[過去ログ] 恭介「人魚姫の物語」 (434レス)
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1: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/12(土) 20:15:13.72 ID:IbD2r62R0(1/2)調 AAS
自分にとって「大切な人」は誰かと考える事がある
ある人はそれは「恋人」だと言った。
僕にとっての志筑さんはそうだろうか。
復学して間もない頃彼女の告白を聞き。断る理由が無いから交際を始めている
ある人はそれを「親友」だと言った
医者に見離された怪我を最後まであきらめないでと励ましてくれた幼馴染の少女
僕にとってのさやかは「大切な人」なのだろうか
僕の腕が奇跡的に回復した事
またバイオリンが弾けるようになった事
自分勝手な僕でも感謝の気持ちを持つほどの余裕は出来た
3年生に進学する前の春休みに大型コンクールの参加が決まった
志筑さんはもちろん、さやかも招待しよう
そのためにも志筑さんには悪いけど今はバイオリンの練習に集中していたい
日々の練習で確実に以前よりも上達していくのがわかった
自分で言うのもなんだけど僕の将来は約束されていると自信が持てていた
だけど何故か「大人になる門」は硬く閉ざされている気がした。
コンクールの日でさえ、訪れることの無い遠い未来だと
SSWiki : 外部リンク:ss.vip2ch.com
2: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/12(土) 20:19:03.14 ID:IbD2r62R0(2/2)調 AAS
まどか☆マギカ 叛逆の物語を独自解釈した上で
後日談を書いてみようというSSです
上条恭介が主人公
恭さや、恭仁、その他恭介ハーレム要素注意
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 21:28:48.33 ID:6RqE9Oy70(1)調 AAS
荒れそう
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:16:58.26 ID:OB6G4o6eo(1)調 AAS
さやかと仁美からの好意はともかくハーレム…?
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 01:34:11.34 ID:DDexbbxS0(1)調 AAS
恭杏恭マミ恭和書いた前科がありますし
6: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/15(火) 15:12:37.83 ID:bfjIdLM70(1)調 AAS
〜校内〜
仁美「上条君、今度の休日のご予定は・・・」
恭介「ごめん志筑さん。大事なコンクールのためにその日も練習に使いたいんだ」
さやか「む」
さやか「ちょっと恭介!あんたこの前もそんな事言ってなかった!?」
恭介「あの時はあの時でまたお世話になってる人が主催のコンクールだったんだ」
さやか「あんたね・・・仁美の気持ちも少しは考えなさいよ!」
恭介「今度のコンクールはあの世界的有名な音楽プロデューサージャニー北側が主催する物なんだ」
恭介「さやかも音楽をかじったことがあるなら名前くらい聞いたことはあるだろう?
他にもジャニー氏に目利きされたバイオリニスト達が参加する。絶対に手を抜けない戦いがそこにあるんだよ」
仁美「もうよろしいですわさやかさん・・・上条君の好きにさせてあげましょう」
恭介「それじゃあ僕は講師を待たせてるからこの辺で」
仁美「あっ」
さやか「恭介!まちなさ・・・」
仁美「・・・」
さやか「・・・」
杏子「なにしてんだよさやかー、さっさと帰ろうぜーまどかも待ってるぞー」
さやか「仁美、久しぶりにあんたも来る?」
〜いつもの店(本編で仁美がさやかに宣戦布告した場所)〜
仁美「もう私・・・上条君の気持ちがわかりませんわ」
仁美「いっその事・・・さやかさんが奪ってくれたほうが―」
さやか「おっと、そこから先は口に出さないほうが良いよ、仁美」
さやか「大胆な方法でいいのなら・・・恭介をモノにする可能性はまだあるんだよ」
仁美「大胆?」
さやか「恭介は・・・実は縞パンが好きだっていう未確認情報があってさ・・・アレ?誰に聞いたんだっけな?」
仁美「・・・!」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 15:14:06.42 ID:/YSDcSZbo(1)調 AAS
透明NG登録されてて見れない
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 16:44:20.91 ID:wrRF3ZTAO携(1)調 AAS
来やがったなwwwwwwww良いぞwwwwwwww待ってたwwwwwwww期待
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 18:09:16.17 ID:lSn/r/l/o(1)調 AAS
上げないでくれると嬉しいんだがなぁ
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:37:56.36 ID:WHcR1Opi0(1/2)調 AAS
さやか「バイオリン仮面…?」の人?
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:38:59.48 ID:WHcR1Opi0(2/2)調 AAS
おっとすまんsageを忘れてしまった
12: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/17(木) 20:51:27.80 ID:SnoXXO6m0(1)調 AAS
第一話「叶えたい願い」
恭介「さやかも志筑さんもちょっと束縛しすぎじゃないかな」
恭介「二人のためにもより良い音を聞かせたいって思うことがそんなに悪いことなのかな」
恭介「おかしいな・・・考え事をしてる時間が長い・・・とっくに公園を抜けてなきゃおかしいは・・・ず!?」
デェン!(魔獣結界)
恭介「な・・・なんなんだこれは・・・!?」
魔獣「ウォオオ・・・」
恭介「ひっ!?来るな!!来るなーっ!!」
魔獣「オオ・・・」(囚われる恭介)
僕にはそれが異質な存在だと言うことにすぐ気付いた
そして・・・彼らが捕食しようとしている「モノ」も
恭介「いやだ・・・こんな所で終わりたくない・・・」
恭介「僕は夢を叶えるんだ・・・より多くの人に・・・僕の演奏を・・・」
???「ティーロ!!」
バフン!
恭介「!?」
(魔獣が倒れて元に戻る風景)
恭介「元の公園だ・・・一体何が・・・」
???「大丈夫ですか?」
恭介「あ・・・あなたは?」
???(・・・!!)
???(この人・・・美樹さんの・・・)
???「今見たこと・・・誰にも言わないほうがいいわ。言った所で信じてくれないでしょうけど」
恭介「巴さん?三年生の巴さんですよね?」
マミ「!!私の事・・・」
恭介「さやかと仲の良い先輩だから知ってるんです。一体今・・・何が起きたんです?」
13: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 18:18:53.94 ID:B9MSYGXQ0(1/4)調 AAS
〜恭介の自宅〜
香月(バイオリン講師)「恭介君、なんだか音が乗ってる。ご機嫌だね」
恭介「はい。今、とってもときめいてます!」
香月「もしかして・・・彼女となにか良いこと(意味深)でもあったの?」
恭介「僕がときめいてるのは別の女性です!」
香月「え」
〜次の日、昼休み〜
さやか「私用?」
マミ「ごめんなさいね。ちょっと他の生徒と個人的なお話をしなければならないの」
マミ「今日の屋上は私のプライベートに使わせてもらえるかしら」
さやか「そうですか・・・じゃああたしらは自分の教室でお昼を」
杏子「さやか、まどか。早く飯にしようぜー」
まどか「あっ、杏子ちゃん待って」
仁美「さやかさん・・・上条君を見ませんでしたか?」
さやか「恭介?見てないよ」
仁美「さやかさんにアドバイスを頂いて大胆にお昼に誘う(意味深)おつもりでしたのに」
さやか「!?仁美・・・!?まさかアンタ今縞パンを・・・!?」
仁美「そういう意味ではありませんわ。縞パンは不確定情報ですからリスクが高いですから」
仁美「古典的ですが手作りのお弁当を作ってみましたの。上条君とご一緒したくて」
さやか「それいいじゃん!あいついつも購買部のパンとかだから喜ぶと思うよ」
仁美「ですけど・・・肝心の上条君はどちらに」
中沢「上条なら屋上に行くところをみたぜ」
さやか「え」
杏子「おいさやか・・・屋上って・・・今マミが・・・」
さやか「まさか・・・マミさん!?」
ガチャリ
マミ「来たわね」
恭介「と・・・巴さん!もう僕待ちきれないよ!!」ドキドキ
14: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 18:37:18.19 ID:B9MSYGXQ0(2/4)調 AAS
恭介「なんて・・・なんてすばらしいんだ」
恭介「ありがとう巴さん!僕も自分の世界が広がった(意味深)気がする!」
さやか(屋上から恭介の声!?やっぱりマミさんと話してる!?)
仁美「か・・・上条君!」
ガチャリ
さやか「あっ仁美!」
恭介「すごい良かったよ、巴さん!また会ってくれないかな?」
さやか「!!」
仁美「!!」ずどーん
仁美「良かった・・・?良かったって・・・何が・・・」
恭介「志筑さん!?」
さやか「マ・・・マミさん!?あんた・・・恭介とナニしてんです?」
マミ「美樹さん!?違うのこれは・・・」
さやか「マミさん!あんたあたしから恭介の事聞いてたでしょ!?
仁美と付き合ってるのを知った上でそんな・・・そんな事!!」
さやか「恭介と会うなんて一言もいわないであたしたちを騙してでもそんな・・・ハレンチな事を!」
マミ「ハレンチな事!?ハレンチってナニよ!?何もしていないわ!私はただ・・・」
仁美「・・・」ゴゴゴ
さやか(仁美!?魔女化しかけてるよ!?)
仁美「・・・」チラッ
マミ「え・・?え・・・?(胸を凝視して・・・)」
ぷるーん
仁美「上条君の・・・」
仁美「上条君のおっぱい星人!!もう知りませんわー!!」
バタン!!
恭介、マミ「「え・・・えええええええ!?」」
さやか「なにやってんの恭介!はやく追いかけて!!」
15: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 19:03:08.43 ID:B9MSYGXQ0(3/4)調 AAS
杏子「あーあ。なんだか今日の仁美、さやかみたいだなー」
さやか「どういう意味よ、杏子!」
杏子「そそっかしいって事さ。
マミと坊やには何も無かったのに、お互いに何か知らないけど同じような勘違いしてたし」
さやか「そ・・・そうだマミさん!あんた恭介と何してたの!?あたし達に嘘ついてまで!」
マミ「落ち着いて美樹さん。佐倉さんの言うとおり何もなかったのよ」
マミ「ただ・・・彼には説明しなければいけない状況にあったのよ」
さやか「説明?まさか・・・魔法少女の事?」
杏子「なんだ?変身するところでも見られたのか?」
さやか(あれ?)
さやか(さっきすんなりと・・・魔女化って言葉が出てきたけど・・・魔女って何だっけ?)
〜昨日の回想〜
マミ「呪いを振りまく魔獣と呼ばれる存在から人々を守るために戦う魔法少女・・・それが私よ」
恭介「・・・」
マミ「どう?今言ったこと全て信じられる?信じられないでしょう?だから今見たことは全部忘れて
明日からは普通の生活に戻るように―」
恭介「す・・・すごい・・・本当にいるんだ・・・魔法少女って!」キラキラ
マミ「え・・・ええええええええええ!?」
恭介「ねえ!巴さんはどんな魔法が使えるの?他にも仲間はいるの?」
マミ「食いついてきた!?大抵の目撃者は信じようとしないのに!」
キュゥべえ「人間の好奇心と言うものはつくづく底深いね」
恭介「わっ!?なんだこのしゃべる生物は!?」
恭介「そうか・・・魔法少女にマスコットはつきものだからね!」
マミ「!?あなた・・・キュゥべえが見えているの!?」
恭介「キュゥべえって言うんですか?見えてますよ。見えないものなんですか?」
恭介「魔獣に関わったから見えるようになったのかな?それにしても感激だなぁ。
本当に魔法の世界が存在していたなんて!」キラキラ
キュゥべえ「そうか・・・上条恭介・・・君は・・・」
16: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 19:19:23.08 ID:B9MSYGXQ0(4/4)調 AAS
キュゥべえ(「あの時」・・・「あの結界」に巻き込まれた人物・・・だったね)
キュゥべえ(繰り返される日常で無自覚のうちに・・・こちら側の世界とつながってしまったのだとしたら合点がいく)
キュゥべえ「君にも資質があるよ。マミと同じ・・・魔法少女・・・いや・・・魔法使いとしての資質が」
恭介「え?」
キュゥべえ「上条恭介、僕と契約して―」
マミ「待ちなさい!キュゥべえ!!」がばっ
キュゥべえ「きゅっ」
マミ「明日・・・きちんと魔法少女についてお話するわ。だから今日はまっすぐ帰りなさい」
恭介「は・・・はい」
〜回想終了〜
マミ「と、言うわけなの」
さやか「えええええええええ!?恭介・・・恭介にキュゥべえが!?」
杏子「ま・・・魔法少女上条恭子ちゃん!はははは!腹いてー!」
マミ「だからこそ・・・彼にはちゃんと話す必要があったのよ・・・」
マミ「彼が契約するようなことがあれば当然・・・美樹さんの事もバレるわ」
マミ「中途半端に関わらせて興味を持たれてしまうより、事情のわかる人間として
契約のリスクを説明するしか無かったの」
さやか「そ・・・それじゃあ恭介には全部話しちゃったんですか!?」
マミ「安心して。美樹さんの事は話してないわ」
マミ「念のため佐倉さんの事も秘密にしておいたわ。この町を守る魔法少女は私だけというのが彼の認識よ」
杏子「あたしは別にバレても構わないけどな」
マミ「あなたを通じて美樹さんの事がバレるかも知れないのよ」
マミ「キュゥべえにも他に魔法少女がいることは秘密にするように言っておいたわ。
ただ・・・上条君に契約を迫るのをやめさせるのは「僕の約束できる範囲じゃないね」と言っていたわ」
さやか「あいつ!」
杏子「それで・・・坊やは契約したいって言ったのかい?」
マミ「いいえ・・・ただ・・・」
さやか「ただ?」
17: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 20:06:02.48 ID:BZV4htkp0(1/4)調 AAS
マミ「怪我が治る前にその話を聞いていたら治すために契約しただろうって言っていたわね」
さやか「!」
マミ「僕にはバイオリンしかないからそうするだろうって・・・願うよりも前に叶った奇跡に感謝してるって」
さやか「そっか・・・」
マミ「それ以外は・・・魔法の世界に対する憧れのような話を延々と聞かされたの」
さやか「え」
マミ「美樹さん・・・上条君を巻き込みたくないのならせめて彼がオタク気質だって事も教えて欲しかったわ」
さやか「あたしも初めて知ったよ!恭介のそういうところ!まさか・・・こんなにも魔法少女に食いついてくるなんて!」
さやか「もしかして・・・あたしが最初から魔法少女の事含めて恭介に全部相談していれば・・・」
杏子「おい、坊やのことは吹っ切ったんじゃなかったのかー?」
さやか「な・・・なんでもねーって!恭介の事なんか考えてねーって!」
マミ「ところで上条君はどうなったのかしら?」
さやか「やばっ!誤解されたまんまじゃん!」
恭介「志筑さん違うんだ!誤解なんだ!」
仁美「離して!私が悪いのですわ!私にあのお方のような武器が無いから!」
仁美「お弁当も二人分食い尽くしてやりますわ!すべての栄養が胸にいくように願いながら!」
クラスメイト「なんだなんだ」ざわざわ
クラスメイト「修羅場!?修羅場なのか」
クラスメイト「上条の制止を振り切りながら二つの弁当を流し込んでいる!?なんだこの状況!?」
マミ(上条君!?聞こえる!?)
恭介「巴さん!?今どこに!?」
マミ(あなたの心に直接話しかけてるの。魔法少女の素質がある子同士ならいつでもつかえるテレパシーよ)
マミ(こんな時のための台本があるの。今から私がいう通りに志筑さんに説明してくれるかしら?)
恭介「わ・・・わかりました」
恭介「志筑さん!実は昨日・・・変な男に絡まれてるところを巴さんに助けられただけなんだ!」
仁美「え!?」
18: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 20:27:32.36 ID:BZV4htkp0(2/4)調 AAS
マミ(変な男・・・すなわち魔獣)
マミ(嘘はついてないわ!
