[過去ログ] さやか「休息!!バイオリン仮面」 (333レス)
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(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/09/21(土) 09:44:08.68 ID:9ed4bL5V0(1/6)調 AAS
このスレはPCトラブルによりグダグダになった
さやか「終曲!!バイオリン仮面!」vip2chスレ:news4ssnip
の14話にあたる内容の仕切り直しです。

カオス注意。

元々の14話のそれとは脚本が変わってたりします。

SSWiki : 外部リンク:ss.vip2ch.com
207: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/02(水) 13:31:47.53 ID:9jp64Z/k0(4/6)調 AAS
さやか「ジュリエットは・・・恭介は・・・」

さやか「あたしの物だあああああああああああ!!」

ちゅううううう

観客「!!」

観客「うおおおおおおおおおおおおおおお!?」

恭介「さ・・・やか・・・!?」

まどか「色々波乱はあったけど・・・わたしたちは無事劇を終えることが出来ました」

~~~

恭介「さやか・・・さっきのは・・・」

さやか「あのね・・・恭介・・・」
208: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/02(水) 13:42:00.08 ID:9jp64Z/k0(5/6)調 AAS
さやか「悔しいけど・・・あたしはやっぱり恭介のことが好き」

さやか「気づいたんだ・・・逆の立場になって・・・恭介とあたしがもし男女逆だったらどうかって」

さやか「あたしは・・・自分の彼女が魔法少女に・・・
いつ死ぬかわからない戦いに巻き込まれてるなんて耐えられない・・・」

さやか「きっと恭介だって・・・同じ気持ちだよね」

恭介「当たり前じゃないか!」

さやか「だから・・・ごめんなんだ・・・」

さやか「喧嘩した事だけじゃなく・・・恭介の意見も聞かずに勝手に契約したこと・・・」

さやか「いままでも・・・これからも・・・もしかしたら戦いに巻き込まれて・・・
恭介をほったらかしにするかもしれない事・・・全部含めて・・・」

さやか「ごめんなさい!」

恭介「さやか・・・!!」

恭介「さやか・・・僕も・・・!!」

さやか「そこから先は・・・まだ言わないで!」

恭介「・・・!?さやか?」
209: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/02(水) 13:50:36.84 ID:9jp64Z/k0(6/6)調 AAS
さやか「恭介は・・・待っててほしかったんでしょ?二日目のバンド演奏で弾く曲が出来るまで」

さやか「かっこつけてあたしに曲を演奏することで仲直りしようとしてたんでしょ?」

恭介「それは・・・」

恭介「図星です・・・」

さやか「だったら待っててあげるよ!かっこつけさせてあげる!恭介が謝るときは明日!」

さやか「それまで、あたし達はまだ喧嘩中って事にしようよ!」

恭介「さやか・・・」

恭介「ありがとう・・・」

さやか「それじゃ・・・改めて・・・」

さやか「恭介の・・・無神経やろおおおおおおお!!」

恭介「さやかのわからずやああああああ!!」

さやか「はぁ・・・はあ・・」

恭介「はぁ・・はぁ・・・」

さやか恭介「「・・・」」

さやか恭介「「あはは!」」

ぎゅっ(手)

杏子「話はまとまったかーさやかー!そろそろ行くぞー!!」

さやか「きょきょきょ・・・杏子!!」
210: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/02(水) 16:29:03.13 ID:Qm8muEGk0(1)調 AAS
まどか「かずみさん!織莉子さんありがとう!」

さやか「あなた達がいなかったらどうなってた事やら・・・」

ほむら「お礼に私達がおごるわ。ご一緒できないかしら」

~近くのファミレス~

さやか「かずみさん達、明日も絶対来てよ!バンド演奏するからさ!」

カオル「そんなことより・・・あの変態・・・あんたの彼氏なの?」

さやか「え・・・?」

キリカ「ヤツにぱんつを無理やり奪われて・・・」

さやか「恭介ええええええ!!ナニやってたんだアイツはあああ」

まどか「ほむらちゃん、さっきからパソコンいじってナニをしているの?」

ほむら「決まっているわ。ロミジュリの編集よ」

ほむら「明日までに完成させて・・・2日目以降は使わない私達の教室をディスクをコピーする簡易工場にするわ」

~学校~

仁美「みんな泊り込みで・・・練習するって言ったのに・・・」

仁美「何故私だけしかいないのでしょう・・・」

ポロン・・・♪

仁美「ぐすん」
211: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/06(日) 00:52:13.96 ID:sJ6HH8gR0(1/3)調 AAS
~夜の学校~

さやか「だからなんども謝ってるじゃん!仁美、ごめんって!」

仁美「ぷん」

仁美「仲間はずれにされるくらいならこの身がどうなろうと魔法少女になりますのに・・・」

仁美「どうして私には素質がないのでしょうか・・・」

まどか「それじゃあ、泊まり込みのバンド練習はじめるよ!」

~恭介、中沢サイド~

中沢「意外だな、お前の方から泊まり込みの練習しようだなんて」

恭介「今回の演奏には僕とさやかの仲直りがかかってるからね」

中沢「舞台であれだけラブラブっぷりを見せつけておいて仲直りしてないのかよ!」

恭介「さやかはいじっぱりだからね」

恭介「僕が演奏するその時まで喧嘩中って事にするらしい」

中沢「あーもういい。わかった。ノロケんな。そういうプレイね。わかったわかった」

中沢「模擬店じゃなくて正解だったな。二日目色々な所回れるって大きいわ」

中沢「これでゆっくりデートができるな!」

恭介「僕とさやかの?」

中沢「俺と恭子ちゃんの」

恭介「却下。僕はさやかを誘うよ」

中沢「でも喧嘩中っていう体(てい)なんだろ?」

恭介「う・・・」

恭介「さやかがくれた2枚のラブレターから僕は新しい表現方法を思いついた」

恭介「あの時は・・・まだ腕が動かなかったけど・・・曲として頭にあった物を
自分で演奏できるのはやっぱり嬉しい」

恭介「さやか・・・君には本当に感謝している」

恭介「だから込めるよ・・・この曲に僕の想い全てを」

恭介「僕にとっては・・・最後の・・・学園祭だから・・・」
212: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/06(日) 13:21:20.66 ID:sJ6HH8gR0(2/3)調 AAS
さやか「ぐがー」ZZZ

杏子「徹夜いいだしっぺのこいつが一番に寝るのかよ!」

まどか「今日の主役だったもんねさやかちゃん。魔女とも戦ったしずっと疲れてたはずだよ」

マミ「私達も寝ましょう」

ほむら「編集終了・・・これよりクラスメイト全員のパソコンを使って複製するわ」

仁美「布団の貸出・・・ちゃんと人数分もらえるでしょうか・・・」

恭介「とりあえず4つ確保できた」

中沢「二人ひと組なら俺たちも入れて全員なんとか寝れるな!」

杏子「恭介!中沢!!」

杏子「布団・・・わざわざ持ってきてくれたのか!サンキュー恭介!愛してるー!」

仁美「・・・」

恭介「どうせさやかに振り回されて肝心なところが抜けるのは目に見えてたからね」

恭介「僕だけならまだしも、みんなをさやかに巻き込むのは申し訳ないし」

杏子「あっ・・・うん。結局ノロケかよ!」

仁美「えっと・・・その・・・恭介さんは・・・さやかさんと同じお布団に入るのでしょうか?」

恭介「えっ?」

仁美「だだだ・・・だってそうでしょう!?二人ひと組って言ったら・・・」

恭介「僕は男子どうし女子どうしで二人ひと組と言いたかったのだけれども・・・」

仁美「そそそ・・・そうでしたか」

まどか「なんだか仁美ちゃんまでさやかちゃんみたいな事言い始めたよ」
213: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/06(日) 13:22:28.17 ID:sJ6HH8gR0(3/3)調 AAS
恭介「さやかと僕は今喧嘩をしている体(てい)なんだ」

中沢「そういうプレイらしいぜ」

恭介「勝手に這い寄ってフォークで刺されたり通報されたりしたくないからね」

杏子「じゃああたしの布団に来い」

仁美「えええっ!?」

恭介「それに僕がさやかと一緒になると中沢が残るじゃないか」

杏子(こいついつもうまい具合にのらりくらり躱してるな)

恭介「誰か中沢と一緒に布団に入ってくれるのかい?」

ほむら「えっと・・・」

まどか「それは・・・」

中沢「ぐおおおおおお!?心が痛い!
これがリア充の無意識的な攻撃か!どうせ俺には一夜を共にする人なんていねーよ!!」

マミ「中沢君の希望も聞いてみないと」

中沢「えっ」

マミ「中沢くんは誰と寝たいの?」

中沢「えええええええ!?いや・・・その・・・あの」

恭介「狼狽えるな。多分あっちの意味じゃない」

恭介「あくまで添い寝するならという意味だよ」

中沢「そ・・・そうだよな・・・一足先にオトナになった友人の余裕が辛い・・・」

恭介「僕もまだオトナじゃない!」

ほむら「いい感じにマミもピンク色に壊れてきたわね」

まどか「夜中って変なテンションになるからね。いくらマミさんでもしょうがないよ」

中沢「俺はやっぱり・・・」
214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:07:30.20 ID:Yp7CediAO携(1)調 AAS
中沢…男を見せる時だ!
215: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/09(水) 13:13:44.73 ID:D4lQMQaD0(1/3)調 AAS
中沢「志筑さん・・・かな」

恭介「えっ」

仁美「えっ///」

ほむら「てっきり恭子と言うのかと思ったけど」

中沢「恭子ちゃんは抱き心地固いし」

恭介「男だからね」

マミ「か・・・固い!?」

恭介「あっちの意味じゃなくて全体的にね」

恭介(さやかのせいで色々な人が壊れてる気がする)

中沢「あの日のデートも楽しかったし」

仁美「ちょ・・・その話は・・」

杏子「お前らいつの間にそんな事を・・・」

まどか「後は仁美ちゃんの返事だね」

仁美「えええ!?」

ほむら「仁美がイエスなら二人ひと組の割り当てが決まるわ」

ほむら(もちろん私は・・・まどかと・・・)
216: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/09(水) 15:27:05.98 ID:D4lQMQaD0(2/3)調 AAS
中沢「ちょっとまった!俺は本当にそうする気で言っては・・・」

恭介「ぼ・・・僕もさやかと一緒の布団に入るとは言ってないし・・・」

さやか「ん・・・誰かいるの・・・?」

恭介「!!さやかが起きる!それじゃあ僕たちはこれで!」

さやか「・・・あれ?あたし達だけ?なんか男子の声が聞こえたような・・・」

杏子「気にするな。来たのは男子じゃない。ただのヘタレ二人だ」

マミ「私たちも布団の割り当てを決めましょう」

ほむら「まど・・・」

さやか「意外な組み合わせがいいなー」

ほむら「ほむっ!?」

まどか「さやほむが見たいなー」

ほむら「まどか!?」

杏子「きてるな。その組み合わせ」

さやか「何よほむら、あたしじゃ不満?」

さやか「あたしと寝ればまどかの恥ずかしい過去とか聞けるよ」

ほむら「そ・・・それは是非とも聞きたいけど・・・」

まどか「ちょっとさやかちゃん!?」

仁美「では私は巴さんと・・・」

さやか「ウェーブコンビだね」

杏子「あたしはまどかとか」

まどか「なんだか赤とピンクだと姉妹みたいだね」

ほむら「ほむぅ・・・」
217: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/09(水) 16:59:09.65 ID:D4lQMQaD0(3/3)調 AAS
~恭介、中沢サイド~

布団(二人で一つ)

中沢「さあ恭子・・・恭介、もっと身を寄せあわないと布団を被れないよ」

恭介「ノリノリじゃないか!さっきは志筑さんを選んだくせに!」

恭介「硬いよ中沢・・・さやかなら密着しても構わないくらい柔らかいのに・・・」

中沢「ん!?やっぱりお前ら・・・」

恭介「わあああ!!今の無し!忘れろ!忘れろ!!」

マミ「ところで・・・さやかさん」

さやか「なに?」

マミ「上条君と仲直りはしていない体(てい)なのよね?」

さやか「そうだけど・・・」

マミ「じゃあやっぱり・・・明日の衣装はバニーしかないわね・・・」

さやか「あ」

マミ「今から新しいのを取りに帰るのも作る時間も無いし・・・ね」

さやか「うわああああああん!!恥ずかしいよおおおお」
218: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/10(木) 21:05:29.38 ID:MRTYosr40(1/3)調 AAS
まどか「学園祭・・・二日目開催です☆」

15話:きっとどこかでありえる未来

※作詞注意!

作者がキャラの気持ちになった体(てい)で作中で演奏する曲の作詞をします。

リアルタイムで黒歴史を見せられるのが苦手な人はそっとじ推奨
219: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/10(木) 21:43:09.26 ID:MRTYosr40(2/3)調 AAS
さやか「ぐー」ZZZ

和子「皆さん!二日目はゆっくり色々なところを回ってくださいね」

和子「でもハメを外しすぎて他のクラスに迷惑をかけないようにしてください」

和子「せっかく大盛況だったのに審査大賞を取り逃しちゃうぞ☆」

女子生徒「のろけてんなあ」

女子生徒「氷室先生とは順調みたいだね」

氷室「ひむっ!?何故バレてる!?」

和子「バンド演奏に参加している生徒は2時までに、講堂に来ること!いいですね」

さやか「ぐがー」ZZZ

クラス全員「さやかちゃん!」

さやか「どぅえっ!?」ガタン
220: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/10(木) 22:11:19.53 ID:MRTYosr40(3/3)調 AAS
恭介「あの・・・さやか・・・」

さやか「何?」

恭介「良かったら2時まで一緒に色々回らないかい?」

さやか「気持ちは嬉しいけど・・・仲直りするのはライブが終わってからって・・・」

恭介「前倒しさせて欲しいんだ」

恭介「僕にとっては・・・中学最後の学園祭だから・・・」

さやか「恭介・・・」

恭介「頼むさやか!今一度・・・許して欲しい!!」

恭介「最後までの時間・・・さやかと一緒にいたいんだ。噛み締めていたいんだ」

まどか「行ってあげなよさやかちゃん」

ほむら「私たちは私たちで回るから」

さやか「・・・」

さやか「そりゃ・・・あたしだって同じ気持ちだよ・・・恭介と一緒にいたい」

さやか「でも・・・言葉に出しちゃったら・・・本当なんだなって・・・」

さやか「恭介と学園祭を楽しむ機会は・・・今年で最後なんだなって実感しちゃって・・・」

恭介「さやか・・・」

さやか「でも・・・受け入れなきゃだよね・・・」
221: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/11(金) 15:43:54.53 ID:NdBW702l0(1/5)調 AAS
杏子「さやかー、マミのクラスの出し物見に行こうぜー」

さやか「ごめん・・・恭介と一緒にいる事にするよ」

仁美「まあ、仲直りなさったの?」

恭介「一応ね。前倒しでさせてもらったんだ」

杏子仁美「!?」

杏子「前から・・・倒す!?さやかを!?」

仁美「ささささやかさん!?あああ貴方はそれを受け入れたのですか!?」

さやか「うん。受け入れたよ」

さやか「あたしもいつまでも子供じゃいられないからね」

さやか「色々(心が)痛い事があるだろうけど・・・恭介のそういうとこも受け入れなきゃ」

杏子「あ・・・あわわわ」

仁美「き・・・昨日の夜はずっと一緒でしたのに・・・
いつの間に・・・済ませてしまったのです!?」

さやか(そう・・・恭介はもうすぐ・・・いなくなっちゃうんだよ・・・)

さやか(寂しいけど・・・それが恭介だから・・・恭介の夢だから・・・)
222: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/11(金) 16:19:31.96 ID:NdBW702l0(2/5)調 AAS
~キリカとマミのクラス:合同アトラクション~

旧校舎脱出ゲーム

悪の魔法少女、呉キリカ(演:本人)、美国織莉子(演:巴マミ)が校舎を占拠!
迫り来る使い魔から逃げ切り正しい出口を探せ!
武器を手に入れればキリカ、おりこを倒すルートもあるぞ!

君は逃げるか?戦うか!?
校舎内で力になってくれる魔法少女たち

アトラクション内には道を教えてくれたり使い魔を倒してくれるお助け魔法少女がいるぞ!
脱出するか共に戦うか・・・その選択によって結末が変わる

お助け魔法少女一覧

巴マミ:もらえる武器:マスケット銃

鹿目まどか:もらえる武器:弓矢

美樹さやか:もらえる武器:剣

佐倉杏子:もらえる武器:槍

暁美ほむら:もらえる武器:ミニミ機関銃

お助け魔法少女になりすました悪の魔法少女に注意!

上記のお助け魔法少女になりすました悪の魔法少女、優木沙々に注意!
彼女が教えた偽の出口に突入すれば即、失格!
彼女からもらえる武器はすぐ壊れるので使い魔にすぐにやられてしまうぞ!

お助け魔法少女を信じるか信じないか・・・その判断を見誤るな!
223: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/11(金) 18:13:12.11 ID:NdBW702l0(3/5)調 AAS
優木沙々(本人)「くそ・・・キリカのヤツ・・・私を生かしておく代わりに・・・学園祭を手伝えなんて・・・」

沙々「やってらんねーですよ!さっさとバッくれるです!」

一般客「正しい出口はこっちでいいのかな?魔法少女さん?」

沙々「よ・・・ようこそー!私は正義の魔法少女ですよー」

沙々「どうぞどうぞ!正しい出口に案内しますよー」

沙々(こうなったらヤケです!できる限り多くの客を騙してやるです!)

沙々(アトラクションをめちゃくちゃにしてキリカに恥をかかせるです!)

一般客「・・・なーんか偽物というか・・・小悪党っぽい魔法少女だなあ」

沙々「ファッ!?」

一般客「あっちの魔法少女が正解だな。あっちへ行こう」

沙々「ま・・・待ってくださーい!私悪い魔法少女じゃないですよー!」

沙々(アトラクション内は魔法の使用禁止・・・これじゃあ洗脳もできねーです!)
224: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/11(金) 18:48:03.22 ID:NdBW702l0(4/5)調 AAS
キリカ「おっ!来てくれたか恩人たち!」

杏子「大盛況だな」

まどか「待ってるだけで大変だったよ」

キリカ「さやかとパンティ坊やは?」

仁美「(パンティ・・・?)恭介さんとさやかさんなら別行動ですわ」

ほむら「ちゃんと校内にいるのかも怪しいけどね」

ほむら「若いふたりは抜け出して・・・」

仁美「ほむらさん!!」

キリカ「それはそうとこのアトラクションの団体は3人までだ。4人が友達なら2人ずつ分かれてもらうよ」

キリカ「それと魔法少女は中では一切魔法を使えない。無論私とマミもだけど・・・」

キリカ「完全にアトラクション内のルールに則って楽しんでもらう」

~さやか、恭介サイド~

恭介「さすがにコスプレ喫茶的な物が多いね」

さやか「あたし以外の女子にデレデレしないっていうなら入ってもいいけど」

恭介「そんなこと当たり前じゃないか。さあ入ろう」

~メイド喫茶~

女子生徒「お帰りなさいませ~ご主人様!」

恭介「すごくいいよ!(その衣装!)」

さやか「きょおおすけええええ!?」
225: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/11(金) 20:32:17.45 ID:NdBW702l0(5/5)調 AAS
恭介「ごめんごめん、僕がすごくいいって言ったのはあくまで衣装さ」

さやか「ふんっだ」

恭介「さやかが着ればもっと可愛いよっていう意味だったんだけど・・・」

さやか「・・・騙されないわよ!!」

さやか(これでいいのかな・・・恭介・・・キャラ崩壊が激しいよ・・・)

さやか(だからこそなのかな・・・バイオリンに一途な恭介だからこそ・・・
バイオリン一色になる前に・・・普通の学生としての日常を精一杯楽しんでるのかな?)

さやか(結局・・・今日の演奏で恭介のかっこいい所再認識しちゃうんだろうな・・・あたし)

さやか「まあ・・・魔法少女の衣装にも寛容してたし・・・恭介がそういう幻想的な衣装に
興味があるのは・・・認めてあげるよ」

さやか「・・・許してあげるよ。あたしが着たほうが恭介が喜ぶっていう所も信じてあげる」

さやか「だから・・・最後は決めてよね。」

さやか「恭介と中沢のバンド・・・最後の出番だから・・・ビシッと締めてよね」

恭介「もちろんだよ!」

恭介「だって・・・今日この日のために作った曲は・・・」

恭介(さやかが起こしてくれた奇跡に対する・・・僕のアンサーソングだから・・・)

~ほむら達~

グーパーでペア決め

ほむら「やったわ!やっと学園祭イベントで初のまどかと二人きりよ!」

まどか「よろしくね。ほむらちゃん!」

仁美「杏子さん、よろしくお願いしますね。私じっくり話をしてみたかったんですの」

仁美(恭介さん関係で探りを入れられるし)

杏子「あたしもだ。とことん付き合うぜ」
226: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 13:50:28.10 ID:9bT8jh5R0(1/10)調 AAS
時間をずらして恭介、さやかがアトラクションに到着

キリカ「やあさやか、昨日ぶりだね。そっちのぱんつ君も」

恭介「ひ・・・人をパンティマニアみたいに言わないでください」

さやか「違うの?」

恭介「これを変態恭介系のSSと捉える人もいるけどね」

恭介「基本的にはもともとのキャラクターのままだよ。変態じゃない」

恭介「本家変態仮面でも主人公が悩んでいたことだけどね。僕は変態じゃない」

恭介「ただ、変身にパンティが必要なだけなんだ」

キリカ「楽しんでいってくれよ。ラスボスがマミになるか私になるか知らないけど、
またアトラクションの中で会おう」
227: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 14:08:17.15 ID:9bT8jh5R0(2/10)調 AAS
~アトラクション内~

さやか「むっ」

恭介「どうしたの?」

さやか「魔力を完全に封じられてる。ズルできないようになってるみたいだね」

恭介「そんな事もできるんだ」

さやか「実際に魔法少女やってるマミさんとキリカさんだからできる芸当だね」

さやか「多分あたしたちが入場することを見据えて結界を張っているんだと思う」

沙々(違うね・・・私が逃げ出さないためです)

沙々「こいつらは・・・カップルですか~妬ましいですねえ・・・邪魔したくなりますねえ・・・」

沙々「こいつらだけは・・・必ずゲームオーバーにしてやるです!」

沙々「お互いに責任を擦り付け合って破局すればいいです!」

沙々「ええと・・・5人のうちの誰になりすましましょうか・・・」
228: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 16:18:49.52 ID:9bT8jh5R0(3/10)調 AAS
恭介「あっ、魔法少女がいるよ」

さやか「剣を持ってる!?まさか・・・!?」

沙々「あ・・・あたし、美樹さやか!正義の魔法使い!」

さやか「あたし役だ!嬉しいな!」

恭介「奇遇だね。さやかと一緒の時にさやか役の魔法少女と会えるなんて」

沙々(ちぃっ!?実物の美樹さやか!?)

沙々(こ・・・これは騙すのに骨が折れそうですね・・・)

沙々「正しい(嘘の)出口はあちらですよ~」

さやか「いんやさやかちゃん!あたし達は戦うよ!」

沙々「ファッ!?」

さやか「武器ちょうだい!剣なら使い慣れてるから!」

沙々「いや・・・その・・・」

使い魔(一般生徒)「うおー、食べちゃうぞー(棒読み)」

沙々「ちっ!ほら、剣だ!使え!」

恭介「・・・」
229: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 16:27:28.48 ID:9bT8jh5R0(4/10)調 AAS
さやか「よっしゃ、やるぞー!」

さやか「うおおおおおお!!」

さやか「どりゃああああっ!」

ポキッ

さやか「折れた!?」

使い魔「こっちの娘からさきに食べちゃうぞー」

さやか「うわあああ!さやかちゃん助けて!」

沙々「もう武器は使えないよー。逃げるしかないね」

さやか「出口は?出口はどこだっけ!?」

沙々「あっちあっち、さっさと行ってゲーム終了するですよ」

沙々(ただし・・・敗北でね・・・)

恭介「・・・」

恭介「違う・・・」
230: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 16:40:24.68 ID:9bT8jh5R0(5/10)調 AAS
さやか「え・・・?恭介?」

恭介「そっちは出口じゃない!さやか!正しいルートはこっちだ!」

ぐいっ

さやか「恭介!?」

沙々「あー!待ってくださいよー!!あたしは正義の魔法少女なのにー!」

沙々「・・・」

沙々「逃げやがった・・・二人・・・手をあんなに強く握って・・・」

沙々「ちきしょおおおおおおおお!!」

使い魔役「!!」ビクッ

さやか「恭介!?なんで違う道に行くの?」

恭介「偽物役だよ。あの女子生徒」

恭介「武器も脆いし、きっと教えた出口もデタラメだ」

さやか「え・・・?なんでわかったの?」

恭介「わかるわからないの問題じゃない。認めたくないだけ」

さやか「認めたくない・・・?」
231: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 17:21:02.62 ID:9bT8jh5R0(6/10)調 AAS
恭介「さやかは・・・あんなに腹黒い子じゃない」

恭介「だから・・・認めたくないだけなんだ。本当かどうかじゃなくて、さやかじゃない。それだけ」

恭介「さやかはずっともっと・・・」

さやか「もっと?」

恭介「優しい子だし・・・」

さやか「・・・そっか・・・」

さやか「えへへ・・・」

恭介「やっぱりこっちで合ってたんだ。道が続いてる」

さやか「あ、人影だよ!今度こそ本当のお助け魔法少女かな?」

仮面の男「魔法少女ではない!」

仮面の男「私の名前はビオりん仮面!魔法使いだ!」

恭介「え・・・!?」

さやか「これってもしかして・・・?」

ビオりん仮面「お嬢さん、お願いがあります」

ビオりん仮面「もしも無事に君たちを助けることができたのなら・・・」

ビオりん仮面「君のパンティを・・・私にくれないか!」

恭介さやか「「・・・」」

恭介さやか「「バイオリン仮面役だあああああああああああああああああああ!!」」
232: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 17:50:22.55 ID:9bT8jh5R0(7/10)調 AAS
~キリカ、マミ、カメラで客の動向をチェック~

キリカ「マミーどうだ?最終ステージにたどり着きそうな客はいるかい?」

マミ「今のところ・・・さやかさんと恭介くんのペアだけね」

マミ「まどかさん達4人には全クリされちゃったから・・・是が非でも阻止したいわね」

キリカ「さやか達に接触してる魔法少女は?」

マミ「魔法少女じゃないわ」

マミ「バイオリン仮面をモチーフにしたお助けキャラが駆けつけたみたい」

キリカ「!?なんだそれ!?」

マミ「え・・・?なにそれって・・・呉さんが新しく企画したお助けキャラじゃないの?」

マミ「私はてっきり・・・昨日バイオリン仮面を見てから急遽思いついた企画かなって・・・」

マミ「人手が足りないから・・・同じキャラクターを演じている人が複数いる状態だし・・・
冴えた方法だと思ったのだけれど・・・」

キリカ「知らないぞ・・・こんなヤツ・・・こんな役を男子生徒にやらせた覚えはない!」

マミ「えっ!?」

マミ「それじゃあ・・・彼は氷室さん!?」

マミ「・・・」

プルルル・・・

氷室「巴さん?何か用かい?」

マミ(・・・カメラ画像の男は・・・携帯を取っていない)

マミ「氷室さん・・・何か変なのよ・・・今恭介君のほかに・・・あなたによく似た男が・・・」

氷室「!?詳しく聞かせてくれるかい!」
233: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 20:50:06.22 ID:9bT8jh5R0(8/10)調 AAS
キリカ「さやかとぱんつ君が最終ステージにたどり着いたよ」

マミ「私がボスとして行くわ、あの仮面の男の正体を探ってみせる!」

~~

さやか「ここが最深部?」

恭介「もうすぐクリアなんだね」

マミ(おりこ役)「ようこそ。よくぞたどり着いたわね」

さやか「マミさん!」

マミ(さやかさん、一緒に来たお助けキャラは?)

さやか「あれ?そういえばいなくなってる!?」

マミ(一体・・・何者なの?)

~~カメラ室~

キリカ「優木の様子がおかしい!?」

