さやか「信用できるか!あんたたった今、あたし等と考えが違うって言ったばかりでしょ!」
ほむら「それも、あなたが言う資格は無いわと言えるわ」
さやか「な、なんだと!?」
ほむら「氷室とイチャついて杏子をほったらかしにした貴方には・・・ね」
さやか「イチャイチャって!・・・あたしと氷室君は・・・そんなのじゃな・・・」
ほむら「貴方も分かっているのでしょう?杏子がソウルジェムを濁らしているのは間違いなくあなたが関係している」
さやか「・・・!」
ほむら「貴方に口を出す権利は無い。次に会ったら謝る練習でもしてることね」
スッ・・・(悪魔ワープ)(悪役特有の便利すぎるアレ)
さやか「ま・・・待って!」
なぎさ「杏子が連れて行かれたのです!」
まどか「杏子ちゃんは・・・大丈夫だと思う」
まどか「ほむらちゃんが言う・・・「わたしのための行動」なら・・・杏子ちゃんに危害を加える事はまず無いよ」
まどか「それよりねさやかちゃん・・・なぎさちゃん・・・」
まどか「キュゥべえが言っていた、二人が円環の使者だって話・・・あれは本当だよ」
さやか「え?」
264: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/31(木) 22:05:21.18 ID:JIfuj87O0(3/5)調 AAS
まどか「さやかちゃんとなぎさちゃんは一度円環の理に導かれた存在なんだ」
まどか「さやかちゃんとなぎさちゃんが・・・
ほむらちゃんの言うところの「魔女化」する瞬間の記憶を思い出したの」
まどか「今はまだ二人だけだけど・・・
きっとわたしは何人もの魔法少女を魔女化する瞬間に円環の理に導いたんだろうなって・・・」
さやか「ちょっとまて!そしたらあたし達・・・死人って事じゃん!」
なぎさ「びっくりなのです!」
さやか「何であたし達現世にいるのよ!「まどかの望む日常」を再現するために無理やり生き返ったの!?」
まどか「大体合ってるよ」
まどか「正確には円環の理の一部として、ほむらちゃんを迎えに行く時に一時的に実体化して・・・」
まどか「その後ほむらちゃんが悪魔の力で世界改変しちゃったから、そのまま世界に縛られたみたい」
まどか「言い換えれば・・・この世界そのものがほむらちゃんの巨大な結界って事だよ。
わたし達は、それに囚われている状態でしか実体化出来ないというか・・・」
まどか「わたしが今、完全に女神の力と記憶を取り戻せていない様に・・・さやかちゃん達も
忘れているんだ。円環の理の力の使い方と記憶を」
さやか「そんな事急に言われてもな・・・いまいちピンとこないよ・・・」
なぎさ「ほむらを倒して、世界が元に戻るとき・・・
なぎさは・・・またいつかマミ達とお別れしなくちゃいけないのですか!?」
なぎさ「そんなの嫌なのです!円環の理に還らなきゃいけないなんて嘘なのです!」
氷室「嘘じゃないよ」
なぎさ「氷室・・・?」
氷室「演奏を通して鹿目さんの精神に潜り込んだとき・・・僕もその記憶を見たんだ」
氷室「さやかが・・・魔女化する・・・その瞬間を」
さやか「嘘・・・」
氷室(もう少し精神の深いところまで飛び込めば・・・鹿目さんを女神として復活させる事が出来たかもしれない・・・)
氷室(でも・・・出来なかった・・・さやかの魔女化の瞬間・・・あれだけ傷ついたさやかを見ていたら・・・)
氷室(鹿目さんが女神としての使命と記憶を取り戻したら・・・さやかもその世界に還ってしまいそうで・・・)
氷室「さやか・・・!」ぎゅっ
さやか「え、ええええ!?///ちょ、ちょっと!杏介君!?」
265: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/31(木) 22:33:39.82 ID:JIfuj87O0(4/5)調 AAS
氷室「上条(僕)なんかのために・・・傷ついて・・・本当の事も話せず・・・一人で抱え込んで・・・」
氷室「上条から何の言葉もかけられず絶望して魔女化した・・・それが真実なんだ」
さやか「そんな・・・」
氷室(あの時・・・照れくさいからとか・・・CDを割った事のうしろめたさとか・・・色々あって話せなかったんだ)
氷室(退院も・・・急に決まったことだし、連絡は父さん達に任せっぱなしだったから・・・
さやかに連絡が行ってないなんて知らなくて・・・)
氷室(あの時一言でも・・・さやかに優しい言葉を掛けていれば・・・さやかは・・・)
氷室「上条のために傷つく君を・・・見たくない」
氷室「さやかみたいな良い子が幸せになれないなんて・・・そんなの間違ってる」
さやか「あのちょっと・・・きょ、杏介君!?」
氷室「僕は・・・上条みたいな薄情な奴とは違う」
氷室「ずっとさやかの傍にいたい・・・さやかを守りたい」
氷室「上条のせいで傷ついた分だけ・・・僕が傍にいてあげたい」
氷室「さやかを・・・円環の理なんかに行かせはしない」
さやか「えっと・・・その・・・参っちゃうな・・・愛されちゃってますね・・・あたし!///」
まどか「え?」
なぎさ「さやか・・・もしかして氷室と・・・」
さやか「うん。付き合うことになったんだ」
まどか「えええええ!?」
さやか「やっぱり恭介を仁美に取られてから間も無いのに・・・軽々しいって思うよね?
でも・・・こんなに愛されてるのなら・・・悪い気はしないっつーか・・・」
まどか「軽々しいなんて思わないよ!おめでとうさやかちゃん!氷室君!」
なぎさ「とは言っても・・・氷室はぱんつが好きな変態って所以外は恭介との共通点も多いのです」
なぎさ「さやかは結局毎回、同じような男を好きになる傾向があるみたいなのです!
ちょっと危なっかしいけど・・・今回は成就したから良かったのです!」
さやか「あれ・・・?素直に祝ってくれるんだ?」
さやか「さっきまでの話だと・・・あたしはいつか円環の理に還らなきゃいけない存在なのに・・・」
まどか「それはまだ分からないよ」
266: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/31(木) 22:58:22.73 ID:JIfuj87O0(5/5)調 AAS
まどか「円環の理を取り戻したからって・・・さやかちゃん達まで皆とお別れする必要なんて無いかもしれないよ」
まどか「最後までどうなるかわからないよ・・・だから諦めないで」
まどか「わたしは、お仕事があるから還らなくちゃいけないと思うけど・・・」
さやか「なんだよ〜、あたしが生き残るっていうのならまどかも帰るなよ〜!」
さやか「きっと暁美ほむらが背負い込んでるのも、そこが関係してると思うよ。
まどかが自分の幸せを放棄しようとしたから・・・あいつも・・・」
さやか「この世界に留まるのなら皆一緒だよ!方法は漠然としてるけど・・・きっと何かあるはずだから」
まどか「わたし・・・神様のお仕事を休んじゃっていいのかな・・・」
なぎさ「まどかも結局、現世にいたいのですね」
マミ「う・・・うん・・・」むくっ
マミ「あれ・・・どうしたの・・・何があったの?」
なぎさ「・・・!」
なぎさ(まどか・・・さやかとなぎさが円環の使者という話、マミには・・・)
まどか(聞こえてないと思うよ)
さやか「えっとね・・・杏介君・・・」
氷室「さやか・・・」
さやか「あたしも・・・どこにも行きたくない」
さやか「杏介君の気持ちに応えたい・・・だから最後まで考える」
さやか「円環の理を取り戻して・・・なおかつあたし達も人間らしく生きていく方法を・・・」
さやか「だからもう・・・杏介君がそんなに悲しい顔する必要無いんだ」
氷室「さやか・・・!」
〜ほむら、杏子側〜
ほむら「起きなさい、佐倉杏子」
杏子「う・・・ん・・・」
杏子「はっ!あ、暁美ほむら!?なんであんたが・・・あたしと一緒に!?」
ほむら「あなたのソウルジェムを確認しなさい」
杏子「・・・どうなってやがる・・・!?真っ黒じゃねえか・・・」
267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/31(木) 22:59:33.62 ID:ew76bFDB0(1)調 AAS
腹パン戦士仁美はまだか
268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/02(土) 22:47:27.14 ID:is6Kpke20(1)調 AAS
vip2chスレ:news4ssnip
269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 00:18:26.03 ID:nfXhRzcS0(1/2)調 AAS
vip2chスレ:news4ssnip
270: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 00:25:03.11 ID:nfXhRzcS0(2/2)調 AAS
ギタリスト仮面
271: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 15:32:06.77 ID:IF5tQZ620(1/7)調 AAS
ほむら「あなたもまた・・・氷室の正体を知っているのね・・・というより、あの変装魔法はあなたが・・・」
杏子「・・・」
ほむら「確かに美樹さやかと氷室が親しくなればなるほど悲劇にしかならない」
ほむら「それでも上条恭介は嘘を吐き通す道を選んだ・・・そんな彼の気持ちが分からなくも無い」
ほむら「貴方のソウルジェムが濁らせているのは・・・美樹さやかに対する心配・・・氷室に対する嫉妬・・・
それらが絡み合った複雑な感情よ」
しゅうう・・・
杏子「ソウルジェムが浄化されていく!それは・・・」
ほむら「ルシファーシードを一つ・・・あなたに預けておくわ。これで浄化なさい」
ほむら「この町に「魔女化」のルールが適用されている以上・・・インキュベーターは
精神的に弱っている魔法少女に接触するのは間違いないでしょう」
ほむら「奴が次に狙うのは貴方かも知れないわ」
ほむら「いくら浄化しても・・・貴方が思いつめればそれだけソウルジェムの濁りは早くなる」
ほむら「どうしても魔女になりたくなかったら・・・美樹さやかの事を諦めるか・・・あるいは・・・」
杏子「・・・あんた一体なんなんだ!?あたし達の敵なのか・・・味方なのか・・・」
ほむら「まどかの幸せのために貴方を魔女にさせない。そして・・・
インキュベーターの好きにはさせない。それだけよ」
〜さやかの家〜
杏子「ただいま・・・」
さやか「杏子!」
さやか「ご・・・ごめんね杏子・・・あたし・・・」
杏子「いや・・・謝るのはあたしの方さ」
杏子「あの時氷室を・・・恭介を掴んだのは・・・あたしなりの心配っつーか・・・」
杏子「上条の時みたいなすれ違いになるのが怖くてさ・・・氷室が冗談半分で
さやかと付き合うって言うのなら・・・我慢なら無くて・・・」
さやか「杏子・・・そこまであたしの事を心配してくれて・・・」
さやか「でも大丈夫だよ!杏介君は本気だから・・・」
杏子「・・・」
さやか「あたしの事・・・全部知った上で、それでも傍にいたいって・・・そう言ってくれたから・・・」
杏子(違う・・・違うんださやか・・・アイツは・・・)
272: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 15:54:30.91 ID:IF5tQZ620(2/7)調 AAS
杏子「明日一日だけ・・・氷室を・・・恭介を借りるぞ」
さやか「え・・・?」
〜学校〜
さやか「あれ?恭介も休み?どうなってんの?仁美ー、なんか聞いてない?」
仁美「恭介さん、コンクール主催者のジャニー氏と打ち合わせがあるから今日は休むと・・・」
さやか「きょうすけさん・・・とな!?」
仁美「あ・・・」
仁美「ちっ・・・違うのです!これは・・・その・・・」
さやか「何が違うんだよー!この幸せ者めー!!」
仁美「さ、さやかさんこそ!氷室君と・・・」
〜杏子に公園に呼び出される恭介〜
杏子「何の話か・・・分かってるよな・・・」
恭介「さやかと氷室の事・・・だろ?」
杏子「さやかから大体の事情は聞いたよ・・・」
杏子「さやかが・・・あんたへの想いを募らせて魔女化した事も・・・」
杏子「それを同情して・・・氷室としてアイツの支えになりたいって思ったあんたの気持ち・・・
分からなくも無い・・・けどな・・・」
杏子「哀れみの気持ちだけで・・・さやかの恋人になったのなら・・・絶対あんたを許さない」
杏子「さやかは・・・氷室を好きになりかけている・・・無理ないよな・・・
中身はそのままあんたなんだから・・・」
杏子「あんたの気持ちが・・・氷室として出した言葉が・・・本当かどうか・・・」
杏子「あんたは・・・さやかの事をどう思ってるんだ!?」
恭介「・・・」
杏子(恭介の気持ちが・・・中途半端であるなら・・・そっちの方がまだ救いはあるんだ)
杏子(こいつを一発ぶん殴って・・・さやかに氷室を諦めさせれば・・・ダメージが少ないまま終わらせられる)
恭介「幼稚園の頃・・・」
杏子「・・・?」
273: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 16:22:57.41 ID:IF5tQZ620(3/7)調 AAS
恭介「いじめられがちだった僕を・・・いつも助けてくれたのは・・・女の子であるはずのさやかだったんだ」
杏子「おい・・・何の話をしてやがる・・・」
恭介「その頃も・・・よく男子と混じって遊ぶような活発な子だったな・・・」
恭介「さやかと一緒に遊べる男子を・・・羨ましいと思った・・・」
杏子「だから、何の話を・・・」
恭介「正しい事をまっすぐに信じる良い子だった・・・」
恭介「一緒になってテレビの仮面のヒーローに夢中になったっけ・・・」
恭介「きっとさやかの傍には・・・僕みたいな弱い男なんかじゃなく・・・
こんなヒーロー像的な男性が似合うだろうって」
恭介「そう思ったとき・・・なぜかとても寂しかった」
杏子「恭介・・・お前・・・」
恭介「事故にあった後も・・・さやかは毎日のようにお見舞いに来てくれて・・・」
恭介「でもその気持ちが・・・同情から来てる物だと思ったら・・・また自分が情けなくなったんだ・・・」
恭介「いつまでたっても・・・僕はさやかに守られる僕じゃなきゃいけないのか・・・って」
杏子「・・・」
恭介「仁美さんに告白された時・・・何故かさやかの事を思い出したんだ」
恭介「こんな僕でも・・・好きになってくれる人がいるって・・・もうさやかに守られるような子供じゃないって・・・
一人前に・・・なれた気がしたんだ」
恭介「さやかが・・・彼氏が出来たって言い出した時・・・絶対本人に会って、さやかに本当にふさわしいかどうか
確かめたくなった」
恭介「それが狂言だって知った時・・・安心した」
恭介「さやかが・・・僕の事を好きだったって聞いたときは・・・すごく嬉しかった」
恭介「僕でよかったんだって・・・勝手にさやかの隣にいるには相応しくないって・・・思い込んでたのに」
恭介「もう一度さやかの傍にいても良いって・・・今度はさやかを守れる自分になりたいって」
恭介「そう思ったら・・・どんどん本当の事を言えなくなった」
恭介「魔女化したさやかの記憶に触れたとき・・・それを確信したんだ・・・」
恭介「例えどんな事をしてでも・・・今度は僕がさやかを守らなくちゃって・・・」
恭介「・・・ああ、そうか・・・幼い頃から・・・すでに僕は・・・」
274: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 16:57:30.24 ID:IF5tQZ620(4/7)調 AAS
恭介「僕はさやかが好きなんだ」
杏子「・・・・!!!」
恭介「ずっとずっと・・・僕はさやかの事が好きだったんだね・・・」
〜〜〜
ザーッ(大雨)
一人でまだ公園のベンチに座る杏子
杏子「・・・」
キュゥべえ「恭介と話して・・・君の心配事は解消されたかな?」