上条君が私が助けた手段さえ言わなければ志筑さんに嘘をついたことにもバラした事にもならない)
マミ「私もそっちに向かうわ!志筑さんをなだめておいて」
杏子「なあ・・・あたし達も何か忘れてないか?」
さやか「えっと・・・」
さやか「そうだまどか!まどかをほったらかしだよ!」
ガチャリ
まどか「さやかちゃん・・・杏子ちゃん・・・」
さやか「まどか!?ご・・・ごめん一緒にお昼食べようっていったのに」
キンコーン
杏子「あ、昼休み終わっちまったすまねえまどか!昼抜きになっちまって!」
まどか「わ・・・私はちゃんと食べたよ・・・ほむらちゃんがね・・・一緒にいてくれたの」
さやか「え」
ほむら「まったく・・・まどかを放っておくなんて・・・許されることでは無いわよ美樹さやか」ファサッ
さやか「暁美ほむら!」ギリッ
ほむら「あなた達はまどかの大切な友達よただ・・・「それだけ」の役割をこなしていればいい」
ほむら「本当のことを忘れたまま・・・ただそれだけを延々と繰り返していればいいのよ」
さやか「まどか!早くそいつから離れて!」
まどか「えっ?さ・・・さやかちゃん!?」
杏子「本当にほむらとさやかは仲悪いよな・・・」
さやか(暁美ほむら・・・あたし達と同じ・・・見滝原の魔法少女・・・だけど・・・)
さやか(あたしの直感が告げている・・・こいつだけは信用しちゃいけない!何かを隠しているって!)
まどか「ねえほむらちゃん・・・さやかちゃんも・・・ちょっと落ち着いて・・・ちゃんと話し合ってみようよ」
まどか「もしかしたら・・・お友達になれるかもしれないのに・・・」
ほむら「美樹さやかと友達にはなれないわ・・・そして・・・あなたともね」
ほむら(そう・・・私が願うのは・・・あくまでまどかの幸せ)
19: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 20:50:16.52 ID:BZV4htkp0(3/4)調 AAS
ほむら(そのためなら私は・・・あなたと分かり合えなくても構わない・・・)
ほむら(仲間なんて・・・必要ない)
さやか「行こ、杏子、まどか。仁美と恭介がどうなったかも気になるし」
仁美「そ・・・それでは本当に上条君とは何も無いのですね!?」
マミ「ええ。本当よ。彼は一言私にお礼を言いたかっただけ」
仁美「では・・・「良かった」とは?」
マミ「変な男どもをなぎ倒した私の体術がって事よ」
さやか(色々苦しいな・・・でも嘘はついてないって事にしとかないと後々厄介だし)
仁美「わかりました・・・信用しましょう」
仁美「お見苦しいところをお見せして・・・恥ずかしいですわ」
恭介「いや・・・僕も悪かったよ。志筑さんに内緒で別の女性と会っていたのは事実だしね」
仁美「ところで・・・上条君はいつまで私の腕を握っているのでしょう///」
恭介「あっ・・・ご・・・ゴメン!」
仁美「よろしいですわ。それに・・・少し私も我慢せずに要望を伝えることも大事だとわかりましたから・・・」
仁美「上条君の帰り道に・・・その変な男は頻繁に現れるものなのですか?」
恭介「え?」
仁美「私も・・・護身術は一通りマスターしておりますし・・・」
仁美「これからは・・・帰り道もご一緒させていただいて・・・私が上条君をお守りいたしますわ!」
恭介「!!」
仁美「駄目・・・でしょうか?」
恭介「いや・・・構わないよ・・・でもお互いの家は全然別方向なのに・・・」
仁美「こうでもしなければ・・・二人きりの時間はとれませんわ」
仁美「上条君・・・バイオリンの稽古・・・納得がいくまで頑張ってください。その代わりそれ以外の時間は・・・
私も上条君に全力で尽くしますから」
さやか「ふぅ・・・雨降って地固まるってヤツですかな?
これがきっかけで恭介にも責任感が芽生えるといいんだけどねぇ・・・」
杏子「本当にいいのかー?強がってないかー?」ぼそっ
さやか「うるさいよ、杏子!」わちゃわちゃ
20: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/19(土) 20:57:18.39 ID:BZV4htkp0(4/4)調 AAS
今日はここまで。一話書き上げる予定だった。
作者をとりまく環境が変わって(彼女できたとかじゃないよ)
投下ペースが前より遅いですが興味を持たれた方、このSSにお付き合いよろしくお願いします。
3ヶ月以内に完結させたいな
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 11:50:57.46 ID:kK5yqloAO携(1)調 AAS
ティーロ!!で腹筋がもうあかんww
22: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 19:41:33.70 ID:Qr+LVeY50(1/8)調 AAS
恭介「ありがとう志筑さん今日はわざわざ送ってくれて」
仁美「恋人なら当然のことですわ。お礼なんて言われるほうが失礼ですわよ」
恭介「それじゃあまた明日学校で」
〜恭介の部屋〜
キュゥべえ「やあ。上がらせてもらってるよ」
恭介「キュゥべえ」
キュゥべえ「マミから魔法少女の説明を受けたと思ってね。知った上で君に聞きたいことがあるんだ」
恭介「また契約の催促かい?悪いけど・・・」
キュゥべえ「願い事が無いのかい?」
恭介「強いて言うのなら・・・これからもバイオリンを弾き続けたい・・・かな」
恭介「目の前の「叶えたい願い」というのならとりあえずは春休みのコンクールでさやかや志筑さん、
他にもお世話になった人たちに練習の成果を聞かせたい・・・かな?」
恭介「奇跡や魔法でかなえてもらう程じゃないよ」
キュゥべえ「だとしたら・・・君のその望みは永遠に叶わないだろうね」
恭介「え?」
キュゥべえ「同じ時間を繰り返す箱庭世界・・・それがこの世界の実態さ」
キュゥべえ「ある少女のために・・・一番の思い出を繰り返すだけの世界・・・」
キュゥべえ「君は永遠に春休みを迎えることは出来ない」
キュゥべえ「少女は「友達と離れたくない。このままでいたい」と願うあまり同じ学年を
延々と繰り返す事でそれを叶えようとする悪魔がいる」
キュゥべえ「それは・・・上条恭介・・・君のクラスメイトでもあるんだよ」
恭介「なんだいそれは?それも・・・魔法少女が戦うべき敵というわけかい?」
キュゥべえ「いずれは魔法少女たちも真実にたどり着いて剣を取るだろうね・・・だけどそれじゃあ遅い」
キュゥべえ「君に話したのは・・・僕はその「世界を作り変えた悪魔」に「少女」に対して
その詳細をしゃべることを禁じられているからなんだ」
キュゥべえ「だから悪魔の目を盗むためには・・・少年に接触するしかなかった」
キュゥべえ「上条恭介・・・この世界を正常な流れに戻すために力を貸して欲しい」
恭介「ちょっと待って。何がなんだかわからないよ」
恭介「魔法少女と魔獣については実際に目で見たから信じるけど・・・その話は唐突過ぎるよ」
23: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 20:11:35.55 ID:Qr+LVeY50(2/8)調 AAS
(キュゥべえほむらとまどか、さやか杏子の名前は出さずに説明)
恭介「つまり・・・魔法少女の裏切り者が・・・自分のために概念になった少女を現世に戻したと」
恭介「そして再度世界を作り変え・・・彼女が人間として暮らせる日常を演出していると」
キュゥべえ「そしてその茶番は・・・この星から魔獣が滅びるまで繰り返される」
キュゥべえ「悪魔と化したその少女の時間操作は魔獣だけは対象外なんだ」
キュゥべえ「同じ時間を繰り返しながら・・・少しずつ魔獣を見滝原に呼び寄せ数を減らしていく。
それがこの世界の現状なんだ」
恭介「・・・」
キュゥべえ「君だって違和感を抱いていたはずさ」
キュゥべえ「自分がこの先永遠に大人になれないような違和感を・・・未来が閉ざされた違和感を」
キュゥべえ「そしてその時間操作・・・つまりは時間の巻き戻しは春休み前・・・
3年生の卒業式に行われる」
キュゥべえ「3年生にも仲の良い友達ができた少女はその上級生にも「卒業しないで欲しい」と願ってしまったからね」
キュゥべえ「その卒業式の日に決算として地球上の魔獣全てが見滝原に攻め込んでくるのさ」
恭介「!」
キュゥべえ「正確には生き残った魔獣の集合体・・・「ワルプルギスの夜」と僕は呼んでいるけどね」
キュゥべえ「ワルプルギスの夜を倒せたら次は「悪魔」は正体を現し、少女たちの敵として立ちはだかる」
キュゥべえ「出来なければ「悪魔」は時間をリセットし・・・このおよそ1年間を繰り返す」
キュゥべえ「魔獣の数が減ってきているから・・・少しずつ「ワルプルギスの夜」は弱くなっているけどね」
キュゥべえ「それでも今まで勝てなかった。だからこそ悪魔は同じ時間を繰り返した」
キュゥべえ「全ての魔獣が滅びるまで「少女」に幸せな夢を見せ続ける・・・それが終われば
敵として立ちふさがる・・・それが「悪魔」の役割」
恭介「やっぱり・・・そんな話信じられないし・・・僕がどうのこうのする問題じゃないと思うよ」
恭介「その話がもしも本当なら・・・魔獣を全て倒しさえすれば世界は元通りになるんだろう?」
キュゥべえ「いや・・・だからその頃にはもう遅いんだ」
キュゥべえ「度重なる世界の書き換えで・・・この星は悲鳴をあげつつあるんだ」
恭介「え」
キュゥべえ「魔獣を全滅させるまでループを続けた先が・・・人間の住める世界であるとは限らないよ」
キュゥべえ「その前に何度も書き換えたことによる弊害で世界崩壊する確率が高い」
24: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 20:30:29.72 ID:Qr+LVeY50(3/8)調 AAS
恭介「だとしたら・・・僕に何を望んでいるんだ」
キュゥべえ「手っ取り早い解決方法としてはやはり・・・元々概念であったその少女の覚醒さ」
キュゥべえ「神としての自覚を取り戻せば・・・悪魔に抵抗できる術は無い。
一瞬でワルプルギスも悪魔もなぎ倒して世界は元通りに戻る」
キュゥべえ「そのために・・・事情を説明した上で
監視対象外の「少年」を魔法使いにすれば悪魔に抵抗できると思ってね」
恭介「・・・」
キュゥべえ「信用できないなら信用できないで構わないさ・・・いずれ・・・嫌でもその日は訪れるから」
キュゥべえ「その時君は・・・僕の力が必要になるはずだからね」
〜マミの卒業式〜
さやか「風強いなしかし。こんな日に卒業式って大丈夫かオイ」
まどか「さやかちゃん、マミさん行っちゃうよ」
さやか「あ、そうだ。おーいマミさーん」
マミ「美樹さん、鹿目さん、佐倉さん」
杏子「もうあたし腹ペコだよ早く打ち上げ行こうぜ」
恭介「あの」
さやか「ん?恭介、仁美あんた達もマミさんに挨拶?」
恭介「さやかには本当に世話になりっぱなしだったから・・・それに巴さんにも助けてもらったし」
恭介「だからこれ・・・足りるかどうか解らないけど・・・とりあえず10枚チケット用意したから・・・」
さやか「おおっ!例のジャニー北側主催のヤツ!?」
恭介「さやか達で分け合って是非来てもらいたいんだ。もちろん・・・僕も演奏するから」
さやか「仁美の前で大丈夫?他の女子にこんな高そうなプレゼントしたりして」
仁美「私には・・・カーテンの裏側という特等席がございますから・・・」ドヤ
さやか「イラッ!」
仁美「さやかさん・・・巴さんと出かける前に少しお話しませんか」
25: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 20:49:19.44 ID:Qr+LVeY50(4/8)調 AAS
仁美「多少強引に這い寄ってでも恭介さんに着いていくと決心したあの日以来・・・
私本当に仲良くしていただいて」
さやか「それは良かったじゃん。アイツにも責任感が芽生えたってわけだね」
さやか「そっか・・・もう下の名前で呼んでいるんだね」
仁美「はい。恭介さんも仁美さんと呼んでくださります」
仁美「ですけど・・・それで本当に良かったのかどうか・・・」
さやか「なんで?」
仁美「だってさやかさんの方が・・・立派でいい女だと・・・」
仁美「私・・・あなたを裏切るくらいのつもりで・・・恭介さんに想いを伝えたのに・・・」
仁美「こんな私に・・・さやかさんはいつまでも良くしてくれましたわ。
それどころか私と恭介さんの間を取り持ってもらって・・・」
仁美「さやかさんのような立派な人間には私なれないと思いましたの。
今の幸せを失いたくない必死な自分が・・・なんだかちっぽけな存在に思えて・・・」
さやか「そいつは違うよ仁美」
仁美「え」
さやか「あたしはまあ・・・なんつーかこういう事経験したからこそ得られる境地にたどり着いただけっつーか」
さやか「あの頃のあたしが恭介とくっついてたら・・・多分仁美と同じじゃないかな。
それどころかノロケも加わってどーしようも無いお調子モンになってたと思う」
さやか「きっとどこかの別の未来では恭介と一緒になれたことで
精神的に幼いままノロケまくりの自分がいる。そーいうもんなんだよ」
さやか「仁美の目の前に今いるあたしは、あくまで美樹さやかの数ある可能性の一つに過ぎないっつーかね」
仁美「そ・・・それは達観しすぎてませんか」
さやか「なんでだろうね・・・実際どこか夢の世界か何かで・・・あたしはそっちの未来も見てきたんだよ」
さやか「だから、大丈夫なんだよ。あたしはあたし。仁美は仁美。それぞれの進むべき道があるんだから」
さやか「この時間軸のさやかちゃんは全力で親友の恋を応援しますよ!ってそれだけの話なんだから」
さやか「仁美は仁美で・・・恭介の事ちゃんと捕まえときなさいよ!」
仁美「あ・・・ありがとうございます」
ゴウッ
さやか「しかし・・・なんだろうね今日はやたらと風が強い・・・嵐でも来るのかな?」
マミ「・・・!!」ピキーン
26: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 20:57:27.72 ID:Qr+LVeY50(5/8)調 AAS
マミ(何・・・この魔力は・・・!?)