~~~

キリカ「優木!どうした?何があった!?」

沙々「わけわかんねーです・・・・いきなり変な男に・・・」

キリカ「変な男に?」

沙々「その・・・パ・・・パンティを・・・盗まれて・・・」

キリカ(さやかの彼氏でも・・・新任教師の氷室でも無い・・・)

キリカ(謎の変態が・・・もうひとり校内にいる!?)
234: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 21:03:22.69 ID:9bT8jh5R0(9/10)調 AAS
講堂

案内役「バンド演奏、ひと組空きがありまーす!」

案内役「教師でも生徒でも来客の方でも構いませーん、誰か当日参加してくれる人はいませんかー?」

ビオりん仮面「私が参加しよう」

案内役「ありがとうございます!えっと・・・あなたは?」

ビオりん仮面「失礼、マスクをつけたままだったね」

ビオりん仮面「着脱と同時に!グラサン装備!」

ビオりん仮面「いかりや」

案内役「はい?」

いかりや「私の名だ。いかりや京介。これで登録してくれたまえ」
235: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/13(日) 21:17:54.70 ID:9bT8jh5R0(10/10)調 AAS
氷室「謎の仮面、ビオりん仮面・・・一体どこに・・・」

案内役「これで・・・バンド出場者全員が決まったね」

案内役「でも・・・かなり珍しいよね来客、教師、生徒からそれぞれ「きょうすけ」って名前の人がいるなんて」

氷室「!!」

氷室「君たち!その話を詳しく聞かせてくれ!」

氷室「そうか・・・そういう事か・・・」

氷室「ビオりん仮面・・・奴の正体は・・・」
236: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/14(月) 16:39:21.73 ID:DHLNjOsU0(1/3)調 AAS
和子「杏介ー?」

さやか「どうかしたの?先生」

和子「氷室先生がいないのよ・・・直前に合わせる約束したのに・・・」

~~~

氷室「見つけたぞ、いかりや京介!」

氷室「いや・・・僕自身の・・・」

いかりや「・・・こんにちは。上條恭介君・・・」

いかりや「いや・・・氷室杏介と言うべきかな」

氷室「ナニのつもりでここにいる!?返答によっては・・」

スッ(和子のパンティ)

いかりや「左手が使えない君が・・・僕に勝てるのかい?」

スッ(沙々のパンティ)

氷室「変身!」

いかりや「変身!」

ジャキイィーン

バイオリン仮面「・・・」

ビオりん仮面「・・・」
237: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/14(月) 19:38:53.90 ID:DHLNjOsU0(2/3)調 AAS
バイオリン「はっ!」

ビオりん「やあっ!」

バシイッ

バイオリン「ぐ・・ぐふっ」

ドサッ

ビオりん「逸るな・・・」

ビオりん「左手が使えないお前と格闘で決着をつけるつもりはない」

ビオりん「あくまで壇上・・・演奏で勝負だ」

バッ

~~

和子「氷室先生!」

さやか「氷室さん!」

氷室「和子・・・さやか・・・」

さやか「こんな所でナニをしていたのよ?」

和子「もうすぐ演奏が始まりますよ?」

氷室「なんでもないよ・・・さあ、行こう」
238: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/14(月) 20:02:18.03 ID:DHLNjOsU0(3/3)調 AAS
講堂:バンド大会

実況「さあ、始まりました!見滝原中学園祭、バンド大会!」

実況「見事優勝して像として歴史に名を残すのはどのチームなのか!?」

さやか「優勝の賞品それかよ!」

まどか「恥ずかしいね・・・優勝しちゃったら私たちの像が立てられるんだ・・・」

マミ「どこからそんなお金を用意できたのかしら・・・」

仁美「うふふ・・・」

~~~

実況「次の参加者は飛び入りだ!来場客の方から参加してくれたよ!」

実況「バイオリニスト、いかりや京介さん!曲目は・・・「魔王道帝王道!」」

氷室「!!」

恭介「!?バイオリン!?」

いかりや「・・・」

♪~♪~♪
239: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/15(火) 19:45:38.46 ID:gZom/5Si0(1)調 AAS
恭介「なんだ!?このおどろおどろしい曲は!?」

恭介「だけど・・・他人が作った曲とは思えない・・・僕の構想の中にこんな恐ろしい曲もあった気がする」

恭介「シューベルトの・・・「魔王」のような・・・」

観客「いかりやの姿が変わっていく!?」

まどか「あ・・・あれは」

ほむら「魔女・・・!?いえ・・・」

氷室(その通り・・・奴の本当の名前は・・・シューベルト)

氷室(つまり・・・魔導帝になった僕自身!)