杏子「・・・最悪だ」
杏子「・・・どうしてあの二人は・・・ああなっちまったのかな・・・」
キュゥべえ「今君のソウルジェムを濁らせているのは・・・美樹さやかを心配する気持ちじゃない」
キュゥべえ「美樹さやかに対する勝手な独占欲から来る自分の穢れた部分への自覚・・・」
杏子「ハッ、なんだいそりゃ・・・」
キュゥべえ「美樹さやかにとって、最高の幸福は上条恭介と共に生きる事だ」
キュゥべえ「それを頭で分かっていながら・・・君は上条恭介が志筑仁美と交際した事に安堵した」
杏子「違う・・・」
キュゥべえ「上条恭介を諦めれば・・・美樹さやかは自分の傍にいてくれる・・・君はそれが嬉しかったんだ」
杏子「違う!」
キュゥべえ「氷室の・・・バイオリン仮面ウィザードの正体を知った時・・・それでも敢えて
変装の魔法を教えたのは何故か・・・」
キュゥべえ「少しでもさやかの気持ちが恭介に伝われば・・・それがさやかの幸福でもあると分かっていたからさ」
キュゥべえ「結果的に・・・さやかは氷室に惹かれていったけど・・・この結果が見えていなかった訳でもないよね?」
キュゥべえ「君のソウルジェムを濁らせているのは・・・
偽りの関係の中でも上条恭介と添い遂げる美樹さやかへの幸福を願う気持ち・・・」
キュゥべえ「それと相反する・・・自分が美樹さやかの支えになりたい気持ち・・・その葛藤さ」
杏子「違う・・・!!あたしが悩んでんのはそんな事じゃ・・・」
キュゥべえ「美樹さやかにとっての幸せが何かを分かっていながら・・・
それでも君は美樹さやかにとっての一番でありたいんだ」
キュゥべえ「これを見ても・・・違うって言い切れるかな?」
275: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 17:20:41.07 ID:IF5tQZ620(5/7)調 AAS
キュゥべえが杏子に見せているのは昨日の映像
〜氷室とさやかの帰路〜
さやか「あのね・・・杏介君・・・」
氷室「なに?」
さやか「えっとね・・・その・・・///」
さやか「あ、あたしは確かに・・・恭介が好き・・・」
さやか「それは・・・仁美と付き合い始めた今でも・・・これからも変わらないと思う・・・」
さやか「友人って立ち位置でも・・・あたしは恭介をいつまでも応援してあげたいって思ってる」
氷室「そっか・・・幸せ者だね・・・上条は」
さやか「でもね・・・」
さやか「あたしの事・・・真剣に心配してくれた杏介君のことは・・・もっと・・・」
氷室「さやか・・・?」
さやか「恭介にも話せないこと・・・杏介君は正面から受け止めてくれたよね・・・」
さやか「今・・・一番好きなのは杏介君だよ・・・///」
氷室「さやか・・・!」
さやか「今は杏介君が好き・・・それが・・・あたしの素直な気持ち」
〜映像終了〜
杏子「さ・・・や・・か・・・」
杏子「なんでかな・・・なんでこんなに・・・胸が痛いのかな・・・」
杏子「あたし・・・最初から気付いていたのにな・・・あんたが・・・氷室を好きになればなるほど・・・
あんたは不幸にしかならないって・・・」
杏子「それでもあんたは・・・氷室に惹かれてしまうんだろうなって・・・」
杏子「あたしが・・・もっと早くに正体をバラしてりゃ・・・こんな事にはならなかったのにな・・・」
杏子「ごめんなさやか・・・あたし・・・」
キュゥべえ「そうだね・・・暴露していれば・・・君は批難されるかもしれないけど」
キュゥべえ「今も君の隣に・・・美樹さやかがいてくれたかもね」
ピシッ
杏子「あ・・・」ドクン・・・ドクン・・・・
杏子「あたしは・・・あたしは・・・!!」
276: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 17:31:48.14 ID:BAMmGs8u0(1)調 AAS
中沢はタキシード仮面的な都合よく出てくる感じにはなりそう
277: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 17:41:55.44 ID:IF5tQZ620(6/7)調 AAS
氷室、さやか「「杏子に謝らなくちゃ」」
氷室、さやか「「あれ?」」
氷室「さやかちゃんも・・・同じことを思っていたのかい?」
さやか「杏介君も・・・」
さやか「恭介にフラれた時・・・支えになってくれたのはアイツなんだ・・・」
さやか「アイツをほったらかして・・・勝手にあたし一人で立ち直っちゃったからね・・・
今までの事含めて・・・お礼とか・・・お詫びとか」
氷室「僕も・・・杏子に世話になりっぱなしだったから・・・」
氷室「杏子に間を取り持ってもらったから・・・僕の考えを見滝原の魔法少女の皆に伝えることが出来た」
氷室「さやかちゃんにも・・・出会えたんだ」
さやか「あいつが戻ってきたら・・・腹いっぱい奢ってやらないと・・・杏介君、お金貸して!」
氷室「しょうがないな・・・分かったよ。僕が負担してあげるよ」
氷室「さやかちゃんは・・・本当に杏子が好きなんだね」
さやか「嫉妬した?」
氷室「うん」
さやか「正直に言うなっつーの!///そこは照れるとこだろ〜!」
氷室「上条と違って・・・僕は素直に生きるって決めたんだ」
さやか「もう・・・!バカバカバカバカバカ!!」
〜〜〜
キュゥべえ(映像は編集でカットしないとは言ってない)
ゴゴゴ・・・
キュゥべえ「さぁ見せてくれ佐倉杏子・・・君ほどの魔法少女が魔女になれば、得られるエネルギーもまた凄まじ・・・」
キュゥべえ「!?こ・・・これは!?」
〜〜〜
さやか「もう!なんで杏子を一人でほうっておくのよ!」
氷室「僕が何度呼びかけても返事をしてくれなかったんだ・・・」
マミ「ちょっと待って・・・何?あれは・・・」
ゴゴゴ・・・
なぎさ「魔力の波動が・・・あれは・・・!?」
まどか「魔女化・・・!?杏子ちゃんが・・・魔女に!?」
278: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/03(日) 18:06:36.88 ID:IF5tQZ620(7/7)調 AAS
〜続く〜
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」
キュゥべえ「してやられたよ・・・暁美ほむら」
ほむら「貴方の好きにはさせないと言ったはずよ」
第9話
杏子「もっと、別の出会い方」
銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!」
お知らせ、「人魚姫の物語」主題歌決定。
OP曲名「ハーレム」歌:ClariS
ED曲名「水葬」歌:Kalafina
のつもりで脳内再生お願いします。
279: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/03(日) 23:31:29.82 ID:fO2MgVhc0(1)調 AAS
vip2chスレ:news4ssnip
280: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/04(月) 22:32:37.12 ID:HU/EPsCj0(1)調 AAS
安価で王様ゲーム
281: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/07(木) 17:42:59.17 ID:aAgOIFty0(1)調 AAS
恭介と中沢
画像リンク
282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/08(金) 22:33:39.90 ID:EZhakdx90(1)調 AAS
バイオリン仮面じゃ結構出番があったのにな
283: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/10(日) 14:46:47.95 ID:T0lyCZXl0(1/3)調 AAS
第9話「もっと、別の出会い方」
キュゥべえ「これは・・・!!」
ゴゴゴ・・・
女神杏子「・・・」
悪魔杏子「・・・」
キュゥべえ「ルシファー!?ルシファーじゃないか!」
キュゥべえ「何故・・・穢れを溜めた魔法少女が魔女ではなく、ルシファーに・・・」
キュゥべえ「はっ!」
ほむら「・・・」
キュゥべえ「なるほど・・・してやられたと言うわけだね・・・暁美ほむら」
ほむら「貴方の好きにはさせないと言ったはずよ」
ほむら「佐倉杏子は確かにソウルジェムを濁らせていた。
美樹さやかの幸福を願う気持ちと上条恭介の行動を責める気持ちで揺れ動いていた」
ほむら「魔女になりやすい精神はルシファー化しやすい精神状態でもあるのよ・・・
彼女は魔女になる寸前、ルシファーシードを挿してそれを回避した」
キュゥべえ「魔女化を回避したところでルシファーになってしまえばほぼ同じ事じゃないか・・・
僕はエネルギーを回収し損ねたけど・・・それが佐倉杏子の救いになるとは到底・・・」
ほむら「魔女と違ってルシファーは浄化する事で元の人間に戻る可能性がまだある」
ほむら「それが佐倉杏子の選択なのよ。仲間達ならルシファー化した自分を救ってくれると信じているから・・・」
ほむら「・・・!!」
ほむら「まどか達が来たわね・・・これ以上の長居は無用よ」
スッ(悪役ワープ)
〜結界突入〜
まどか「杏子ちゃん!」
さやか「杏子!!」
マミ「佐倉さんが・・・二人!!これは!」
なぎさ「ルシファー・・・!!杏子のルシファーなのです!!」
氷室「魔女化していない!?一体・・・」
284: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/10(日) 15:43:48.96 ID:T0lyCZXl0(2/3)調 AAS
キュゥべえ「佐倉杏子を魔女にすれば連鎖的に君たちの魔女化も誘発できると思ったんだけど・・・」
さやか「・・・!?キュゥべえ!!今回は暁美ほむらじゃなくお前の差し金か!!」
まどか「さやかちゃん!ルシファーなら今まで通り元に戻せる可能性があるよ!
消滅させざるを得なかった魔女化したあの娘と違って・・・」
キュゥべえ「並のルシファーならそうだろうね・・・しかし、今まで君たちが倒してきたのは
一般人のルシファーじゃないか」
一同「・・・!!」
キュゥべえ「魔女化寸前のソウルジェムがピークを迎え、より強大になった佐倉杏子の魔力を媒介に
あの二体のルシファーは生まれた」
キュゥべえ「魔法少女がルシファー化したモノとは戦っていないだろう?
アレは言うなれば、魔女二体分と考えていい」
キュゥべえ「魔女よりも厄介な存在になってまで魔女にはなりたく無かったらしい。
ボクには理解できないよ」
Ottilie(杏子のルシファー、女神側)
美樹さやかの決意を肯定する佐倉杏子の精神体。
氷室(上条恭介)の行動も好意的に捉えている。
こちらの杏子は美樹さやかが自身を消滅させる選択をしたとしても、
例え上条恭介に騙されているとしても美樹さやかが幸せであればそれでいいと考える
Philine(杏子のルシファー、悪魔側)
美樹さやかの決意に否定的な佐倉杏子の精神体。
氷室(上条恭介)の行動を批難している。
こちらの杏子は美樹さやかを自分のもとから離したくないと考えている。
正しいことのために自身を消滅させる選択を美樹さやかがするのなら、
それをいかなる手段を用いても阻止しようとする。
氷室(上条恭介)の嘘がいつかバレる脆いモノだと考え、
さやかがこれ以上傷つく前に二人を引き離そうとする。
女神杏子「HYUAAAAAAAAA!!」
悪魔杏子「GYOAAAAAAAAA!!」
マミ「来るわ!みんな・・・二手に分かれて!!」
なぎさ「なぎさとまどかは・・・マミと!」
さやか「じゃああたしは杏介君と!」
氷室「悪魔側の相手をするよ!!」
ガバッ(さやかぱんつ)
氷室「フォオオオオオオオオオオ!!!」
さやか「やっぱり何度見ても慣れないわ、これ・・・」
285: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/10(日) 19:16:10.55 ID:T0lyCZXl0(3/3)調 AAS
まどか「マジカル☆アローッ!!」
シュパァン!
女神杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」
ズラッ
マミ「え・・・?何この数は・・・」
なぎさ「100人の杏子が一斉に襲い掛かってくるのです!」
ドドド・・・
まどか「きゃああ!!」
なぎさ「って・・・思ってたよりも・・・痛くない?」
マミ「佐倉さんの幻術は・・・質量を伴ったモノだったはず・・・なのに何故・・・」
マミ「まさか・・・ルシファー化して二人に分かれた時・・・女神側の能力が幻術魔法に特化されて・・・」
まどか「腕力が・・・悪魔側に?」
マミ「いけない!接近戦しかできない美樹さんが危ないわ!」
〜氷室、さやか側〜
さやか「あたしの防御力、回復力は杏子の攻撃力とピッタリ釣り合ってるの」
さやか「あたしが「壁」の役割をするから・・・そのスキに杏介君は演奏で杏子の心に呼びかけて!」
氷室「それって・・・さやかが攻撃を耐えている所を黙ってみてろって事かい?
僕に出来るかな・・・」
ぎゅっ(さやかの手)
さやか「だから!デートじゃないっつーの!杏子が大変な時に何やってるのよ!!///」
悪魔杏子「・・・」プルプル
悪魔杏子「さやかから・・・離れろーッ!!」
さやか「させない!」
キィン!
さやか「今よ!杏介君!・・・って・・・重っ!!」
さやか「杏子の攻撃力が・・・上がっている!?」
氷室「さやか!!」
286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/11(月) 09:56:16.45 ID:J7tPtbvAO携(1)調 AAS
Ottilie(オティリエ)/Philine(フィリーネ)
Philineはウミウシの一種の名前だから軟体動物ぽいカラフルでひらひらな衣装を勝手に想像しとく
287: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/11(月) 14:14:00.29 ID:+imxh72V0(1/2)調 AAS
さやか「あたしの事はいいから・・・早く!」
バイオリン仮面「・・・!」
♪〜♪〜♪
バイオリン仮面「!?」
悪魔杏子「さやか・・・なんでソイツを庇うんだよおおお!!」
バイオリン仮面「なんて事だ!!相手の心に入り込めない!」
さやか「ど、どういう事・・・!?きゃああっ!!」
ドシャアッ
バイオリン仮面「さやか!」
杏子から距離を取り、さやかを支える氷室
バイオリン仮面「僕の演奏は・・・それに対して少しでも「良い」って思ってくれる人じゃないと
全く効果が無い能力なんだ」
さやか「それって・・・」
バイオリン仮面「ああ・・・杏子側から「氷室」という人物を完全否定しているから・・・演奏は効果が無い」
バイオリン仮面「僕は相当に嫌われたらしい」
さやか「簡単な言葉で済ますなーッ!!」
悪魔杏子「最後の審判!!」
ドォーン!!
さやか「・・・げほっ、げほっ・・・どうすんのよ!!攻撃力じゃ勝てないわよ!!」
バイオリン仮面「なら・・・さやかの攻撃力を上昇させる演奏を・・・いや・・・
負担が大きくなればさやかのソウルジェムの濁りを早めるだけ・・・!!」
バイオリン仮面「相手が僕の演奏に同調してくれないのなら・・・僕から歩み寄る他は・・・」
バイオリン仮面(佐倉さんの心情を理解できれば・・・
佐倉さんの心に届く曲が弾けるはず・・・しかしどうやって・・・)
バイオリン仮面「ハッ!」
さやか「杏介君・・・?」
バイオリン仮面「さやか・・・頼みがある。そして・・・約束を破ることを許して欲しい」
バイオリン仮面「杏子のパンティを・・・僕にくれ!!」バァーン!