マミ「来るわよ・・本当に嵐が」
さやか「え・・・?」
さやか杏子「・・・!」ピキーン
ワルプルギスの夜「ウフフ・・・アハハハハ!!」ゴゴゴゴ
恭介「・・・!!」
恭介「嘘だろ・・・な・・・なんだアレ・・・」
仁美「恭介さん?どちらを見てますの?空に何か浮かんでいるのですか?」
ゴウッ
恭介「仁美さん!危ない!」
仁美「え」
恭介「・・・」
キュゥべえ「目が覚めたかい?」
恭介「キュゥべえ・・・一体何が・・・」
キュゥべえ「君には何度も・・・説明したはずだけどね」
キュゥべえ「この日ワルプルギスの夜が来る・・・そして・・・この町の魔法少女は全滅するとね」
恭介「全滅!?それじゃあ仁美さんは!?さやかは!?」
恭介「!!仁美さんの腕!そうかあの時とっさに掴んで・・・」
恭介「瓦礫の下敷きに・・・待ってて仁美さん!今助け・・・」
恭介「軽い・・・?」ズポッ
ぶらーん・・・
27: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 21:06:59.27 ID:Qr+LVeY50(6/8)調 AAS
恭介「う・・・」
恭介「うわああああああああああああああ!!!」
キュゥべえ「そして世界は・・・また少女の思い出を繰り返す」
まどか「さやかちゃん・・・杏子ちゃん・・・マミさん・・・仁美ちゃん・・・」
まどか「嫌だ・・・嫌だよ・・・どうして・・・」
ほむら「大丈夫よ。まどか」
まどか「ほ・・・ほむらちゃん?」
ほむら「繰り返す。何度だって繰り返すわ」
ほむら「あなたがこの学校に転校してきたあの日から・・・
あなたにとって一番楽しい思い出になるであろうこの一年をね」
まどか「ほむらちゃん!?何を・・・」
がばっ
ほむら「心配要らないわ・・・何も心配要らないの」
ほむら「私はただ・・・あなたが幸せになる世界を望む・・・それだけだから」
バサアッ
恭介「あ・・・あれは・・・」
恭介「暁美さん!?彼女が・・・彼女が「悪魔」だったのか!?」
キュゥべえ「そういう事だよ。上条恭介」
恭介「そして・・・鹿目さんが・・・悪魔が愛した「少女」!」
ほむら「上条恭介!?見られてしまったわね」
ほむら「まあいいわ・・・あなたに見られたところで何も変わりは無いわ・・・私は私の役割をこなすだけ」
ほむら「時間を戻せばあなたのこの記憶も消える。あなたも大切な人を取り戻せる」
ほむら「また会いましょう。あなたとは別に接点を持つことも無いでしょうけど」
ゴゴゴゴ・・・
28: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 21:24:26.14 ID:Qr+LVeY50(7/8)調 AAS
キュゥべえ「やっとわかったかい?僕が言っていた事が本当だったって」
恭介「キュゥべえ・・・」
恭介「僕が・・・鹿目さんの覚醒を促せる可能性を持っているって話・・・あれは本当かい?」
キュゥべえ「もちろんさ」
キュゥべえ(正確には・・・間接的な覚醒だけどね)
キュゥべえ(美樹さやかと接点のある君なら・・・美樹さやかの記憶を呼び戻せるかもしれない)
キュゥべえ(そして・・・さやかの記憶を呼び戻せば・・・円環の理本体であるまどかの記憶もあるいは・・・)
キュゥべえ(その時こそ僕らは・・・まどかを今度こそ認識できるだろう)
キュゥべえ(そうなれば円環の理を掌握するのはたやすい)
恭介「キュゥべえ・・・僕を魔法使いにしろ・・・」
恭介「仁美さんと・・・さやかに・・・コンクールに来て欲しいんだ」
恭介「絶対に・・・二人にバイオリンを聴いてもらうんだって・・・それだけは叶えたいから」
キュゥべえ「君の望みは?」
恭介「白々しいね・・・こうなる事・・・僕が叶える願いも見越した上で行動していたんじゃないのかい?」
恭介「僕の記憶を・・・今見たこの光景を・・・時間が戻った先でも維持していたい」
キュゥべえ「少女より素質が低い分・・・記憶が呼び起こされるのは
僕が君の部屋を訪れたあの日になるけど構わないかい?」
恭介「構わない・・・」
恭介「世界を救いたいんじゃない・・・ただ・・・大切な人達にバイオリンをもう一度聞いて欲しい」
恭介「だから・・・戦うよ・・・僕は・・・魔法使いになる」
キュゥべえ「契約は成立だ。君は魔法少女のサポート役としての力を得た」
キュゥべえ「時間が戻った先でまた会おう。君の記憶が戻り次第・・・君が取るべき行動を指示しよう」
続く
29: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/21(月) 21:28:21.69 ID:Qr+LVeY50(8/8)調 AAS
ここまで。
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/23(水) 10:01:29.11 ID:x3UOHZwAO携(1)調 AAS
乙。
QBが今度は活躍できますように!
31: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/23(水) 17:55:57.97 ID:+dzQ3oLh0(1/4)調 AAS
第二話「仁美さんの○○を僕にくれ」
恭介自宅
〜仁美が見送った直後〜
恭介「ハッ!」
キュゥべえ「記憶を取り戻したかい?」
恭介「僕は・・・僕は魔法少年になれたのかい?」
キュゥべえ「そうだよ。指をかざしてごらん」
(恭介の指先から実体化するソウルジェム)
恭介「これが・・・僕の・・・」
キュゥべえ「さっそくだけど・・・君には鹿目まどかの覚醒だけではなく
ワルプルギスの夜までに戦闘に慣れてもらう必要がある」
キュゥべえ「今、魔法少女たちが戦っている。なかなか大物の魔獣だよ」
恭介「えっと・・・変身ってどうすればいいの?」
キュゥべえ「魔法少女のそれとは違い・・・魔法使いの変身は「あるもの」を要する」
恭介「ある物?」
キュゥべえ「志筑仁美を今すぐ呼び止めてくれ。今は家の前まで見送った直後の時間だから」
恭介「仁美さん待って!」
仁美「か・・・上条君?」
仁美「ひとみさんって・・・///」
恭介「そっか!この時はまだ下の名前で呼び合ってなかったんだっけ」
恭介「仁美さん、家にあがっていって欲しいんだ」
仁美「え・・・?でもご迷惑では?」
恭介「迷惑なんかじゃないよ!今は僕以外誰もいないから」
仁美「!!」
32: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/23(水) 18:10:32.86 ID:+dzQ3oLh0(2/4)調 AAS
仁美(ど・・・どういう事でしょう)ドキドキ
仁美(なぜ急に上条君は・・・私を仁美さんと呼び・・・家にあげたのでしょう)
仁美(しかも・・・「親がいない」と)
仁美(ここから導き出される答えは完全にアレしかありませんけど・・・
昨日まであんなに無反応だった上条君がいきなりという事はありえませんわ!)
仁美(で・・・でも上条君が強引に迫ってしまったら・・・私抵抗するのでしょうか?できませんわ。いやん!)ドキドキ
恭介「仁美さん、僕の部屋に来て欲しいんだけど」
仁美「ファッ!?」
〜恭介の部屋〜
仁美(ええええええええええええ!?)
仁美(どういう事なの・・・積極的すぎますわよ上条君!私男の子の部屋に入るのは初めてなのに!)
仁美(わかりましたわ!演奏会ですわね!これからは自宅練習も付き合って欲しいという遠回りなアピールですわ!)
仁美(私ともあろう者が・・・はしたない考えを起こしてしまいましたわ・・・)
仁美(中学生のうちからそんな所まで進んでしまったら・・・ますますさやかさんに顔向けできなく・・・)
仁美(アレ?でも演奏専用の大部屋は別にあったような・・・)
恭介「それじゃあ悪いんだけど脱いでもらえる?(棒読み)」
仁美「きゃう」
仁美「上条君!?どどどど・・・どうして!?」
恭介「唐突なお願いで混乱するかもしれない・・・でも、でも・・・」
恭介「世界を救うためなんだ」
恭介「仁美さんのパンティを僕にくれ!」ドバーン
仁美「かかかか・・・上条君!!」
ドサッ(恭介のベッドに寝転がる仁美)
仁美「どどどどど・・・・どうぞ!///」ドックンドックン
恭介「え」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/23(水) 18:18:40.28 ID:iRttrW5DO携(1)調 AAS
うわぁ・・・(ドン引き)
34: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/23(水) 18:29:13.95 ID:+dzQ3oLh0(3/4)調 AAS
仁美(ひ・・・ひとみさんを僕にくれ!だなんて・・・もう勘違いでもなんでも無くアレですわ!)
仁美(最初は・・・中学生のうちからそんな・・・と思っていましたけど・・・これは言い換えればチャンス!)
仁美(ここまで差をつけてしまえば・・・さやかさんはもちろん他の子にだって・・・上条君に近づけませんわ!)
仁美(覚悟を決めるのよ仁美!これは・・・これはチャンスですのよ!)バックンバックン
恭介(まいったな・・・ただ下着が欲しいだけなのに・・・寝転がるなんてどういうつもりだろう)
恭介(僕が脱がせないと駄目なヤツかな・・・ただでさえ・・・駄目もとで・・・嫌われる覚悟で
直球で頼んでみたのに・・・脱がせるとまでなると刺激が強すぎるよ!)
恭介「それじゃあ脱がせるよ///」
仁美「は・・・はいっ!!」ドキドキドキドキ
するっ
恭介「あれ?結構すぐ脱げるんだね」
キュゥべえ「君にそういうテクニックの才能があっただけの話だよ」
恭介「これを・・・どうすればいいんだキュゥべえ?」
キュゥべえ「ただ身に着けているだけでいい」
キュゥべえ「その後心で念じるだけで君は魔法使いに変身できる」
恭介「今魔法少女たちが戦ってる場所へ向かうって事は・・・巴さんにも当然見られるよね」
恭介「こんな物・・・目立つ場所に身につけてわざわざ変態アピールする必要ないよね」
恭介「内側胸ポケットに入れておこう。これでも変身に問題ないよね?」
キュゥべえ「なんの問題もないね」
恭介「あれ・・・?仁美さんのパンティの香りに・・・引き寄せられる!?」
恭介「顔がだんだん近づいて・・・い・・・いかん!被りたくなってきた!危ない危ない!」
恭介「これじゃあ僕がただの変態じゃあないか!」
ズボッ
恭介「あ、被っちゃった」
恭介「フォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」ピカッ!!
35: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/23(水) 19:27:21.86 ID:+dzQ3oLh0(4/4)調 AAS
仁美「あれ・・・」
仁美「ちょっと上条君!?ど・・・どちらにいますの!?返事してください!」
〜魔獣交戦地〜
マミ「この魔獣・・・強い!」
大型魔獣「オオオ・・・」
まどか(未変身)「マミさん!」
ほむら「・・・」
ほむら(てこずっているようね・・・手を貸したほうが良いかしら)
ほむら(繰り返す日常におけるまどかは・・・インキュベーターが見える魔法少女候補という事になっている)
ほむら(記憶と力を取り戻さない限りまどかに巴マミを救う手立ては無い。)
ほむら(だけどまどかが望む幸せの条件には・・・巴マミの生存も含まれている)
ほむら(ワルプルギスの強制リセットが始まるその時まで・・・彼女には生きていてもらう必要がある)
ほむら(美樹さやかと佐倉杏子が到着するまで時間がかかる。
巴マミがこの魔獣にやられたループも存在すると考えたら・・・やはり助けるのが確実でしょう)
ほむら(悪魔の力で模倣した、魔法少女時代の盾に形だけ手を入れて重火器を取り出した振りをする)
ほむら(本当は何も無いところからでも銃を具現化することはできる。だけど魔法少女たちを欺くために
私の能力は魔法少女時代のそれを再現する物になっている)
ほむら「さてと・・・手榴弾あたりが手っ取り早いかしら?」
ズボッ
ほむら「え?」
???「それは、私のバイオリンだ」
ほむら「え?え?(誰!?)」
???「君が先ほど手を突っ込んだのは私のタキシードの社会の窓だ」
ほむら「嫌ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
変態いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!?」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/24(木) 01:02:36.61 ID:18olRnuj0(1)調 AAS
やっぱり、悪魔だなんだといっても、地は13〜14のオンナノコなんだよなァほむほむ……ww
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 06:54:28.23 ID:M+EnVvaAO携(1)調 AAS
駄目だこの恭介はやく仁美と結婚しないと
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/24(木) 07:56:29.68 ID:n0ITjpuH0(1)調 AAS
バイオリン(意味深)
39: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/24(木) 21:35:36.34 ID:7hugRcxg0(1/2)調 AAS
さやか「マミさんお待たせ!大丈夫!?」
杏子「さっさと片付けてお茶にしようぜ」
さやか杏子「「!?」」
???(!?さやか・・・と佐倉さん!?)
さやか(タキシードをまとった・・・仮面の少年!?)
杏子(こいつが被っているのは・・・女モンの下着!?)
さやか「んでもって・・・社会の窓は全開!!なぜか中からバイオリンがはみでている!」
さやか「へ」
杏子「変態だああああああああああああああああああああ!!」(CV:ビュティ)
さやか「な・・・なんなのよアンタ!?一体何者なの!?」
???「私は・・・」
???「下着の魔法使い。名前はまだ無い」
下着の魔法使い(とっさに被った志筑さんの下着が役に立った・・・
さやかに正体を知られずに済むぞ)
下着の魔法使い(しかし・・・さやかが何故巴さんの所にやってきたんだ?
しかも魔獣を見ても驚いていない・・・)
下着の魔法使い(さやかはすでに・・・魔法少女と魔獣について知っているのか?)
下着の魔法使い(そうか・・・巴さんと接点を持ったって事はさやかもまた・・・魔法少女候補生と言うわけだね)
下着の魔法使い(実際に巴さんの戦っている所を見て契約するかどうか決める体験ツアー的な物だね)
下着の魔法使い(さやかを危ない目に合わせられないな・・・尚更負けられないよ)
下着の魔法使い(キュゥべえ教えてくれ。下着の魔法使いと化した僕は何が出来るんだ?)
キュゥべえ(本能のおもむくまま(意味深)にバイオリンを奏でるんだ。結果はすぐに出る)
キュゥべえ(曲目はなんでもいい。とりあえず弾いてごらんよ)
下着の魔法使い「バイオリンを!?だけど・・・なんでもいいって言われるとかえって悩むな・・・」
下着の魔法使い「そうだ!仁美さんのイメージ曲を・・・」
下着の魔法使い「オリジナル交響曲第一!「ご令嬢の恥じらい」!」
♪〜♪〜♪
40: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/24(木) 21:59:52.27 ID:7hugRcxg0(2/2)調 AAS
杏子「いきなりバイオリンを弾き始めた!?なんだコイツ!?」
さやか「この旋律・・・!?」
さやか(この懐かしい感じは・・・何?)
マミ「・・・!音楽のイメージが・・・実体化していく!?」
お嬢様のイメージ「ウフフ」
大型魔獣「!!」
大型魔獣「・・・///」
魔獣に彼女が出来ました
大型魔獣「アハハハ!」
しゅうう・・・(成仏)
ほむら「・・・」
さやか「・・・」
ほむらさやか「「は!?」」
下着の魔法使い「・・・倒せた・・・のか?」
キュゥべえ(すごいじゃないか恭介!今のは攻撃系の中でも最高の効果をもつ浄化系の演奏だよ!)
下着の魔法使い「浄化系?」
キュゥべえ(魔法使いの能力は主に魔法少女を強化させる補助系、相手の行動を制限する束縛系の物が多いんだけどね)
キュゥべえ(攻撃系魔法少女でもめったに発現しない「浄化系」の能力が君の演奏には備わっているみたいだ)
下着の魔法使い「相手が・・・男だったから・・・なのかな?」
下着の魔法使い「だけど・・・あの仁美さんの幻影は二度と使えないような気がする・・・
だって今の魔獣の彼女になっちゃったから・・・もう一度呼び出せば二股になっちゃうし・・・」
41: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 19:11:11.94 ID:QDGjSwoR0(1/10)調 AAS
下着の魔法使い「能力の研究は後でするとして・・・とりあえずこの状況は・・・」
下着の魔法使い「さらばだ!魔法少女たち!また会おう!」バッ
さやか「あっ逃げた!」
マミ「一体なんなの・・・?」
ほむら「・・・」
キュゥべえ「なにか言いたげだね。暁美ほむら」
ほむら(インキュベーター・・・あなたは一体何をしたの!?)
ほむら(ここ数日でお前が接触した少女は全て人形達が監視していたのに・・・新たな魔法少女が生まれるなんて・・・)
ほむら(なるほど・・・「魔法使い」・・・ね)
ほむら(少年を魔法少女に変えることが・・・あなたのせめてもの抵抗って訳ね)
キュゥべえ(その通り。僕は彼・・・下着の魔法使いを使って君の支配から解放してみせる)
キュゥべえ(そして・・・女神を覚醒させて今度こそ円環の理を掌握するのさ)
マミ「下着の魔法使い・・・彼を仮に「ウィザード」と呼ぶのはどうかしら?」ドヤァ
さやか「は?」
杏子「こんな状況でも・・・相変わらずなんだな」
さやか「あの変態の正体も気になるけど、とりあえずはあんたよ。暁美ほむら!」
ほむら「!」
さやか「あんた・・・影からこそこそ伺ってたよね?隙を見てマミさんを倒すつもりだったの?