Schubert デェン!(魔女文字)

氷室(ワルプルギスが連れてきたのは様々な時間の魔女だけじゃなかった)

氷室(おそらく・・・僕が志半ばに絶望して魔導帝になった世界があった)

氷室(ワルプルギスから切り離された「彼」は自我を取り戻したのか・・・
なぜか人間の姿で・・・人間の言葉で現れた)

氷室(絶望から生まれる呪いの曲・・・恐ろしいが壮大な曲だ)

氷室(奴を納得させる曲を僕か恭介が演奏しなければ・・・やつは絶望に飲まれて完全な魔導帝になる)

氷室(加えて優木沙々のぱんつから洗脳の魔術を得たヤツなら・・・何人の命が犠牲になるか・・・)

氷室(勝てるのか・・・左手を失った僕が・・・僕自身に・・・希望を取り戻すことはできるのか・・・!?)
240: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 02:28:46.71 ID:va9cZfPE0(1/9)調 AAS
「魔王道帝王道」

作詞作曲:いかりや京介(仮名)Schubert(魔女名)その正体:魔導帝と化した氷室杏介

救えもしないし結ばれもしない
俺は何のために戦っている?

恭介「歌詞もネガティブだね」

氷室(おそらく奴は・・・さやかの救済に失敗したバイオリン仮面!)

氷室(自分がさやかと結ばれないと知っていてなお救おうとした・・・が
それすらも叶わなかった時間軸から来た氷室・・・僕、そして恭介自身!)

これからは自分のためにだけ生きていく
お前ら人間の魂をもってして俺の乾きを癒しておくれ

杏子「バイオリンなのにデスメタル調の歌詞!?」

俺は魔王そして帝王
すべての魔女が俺の前にひれ伏すとき俺は悲劇から救われる

生きとし生けるもの全ての命をあなたに捧げよう
そしてこの心も

だから・・・もう一度だけ・・・
あなたが魔女になるのなら・・・俺もまた・・・魔道に堕ちよう

ずっと・・・ずっと一緒だから・・・
241: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 02:29:13.47 ID:va9cZfPE0(2/9)調 AAS
いかりや「・・・」

観客「・・・」

観客「歌詞も・・・曲も・・・なんだか本当の魔界にいるような恐ろしさがあったけど・・・」

観客「それだけに・・・真に迫るものがあった」

観客「愛や勇気や正義や恋の歌だけが・・・音楽じゃないんだ」

観客「なんというか・・・単純に・・・」

観客「恐ろしい・・・だけど・・・すごい!!」

パチパチパチパチパチパチ!!

詢子「タツヤ!タツヤは大丈夫か?あんな恐ろしい曲を聴いて・・・なんともないか!?」

知久「目が点になってるね。素晴らしく黒い曲だけど恐怖を乗り越えてただ圧倒されてるみたいだ」

タツヤ「しゅごい・・・」
242: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 09:49:17.38 ID:va9cZfPE0(3/9)調 AAS
氷室「この歌詞・・・そうか!」

氷室「いかりやの絶望は・・・さやかを救えなかったことじゃない!」

氷室「おそらく・・・恭介が仁美さんを選び・・・さやかが魔女になり・・・いかりやが魔導帝になり・・・」

氷室「その後・・・ワルプルギスの中で魔女になった二人が再会し・・・結ばれた世界!」

氷室「さやかが現代の恭介ではなく・・・氷室(この時間のいかりや)の気持ちに応えた時間軸から来たんだ」

氷室「だとしたら・・・さやかが救えなかったのではなく傍にいることができないのが奴の絶望!」

氷室「あの時鹿目さんの攻撃で・・・ワルプルギスの中のさやかの魔女が浄化され・・・
いかりやだけが切り離された・・・」

氷室「たとえお互い化物になったとしても・・・寄り添えていたから彼らは幸せだったんだ・・・」

氷室「それにしても・・・自分の事とはいえ・・・他の時間軸の話だとはいえ・・・」

氷室「恭介のヤツ・・・」

恭介「氷室さん?どうかしたの?」

氷室「アホーッ!」

パシン!

恭介「ぐへっ!?」

氷室「なんで・・・なんでさやかを大切にしてやれなかった、このアホーッ!!」

恭介「・・・!?わけがわからないよ」
243: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 10:05:46.09 ID:va9cZfPE0(4/9)調 AAS
いかりや「ふぅ・・・」

変身(魔導帝の姿)解除、いかりや京介(人間)フォルムに戻る。

観客「すげーぞー!世界観と衣装が音楽にバッチリ合ってたぞー!!」

氷室「いかりや・・・いや・・・シューベルト!」

いかりや「君たちが余計なことをしてくれたおかげで・・・僕はさやかと離れ離れになったんだ」

いかりや「それがどれほどの絶望か・・・君になら理解できるはずだけどね」

氷室「・・・」

いかりや「君だって・・・本当の気持ちを隠しているはずだ」

いかりや「現代の恭介じゃない・・・自分自身がさやかと結ばれたかったと」

氷室「違う・・・!僕は・・・僕は・・・」

いかりや「たとえ魔女になったさやかでも・・・僕は本懐を遂げることができたんだ」

いかりや「ワルプルギスの胎内で・・・救済を・・・永遠を誓い合った」

いかりや「それを・・・君たちは・・・」

いかりや「奪った!!」

ドックン・・・

氷室「ぐ・・・ぐふう!」ガクッ

杏子「氷室!?どうした氷室!?」

マミ「氷室さんのソウルジェム、真っ黒じゃない!」
244: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 10:18:30.83 ID:va9cZfPE0(5/9)調 AAS
さやか「氷室さん!?」

さやか「ひ・・・氷室さん!魔法使いを卒業する条件は満たしているよね!?」

氷室「あ・・・ああ」

さやか「だったら・・・もうキュゥべえに人間に戻してもらいなよ!昨日は助けてくれたみたいだけど・・・
このままだと氷室さんが魔女になっちゃうよ!」

和子「氷室先生、大丈夫ですか?」

氷室「早乙女先生・・・」

氷室「いや・・・和子・・・」

和子「ちょ・・・ちょっと!こんな所で名前で呼ばないでよ杏介!」

氷室(そうだ・・・僕は・・・今の僕は・・・)

氷室「いや・・・いいんださやか・・・このままで・・・魔法使いとしてヤツに・・・
いかりやに勝たなければ意味がないんだ」

さやか「な・・・なに言ってんのさ?」

さやか「何の話か理解できないけど!だったらせめてソウルジェムを浄化しなよ!」

さやか「和子先生!ブラジャーだよ!氷室さんのために一肌脱いで!」

和子「えっ!?」

氷室「余計なことをするな!!」

さや和子「!?」ビクッ

氷室「あいつだけは・・・僕が勝たなきゃいけないんだ・・・」

氷室「ここでソウルジェムを浄化すれば・・・僕は奴に・・・絶望に・・・僕自身に負けたことになる」

氷室「だから・・・これでいいんだ・・・」
245: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 12:44:43.11 ID:va9cZfPE0(6/9)調 AAS
実況「お次は教師枠の参加者、早乙女和子先生と氷室杏介先生です!」

実況「ここで、新任の氷室先生について簡単なプロフィールを」

実況「元々私たちの知らないところでプロのバイオリニストとして活躍していた氷室先生。
しかしとある事情で左腕が動かなくなり・・・」

実況「以後は音楽教師としてこの学校に就任。早乙女先生といい感じになります」

和子「なんなんですかこの実況!?さっきからプライバシーを暴露して・・・」

実況「今日の演奏も動かない左手の代わりを早乙女先生が担うという事で・・・
おふたりのラブラブっぷりを見ることができるわけですね!」

和子「ちょ・・・違うの!結婚するまで内緒って決めてたのに!」

氷室「和子・・・覚悟を決めよう」

和子「杏介!?」

氷室「どっちみち密着して演奏する僕らのやり方じゃただならない関係だってすぐバレるし」

氷室「この学園祭が終わったら結婚を決めるくらいの覚悟が僕にはある。だから人の目なんか平気さ」

和子「きょ・・・杏介・・・///」

実況「それでは演奏していただきましょう!曲目は・・・」

実況「「現在(いま)」」
246: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 18:55:04.25 ID:va9cZfPE0(7/9)調 AAS
現在(いま):作詞作曲:氷室杏介 演奏:氷室杏介、早乙女和子

色々な物を得た
それと同じくらい失った

きっとこれからも・・・少しずつ変わっていく
それは悲しさや寂しさを伴うかもしれない

だけど・・・もう僕は大丈夫

君が起こした奇跡を君が握りかえしてくれた温もりを
今・・・返すから

きっと君は別の誰かの隣にそして僕も

新しい未来で・・・その時は友として会おう
247: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 19:09:56.98 ID:va9cZfPE0(8/9)調 AAS
氷室「ふぅ・・・」

観客「・・・」

観客「・・・」

パチパチパチパチパチ

さやか「うぐっ・・・ひっく・・・泣けるわこれ・・・」

恭介「さすが氷室さん・・・悲しい曲を作らせたら右に出る者はいない」

杏子「左手が和子先生・・・他人の腕なのに・・・難なく弾いてる」

マミ「早乙女先生だから・・・こそね」

マミ「あれを見るまではまだ氷室さんのこと諦めてなかったけど・・・仕方ないわね」

いかりや「・・・」

氷室「僕にとってのさやかは・・・親友だ」

氷室「この時間軸にいるさやかも・・・僕がかつて好きだったさやかも」

氷室「それでいいんだ・・・少し寂しさは残るけどそれでいいんだ」

氷室「お互いに新しい未来を歩む。そう決めたから」

いかりや「・・・僕は・・・」
248: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/16(水) 19:39:06.82 ID:va9cZfPE0(9/9)調 AAS
いかりや「それでも・・・さやかと一緒にいたい」

いかりや「たとえ同じ恭介でも・・・さやかを渡したくない」

いかりや「君とは違う考え方なんだ」

氷室「そうか・・・」

いかりや「だけど・・・君が自分の選択に後悔の無いことだけは伝わったよ」

いかりや「だから・・・これが・・・僕の進む未来だ」

しゅわ・・・しゅわ・・・・

いかりや「僕は・・・さやかのところに行くよ」

氷室「・・・」

いかりや「誰を呪うのでもない・・・ただ自分の願いを叶えるために」

いかりや「魔女になったさやかは・・・魔導帝である僕にしか救えないから」

いかりや「さよなら氷室・・・この世界のさやか・・・そして早乙女先生と仲良くな・・・」

しゅわしゅわ・・・しゅううう・・・

氷室「いかりや・・・」

ぱすっ(沙々のパンティ)

氷室「これは・・・君の形見としてとっておくよ」
249: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/17(木) 10:58:47.13 ID:b5zLL4LAO携(1)調 AAS
拾得物横領罪ww
250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/18(金) 00:01:40.18 ID:gSmDvco00(1)調 AAS
ノーパン幼女のままはだめだろw
251: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 10:37:52.95 ID:ViD1oZiv0(1/14)調 AAS
さやか「次の次だね!あたしたちの出番は」

マミ「さやかさん、約束を忘れてて?」

仁美「そういえば、バニーの衣装の刑の約束でしたわね」

さやか「えっ!?マジでやるの?」

さやか「ちょっとストップ!待った待った!あたしもう恭介と仲直りしたんだよ!だから
バニーの格好する必要なんてどこにもないんだよ!」

まどか「だったらなおさらやるべきだよさやかちゃん!」

ほむら「そうね。表現は古いけど彼を悩殺できるわよ」

杏子「恭介の心を離れないようにするためにもっとこう攻めの姿勢でだな・・・」

さやか「バランスを考えてよ!あたし一人がバニーでみんなが制服だったら統一感がないんだよ!」

和子「吉野屋先生(寿退社)が学校に残していった衣装があるわ」

和子「山中先生が作った新しい衣装もあるし」

さやか「ゲストキャラの有効活用!?」

マミ「さやかさんがバニーなら私は・・・」

ほむら「マミー(包帯人間)ね」

マミ「えっ!?」

ほむら「それも、裸の上から包帯を巻いたエロいやつよ」

マミ「えっと・・・ちょっとそれは・・・」
252: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 10:48:13.05 ID:ViD1oZiv0(2/14)調 AAS
ほむら「9月で終わらせるはずだったこのSSが長引いたが故に選べる季節ネタよ」

ほむら「ハロウィンコスをみんなで成し遂げましょう」

仁美「さすがに着替える時間がないのでは?」

ほむら「ご都合主義の結界があるわ」

ほむら「結界魔法ホムリリー、志筑さんに説明すると、外の世界の1時間を中の世界の8時間に変える空間よ」

ほむら「つまり、次のバンド演奏が5~10分なら8倍の40分から80分の時間が私たちに約束されるわ」

さやか「精神と時の部屋無駄遣いしすぎだろ・・・ワルプルとの決戦前では正当な理由だったのに・・・」

仁美「まあ!それは便利ですわね!」

仁美「でもそれならどうしてさやかさんはいつも宿題を忘れるのでしょう」

さやか「うぉい!」

仁美「ほむらさんの結界に閉じこもて宿題をすれば十分間に合うじゃないですか」

ほむら「外の世界の時間の進み方が遅いということは・・・裏を返せば
みんなよりも先に年をとることになるの」

ほむら「だからなるべくならこの力を使いたくないわ。本当に追い詰められた時だけに使いたいの」

さやか「衣装選びが追い詰められる理由かよ!」

ほむら「女の子にとっては大事なことでしょ」

ほむら「それに、宿題をさせるためにさやかに結界を貸しても終える頃にはおばあちゃんになっているわ」

さやか「こら!ふざけんなほむら!この!!」

まどか「ほむらちゃん、さやかちゃんの扱い方がうまくなったね」

杏子「ああ。さやほむキテルというやつだな」
253: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 11:09:35.69 ID:ViD1oZiv0(3/14)調 AAS
進行役生徒「えーと、放課後ショータイムさーん、出番ですよー!どこですかー!?」

キリカ「!!マミたちのバンドじゃないか」

キリカ「しろまる!マミたちがどこにいるかわかるか!?すぐにテレパシーで呼び出せ!」

キュゥべえ「やれやれ・・・」

結界内

マミ「!キュゥべえから連絡が!」

まどか「もう40分経ったの!?」

さやか「女の子の着替えって時間経つの早いよね」

ほむら「進行役さん、待ってて今出るわ」

実況「それでは登場していただきましょう!
あのワルプルギスと戦ってくれた伝説の魔法少女たちによるバンド演奏!」

実況「放課後ショータイムの入場です!」

男子生徒「うおおおおおおおおおおお!?」

男子生徒「な・・・なんだこのセクシーなコスチュームは!?」
254: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 11:35:39.35 ID:ViD1oZiv0(4/14)調 AAS
マミ:マミー

さやか:バニー

ほむら:魔女

まどか:アリス

杏子:女豹

仁美:サキュバス

さやか「な・・・なんなのよこれは!まどかとほむら以外全員エロ要素あるじゃない!」

杏子「あたしのとこの教えじゃハロウィンって悪魔の儀式的な側面が強いんだけどな・・・
オヤジ・・・すまねえ!」

杏子「ちなみにあたしが着てる衣装は着ぐるみじゃなくて虎ビキニ的な感じだと
想像してもらえればわかりやすいかな」

仁美「うわあああ///な・・・なんで私がサキュバスを・・・」

ほむら「寝取り属性があるからよ」

ほむら「お構いなしに恭介の寝床を突撃する根性がありそうだったからサキュバスよ」

ほむら「その衣装のセクシーさなら大半の男子が寝取られたいと思うわ」

仁美「ほ・・・本当にそうでしょうか・・・」

仁美(も・・・もしかしたら恭介さんも・・・そう思ってくれるのでしょうか)

さやか「ちょっとほむら!仁美を煽らないで!本当にやりかねないよ!」

さやか「ぐぬぬ・・・でも露出度で負けちゃった・・・バニーじゃ生ぬるいよ!」

さやか「誰か!衣装カット上手い人!手伝って!」

まどか「さやかちゃん!?ナニを!?」

さやか「へそを出す!へそ周辺を菱形にカットするの!」

ほむら「・・・エロいわ。いい感じよさやか」

仁美「や・・・やりますわねさやかさん!手段を選ばないほど私に意識を燃やしてくれるのは嬉しいですわ」

仁美「私の衣装にこれ以上露出の余地がないのが残念ですけど・・・」

まどか「じゃあいっそ履いてみれば?」

ほむら「そうね。生脚よりもストッキングを履いてたほうがサキュバスはエロいかも」

マミ「自分達が無難な衣装だからって楽しまないで!」
255: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 12:05:04.21 ID:ViD1oZiv0(5/14)調 AAS
恭介「!!」

恭介「さやか・・・志筑さん・・・なんだそのはしたないエロさは!?」

恭介「こんな子達が・・・僕を好きでいてくれるなんて!」

中沢「恭介・・・やっぱり一発殴らせて」

他校男子「黄色い子だ!」

他校男子「ばっかやろう!総体的に見れば一番エロいカラダしてるのは青い子だろうが!」

他校男子「緑の子に生気を搾り取られたい」

他校男子「赤い子のご主人様になりたい」

他校男子「他の子がセクシーな分、普通の格好の二人の幼さと可愛さが強調されてるな」

他校男子「俺はセクシーさより可愛さだな。断然アリス派だわ」

他校男子「魔女の格好した彼女と闇の契約(意味深)を交わしたい」

キュゥべえ「!!なんだこの感情の昂ぶりは!?」

キュゥべえ「これは・・・もしかしたら魔女化に頼らずとも
エネルギー不足を解消できるヒントになるかもしれないね」
256: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 13:07:52.08 ID:ViD1oZiv0(6/14)調 AAS
かずみ「うわぁ・・・」

カオル「あたしたち・・・魔法少女の中では結構けしからんコスチュームだと思っていたけど・・・」

海香「それ以上ね・・・」

かずみ「でも友達と集まって何かをするってすごく素敵なことだと思うな!」

かずみ「ねえ!わたしの学校の学園祭でわたしたちも組もうよ!」

カオル「いいよ」

海香「かずみが望むのなら」

キリカ「おおっやるねえマミたち!今のところ参加者No1の注目度だよ!」

織莉子「そういえばキリカ・・・あなたはこういうイベントに参加したりはしないの?」

キリカ「興味はあったけど・・・キミといっしょに参加できなきゃ意味がないし」

キリカ「織莉子は楽器はてんでダメじゃないか」

織莉子「もう!キリカのいじわる!」

キリカ「ごめんごめん。今度何か教えるからさ」
257: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 13:51:56.32 ID:ViD1oZiv0(7/14)調 AAS
タツヤ「しゅ・・・しゅごい」

ゆま(す・・・すごい?それはどっちの意味で?)