288: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/11(月) 19:20:57.40 ID:+imxh72V0(2/2)調 AAS
バイオリン仮面「さやかの素早さを見込んでパンティをずり下ろして欲しいんだ」
さやか「は!?」
バイオリン仮面「見て、あそこに倒れているのは杏子の本体だ」
杏子(ルシファー化した後の抜け殻)「・・・」
さやか「杏子!」
バイオリン仮面「僕がルシファーの注意を引き付けるから・・・
今抜け殻となってる本体の杏子からパンティを取ってきて欲しい」
さやか「そ、そんな事できるわけ無いでしょ!」
バイオリン仮面「さやか・・・僕の心配をしてくれるのは嬉しいけど・・・
さっき君は囮役を買って出たよね?それと同じ事を僕がするだけ・・・」
さやか「そうじゃなくて!なんで杏介君が杏子のパンティを被るための補助をあたしがしなきゃいけないのよ!!」
バイオリン仮面「君は・・・このまま杏子の意識を取り戻せなくなってもいいのか!?」
さやか「え・・ええええ!?」
さやか「杏子のぱんつと・・・杏子の意識にどんな関係性が!?」
バイオリン仮面「僕は被ったパンティの持ち主の心情をサイコメトリーする事が出来る」
バイオリン仮面「僕が杏子の心に響かせる演奏をするためには・・・杏子の気持ちを読み取る必要があるんだ!!」
さやか「・・・」
さやか「わかったわよ!今回だけだから・・・」
さやか「またあたし以外の娘のパンティ被ったら・・・今度こそ許さないから・・・」
バイオリン仮面「分かってくれてありがとう、さやか」
悪魔杏子「あたしの前で・・・さやかとイチャついてんじゃねー!!」
バイオリン仮面「こっちだ!来い、杏子!」
さやか「いまだ!」バッ
杏子(抜け殻)「・・・」
さやか「・・・」
さやか「杏子・・・ゴメン!!」
スルッ
さやか「・・・!!こ・・・これは!!」
289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/12(火) 14:52:40.78 ID:Zuzfc4y0o(1)調 AAS
凄いなこの絶妙なシリアスバカ具合
290: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/13(水) 11:54:58.30 ID:AY85ecy00(1)調 AAS
さやか「縞パン・・・!!きょ、杏子が・・・縞パンを身につけている!?」
バイオリン仮面「それがどうかしたのかい?」
さやか「今、見滝原の女子の間で縞パンがブームなのよ」
さやか「縞パンなら好きな男子の心を射止められるっておまじないがあって・・・(噂の言いだしっぺ)」
さやか「ただの偶然・・・?それとも・・・杏子に好きな人が・・・」
バイオリン仮面「そ、そんな事は良いから、は、早くパンティを!」
さやか「杏介君!受け取って!!」
悪魔杏子「あ、あたしのパンティ!!///」
悪魔杏子「ぜ、絶対ダメだ!!アタシのパンティ!!アタシの感情を読まれてたまるか!!」
がしっ(悪魔杏子を押さえつけるさやか)
さやか「落ち着いて杏子!氷室君が、あんたを元に戻してくれるから!」
悪魔杏子「離せさやか!!アレは・・・アレは!」
ぱしっ
氷室「し・・・縞パンが男子の心を射止めるアイテム・・・」
氷室「確かに・・・これは来るモノがある・・・僕は縞パン好きだったのか・・・」ドキドキ
さやか「・・・杏介君が、杏子の縞パンにうっとりしてる・・・」
さやか「や、やっぱり噂は本当だったんだ・・・男子は縞パンが好きなんだ・・・」
悪魔杏子「ダメだ恭介ーッ!!被るなー!!」
ズポッ
氷室「フォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
悪魔杏子「あ・・・あああああ!!///」
氷室「見える!見えるぞ!!杏子がさやかを想う熱い感情が!」
バイオリン仮面「バイオリン仮面ウィザード!フレイム(赤)スタイル!」バァーン
バイオリン仮面「今なら弾ける!杏子の心に響かせる演奏が!」
悪魔杏子「やめろ・・・これ以上アタシの心に触れるなーッ!!」
バイオリン仮面「僕の演奏を聞け!」♪〜♪〜♪
291: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/15(金) 17:02:11.20 ID:cvTnr8t00(1)調 AAS
悪魔杏子「・・・」がくっ
バイオリン仮面「同調に成功した!今僕は杏子の思念に触れている!」
バイオリン仮面「これは・・・」
〜杏子の記憶〜
さやか「仁美が・・・恭介に告白するってさ」
杏子「そんで、あんたはどうするんだよ・・・」
さやか「どうにも出来ないよ・・・」
さやか「元々わかってたからね・・・契約前にキュゥべえは教えてくれたし(魔獣世界なので)」
さやか「普通の人間の体じゃなくなっちゃう事・・・それでも恭介のバイオリンをもう一度聴きたかったから・・・」
杏子「だったらなお更だ!高すぎる対価を支払っちまったんなら、もう自分の好き勝手に生きれば良いだろ!」
杏子「坊やに気持ちを伝えるのは悪いことじゃねーだろ!なんでアンタが諦める必要が・・・」
さやか「ありがと・・・でも、今すぐには割り切れないかな・・・」
さやか「仁美は明日までって期限決めてるし・・・」
杏子「おま・・・じゃあ何か!?自分が普通の人間じゃないってだけで、
これから先、好きな人が出来てもカンタンに諦めちまうのか!?」
さやか「相手があたし達と同じ立場の魔法少年とかだったら、
何も気にしないんだけどねー。なんつってー、ははは・・・」
杏子「それでもまだ仁美って奴とくっつくとは限らねーだろ!
あんたがそれだけ尽くしたんなら・・・きっとあんたの事気遣って・・・」
さやか「それは望み薄かなー・・・あたしは気持ちを直接伝えた訳じゃないし・・・」
バイオリン仮面「これは・・・まださやかと佐倉さんが仲良くなる前の記憶か・・・」
さやか「恭介、OKしたんだって」
杏子「・・・」
杏子「薄情な奴だな・・・恭介って」
バイオリン仮面「う・・・」
杏子「それが、アタシが感じたあいつの第一印象だった」
バイオリン仮面「え、なにこのナレーション」
和子「転校生を紹介します」
杏子「佐倉杏子だ。よろしくな」
さやか「杏子!?」
292: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/15(金) 17:06:04.45 ID:cRl8RDRy0(1)調 AAS
魔法少年?
293: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/17(日) 01:58:57.46 ID:2IGgk57/0(1)調 AAS
ギタリスト仮面?
294: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/17(日) 20:31:19.15 ID:u6FKpUas0(1/3)調 AAS
さやか「あんた・・・なんで・・・」
杏子「アタシの幻惑の魔法を使えば容易いことさ」
杏子「学校のお偉いさんに、アタシが転入生だと思い込ませたのさ」
杏子「それに、なんか・・・さやかの事ほっとけなくて、さ・・・」
〜〜〜
魔獣軍団「ウォオオ・・・」
ぞろぞろ・・・
さやか「あいつ等が向かう先は・・・恭介の試験会場!?」
さやか「させるか!恭介に・・・恭介の夢を・・・お前らなんかに壊させるか!!」
杏子「さやか!無茶すんな!マミ達が来るまで待て!」
さやか「数が多い!このままじゃマミさん達が来る前に・・・」
さやか「うわあああああ!!」
カッ!
杏子「さやかあああああ!!」
シーン・・・
杏子「魔獣が・・・全部消し飛んでる・・・さやかは!?」
マミ「佐倉さん!」
ほむら「・・・あれは!」
さやか「・・・」しゅうう・・・
さやか「杏子・・・ごめんね・・・」
杏子「・・・!!」
しゅうう・・・
マミ「・・・逝ってしまったわ・・・円環の理に導かれて・・・
美樹さん・・・今の一撃に全てを・・・」
杏子「馬鹿やろう・・・惚れた男の為だからって・・・自分が消えちまってどうするんだよ・・・
せっかく友達になれたのに・・・」
〜〜〜
恭介「25番、上条恭介です・・・課題曲は・・・アヴェ・マリア」
仁美「・・・」
バイオリン仮面「・・・!?この記憶は一体・・・!?」
バイオリン仮面「そうか・・・これが・・・魔女世界では無く・・・魔獣世界でのさやかの最期・・・
以前鹿目さんの記憶にあった物とは・・・別の・・・」
295: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/17(日) 20:54:55.36 ID:u6FKpUas0(2/3)調 AAS
バイオリン仮面「佐倉さん自身も・・・さやかが一度消えたことを忘れているんだ・・・これは・・・
奥底にある封印された記憶か・・・」
ザザッ(砂嵐)
バイオリン仮面「記憶を改ざんした跡が・・・そうか・・・この後暁美さんが・・・世界改変を・・・」
バイオリン仮面「さやかは戻ってきたけど・・・世界そのものが偽りの町と化して・・・」
バイオリン仮面「佐倉さんが・・・さやかと同居することになった過程も省かれている・・・」
杏子「さやか、何見てるんだ?」
さやか「撮り溜めしてた恭介の演奏会」
杏子「未練がましいな〜。まだ好きなら奪っちまえばいいのに・・・」
さやか「そんなんじゃないってーの!あたしは、友達のままでも恭介の夢を応援したいから・・・」
さやか「ほら、杏子も聞いてみなよ!絶対気に入るから」
杏子「・・・確かにいい音だな」
杏子「それに・・・さやかに八つ当たりしてた奴と同じ男とは思えない程かっこいいじゃん」
さやか「杏子!?」
杏子「さやかが惚れるのも解った気がする」
さやか「杏子!?だ、駄目だよ!今の恭介には仁美がいるんだから・・・」
杏子「バーカ、冗談に決まってるだろ?」
杏子「ま、あたしがもしも恭介に惚れたなら魔法少女の身体とか、相手に彼女がいるとか
関係無しに奪うけどね。坊や、仁美と話してても上の空みたいだし」
さやか「そうじゃ無くて!今のあたしは・・・杏子が彼氏とか作ってどこかに行っちゃうのが嫌なの!」
杏子「え・・・///」
さやか「あ・・・///」
杏子「馬鹿やろう・・・だから冗談だって言ってるじゃん・・・///」
さやか「そうだよね・・・ごめん・・・///」
杏子「あたしも今はこれが一番楽しいかな・・・」
杏子「さやかと一緒にいる、この時間が・・・///」
さやか「杏子・・・///」
バイオリン仮面「なるほど・・・これはいい物だ♀」
〜〜〜
杏子「下着の魔法使い!正体を見せやがれ!」
バッ
恭介「・・・はぁ、はぁ・・・」
296: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/17(日) 21:49:53.27 ID:u6FKpUas0(3/3)調 AAS
バイオリン仮面「これは・・・最近の記憶か・・・」
杏子「下着の魔法使いが恭介である事・・・それは恭介がさやかが魔法少女になってしまった事を
知っている事を意味する」
杏子「さやかはもう十分に傷ついた。だからあたしは・・・これ以上さやかが傷つかない為に・・・
恭介の嘘に乗っかった」
杏子「下着の魔法使いを・・・氷室と言う人物にでっち上げ・・・苗字が違うから、
あたしの母方の親戚と口裏も合わせて・・・」
さやか「ねえ杏子、氷室君ってどんな人なの?」
杏子「え」
杏子「お、お前まさかアイツを・・・」
杏子「あいつだけは止めとけ!下着被る変態だぞ!!」
さやか「いや、そんなんじゃ無いし・・・まぁ変態なとこ以外は
恭介と似た雰囲気があるのは認めるけど・・・声も似てるし・・・」
さやか「前にちょっと言ったじゃん。あたし達と同じ立場で男の子・・・魔法少年的な奴がいたら、
あたし達の理解者になってくれるんじゃないかなって」
杏子「そ・れ・で・も、やめとけ!」
杏子「アイツは・・・野獣だぞ!」
さやか「ファッ!?」
杏子「小さい頃同じ風呂に入ってたけどその頃からあたしの体を嘗め回すように見てたし
(恭介とさやかの幼児期のエピソードの改変)」
杏子「あたしの実家の教会で何度もごっこさせられたぞ!あたしは親戚同士だから無理だって言ったのに・・・」
さやか「え?実妹とかじゃなくて、親戚なら結婚できるけど?」
杏子「え」
さやか「ん?」
杏子「ともかく!あいつは・・・女なら誰でも良いって奴だし・・・」
杏子(事実、先に告白されてたら、仁美やさやかどころか、まどかやアタシにまでOK出しそうないい加減な奴だし・・・)
杏子「さやかが・・・次第に氷室に惹かれていくのは当然だった・・・中身は上条恭介そのものなんだからな・・・」
杏子「一つの救いは・・・話しているうちに恭介は恭介でちゃんとさやかの事を大切に思ってるって
わかった事だ」
杏子「あたしの中で恭介は「薄情な奴」って考えはこの時にはすでに無かった気がする」
297: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/18(月) 20:14:03.47 ID:YoMqWcdW0(1)調 AAS
杏子「そして、さやかと氷室は付き合い始めた」
杏子「仲良くなる二人を見てると寂しくなった」
杏子「恭介がナニを考えてOKを出したかわからない。もしもさやかの気持ちを弄んでるのなら、許せなかった」
杏子「だからアタシは、恭介を呼び出して真意を問いただした」
恭介「僕はさやかが好きなんだ」
杏子「それだけで十分だった」
杏子「誰もさやかと恭介の間を裂く権利なんて無い。最後はお互いに傷つくだけだってわかってながら・・・
アタシは二人の仲を認めるしかなかった」
パリィーン(杏子の意識の深いところに潜り込んだ恭介)
恭介「佐倉さん!」
杏子「・・・」
杏子「人の心を・・・随分と覗いてくれたじゃねーか・・・」
恭介「あ、ごめん・・・」
恭介「だけど・・・君の心は伝わったよ」
杏子「な・・・!?///」
恭介「君はこんなにも・・・」
杏子「ば、馬鹿よせ!やめろ!!そんなんじゃ・・・///」
恭介「こんなにも・・・さやかの心配をしてくれていたんだね」
杏子「え」
杏子「・・・」
杏子「こりゃ、さやかと仁美も苦労するわけだ」
恭介「え?」
杏子「じゃあ、それで。あたしがさやかの事しか考えてないって事でいい」
杏子「どうせ・・・女同士でそんなの変だってあんたは思うんだろ?」
恭介「思うわけ無いだろ!!」
杏子「・・・!?恭介!?」
恭介「さやかを心配する気持ち・・・そこに男だからとか女だからとか関係無いよ!」
恭介「僕と同じなんだ君は・・・そんな人を、変だって思うはず無い!」
298: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/19(火) 18:54:45.69 ID:PpvGDg2K0(1)調 AAS
杏子「・・・」
杏子「あんたは・・・これからさやかの事・・・どうするつもりだい?」
恭介「僕も君と同じ様にさやかを失いたくない」
恭介「だけど・・・最後の決断はさやかに任せるつもりだよ。さやかが望む結末を全力で叶えてあげたい」
恭介「たとえ円環の理に還るのが運命だとしても・・・」
恭介「さやかと一緒にいたいって願ったのは・・・僕の勝手なわがままだから・・・」
恭介「もしもさやかが消えなきゃならないのなら・・・
さやかの最期を見届けて・・・今までのことを全て正直に謝るつもりだ」
恭介「それが・・・さやかが叶えた願いへの・・・礼と贖罪になるのなら・・・」
恭介「だからこそ・・・最期のその瞬間まで・・・さやかと一緒にいたいって・・・
さやかに幸せな夢を見させてあげたいって・・・」
杏子「そっか・・・」
杏子「さやかの事・・・好きだっていうのは本気みたいだな・・・」
杏子「でも・・・だからって仁美を裏切るような事はするなよ?それはさやかが望んでることじゃない」
杏子「自分があんたと結ばれる事以上に・・・あいつはあんたの幸せを望んでいるからさ・・・」
恭介「仁美さんも大事にしたいっていうのも・・・間違いなく上条恭介の感情だ」
恭介「だけど今・・・さやかがすぐにでも消えてしまう存在なら・・・僕はさやかを・・・」
杏子「さやかの事・・・あんたに任せるよ」
杏子「悪かったな・・・あんたとさやかに対するやきもちなんかで手間かけさせて・・・」
恭介「佐倉さん・・・」
杏子「杏子で統一してくれ。氷室の時は親戚っていう設定だし」
恭介「杏子・・・さやかを・・・さやかをこんなにも好きでいてくれて・・・ありがとう・・・!」
杏子「さやかはズルいな・・・」
杏子「もっと別の出会い方してれば・・・あたしも・・・」
恭介「え・・・?」
〜現実世界〜
バイオリン仮面「・・・」
299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/19(火) 18:56:31.62 ID:GXFgqRDk0(1)調 AAS
ハーレムの始まりだな
300: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/19(火) 20:07:22.84 ID:posTpnby0(1)調 AAS
恭介と中沢
画像リンク
301: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/20(水) 19:14:36.56 ID:BwyXk5GF0(1)調 AAS
虚淵によると上条はさやかに告白されても受け入れる(基本的に恋愛に興味ないので)らしいが……
302: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/20(水) 20:54:52.62 ID:fH3nuB0E0(1/2)調 AAS
さやか「ネガティブ(悪魔側)の杏子の精神が浄化されていく・・・」
さやか「マミさん達は!?あっちの戦いはどうなったの!?」
マミ「任せておいて、こっちも仕上げよ」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
ドォーン
しゅううう・・・
なぎさ「杏子の精神が本体へと戻っていくのです!」
まどか「杏子ちゃん!」
杏子「あ・・・あたし・・・」
さやか「杏子!」がばっ
さやか「良かった・・・良かったよ杏子・・・杏子が戻ってきてくれて・・・」
さやか「ごめんね・・・あたし・・・またいつの間にか自分の事ばかり考えてた・・・」
さやか「杏子はいつでも・・・あたしの事心配してくれていたのに・・・」
杏子「さやか・・・」
どろっ・・・
ほむら「!?」
ほむら「何をしているのさやか!!早く杏子のソウルジェムを浄化しなさい!」
さやか「ほむら!?」
杏子「うっ・・・」ゴゴゴ・・・
バイオリン仮面「!?ど、どういう事だ!?ルシファーを倒したのにソウルジェムの穢れが浄化されない!」
キュゥべえ「それは、一般人がルシファー化した場合のルールだろう?」
キュゥべえ「魔法少女のソウルジェムの穢れを浄化するのは例外なく
グリーフキューブ、またはグリーフシードで無ければならない」
キュゥべえ「精神を蝕んでいた「悩み」が晴れたとしてもソウルジェムが浄化されるわけでは無い」
ほむら「さやか!これを!!」ぱしっ
さやか「!!ルシファーシード!?」
303: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/20(水) 21:06:22.87 ID:fH3nuB0E0(2/2)調 AAS
キュゥべえ「そうそう、暁美ほむらが作り出すルシファーシードも同じ作用をもたらしたね」
キュゥべえ「だけど・・・」
ぱくっ
さやか「!!ルシファーシードが!」
マミ「キュゥべえ!?あなた何を!?」
キュゥべえ「悪いけど妨害させてもらうよ」
キュゥべえ「せっかく佐倉杏子が今度こそ魔女になるという時に・・・横槍は入れてほしくないからね」
キュゥべえ「そして駄目押しに・・・この映像を見てもらおうか」
キュイイイ・・・
杏子「・・・!!こ、これは・・・」
杏子「あああ!!あああっ!!」
ズキィン!ズキィィッ!!