それとも・・・助けるつもりだったの?」
ほむら「助けるつもりだったと言っても・・・信用しないでしょう?あなたは」
ほむら「あなた達に生きてもらわないと困るのよ・・・まどかが・・・まどかが悲しむじゃない」ゆらぁ・・・
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「ただ演じていれば良いのよ・・・あなた達はまどかを喜ばせる人形」
ほむら「「終わり」が必ず来るこの世界で・・・その瞬間までこの幸せを繰り返す。それがあなた達・・・
そして私の役目なのよ」
さやか「・・・あんた・・・一体何を・・・」
42: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 19:33:40.36 ID:QDGjSwoR0(2/10)調 AAS
〜上条家〜
恭介父「いやあすまんね。うちの愚息がほうっておいてどこかに行っちまうなんて」
恭介母「ゆっくりしていってください。志筑家ほどのおもてなしは出来ませんけど」
仁美(ノーパン)「あ・・・ありがとうございます」
父「しかし・・・バイオリン一筋だったあの恭介が女性を家にあげるなんて」
母「小学生の時のさやかちゃん以来かしら」
父「私はてっきり恭介はさやかちゃんをくっつくものとばかり」
仁美(ノーパン)「うっ!」ぐさっ
仁美(わ・・・私実は歓迎されてないの!?)
母「懐かしいわね・・・あの時は恭介が恥ずかしがってるのにさやかちゃんが一緒にお風呂を」
仁美「そ・・・それはいつ頃の話で?」
父「小学校・・・いやえーと・・・ご」
仁美「もうよろしいですわ!聞くのが怖いですわ!」
仁美(ご!?五年生って言いかけました!?わりと最近ですわよ!)
仁美(それとも・・・小学生ではなく5歳ごろと訂正しようとしていた!?いずれにせよ・・・)
仁美(さやかさん・・・恐ろしい子!)
仁美「それにしても・・・上条君はどちらに・・・」
父「ま、さやかちゃんにせよ志筑さんにせよ。息子に彼女が出来た事は喜ばしいことかもね」
父「このまま恭介を待っていたら遅くなってしまうよ。なんなら泊まっていくかい?」
仁美「!!」
仁美「いえいえ!朝帰りなんてしてしまったら家の者がなんと言うか」
仁美「この辺で失礼させていただきますわ」
父「まぁそうだよな・・・中学生のうちから・・・なにか過ちが起きてはいけないからね・・・」
父「他に私達に出来る事は無いかね?」
仁美「でしたらえっと・・・」
仁美「上条君に脱がされてしまいまして・・・その・・・替えの下着をお貸し頂けないでしょうか」
父「!!」
43: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 19:47:59.39 ID:QDGjSwoR0(3/10)調 AAS
下着の魔法使い「んっ!」
バサッ
恭介「はぁ・・はぁ・・・」
恭介「これが・・・魔法使いの・・・そして・・・仁美さんのパンティの力!?」
キュゥべえ「恭介・・・君の能力を解析してみてわかった事がある」
キュゥべえ「君は女性へのテーマ曲を奏でることによりその演奏が様々な効果になって現れるタイプみたいだね」
キュゥべえ「「浄化」の能力を持った演奏はその能力の一部にすぎない。」
キュゥべえ「志筑仁美をイメージして弾けば「浄化」の効果が現れる」
キュゥべえ「言い換えれば・・・他の少女のテーマ曲をきみが新たに作り出せれば
それはまた違った効果が現れる新しい曲となるだろう」
恭介「つまり・・・僕が暁美さんに対抗できるほど強くなるためには・・・」
キュゥべえ「志筑仁美以外の少女とも、交流を深めてテーマ曲をどんどん作れば良い。って事さ!」
恭介「・・・」
恭介「偶然とはいえ・・・本当に仁美さんのパンティで顔を隠したのは幸いだっかもね・・・」
キュゥべえ「さしずめ君が交流すべき少女は」
恭介「巴さん?それとも直接的に鹿目さん?」
キュゥべえ「いや・・・違う。女神の力の一部となって現世に顕現しているある少女さ」
恭介「女神の一部?」
キュゥべえ「君も知っている少女だよ。詳しい指示は明日学校が終わってから話すよ」
〜教室:朝〜
仁美「上条君、一体昨日はどこにいらしたのですの?」
恭介「昨日はって・・・あ」
恭介(しまった!魔法使いになった事で頭がいっぱいで忘れてた!)
仁美「それに・・・その・・・私の・・・パン・・・パン・・・ティを・・」
恭介「え?」
44: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 20:00:58.61 ID:QDGjSwoR0(4/10)調 AAS
仁美「!?」
仁美(とぼけているの?それともき・・・聞こえていない!?
で・・・でもクラスメイトの前で大声で言える話題ではありませんわ!)
仁美(そ・・・それはもちろん・・・
上条君がどうしても欲しいとおっしゃるのなら・・・そのまま差し上げても構いませんが・・・)
仁美(でもそれには上条君の本心という物も大事ですわ!)
仁美(昨日も思わせぶりな行動をしておいて・・・私が遊ばれただけという可能性もありますし!)
恭介「・・・」
恭介(昨日は・・・キュゥべえから説明を受けるだけで精一杯だったけど・・・)
恭介(僕は・・・僕は一度仁美さんが死ぬところを見たんだよな・・・)
恭介(いや・・・それ以前の記憶でも・・・仁美さんがワルプルギスに巻き込まれて死んでいたかもしれない。
僕は・・・それを全て悪魔に忘れさせられてただけなんだ・・・)
恭介(なにはともあれ・・・戻ってこれてよかった・・・こうしてまた・・・
生きている仁美さんや・・・さやか達に会えた)
ぎゅっ
仁美「!!」
クラスメイト「うおおおおおおおおおおおおお!?」
さやか「えええええええええ!?」
仁美「かかかかか・・・上条君!?いきなり何を・・・///」ドキドキドキドキ
恭介「なんだか・・・また仁美さんに会えて嬉しいって・・・そう思ったんだ」
仁美「き・・・昨日もちゃんと顔を合わせたのに・・
そそそそ・・・そんな///」
恭介「戻ってこれた・・・戻ってこれたんだ」
ほむら(!?)
ほむら(戻ってこれた!?今・・・上条恭介は・・・戻ってこれたと言ったの!?)
恭介(ただ一つ残念な事は・・・僕と仁美さんが仲良くなる過程もリセットされてしまったという事だ)
恭介(だけど大丈夫・・・きっとうまくやれる・・・仁美さんも・・・さやか達も・・・僕がきっと救ってみせる)
恭介(そして今度こそ・・・コンクールに来てもらうんだ・・・)
ほむら(・・・)
45: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 20:13:51.87 ID:QDGjSwoR0(5/10)調 AAS
〜授業終了〜
ほむら「上条恭介君、少しお時間いいかしら?」
恭介「え」
仁美「ごめんなさい暁美さん。私達放課後も予定がありまして」
ほむら「あなたには聞いてないわ。私が話しているのは上条君よ」
仁美「え」
ほむら「とても大事な話があるの。是が非でも付き合ってもらうわよ」
恭介「・・・!!」
恭介(この眼・・・!)
恭介(暁美さんは・・・昨日の戦いで・・・下着の魔法使いの正体を見破った!?)
恭介(さすがだよ・・・悪魔がなせる観察眼というヤツだね・・・だとしたら僕も・・・応じないわけにはいかない!)
仁美「あ・・・暁美さん?」
仁美「わざわざこんな事を・・・大勢の前で言うのは忍びないのですが・・・上条君は私の・・・」
恭介「構わないよ暁美さん。僕も君とゆっくり話がしたかったんだ」
仁美「!!」
さやか「ちょ・・・ちょっと恭介!?」
恭介「仁美さん、ごめん。この埋め合わせは必ず・・・」
仁美「上条君の・・・」
恭介「え」
仁美「上条君のまな板好き!もう、もう知りませんわ!わかりませんわ!!」
仁美「上条君の好みがどちらかもうわかりませんわー!!」ダダダ
さやか「ちょっと仁美!?ひとみー!!」
恭介ほむら「「・・・」」
恭介「ええええ・・・!?」
ほむら「・・・まな・・・板」
ほむら「志筑仁美!」ギリッ
46: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 20:28:27.93 ID:QDGjSwoR0(6/10)調 AAS
放課後の屋上
ほむら「率直に伺うわ」
恭介「僕もだよ」
ほむら「下着の魔法使い・・・ウィザードはあなたの事かしら」
恭介「君が・・・この日常を繰り返している「悪魔」だね?」
ほむら、恭介「!!」
恭介、ほむら「やっぱり・・・」
恭介「ウィザード?」
ほむら「巴マミの命名よ。魔法使いだからウィザードと呼んでいるらしいわ」
恭介「そっか・・・僕は一晩かけてバイオリン仮面という名前を思いついたのに」
恭介「バイオリン仮面ウィザードって事で良いかな。まぁどちらで呼んでくれても構わないよ」
ほむら「その様子だと・・・インキュベーターから全てを聞いたみたいね」
恭介「インキュベーター?キュゥべえの事かい?」
恭介「うん。全部知ってるよ」
ほむら「あなたも・・・私の敵になるつもりかしら?」
恭介「そうなるだろうね・・・僕は・・・この箱庭世界から抜け出したいから」
恭介「バイオリンを聴いて欲しい人達がいるんだ・・・そして・・・大人になってからもその人達に聞いてもらいたい」
ほむら「なるほどね・・・なら今のうちに・・・貴方を殺すべきなのかしら?」
ほむら「美樹さやかと志筑仁美が悲しむでしょうけど・・・まどかはそれほどでは無い気がするわ」
ほむら「まどかが望む幸せに・・・あなたの存在が関係無いモノだとしたら・・・!」
恭介「どの道ワルプルギスのリセット日に全て時間を戻すんだろう?ここで僕を殺しても無駄さ」
恭介「記憶を維持する願いでキュゥべえと契約したからね」
ほむら「次のループではあなたを初めからいなかった人間として書き換えるだけよ」
カチッ(時間停止)
恭介「!!」
47: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 20:49:51.23 ID:QDGjSwoR0(7/10)調 AAS
ほむら「ふふふ・・・無防備ね。上条恭介」
ほむら「そしてさようなら。私があの娘に与えられる幸せは誰にも壊させはしないわ」
パァン!(発砲、停止解除)
恭介「それは・・・私のバイオリンケースだ」
ほむら「!!」
ほむら(身代わり!?い・・・いつの間に!?)
恭介「・・・」スッ
♪〜♪〜♪
ほむら「いつのまにかバイオリンを弾いている!?一体何を!?」
恭介「悪魔をイメージした・・・つまり暁美さん。これは君のテーマ曲さ」
恭介「君が世界を書き換えたこと・・・そして鹿目さんへの底知れぬ想いを曲にしてみた」
恭介「現れた効果は・・・君と同じ時間を止める能力だった」
ほむら「!!」
恭介「もっとも・・・止まった世界の中で動ける君には効かないけどね・・・だけど言い換えれば
僕にも時間停止は意味が無いって事さ」
恭介「ゆっくり話をするにはちょうどいいだろう?」
ほむら「効果が無い演奏をして・・・あなたには・・・私を殺す気は無いのかしら」
恭介「できるのならとっくにしているさ」
恭介「僕は僕のペースで力を貯える。君は君でこの日常を演出していればいい」
恭介「来るべきワルプルギスの日まで僕は下手に君を倒そうとしない」
ほむら「今日のところは・・・宣戦布告をしにきただけという事ね」
(停止解除)
ほむら「いいわ。私もあなたというイレギュラーがどこまで私に逆らえるか興味が出てきたわ」
ほむら「もう少しだけ生かしてあげるわ。ただしあなたには「次」は無い」
ほむら「このループだけでどれだけあがけるか。見せてみなさい」
ガチャッ(屋上の扉)
さやか「恭介!!」
48: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 21:01:47.18 ID:QDGjSwoR0(8/10)調 AAS
ほむら(・・・)
ほむら「でもね・・・上条恭介・・・これだけは覚えておきなさい」
ほむら「この世界を元に戻すという事は・・・あなたも大切な人と別れることを意味するのよ」
恭介「仁美さん!?仁美さんがどうなるっていうんだ」
恭介「もう二度と仁美さんを殺させない。そして・・・ワルプルギスも・・・君も絶対倒してみせる」
恭介「それで全てが救われるはずなんだ」
ほむら「・・・」
ほむら「ここまで鈍感だと・・・あの子も報われないわね」
ほむら「ごきげんよう上条恭介。あなたの覚悟・・・なかなか素敵だったわ」
さやか「暁美ほむら!あんた・・・」
ほむら「どいてくれるかしら?」すっ
さやか「・・・」
さやか「恭介!あんた仁美をほっぽりだして一体暁美ほむらと何やってたのよ!」
恭介「・・・」
恭介(そう言えば・・・さやかは昨日の戦いも見ていた・・・ということは
魔法少女の存在についても当然・・・・)
恭介「さやか・・・君ももしかして魔法少女になろうとしているのかい?」
さやか「え!?」
恭介「その顔は・・・やっぱり魔法少女の事を知っている反応だね」
さやか「だったら何だって言うのよ」
さやか「あたしがなんのために契約しようが恭介には関係ないでしょ!それより仁美にちゃんと説明―」
恭介「関係なくないよ」
49: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 21:17:08.75 ID:QDGjSwoR0(9/10)調 AAS
恭介「さやかの事だから・・・なんだかとっても馬鹿な事に願い事を使いそうだし」
さやか「な!?」
恭介「さやかも巴さんから契約のリスクについてちゃんと聞いたんだろう?」
恭介「そこまでして叶えてもらうのに釣り合う願いをさやかが考えつくなんて考えられない」
さやか「はああああああああああああああ!?」ムカッ
恭介「さやかはそのままで良い。関わっちゃいけないと思うよ」
恭介「たしかに巴さんは素敵な人だけど・・・さやかがあこがれるとロクな事にならない気もするし」
さやか「ふざけるな!あたしが・・・あたしがどんな思いで・・・」
恭介「さやか?」
さやか「もう知らない!仁美も恭介も好きにすれば!あたしにはなああああああああああああんにも
関係ない!!」
バタン!!
恭介「・・・」
恭介「僕はただ・・・さやかに普通の人間でいてほしいって言っただけなのに・・・・」
キュゥべえ「恭介」
恭介「キュゥべえ」
キュゥべえ「出かけるよ。君が接触すべき少女の事を教えよう」
キュゥべえ「その娘の記憶を取り戻せれば・・・円環の理復活に一歩近づける」
〜
マミ「ここの所戦わせっぱなしだったから・・・息抜きしろだなんて佐倉さんも美樹さんも大げさなんだから」
マミ「ふふっ。でも悪くないかもね。久しぶりにデートできるから!」
50: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/25(金) 21:31:15.60 ID:QDGjSwoR0(10/10)調 AAS
ここまで
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 21:39:53.38 ID:JhFaVuBs0(1)調 AAS
さやかェ...
なんか上条が悪でほむほむが善に見えてきた
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/26(土) 02:31:14.93 ID:dRutjZcAO携(1)調 AAS
乙。
不意に爆弾を投げる仁美 怒ってもあんま怖くない悪ほむ 安定のさやか
順調に面白い。
53: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/04/26(土) 15:57:16.19 ID:tFKwWcMJ0(1/3)調 AAS
テスト
54: ◆Q9mKomrfWbxO 2014/04/26(土) 16:24:23.53 ID:tFKwWcMJ0(2/3)調 AAS
なぎさ「今日は久しぶりのマミとのデートなのです!楽しみなのです!」
なぎさ「くんくん・・・チーズの匂い」
なぎさ「マミ!来てくれたのですね!」
ぼふっ
なぎさ「もがっ」
なぎさ(口の中に何か長いモノが・・・!?)