ゆま(もしかしてこの子・・・この歳で性に目覚めかけてる!?)

ゆま「たっくん見ちゃダメ!ああいうのはもう少しオトナになってから!」

ゆま(キョーコもさやかおねーちゃんもバカバカバカ!!)

実況「6人バンドは参加者の中でも最多だからね」

実況「彼女たちだけ数曲演奏することが許されてるYO」

実況「さあ誰の心情を歌詞に反映するのか!?演奏していただきましょう!」

マミ「一曲目!恋のティロフィナーレ!」
258: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/18(金) 13:58:50.05 ID:7mVVXz6so(1)調 AAS
ああ、衣装のエロさは体型が基準なのか
259: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 14:11:32.79 ID:ViD1oZiv0(8/14)調 AAS
恋のティロフィナーレ 作詞:巴マミ 作曲:氷室杏介

ティロフィナーレ・・・それは恋の呪文

最初で最後の射撃はあなたの心に届けるために

でもね・・・強がって見せても本当は孤独でさみしがりで・・・

そんな所も逃げないで受け止めてくれるかな?

また明日・・・電話するね

さやか(やっぱり歌詞が少し重いような・・・)

杏子(マミと別れ話を切り出す男子は苦労しそうだな)

♪~♪~♪

P「こ・・・これは!?」

P「見つけたぞ!ダイヤの原石!」

P「このバンドのボーカルの子は・・・間違いなくアイドルの素質がある!!」

中沢「美樹作詩の曲が来るかと思ったけど違ったな」

恭介「まだ一曲目だろ?これからさ」
260: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 16:19:13.01 ID:ViD1oZiv0(9/14)調 AAS
マミ「ふぅ・・・」

パチパチパチパチパチ!!

P「見掛け倒しじゃない!曲も歌もバッチリじゃないか!」

P「この子と作曲した人物、両方をスカウトする必要があるな!」

恭介「さやかのバイオリン・・・前よりもずっと上手くなったね」

中沢「そりゃあもうつきっきりの稽古ですから!」

恭介「そうだね。否定はしないよ」

中沢「開き直りやがった!このやろ!本当にバイオリンの練習だけの仲か!?このやろ!」

まど隠れファン「鹿目さんのドラム・・・すっごい荒々しいよ!」

まど隠れファン「いや、荒々しく見せるために一生懸命なまどっち可愛いよ!」

杏子ファン女子「きゃあああ佐倉さーん!ギター素敵よ!!」

杏子ファン女子「抱いてえええええ!!」

杏子ファン男子「ギ・・・ギターになりたい!あんなに激しく!掻き回されたい!」

杏子「あたしの幻術魔法じゃ視覚的に訴えても「音」は無理だからな」

杏子「このあたしがまさか自分のため以外に一生懸命練習しちまうなんてな・・・」

杏子「それにしても・・・あたしのファンって奴は女子が多いな。
さやかから乗り換えた男子もいるみたいだ」

氷室(それはおそらく・・・さやかがバイオリンを演奏しているからね)

氷室(いわばあのバイオリンは恭介とさやかに割り込む余地がない絆のようなものだから)

氷室(さやかファンの男子と女子が杏子に流れたのさ)
261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/18(金) 16:26:07.17 ID:k8sbf077O携(1)調 AAS
まるであんこちゃんが男に人気ないみたいな言い方wwwwww
262: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 16:33:39.62 ID:ViD1oZiv0(10/14)調 AAS
ほむら「2曲目!!巡りめく時間の中で!」

恭介「これは・・・暁美さんの作詞っぽいね」

巡りめく時間の中で
作詞:暁美ほむら 作曲:氷室杏介

たくさんの季節とたくさんの時間の中で色々なあなたに出会えた

そのどれもがとても愛おしくて抱きしめたくて

なぜこの身は一つなのだろう
全ての時間のあなたに「わたし」を捧げたい

どの時間のあなたも・・・私にとっては一番大切な人

さやか(これってほむらの事情知らない人が聞いたら普通の曲だと思うけど)

マミ(堂々と多重股宣言してるようなものよね)

杏子(その相手が全員まどかだからまだマシだな)

仁美(いえいえ、油断はできませんわ。ほむらさんが繰り返した時間にもしかしたら
私たちの誰かと添い遂げた世界があったかもしれません)

さやか(それは・・・無いと願いたい)

さやか(って!素質のない仁美がなんでテレパシーを!?)

仁美(女の子同士の恋愛の相談はスペックを無視してでも割り込みたいんですもの)
263: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 16:47:55.60 ID:ViD1oZiv0(11/14)調 AAS
仁美「3曲目!魔法少女になりたいな」

恭介「え?」

中沢「誰の作詞だ!?って言いたいところだけど・・・
あの6人の中で魔法少女じゃないのは志筑さんだけだし・・・」

恭介「・・・やばい・・・アリかもしれない」

恭介「あのお嬢様の志筑さんが!メルヘンチックに「魔法少女になりたいな」だと!?」

恭介「ちょっとありだなと思ってしまった・・・ごめんさやか!」

中沢「だったら残念だったな。俺は志筑さんとデートする仲にまで発展したぞ!」

恭介「うん知ってる。そこまで気を許してもらった相手なのに自分に自信が持てないから
それ以降自分から誘いに行かないヘタレだって事も知ってる」

中沢「ぐはっ!」

中沢「リア充化おそるべし・・・まさか恭介にヘタレと呼ばれる日が来るとは・・・」
264: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 17:07:09.07 ID:ViD1oZiv0(12/14)調 AAS
魔法少女になりたいな

作詞:志筑仁美 作曲:氷室杏介

親しい友達はみんな魔法少女
恋敵も先輩も憧れのお姉さまも

転校生もちっちゃな子もみんな魔法少女

私だけが置きざりにされたような気がして
魔法少女に憧れちゃうけど

それは駄目だと必死で止めてくれる

だってみんな親友だから・・・
私の事を真剣に考えてくれているなによりの答えだから

でもきっと・・・夢の中でならいいよね?

6人一緒に・・・魔法少女としてこの街を守る光景が・・・ナイトメアにならないように

普通の女の子の私は・・・あなた達の無事を・・・幸福を祈ります

さやか(タイトルと違って歌詞は真剣なんだよね)

ほむら(憧れのお姉さまというのはどうも杏子の事みたいね。
私のことは転校生の部分かしら)

杏子(いや・・・お前だよ。仁美のあこがれのお姉さまは。
あたしの方が後から転校してきたからもうお前に転校生属性無いし)

まどか(ほむらちゃんモテモテだね!)

ほむら(ち・・・違うわよまどか!きっと杏子の事よ!)

マミ(そういえば仁美さん・・・昨日のお泊りでも私に甘えてきたわね)

マミ(ガチなのかしら・・・いえ・・・彼女は今でも恭介くんが好きなはず
・・・そう思いたい)
265: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 17:46:57.51 ID:ViD1oZiv0(13/14)調 AAS
※誰の作詞でもボーカルはマミ固定です

まどか「どんどん行くよー!「救済の女神」!」

恭介「今までのパターンだと曲名を読み上げた子が作詞してるみたいだね」

恭介「だとしたら・・・これは鹿目さんかな。まさか6人全員分のキャラソンを歌い切る気か!?」

救済の女神(曲調はアニソン)

作詞:鹿目まどか 作曲:氷室杏介

もう誰も呪わなくていいよ
もう誰も恨まなくていいよ
帰る場所がないのならここにいていいよ

私がすべてを受け止める

きっとそれは・・・
すべてを救う代わりに大切な人を置き去りにする悲しい決意

でも・・・見えなくても・・・感じなくても傍にいる

私は皆のそばにいる

君の傍にもずっといるから・・・

君がここに来るときは・・・誰よりも大好きだって伝えるから

最後まで信じて

君が辛かった分だけ・・・これからはずっと一緒だよ
266: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/18(金) 17:51:29.97 ID:ViD1oZiv0(14/14)調 AAS
さやか(詞は少し悲しい感じなのに曲調は明るいんだね)

ほむら(もしもあの時まどかが違う願いを叶えていたらっていう仮定の歌詞らしいわ)

ほむら(それでいてみんなが悲しくならないように・・・私たちの活躍が普通の魔法少女アニメならって
考えてアニソン調を氷室に依頼したらしいわ)

まどか(ついでに言うならギャップ萌えもね)

まどか(ところでさやかちゃん・・・いよいよ次に次にさやかちゃんの詞を演奏するわけだけど・・・)

さやか(うぐっ)

まどか(逃げないよね?ちゃんと上条君に伝えるよね?)

さやか(わかったわよ・・・恥ずかしいけどやりますよ!!)

さやか(それより次は杏子の曲だろ?そっちに集中しようよ!)
267: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/20(日) 18:04:11.55 ID:si4+3Fhq0(1/2)調 AAS
禁断の果実

作詞:佐倉杏子 作曲:氷室杏介

手を差し伸べてしまえば二度と戻れない
その優しさは禁断の果実だから

私を狂わせて惑わせて

あの頃のように甘えさせて

今度は私の方からおかえりとただいまを言わせてね

男子生徒「!?」

男子生徒「あれ?ちょっとエロい歌詞かと思ったら家族系?」

さやか(ここで喩えられてる果実がマミさんの優しさだからね)

さやか(過程を知らない人が聞いたらちょっと混乱するよね)

さやか(あたしもこれちょっとエロくね?って言ったら他の5人はどこが?
って言ってたから多分自覚なしだよ)

さやか(結局あたしが一番オトナってことだよね!)

さやか(決してさやかちゃんが6人の中で一番エロいって事じゃないぞー
ちょっと先に大人になっただけだぞー)

さやか(とはいっても・・・)

さやか(恋仲になったとはいえ・・・
次は恭介に伝えるあたしの歌詞か・・・うぅ・・・恥ずかしいよ・・・)
268: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/20(日) 22:42:01.27 ID:si4+3Fhq0(2/2)調 AAS
恭介「5曲やってさすがにさやかの歌詞がないって事はないよね」

中沢「美樹の曲がなかったらどうするつもりだ?もしくは美樹の歌詞にお前のことが全く書かれてなかったり」

恭介「ものすごい凹む」

中沢「・・・すこしは強がれよ」

恭介「初めはさやかの気持ちに応えるつもりで付き合っていたけど今は違うからね」

恭介「僕もさやかの事が好きなんだ。絶対に忘れられたくないし忘れたくない」

中沢「美樹に振られても志筑さんや佐倉さんがいるのにか?」

恭介「確かに・・・以前の僕だったら告白されたら先着順で付き合っていただろう」

恭介「さやかより先に志筑さんに告白されていたら付き合ってたと思うし」

恭介「でも・・・さやかと喧嘩したり・・・すれ違ったりしたり・・・
そしてお互いに応え合ってやっとわかった」

恭介「僕が欲しいのは「彼女」じゃなくてさやかなんだ」

中沢「うひゃああああ」

恭介「他の誰でも無いさやかだけが欲しい」

恭介「それはきっと絶望して魔女になるほど僕の事が好きなのはさやかだけだって
確信できるから・・・」

恭介「だから・・・さやかの中で何かが変わって僕への気持ちが冷めてしまったら・・・
僕はものすごい凹むと思う」

中沢「その話・・・美樹には?」

恭介「言えるわけないよ!恥ずかしすぎるよ!!」

中沢「してやった方がいいと思うけどな・・・もしかしたら美樹は・・・」
269: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 00:02:09.08 ID:Fdefgst/0(1/19)調 AAS
あの音色をもう一度

作詞:美樹さやか 作曲:氷室杏介

君を想うその気持ちと同じくらい君の演奏が好きだった
だから願ったよ・・・そうしたら振り向いてくれる気がして
喜んでくれる気がして

ありがとうって言ってもらいたかったんだ
君の夢を叶えたいと願ったけどそれが本当の望み

聞こえるよ君のバイオリンが

思い出すよ二人でいった水族館を

今なら言えるよ
それは聞こえなくても君の心にあるものだと気づけたから

本当に欲しいのは・・・君なんだ

もっと一緒にいたかったな

私の願い・・・許されるかな?
270: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 00:14:31.68 ID:Fdefgst/0(2/19)調 AAS
マミ「ふぅ・・・」

まどか「はぁ・・・」

杏子「終わったな・・・」

仁美「ええ・・・」

ほむら「これで私たちの演奏は終わりよ。6曲も聞いてくれて感謝するわ」

さやか「・・・」

まどか「さやかちゃん?どうしたの?固まって」

さやか「う・・・」

さやか「うわああああああん!なんだこの小っ恥ずかしさ!!
あたし恭介の事しか考えてないじゃん!他の歌詞はどうとでも受け取れる歌詞なのに!!」

さやか「恥ずかし恥ずかし恥ずかし!!歌ったのはマミさんなのに顔から火が出るほど恥ずかしいよ!!」

さやか「これじゃあ全校生徒の前で恭介に告白したようなものじゃん!
なんでもっと色々な意味に取れる歌詞にしなかったのよあたしってホントばかーっ!!」

まどか「落ち着いてさやかちゃん!恭介君のこと知らない生徒だっているんだから!」

ほむら「そうよ。来場客はそんな都合知らないでちゃんと色々な意味がある歌詞だと思って受け止めるわ」

ほむら「でなければCDが売れないじゃない」

さやか「販売するのかよ!今の演奏!?」

ほむら「もちろんよ。ロミジュリを売ってこっちを売らない理由はないわ」

ほむら「ちなみに学園祭で許されるのはあくまで金券のやりとりだから
最終的に学校の利益になるけどね・・・それでもできるだけ多くの人に知って欲しい事ってあるのよ」

まどか「それが・・・ジュリエット(本人)の願いでもあったからね」
271: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 01:29:42.93 ID:Fdefgst/0(3/19)調 AAS
さやかファン女子「ああん!美樹先輩・・・やっぱり上条先輩とお付き合いしているんだ!」

さやかファン女子「美樹先輩を汚らわしい男子に渡すなんて!って思ってたけど
上条先輩なら仕方ないよね」

さやかファン男子「ああ・・・これアカンやつや」

さやかファン男子「完全に上条の事しか眼中にないやつや」

恭介「さやか・・・」

さやか「ええっと!!あ・・・あはは・・・改めてこういう事
伝えるのは恥ずかしいよね・・・」

さやか「あの時・・・恭介の腕が治ることを願ったことは・・・
余計だったかもしれないって自覚はあるんだ」

さやか「それでも・・・あたしは恭介のバイオリンをもう一度聞きたかったんだ」

さやか「氷室さんと勝負させてあげたかった」

さやか「あたしが魔女になった時・・・恭介はバイオリンよりもあたしを選んでくれたけど・・・
少しでも恭介がバイオリンをもう一度弾けるようになった事を喜んでくれれば・・・それが幸せだから・・・」

恭介「余計なことなんかじゃない!」

恭介「僕は・・・僕は・・・」

中沢「恭介、」

恭介「?」

中沢「そこから先の言葉は・・・演奏で出そうぜ」

恭介「・・・」

恭介「そう・・・だね」
272: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 01:46:23.07 ID:Fdefgst/0(4/19)調 AAS
恭介(伝わってると思ってた・・・伝え尽くしたと思っていた)

恭介(でも違ったんだ・・・何度でも伝えなくちゃ・・・解らない事だってあるんだ)

恭介(さやかは・・・願いを叶えたこと・・・それを僕が喜べるかどうか・・・ずっと不安だったんだ)

恭介(自分がしたことが・・・かえって僕を悩ませる結果になるんじゃないかと)

恭介(さやか・・・僕たちはバカだよ・・・バカ同士のお似合い夫婦だよ!)