バイオリン仮面「杏子!!」
バイオリン仮面「キュゥべえ!!杏子に何を見せている!?」
キュゥべえ「幾通りもありえる未来の映像さ」
キュゥべえ「恭介がさやかはもちろん
、仁美やマミ達と恋人同士になる「ありえるかもしれない」未来の映像を見せている」
キュゥべえ「ただしその組み合わせから恭介×杏子を除外した映像をね」
バイオリン仮面「なぜそんな事を!?そしてなぜそれで杏子は苦しんでいるんだ!?」
キュゥべえ「気づいていなかったのかい?天然ジゴロとは君みたいな人の事を言うんだね」
バイオリン仮面「!?」
さやか「ま、まさか杏子!?」
キュゥべえ「君は実にすばらしいよ恭介・・・まさにハーレムという名の固有結界と言っていい」
キュゥべえ「佐倉杏子もまた・・・恭介の結界に捕らわれてしまったという事さ」
バイオリン仮面「インキュベーター!!」
キュゥべえ「君を魔法使いにして良かった・・・大好きだよ。恭介・・・」ゴゴゴ・・・
304: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/20(水) 21:17:42.20 ID:Tid+S01p0(1)調 AAS
中沢!早く来てくれ!
305: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/20(水) 21:19:35.81 ID:qcbLKhHS0(1)調 AAS
どうせまどかが浄化するんだろ、まどポでやってたみたいに
306: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/21(木) 08:23:33.72 ID:G3y4tlre0(1)調 AAS
流石上条
307: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/22(金) 19:51:58.18 ID:K6L90X/o0(1/2)調 AAS
杏子「さ・・・や・・・か・・・」
ピギィ!
さやか「杏子ーッ!!」
ゴゴゴ・・・
杏子(抜け殻)「・・・」
ドサッ
一同「・・・!!」
武担の魔女「KYOAAAAAAAAA!!」
さやか「杏子が・・・魔女に・・・」
さやか「嘘・・・でしょ・・・」
ほむら「・・・!!」
バサァッ(悪魔化)
さやか「!!アンタ、一体何を!?」
悪魔ほむら「アレを殺すわ」
悪魔ほむら「円環の理が機能していない今、魔女を消滅させるには殺すしかないのよ」
悪魔ほむら「魔女は魔女よ・・・元の姿に戻るなんて・・・有り得ないことだから・・・」
さやか「冗談だよね・・・」
さやか「ルシファーが人間に戻るように・・・もっと他に手があるんだよね?杏子を元に戻す方法が・・・」
悪魔ほむら「事実よ。受け入れなさい」
悪魔ほむら「だからこそ彼女は自分にルシファーシードを挿してそれを回避しようとしたのよ・・・」
悪魔ほむら「インキュベーターがああいう手段に出たのは私の失念だったわ・・・それは認める。だからこそ殺すの」
さやか「まどか!ねぇ、まどか!!」
まどか「・・・」
さやか「まどかなら・・・なんとか出来るんでしょ!?円環の理そのものなんでしょ!!」
さやか「杏子を助けてよ!こんなのって・・・無いよ!!」
悪魔ほむら「言ったでしょ・・・まどかの記憶と力は完全に戻ってるわけじゃないと」
悪魔ほむら「例え思い出したとしても・・・杏子を元には戻せない。円環の理は
あくまで救いがある「消滅」でしか無いから・・・」
308: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/22(金) 20:51:31.20 ID:K6L90X/o0(2/2)調 AAS
悪魔ほむら「でもね・・・杏子を取り戻す方法が無いわけじゃないのよ」
さやか「え・・・」
悪魔ほむら「ワルプルギスによるリセットを受け入れなさい。そうすれば繰り返す世界で
またあなたは佐倉杏子に会えるわ」
さやか「ふ・・・ふざけるな!!」
悪魔ほむら「大切な人を取り戻す・・・私の今の姿と力は・・・そのための物なの」
さやか「・・・!!」
悪魔ほむら「杏子を取り戻すためにいちいち手段を選ぶつもりなら・・・諦めるしかないわ」
悪魔ほむら「今は・・・一般人に被害が出る前にあの魔女を殺すしか無い」
悪魔ほむら「あなた達は気が引けるでしょう?だから私がするのよ」
さやか「・・・」
さやか「あたしがやるわよ・・・」
悪魔ほむら「!?」
マミ「美樹さん・・・」
なぎさ「さやか!?」
さやか「元はと言えば・・・あたしに責任があるんだし・・・」
バイオリン仮面「違う・・・さやかのせいじゃない」
さやか「杏介君・・・お願いがあるんだ」
バイオリン仮面「・・・」
さやか「杏介君の演奏は・・・あたしが忘れている記憶に干渉できるんだよね・・・」
さやか「あたしが忘れてる・・・杏子との記憶・・・それを思い出さなくちゃいけない気がするの」
さやか「あたしが戦ってる間・・・演奏してほしいな」
バイオリン仮面「さやか・・・」
バイオリン仮面「わかった・・・出来るだけやってみるよ」
まどか「さやかちゃん・・・」
さやか「皆は手を出さないで・・・暁美ほむら・・・あんたも」
さやか「杏子だけは・・・あたしが・・・やらなくちゃいけないから・・・」
309: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/24(日) 10:15:09.14 ID:poC66ljo0(1/3)調 AAS
さやか「ほむら・・・」
ほむら「・・・」
さやか「あんたが・・・まどかを裏切ってまで取り戻したかった物・・・今なら解る気がする」
さやか「だけど・・・あたしは・・・あんたとは別の道を行くよ」
さやか「正しい事のために・・・あたしはこの力を使う・・・!」
さやか「杏子を・・・魔女になったみんなを・・・これ以上苦しませたくないから・・・」
バイオリン仮面「・・・」
♪〜♪〜♪(オクタヴィアのテーマ)
さやか(なんか・・・懐かしいな・・・)
武担の魔女「HYUAAAAAA!!」
増えた魔女(ロッソ・ファンタズマ)が一斉に襲い掛かる
それを一振りでなぎ払うさやか
さやか(こんなに辛いはずなのに・・・何もかも懐かしいよ)
さやか(あの時とは・・・立場が逆になっただけ・・・だもんね)
ドバァッ
地面から突き出す槍。抵抗しないまま刺され、宙吊りになるるさやか
まどか「さやかちゃぁん!!」
なぎさ「ひどいのです・・・」
マミ「もう、見てられないわ!」バッ
ほむら「やめなさい」
ほむら「美樹さやかが望んだ事よ・・・手出しは許されないわ」
さやか「今・・・全部思い出したよ杏子・・・」
さやか「あの時のあんたも・・・こんなに痛かったのかな・・・」
さやか「一人ぼっちは・・・寂しいもんね・・・」
さやか「あたしもすぐに・・・そっちに行くからね」
人魚の魔女「GYAAAAAAA!!」ゴゴゴ・・・
ほむら「あれは・・・!!」
まどか「さやかちゃん!!」
310: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/24(日) 11:49:30.26 ID:poC66ljo0(2/3)調 AAS
杏子「まぁ・・・恭介がどうのって言うわけじゃなくて・・・正直言うと家族ってのに憧れてるかな」
さやか「杏子・・・?」
杏子「あたしの家族は・・・あたしのせいで死なせちまった様なもんだし・・・」
杏子「だから・・・これから先さ・・・あたし達魔法少女も・・・普通に結婚してさ・・・」
杏子「普通に子供を産んで普通に家庭を持つような・・・そんな普通な幸せが許されても良いんじゃねーかな・・・
なんて・・・」
さやか「杏子・・・」
さやか「なんか、可愛い」
杏子「な・・・!?///」
さやか「よし、それまではあたしが、見滝原の皆が杏子の家族だからね」
さやか「ほら、お姉ちゃんだと思って甘えてみ?ほらほら」
杏子「やめろ馬鹿!お前のどこがお姉ちゃんだ!どっちかと言うと手のかかる妹だ!うわ!くっつくな!!」
カッ!!
しゅうう・・・
まどか「杏子ちゃんが・・・消え・・・」
マミ「嘘吐き・・・」
なぎさ「マミ・・・」
マミ「私より先に逝かないっていったのに・・・佐倉さんの嘘吐き・・・!!」
マミ「うわあああああああああ!!」ドサッ
さやか「・・・」
バイオリン仮面「さやか・・・!!」
さやか「ねぇ・・・杏介君・・・」
さやか「杏介君の能力・・・本当は・・・あたしの記憶の深い所・・・
円環の記憶と力・・・そこまで潜り込めるんじゃないかな・・・」
バイオリン仮面「・・・」
恭介(そうだ・・・さやかは・・・昔から・・・)
さやか「もう・・・杏子みたいな子をこれ以上増やしたくない・・・だから・・・」
さやか「あたしに・・・円環の騎士としての力を・・・蘇らせてよ!」
恭介(さやかは正義を貫き・・・そして僕は・・・さやかを失う・・・) 【続く】
311: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/24(日) 12:05:05.04 ID:poC66ljo0(3/3)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!!」
さやか(5歳)「こらー!きょうすけくんをいじめるなー!」
きょうすけ(5歳)「ぼく、なさけない・・・」
ひとみ(5歳)「あちらのおかたは?かみじょう、きょうすけくん?」
恭介父「恭介、一曲弾いて上げなさい」
仁美「私・・・さやかさんに・・・ひどいことをしたのに・・・」
壁ドンッ
恭介「黙れよ・・・」
仁美「・・・///」
銀河万丈「第10話!!」
きょうすけ「さやかちゃんとひとみちゃん」
銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!」
312: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/24(日) 17:42:46.79 ID:NE9hpp5AO携(1)調 AAS
もぅ、ぱんつ被ってる場合じゃない!
313: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/25(月) 00:58:19.51 ID:yQ4YNI4x0(1)調 AAS
恭介がギタリストだった世界もあるわけだから中沢にも何かあるかもな
314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/28(木) 17:40:57.23 ID:+ou/9YKK0(1)調 AAS
まさかの声優さんと同じ女たらしスキルか?
(SAOを見ながら)
315: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/29(金) 02:23:27.62 ID:9VzctgTi0(1/5)調 AAS
恭介「自分にとって「大切な人」が誰かを考えることがある」
恭介「ある歌ではそれは「恋人」だと言った」
恭介「僕にとっての仁美さんはそうだろうか。
復学して間もない頃彼女の告白を聞き、断る理由が無いから交際を始めている」
恭介「また、ある歌はそれを「親友」だと言った
医者に見離された怪我を最後まであきらめないでと励ましてくれた幼馴染の少女
僕にとってのさやかは「大切な人」なのだろうか」
恭介「きっとそれは・・・何よりも「失いたくない」と感じる気持ちなんだろう」
恭介「僕にとってのそれは・・・今までバイオリンだった・・・
バイオリンさえ弾ける身体なら・・・他に何もいらないと思っていた」
恭介「でも今は・・・失いたくない人達がいる」
仁美「あの・・・恭介さん?」
恭介「なんだい?」
仁美「さやかさんの気持ち・・・気付かれていたんですね・・・」
恭介「・・・」
恭介「うん・・・とは言っても、仁美さんと付き合うようになってからなんだけどね・・・」
仁美「私・・・恭介さんに気持ちを伝える前の日・・・さやかさんに・・・」
仁美「さやかさんに・・・ひどい事を・・・」
壁ドンッ
恭介「黙れよ・・・」
仁美「えぇっ・・・!?///」
恭介「仁美さんは・・・自分の気持ちに一生懸命向き合っただけなんだよ・・・さやかの事は気にしないでいい」
恭介「確かに・・・先に僕がさやかの気持ちに気付いていたなら・・・さやかを選んだかもしれない。でも・・・
そんな「もしも」の事を話していたらきりがないじゃないか・・・」
恭介「仁美さんが罪悪感を感じることなんて何一つ無いんだ」
仁美「きょ、恭介さん・・・///」ポッ
仁美(あ、憧れの壁ドンキタァーッ)
恭介「仁美さんは、自分の気持ちから逃げ出さずに行動するタイプの人だ」
恭介「だからこそ・・・好きだと言って貰える事がどれだけ本気か解ったんだ・・・ただその気持ちが嬉しくて・・・」
恭介「今の僕は・・・仁美さんを失いたくない」
316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/29(金) 16:47:24.89 ID:OxXguiiD0(1)調 AAS
二股かよ
317: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/29(金) 18:10:37.49 ID:9VzctgTi0(2/5)調 AAS
さやか「あたしは消えたって構わない・・・「円環の理」の力と記憶を、あたしに呼び覚ましてよ!」
恭介「僕は知ってるよ・・・君が正義感の強い子だって事を・・・」
恭介「見返りを省みず正しい事に突き進むその性格が・・・時折自分自身を傷つけていた事も」
恭介「さやかが・・・自分の気持ちから逃げ出さざるを得なかった経緯を・・・」
恭介「辛い時もずっと支えてくれた親友・・・僕はさやかを失いたくない」
恭介「だけど・・・ずっと前から解っていたんだ・・・君が選ぶだろう道を・・・」
恭介「ずっと昔から・・・僕はさやかの事を知っているよ・・・」
〜〜〜
きょうすけ(5歳)「うわっ!」ドサッ
園児A「かなせんせ〜!きょうすけのやつまた、ようちえんにバイオリンもってきてるよ〜」
原田(幼稚園教師)「いいのよ。コンクールが近いから幼稚園でも練習させてほしいって
きょうすけ君のお父さんが言ったのよ」
園児A「でも、ぼくのおもちゃはだめだったよ!ぼっしゅうされたよ!」
原田「後で返したでしょ。ほら、きょうすけ君にごめんなさいしよ?」
園児A「いーやーだー!ぼっしゅう!ぼっしゅう!」
園児A「きょうすけのバイオリンもぼっしゅうするんだー!」
きょうすけ「や、やめてよ!!」
さやか(5歳)「なにやってるのよ!あんた!きょうすけくんをいじめるなー!!」
園児A「うわっ!みきだ!!にげろー!!」
さやか(5歳)「まてー!!」
きょうすけ「さやかちゃん・・・」
さやか「だいじょうぶ?きょうすけくん」
きょうすけ「ありがとう・・・だけどぼく・・・なさけない」
さやか「いいんだよ!きょうすけくんのては・・・
なぐったりするんじゃなくて、すてきなきょくをひくためにあるの!」
さやか「きょうすけくんはそれでいいんだよ」
きょうすけ「さやかちゃん・・・」
原田「それじゃあ、絵本でも読みましょうか・・・えっと・・・「人魚姫」!」
さやか「わーい!あたし、かなせんせーの癒し系ポイズン声での、ろうどくだーいすき!」
318: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/29(金) 19:20:17.81 ID:9VzctgTi0(3/5)調 AAS
〜読み聞かせ終了〜
さやか「うぐっ・・・ひっく」ぐすん
きょうすけ「さやかちゃん!?」
さやか「やだよぉ・・・にんぎょひめさんかわいそうだよぉ・・・」
うわーん
園児A「・・・!!」
園児A「みきのじゃくてんをみつけたぞ!あしたは・・・おれがみきをいじめてやる!」
きょうすけ「あ、あいつ!わるいことかんがえてるな・・・!さやかちゃんにふくしゅうするつもりだ!」
きょうすけ「こ、こんどはぼくがさやかちゃんをまもらないと・・・」
次の日
きょうすけ「ぼくがにんぎょひめのものがたりを・・・あたらしく書き直したこの本をあげるよ」
きょうすけ「だから・・・げんきだしてよ」
さやか「ありがとう、きょうすけくん」
松来「青春ですね〜」
原田「みゆ先生はあの子達に先越されちゃいそうですね」
松来「やめて!それだけは言わないで!」
さやか「しゃこうじれい?」
きょうすけ「とうさんのせんぱいとかじょうしとかいうひとのパーティに参加しなくちゃいけないんだ」
きょうすけ「おとなのつきあいっていってたっけ・・・ぼくにはよくわからないけど」
さやか「じゃあこんどのにちようびはあそべないんだね・・・ざんねん」
〜社交辞令のパーティ〜
きょうすけ「ん?まいごかな・・・?さやかちゃんとおなじくらいのとしかな?」
きょうすけ「ねぇ君、どうしたの?」
ひとみ(5歳)「あなたは・・・?」
きょうすけ「どうせおとなばかりでつまらないし・・・
お父さんお母さんのところに帰るより外でおはなししないかい?」
319: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/29(金) 22:39:23.63 ID:9VzctgTi0(4/5)調 AAS
ひとみ「これは・・・?」
きょうすけ「えっと・・・おじょうさまだからわからないかな・・・いわゆる「しょみんのあそび」って奴だよ」
ひとみ「しょみん・・・?わたくし・・・パーティに来るのはてっきりおなじようなひとたちだとばかり・・・」
きょうすけ「いつもいっしょにあそんでくれる子がおしえてくれるんだ」
恭介父「恭介!ここにいたのか!」
仁美父「仁美!?勝手に出歩いて・・・」
ひとみ「おとうさま!」
ひとみ「わたくし・・・こちらのおかたにしょみんのあそびを教えていただいてましたの・・・」
ひとみ「とてもたのしい時間でしたわ・・・」
仁美父「いいからもう入りなさい。お前を会わせなきゃいけない人たちがたくさんいるんだ」
恭介父「志筑さん・・・この度は息子がご迷惑を・・・」
仁美父「いや、良いんです・・・子供のした事です。私も娘も・・・挨拶周りで退屈していた所ですし・・・」
恭介父「恭介・・・父さんが昔世話になった人が・・・どうしても演奏を聴きたいと言って来てね・・・」
恭介父「断りきれなかったんだ・・・一曲・・・弾いてくれるかい?」
きょうすけ「しょうがないな父さんは・・・」
ひとみ「あ・・・あの・・・」
♪〜♪〜♪
ひとみ「あちらのおかた・・・お名前は・・・」
ひとみ「かみじょう・・・きょうすけくん?」
ひとみ「そつえんご、どちらの小学校に?」
見滝原小学校入学式
仁美「上条君・・・私の事覚えてくださいますかしら・・・」
仁美「声・・・かけてみようかな・・・でも一緒のクラスになれませんでしたし・・・」
仁美「あ、上条・・・く」
恭介「一年生から、またさやかと一緒だね」
さやか「うん、周り知らない子ばっかりだし。何かほっとしたよ」
320: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/29(金) 23:08:10.41 ID:9VzctgTi0(5/5)調 AAS
仁美「・・・」
仁美を通り過ぎる恭介とさやか
仁美「とても仲良さそうな二人ですわ・・・」
仁美「覚えているわけ・・・無いですわよね」
仁美「だってあの時・・・名乗ってもいなかったのですもの・・・」
仁美「切り替えるしか有りませんわ・・・いったんこの想いは心の奥に仕舞ってしまいましょう」
仁美「でもいつか・・・縁があれば改めてお友達になって・・・」
恭介「最初に感じたのは・・・小学校3年生くらいになってからかな・・・」
昼休み
男子「上条ーお前もサッカーやるか?」
恭介「いや、遠慮しておく。僕はまた音楽室で練習するよ」
男子「なんだよ・・・人数足りねーじゃん、そうだ!美樹!お前入れよ」
さやか「何よもう!あたしも久しぶりに恭介の練習に付き合いたかったのに!」
男子「お前に音楽とか似合わないし!」
さやか「なにおぅ!」
男子B「美樹は俺達のチームな!美樹がいるとたいてい勝てるんだよな」
男子「勝手に決めるんじゃねー!ジャンケンさせろジャンケン!」
さやか「恭介ゴメン、なんか勝手に進められてるみたいだから・・・あたし行くね」
恭介「さや・・・か・・・」
恭介「・・・」
音楽室
♪〜♪〜♪
恭介「僕も・・・バイオリンだけで無く運動神経もあれば・・・昔みたいにさやかと遊べたのかな・・・」
恭介「でも仕方ないよね・・・さやかよりもたくましい男子じゃないと・・・さやかには着いていけないだろうし・・・」
恭介「3年生になったあたりから・・・さやかは僕以外の男子の友達が増えた気がする・・・
それだけでなんとなく寂しい気分になるのはなぜだろう・・・」
恭介「鹿目さんと同じクラスになったのは・・・5年生になってからだっけ・・・」
321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/30(土) 13:07:24.15 ID:psM1QsWAO携(1)調 AAS
>>いわゆる「しょみんのあそび」って奴だよ
>>しょみん・・・?