バイオリン仮面「それは・・・私の指揮棒だ」
通行人「!!」
通行人「きゃああああああああああああ!!」
通行人「ぱんつを顔にかぶった変態が幼女に社会の窓からはみ出た長いモノ♂を咥えさせてるー!!」
バイオリン仮面「いかがわしいモノ♂では無い!これはうんまい棒だ!」
なぎさ「しかもチーズ味なのです!」
なぎさ「食べてもいいのですか?」
バイオリン仮面「あぁ・・・好きにするといい」
バイオリン仮面「ゆっくり・・・包装を剥いてな」
通行人「おおおおおおまわりさあああああああああああああああん!!」
通行人「いや、警察だけでなく救急車も必要だあああああああ!!」
なぎさ「お兄さんは誰なのです?」サクサク
通行人「食ってるー!!」
バイオリン仮面「下着の魔法使い・・・バイオリン仮面ウィザードだ」
なぎさ「ウィザードと呼べばいいのですね」
バイオリン仮面「ぐっ!?何故だ?何故バイオリン仮面の呼び名の方が浸透しない!?」
バイオリン仮面「なぎさちゃん。もっとうんまい棒♂チーズ味あげるからお兄さんについておいで」ハァハァ
通行人「おまわりさあああああああん!現行犯ですよおおおおおおおお!!早くきてええええええ!!」
55: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/26(土) 16:40:35.57 ID:tFKwWcMJ0(3/3)調 AAS
なぎさ「一本目はありがたく頂いたけどそれは聞けない願いなのです。お兄さんにはついていかないのです」
通行人「よ・・・良かった・・・思ったよりしっかりした子だった」
なぎさ「10円程度のチーズじゃなぎさは動かないのです!もっと良いチーズを持ってくるのですよ」
通行人「そっちかよ!」
Y.AOI(さんま時代)「私安い女じゃなくてよ」
バイオリン仮面「あれ?なんだ今のイメージ?」
警察A「お前か!白昼堂々とこんな小さい子に痴漢しているロリコンは!」
警察B「現行犯逮捕だ!みんなそんな欲求を抑えながら暮らしているんだぞ!」
バイオリン仮面「ち・・・違う!私は彼女を目覚めさせたかっただけだ!」
警察A「目覚め・・・!?こんな小さな子供の体に何をするつもりだったんだ!」
警察B「イエスロリータノータッチ!みんな触りたいけどルールを守っているんだぞ!」
警察A「お前からも後で話を聞くからな」
警察B「えっ!?」
バイオリン仮面「ええい!やはり変身体ではなく素顔で接しなければ駄目か・・・!!」
バイオリン仮面「とうっ!」
警察A「あっ!待て!!」
なぎさ「・・・」
なぎさ「今のはいったい・・・何なのです?」
とんとん(肩)
なぎさ「また男の人の手!なぎさは安いチーズじゃぱんつも見せない女ですよ!他を当たって−」
恭介「やあなぎさちゃん。久しぶりだね、僕を覚えているかい?」
なぎさ「・・・!!恭介!!」
56: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/27(日) 11:12:30.79 ID:G7jQz1Q10(1/6)調 AAS
キュゥべえ「百江なぎさ。君も知っている少女だろう?」
恭介「なぎさちゃん?彼女も魔法少女だったのか」
キュゥべえ「正確には「元」だけどね」
キュゥべえ「悪魔による世界改変の際、より幼い精神の彼女は
円環の使者である事と同時に自分が魔法少女である事も忘れてしまったのさ」
キュゥべえ「結果彼女は魔法少女候補というだけの「普通の人間」として現世に存在していることになる」
キュゥべえ「君は入院中何度か百江なぎさと会話したことがあるはずだろ?
彼女の記憶を取り戻せるかもしれない」
キュゥべえ「それが出来れば・・・なぎさが預かっているまどかの力の一部をまどかにもどすことが出来るはずさ」
なぎさ「恭介の腕はすっかり良くなったのですか?」
恭介「うん。奇跡的に回復したんだ」
なぎさ「おめでとうなのです!これでいつかバイオリンを弾いてくれるという約束も果たせるのです!」
なぎさ「でもなぎさのお母さんは・・・」
なぎさ「なぎさのお母さんは助からなかったのです・・・」
恭介「・・・」
なぎさ「あの日・・・めったに手に入らない限定チーズケーキを二人で食べる約束をしていたのです」
なぎさ「なぎさが戻ったときにはもう遅かったのです・・・お母さんは・・・」
なぎさ「そこから先は記憶が無いのです。なぎさは数日行方不明になっていたみたいなのです」
恭介「そうか・・・辛かったんだね」
なぎさ「でもなぎさにも新しい出会いはあったのです!大切な人が出来たのです」
なぎさ「その人が今のなぎさにとってお母さんなのです!」
恭介「強いな・・・なぎさちゃんは」
恭介「僕は治らなかった時の事なんて考えてなかったから・・・もしバイオリンが弾けなかったら今頃
どうなってただろうって考えることがあるよ」
マミ「ごめんなさい。待たせちゃったかしら?なぎさちゃん?」
なぎさ「マミ!」
恭介「あれ?巴さん?」
マミ「・・・上条君?」
57: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/27(日) 11:29:40.17 ID:G7jQz1Q10(2/6)調 AAS
恭介「なぎさちゃんの今一番大切な人って巴さんだったんだね」
マミ「えっ///」
なぎさ「はいなのです!今日は二人でお出かけなのです!」
恭介「デートの邪魔しちゃ悪いからね。僕は帰るよ」
なぎさ「またなのです!バイオリン聞かせてくれる約束、忘れちゃ駄目なのですよ」
恭介「わかってるよ。なぎさちゃんのためだけの曲をいつか聞かせてあげるよ」
キュゥべえ(・・・)
キュゥべえ(なぎさに肝心なことは何も伝えず帰るつもりなのかい?)
恭介「今のなぎさちゃん。すごい幸せそうな顔をしていた」
恭介「なぎさちゃんの記憶を元に戻すって事は・・・魔法少女としての・・・戦いの運命にまた
彼女を巻き込むって事だろう?」
恭介「僕がバイオリンを弾き続けられる未来のためになぎさちゃんまで巻き込むのは・・・
なんだか彼女を犠牲にしてる気がして引けるんだ」
恭介「また別の方法を探るよ。たとえば鹿目さんに直接コンタクトしてみるとか」
仁美「かみじょうくぅん・・・」ゆらり
恭介「・・・!!仁美さん!!」
マミ「いけない!この状況は!!」
マミ「またいらぬ誤解が生まれるわ!・・・ってなぎさちゃんも一緒じゃない!非常にまずいわ!!」
なぎさ「誰なのです?」
マミ「上条君の彼女よ」
なぎさ「ああ。あれがさやかの次の新しい彼女ですか」
恭介「さやかは関係ないよ!それより・・・」
仁美「楽しそうですね上条君・・・素敵な女性を二人もお相手して・・・」
恭介「やっぱりこうなった!!巴さん、なぎさちゃん、僕と一緒に誤解をといてよ!」
なぎさ「確かに母の入院中は恭介を素敵だなと思ったこともあるのです!」キリッ
恭介「おおおおおおおおおおおい!?なぎさちゃああん!?」
58: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/27(日) 11:57:55.38 ID:G7jQz1Q10(3/6)調 AAS
仁美「へえ・・・」ゆらっ
恭介「ひ・・・ひとみさん!?」
マミ(様子がおかしいわ)
仁美「大きいおっぱい」モミッ
マミ「きゃあっ!!」
仁美「暁美さんよりも・・・さらにちっぱい」なでなで
なぎさ「小学生だから当たり前なのです!」
仁美「なるほど・・・上条君は欲張りさんですね・・・」
恭介「え?」
仁美「大きいのと小さいのを・・・一緒にいただいてしまおうという訳ですわね・・・」
恭介「さっきから何を言ってるんだ仁美さん!?いくらなんでも情緒不安定すぎるよ!」
仁美「おっぱい♪おっぱい♪まぁるぃおっぱい♪」(手拍子)
恭介「本格的に壊れてるー!!」
仁美「理想のおっぱいはど・ぉ・れ?」
仁美「理想は・・・なぎさちゃん?」ビシッ(指さし)
なぎさ「はえっ!?」
なぎさ「ち・・・違うと思います」
なぎさ「なぎさはピアニッシモ♪恭介は大きな音・・・フォルテシモ♪」
なぎさ「理想はマミ!」びしっ
マミ「えええ!?」
マミ「ちーがーうー」あたふた
マミ「私はコントラバス♪上条君の相棒はヴァイオリン♪」
マミ「理想は志筑さん!」びしっ(指差し)
恭介(うまい!切り抜けた!)
なぎさ(バストサイズの違いをコントラバスとヴァイオリンに見立てるなんて・・・
マミ・・・実は巨乳を自慢しているんじゃ・・・)
59: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/27(日) 12:27:40.45 ID:G7jQz1Q10(4/6)調 AAS
仁美「少女のお胸は柔い胸♪」
仁美「幼女のお胸は甘い胸♪」
仁美「丸々育って召し上がれー!!」
カッ
恭介マミなぎさ「「「!!」」」
ゴゴゴ・・・
恭介「な・・・なんなんだこれは!?」
なぎさ「マミ!これも魔獣の仕業なのですか!?」
マミ「魔翌力を感じるけど違うわ!」
マミ「この魔翌力の・・・発生源は・・・志筑さん!?」
女神仁美(貧乳)「ウフフ」
悪魔仁美(巨乳)「オーホッツホッホ!!」
恭介マミなぎさ「「「・・・」」」
3人「ええええええええええええええええ!?」
ほむら「生かしておいてあげると言っては見たけど・・・何も干渉しないとは言ってないわ」
ほむら「まどかを円環の理と人間に引き裂いたのと同じ要領で・・・志筑仁美の人格を2つに分けた」
ほむら「それは・・・まどかにとっては「人間として生きたい」という本心と「自分を犠牲にした救済」との葛藤」
ほむら「志筑仁美にとって・・・上条恭介が「巨乳」と「貧乳」どちらが好みかわからなくなってしまったという葛藤」
ほむら「馬鹿馬鹿しいけど・・・心に「迷い」がある人間はこうして二つの魔なる物へと変貌をとげる。
魔女や魔獣、ナイトメアに代わる魔法少女たちの新しい敵の設定よ」
ほむら「愛する人を相手にどう戦うか・・・楽しませて頂戴ね。上条恭介」バーン
続く
60: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/27(日) 12:28:36.85 ID:G7jQz1Q10(5/6)調 AAS
テスト「魔力」
61(1): ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/27(日) 13:06:40.99 ID:G7jQz1Q10(6/6)調 AAS
ここまで。そして結局バイオリン仮面でした。
番組名的には「バイオリン仮面ウィザード」になるでしょう。
元のバイオリン仮面を知らなくても読めるように書いてるので新規さんも最後まで読んでいってね
ここまでのキャラの扱いに不満とかもあると思うのですが。全12話を予定してますので
このキャラが目立つ、目立たないを今のうちに決めずにじっくり待ってみてください。
「バイオリン仮面」と周りの人間が呼ばずに「ウィザード」なのは世界線の違いの演出というか、
「バイオリン仮面」という単語を全く出さない案もありました。
結果、キャラの名前欄だけにとどめておくという判断に至りました。この時間軸では終始「ウィザード」
または「下着の魔法使い」と呼ばれます
とりあえず今のところ目立っていないキャラへのフォロー
さやか→恭介が主役の話で目立たない訳は無い。活躍まで待機中なだけ。
杏子→中盤以降かなり重要な役割をする予定
まどか→女神の力を取り戻すとそれだけで話が終わってしまうので最後の最後まで出番が少なくなるかも
中沢→全く活躍するエピソードが思い浮かばない。いっそ恭介ハーレムにこの子を追加するイベントでも
組み込んでみようかと
旧バイオリン仮面でやっていた予告と小出しの設定公開も復活しようと思います。そちらは明日以降に。
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 13:09:15.85 ID:lrqd2+rh0(1)調 AAS
中沢はビーストかな
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 13:15:14.74 ID:DrC/Z/x50(1)調 AAS
中沢が女体化してしまうのか
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/27(日) 17:44:24.28 ID:Lf0vssvAO携(1)調 AAS
今日も絶好調だなww
65: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/28(月) 01:10:49.07 ID:EZmp+8O40(1/2)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」
なぎさ「なぎさは・・・戦う力が欲しいのです!」
マミ「この現象をルシファーと呼ぶのはどうかしら?」キリッ
キュゥべえ「悪魔がなせる力だね・・・僕も知らないルールを次々と介入できるのさ」
杏子「あたしとさやかも同じようにルシファー化した奴を相手にしてた」
さやか「30すぎてあの衣装はねえわ」
和子「半熟か固焼きかなんてわかるはずもないのよ!」
仁美「導き出される答えは・・・さやぱい!?」
第三話
恭介「相対的に小さく見えた」
銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!!」(今作のキャッチフレーズ)
現在公開可能な情報
バイオリン仮面ウィザードの演奏
@ご令嬢の恥じらい
属性:リア充 イメージ:仁美のテーマ
仁美のイメージが魔獣の彼女になってくれる事により完全にその魂を「浄化」する。
しかし魔獣一匹につき一人しか相手できないため、
恭介は生涯一度きりの一撃必殺のこの曲を中ボスに使用してしまったことになる。
一撃必殺とは言え、女性型の敵には効果が無い。
魔女ではなく魔獣が生まれる世界だからこその必殺技と言えるだろう。
A悪魔の銀の庭
属性:時間 イメージ:ほむらのテーマ
時間を止める。また恭介はこの曲を生み出したことにより
「止まった世界」に入門することが出来た。
同じ能力を持つほむらには効かない。
ほむらのそれと違い時間停止中もバイオリン演奏を止められないのでオリジナルの物より使い勝手は悪い
ルシファー現象
心に悩みや迷い、矛盾した欲望(仁美の場合、貧乳にも巨乳にもなりたいという願い)がある
人間が暁美ほむらの干渉を受けることにより生み出される魔翌力精神体。
その願望が両極端に実現した姿が「女神」と「悪魔」のイメージとなり実体化する
ウィザードの目的を妨害するために設定された
魔獣や魔女、ナイトメアともまた違う魔法少女達の新たな「敵」
66: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/28(月) 12:22:47.84 ID:EZmp+8O40(2/2)調 AAS
なぎさの父「余命一ヶ月・・・」
父「・・・」
父「なぎさ・・・話がある」
なぎさ「お母さんが・・・」
父「すまない・・・本当は・・・なぎさに教えるべきでは無いと思ったんだが・・・」
父「知らなかったときの方が・・・お前を苦しませてしまう気がしてな」
なぎさ「・・・」
父「母さんにも伝えるべきかどうか・・・なぎさからも聞きたい」
なぎさ「大丈夫なのです・・・お母さんはきっと・・・真実を受け入れてくれるのです」
なぎさ「最後に最高の思い出を作るのです!お母さんと一緒に!」
〜〜〜
なぎさの母「もう面会時間は終了よ。お帰りなぎさ」
なぎさ「嫌なのです!明日にはお母さんがいなくなるかもしれないのに規則なんて守ってられないのです!」
父「なぎさ。わがまま言うんじゃない。お母さんが安心できないだろ」
なぎさ「!!」
なぎさ「なぎさがわがままだとお母さんは悲しいのですか?」
母「そうね・・・お母さん・・・安心して天国に行きたいな」
母「なぎさが立派になってくれること・・・それがお母さんのお願いよ」
なぎさ「わかったのです!もうわがままは言わないのです」
なぎさ「とは言っても・・・一日の面会時間が限られてるんじゃお母さん退屈なのです」
なぎさ「そうだ!同じ患者さんがお母さんの友達になってくれればいいのです!