恭介(伝えなくちゃわからない事があるのなら・・・何度だって伝えるさ)

恭介(言葉で言い表すと・・・安っぽくなるから)

恭介(だったらせめて・・・旋律に乗せて伝えよう)

恭介(追い詰められないと・・・積極的になれない彼氏でごめんよ)

恭介(もちろんあの夜・・・君を抱いてしまいたいと思った気持ちに嘘は無いけど・・・)

恭介(やっぱり僕は・・・バイオリニストだから・・・こういう形で表すのが性に合ってるんだ)

恭介「僕の一番大切な人へ捧げます・・・曲名は・・・」
273: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 11:56:15.69 ID:Fdefgst/0(5/19)調 AAS
恭介(氷室さんの悲しい曲も・・・いかりやさんの恐ろしげな曲も・・・
とても素敵だ)

恭介(だけど僕は王道を往く・・・14歳学生として・・・あるべき青臭さ)

恭介(考えが甘いと言われても構わない・・・僕は・・・上条恭介は・・・)

恭介(希望に満ちあふれた・・・明るい曲で勝負する!)

チェリーボウイ:上条恭介、中沢友康

「君の祈りは」

作詞:上条恭介 作曲:上条恭介

君の願いは叶ったよ
僕はここにいるから

君の祈りは届いたよ
僕は弾き続けるから

伝えてくれれば応えるよ
何も言わずにいなくなるのだけは駄目だから

ふさぎこんでる時も君は優しくて
それだけで良かったのにそれに気付けなかった

優しさに甘えて傷つけたね。
これからは同じくらい伝えられるかな

照れくさくて言えなかった言葉を

「ありがとう」
274: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 12:15:00.24 ID:Fdefgst/0(6/19)調 AAS
また弾けて嬉しかった

これからは君のためにも弾き続けるよ

恭介「ふぅ・・・」

観客「・・・」

パチパチパチパチパチ!!

さやか「恭介ぇ・・・」ウルッ

マミ「あらあら・・・泣き出しちゃった」

まどか「良かったね・・・さやかちゃん」グスッ

さやか「あたし・・・願ってよかった・・・魔法少女になって良かったよ・・・」

さやか「ずっと余計なことだと思ってたから・・・」

さやか「また弾けて嬉しいって・・・ありがとうって・・・」

さやか「ずっとずっと・・・聞きたかった言葉なんだよ・・・」

さやか「あたしの願い・・・間違いじゃなかった・・・やっと届いたよ・・・」

仁美「これで・・・良かったのですわね」

杏子「ああ・・・恭介にあそこまでできるのはさやかだけだからな」

司会「ありがとうございました!最後を飾るのにふさわしい演奏!チェリーボウイの二人でした!」

中沢「なにその公開処刑。って俺が決めたバンド名か」

恭介「僕の話は・・・まだ終わってない」

観客「!?」ざわ・・・
275: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 12:33:55.94 ID:Fdefgst/0(7/19)調 AAS
恭介「さやかあああああ!!」

さやか「えっ!?」ビクッ

観客「・・・えっえっえっ」

恭介「今の曲が僕の正直な気持ちだ!」

恭介「君が僕のために魂を差し出してくれるのなら・・・僕もそれに応える!!」

恭介「僕の人生を全部!!さやかに差し出すよ!!」

恭介「ずっと一緒ださやか!!僕が日本に戻ったら・・・結婚してくれええええ!!」

さやか「・・・!?」

さやか「えええええええええええええええええええええ!?」

観客「なに?なに?」

観客「こんなに大勢の前で・・・プロポーズ!?」

観客「さやかって・・・さっきのバニーの子・・・!?」

ガチャッ(スポットライト)

さやか「ええええ!?ちょ・・・ちょっと!?なにこれ!?なんなのよこれ!?」
276: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 12:47:04.49 ID:Fdefgst/0(8/19)調 AAS
ほむら(スポットライト)「これでさやかは逃げ出せないわ!」

ほむら「さあ・・・とっくに決まっているであろうあなたの返事を・・・今こそ言うのよ!」

ほむら「大勢の前だからって言えないような愛は本物じゃないわ!」

ほむら「思いっきり恭介の愛に答えなさい!」

さやか「ほむら・・・」

スッ(マイク)

さやか「恭介・・・あたし・・・あたし・・・」

さやか「恭介のバイオリンがもう一度聞きたかった・・・その感情に嘘はないよ」

さやか「でも・・・それとは別に・・・人間の美樹さやかとして叶えたいねがいは・・・もっと別で・・・」

さやか「あたしは・・・あたしは・・・」

さやか「恭介のお嫁さんになりたい!」

観客「うおおおおおお!?」

さやか「あたしを・・・あたしを・・・幸せにしてください!!」
277: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 12:53:41.30 ID:Fdefgst/0(9/19)調 AAS
恭介「・・・」

恭介「当たり前じゃないか!」

観客「・・・」

観客「なにがなんだか・・・」

観客「でも・・・おめでたい話だってことは伝わったよ!!」

観客「おめでとう・・・」

観客「おめでとう!」

パチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!

仁美「・・・」

杏子「・・・」

仁美「今度こそ・・・完全敗北ですわね・・・」

杏子「ああ・・・負けたよあたし達は」

杏子「でもあたし達はいつまでも・・・さやかと恭介の親友さ」

杏子「あいつらを見守るくらいのわがままは許してくれるさ・・・二人共お人好しだからな」

仁美「そうですわね・・・形は違っても・・・
恭介さんを・・・さやかさんを支え続けることは出来ますわよね・・・」
278: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 13:03:06.73 ID:Fdefgst/0(10/19)調 AAS
他校男子「なんだ・・・あのバニーの子・・・可愛かったのに彼氏いたのか」

他校男子「でも・・・軟弱そうな彼氏だよな・・・本当にさやかちゃんを守れるのか!?」

他校男子「あれだけエロいカラダしてる彼女だと・・・街のDQNが連れて行きそうだけどな」

他校男子「そうなったら・・・絶対無理だよな・・・弱そうだし」

恭介「・・・」

恭介「今文句言ったヤツ・・・上がってきなよ」

中沢「・・・!?恭介!?」

恭介「欲しいんだよね?君たちもさやかが」

恭介「全員・・・相手になるよ・・・誰が相手でも・・・何人相手でも・・・さやかを守る・・・
そう決めたから・・・」

恭介「そう・・・僕は・・・僕は・・・さやかを守るためだけに魂を賭けるヒーロー・・・」

恭介「さやかがくれた奇跡を・・・魔法に代えて戦う魔法使い・・・」

恭介「僕は・・・僕は・・・」

スッ(さやかのパンティ)

恭介「バイオリン仮面だ!!」

がばっ

恭介「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
279: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 13:12:02.55 ID:Fdefgst/0(11/19)調 AAS
バイオリン仮面(恭介)「全員かかってこい!!」

他校男子「!?」

他校男子「つ・・・つまり・・・今あいつを倒せば・・・」

他校男子「さやかちゃんと・・・結婚できる!?」

他校男子「上等だああああ!!行くぜ!バイオリン仮面!!」

バイオリン仮面「うおおおおおおおお!!!」

他校男子達「うわああああああああ!!!」

ドカッバキッパコッ

司会「ちょ・・・ちょっと!?ステージに上がらないでください!喧嘩しないで!」

ほむら「本気で殴り合ってるわけじゃないわ」

ほむら「ロックバンドのライブでもよくある観客にダイブするあれに近いノリだと思えばいいわ。
この乱闘ごっこふくめて彼の演奏だとね」

氷室「今の恭介の変身形態を名付けるとするなら・・・バイオリン仮面69!!(ロック)」

さやか「!?氷室さん!?」
280: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 13:22:26.95 ID:Fdefgst/0(12/19)調 AAS
氷室「大人が決めた勝手事で・・・恭介はもうすぐ日本を発たなければならない」

氷室「大人が決めた勝手事で・・・さやかと一線を超えるのはまだ早いと言われている」

氷室「大人が決めたルールに疑問や不平を感じたとき・・・それに逆らおうとする反骨魂・・・」

氷室「クラシック一筋だった恭介に今・・・ロックンロールが宿った」

氷室「そして・・・僕の援助も無く・・・彼はバイオリン仮面になると決心したんだ」

氷室「大人の力を借りず・・・魔法が使えずとも・・・さやかを守るヒーローになると決めたんだ」

氷室「今・・・完全に僕と恭介は別の個体になったと確信できる」

氷室「バイオリン仮面69!さやかを・・・さやかをよろしく頼む!」

さやか「恭介・・・」

キリカ「いい話で終わらせようとしてるけど・・・ぱんつ・・・」

かずみ「やっぱり変態だあああああ!!!」

中沢「・・・」
281: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 13:29:16.36 ID:Fdefgst/0(13/19)調 AAS
中沢「・・・結局俺は・・・恭介の引き立て役か・・・」

中沢「まあいいさ・・・俺は独り身だしな・・・クールに去らせてもらおうかな・・・」

仁美「そんな事ありませんわ!!」

中沢「!?」

中沢「志筑さん!?ナニを!?」

仁美「きっと中沢くんにだって・・・幸せは訪れます!変身だって・・・出来ます!」

スッ(仁美のパンティ)

中沢「!?こ・・・これは!?」

仁美「使ってください」

仁美「最後まで・・・恭介さんも氷室さんも私のパンティで変身することはありませんでした」

仁美「だったらせめて・・・託せる人に・・・託したいと思ったのです」

中沢「ほ・・・本当にいいのか!?」

仁美「え・・・ええ///」

中沢「・・・」

ドックン・・・ドックン・・・ドックン

がばっ
282: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 13:36:16.24 ID:Fdefgst/0(14/19)調 AAS
中沢「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

ギタリスト仮面「ギタリスト仮面、只今参上!!」

ギタリスト仮面「助太刀するぞ!バイオリン仮面!!」

バイオリン仮面「中沢!!」

わあああああああああ!!

ポカポカポカ・・・・

さやか「そう・・・もうすぐ・・・恭介はいなくなっちゃうんだ」

~回想:ホテルの一室~

さやか「ジャニー北川!?誰それ?」

恭介「世界中を旅してプロバイオリニストの玉子を育てている大物音楽家さ」

恭介「彼に選ばえることは・・・プロとしての道を約束されたも同然なんだ・・・
音楽を目指すものにとってこんなに光栄なことは無いんだ」

恭介「本当は・・・さやかと相談してから決めるつもりだったけど・・・二度とないチャンスだったから・・・」

恭介「アメリカ留学・・・その場でOK出しちゃったんだ・・・」

さやか「・・・」
283: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 19:43:58.50 ID:Fdefgst/0(15/19)調 AAS
さやか「いつまで・・・」

恭介「えっ」

さやか「いつまで・・・何年間アメリカにいるの?」

恭介「・・・」

恭介「ジャニーさんは・・・3年僕の面倒を見たいと言っている」

さやか「・・・」

恭介「僕たちはもうすぐ中学3年生だから・・・次に会えるのは・・・18歳の時・・・」

恭介「大人になっちゃうんだ」

さやか「・・・」

恭介「やっぱり・・・怒ってるよね・・・」

さやか「・・・」

さやか「おめでとう!恭介!」

恭介「えっ!?」
284: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 19:58:47.32 ID:Fdefgst/0(16/19)調 AAS
さやか「恭介は・・・夢にむかって一歩前進したんだね!」

さやか「怒ることなんてないよ!むしろ嬉しいの」

さやか「恭介の努力が・・・報われたんだって嬉しいんだ」

さやか「彼女としては祝福するところだよ!」

恭介「さやか・・・」

さやか「ずっと前からわかってたよ」

恭介「えっ」

さやか「ラブレターにも書いたじゃん。遅かれ早かれ・・・こうなるって事は予想できてたんだ・・・
恭介が・・・バイオリンのために海外へ留学するってことは」

さやか「待っててあげるよ!何年でも!それが・・・恭介の進むべき道だから」

さやか「あ・・・でも浮気はしないで欲しいかな・・・アメリカってマミさんみたいな
金髪グラマー美女がたくさんいそうだけど」

恭介「しないし偏見だよ!外人が全員美形だと思ったら大間違いだよ!」

恭介「それに・・・」

さやか「それに・・・?」

恭介「3年後は・・・さやかの方がずっとセクシーですばらしい女性になってるって・・・確信できるから・・・///」

さやか「バカ・・・///」
285: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 20:10:35.49 ID:Fdefgst/0(17/19)調 AAS
司会「それでは・・・バンド演奏の・・・最優秀賞を発表します!!」

司会「優勝は・・・」

司会「同着一位!放課後ショータイムとチェリーボウイの皆さんです!!」

さやか「・・・!!」

恭介「・・・!!」

さやか恭介「やった・・・」

さやか恭介「やったあああああああああああああ!!」

司会「続いて・・・クラス展示最優秀は・・・2ー△組!
「ロミオとジュリエット」!!」

まどか「え!?」

ほむら「当然の結果よ」

司会「そして・・・ミスコン(参加制ではなく全校生徒対象の投票制)も同率一位!
上条恭子さんと美樹さやかさん!」

さやか「え?えっ!?」

さやか「あたしが・・・!?そして・・・なんで恭介も!?」

恭介「自由投票だからこうゆうことが起こりえるんだろうね・・・ロミジュリで目立ちすぎたし」

恭介「というか・・・辞退させてくれ!」
286: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 20:31:27.55 ID:Fdefgst/0(18/19)調 AAS
杏子「すげえ・・・」

仁美「私たち・・・すべての部門で・・・優勝してしまったのですの?」

マミ「おみごとよ・・・私たちもがんばったんだけど・・・若いパワーには勝てないわね」

キリカ「君はショータイムの一員だろ?君のクラスには優勝がひとつはいるはずさ」

見滝原中学校学園祭:最終審査結果

クラス展示部門

優勝:2ー△
「ロミオとジュリエット」

準優勝:3-× 3-□合同企画
「魔法少女VS魔法少女:旧校舎脱出ゲーム」

バンド部門

優勝:放課後ショータイム

鹿目まどか 暁美ほむら 美樹さやか 佐倉杏子 志筑仁美 巴マミ

優勝:チェリーボウイ

上条恭介 中沢友康

準優勝:氷室クラシック

氷室杏介 早乙女和子

審査員特別賞:いかりや京介

いかりや京介

ミスコン(自由投票制)

優勝(同率):美樹さやか 上条恭子

セクシー賞
志筑仁美(サキュバス) 巴マミ(マミー)

キュート賞
鹿目まどか(アリス) 暁美ほむら(魔女)

同性支持率賞
佐倉杏子(制服、シスター、女豹)
287
(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/21(月) 20:46:21.61 ID:Fdefgst/0(19/19)調 AAS
さやか「スーパーセルのような文化祭が終わって3日後・・・」

さやか「今日・・・恭介は・・・アメリカへ発ちます」

~見滝原空港~

さやか「恭介・・・」

恭介「さやか・・・」

仁美「いよいよですのね・・・」

杏子「寂しくなるな」

まどか「あれ・・・なんでだろう・・・さやかちゃんより先に・・・涙が」

ほむら「まどか・・・あなたは優しすぎるわ」

中沢「見送り女子ばっかりじゃねーか!この幸せ者!!」

※マミさんはあの後すぐにアイドル候補生としてスカウトされ、レッスンのため欠席

さやか「行ってらっしゃい恭介!しっかりね!」

恭介「さやか・・・」

恭介「僕は・・・やっぱり・・・」

恭介「アメリカに行くのやめるよ!!このまま日本に残る!」

さやか「・・・」

さやか「へ!?」
288
(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 18:58:19.07 ID:JMiq0C0q0(1/15)調 AAS
恭介「気づけたんだ・・・バイオリンよりも・・・大切なことがあるって」

恭介「さやかと3年間も離れ離れんあるなんて嫌だよ」

恭介「それに・・・バイオリンの練習だけなら氷室さんにいくらでも教えてもらえるし・・・」

恭介「無理に海外に行く必要なんてないんだ!僕は・・・さやかの傍で・・・弾き続けるから・・・」

さやか「恭介・・・」

パシィィン!