初めて恭仁に殺意覚えたww
322: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/30(土) 19:28:50.76 ID:so0UGgoL0(1)調 AAS
さやか「あんた達・・・クラスが変わってもまだまどかをいじめているの!?」
女子A「い、いやこれは・・・」
まどか「み・・・美樹さん、もういいよ!もうやめ・・・」
パチーン
女子A「・・・!!」
さやか「いじめられる側にも理由があるってよく言うけどね・・・あたしはそんなの認めないよ」
さやか「いじめる奴が一番悪いに決まってる!!」
恭介「さやか・・・」
恭介(そうか・・・僕はあの時から・・・)
恭介(正しい事を信じる・・・さやかのその心が好きだったんだ)
恭介(さやかに他にも友達が出来ても構わないじゃないか・・・さやかはさやかなんだ・・・)
恭介(僕は僕のやるべき事をするだけさ)
小学校卒業直前
〜コンクール会場〜
♪〜♪〜♪
さやか「・・・」
さやか「恭介すごいよ!また上手くなってるじゃん」
恭介「ありがとう」
恭介(昔より一緒に遊んだりする時間は減ったけど・・・さやかはコンクールには必ず来てくれる)
恭介(今となっては・・・音楽が僕とさやかを繋ぎとめている絆のようなものかな・・・)
恭介(お互いに別の友達もたくさん出来た。すこし寂しい気分になる時もあるけど・・・今はこれでいい)
恭介(バイオリンさえ弾ければそれでいいんだ・・・)
さやか「えへへ・・・」
恭介(さやかの笑顔は・・・やっぱり落ち着くな)
コンクール会場に来ていた仁美が会場を振り返る
仁美「結局・・・6年間の間、一度も上条君とも美樹さんとも同じクラスになれませんでしたわ・・・」
323: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/31(日) 03:09:03.36 ID:0HGA5HTR0(1/6)調 AAS
〜見滝原中学入学式〜
恭介「さやかは部活に入るのかい?」
さやか「うーん・・・運動部の予定は無いかなー・・・やるとしても助っ人とか」
恭介「そっか・・・運動神経良いのにもったいないな」
さやか「中学生からはあたしも・・・ちょっとは女の子らしくなろうかなって・・・」
恭介「・・・?同じクラスの男子に好みの生徒でもいたのかい?」
さやか「あれっ」がくっ
仁美「あの・・・」
さやか「ん?あなたは確か同じクラスになった・・・えっと・・・」
恭介「志筑さんだよ・・・小学校も一緒だったじゃないか」
仁美「・・・!!お、覚えてくださいましたか」
恭介「でも、今まで同じクラスになった事が無かったよね。改めて「初めまして」、上条恭介です」
仁美「あらっ」がくっ
さやか「美樹さやかだよー。よろしくね」
仁美「し、志筑仁美です・・・」
さやか「そうだ!まどかの事も紹介してあげる!こっち来て!」
ぐいっ
仁美「わ・・・ちょ、ちょっと・・・美樹さん!?」
さやか「いいからいいから!きっと志筑さんもまどかの友達になれるから!」
さやか「あ、そうだ。仁美って呼ぶね!あたしの事もさやかって呼んで!」
仁美「・・・」
仁美「わかりましたわ、さやかさん」
恭介「ははは・・・さやからしいや」
中沢「・・・あの上条って奴・・・やたらと女子の知り合いが多いな・・・」
中沢「あいつと友達になれば俺も・・・よし、」
中沢「上条君、これから男子達でカラオケ行くんだけど・・・君もどうかな?」(爽やかスマイル)
〜〜〜カラオケ、女子側
さやか「こういう普通の女子の集まりってやっぱりお嬢様だと抵抗ある?」
仁美「いいえ。とっても楽しいですわ」
324: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/31(日) 18:37:58.11 ID:0HGA5HTR0(2/6)調 AAS
仁美「さやかさんといると・・・昔少しだけ遊んだ友達を思い出しますの」
さやか「ん?意味深な赤らみ・・・ま、まさか初恋の人!?」
仁美「かも知れませんわね。でも・・・その後話すことがなくて一度は諦めましたわ」
〜〜〜
中沢「え?上条君は美樹さんと付き合ってるわけじゃないの?」
恭介「違うよ」
中沢「じゃあ俺、狙っちゃおうかな・・・」
恭介「え」
中沢「お、今すごい焦った顔してたぞ。やっぱり美樹さんの事・・・」
恭介「い、いや・・・そんな事は・・・」
〜1年次社会科見学〜
魔女の結界に巻き込まれるさやかとまどか
さやか「え、なによこれは・・・」
まどか「子供の笑い声が聞こえる・・・怖いよ」
杏子「出口はそっちじゃないよ、あっちだ」
まどか「どなたか知りませんけど、ありがとう!」
さやか「さ、まどか、こっちだよ!!」
まどか「待ってさやかちゃん、わたし足ひねっちゃったみたい」
さやか「え」
まどか「必ず後で追いつくから・・・さやかちゃんだけでも先に・・・」
さやか「んな事できるかー!!」
さやか「ほらまどか!早く乗りな!!」(おんぶの体制)
まどか「え!?ええええええ!?」
カッ(外の光)
さやか「ふう・・・どうやら集合に間に合ったみたいだね」
和子「明日から三者面談です。進級前に自分の進路のこと、少しでも考えておくように」
さやか「げ」
325: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/31(日) 20:58:11.86 ID:0HGA5HTR0(3/6)調 AAS
和子「さやかちゃんは・・・とてもいい子です。困ってる生徒がいたら、放っておけない性格みたいで・・・」
和子「男女問わず仲の良い子が多いです。だけど・・・」
和子「宿題を・・・提出してません」
さやか母「・・・」プルプル
さやか「ご、ごっめーん」
さやか母「さやかああああああああ!!」
恭介「あ、さやか、今終わったところかい?」
恭介母「こんにちは。さやかちゃん、しばらく見ない間におっきく(意味深)になったわね」
さやか「恭介とお義母、じゃなくておば様・・・」
恭介「さやかはどうだった?面談」
さやか「・・・ボロボロですよー!!」
さやか「正義感を持った良い子だけど、勉強が・・・って言われて・・・」
恭介「うん。とってもさやからしい結果だね」
さやか「きょうすけええええ!?」
恭介「ごめんごめん。馬鹿にしたわけじゃないよ」
恭介「昔から変わらないさやかが・・・なんだか微笑ましくてね」
恭介(そうだよ・・・さやかはそれで良いんだ)
恭介(さやかの勇気や優しさに救われる人たちがこれからもいる。そして僕もその一人だったんだ)
恭介(だからこそ・・・僕もさやかの親友として、対等でありたいって思ったんだ)
恭介(たった一つだけでも誇れること・・・僕はバイオリンを弾き続けるよ)
恭介(他の男子のようにやんちゃにはなれないけど・・・それでもさやかは、僕の友達でいてくれるかな?)
恭介(いつかはさやかに頼られる自分になりたいな・・・)
12月24日 クリスマスイブ
和子先生の憂さ晴らしクリスマス会
和子「デート中に静電気が来たら彼氏はつないだ手を離しますか?我慢しますか?はい、中沢君!」
中沢「ええ!?えっと・・・我慢するのが正しいんじゃないでしょうか・・・」
さやか「駄目だったか・・・」
まどか「駄目だったんだね・・・」
326: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/31(日) 21:32:13.33 ID:0HGA5HTR0(4/6)調 AAS
和子「今日は先生のおごりです。いっぱい食べて飲んで、騒いでくださいね」
さやか「やったー!」
恭介「さやか・・・子供みたいだよ」
さやか「こ、子供じゃないもん!来年はどうなってるかわからないんだから!!」
恭介「・・・?どういう意味だい?」
さやか「来年度のさやかちゃんの目標その1!来年は彼氏と二人きりのクリスマスを過ごすのだー!!」
恭介「え・・・!?」ぷるぷる
さやか「なんちゃって・・・って恭介?」
恭介「ああ、そうだね。さやかならきっと素敵な彼氏を・・・」
さやか「もおおおおお!!そうじゃないってーの!!」
ワイワイ がやがや
恭介(そうだよな・・・さやかだって・・・年頃の女の子なんだ・・・気になる男子の一人くらい・・・)
さやか「仁美は今日、家族と一緒じゃなくて良かったの?」
仁美「ええ。こういうクリスマスも悪くありませんわ」
仁美「それに・・・」チラッ
恭介「・・・?」
女子生徒「さやかー!コスプレ衣装あるんだけど・・・着ていかない?」
さやか「ああ〜いいっすね!」
さやか「じゃーん!チャイナさやかちゃんの登場ですよ!!」
男子生徒「うおおおおおおお!?」
まどか「さ、さやかちゃん・・・すごくセクシーだよ!!」
中沢「腰とか胸とか尻とか太ももが」ぼそっ
恭介「うわあああ!?中沢!?耳元で話しかけるな!!」
中沢「お前は知っていたのか?美樹があれだけエロい身体してたって事」
恭介「エロ・・・って・・・さやかをどんな目で見てるんだ君は!」
恭介「他の部位はともかく・・・胸はさすがに衣装のオプションパーツのパッドだと思うよ」
恭介「さやかはあそこまで胸は大きくなかったはず。僕が証明してあげるよ」
中沢「お、おい上条!?」
327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 21:51:25.36 ID:sOBSeNWq0(1)調 AAS
画像はよ
328: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/31(日) 22:04:18.57 ID:0HGA5HTR0(5/6)調 AAS
恭介「さやか・・・見栄を張っちゃいけないよ、パッドを入れるほど色気づくにはまだ早・・・」
むにっ
恭介「あ・・・れ・・・!?」
さやか「な・・・な・・・な・・・!!///」
男子生徒「はあああああああああああああ!?」ムカッ
仁美「・・・!!」ぴくぴく
中沢「かかかか・・・上条が!上条が美樹のおっぱいを・・・!!」
さやか「きょきょきょ・・・きょうすけのえっち!!」バチーン
恭介「うわっ!!」ドシャーン
女子生徒「きゃああああああ!!」
女子生徒「か、上条君って変態だったのね!!」
恭介「ち、違う!!ぼ、僕は・・・」
恭介「僕はただ・・・明らかにいつもより大きい気がしたから・・・
絶対パッドだって確証を持って行動したのであって・・・」
恭介「さ、さやかの胸を揉みたかったわけじゃない!信じてくれ!!」
さやか「ひ、ひどいよ恭介・・・遊びのつもりで揉んだっていうの?」
恭介「な・・・!?」
恭介「え・・・いや!そうじゃなくて!!」
恭介「むしろ嬉し・・・気持ち良・・・じゃなくてその・・・なんというか・・・」
恭介「さやかが・・・知らないうちに・・・女の子として成長してたなんて知らなくて・・・」
さやか「え・・・///」
恭介「ごめん・・・僕が無神経だった・・・本当にごめん・・・」
さやか「・・・」
さやか「次から・・・気をつけてよね///」
中沢「・・・次・・・?」
女子生徒(美樹さん・・・それはまた触られても許すって意味!?)
仁美「・・・」ぱくぱく(白目)
まどか「仁美ちゃん!?」
329: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 22:46:04.17 ID:skjIFSQG0(1)調 AAS
vip2chスレ:news4ssnip
330: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/08/31(日) 23:04:35.49 ID:0HGA5HTR0(6/6)調 AAS
恭介「えっと・・・その・・・」ドキドキ
恭介(なんだこれ!?なんだこれ!?さやかも女の子だって意識したら・・・まともに顔が見れない・・・)ドキドキ
恭介(さやかは・・・こんなに可愛かったかな?)
さやか(あれ・・・?意外にいい雰囲気?)