そうすればお母さんは孤独を感じずに済むのです」
なぎさ「手当たり次第病室を当たってみるのです!」
なぎさ「こんにちは!」ガチャッ
患者「わっ!びっくりした!」
なぎさ「こーんにちはー」トントン
恭介「・・・君は?」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/28(月) 12:28:38.59 ID:nhaEnWJ20(1)調 AAS
恭介がメインのSSは久々だね
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/28(月) 20:12:35.96 ID:zz4/Evun0(1)調 AAS
中沢にも活躍の場を
69: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/30(水) 05:47:21.46 ID:Rley8SsW0(1/4)調 AAS
恭介「なぎさちゃん悪いけど僕・・・症状が悪くて君のお母さんに会う余裕が無いんだ」
恭介「治ったとしても・・・以前の様にバイオリンが弾けるかどうか・・・」
なぎさ「恭介はバイオリンを弾くのですか?聞いてみたいのです!」
恭介「そうだね・・・もしも治るのなら聞かせてあげたいね」
なぎさ「恭介も面会以外の時間は退屈なのですか?」
恭介「毎日お見舞いに来てくれる友達が一人いるけどね・・・彼女が帰ったら暇になるね」
なぎさ「彼女・・・とな!?」
恭介「そういう意味じゃないよ!友達だって説明したじゃないか」
なぎさ「その子がいない時・・・こうやってまた遊びに来ていいですか?」
恭介「いいけど・・・別にさやかならいる時でも大丈夫だと思うよ」
恭介「君とさやかならすぐに友達になれそうだし」
なぎさ「二人の邪魔しちゃ悪いのです。
恭介が気づいてないだけでさやかって子はきっと恭介が好きなのですよ」
恭介「ハハ、まさか」
なぎさの母「昨日は知らない人がたくさん尋ねてきてくれたの」
母「なぎさ・・・あなたが呼んでくれたのね。ありがとう」
なぎさ「どういたしましてなのです」
なぎさ「なぎさにも新しいお友達が出来たのです。ちょっとかっこいい年上の男の子なのです」
母「あら?彼氏が出来たのかしら?」
母「ふふ・・・お父さんには内緒にしておかないとね」
なぎさ「残念ですけど彼女っぽい人が毎日お見舞いに来てるみたいなのです。
おっぱいとか太ももとかけしからん事になってたのです」
なぎさ「なぎさも大人になったらあんな風になるのです!」
母「それは楽しみね・・・なぎさが大人になる所・・・見てみたかったな・・・」
母「なぎさの赤ちゃんにおばあちゃんですよーって挨拶してみたいな・・・」
なぎさ「・・・」
70: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/30(水) 06:24:43.14 ID:Rley8SsW0(2/4)調 AAS
恭介「ありがとうなぎさちゃん。さやかとなぎさちゃんのおかげで退屈を感じなくなってきたよ」
なぎさ「感謝してくれるのならなぎさのお願いも聞いてほしいのです」
恭介「なんだいそれは?僕にも出来そうな事なのかい?」
なぎさ「なぎさと子作りして欲しいのです!」
恭介「ブッ!!」
恭介「ゴホッ!ガホッ!!」
なぎさ「恭介!?大丈夫ですか?動揺しすぎなのです!」
なぎさ「子供を作るというのはそんなにも困難な事なのですか?」
恭介「い・・・色々段階があるんだよ!18歳以上の男女同士じゃないと警察に捕まるんだよ!(僕が)」
なぎさ「そうなのですか・・・それじゃあさやかとも子作りしてないのですね!」
恭介「だからさやかとはそういうのじゃ無いって!」
恭介「改めて意識しちゃうと・・・さやかの事をそういう目で見そうになるけどね」
恭介「でも違うんだ。さやかは優しい子だからね。僕のお見舞いに来てくれるのも幼馴染故の義理なんだ」
恭介「さやかが聞いてくれたバイオリンも弾けなくなっちゃったし・・・
事故以前も異性としては意識してなかったと思うよ」
恭介「昔から僕と一緒にたくましいヒーロー物の番組とか夢中に見てたからね」
なぎさ「なんだかじれったいのです!もっとお互いに踏み出すべきなのです!」
母「な・・・ぎ・・さ・・・」
母「そこにいるの・・・?ねえ・・・」
母「もう眼が見えないの・・・お願い・・・傍にいて・・・」
なぎさ「お母さん・・・お母さん・・・!」
なぎさ「最後に・・・チーズケーキを食べて欲しいのです」
なぎさ「誕生日に無理して並んでもらったあの店のケーキを」
なぎさ「なぎさは・・・なぎさはもう大人なのです!だからあの日のわがままを今度はなぎさがお返しするのです!」
71: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/30(水) 07:05:12.31 ID:Rley8SsW0(3/4)調 AAS
限定チーズケーキ本日完売
なぎさ「そんな・・・」
キュゥべえ「他にもチーズケーキはあるじゃないか」
なぎさ「あのチーズケーキじゃなきゃ駄目なのです・・・」
なぎさ「お母さんに・・・お母さんに・・・もうなぎさはわがまま言わ無いのですって・・・
大人になったのですって伝えたいのです・・・」
なぎさ「あの時はわがまま言ってごめんなさいって伝えたいのです!
だから・・・だから・・・あの日のあのケーキじゃないと駄目なのです・・・」
キュゥべえ「どうしてもそれが欲しいと言うのなら僕が力になってあげられるよ」
なぎさ「え・・・?」
キュゥべえ「それが君の望みというのなら・・・僕が叶えてあげるよ」
キュゥべえ「だから百江なぎさ・・・」
キュゥべえ「僕と契約して魔法少女になってよ!」
なぎさ「お母さん!」ガチャン
なぎさ「!!」
なぎさの父「なぎさ・・・遅かったよ」
なぎさ「そんな・・・」
なぎさ「お母さん!お母さん!」
父「最期の最後まで・・・なぎさの名前を呼んでいたよ」
父「会いたいって・・・手を握って欲しいって」
父「寂しいって・・・それだけを繰り返しながら・・・」
父「うう・・・ううううう!」
なぎさ「・・・」
キュゥべえ「君が焦っていたから・・・説明を省略したけど・・・」
キュゥべえ「なぜ君はお母さんの快復を願わなかったんだい?」
72: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/04/30(水) 07:28:25.65 ID:Rley8SsW0(4/4)調 AAS
なぎさ「・・・」
なぎさ「今・・・なんて言ったのです?」
キュゥべえ「君の願いを叶えてあげると言ったじゃないか」
キュゥべえ「その上でチーズケーキを選んだのは君自身だよ」
なぎさ「・・・!!」
なぎさ「そんな事聞いてないのです!あの時はチーズケーキをあげるよとしか言ってないのです!!」
キュゥべえ「叶えられる願いはそれだけじゃなかったんだけどな・・・」
なぎさ「じゃあ返して欲しいのです!お母さんを返して欲しいのです!お母さんを生き返らせて欲しいのです!!」
キュゥべえ「それは無理だ。君の望みは今さっき叶えたじゃないか」
キュゥべえ「一度きりの奇跡を君は使い切ってしまったのさ」
なぎさ「こんなの・・・こんなのあんまりなのです!」
なぎさ「チーズケーキもお母さんがいなければ意味が無いのです!お母さんを今すぐ返して!」
キュゥべえ「わがままだね君は・・・」
なぎさ「わがまま・・・?」ピクン
キュゥべえ「あのチーズケーキじゃなければ駄目。叶えたら叶えたで願い事を変えて欲しいだなんて」
キュゥべえ「そのわがままが結果何をもたらしたか理解しているかい?」
キュゥべえ「一番肝心な時に・・・君は母親のそばにいなかった」
なぎさ「!!」
キュゥべえ「どこかでわがままを妥協していれば最低でも母の最期を看取ることが出来た」
キュゥべえ「きっと君の母親は悲しんでいるだろうね・・・娘がわがままなまま何も変わって無かったってね」
なぎさ「そんな・・・」ピシッ
なぎさ「お母さん・・・なぎさは・・・なぎさは・・・」
キュゥべえ「魔法少女として働いてもらいたかったけど・・・これじゃあそれも望めそうに無い」
キュゥべえ「「幼すぎる」契約者も・・・考え物だよね・・・」
なぎさ「なぎさは・・・大人に・・・」
キュゥべえ「君は子供だよ」ピシッ
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 07:55:53.21 ID:cr2uOgVKo(1)調 AAS
改行が多すぎて見辛い
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/30(水) 09:27:54.95 ID:nEsCZCIAO携(1)調 AAS
改行してなかったら見辛かった
辛い場面、はやく過ぎ去ってくれ
俺はギャグが読めないと死んでしまう病気なんだ
75: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/01(木) 13:55:43.53 ID:RyVeZMWA0(1/3)調 AAS
パチパチパチパチパチ・・・
なぎさ「あれ?」
医師「おめでとう」
看護士「おめでとう!」
母「なぎさ」
なぎさ「お母さん!?」
母「なぎさのおかげですっかり良くなったのよ」
なぎさ「お母さん!」
なぎさ「なぎさがお菓子を出すのです!退院パーティするのですよ!」
ポンッ
母「あら、すごいわね。なぎさは魔法が使えるのかしら」
なぎさ「はいなのです!なぎさは魔法少女なのです!」
なぎさ「でもチーズだけなぜか出せないのです。お母さんにあの日のチーズケーキを食べて欲しいのです」
母「焦らなくてもいいわ。チーズはあちらからやってくるから」
ガチャッ
マミ「こんにちは」
なぎさ「お姉さん、誰?」
マミ「なぎさちゃんにチーズケーキを届けにきたのよ」
なぎさ「!!」
なぎさ「チーズケーキ!あの日のチーズケーキなのです!」
なぎさ「・・・」うずうず
母「なぎさ、我慢しなくていいのよ。お母さんより先に食べなさい」
なぎさ「ご・・・ごめんなさいお母さん。なぎさは・・・まだまだわがままな子供なのです!」
なぎさ「いたたきますなのです!」クチャリ・・・・・・
76: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/01(木) 19:31:49.39 ID:RyVeZMWA0(2/3)調 AAS
第三話「相対的に小さく見えた」
女神仁美「ウフフ!」
悪魔仁美「オホホ!」
ゴゴゴ・・・(結界展開)
通行人「なんだよこれ・・・!?なんだよこれ!?」
通行人「力が抜ける・・・」ドサッ
マミ「魔獣同様に・・・人間の生命力を吸い上げているの!?」
恭介「キュゥべえ!?一体これは!?」
キュゥべえ「悪魔がなせる力という奴だね・・・僕も知らないルールをいつでも介入できるのさ」
キュゥべえ「志筑仁美の思念を媒介に実体化したアレは人間に危害を及ぼす性質があるみたいだ」
マミ「・・・」
シュイン!(変身の光)
恭介「巴さん!」
マミ「わかっているわ・・・志筑さんは一般人よ」
マミ「でもだからと言って・・・この状況を見過ごせないわ」
シュルシュル
マミ「拘束する。そしてこの結界を解除させる」
マミ「元に戻す方法はそれから突き止めるわ」
マミ「魔獣退治はオフの日なのに・・・ついてないわね・・・」
77: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/01(木) 19:47:28.52 ID:RyVeZMWA0(3/3)調 AAS
悪魔仁美「オーホッホッホ!!」
ギュイン!(上昇)
ギュルギュルルル!(急降下)
ガキィン!
マミ「くっ!」
ギギギギ・・・(マスケットで仁美の突進を止める)
ぷるんぷるん(仁美とマミのおっぱい)
通行人「ゴクッ」
通行人「す・・・すげえ!最近のJCすげえ!」
恭介「おとなしく倒れてろよ!余計なもんばっかり起ってるじゃないか!」
なぎさ「恭介はどうして平気なのです?」
恭介「そういうなぎさちゃんだって」
キュゥべえ「魔法少女、およびそれと同一の魔法使いはどうやらこの結界に耐性があるようだね」
なぎさ「なぎさは契約した覚えは無いのです」
なぎさ「それに・・・恭介も魔法少女だったのですか!?」
恭介「え?いや・・・その・・・」
恭介「うう・・・苦しい!急に苦しくなってきた!」バタン
なぎさ「恭介!?」
女神仁美「ウフフ!」
バッ(なぎさに襲い掛かる仁美)
なぎさ「きゃあ!」
恭介「!!」
恭介(なぎさちゃんの注意が仁美さんに逸れた!い・・・今だ!)
バッ(仁美ぱんつ)
恭介「フォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」ピカーッ
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/01(木) 20:06:06.63 ID:SjnxEm9o0(1)調 AAS
中沢も魔法使いになるのかな
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/02(金) 22:47:35.55 ID:P7iBSIKAO携(1)調 AAS
持ち主を目の前にして被るとはハイレベルだな
80: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/03(土) 10:48:24.12 ID:6OQ2oZDw0(1/2)調 AAS
ドスッ(腹パン)
女神仁美「!?」
バイオリン仮面「それは・・・私のバイオリンケースだ」
バキィン
なぎさ「高そうなバイオリンケースが!」
バイオリン仮面「中身が無事なら問題ない」
マミ「ウィザード!?」
バイオリン仮面「また会ったな。魔法少女よ」
女神仁美「キャハハハ!!」
バイオリン仮面「思い出してよ仁美さん!僕だよ、恭介だよ!」(小声)
女神仁美「!?」
女神仁美「この人が被っているのは・・・わ・・・私のパンティ!?いやああああああ!!」
ドスドスドスドスドス!!(腹パンラッシュ)
バイオリン仮面「オブエッ!?」
女神仁美「あなたの様な変態が上条君であるはずありませんわ!!」
なぎさ「ウィザード!」
バイオリン仮面「君だけでも逃げてくれ・・・なぎさちゃん」
悪魔仁美「こっちを手伝ってください!女神さん!」
女神仁美「はい!!」
マミ「一人でも手こずっていたのに!」
ガキッガキッ(押されるマミ)
なぎさ「マミ!」
バイオリン仮面「早く逃げて・・・」
なぎさ「いやなのです!」
81: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/03(土) 11:28:08.32 ID:6OQ2oZDw0(2/2)調 AAS
なぎさ「なぎさは・・・なぎさはわがままを言ってお母さんを寂しがらせてしまったのです」
バイオリン仮面「だったら・・・わがままを言わずに逃げてくれ・・・巴さんもきっとそれを望んでいる」
なぎさ「でも・・・わがままで良かったのです。あの時なぎさはお母さんの死を受け入れていたけど・・・
本当は生きて欲しいって何度も言いたかった・・・お母さんにもっともっと叱って欲しかったのです」
なぎさ「もう二度と大切な人を失いたくないのです・・・だからなぎさはわがままを言うのです!」
なぎさ「キュゥべえ!なぎさは契約します!マミを守るための力をくださいなのです!」
キュゥべえ「君は忘れているんだ。すでに僕と契約したことを」
なぎさ「えっ!?」
キュゥべえ「残念だけど二度目の契約は無効だよ。君は君自身でその記憶と力を取り戻すしかない」
なぎさ「そんな・・・」
女神の拘束されるマミ、
悪魔に乳を(服の上から)吸い取られるマミ
ちゅぱちゅぱ
マミ「ちょ・・・志筑さん!?駄目・・・やっ!そ・・・そんなところ・・・あっ」
巻き込まれた通行人「キマシタワー!!」
巻き込まれた通行人「ま・・・巻き込まれて良かった!いい物を見させてもらった!!」
バイオリン仮面「!!巴さんの胸を取り込み、さらに巨乳になろうとしているのか!?」
バイオリン仮面「・・・!!」
バイオリン仮面(なぎさちゃんが・・・戦う決意をした・・・なら僕は・・・)
バイオリン仮面(記憶を取り戻せば・・・なぎさちゃんは戦い続けることになる)
バイオリン仮面(だけど・・・今ここで巴さんを救えなければ・・・なぎさちゃんは・・・)
バイオリン仮面「なぎさちゃん」
なぎさ「はい?」
バイオリン仮面「戦いの運命に飛び込めば・・・君はもう二度と戻れなくなる」
バイオリン仮面「それでも・・・巴さんを救う力が欲しいかい?」
バイオリン仮面「僕なら・・・君の力と記憶を取り戻せるかもしれないんだ」
なぎさ「!!」
82: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 18:37:25.95 ID:oArO3e8j0(1/11)調 AAS
バイオリン仮面「僕の演奏にキュゥべえから聞いたなぎさちゃんが叶えた願い・・・
そして欠けている記憶を込めれば・・・戻せるかもしれない」
バイオリン仮面「しかしそれは・・・なぎさちゃんにもう一度絶望を与えることと変わりない」
バイオリン仮面「君はあの時・・・お母さんを助ける願いを放棄して・・・」
なぎさ「やってくださいなのです!」
バイオリン仮面「・・・」
なぎさ「今マミを助けないときっと後悔するのです!記憶が欠けている事が幸せだとしてもそんなの嫌なのです!」
なぎさ「今助けられるのはマミなのです!そのためなら、なぎさとお母さんの間に何があったか・・・
例えイヤだったことでも思い出したいのです!」
バイオリン仮面「わかったよなぎさちゃん・・・これが・・・君に贈る私の演奏だ」
♪〜♪〜♪
なぎさ「・・・!!」
なぎさ「この感じ・・・あなたの演奏は初めて聞くけど・・・なんとなくわかるのです」
なぎさ「あなたは・・・きょう・・・」
なぎさ「!!」ピキーン
なぎさ「そうだったのです・・・なぎさはあの時・・・」
ちゅぱちゅぱちゅぱ(マミの乳を吸い続ける悪魔仁美)
マミ「あっ・・・うんっ・・・も、もうだめええええええ!!」
通行人「巨乳の女の子が・・・!もう耐えられそうに無い!(意味深)」
通行人「何も出来ないのが悔しいなあ!(大嘘)」
なぎさ「サポナーリオ・ミトラッリャトリーチェ(シャボン玉のマシンガン)!!」
ドドド!