みんな「!?」

恭介「・・・」

恭介「さ・・・や・・か・・・?」

さやか「自分の夢から逃げ出す恭介なんて・・・だいっきらい!!」
289: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 19:09:42.80 ID:JMiq0C0q0(2/15)調 AAS
>>288

離れ離れんあ× 離れ離れにな○

さやか「解る・・・?今この瞬間・・・あんたはフラれたんだよ」

恭介「え・・・」

恭介「そんな・・・どうしてだよ・・さや―」

さやか「どうしてもあたしの事諦めきれなかったら」

恭介「!?」

さやか「どうしてもあたしのこと諦めきれなかったら・・・もっといい男になってもう一度告白しなさい」

恭介「・・・さやか・・・」

さやか「それまでは・・・待っててあげるから・・・」

恭介「・・・」

恭介「ごめんさやか・・・僕が甘えてたみたいだよ」

恭介「今は・・・バイオリンだけに集中する・・・アメリカに・・・僕は僕の夢へと・・・旅立つよ」

さやか「うん・・・」

ダッ

まどか「!?」

まどか「さやかちゃん!?どこへ行くの!?」
290: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:02:52.26 ID:JMiq0C0q0(3/15)調 AAS
杏子「待てまどか、ここはあたしが追う」

仁美「わ・・・私も!」

氷室「恭介・・・」

恭介「氷室さん・・・」

氷室「一年だ」

恭介「え」

氷室「普通3年かかる事なら・・・1年でやり遂げて帰ってこい」

氷室「1年でジャニーさんを納得させる技術を習得するんだ」

氷室「さやかが大事ならそれくらいできるだろ?」

恭介「それは・・・」

氷室「それに・・・ジャニーさんは色々怪しい」

恭介「怪しい・・・?」

氷室「ホ○の可能性が微レ存って事だよ」

恭介「なんだって!?」
291: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:16:03.45 ID:JMiq0C0q0(4/15)調 AAS
氷室「中沢に迫られて○モの恐ろしさは君自身が納得しているはずだ」

恭介「まさか・・・中沢のホ○行為が・・・伏線になるなんて」

氷室「2年目以降囲った少年バイオリニストを手篭めにしているという噂が僕のいた時代にもあった」

恭介「・・・」

氷室「それに・・・中にはジャニーさんに選ばれただけで満足して
そこに・・・ぬるま湯にずっぽり浸って安定してしまうバイオリニストもいる」

氷室「さやかのためにも・・・自分のためにも・・・この先バイオリニストとして勝ち上がりたいのなら
必死で抜け出すんだ!」

恭介「!!」

恭介「そうだ・・・僕は・・・僕はジャニーさんの愛玩道具じゃない!」

恭介「僕の力で・・・バイオリンを響かせる」

恭介「体だって渡さない!僕の体は・・・僕の魂は・・・」

恭介「全部さやかの物だああああああああ!!」

まどか「あわわ・・・///」

ほむら「まぁ・・・大胆」

恭介「11ヶ月だ!!」

氷室「!?」
292: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:22:13.27 ID:JMiq0C0q0(5/15)調 AAS
恭介「氷室さんが一年だと言うのなら・・・11ヶ月で帰ってきてみせる!」

氷室「中途半端に一ヶ月だけ早い理由は?」

恭介「驚かせたいのさ・・・次の学園祭で・・・さやかに再会して」

恭介「今度は参加者ではなく彼氏として・・・さやかとゆっくり色々なところを回りたいから」

氷室「そうか・・・」

がしっ

氷室「行ってこい」

恭介「・・・うん!」

~~~

まどか「さやかちゃん・・・」

ほむら「さやか・・・」

杏子「よしよし、全く・・・強がりやがって・・・」

仁美「今夜はとことん付き合いますわ!全部泣いてスッキリしましょう!」

さやか「びぃええええ・・・ぎょおずげえ・・・」グチョグチョ
293: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:25:36.50 ID:JMiq0C0q0(6/15)調 AAS
さやか「嘘だから・・・全部嘘だから・・・!!あだしが・・・恭介のこと嫌いになるんでっ・・・」

さやか「全部嘘だがら・・・」

さやか「嫌だよ・・・離れたくない!!」

さやか「きょおすけ・・・きょおすけ・・・」

さやか「うわああああああああああああああん!!」
294: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:38:03.87 ID:JMiq0C0q0(7/15)調 AAS
~~~

ほむら「マミの卒業式が近いわ」

まどか「それが終わったらいよいよ3年生になるんだね」

さやか「受験生か~くぅ~疲れそうだなあ~」

仁美「また早乙女先生が受け持ってくれたらいいですね」

杏子「受験か・・・やりたい事は見つかったけど・・・とりあえず高校まではお前らと一緒のとこ受けてやるかな」

マミ「みんな・・・勉強の方は大丈夫なの?」

まどか「杏子ちゃんが遅れてないか心配だったけど・・・ものすごいペースで覚えていったよね」

ほむら「心配なのはさやかよ」

さやか「あたし!?」

ほむら「保健体育以外ダメダメじゃない」

仁美「保健の筆記試験100点はさやかさんだけですわ。その興味をもっとほかの教科にも・・・」

さやか「あたしを保健だけがっつり勉強してる思春期女子みたいに言うな!
ちゃんと体育の方でも頑張ってるのに!」

さやか「まぁ・・・恭介も大学はこっちのを受けるみたいだし・・・
その時になって・・・一緒の音大に進みたいって気持ちはあるから・・・これから頑張るよ」

氷室「やあ、みんな揃ってるみたいだね」

さやか「氷室さん」
295: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:42:50.10 ID:JMiq0C0q0(8/15)調 AAS
氷室「唐突だけど君たち・・・早乙女先生は好きかい?」

さやか「えっ?」

氷室「早乙女先生を・・・いい先生だと思うかい?」

まどか「とっても素敵な先生だよ!」

ほむら「そうね・・・私もまだ心臓が弱いループではお世話になりっぱなしだったし・・・
とてもいい人だと思うわ」

仁美「それがどうかしたんですの?」

氷室「・・・」

氷室「実は・・・早乙女先生は来年1年はこの学校を休むかもしれないんだ」

みんな「えっ」
296: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:45:39.90 ID:JMiq0C0q0(9/15)調 AAS
さやか「そんな・・・和子先生にナニがあったっていうのさ!?」

氷室「僕の責任だ」

杏子「もったいぶらずに早く言え!何があったんだ」

氷室「・・・」

氷室「妊娠させちゃった」

みんな「は!?」
297: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 20:50:44.27 ID:JMiq0C0q0(10/15)調 AAS
氷室「僕の子だ」

みんな「ええええええええええええええええええええ!?」

さやか「・・・」ぽかーん

さやか「氷室さんそれってもしかして・・・」

氷室「そうださやか、あの時ホテルで鉢合わせした時」

さやか「あ・・・危なかった!」

さやか「もしかすれば・・・あの時・・・恭介と結ばれてたなら・・・」

さやか「命を授かってたのはあたし達だったかもしれないって事だよね・・・」

仁美「!?さささ・・・さやかさん!?その話詳しく」
298: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 21:06:03.70 ID:JMiq0C0q0(11/15)調 AAS
そして・・・さやか達が3年生に進級してまた学園祭がやってきた

さやか「メイド喫茶か・・・去年に比べると幾分まともになった気がするね」

まどか「多分その考え方がもうすでにズレてきてる証拠だけどね」

仁美「こうしてまた皆さんと同じクラスになれたのなら・・・なんでもいいですわ」

ほむら「杏子・・・あなたさっきの客と随分話し込んでいたみたいだけど・・・」

杏子「しーっ次はお前が会う番だよほむら・・・一人ずつ・・・一人ずつ話をするんだ」

杏子「今から会う客のことは絶対漏らすなよ。とくにさやかにはだ」

ほむら「・・・ワケアリのようね」

個室

ほむら「!!あなたは!!」
299: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 21:14:50.79 ID:JMiq0C0q0(12/15)調 AAS
モ豚「ぶっひい!?あの個室の客・・・次々にメイドさんたちをとっかえひっかえしてるブヒ!」

モ豚「一体何者なんだブヒ!メイドさん一人一人とそんなに長い間おしゃべりできるなんてうらやましいブヒ!」

モ豚「そもそもあの個室なんのためにあるんだブヒ!いくらチケット課金しても入れてくれないブヒ!!」

杏子「次にまどか、その次は仁美が部屋に入れ」

まどか「えっ」

仁美「一体なんなんでしょう?」

~~~

さやか「まどか、仁美・・・戻ってきたね・・・なんなのさ一体?」

仁美「・・・とても懐かしいお客様ですわ」

さやか「懐かしい客!?もしかしてレッスンと学業で来れないって言ってたマミさんが無理して来てくれたの!?」

さやか「だったらすぐ言ってくれればいいじゃん!なんで黙ってたのよもー!」

まどか「それはね・・・」ニヤニヤ

ほむら「そうね・・・」ニヤニヤ

ガチャッ

さやか「ご指名ありがとうマミさん!さやかちゃんが来たよ!」
300: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 21:27:32.26 ID:JMiq0C0q0(13/15)調 AAS
???「やあ久しぶりだね。やっぱりさやかが一番見ごたえがあるよ」

さやか「・・・あ・・・あんたは!?」

~~~

恭介「・・・」

さやか「どうしたの?」

恭介「ちょっと昔のことを思い出してた」

さやか「どれくらい昔のこと?」

恭介「えっと・・・」

恭介「15年くらい前かな」

さやか「だいぶ昔だね」

恭介「まるで昨日のことのようにも思えてくるよ」

さやか「15年か・・・」
301: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 21:41:07.66 ID:JMiq0C0q0(14/15)調 AAS
???「びええええん!!ママああああ兄ちゃんがお兄ちゃんがー」

さやか「真尋!?またアンタ美樹にいじわるして!!」

???「ち・・・違うよ!美樹が勝手に泣いただけだよ!」

恭介「こらこら、あんまり騒ぐと恭香が起きちゃうだろ」

???「ふ・・・ふぇええええ」

さやか「起きちゃった!もうアンタたち!そこに正座なさい!」

恭介「いいじゃないかさやか元気なのはいい事だよ」

さやか「またパパったら甘やかして!!あんたがそんなんだから・・・」

恭介「みんな僕のバイオリンを聞いたら仲直りするんだ。いいね」

真尋「お父さん弾いてくれるの!?」

美樹「でも・・・お仕事でもいっぱい弾いて・・・疲れてないの?今日はせっかくのお休みなのに・・・」

恭介「バイオリンを弾くのが大好きだから関係ないよ」

恭介「それと同じくらい・・・ママが・・・お前たちが大好きだから」

恭介「せっかくだからこの場で新曲作っちゃおう!」

恭介「そうだな・・・曲名は・・・」
302: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/22(火) 21:57:46.46 ID:JMiq0C0q0(15/15)調 AAS
♪~♪~♪

夫:上条恭介(29) 妻:上条さやか(29)(旧姓:美樹さやか)

長男:上条真尋(5) CV:喜多村英梨

長女:上条美樹(3)CV:喜多村英梨

次女:上条恭香(0) CV:吉田聖子

さやか「時々ふと思うことがあるんだ」

さやか「ほむらが教えてくれた平行世界っていう考え方・・・世界は無限にあって・・・」

さやか「あたしと恭介の場合・・・すれ違ってる未来の方が多かったって言ってたっけ」

さやか「だとしたら・・・今のあたしの幸せは・・・
犠牲になったほかの世界の美樹さやかの上に成り立ってるんじゃないかって」

さやか「そういう考え方もできるけど・・・あたしはしたくない」

さやか「きっと・・・不幸なさやかも・・・幸せなさやかも・・・どこかで繋がってるんじゃないかなって思うんだ」

さやか「だからこれは・・・あたしから他の世界のさやかに贈る曲」

さやか「きっと・・・きっと幸せな未来へとたどり着けるから・・・あたしがここにいる様に・・・それはきっと叶うから」

さやか「だから・・・希望を捨てないで・・・あたしは・・・ここで待っているから・・・」

恭介「曲名は―」

さやか「きっとどこかでありえる未来」

「バイオリン仮面」~完全完結~ 
303: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 22:01:16.96 ID:PDRX0FbAo(1)調 AAS
なんか将来這い寄られそうな息子さんですね
あ、乙
304: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/22(火) 22:33:34.01 ID:YoRJypMG0(1)調 AAS
乙!
なんだかんだでハチャメチャだけど、
他にはない「自分個人の幸せなわがまま」を肯定するってのは好きだった。面白かったよ!
305: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/23(水) 02:16:22.26 ID:B7gYFHGX0(1)調 AAS
蛇足的に長引きましたが、無事終えることができました。
後は再編集版を完成させて自薦OKのまとめサイトで自演するだけです。

途中、仁美が中沢にパンティを渡す場面で「俺はナニを書いているんだ!?」という気分になりましたが
乗り越えられました。

こっちのスレには設定とか書いて適当にボリューム増しましょうかね

次回作候補

①安価ですすめる恭介が主人公のギャルゲ

②バイオリン仮面外伝
ほむらがまどかを蘇生させるために悪に落ちて氷室と戦う時間軸

③叛逆のバイオリン
叛逆の物語にバイオリン仮面が介入したら?
今回のSSはバイオリン仮面の正体を色々予想するのが楽しみ方の一つだったので
制作しても二番膳じのにほい

とりあえず恭介がさやかちゃんのぱんつを常備している理由は
「付き合ってる男女なら下着交換くらいするでしょ」で。

オリキャラの元ネタ公開とかやっていきましょうかね

「きっとどこかでありえる未来」の元ネタは同じ題名の恭さやイラストです。
306
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 12:18:04.80 ID:Ckx2lzrAO携(1)調 AAS
完全完結おめでとう乙×20!!楽しませてもらったよ!