さやか「も、もしかして今なら・・・!きょ、きょうすけ!!あ、ああ、あたしね・・・」
和子「はい、私を置いてカップル成立は禁止ですよ!!」
ずいっ(割り込み)
女子生徒「和子先生!?」
女子生徒「せっかくいい雰囲気だったのに!何してんの!」
さやか「あ」
恭介「あ」
仁美「ほっ」
まどか「ひ、仁美ちゃん大丈夫?すごい汗だったよ!」
仁美「ええ・・・も、もう大丈夫ですわ・・・」
仁美(・・・)
仁美(やっぱり・・・私、再会してからまた上条君の事を・・・)
仁美(いつかは・・・この気持ちとさやかさんに決着をつけなければなりませんわね・・・)
恭介(僕の潜在意識に・・・さやぱいの素晴らしさを刷り込まれたのは多分この時が最初だと思う)
恭介(その後すぐに、バイオリンにしか興味の無い日常恭介に戻ったけど・・・確かに僕の中でそれは育っていたんだ)
恭介(いつかはさやかにも恋人が出来るんだろう。
僕は・・・活発なさやかに着いていけるほどたくましくは無い)
恭介(僕とは正反対のヒーローみたいな男性をさやかは好きになるだろう。ならせめて
僕は・・・幼い頃からのさやかとの絆・・・バイオリンを弾き続けるよ)
恭介(当時の僕は・・・そんな事を考えていたのかも知れない。だから・・・)
〜中学二年時、事故当日〜
衝突した暴走車の傍ら、左手を押さえながらうなだれる恭介
恭介(バイオリンを弾けなくなった自分が・・・ただ許せなかった)
331: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/01(月) 20:08:35.33 ID:zBnVqE760(1)調 AAS
恭介「やあ、さやか」
さやか「はい。これ」スッ(CD)
恭介「この人の演奏は本当にすごくてね・・・さやかも聴くかい?」
さやか「えっ・・・!?い、いいのかな・・・///」
恭介「また・・・さやかに助けれる自分に戻っちゃったな・・・」
恭介「ねぇさやか・・・」
恭介「さやかが僕に優しくしてくれるのは・・・僕が可哀想な人間だからかな・・・?」
恭介「さやかに自慢できるものを失ったけど・・・その代わりさやかと一緒にいる時間が増えた」
恭介「昔と変わらないまっすぐなさやか・・・そして無意識のうちに刷り込まれていく
さやぱい、さや太もも、さや尻の良さ」
恭介「無自覚のまま・・・さやかを好きになっていたんだ」
恭介「だからこそさやかの優しさが・・・痛かったんだ」
恭介「哀れんだ気持ちで僕を見てほしくなかったんだ・・・自立した一人の男として・・・
早くバイオリンに復帰したかった」
恭介「だから医師に見放されたとき、僕は怒りにまかせて君を傷つけてしまったんだ」
医師「奇跡としか言いようがありません・・・ズタズタにされたはずの神経が・・・」
恭介「え・・・?」
病院屋上
恭介「弾ける・・・!!」
恭介「弾けるぞ!!」
恭介「僕はまた・・・バイオリンを弾けるんだ!!」
恭介「さやかとの絆を取り戻したような気がした」
恭介「父さん、明日にでも退院しよう。バイオリンの講師にも連絡して、すぐにでも復帰できるように!」
〜退院時〜
恭介父「そういえば、さやかちゃんには連絡したのか?」
恭介「え?父さんがしてくれたものとばかり」
恭介「まぁ・・・学校でもすぐに会うし、ちゃんと話せばわかってくれるよ」
332: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 20:18:02.70 ID:JScfUneH0(1/2)調 AAS
反逆終了後の設定まとめ
鹿目まどか:
女神の自覚を忘れる。ほむらに対しては不審に思いつつもリボンをずっと付けているあたり
悪い印象を持っているわけではない。
能力としては普通の人間。女神にもソウルジェムがあるという公式設定なのでキュゥべえと多重契約することはできない
魔法少女として目覚めるとしたら女神の記憶を一部でも取り戻したとき!?
ほむらの過保護で赤点をとった英語(サニーデイライフ)の心配として
帰国子女設定を付加される
同じく幼い頃から見滝原に住んでいたさやかと面識があってもおかしくなさそうだが、
どうやらさやかとの幼なじみ関係もリセットされた模様
美樹さやか:
女神の鞄持ちとしての自覚を忘れる。ほむらに対しては潜在意識程度の警戒心しか覚えていない。
恭介はいまでも気になる様子だが魔法少女としての使命、漠然と頭に残る「円環の天使」としての使命感ゆえに
仁美とうまくいって欲しいと誰よりも願う。
能力は普通の魔法少女、ほむらにより円環の記憶を消され
人魚の魔女を具現化させる、自己結界を展開させる能力は失われたもよう
佐倉杏子:
能力は普通の魔法少女
さやかスレの考察より、世界改変後はさやかと同居しているわけでは無いらしい。
風見野から遠距離登校!?
巴マミ:
能力は普通の魔法少女
ほむらの改変により貧乳化が危惧されたが、悪魔の怒りに触れないで済んだらしい
改変後も魔法少女5人(さやか杏子マミなぎさほむら)をまとめるリーダー?
百江なぎさ;
能力は普通の魔法少女
幼さ故かさやかよりも円環の使いとしての記憶をなくすのが早かった。
マミとふとしたきっかけで出会い、魔法少女の仲間として、友人として交流していくことになる
暁美ほむら:
世界に二度目の改変をもたらした自称、他称「悪魔」
まどかにとって優しい「閉ざされた世界」を守るためなら手段を選ばない。
表向きは普通の魔法少女並みの能力に制御しつつ
マミの指導のもと魔獣を倒す「ごっこ」に付き合ってる模様だが、
ティーカップを割るシーンから、心では決別している模様
魔獣の設定も改変することができるかどうかは不明だが、
「人魚姫の物語」では改変に制限がないことにする
333: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 20:18:32.94 ID:JScfUneH0(2/2)調 AAS
サブキャラ:
和子先生、中沢
他のモブより少しだけほむらの印象に残っていたためほむらの結界に巻き込まれた一般人。
世界改変の特異点にいたため彼らも記憶を取り戻しキーパーソンになる可能性が!?
上条恭介:
改変後は仁美と順調の模様。
さやかの気持ちはいまだに理解できていないがどういう風に答えを出すか
公式でも非公式でもちゃんとした物を見せて欲しい
志筑仁美:
ナイトメア撃破後は幸せな夢を見てもう一度恭介を信じてみようと努力する。
結果改変後の世界では仲睦まじく登校している
キュゥべえ:
ボロボロになりながら呪いを処理する様はまさに公衆便所
暁美ほむらの正体について記憶を持ち越してるかどうかは不明。
第3者に協力を仰ぐと素体を破壊される
「人魚姫の物語」では
この人物たちに「氷室」が追加。
前作と違った設定だけど間違いなく行動理念は「氷室」なキャラが登場するので
前作で氷室が好きになった(恭介とはもはや別個体なので)人は期待して欲しい
氷室杏介(ひむろきょうすけ):
上条恭介と関係がある人物。という事しか分かっていない
334: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/02(火) 01:48:15.37 ID:4rvkSP4AO携(1)調 AAS
和子先生のルシファーは圧倒的猛威を振るうと思ったら弱かった かわいい
335: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 13:16:10.00 ID:/3JUwmmd0(1/7)調 AAS
恭介「さやか・・・昨日は話しかけてくれ無かった・・・やっぱり怒ってるのかな」
〜〜〜
さやか「仁美に恭介とられちゃうよ・・・でもあたし何も出来ない・・・だってあたし・・・ゾンビだもん」
恭介「やめてくれ・・・」
恭介「僕なんかのために・・・さやかが傷つく必要なんて・・・」
恭介「もう・・・正義の味方じゃなくていい・・・さやかは、さやかの思うように・・・」
ホスト二人組「な・・・なんだこいつ!?」
ショウ「俺達が悪かった!だから、その剣をしまえ!!」
恭介「やめろさやか・・・!」
カラァン(剣)
さやか「う・・・」
さやか「うぁあああ・・・」ドサッ
ホスト二人組「ひいいい!!」
恭介「さやか・・・!」
〜〜〜
さやか「あたしって・・・ほんと、バカ」
ゴゴゴ・・・
恭介「・・・」
恭介「どうして・・・」
恭介「鹿目さんの記憶と・・・僕自身の記憶・・・そしてさやかの記憶・・・それらに触れたとき、全てを理解したよ」
恭介「正しい事を成し遂げようとして傷ついた君が・・・それでも諦めずに正しい事のため・・・
再び円環の世界から現世に舞い降りたことに・・・」
恭介「だからこそ想ったんだ」
恭介「たとえさやかと離れ離れになるとしても、さやかに尽くすためだけに戦う・・・もう一人の
「上条恭介」・・・「氷室」みたいな男がいてもいいと・・・」
336: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 14:01:18.37 ID:/3JUwmmd0(2/7)調 AAS
恭介「君はきっと・・・自分の人間としての幸せよりも、正しさを選ぶ」
恭介「正しいことを成し遂げた後・・・君は円環の世界へと再び旅立つ」
恭介「そんな・・・「人魚姫の物語」のような結末を・・・君は選択してしまう事も」
恭介「それでも僕は・・・君に消えて欲しくない」
恭介「だけど君が選んだ道なら・・・僕はそれを止められないんだろうな・・・」
恭介「だからせめて・・・僕は弾き続けるよ」
恭介「さやかが守ってくれた・・・この音を」
恭介「さやかが消えるその時も・・・さやかが消えてからも」
恭介「それが・・・僕がさやかのために贈る「人魚姫の物語」だから・・・」
〜〜〜学校(現在の時間)〜〜〜
仁美「さやかさん・・・佐倉さんはどちらに?」
さやか「あ、ええと・・・杏子はね・・・」
さやか「アイツは・・・親戚に引き取られて・・・風見野に帰っていったよ・・・」
仁美「そうでしたか・・・」
仁美「さやかさん・・・とても寂しそうな顔をしてらしてました」
仁美「氷室君という方が・・・さやかさんの支えになってくださればいいのですが・・・」
恭介「・・・」
恭介(僕は・・・すでにさやかの事が好きになってしまってる・・・)
恭介(このまま仁美さんを傷つけるより・・・本当の事を話すべきなのか・・・?)
仁美「恭介さん、こちらを」
ふわっ(マフラー)
恭介「・・・!!」
仁美「もうすぐクリスマス・・・」
仁美「私・・・恭介さんと過ごせる日をずっと待ち望んでいましたの」
恭介「仁美さん・・・」
仁美「覚えてますか?私、
恭介さんと・・・幼い頃一度お会いした事がありましたのよ」
337: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 14:22:40.94 ID:/3JUwmmd0(3/7)調 AAS
仁美「その時すでに恭介さんを想っていたかも知れません」
仁美「だけど・・・さやかさんとの仲の良さを見て、一度は諦めた恋でした」
仁美「ですから・・・告白する時はさやかさんに伝えなければって思っていました」
仁美「一度諦めた想いですから・・・私よりさやかさんが先に伝えるべきだと」
仁美「でも・・・今はっきりわかりました」
ぎゅっ
恭介「ひ・・・仁美さん!?///」
仁美「諦めてなどいませんでした・・・あの頃から・・・ずっと恭介さんの事が好き」
仁美「もしかしたら・・・さやかさんより長い間想っていたとしたら・・・
さやかさんにも渡したく無いって・・・」
仁美「クリスマスの後は大晦日・・・お正月・・・バレンタイン」
仁美「色々な日々を・・・恭介さんと一緒に過ごしていきたい」
仁美「これからもずっと・・・それが私の嘘偽りの無い気持ちですわ」
恭介「・・・」
恭介「僕もだよ・・・仁美さん」
恭介「これからもずっと・・・僕は仁美さんと一緒にいるよ」
恭介(もしも僕が・・・氷室としてさやかの気持ちに触れていなかったのなら・・・)
恭介(上条恭介はこの瞬間、仁美さんを好きになっていただろう)
恭介(はっきりわかったんだ・・・仁美さんを好きになった上条恭介・・・
さやかを好きになった上条恭介・・・「氷室」)
恭介(僕の中に・・・二人いる)
恭介(どちらも本当の気持ちで・・・どちらも手放したくないと思っている自分がいることに)
仁美「いつか・・・さやかさんが私を許してくださる時・・・その・・・」
仁美「あちらの氷室君も交えて・・・一度お話してみたいですわ・・・Wデートと呼ばれる物、なのでしょうか?」
恭介「・・・!!」
恭介「わかったよ仁美さん・・・僕からも氷室に頼んでみるよ」
恭介「それと・・・」
恭介「氷室は僕なんかよりずっと良い人だから・・・さやかはとっくに仁美さんを許してくれているはずだよ・・・」
338: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 14:56:25.15 ID:/3JUwmmd0(4/7)調 AAS
キュゥべえ「見てごらん、円環の理が機能していない今・・・佐倉杏子の魂が行き着く果てを」
ほむら「あれは・・・」
まどか「そんな・・・」
さやか「ワルプルギスの夜・・・!?」
マミ「佐倉さんだけじゃないわ・・・!魔女化した魔法少女の魂が・・・あそこに集まっていく!」
なぎさ「円環の理が「天国」だとしたら・・・ワルプルギスの夜は「地獄」なのです・・・
死んだ魔法少女の魂が・・・呪いに染まっていくのです!」
キュゥべえ「すでに見滝原以外の町数点も僕たちの手に落ちた」
キュゥべえ「その町には魔女化のルールが適応されている。そして・・・魔法少女の魂を
ワルプルギスの夜が吸い取り、成長する」
キュゥべえ「佐倉杏子の魂もまた・・・ワルプルギスの一部となったのさ」
キュゥべえ「そしてワルプルギスの夜も・・・僕達インキュベーターの支配下に落ちた」
キュゥべえ「来る3月・・・見滝原中学卒業式・・・奴は現れる」
キュゥべえ「暁美ほむらの眷属として世界をリセットするためじゃない・・・今度は・・・
君たち全員を魔女にするためにね」
ほむら「・・・!?」
ほむら「なんですって・・・!?」
キュゥべえ「魔女化が適応されているこの世界。このルールで完結するのさ」
キュゥべえ「そのために、リセットと再構築の役割を持つワルプルギスを押さえる必要があったからね」
ほむら「・・・!!」
キュゥべえ「強制的に世界改変を行うつもりかい?ほむら・・・無駄だよ」
ほむら「・・・!?」
キュゥべえ「円環の理を支配しつつある僕達が許可していないから」
キュゥべえ「君の悪魔の力は円環の理の一部だ。君にその力を使う事を円環側からシャットアウトさせてもらった」
キュゥべえ「一番厄介な能力・・・こちらの努力を全て覆す「世界改変」から封じさせてもらったよ」
ほむら「インキュベーター!!」
さやか「でもそれって・・・杏子を元に戻せる可能性があるって事かな・・・?」
氷室「・・・!?さやか?」
339: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 15:16:52.90 ID:/3JUwmmd0(5/7)調 AAS
さやか「杏子の意識は消えたわけじゃない・・・ワルプルギスの夜の一部になったのだとしたら・・・」
さやか「こちらから・・・なんらかの呼びかけが出来るわけだよね・・・」
さやか「それこそ・・・あたしかなぎさ・・・まどかが円環の力を取り戻せれば・・・!!」
氷室「さやか・・・」
さやか「杏介君が駄目って言うのなら・・・あたしは自力で取り戻すよ」
さやか「杏子との戦いで・・・何かを掴みかけたんだ・・・具現化された魔女はあたし自身だったんだ・・・」
さやか「ワルプルギスにとらわれて・・・呪いに染まった魔法少女達の魂を救うためにも・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
まどか「今のほむらちゃんにとって・・・ワルプルギスの夜は共通の敵にはならないのかな・・・?」
まどか「お願いほむらちゃん・・・力を貸して」
ほむら「私は・・・私は・・・」
氷室「・・・」
氷室「解ったよさやか・・・さやかの望む通りにする・・・僕は・・・さやかの記憶を呼び起こしてみる」
さやか「本当?」
氷室「でも・・・だからこそ・・・僕のわがままを聞いて欲しいな・・・」
ぎゅっ
さやか「杏介・・・君?」
氷室「さやか・・・決戦の日のその時まで傍にいてくれ」
氷室「そして・・・僕のわがままを・・・聞ける範囲で構わない・・・叶えて欲しい」
氷室「杏子を・・・ワルプルギスにとらわれた魔法少女達を・・・必ず取り戻す」
氷室「だから・・・クリスマス・・・大晦日・・・お正月・・・バレンタイン、ホワイトデー・・・」
氷室「卒業式までの残りの日々を・・・さやかと一緒に・・・普通の恋人として過ごしたいな」
さやか「杏介君・・・」
さやか「ごめんね・・・あたしより辛い思いするのは・・・取り残される杏介君かもしれなかったのに・・・」
さやか「わかった・・・あたしも杏介君の気持ちに応える・・・だから・・・」
340: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 15:40:39.59 ID:/3JUwmmd0(6/7)調 AAS
恭介「さやかと約束した・・・」
恭介「僕はさやかが円環の力を取り戻すために。さやかは僕のわがままを叶えるために・・・
お互い精一杯尽くすことに」
恭介「その日僕は夢を見た」
恭介「幼い頃の夢を見た。さやかだけじゃなく鹿目さん、佐倉さん、仁美さん、暁美さん」
恭介「年が離れているはずの巴さんやなぎさちゃんも一緒の幼稚園、一緒の組に通っている夢を」
きょうこ(5歳)「ほらきょうすけー!うまならもっと早く走れよ!」ピシピシ
さやか(5歳)「やめろよきょうこ!きょうすけ、いやがってるだろ!」
まどか(5歳)「きょうすけくん、えんかとか興味ない?」
さやか「だめー!きょうすけはくらしっく一筋なの!」
ほむら(5歳)「きょうすけくん、心臓が痛いの・・・さすってくれないかな?」
さやか「だ、だめだよきょうすけ!ほむらの胸さわっちゃいやだよ!」
なぎさ(5歳)「きょうすけー、チーズたべさせてあげるからあーんしてほしいのです」
さやか「だめー!!」
マミ(5歳)「ほらほらみんな。けんかしないの」
きょうすけ(5歳)「ありがとうマミちゃん。マミちゃんはみんなのお母さんだね」
さやか「マミちゃんをしたうのもだめー!!」
ひとみ「あの、きょうすけくん・・・」
きょうすけ「なに?ひとみちゃん」
ひとみ「よろしければ・・・今度うちのパーティに・・・」
さやか「う〜」ギリギリ
ひとみ「・・・さ、さやかさんもごいっしょにいかが?」
さやか「ほんと?いいの!?ひとみちゃんはやっぱり他の子とちがうなー!」
なかざわ(5歳)「え、なにあのすてきくうかんは」
恭介「平和な日常ならハーレムだと笑える夢だったかもしれない・・・だけど・・・その時僕は
むしょうに寂しくて悲しくなった」
恭介「誰をおよめさんにするの?幼稚園の先生からそう聞かれ、夢の中の僕はこう答えた」
きょうすけ「さやかちゃんとひとみちゃん!」 第10話「さやかちゃんとひとみちゃん」【続く】
341: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/03(水) 15:52:54.49 ID:/3JUwmmd0(7/7)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!!」
仁美「も・・・もしも恭介さんと一晩すごす事になったら・・・」ドキドキ
さやか「クリスマスイブってのは・・・そういうもんだよね・・・
やだあたし・・・杏子が大変な目にあったのに・・・こんな気持ちで・・・」ドキドキ
なぎさ「マミ・・・なぎさも決心したのです!だから・・・おっぱいを吸わせて欲しいのです!」
マミ「あっ・・・///うんっ・・・ベベ・・・駄目っ」ちゅぱちゅぱ
まどか「杏子ちゃん待ってて!わたし・・・絶対力を取り戻して・・・あなたを救ってみせるから!」
ほむら「ワルプルギスを倒せば・・・私がまどかから奪った力も元に戻る!」
恭介「ひ・・・仁美さんが・・・服を・・・」ドキドキ
氷室「さ・・・さやか!?ぼ・・・僕はそんなつもりじゃ・・・」ドキドキ
銀河万丈「第11話!!」
恭介「二枚の縞柄下着(ジョーカー)」
銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!!」
342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/03(水) 16:43:37.98 ID:BG45o//30(1/2)調 AAS
またダブルかよ
343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/03(水) 17:15:42.24 ID:BG45o//30(2/2)調 AAS
中沢が主人公のスピンオフが見たい
344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/04(木) 09:15:27.16 ID:f/1TSGbAO携(1)調 AAS
またしまパンかいww
345: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 15:36:18.02 ID:29+oOgja0(1/7)調 AAS
第11話「二枚の縞柄下着(ジョーカー)」
〜12月24日(日)クリスマスイブ〜
恭介「お待たせ、仁美さん」
仁美「きょ、恭介さん・・・///」
仁美「それでは参りましょうか」
恭介「まずは、オーケストラコンサートに行こう」
〜見滝原中学〜
和子「・・・」ゴゴゴ・・・
女子生徒「うわぁ・・・早乙女先生すごい剣幕・・・」
女子生徒「今年はイブが休日だから仕事に逃げられなかったからね・・・」
和子「毎年の恒例行事にさせないためにも・・・今年で終わらせるつもりで盛り上がっていきましょう!」
クラス別クリスマス会、まどか達のクラスの場合
和子「じゅんこ〜、もっと飲みなさいよ〜」
詢子「相当焦ってるみたいだね・・・あんた」
まどか「今年はお父さん、お母さん達も参加するんだよね。にぎやかで嬉しいな」
さやか「そうだね・・・」
まどか「・・・」
まどか「さやかちゃん・・・やっぱり杏子ちゃんの事・・・」
まどか「大丈夫だよ・・・きっとなんとかなる、ううん、なんとかする」
まどか(待ってて杏子ちゃん・・・絶対力を取り戻して・・・あなたを救ってみせるから!)