悪魔仁美「!!」
マミ「な・・・なぎさちゃん!?あ・・・あなた・・・」
なぎさ「マミのおっぱいから離れるのです!」
83: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 19:24:37.72 ID:oArO3e8j0(2/11)調 AAS
なぎさ「マミのおっぱいを吸ってもいいのはなぎさだけなのです!」
マミ「え」
なぎさ「うろ覚えだけど記憶があるのです!なぎさはマミのおっぱいをごちそうになっていた記憶が!」
(ベベ形態の時の記憶)
通行人「な・・・なんだってええええ!?」
通行人「幼児退行プレイ!?上級者すぎるよこの子達!」
マミ「ちょっとなぎさちゃん!デタラメ言わないで!私・・・おっぱい吸わせた覚えは無いわよ!」
なぎさ「だったら・・・これからその思い出を本当のモノにすればいいのです!」
なぎさ「マミはなぎさに吸われるのはイヤですか?」
マミ「えっと・・・その・・・」
マミ「いやじゃ・・・ないわ・・・」ぼそっ
通行人「!!」
マミ「なぎさちゃんになら・・・いつでも・・・」
通行人「うおおおおお!!」
通行人「俺だ!俺が先に吸う!」
マミ「生命力を吸い取られたはずの人たちが起き上がって・・・暴徒と化している!?」
マミ「いやあああ!こっちに来ないでええええええええ!!」
バイオリン仮面「吸いたければ思う存分に吸うがいい!」
バイオリン仮面「ただし・・・私のバイオリン♂をな!」ジー↓(社会の窓)バァーン!
マミ「ウィザード!」
バイオリン仮面「男共は私に任せろ!君たちも二人!敵も二人!そちらを任せたい!」
マミ「ええ、わかったわ。あなたが何者か気になるけど・・・とりあえず今は志筑さんの動きを止めないとね!」
マミ「レガーレ!!」シュルシュル!(悪魔拘束)
悪魔仁美「!!」
なぎさ「なぎさは・・・なぎさは思い出したのです」
84: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 19:38:13.03 ID:oArO3e8j0(3/11)調 AAS
なぎさ「なぎさが叶えた願い・・・そしてお母さんを最後に悲しませたこと・・・全部思い出したのです」
なぎさ「でも・・・だからこそなぎさは戦うのです」
なぎさ「あの時お母さんを悲しませた分・・・誰かを救って笑顔にしてあげたい。魔法少女ならそれができるのです!」
なぎさ「今一番・・・大切な人を守るためにもなのです!」
なぎさ「サポナーリオ・レクルズィオーネ!」(シャボン玉による幽閉)
女神仁美「!」フワ・・・(シャボン玉に閉じ込められる仁美)
なぎさ「今なのです!マミ!」
マミ「オッケー!わかったわ!」
マミ「ティロ・デクッサッツィオーネ!」(ティロ・フィナーレ2発分の交差攻撃)
カッ!
ドッグォン・・・
マミ「!!」
悪魔仁美「・・・」フラフラ
女神仁美「・・・」フラフラ
マミ「倒れていない・・・!?」
マミ「や・・・やっぱり彼女を止めるには・・・殺すしか無いの!?」
バイオリン仮面「案ずるな魔法少女よ!」
マミ「ウィザード?」
バイオリン仮面「彼女が女神と悪魔の魔力体を生み出してしまったのは「迷い」が原因だ」
バイオリン仮面「だとすれば・・・その「迷い」を取り除いてやれば彼女の精神は健全な物へと戻り・・・
魔力体も浄化される」
バイオリン仮面(そうだ・・・僕がもっとしっかりしていれば・・・仁美さんはこうはならなかったんだ)
85: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 19:53:37.14 ID:oArO3e8j0(4/11)調 AAS
バイオリン仮面「今君に届ける!この曲は君のテーマだ仁美さん!」
♪〜♪〜♪
マミ「何を・・・?」
バイオリン仮面「バイオリンの音色を通して仁美さんの精神との対話を試みる!」
悪魔仁美「・・・」
女神仁美「・・・」
マミ「動きが・・・止まった!?」
〜ここから仁美の記憶が改ざん〜
〜喫茶店的な場所〜
恭介「ごめんね仁美さん・・・本当に巴さんともなぎさちゃんとも暁美さんともなんとも無いんだ」
仁美「そうでしょうか?」
恭介「いつまでも疑われてばかりじゃらちがあかないから本当の事を言うよ」
仁美「本当の事・・・とは?」
恭介「僕も男だからね・・・僕の好みの胸のサイズについて」
仁美「!!」
恭介「実を言うと・・・入院生活が長かったから・・・仁美さんの胸は相対的に小さく見えたんだ」
仁美「な・・・なんですって!?」イラッ
恭介「他に比べる人がいないんだもの。しょうがないじゃないか」
恭介「ナースのおっぱいをじっくり見るわけにはいかないし」
恭介「でも・・・そんな事は僕の間違いだと気づいたよ。復学して同年代の子と比べると・・・
仁美さんはすごい発育が良い子だと気づいたんだ」
仁美「そ・・・そうですか」ドキドキ
恭介「僕の好みのサイズは・・・」
恭介「なぎさちゃんや暁美さんのような平らな感じでもなければ巴さんの様な「爆」サイズでも無いよ」
恭介「その中間点より少し巴さんよりというか・・・何というか・・・大きいけどこれで十分的なサイズというか」
仁美「で・・・では私の」
恭介「残念だけど・・・理想論で語ればそれも違うんだ」
86: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:14:15.61 ID:oArO3e8j0(5/11)調 AAS
恭介「理想は仁美さんより少し大きいくらいかな?」
仁美「え」
恭介「それでいて巴さんほど大きくは無くて大丈夫な感じ・・・って難しいよね・・・」
仁美「そ・・・そうでしたか・・・私では上条君の理想には届きませんか・・・」
恭介「ち・・・違うんだ仁美さん!中学生だからまだ成長の余地があるじゃないかって意味でね」
恭介「改めて言うと恥ずかしいけど・・・
そういう意味でも仁美さんの事を好きになれそうだなって思ってて・・・」
恭介「だから僕の理想のサイズは仁美さんだよ!だから・・・自分を見失わないで!」
仁美「か・・・上条君・・・」
恭介「あ・・・もちろんそういう意味だけじゃなくて・・・仁美さんは僕のこと真剣に考えてくれてるから・・・
僕も仁美さんだったら本気に好きになれそうって意味で・・・」
仁美「その言葉・・・信じます」
仁美「私・・・上条君のこと・・・大好きですから・・・」
しゅうう・・・
マミ「女神と悪魔が浄化されて・・・志筑さんが元に戻っていくわ」
バイオリン仮面「魔獣とは違う・・・一体これは・・・」
マミ「この現象をルシファーと名づけるのはどうかしら?」キリッ
バイオリン仮面「え゛」
なぎさ「マミ、さすがなのです!センスがあるのです!」
TEL音(マミスマホ)
マミ「もしもし・・・佐倉さん?こっちは大変だったのよ!」
マミ「志筑仁美さんがルシファー化して・・・それを食い止めるためになぎさちゃんまで・・・」
杏子「るしふぁー?だったらそれでいいや。実はあたしとさやかもルシファー化した奴と戦ってた」
さやか「30すぎてあの衣装はねーわ」
マミ「え?誰がルシファー化したの?」
87: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:25:38.41 ID:oArO3e8j0(6/11)調 AAS
さやか「早乙女先生」
和子「固焼きか半熟かなんてわかるはずも無いのよ!」
さやか「っていいながら悪魔と女神に分かれた」
杏子「悪魔は仕事に生きる先生、女神は家庭に生きる先生ってイメージらしい」
マミ「それで・・・浄化できたの?それとも・・・」
杏子「いや・・・和子先生のルシファー結界に中沢ってうちのクラスの男子が巻き込まれてだな」
中沢「どっちでもいいんじゃないかと・・・」
さやか「その一言で和子先生のルシファー化はあっさり解けたんだわ」
マミ「わ・・・私たちがあれだけ苦戦したのに・・・」
杏子「それより・・・ルシファーを倒したのならその辺に突起物が落ちてるはずだ」
マミ「え?」
杏子「それが・・・普通の人間をルシファー化させる作用をもたらしてるらしい。
グリーフキューブと同じようにソウルジェムの浄化作用もあるみたいだが・・・調べるためにも持ち帰れよ」
マミ「あったわ・・・これね」
スッ(グリーフシードに似た物体を持ち上げるマミ)
マミ「さしずめ・・・ルシファーシードと言った所でしょうね」
マミ「誰が・・・一体何のために・・・」
マミ(一番怪しいのは・・・目的もわからないウィザードだけど・・・
私を助けたことも含めて彼の計画だとすれば・・・)
バイオリン仮面「さらばだ魔法少女たち!また会おう!」バッ
マミ「あ!待ちなさい!!」
なぎさ「・・・」
なぎさ「恭介・・・?」
88: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:43:02.62 ID:oArO3e8j0(7/11)調 AAS
〜次の日〜
キーンコーンカーンコーン
仁美「〜♪」
さやか「ご機嫌だね仁美。恭介と仲直りできたの?」
仁美「さ・・・さやかさん!」
仁美「ええ・・・実は・・・」
仁美「上条君が・・・理想のタイプは仁美さんだとおっしゃられて・・・」
さやか「うおおおお!それ真面目にすごい手ごたえだよ!恭介基本嘘つかないし」
さやか「あれ?でも何故今頃そんな話を?仁美が理想の女性なら告白したときそう返事すればいいのに」
仁美「胸のサイズの話ですわ。さやかさん」
さやか「おっぱい!?ってえええええええええ!?」
さやか「い・・・何時の間にそんな突っ込んだところ(意味深)まで話し合う間柄に!?」
さやか「こ・・・これは一大事ですよ!
仁美と恭介が中学生のうちからそんなディープな関係になっちゃうのも時間の問題ですかな〜」ニヤニヤ
仁美「もうさやかさんたら!そんなのじゃありませんわ!」
仁美「・・・?」
仁美(あれ・・・?なんでしょう・・・この違和感・・・?)
仁美(手放しに喜んではいけない気がしますわ・・・私・・・何かを見落としている!?)
仁美(確かに・・・昨日上条君は私を褒めてくださいました・・・でもその言葉に・・・なぜか違和感を・・・)
仁美(落ち着いて・・・一字一句昨日上条君がおっしゃった言葉を思い返してみましょう)
仁美(「相対的に小さく見えた」・・・
これは入院生活が長くて女性のおっぱいなど比べる機会が無かったのが原因・・・)
仁美(いいえ!違いますわ!「相対的に」なんて・・・比べる対象が無い限り使うべき言葉ではありませんわ!)
仁美(つまり・・・上条君は入院中おっぱいに触れる(観察的な意味で)機会があった!だからこそ仁美パイを
「相対的に小さく見えた」と誤認してしまったのですわ!)
仁美(上条君が入院中に最も触れ合った(視聴的な意味で)おっぱいは何か・・・そんなの決まってます!)
89: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:59:33.58 ID:oArO3e8j0(8/11)調 AAS
仁美(さやかさん・・・!!)
仁美(さやぱいに触れ続けた(観察的な意味で)結果・・・
上条君の中でのおっぱいの基準が・・・さやぱいより小さいか否かになってしまったとしたら・・・)
仁美(退院してしばらくは・・・上条君は私のおっぱいを小さいものだと勘違いしていた・・・
つまり私の仁美ぱいがさやぱいより小さいことを意味しています)
仁美(さやぱいに劣っているだけならまだなんとも無いです・・・問題は・・・)
仁美(理想は仁美さんより少し大きいくらい・・・この言葉!)
仁美(導き出される答えは・・・さやぱい!?)
仁美(上条君の理想のおっぱいサイズは・・・さやぱいのそれなのでは無くて!?)
仁美(いいえ、違いますわ!さやぱいを無意識レベルに刷り込まれて(記憶的な意味で)・・・
自覚無しにさやぱいを好きになっているとすれば・・・)
仁美(さやぱいがたまたま上条君の好みだったのではなく・・・何度も押し付けられた(視覚的な意味で)
結果・・・上条君がさやぱいを好きになってしまったとしたら・・・!)
仁美(だとすれば・・・理想は私より少し大きいくらいとおっしゃられたのもわかりますわ!)
仁美(そして上条君は・・・私の事をこれから真剣に考えてくださるとは言いましたが・・・
まだ恋人としての好きでは無いということもおっしゃってました・・・)
仁美(こ・・・この条件から導き出される結論・・・それは・・・)
仁美(!!)
仁美(上条君は・・・無意識レベルでさやかさんの事を好きになっている!?)バァーン!
さやか「おーい仁美ーどうしたー?」
仁美「さやかさん!恐ろしい子!!」むにゅうっ
さやか「きゃあああああああああ!?」
男子「!!」
90: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 21:16:15.58 ID:oArO3e8j0(9/11)調 AAS
仁美「死してなお(恋の敗北的な意味で)ライバルであり続けるなんて・・・本当に恐ろしい子ですわ!」
むにゅっむにゅっ
さやか「ちょ・・・仁美!!んっ・・・やめてよ!男子も見てるのに!!」
仁美「いっその事巴さん超えしてしまえばいいのですわ!!もっと大きくして差し上げますわ!!」
中沢「すげぇ!なんだこの状況!?」
男子「いつもセクハラしてる美樹が・・・逆に志筑さんに揉まれている!?」
男子「しかし・・・こうしてみると美樹って結構大きいよな」
男子「ああ・・・しかも上条に彼女が出来たから今フリーなんだろ?」
男子「おい、実は狙い目なんじゃねーのか美樹って」
仁美「でも私負けませんわ!この勝負受けてたちますわ!」
仁美「絶対に上条君の心からさやかさんを消してさしあげます!」
さやか「ちょっと仁美?あたしはもう恭介の事は・・・」
仁美「いいえ、油断なりませんわ!つい最近(三年前)まで一緒にお風呂に入っていたことも聞きましたのよ!」
男子「え」
中沢「ええええええええええええええええええ!?」
さやか「ひとみいいいいい!?何言ってるのよ!