ジュリエット戦後に氷室のおいなりさんを躊躇いなく浄化する見滝原組を見て、おりこ組がまたドン引きというシーンが省略されていたと妄想

>>287見滝原に国際空港があるという何気に超大胆設定ww

>>1の次回作待ってる。
今作で空気気味だったQB主役なんてど?
307: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/23(水) 22:34:04.82 ID:CJQGCT5N0(1)調 AAS


>>306
何?QBがパンツ被って変身するの?
308: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/27(日) 21:38:22.03 ID:flCF9n5i0(1/3)調 AAS
完結記念設定公開コラム①

バイオリン仮面:

まどマギの世界(このSSでは2011年と仮定)より20年後の未来(2031年)からタイムマシンに
乗ってやってきた上条恭介が美樹さやかのパンティを顔に被ることによって変身形態する「魔法使い」

そもそも「魔法使い」とは?:
魔法少女のシステムが広くその星に知れ渡ってしまい、契約が取れなくなることを危惧したインキュベーターによる
「ひとつ上の」交渉。男性も魔法少女と同じ力を得ることができる。

ただし魔法少女とは違う以下のルールがある。

①30歳以上独身、そして童貞でなければ契約できない
これは「契約」する時の条件なので、契約後結婚するのは自由。

②願いを叶えれれない
正確には魔法少女ほど素質がないため、願いは「せめて魔法少女並に戦える力が欲しい」に固定される

③男性の素質は全て一定。どれだけ鍛えてもあくまで魔法少女をサポートする魔法しか覚えられない。
これは、魔法使いが魔法少女を力ずくで従わせるような事態を防ぐためである

④一日一度しか変身できない。ただし解除後に日付変更されれば即座に二回目の変身ができる
これも魔法使いの力が魔法少女を超えないための措置である。氷室の様に下半身だけなど、部分的に
変身することは魔力のある限り可能

自分たちの能力がインキュベーターに完全管理されている証拠でもある

⑤変身には女性が8時間以上身につけた衣服(下着がベスト、ストッキング等でも可)を身につける必要がある
今現在「魔法使い」への変身が確認できた衣服はパンティ、ブラジャー、ストッキングのみ。
バイオリン仮面の様に顔にかぶる必要性は「一切無い」

普通は魔法少女を怯えさせないようにブラジャーを身につけた上に衣装を羽織る

使用していくごとに変身したときのパワーが減っていく。
身につけていた女性の香りが完全に消えたとき、変身はできなくなる

⑥ソウルジェムの浄化にも女性の履いた下着を要する。
グリーフシードおよびブリーフシード(後述)では浄化できない

浄化に使った女性下着は汚れを吸って「黒下着」になる。
この黒下着を身につけた女性は魔法少女でない者も魔女化する。

⑦ソウルジェムが濁りきったとき、魔女ではなく「魔導帝(まどうてい)」になる

基本的には魔女と同等の戦闘力を持つ怪物。
ただし倒したあとに手に入るのはグリーフシードの奇形、ブリーフシードである
(効果はグリーフシードと同じだが、元々オッサンから生み出したモノなので
魔法少女達の間では使用を敬遠されがち)
309: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/27(日) 21:54:19.33 ID:flCF9n5i0(2/3)調 AAS
~「魔法使い」の契約を結ぶ男性達~

魔法少女と同様、命を失いかねないリスク、魂をソウルジェムに固定されるリスク、魔女化するリスクがありながら
30以上の男たちは契約する。

理由は幼稚園~大学生の魔法少女達と出会えるからだ。
今までの人生で出会いがない男たちも一回りも2回り下の女の子と仲良くなれれば逆転勝利と言えるだろう。
彼女が出来れば魔法使いを卒業する条件も満たせる。

ただし、その下心は魔法少女には見破られがちである。
カップル成立確率は10%程でしかない。

例外的に魔法少女から「モテた」魔法使いはさやかを救うことしか眼中になかったバイオリン仮面である。

しかし、氷室(未来の恭介)は有名なバイオリニストでもあるため、
正体を隠すついでにパンティを身につけるのは「顔」と決めている。

魔法少女たちがバイオリン仮面がさやかの下着を「顔」に身につけていると知れば
彼を慕っている魔法少女も幻滅するかもしれない。
(もっとも、魔法使いである以上、どこかに下着を身につけていなければならないが。)

「モテたい」と思ってもモテずに氷室のように自分の目標しか眼中にない男がモテたりする皮肉は
現実社会のそれの辛さと一緒である
310: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/27(日) 22:21:41.51 ID:flCF9n5i0(3/3)調 AAS
「バイオリン仮面」の多種多様な変身形態

①バイオリン仮面
普通のバイオリン仮面。氷室がさやかのパンティを被ることによって変身する。
ワルプルギス撃破後は早乙女和子のパンティを使用する

②バイオリン仮面サバイブ
氷室のソウルジェムを身につけた恭介がさやかの縞パンを被ることによって変身する、
魔力係数だけで言えば最強の変身形態。

ただし、生きている体を変身させているため、魔法少女や魔法使いのそれとは違い、
少しのダメージで動けなくなったり命の危険を孕む

そしてソウルジェムの本体である氷室と恭介が100m以上離れられないのも弱点である

③バイオリン仮面W(ダブル)
左手が動かなくなった氷室の左半身を恭介の魂を宿らせることでバイオリンの演奏が再び可能になるフォルム
氷室が顔にパンティを。恭介が股にパンティを身につけることによって変身。

顔パンティ:和子 下パンティ:さやかの和さやフォームが基本形態である。

また身につけた二つのパンティの持ち主の特性を合わせた新必殺ワザをパンティの
組み合わせだけ繰り出すことができる。

その下着の持ち主同士の絆も必殺技の威力として上乗せされる。

④ビオりん仮面

魔導帝と化した氷室、いかりや京介が優木沙々のパンティを被ることによって変身した形態。
優木沙々と同じく、洗脳の魔法も使えたはず(劇中では未使用)

⑤バイオリン仮面69(ロック)
色々な社会のルールやさやかと会えなくなる不満を一気に放出する
ロックンロールに目覚めた恭介がさやかのパンティを被ることによって変身する形態。

あくまで気持ちの問題のなので魔法使いの様な特殊能力は無い。

⑥ギタリスト仮面
恭介にも氷室にも交際を断られ、
W変身時も自分のパンティを使ってもらえない志筑仁美が中沢にパンティを託した結果生まれた
新ヒーロー。

もちろん、魔法使いの様な特殊能力は無い。
バイオリン仮面を全力でサポートする。
311
(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/29(火) 04:29:22.86 ID:PSB8Xoi70(1/2)調 AAS
劇場版見てきたよー。体重ごっそり減ったわー

ほむらもさやかもこのSSとキャラ差が激しすぎて泣いた。
今までは世界線がすこしズレればさやかと恭介が幸せになれるって信じてたけど
それすらも危ない。

いい意味でも悪い意味でもどんなSSにも繋がらないENDでした。
やっぱり「バイオリン仮面」は自由に設定できる新編前のお祭り要素として楽しむのが無難ですね。
読み手も書き手も

叛逆のギミックをバイオリン仮面に組み込むと
恭介とさやかがくっつく物語じゃなくて恭介も
「例の悪魔」に立ち向かう戦士の一人として覚醒する話になっていくんだよなぁ・・・(遠い目)

それはそれで今回の「バイオリン仮面」と差別化できるから良いと思えてきたり。

どんな結末になろうとまど☆マギは好きですけどね
312: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/29(火) 05:40:59.55 ID:0JgOY6it0(1)調 AAS
>>311
この作品はこの作品で、いろいろトンデモなところはあったけど
ちゃんとウェットな部分や、ほほえましい幼馴染の恭さや間の機微とか掘り下げとか
幸せになるための歩みを地に足着けて楽しく書いてくれてたので好きですよー。
……というかウロブチがそー言うのちゃんと描かない(描けない)作家なだけにあーなった感もあるかもですし。

いちおうTV版はTV版、映画三作は三作でパラレルって考え方もアリではあるようなので、お気に病みすぎないようにと。
そんなわけで、現行バイオリン仮面の外伝とかも読みたいと言わせてもらってみたり?
313: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/29(火) 18:41:51.00 ID:PSB8Xoi70(2/2)調 AAS
叛逆+バイオリン仮面のプロット思いつきました。
こちらを次回作にしようかと思います。

今作の「バイオリン仮面」がハッピーエンドなのでこちらは叛逆同様に体重が減る物語にしようかと思います。
設定としては叛逆の物語終了後にさやかが「例の悪魔」がした事を思い出し、魔法使いとして覚醒した恭介に
「元の世界に戻す」様に協力を求める物語。

さやかが恭介を巻き込むことを良しとするか?については
まずは「世界を正しい形に戻すことが大事」なので手段を選べなくなったと考えてください

「まどか☆マギカ」がまどかとほむらの物語なら「バイオリン仮面」はさやかと恭介の物語なので
「バイオリン仮面の恭介ならこうする」結末にしようかと思います。

今回もパンティが変身アイテムになるかどうかはまだ考えてません。
もしかすればタキシードの方の仮面に徹するかもしれません

【さやか「叛逆!!バイオリン仮面」】

1~13話の再編集が終わり次第連載予定。
今回は本家まどマギの次の続編までたっぷり時間があるので公開前に一気に仕上げるストレスは無さそうです
314: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/30(水) 12:19:00.05 ID:sOwokIh+0(1)調 AAS
最初に「このSSのほむらは新編ほむらとキャラがズレてる」
と言いましたがよくよく考えてみたらそこまでズレが無いことに気づけました。

バイオリン仮面の「さやかを助けられなかった自分を戒めたい」っていうわがままな願いと同様
ほむらも全力で「まどかを守る自分になりたい」というわがままをこのSSでも
新編でも完遂しただけと言えます

このSSでは「18歳になれば魔法少女を卒業できる」という設定上、
ほむらの決意が「18歳になるまでまどかを守る」に明確に答えが出たからだと。

まどかがアルティメット化しないのでデビほむフラグも立たないし。
行動理念的には両者は同一の者だと気付けました。

このSSでまどかだけでなくさやか達をほむらの友人にしたのも
デビほむの「あの子を普通の人間として大事な人たちの傍に置いておきたい」って願いに通じるものがあるかなと

さやかに関してもこのSSのさやかは契約前に自分の本当の願いを見つけ
新編さやかは円環側から自分を客観的に見つめ直す機会を得た。

きっとこのSSのさやかもたとえ失恋したとしても映画さやかのように乗り越えられる強さがあるでしょう。
このSSで魔女化したのはあくまで「恭介を挫折させてしまった」ことへの後悔があるからですからね。

そして肝心の恭介ですが・・・何度もいいますがこのSSの恭介を「変態」に改変した覚えはありません。
あくまで「ヒーローの変身」にパンティが必要なだけです。

きっと「さやかの消滅」という出来事がなければたとえこのSSの恭介(氷室の方)でも
男として目覚めるきっかけを失い仁美もさやかも不幸にしていたでしょう。

新編や本編恭介と本質は同じできかっけ(下着のトラップを含め)があったか無かったかの問題です。
315: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/31(木) 12:13:26.34 ID:1AXtC1Ug0(1/4)調 AAS
そして氷室がやったこと、デビほむがやらかした事に正義はありません。

氷室はたしかに異なる世界線でさやかを救いましたが、
自分の世界線での友人たち(鹿目ほむら、仁美、中沢)や両親を置き去りにしました。

時空犯罪者である以上彼らの下には二度と帰れません(出来るのはあちらのタイムマシンで数年に一度遊びに来ることを待つこと)
今回はTV版の流れを尊重した「恭介が好きなままのさやか」であったため
氷室が願う「友情でも構わないから恭介とさやかが寄り添える世界」はさやか自身の幸福でもあると言えるでしょう

これが叛逆の失恋を乗り越えた(と考察できる)さやか相手だったら?

そこには「幸せの押し付けじゃないのか」という疑念がつきまといます

これは劇中でデビほむがまどかに与えた箱庭世界にも当てはまります。

恭さやを成し遂げる事がもはや「さやかにとっては押し付け」だとしたら?

しかし氷室と作者は相手の意向を無視して今回の作品でそれをしてしまった。

正しいかどうかじゃなく叶えたいから叶えた。
この点においては作者も氷室もデビほむも同一の存在であると言えるでしょう

見直すうちにデビほむが守りたかった世界・・・たとえ押しつけの幸福だとしても
まどかに手に入れて欲しかったもの、その想いが染み渡ります。あの決断でよかったのだとさえ思えてくる

氷室は自分が「恭介」でなくなることをお構いましにさやかに「主観的な幸福」を与えました
さやかは「今回たまたま」自分の願いとそれが一致したので喜びました。

さやかが他の誰かを好きになっていたのなら氷室のやったことは箱庭の幸福になるかもしれなかった。

危ういという意味では氷室はデビほむと同一の存在です。

結論から言うと作者は恭さやを諦めません。

たとえそれがもはやさやか本人にとって押し付けだとしても
さやかと恭介は互いに大切に想い合ってる関係でいてほしいから。

次回作は「叛逆の物語」が原作なので
杏さやに傾いたさやかと仁美を選んだ恭介がお互いを少しずつ意識する過程をじっくり書きたいです
それでいて杏子も仁美も踏み台にしない。

今回の「バイオリン仮面」の様にさやかへの優しさを恭介が取り戻す過程をじっくり書き
その気持ちが友情であれ愛情であれその感情に気づいた恭介が見せる「決断」を書きたい

「これが恭介にとっての精一杯のさやかへの優しさなんだ」と受け取り手が少しでも思えるような
決断をさせてあげたい。

それが間違ってるかどうかじゃなくて叶えたいから。

きっとデビほむはその願いが及ぶ範囲や力が特別に強かっただけの話なんです。
そしてそれは現実の誰にでもあてはまると思うし
今回の「バイオリン仮面」でも5人の魔法少女は正義や秩序を踏みにじってまで守りたいもの、
叶えたい願いを見つけました。

私は「叛逆の物語」を見たときにじぶんが書いた物を「真逆」と捉えそうになりました。

しかし根本では同じだったのです。デビほむ思考(正義を裏切ってでも守りたいものがある)に至る
5人の魔法少女と一人の魔法使い(氷室)を無意識に書いていた。

だれか一人でも今回の結末を「押し付けられた幸福」と感じてしまえば脆く崩れ去るもの。
すこしズレるだけで叛逆の視聴後のような読感のSSになっていたかもしれない

だからきっと叛逆の物語とバイオリン仮面のベクトルは真逆に見えてきっと
相性の良いクロスになると思う

今回の映画で恭さやを諦めたすべての人に見て欲しい
恭さやでやりやすい世界線にせずあえて「叛逆の物語」が原作なのは意味があるから
316: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/31(木) 12:24:02.36 ID:1AXtC1Ug0(2/4)調 AAS
長々と書きましたがこれ以上設定補足コラムを書くつもりは無いので
(もう熱は新作執筆に向いてるし)まとめたい人はまとめてください。

バイオリン仮面と絡めた叛逆の考察はちょくちょく言いたいことがあるときにダラダラ書きますが。

再編集版もsage進行で進めます
ここはグダグダと叛逆の感想などを書くスレになるのでHTML化は再編集版が終わってからにします
317
(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/31(木) 20:42:01.10 ID:1AXtC1Ug0(3/4)調 AAS
新スレたてたらテンプレコピペ用にここにメモしておきます

さやか「叛逆!!バイオリン仮面」【新編】人魚姫の物語

このSSは魔法少女まどか☆マギカ劇場版【新編】叛逆の物語が原作のSSです。
叛逆の物語終了後の世界観が元になります。

まだ劇場版をご覧になってない方はネタバレにご注意ください

前作の続きではなく、「叛逆の物語」時空で「バイオリン仮面」が現れたら?
がコンセプトになってます

一応初見のお客様にもわかりやすく説明しますが
前作を見てくださった方がわかりやすいでしょう

前作:美樹さやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」
さやか「終曲!!バイオリン仮面」(番外編は未完)
さやか「休息!!バイオリン仮面」(番外編の補完)
本編及び番外編

さやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」【前編】タキシードの物語
さやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」【後編】変身形態の物語

番外編を除く、1~13話の再編集

今回の主題はすでに仁美と恋仲になってしまった恭介が
「魔法使い:バイオリン仮面」の力を手に入れデビほむが作り出した世界の歪みに気づいていく中で
「さやかへの優しさを取り戻したら?」どうなるかです

故に恭さや、恭仁要素に注意です。そして恭○○注意です
要はまどマギの女性キャラ誰かと恭介がいい感じになるのを許せない方はご注意ください

その他:デビほむに再構築された世界に独自解釈があります。
後に続編や補足資料が公式に発表され、それらと食い違っていても責任は負えません

最後に一番肝心なこと、ハッピーエンドは前作でやり尽くしたため今回は
結末に対して精神的に来るようなエンドになっても責任は負えません

ほむらで、もといあくまで「叛逆の物語」が原作だという事を考慮に入れてください
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga] 2013/10/31(木) 20:44:42.33 ID:vhcjJlC+o(1)調 AAS
>>317


しかしまだ映画見てないから分からんが既にこのレス自体がネタバレの塊のような気がするのは俺の気のせいか
319: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/10/31(木) 20:57:34.31 ID:1AXtC1Ug0(4/4)調 AAS
補足注意:歌詞掲載について

実在の歌の歌詞を乗せると問題になるため、
今回はクラリスとカラフィナが実際歌ってる体(てい)で作者が作詞します。

そういうのが苦手な人もご注意を。

OP:「Tears」 ED:「水葬」

今作は現代の少年恭介がバイオリン仮面に変身する設定上
前作の人気?キャラ「氷室」が出てきません・・・が

なんらかの形で「氷室」という要素を登場させたいと思います

そしてなんらかの形で色々な変身形態の恭介を出していきたい。
新しい変身形態も出したい。

前作のバイオリン仮面で登場した恭介のバリエーションは
登場させようと思います
320: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/01(金) 12:38:19.79 ID:7sQVfkok0(1/4)調 AAS
新作、導入部分を少し書いてみた

パンツを脱がせる能力を持った魔獣「UHEHEHE・・・」

ピカッ(脱衣光線)

青い魔法少女「うわああああっ!!」

魔法幼女「さやか!!」

青い魔法少女「パンティが脱がされて・・・動けない!」

魔法幼女「ナニを恥ずかしがっているのですか!?男子が見てるわけじゃないから立ち上がるのです!!」

魔獣「MUHEHEHE・・・」

魔法幼女「能力を無視しても・・・こいつは強いです!!さやかが恥ずかしがってたら勝てないのです!」

物陰で見るほむら(・・・少し設定をいじりすぎたかしら・・・賑やかな日常を演出するにしても茶番もすぎるわ)

恭介「あれが・・・魔獣と魔法少女!?」

キュゥべえ「そうだよ上条恭介」

恭介「君の話を・・・本当だと信じなきゃいけないようだね・・・」

恭介「僕は今まで・・・バイオリンを弾ければそれでいいと思っていた」

恭介「でも・・・ここが閉ざされた世界であると知った・・・僕に大人に・・・
プロバイオリニストになる未来が無いと知った」

恭介「世界をそう作り替えた「悪魔」に対抗するためにも・・・」

恭介「そして・・・志筑さんに苦労をかけたこんな僕でも・・・目の前で女の子が苦しんでるのを
黙って見過ごすことは駄目だとわかる」

恭介「キュゥべえ!僕と契約しろ!」

恭介「魔法使いに僕はなる!」

キュゥべえ「契約は成立だ」

恭介「・・・?何も変わってないけど?」

キュゥべえ「女性のパンティを身につけないと変身できないよ?」

恭介「そ・・・そんな!!」

恭介「あ・・・あれは青い子が脱がされたパンティ!」

恭介「ごめん!かりるよ!」ガバッ

恭介「フォオオオオオオオ!!」
321
(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/01(金) 12:51:41.08 ID:7sQVfkok0(2/4)調 AAS
恭介「!?このタキシードは・・・」

恭介「これが・・・魔法使いになった僕の姿・・・!!」

恭介「君たち!大丈夫か!?」

恭介「!?」

さやか「・・・だ・・・誰なの!?」

恭介「さ・・・や・・・か・・・!?」

なぎさ「魔獣の結界の中に一般人が!?・・・違うのです!魔力を感じるのです!」

ほむら(!?)