まどか「だから今日くらいは・・・ちょっと息抜きしても良いんじゃないかな・・・」
まどか「氷室君だって・・・本当はさやかちゃんと出かけたかったと思うし・・・」
さやか「まどか・・・」
さやか「確かに・・・デートに誘われたんだけどね・・・」
さやか「杏子が大変な時に・・・あたしだけはしゃぐわけにはいかないからって・・・断っちゃった・・・」
まどか「さやかちゃん・・・」
346: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 15:53:56.42 ID:29+oOgja0(2/7)調 AAS
中沢「今年は・・・生徒側の参加者が去年より少ないな」
男子生徒「うん。アレだ。カップルになった生徒が何組かいるからな」
男子生徒「上条と志筑さんとか」
中沢「あれ?あそこにいるのは上条と志筑さんの両親じゃないか?」
とある生徒の母「あら?そういえば上条さんと志筑さんとこのお子様は・・・?」
上条父「若いもの同士ふたりきりにさせたほうが良いと思いましてね」
仁美母「私達がこちらにお邪魔することで水入らずで過ごせるようにと・・・」
中沢「な・・・!?」
中沢「おい上条・・・お前・・・まさか今夜・・・」
〜コンサート終了〜
恭介「どうかな・・・?気に入ってもらえたかな?」
仁美「ええ、とっても・・・ですが、
恭介さんは今回どちらのコンクールにも参加されないで良かったのですか?」
恭介「確かにクリスマスはコンサートやコンクールが増えるから・・・参加しようと思えば出来たけどね」
恭介「僕は・・・春休みのコンクール一本に精一杯がんばるって決めたから・・・」
恭介「それに・・・」
恭介「今日この日は・・・初めから一番大切な人のために使うって決めてたから・・・」
仁美「きょきょきょ・・・恭介さん!?///」
仁美「あ・・・あぁう・・・そ、そんなもったいないお言葉を・・・」しゅうぅ
恭介「可愛いな仁美さんは・・・焦るとなんだかさやかみたいだよ」
仁美「え・・・えっと・・・」
恭介「あ、ごめん。さやかの名前を出したのは無神経だったかな」
仁美「い、いえ・・・構いませんわ」
仁美「春のコンクール・・・さやかさん達も来てくれるでしょうか・・・」
恭介「来てくれるさ。きっと」
仁美「でしたら・・・その時こそ氷室君にご挨拶を・・・」
恭介「そうだね・・・アイツも呼んで・・・Wデートを成立させるのも悪くないね・・・」
347: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 16:12:16.36 ID:29+oOgja0(3/7)調 AAS
恭介「僕の願いは・・・お世話になった人たちに演奏を聴いてもらう事なんだ」
仁美「・・・?恭介さん?」
恭介「仁美さんや・・・さやかはもちろん・・・
巴さん、なぎさちゃん、鹿目さん、佐倉さん・・・暁美さんも」
恭介「皆に演奏を聴いてもらう事・・・それは何に変えても叶えたい願いなんだ」
仁美「大げさですわ恭介さん・・・さやかさんはきっと来てくれますわ」
恭介「そうだね・・・きっと」ぽろぽろ
仁美「きょ・・・恭介さん!?」
恭介「叶うといいな・・・僕の願い・・・」ぷるぷる
恭介「また・・・昔みたいにさやかは喜んでくれるかな・・・?」
恭介「う・・・うぁああああ!!!」ぎゅっ
仁美「・・・!?」
恭介「さやかと・・・さやかと離れ離れにならなくちゃいけないんだ・・・もうすぐ!!」
恭介「今までずっと・・・僕を支えてくれた友達だったのに・・・僕が何も恩返しできないままさやかは・・・!!」
仁美「さやかさんが・・・?」
仁美「大丈夫・・・大丈夫ですわ。恭介さん」ぎゅっ
恭介「・・・う・・・うっ」ポロポロ
仁美「さやかさんに何があっても・・・私だけはあなたの傍にいます」
仁美「これからもずっと・・・」
恭介「仁美さん・・・」
〜暁美ほむらのクリスマス〜
ドールズ「ケケケ!!」
ぐしゃあっ
ドールズ「・・・」
ほむら「人形一人潰すのに・・・これだけ手こずるなんて・・・」
ほむら「悪魔の力が弱まっている・・・円環の理を掌握しつつあるというインキュベーターの
言葉は本当のようね・・・」
ほむら「だとすれば・・・ワルプルギスの夜を倒せば・・・まどかから奪った力も元に・・・」
348: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 16:34:31.04 ID:29+oOgja0(4/7)調 AAS
〜マミ、なぎさのクリスマス〜
マミ「クリスマス仕様、特製チーズケーキよ」
なぎさ「わーい!」
マミ「・・・」
なぎさ「マミ?」
なぎさ「やっぱり・・・浮かれてる場合じゃないのです・・・なぎさは・・・悪い子なのです」
なぎさ「なぎさも円環の力を取り戻して・・・杏子をワルプルギスから救い出してみせるのです!
だから・・・マミには元気になってほしいのです!」
マミ「その後・・・あなたはどうなるの?」
なぎさ「マ・・・マミ!?」
マミ「佐倉さんもあなたも・・・美樹さんも鹿目さんも・・・」
マミ「天秤に掛けられる仲間なんて・・・誰もいないのよ!
佐倉さんが戻ってきても・・・あなた達が消えたら・・・私・・・」
なぎさ「・・・」
なぎさ「それでもなぎさもさやかもまどかも・・・正しい道を選択するのです」
なぎさ「それが・・・魔法少女達の救済の力・・・「円環の理」の使者の役目なのですから・・・」
なぎさ「正しい理を取り戻せば・・・いつかマミを迎えに行くのです」
なぎさ「だから・・・なぎさは精一杯思い出を作るのです」
マミ「本当なの・・・!?本当に・・・もう一度あなたに会えるの!?」
なぎさ「楽しければ楽しいほど・・・別れの時が辛くなるのです。でも再会のときはきっと、もっと嬉しいのです」
なぎさ「おばあちゃんになるまで・・・なぎさはマミを迎えになんて行かないのです」
マミ「そんな・・・」
なぎさ「だからマミには長生きして欲しいのです・・・なぎさとの約束なのです」
なぎさ「マミが大好きなのです。お母さんと同じくらい」
なぎさ「なぎさは親不孝で・・・「おばあちゃんになりたい」というお母さんの願いを叶える前に導かれちゃったのです。
マミはお母さんの代わりに・・・その願いを叶えて欲しいのです」
なぎさ「きっとマミの旦那になる人は・・・毎晩マミを・・・ですから子供なんてすぐに」
マミ「ストーップ!!ストップ!!それ以上は駄目!」
マミ「なぎさちゃんが猥談を話すほうがお母さん悲しむわよ!」
349: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 16:50:34.48 ID:29+oOgja0(5/7)調 AAS
なぎさ「そして・・・円環の記憶が訴えているのです・・・」
なぎさ「なぎさが円環の力を取り戻すために必要なこと・・・それはマミのおっぱい」
マミ「え・・・?」
なぎさ「マミ、なぎさの事をベベと呼んで・・・そして授乳させて欲しいのです!」
マミ「え、ええええええええ!?」
なぎさ「お願いなのです!なぎさは力を取り戻したいのです!」
マミ「・・・」
マミ「わ・・・わかったわ・・・」
マミ「なぎさちゃんになら・・・何されてもいいかもって・・・心のどこかで思っていた気がするの」
マミ「さぁ・・・来なさい、ベベ・・・」
ぽろり
なぎさ「おおっ!!」
なぎさ「・・・」
ちゅぱちゅぱ・・・
マミ「んっ・・・」
マミ「あ・・ああっ・・・」
マミ「ベベ・・・駄目・・・もうすこしゆっくり・・・う・・・んっ・・・///」
キュゥべえ「何やってるんだ・・・この子たちは・・・」
〜仁美の家、仁美の部屋〜
仁美「落ち着きましたか・・・?恭介さん」
恭介「うん・・・ありがとう仁美さん・・・」
恭介「ところで・・・仁美さんのご両親は?」
仁美「・・・」
仁美「恭介さんのご両親と一緒に・・・学校の方のクリスマス会へ」
恭介「・・・!?」
仁美「つまり・・・パーティが終わる22時・・・それまではふ・・・ふたりきりですわ!」
仁美「10時以降出歩いているわけでは無いですから・・・ちゅ、中学生として健全なデートですわ!」
恭介「え・・・えええええ!?」ドキドキ
350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:57:15.40 ID:xl9cmPJ20(1/2)調 AAS
二股とかクズだろ
351: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 17:03:26.26 ID:29+oOgja0(6/7)調 AAS
恭介(ま・・・まさか・・・!?いや有り得ない!!)
恭介(いたってマジメな・・・お嬢様である仁美さんの方から・・・そんな事・・・)
恭介(・・・!?なんだ・・・僕のこの感情は!?さっきまで悲壮感にひたっていたくせに!)
恭介(だ、だからこそなのか・・・僕の寂しさをやわらげてくれる・・・
仁美さんの・・・と・・・一つになりたいと思っている・・・!!)
仁美「恭介さん・・・」
仁美「いつだった恭介さん・・・強引に私を自分の部屋へと・・・お誘いになりましたよね?」
はらり
恭介(ひ・・・仁美さんが・・・服を・・・!!)ドキドキ
仁美「あの時の続き・・・私はいつでも宜しかったのですよ?」
パサッ(スカート)
恭介「・・・!!」
恭介「し・・・しししし・・・縞パン!!」
恭介「仁美さんの・・・縞パン!!」ドキドキ
仁美「やはり・・・お好きでしたのね・・・」
仁美「ここからは・・・恭介さんの番ですわ」
仁美「本能のままに・・・私の縞パンを・・・」
恭介「ほほほ・・・本当に良いのかい!?」
仁美「ええ・・・は、早く来て・・・」
恭介(僕は・・・僕は・・・)
恭介(一つに・・・仁美さんの・・・と一つになりたい!!)
恭介(仁美さんの・・・・仁美さんの・・・・!!)
スルッ(ぱんつ脱がし)
仁美(・・・つ、ついにこの時が・・・!!)
恭介(仁美さんの縞パンと・・・!!一つになりたい!!)
がばっ
仁美「え」
恭介「フォオオオオオオオオオッ!!!」ピカーッ
352: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/05(金) 17:16:10.76 ID:29+oOgja0(7/7)調 AAS
仁美「・・・?」
しーん・・・
仁美「きょ・・・恭介さん!?」
仁美「恭介さん!?ど・・・どこに行ってしまったの・・・」
〜外〜
バイオリン仮面「・・・!!」
バイオリン仮面「力が・・・かつてない程の力がみなぎっている!!」
バイオリン仮面「杏子の縞パンもすごかったが・・・仁美さんの縞パンはそれ以上だ!!」
バイオリン仮面「今の私なら・・・魔女や魔獣が何体いたとしても・・・」
バイオリン仮面「!!」
モブ魔女「KYOAAAAAA!!」
モブ魔獣「UOOOOOOO!!」
モブルシファー「「HYAHAHAHAHAHA!!」」
一般人「うわ・・・うわああああああ!!」
バイオリン仮面「やめろ!!その人たちに手を出すな!!」
バイオリン仮面「私の演奏を聴け!!」
♪〜♪〜♪
しゅわああああ・・・・
〜〜〜
キュゥべえ「!?」
ほむら「!?」
ほむら「大きな魔力が複数現れて・・・より多くの魔力がそれらを一瞬にして消した!?」
キュゥべえ「上条恭介・・・君は・・・」
353: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 17:19:20.80 ID:xl9cmPJ20(2/2)調 AAS
「バイオリン仮面」の多種多様な変身形態
@バイオリン仮面
普通のバイオリン仮面。氷室がさやかのパンティを被ることによって変身する。
ワルプルギス撃破後は早乙女和子のパンティを使用する
Aバイオリン仮面サバイブ
氷室のソウルジェムを身につけた恭介がさやかの縞パンを被ることによって変身する、
魔翌力係数だけで言えば最強の変身形態。
ただし、生きている体を変身させているため、魔法少女や魔法使いのそれとは違い、
少しのダメージで動けなくなったり命の危険を孕む
そしてソウルジェムの本体である氷室と恭介が100m以上離れられないのも弱点である
Bバイオリン仮面W(ダブル)
左手が動かなくなった氷室の左半身を恭介の魂を宿らせることでバイオリンの演奏が再び可能になるフォルム
氷室が顔にパンティを。恭介が股にパンティを身につけることによって変身。
顔パンティ:和子 下パンティ:さやかの和さやフォームが基本形態である。
また身につけた二つのパンティの持ち主の特性を合わせた新必殺ワザをパンティの
組み合わせだけ繰り出すことができる。
その下着の持ち主同士の絆も必殺技の威力として上乗せされる。
Cビオりん仮面
魔導帝と化した氷室、いかりや京介が優木沙々のパンティを被ることによって変身した形態。
優木沙々と同じく、洗脳の魔法も使えたはず(劇中では未使用)
Dバイオリン仮面69(ロック)
色々な社会のルールやさやかと会えなくなる不満を一気に放出する
ロックンロールに目覚めた恭介がさやかのパンティを被ることによって変身する形態。
あくまで気持ちの問題のなので魔法使いの様な特殊能力は無い。
Eギタリスト仮面
恭介にも氷室にも交際を断られ、
W変身時も自分のパンティを使ってもらえない志筑仁美が中沢にパンティを託した結果生まれた
新ヒーロー。
もちろん、魔法使いの様な特殊能力は無い。
バイオリン仮面を全力でサポートする。
354: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/06(土) 12:15:27.53 ID:o3afKqVAO携(1)調 AAS
もうつける薬がないww
355: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/06(土) 19:12:18.19 ID:2cpsunsl0(1)調 AAS
バイオリン仮面「ハッ!」
バイオリン仮面「仁美さんを置いてきてしまった・・・」
(変身解除)
恭介「な、なんて言い訳すれば・・・とりあえずメールだけでも打っておこう・・・」
恭介「・・・」
恭介「私のほうこそ・・・焦っていたみたいでごめんなさい・・・
中学生らしく健全なお付き合いから進めていきましょう、おやすみなさい・・・」
恭介「ガッカリしてるのかな?僕は・・・?」
恭介「・・・今度は氷室の携帯からさやかに連絡を取ってみよう」
〜クリスマス会〜
和子「なかざわくぅ〜ん」ぎゅっ
中沢「う、うわ先生!?な、何してるんですか!?」
和子「彼女にするなら年下ですか?年上ですか?はい!」
中沢「相当酔ってますね・・・」
和子「私は真剣えすよぉ」
和子「おへんじ・・・聞かせてくださいね・・・大人のお姉さんと・・・思い出作りしてみない?」
中沢「・・・」
中沢(しょ・・・正直アリかも知れない・・・先生可愛い)
中沢(いや・・・でも俺にもこの先若い子達との出会いも・・・)
中沢(あああああ!どうすんの俺!先生と同い年ならOKするのに!)
詢子「おい和子・・・マジなら免職モノだぞ・・・」
和子「だめなら・・・しんせきのおにいさんとか紹介して〜」
詢子「相当追いこまれてるなコレは・・・」
さやか「・・・」
♪(着信音)
さやか「!杏介君!?」
356: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/08(月) 01:35:48.58 ID:ZsjhMTcM0(1/3)調 AAS
さやか「・・・」
まどか「さやかちゃん、出なよ」
さやか「あたしは・・・」
ピッ
氷室「さやか・・・やっぱり今からでも会えないかな?」
さやか「杏介君・・・」
まどか「行ってきたら?さやかちゃん」
まどか「わたし達は・・・もしかしたら明日にでも円環の世界に還らなくちゃいけない存在だから・・・」
まどか「楽しめる時に楽しまないと損だよ・・・お別れの時後悔するより、ずっと良いよ」
まどか「だからわたし・・・さやかちゃんをクリスマス会に誘ったの。
ここの所ずっと元気が無かったから・・・」
さやか「違うの・・・」
さやか「杏子がここにいないのに・・・あたしだけ・・・あたしだけがそれを忘れるわけには・・・」
まどか「杏子ちゃんが消えて悲しいのは氷室君も同じだよ」
まどか「だからこそ・・・さやかちゃんが傍にいるべきだと思う」
さやか「まどか・・・」
まどか「信じようよ・・・わたし達はきっと、ワルプルギスの夜を倒して・・・
杏子ちゃんを取り戻せるって」
まどか「杏子ちゃんを忘れるわけじゃない。絶対助かるって信じているからこそ、
わたし達は今出来ることを一生懸命するの」
さやか「・・・」
さやか「まどかゴメン、あたしやっぱり行くね・・・」
まどか「うん。頑張って」
さやか「なにをだよ!夜も遅いしちょっと会うだけだよ!」
中沢「あっ!早乙女先生にちょっと傾いていたら美樹がいつのまにかいない!?」
男子生徒「彼氏に呼び出されたらしいぜ」
男子生徒「や、やっぱり本当にいたのか・・・上条似の新しい彼氏・・・!」
〜外〜
さやか「杏介君・・・!」
氷室「やあさやか・・・来てくれたんだね」
357: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/08(月) 01:57:18.71 ID:ZsjhMTcM0(2/3)調 AAS
さやか「・・・」
さやか「と、とりあえず・・・うちに来て話さない?親もうすぐ帰ってきちゃうけど・・・」
氷室「う、うん」
〜さやかの家〜
氷室(さやかの家で二人きりになるのは初めてな気がする)ドキドキ
氷室(だけど・・・今度こそ仁美さんの時の様なハプニングは無いだろう。
親がすぐ帰ってくるって言ってるし・・・)
さやか「この写真・・・見てくれるかな」
氷室(ロッキー・・・)
さやか「あたしが昔飼ってた犬でね・・・ロッキーって言うんだけどさ・・・」
さやか「あたしが辛い時・・・こっちに来るなってヒスを起こしても・・・
それでもただ黙ってあたしの傍にいてくれたんだ」
さやか「不思議だけどさ・・・そうしたらいつの間にか・・・
辛い気持ちが和らいたんだ・・・」
さやか「誰かが傍にいてくれるだけの事が・・・こんなにも安らぐ事なんだって・・・その時思った」
さやか「だから・・・あたし達に必要なのも・・・何も言わずにただ傍に寄り添うことなのかもって」
さやか「杏介君は・・・無意識のうちに杏子を傷つけていたことを後悔してる・・・
あたしは・・・杏子を見てなかった事を・・・直接手をかけた事を・・・」
さやか「今は・・・ただお互いに傍にいるだけでいいんじゃないかなって・・・」
氷室「さやか・・・」
♪(着信音)
さやか「ん、お母さんからだ」
さやか「もしもし」
さやか「は?」
さやか「ええええええ!?友達と話し込んでたら盛り上がって泊まる事になったって!?お父さんも!?」
氷室「な・・・!?」
さやか「・・・」
さやか「と、いう事です・・・」
氷室「えっと・・・状況がつかめないんだけど・・・」
さやか「杏介君が望むなら・・・その・・・朝まで二人きりって事に・・・///」
氷室「・・・!!」
氷室「そ、そこまで迷惑かけられないよ!帰る!ちゃんと帰るから!!」
358: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/08(月) 14:49:01.68 ID:ZsjhMTcM0(3/3)調 AAS
さやか「本当にそれでいいの?」
氷室「・・・!!」
氷室「さ・・・さやか!?何故服を脱ぐんだい!?僕・・・そんなつもりじゃ・・・」
さやか「あたしね・・・初めては恭介にって思ってたけど・・・」
さやか「あたしの事・・・本気で心配してくれた杏介君が・・・今は一番だから・・・」
さやか「あたし・・・消えちゃうかもしれないんだよ・・・だから・・・」
さやか「杏介君のわがまま・・・なんでも言って良いよ・・・今日は・・・全部叶えてあげる」
氷室「さ・・・さやか!!」ドキドキ
さやか(わああああああ!!言っちゃった!勢いでとんでも無い事言っちゃったよ!)
さやか(で・・・でも間違ってないよね!?クリスマスイブってそういう物よね!!)バックンバックン
さやか(お、落ち着けさやかちゃん!杏子が大変な目にあったっていうのに・・・
こんな気持ちでどうする!!)
さやか(あ・・・あたしはあくまで・・・杏介君の期待に応えるために・・・)
氷室「し・・・縞パン!?」
さやか「そんなにジロジロみないでよ・・・早く脱がせて・・・」
氷室(ど・・・どういう事だ!?杏子、仁美さん、さやかと・・・
続けて縞パンを身につけて僕の前に現れるなんて・・・!?)
氷室(ま・・・まるで僕の趣味を見透かしたかのように・・・
い、いや違う!元々僕が縞パン好きだったわけじゃない!)
氷室(あ、あくまで魅力的な女の子がそれを身につけているから・・・より魅力的に感じるのであって・・・
あ・・・ああ駄目だ・・・本能に逆らえない・・・!!)
氷室「そ・・・それじゃあ僕のお願い・・・聞いてくれるかな?」
さやか「う・・・うん///」
氷室「君のパンティを、僕にくれ!!」するっ
さやか「え?」
バイオリン仮面「フォオオオオオオオオオッ!!」ピカッ
バイオリン仮面「素晴らしい・・・なんて素晴らしい力なのだ!縞パンによる変身は!!」
さやか「ちょ・・・ちょっと杏介君!?」
359: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/09(火) 22:48:21.76 ID:Ec53qEs30(1/3)調 AAS
バイオリン仮面「ありがとうさやか・・・」
バイオリン仮面(二枚の縞柄下着(ジョーカー)を手に入れた・・・この力なら、きっと
ワルプルギスの夜にも・・・)
さやか「杏介君のバカーッ!!」
ぱちーん
バイオリン仮面「おんぷぅッ♪」
さやか「あああああああああ信じられない!」
さやか「あたしが一生懸命勇気を出したのに!!バカバカバカ!!」
氷室「だ・・・だって縞パンだよ!さやかの縞パンだよ!」
氷室「ま、まずは被ってみたいと思うじゃないか!僕が新しい力を使えるようになるかもしれないんだし!」
氷室「さやかの縞パンを被りたいという紳士な気持ち!そして、新しい変身形態を試してみたいという
特撮ヒーロー的な男子心がくすぐられて・・・」
さやか「もおおお!!説明しなくていいの!!バカバカバカ!!」
さやか「はぁ・・・はぁ・・・ふぅ・・・」
さやか「・・・」
さやか「ま・・・いっか・・・まだ、中学生だもんね・・・あたし達」
さやか「いいよ・・・それ、あげる」
さやか「やっぱり縞パン好きだったんだね・・・杏介君」
氷室「あ・・・うん」
氷室「縞パンが好きな気持ちが先か・・・さやか達が着ているから好きになったかはわからない」
氷室「かつてない力を・・・縞パンは僕に与えてくれるんだ・・・」
さやか「・・・」
さやか「とりあえず泊まっていってよ・・・」
氷室「さやか・・・いやそのだから僕は・・・」
さやか「言ったでしょ・・・傍にいてくれるだけで良いって・・・」
さやか「あたしが本当に消えるしか無いのなら・・・最後のその時まで、もっと杏介君の事・・・知りたいし」
さやか「何か話そうよ。朝まで」
360: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/09(火) 23:13:20.41 ID:Ec53qEs30(2/3)調 AAS
〜朝〜
さやか「やばっ!お母さん達もうすぐ帰ってくる!」
氷室「ど、どうしよう!?」
さやか「とりあえず、窓から逃げて!ご、ごめんね・・・無理に引き止めちゃって」
氷室「さやか・・・」
さやか「何?」
氷室「僕が望む本当のわがまま・・・今は言わずにとっておくよ」
さやか「そっか・・・あたしはその・・・」
さやか「いつでも・・・準備は出来てるから・・・///」
さやか「ワルプルギス、そしてほむらとの決着をつける時までには・・・決心してほしいな」
氷室「・・・わかってる」
氷室「・・・」
(氷室解除)
恭介「・・・」
恭介「さやか・・・」
〜〜〜卒業式直前、「ワルプルギスの夜」数日前、マミの家〜〜〜
氷室「僕が前回のループで見たこいつは「何の前触れも無く」突然姿を現した」
氷室「恐らく「卒業式」というイベントが関係あるんだと思う。
卒業式を延期させて生徒を避難させたとしても・・・その別の日に顕現するだけ」
まどか「わたしが・・・みんなとお別れしたくないって思ってるから・・・だよね」
氷室「鹿目さんが気にする事は無いよ。今のワルプルギスの夜は・・・
鹿目さんの精神が変化したモノじゃなく、インキュベーターの最終兵器だ」
氷室「倒すのに・・・何の躊躇も持たなくていいんだ」
マミ「事前に見滝原の生徒を避難させてくても信じてもらえないでしょうね・・・
巨大な魔女が学校を襲うなんて」
なぎさ「やるとしたら・・・当日なのです・・・ワルプルギスの夜を確認させてから
わたし達が全校生徒を誘導するのです!」
さやか「避難経路はこの5箇所。それぞれの担当箇所を覚えてね」
♪:ピンポーン(チャイム)
361: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/09(火) 23:42:37.97 ID:Ec53qEs30(3/3)調 AAS
マミ「はーい、今開けます」
マミ「!!あ、あなたは・・・!!」
ほむら「開ける必要は無いわ・・・わたしが用があるのは・・・」
さやか「あ、暁美ほむら!!」
ほむら「まどかと話がしたいの・・・お願いできないかしら」
まどか「ほむらちゃん!?」
なぎさ「まどか!行っちゃ駄目なのです!そいつは・・・そいつは!」
まどか「・・・」
まどか「良いよほむらちゃん・・・外、行こっか・・・」
さやか「まどか!?」
〜〜〜
まどか「調子・・・戻らないみたいだね」
ほむら「それはお互い様よ・・・」
ほむら「インキュベーターが・・・円環の理を掌握して・・・悪魔の力の大半を
ワルプルギスの夜に閉じ込めてしまったのだから・・・」
ほむら「まどかはどう?記憶と力・・・すこしずつ戻ってきているのでしょう?」
まどか「まだ完全にじゃないよ・・・」
まどか「もし力が戻ってるのなら・・・円環の理からキュゥべえ達を追い出して・・・
ワルプルギスの夜なんて来ないようにするし」
ほむら「それもそうね・・・」
まどか「・・・」
ほむら「・・・」
ほむら「ねぇまどか・・・」
ほむら「あなたは本当に・・・正しさのために自分が消える事を望むの?」
ほむら「この世界は・・・概念になったあなたを受け入れてくれるわ」
ほむら「あなたも楽しんでいたはずよ・・・家族や友達との何気ない日常を・・・」
ほむら「本当に・・・みんなとお別れしても構わないって言うの?」
ほむら「私が作り変えたこの世界なら・・・みんな大人になる事も無く・・・
まどかにとって一番楽しい一年を・・・繰り返して・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
362: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/10(水) 17:41:05.28 ID:/H9hE3iW0(1)調 AAS
恭介主人公はもうお腹一杯です
363: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/09/10(水) 20:14:12.25 ID:cvM/GsZy0(1)調 AAS
まどか「わたしが・・・あの時皆とお別れしたくないって言ったから・・・
ほむらちゃんは今の世界を望んだんだよね・・・」
ほむら(もうそこまで記憶が・・・)
まどか「ワルプルギスの夜も・・・わたしの心の弱さが実体化した物」
まどか「だけど・・・もうわたし逃げないよ・・・」
まどか「わたしは・・・やるべき事をやり遂げて、円環の理へと還るよ」
ほむら「そう・・・」
まどか「だけど・・・それはほむらちゃんの作った世界を否定することじゃない」
まどか「もう一度・・・皆と会えて嬉しかった。それだけは本当だから」
まどか「ほむらちゃんがやった事も・・・自分の存在も否定しない答えを・・・わたし考えたんだ」
ほむら「なら・・・私ももう逃げないわ」
ぎゅっ
まどか「ほむらちゃん・・・!?」
ほむら「私が奪った記憶・・・それをまどかに返すわ」
ほむら「私の答えはもう決まってるわ・・・私はあなたをために悪になる」
ほむら「決着の日・・・正々堂々と戦いましょう。敵として」
まどか「なら・・・その日にわたしが考えた答え・・・教えるね」
ほむら「ええ。必ず力を取り戻すわ・・・あなたも記憶が戻ったのだから・・・あとはきっかけよ」
ほむら「お互い全力で・・・完全決着よ」
まどか「うん」
さやか「まどか!」
さやか「暁美ほむらは!?」
まどか「もう行っちゃった」
なぎさ「何の話をしていたのです?」
まどか「ないしょ」
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