ほむら(なんなのアレは・・・!?インキュベーターを支配した私が・・・あの存在が現れるまで
何も認識していなかったというの!?)

恭介「・・・」

恭介「わ・・・私の名前はバイオリン仮面!!」

さやか「は!?」

バイオリン仮面「さやか!君を助けるためにやってきた魔法使いだよ!」

さやか「あっ!それあたしのパンティじゃん!!」

さやか「変態!顔にかぶってナニしてんのよ!返してよ!!」

バイオリン仮面「ちょ・・・!!さやか!やめてくれ!!いま素顔を見られたら・・・僕は社会的に死ぬ!」

バイオリン仮面(キュゥべえ!教えてくれ!魔法使いになった僕は何ができるんだ!?)

キュゥべえ(演奏による魔法少女のサポートさ)

バイオリン仮面(そ・・・それだけ!?)

バイオリン仮面「さやか!立ち上がってくれ!君の能力を私の演奏で強化する!!」

さやか「は!?」

さやか「男の人の前でノーパンで戦えっていうの!?出来るわけないじゃん!ふざけんな!!
まずはパンティ返してよ」

♪~♪~♪

さやか「あれ・・・なんだかすごい懐かしい音色・・・」

さやか「体が・・・勝手に・・・」

さやか「スパークエッジ!」ペラッ

バイオリン仮面「ぶっ」(鼻血)
バイオリン仮面「す・・・すさまじいモノを見てしまった・・・」
322: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/01(金) 20:13:51.40 ID:7sQVfkok0(3/4)調 AAS
とある場面を書いてるだけでものすごい悲しい物語になりそうだなコレ・・・
いや・・・↑の場面もちゃんと組み込むけど・・・

思いのほか旧バイオリン仮面にヒントがゴロゴロ転がってました。
新編を読めば旧バイオリン仮面がもっと楽しめる仕様
旧バイオリン仮面を読めば新編がもっと楽しめる仕様になると思います

安易なギャグSSだと思った連中からごっそり抉り取りそう

「間違いなく旧バイオリン仮面と同じ物語」だと両者を見比べれば解るでしょう

むしろ旧バイオリン仮面と合わせて【人魚姫の物語】で「完成」なのかもしれません。
全く違う時間軸の話二つが実は二つで一つの物語なのかも。

キャラクターが動くように動かしたら旧バイオリン仮面での行動理念と同じことをしていたという皮肉。
323: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/01(金) 20:52:58.77 ID:7sQVfkok0(4/4)調 AAS
「二つで一つ」で思い出した。これも素敵な偶然ですがさやかが恭介に宛てたラブレターも
「二つで一つ」そしてこの学園祭パートでは恭介は「新しい表現方法を思いついた」と語ります

まどマギ劇場版が「ほむらが観客に見せている物語」という説があるように
二つの「バイオリン仮面」がラブレターをもらった恭介がさやかに贈る「手紙の返事」という解釈もあるかも

つまり二つの「バイオリン仮面」はどこの時間軸にも存在しない話で
ラブレターを受け取った恭介が奏でる空想の物語にすぎないという解釈。

(魔法使いという設定が存在しない、本当にまど☆マギの公式設定しか無い世界の空想の物語)

演奏してる恭介の世界ではさやかが存在するかどうかも確かめる術はないけど
きっとさやかはどこかで「二つの物語」を聞いてくれている

「作者は恭介」というコメをもらいましたがマジでやばいんです。
何かが乗り移ったかのように素敵な偶然が重なるんです。

旧バイオリン仮面のハッピーエンドもどこの時間軸にも存在しなくて、
さやかを傷つけてしまった恭介の願望の物語にすぎないという悲しい説。

わかりやすく言えばさやかを失って初めて優しさに気づいたどこかの時間軸の恭介が
作者に乗り移ってる状態というか・・・

ここまで書いた時点で作者に出てきた欲は・・・つまりきら☆マギでの連載!

ナニを言ってるかわけがわからないよ状態だと思うから説明させてもらうけど最後に
【「バイオリン仮面」は全て恭介のさやかに捧げるレクイエムでした】ってオチにすれば
まどか☆マギカの設定を踏みにじったわけでは無いから公式でも使えるぜって話。

公式で恭さやが全く機能してない(アラサーマミさんくらい?)のなら
俺は今回のSSをバッドエンドにしてでも公式で使ってくれねーかなってのが願望です。
324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/01(金) 21:01:16.60 ID:oyTR7ILAO携(1)調 AAS
>>321
魔法の鉄壁スカートががががが
325: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/01(金) 21:01:20.46 ID:Ud8zXOX8o(1)調 AAS
さすがにコピペ化狙ってる感が
326: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/03(日) 07:20:09.92 ID:0LviVlpU0(1/4)調 AAS
反逆終了後の設定まとめ

鹿目まどか:
女神の自覚を忘れる。ほむらに対しては不審に思いつつもリボンをずっと付けているあたり
悪い印象を持っているわけではない。

能力としては普通の人間。女神にもソウルジェムがあるという公式設定なのでキュゥべえと多重契約することはできない
魔法少女として目覚めるとしたら女神の記憶を一部でも取り戻したとき!?

ほむらの過保護で赤点をとった英語(サニーデイライフ)の心配として
帰国子女設定を付加される

同じく幼い頃から見滝原に住んでいたさやかと面識があってもおかしくなさそうだが、
どうやらさやかとの幼なじみ関係もリセットされた模様

美樹さやか:
女神の鞄持ちとしての自覚を忘れる。ほむらに対しては潜在意識程度の警戒心しか覚えていない。
恭介はいまでも気になる様子だが魔法少女としての使命、漠然と頭に残る「円環の天使」としての使命感ゆえに
仁美とうまくいって欲しいと誰よりも願う。

能力は普通の魔法少女、ほむらにより円環の記憶を消され
人魚の魔女を具現化させる、自己結界を展開させる能力は失われたもよう

佐倉杏子:
能力は普通の魔法少女
さやかスレの考察より、世界改変後はさやかと同居しているわけでは無いらしい。
風見野から遠距離登校!?

巴マミ:
能力は普通の魔法少女
ほむらの改変により貧乳化が危惧されたが、悪魔の怒りに触れないで済んだらしい
改変後も魔法少女5人(さやか杏子マミなぎさほむら)をまとめるリーダー?

百江なぎさ;
能力は普通の魔法少女
幼さ故かさやかよりも円環の使いとしての記憶をなくすのが早かった。
マミとふとしたきっかけで出会い、魔法少女の仲間として、友人として交流していくことになる

暁美ほむら:
世界に二度目の改変をもたらした自称、他称「悪魔」
まどかにとって優しい「閉ざされた世界」を守るためなら手段を選ばない。

表向きは普通の魔法少女並みの能力に制御しつつ
マミの指導のもと魔獣を倒す「ごっこ」に付き合ってる模様だが、
ティーカップを割るシーンから、心では決別している模様

魔獣の設定も改変することができるかどうかは不明だが、
「人魚姫の物語」では改変に制限がないことにする
327: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/03(日) 08:15:43.15 ID:0LviVlpU0(2/4)調 AAS
サブキャラ:
和子先生、中沢
他のモブより少しだけほむらの印象に残っていたためほむらの結界に巻き込まれた一般人。
世界改変の特異点にいたため彼らも記憶を取り戻しキーパーソンになる可能性が!?

上条恭介:
改変後は仁美と順調の模様。
さやかの気持ちはいまだに理解できていないがどういう風に答えを出すか
公式でも非公式でもちゃんとした物を見せて欲しい

志筑仁美:
ナイトメア撃破後は幸せな夢を見てもう一度恭介を信じてみようと努力する。
結果改変後の世界では仲睦まじく登校している

キュゥべえ:
ボロボロになりながら呪いを処理する様はまさに公衆便所
暁美ほむらの正体について記憶を持ち越してるかどうかは不明。
第3者に協力を仰ぐと素体を破壊される

「人魚姫の物語」では
この人物たちに「氷室」が追加。

前作と違った設定だけど間違いなく行動理念は「氷室」なキャラが登場するので
前作で氷室が好きになった(恭介とはもはや別個体なので)人は期待して欲しい

氷室杏介(ひむろきょうすけ):
上条恭介と関係がある人物。という事しか分かっていない
328: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/03(日) 08:32:03.32 ID:0LviVlpU0(3/4)調 AAS
さやか「・・・ッ///」

さやか「み・・・見た!?」ギロッ

バイオリン仮面「み・・・見てません!!」

さやか「見たでしょ!!」

さやか「し・・・しかもノーパンを!!モロに見たでしょ!!」

バイオリン仮面「さ、さらばだ魔法少女たち!!また会おう!!」

さやか「まてーっ!!あたしのぱんつ返せー!!」

~~~

恭介「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

恭介「ふぅ・・・」

恭介「・・・」ドキドキドキ

恭介「なんだこの胸の高鳴りは・・・あれが女の子の・・・」

恭介「さやか・・・」

恭介「はっ!いけない!僕は・・・志筑さんという人がいながら・・・」

恭介「髪に・・・鼻血がべっとりついてる・・・」

~~~

さやか「なんなんだよあの赤い髪の変態は!?」

さやか「まさか杏子!?杏子の幻影!?」

杏子「なわけねーだろ、あたしも魔法使いがなんなのかしらねーよ」

ほむら「説明しなさい、インキュベーター!」

キュゥべえ「だから、魔法使いだよ」

マミ「そのままじゃない!」

キュゥべえ「君たちを魔法少女にしてあげたときと一緒さ」

キュゥべえ「君たちはその体をゾンビみたいだと嘆いたが聞かれなかったから説明しなかっただけの話」

キュゥべえ「それと同様「魔法使い」について「何」を「どう」知りたいか具体的かつ的確に聞いてくれないと
答えられないよ」
329: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/03(日) 20:48:51.50 ID:0LviVlpU0(4/4)調 AAS
~予告編~

「少女の思いが届くとき」

「少年は「男」として覚醒する」

「それは少女のためだけに奏でられる」

「人魚姫の物語」

さやか「あたし・・・きょうすけくんの事が好きなの」

「叛逆!!バイオリン仮面」【新編】人魚姫の物語

2013年内連載予定
330: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/04(月) 04:39:10.53 ID:YgigPX5b0(1)調 AAS
期待してます
331: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/04(月) 15:26:42.89 ID:r7AwlK3o0(1/2)調 AAS
前作の反省点

某まとめブログでの「旧バイオリン仮面」への感想からの反省点。

①一度恭介が仁美に傾いたあと魔女になったさやかを助けに行っても説得力がない
一途なさやかがかわいそう

作者は男ですのでリアルな反応をさせていただきますと
多分この感想を書いた人は女性か女心がわかる人だと思います。

時折男は「いつも支えてくれた彼女」がいない場所で
ふと優しくしてくれる女性に落ちかけるときがあるのです。

そこはロミオとジュリエットのストーリーでもジュリエットにとってロミオは
「初めてかつ唯一の人」であるのに対してロミオの裏設定(ジュリエに会うまで娼婦と遊んでいた)
から「ジュリエットは本気の恋だけど初めてじゃないよ」といった意識の違いがあるので

「リアルに男女の認識の違い」を書いたあとでバイオリンを弾けない覚悟で
さやかを助けに行けばより一層絆を表現できると思いましたが・・・

受け取り方にとっては恭介がよりクズとなってしまうのは想定外でした。

女性にとっては一途な想いが男性にとっては「初めてじゃないよ」って事が現実でもよくあると思う

理想的な「王子様」を書いちゃうとさやかはますます幻想に陶酔して「人魚姫」に憧れる
=「奇跡のクーリングオフが成立しない」という流れになってしまうので

ああいう行動を恭介にとらせました
332: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/04(月) 16:16:40.26 ID:r7AwlK3o0(2/2)調 AAS
②杏子の設定を恭介に惚れる役にしたのが意味がわからない
踏み台にしているようにしかみえない

これは恭さやの踏み台んぬんよりも
師匠であるマミと結果的に同じ人物を好きになるという過程を経て
「似た者同士ネタ」でマミ杏を表現したかった

後はさやか視点と杏子視点での恭介の捉え方の違いを表したかったと

割とサバサバ諦めたところで(さやかなら安心して任せられる)さらに杏さやの絆もやりたかったと

次回作でもかなり絡みがある組み合わせだから(ある意味今回のテーマのキーパーソン)
きょうきょうがアカン人はちょっと注意かな

杏子は今回(映画ではなく自分のSS)単独の戦闘シーンが多かったし
どちらかというとageキャラだと思ってたので・・・

③本編のキャラがつかめてない

ごめんなさい。(もっと)勉強してきます。
でも新編公開前に「まどかを守るためなら魔女にも悪にもなる」ってセリフをほむらに言わせたのは褒めて欲しい

④さやか契約と魔女化が唐突すぎる。あそこまできて安定のさやかはありえない

むしろ恭さやSSの庭だと「契約しないで恭介と支えあっていくさやか」の方が鉄板で
そちらの方が「安定のさやか」だと思ったのでそこは批判覚悟でこういう展開にしました。

旧「バイオリン仮面」は未来から来た恭介=氷室が「さやかを未契約のまま助ける話」
では無く、「その願いに間違ってる部分もある」と認めて「成長するさやか達」と
「恭介が【バイオリン仮面】になる決意をする物語」ですので。

今回の話は若干恭介がヒロインの「さやか☆マギカ」に近かったのですが
新作では「タキシード恭介」に近い話になると思います。

本編終了直後の恭介への批判がこの話では「なんで恭介やねん、氷室とさやかが結ばれたほうがいい!」
という意見に変わって「氷室」というキャラが愛されてると知りました。

今回見れなかった「氷室×さやか」(氷室=客観的に自分を判断できる理想の、優しい恭介)を
絡ませてさやかが幸せになればいいなと思います

⑤鹿目ほむらが未来から来たのに氷室の正体を恭介と全く疑わないのはおかしい

こちらは意識して正体を疑わない設定にしています。
セーラームーンが素顔丸出しなのに疑われないのと同じ手法です。

もっと言えば氷室が一度未来へ帰った時点では「さやかは契約していない」から、
「バイオリンを弾ける氷室は恭介ではない」と考えたのかと
333: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2013/11/05(火) 18:50:54.05 ID:53h+mSXw0(1)調 AAS
次スレ:
さやか「叛逆!!バイオリン仮面」【新編】人魚姫の物語
vip2chスレ:news4ssnip

それでは依頼を出してきます
1-
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