ほんの三ヶ月くらい最近な話し方しないでよ!年数を言いなさいよ!年数を!!」
仁美「さやかさんは私が上条君と付き合うようになってからも良いお友達でいてくれましたけど・・・
それも作戦のうちかもしれないと考えたら・・・友達付き合いはできませんわ!」
仁美「ごきげんようさやかさん。これから上条君の心を完全に奪うまではライバル関係でいましょうね」
さやか「ちょっとひとみー!?ひとみー!?待ってよ仁美ー!!」
ガバッ(さやかの前方に立ちふさがる男子たち)
中沢「美樹さん・・・放課後のご予定は?」キリッ
さやか「は!?」
中沢「僕と一緒にお茶でもしませんか?」キリキリッ
さやか「あんたさ・・・自分のキャラ見失わないほうがいいよ・・・昨日の和子先生みたいになりたくなければね・・・」
91: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 21:31:47.95 ID:oArO3e8j0(10/11)調 AAS
〜また別の日〜
マミ「美樹さん、佐倉さん!またルシファーと思われる反応よ!至急現場に向かって!」
さやか「オッケーわかったよ!ここからだと・・・あたしが一番に到着するね!」
さやか「!!」
さやか「もうすでに誰かルシファーと応戦している・・あれは・・・下着の魔法使い!?」
バイオリン仮面「・・・くそ!僕の演奏では攻撃方法に乏しい・・・!!」
バイオリン仮面「一体どうすれば・・・巴さんがなぎさちゃんが到着するまで持ちこたえるか・・・」
さやか「下着の魔法使い!あんた一体何やってるのよ!!」
バイオリン仮面「さやか!!」
一般人ルシファー(女神側)「ヒャッハー!」
バシュッ(魔力ビーム)
バイオリン仮面「危ない!!」
さやか「きゃっ!!」
ザシュ(バイオリン仮面の背中をかすめるビーム)
バイオリン仮面「なんでこんな所に来たんだ!」
バイオリン仮面「君は逃げるんださや・・・美樹さん!外に抜けたら巴さんかなぎさちゃんを呼んできてくれ」
さやか「は?あんた何言ってるの?知らないの?それとも・・・あたしを見下してるの?」
パアア!(バイオリン仮面の背中を癒す回復の光)
バイオリン仮面「!!」
シュイン!(変身の光)
さやか「あたしだって魔法少女だよ!マミさんと同じように戦えるんだから!」
バイオリン仮面「・・・!?」
バイオリン仮面「さやか・・・そんな・・・嘘だろ・・・!?」
続く
92: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 21:32:39.61 ID:oArO3e8j0(11/11)調 AAS
ここまで
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/07(水) 20:20:10.65 ID:UtUQOl0AO携(1)調 AAS
万丈さん早よ
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/07(水) 22:24:33.61 ID:z/TcHrVD0(1)調 AAS
万丈さんが「ハーレムは誰にも崩させない!!」て言ってたけど
これは重婚しても許されるって事かな?
95: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/08(木) 22:53:22.63 ID:KeB+Z/2D0(1)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」
恭介「なんでさやかがすでに魔法少女だって事黙っていた!?」
キュゥべえ「聞かれなかったからさ」
まどか「上条君は大事な人だよっ」
ほむら「・・・」
仁美「・・・」
なぎさ「マミのおっぱいを吸えば思い出すかもしれないのです」
マミ「ま・・・待って!心の準備が・・・」
さやか「下着が盗まれた!杏子!追って!」
杏子「マスクの下・・・あんたは・・・」
銀河万丈「第4話!」
恭介「僕の正体は」
銀河万丈「ハーレムは誰のも崩させない!」
96: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/08(木) 23:15:42.58 ID:93QkE6VL0(1)調 AAS
銀河万丈「すいませんかみました」
公開設定
「ワルプルギスの夜」
かつて暁美ほむらが幾度と無く戦い続けた魔女と同じ姿をした正体不明の「呪い」の集合体。
その役割は繰り返される世界におけるリセット。
暁美ほむらが生み出したモノでは無く鹿目まどかの秘めた願望、
「みんなと離れ離れになりたくない」気持ちが魔獣の集合体を媒介に具現化したモノ。
作中魔法少女おっぱいランキング
マミ>さやか≧仁美>杏子>まどか>ほむら>なぎさ
作中魔法少女性欲ランキング(異性)
さやか>なぎさ>仁美>マミ>まどか>杏子>ほむら
作中魔法少女性欲ランキング(百合)
ほむら>杏子>仁美>マミ>なぎさ>まどか>さやか
ルシファーシード
これを埋め込まれた人間は内に潜んだ「矛盾した願望」や「見失った自分のキャラ」
が二つの形態として具現化する。
暁美ほむら作。
本来邪魔になるはずの恭介をあえて殺さずにもて遊ぶ(意味深)ため作り出した
魔法少女の「新しい敵」を生み出す種。
97: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/15(木) 22:33:18.45 ID:gcTCf34A0(1)調 AAS
ひだまりスケッチ一挙を消化してました。また近いうちに書き始めます
98: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/16(金) 14:54:04.73 ID:yI03SiRu0(1)調 AAS
第4話「僕の正体は」
バイオリン仮面「さ・・・やか!?」
バイオリン仮面「そんな・・・嘘だろ・・・」
ルシファー(悪魔側)「GYAASU!!」
さやか「危ない!」ザシュッ
ルシファー(女神側)「!!」
さやか「あんたにも一発!!」ブンッ
ルシファー(悪魔&女神)「KYOEEE・・・」しゅうう・・・
さやか「ふうっ・・・どうやら浄化しなくても倒しさえすればルシファーになった精神体は元の人間へと戻るらしいね」
さやか「それよりも下着の魔法使い、アンタ何やってんのさボーッとしちゃって・・・」
さやか「あれ?いない?」
さやか、なぎさ、マミ、杏子、まどかと合流
その様子を影から見ている恭介
恭介「・・・」
キュゥべえ「何か不満そうだね、恭介」
恭介「さやかが・・・」
キュゥべえ「?」
恭介「さやかが魔法少女だって事・・・なんで黙ってた!?」
キュゥべえ「聞かれなかったからさ」
恭介「・・・」
恭介「キュゥべえ・・・君は何を考えて・・・」
キュゥべえ「百江なぎさが記憶を取り戻したのはあくまで魔法少女としての記憶だ」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/16(金) 15:17:48.62 ID:p243myW2o(1)調 AAS
つまんね
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 20:47:54.00 ID:miPLrQN30(1)調 AAS
原作キャラのみを使ったまどマギのハーレムが見たかった俺にとってイッチは希望
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/18(日) 15:34:59.82 ID:0gwWZhLu0(1/2)調 AAS
中沢が活躍しないなら見ない
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/18(日) 15:36:13.20 ID:0gwWZhLu0(2/2)調 AAS
外部リンク[php]:www.pixiv.net
103: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 18:39:49.26 ID:CSu3jqIw0(1/4)調 AAS
なぎさ「魔法少女として復帰したのはいいけど・・・何か忘れてる気がするのです」
なぎさ「なぎさには違う姿・・・違う役目があったはずなのです」
さやか「何言ってるのなぎさ?マミさんの病気が移ったの?」
なぎさ「なぎさは何か大切なことを忘れているのです!だけどマミのおっぱいを吸えば思い出すかも知れないのです!」
マミ「!!」
杏子「は?なんだそりゃ!?」
マミ「ま・・・待ってなぎさちゃん、まだ私心の準備が・・・」もじもじ
杏子「まんざらでもないのかよ!」
恭介「・・・」
キュゥべえ「なぎさはかつて円環の理の使者として顕現した時、人間では無い形態を使用していた」
キュゥべえ「孤独だったマミを癒す小動物的な役割。そしてマミは彼女に身を委ねた(直球)」
キュゥべえ「当然その時のスキンシップとして授乳するしないのやり取りが存在したのさ」
恭介「当然のスキンシップなのかい?それは」
キュゥべえ「なぎさが円環の使者としての記憶を取り戻すためにはマミから授乳するしかない」
恭介「なかなかシュールな覚醒条件だね」
キュゥべえ「口でああやって言ってるうちは冗談半分でマミも本気にしないさ」
キュゥべえ「つまり・・・マミからの授乳をトリガーになぎさが覚醒する可能性は皆無に等しい」
キュゥべえ「だとすれば・・・次はやはりもう一人の円環の使者の記憶を取り戻すのが妥当な方法といえるよね」
恭介「もう一人の・・・円環の使者!?」
キュゥべえ「それこそが・・・美樹さやかだ」
恭介「!!」
恭介「まさか・・・君が僕を魔法使いにした理由は・・・」
キュゥべえ「君の言う事ならさやかも耳を傾けると思ってね」
キュゥべえ「さあ上条恭介、下着の魔法使い・・・ウィザードの正体は自分だとさやかに明かすんだ」
キュゥべえ「そしてさやかが本来持っている使命を教えるんだ」
キュゥべえ「さやかの記憶が戻れば・・・円環の理本体である鹿目まどかも本当の力を取り戻すかもしれない」
キュゥべえ「君はこの箱庭世界を抜け出したいだろう?自分の未来を掴むために」
恭介「・・・」
104: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 19:10:34.31 ID:CSu3jqIw0(2/4)調 AAS
恭介「いや・・・出来ることなら僕の正体は明かさずにいたい」
キュゥべえ「何故だい?」
恭介「僕はさやかに魔法少女になって欲しくなかった。衣装は可愛いけど」
恭介「魂がソウルジェムに分離されるデメリット・・・自分の身体が人間のそれと大きく異なってしまうこと・・・
それをさやかは大事として考えてしまうはずさ」
恭介「さやかはその条件を飲んででも叶えたい願いがあったんだろう。だけどさやかは僕にそれを知られたくないはず」
恭介「現にこうして・・・僕がさやかが魔法少女だったという事実に傷つくのを見越してね」
恭介「さやかだって・・・僕が魔法使いになってしまったと知ったら心を痛めるかもしれない」
恭介「だからお互い知らないままの方がいいんだ・・・上条恭介とウィザードは別人で無ければならないんだ」
キュゥべえ「もうそんな事も言ってられそうに無いと思うけどね」
マミ「さて・・・今日はそろそろ下着の魔法使い・・・
ウィザードの正体についてツッコミを入れようと思うのだけど・・・」チラッ
さやか「なんであたしの方を見るのよ」
なぎさ「さやか・・・まだ気づいてないのですか!?」
まどか「みんなさやかちゃんに気を遣ってツッコミを避けてきただけだよ」
杏子「ああ・・・そろそろあたしもツッコミたくて仕方が無かったところさ」
さやか「えええええ!?下着の魔法使いが恭介だって!?」サヤガーン
杏子「つーか・・・それしか考えられねーだろ・・・あたし達の事も知ってそうな感じだったし・・・
それでいてバイオリンを使う奴なんて」
さやか「認めない!認めない!ぜええええええったい認めない!共通点バイオリンしか無いじゃん!!」
まどか「さやかちゃん・・・なんでそんな頑なに否定するの?」
マミ「逆に上条君じゃない証拠が聞きたいのだけれども・・・」
さやか「恭介はぱんつを顔に被るような変態じゃない!そんだけ!」
恭介「・・・」
恭介「ごめんよさやか・・・仁美さんのパンティを被ったのは間違いなく男の本能さ」
105: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 19:37:48.18 ID:CSu3jqIw0(3/4)調 AAS
なぎさ「被っているおぱんつが仁美のものだとしたら恭介が持っていても不思議じゃないのです!」
さやか「!!」
さやか「なぎさ!?あんた何言ってるの!?自分で意味がわかっていて言ってるんでしょうね!?」
なぎさ「もちろんわかってるのです!なぎさは恭介にフラれた後、猛勉強(意味深)しましたから!」
なぎさ「恭介はすでに仁美とおぱんつを脱がせあう様な間柄に−」
さやか「やめてええええええええええええええ!!それも駄目!聞きたくない!!そんなの認めないいいいいい」
さやか「恭介と仁美がそんな関係にまでなっちゃうのはイヤなのおおおおおおお!!
頭ではいつかそういう日が来るってわかってても割り切れないのよおおおおお!!」ジタバタジタバタ
さやか「断じて認めないから!下着の魔法使いと恭介は別人でなければならないの!!」
キュゥべえ「仲良いね君たち」
恭介「幼馴染だからね・・・相手が考えそうなことくらいわかるし、思考が被る事もたまにある」
恭介「だとしても・・・さやかがあそこまで焦ってる理由が少しわからないけど・・・」
恭介「僕は別の方法を探るよ。正体を隠す事にしても・・・さやかの記憶を取り戻す事にしてもね」
恭介「やらなくちゃいけない事はまだまだたくさんあるんだ・・・埋めなくてはいけない外堀が多すぎるから」
〜学校〜
昼休み
仁美「か・・・上条君!よろしければお昼をご一緒に・・・」
恭介「仁美さん悪いけど・・・」
仁美「きょ・・・今日も音楽室で練習ですの?それなら私もついていきますわ!」
恭介「ううん。ちょっと話したい人がいるからね」
仁美「え」
恭介「鹿目さん」
まどか「えっ?」ピクッ
恭介「話があるんだけど・・・屋上に来てくれないかな?」
106: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 21:14:58.14 ID:CSu3jqIw0(4/4)調 AAS
仁美「え」
ほむら「え」
さやか「え」
まどか「えっと・・・上条君?あの・・・その・・・」
杏子(テレパシー)(申し出を受けろ、まどか)
まどか(えっ!?)
さやか(ちょ、ちょっと杏子!?)
杏子(ウィザードの正体は上条。これは確定と言っていい事実だ)
杏子(上条が敵か味方か・・・何を考えてるか探るにはいい機会だと思うぜ)
杏子(あたし達魔法少女に接触してきたって事は・・・
今までウィザードとしてあたし達の前に現れた事となんらか関係のある話をしてくるかもしれないからな)
さやか(じゃあなんでもない話だったら恭介が下着の魔法使いだって疑うの、もうやめてよ!)
仁美「・・・」ゴゴゴ
ほむら「・・・」ゴゴゴ
さやか(うわあこっちは魔女化寸前だよ・・・)
ほむら(上条恭介・・・ナニをたくらんでいるの!?)
ほむら(まさか・・・まどかが忘れている記憶を直接まどかに教えるつもり!?
それともまどかと仲良くなろうと・・・)
ほむら(後者だったら許せる話では無いわ!私がまどかと仲良くなれないのを知って見せ付けるように
にゃんにゃんするつもりね!)
ほむら(かといって箱庭世界になってからは、まどかの友達でも無い私が止めに入るのも不自然だし・・・
美樹さやか、佐倉杏子何しているの!?早くまどかを上条恭介から引き離しなさい!)
杏子(いざというときはあたし達が上条からあんたを守る。まどか、探りを入れてくれるな?)
まどか(・・・)
まどか「いいよ、わたしも上条君と少しお話してみたかったんだ」
ほむら「ほむぅ!?」
仁美「ひとぅ!?」
107: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/20(火) 13:57:29.66 ID:bGR7iqpF0(1/3)調 AAS
屋上
恭介「鹿目さん、演歌が好きなんだってね」
まどか「え」
恭介「音楽と名のつくものはなんでもやってみたくなるのが僕の性分でね・・・」
恭介「僕の作ったこの演歌・・・鹿目さんが評価してくれないかい?」
スッ(CD)
まどか「え・・えええええ!?」
まどか「こ・・・これって上条君からのプレゼントって事!?」
恭介「プレゼントって言える程昇華させた作品では無いけどね」
恭介「それじゃあ感想聞かせてね!絶対だよ」ガチャッ
キュゥべえ「・・・」
キュゥべえ「鹿目まどかの覚醒のために直接的に真実を伝えると思ったんだけど・・・随分
回りくどいやり方をするんだね」
恭介「まだ友達にもなれてない僕と鹿目さんの関係じゃあ僕の言葉を鹿目さんが信じるとは到底思えないし」
恭介「僕の目的は他にある。そのために鹿目さんと交流する必要があるんだ」
さやか「まどか!恭介と何を話したの?」
杏子「ウィザードの正体・・・あいつで間違いなさそうか?」
まどか「えっとね・・・CDもらっただけなんだけど・・・」
さやか「え」
まどか「ほとんど上条君とお話するのは初めてなんだけど・・・第一印象としてはなんだか・・・」
まどか「さわやかな人だなって・・・そう思ってしまうのでした☆」
さやか「まどか!?まさかあんた恭介のこと・・・」
まどか「ウェッ!?そういう意味じゃないよ!ただ・・・下着の魔法使いというか・・・・
下着を顔に被る人には間違っても見えないっていうか・・・」
杏子「・・・」
さやか「ほら杏子!まどかもこう言ってるじゃん!下着の魔法使いが恭介って事は絶対ありえないよ!」
さやか「あれ・・・?」
さやか「って事は・・・恭介は魔法使いとか魔法少女とか関係無く・・・
まどかと仲良くなるために話しかけてきたって事!?」
108: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/20(火) 14:41:33.81 ID:bGR7iqpF0(2/3)調 AAS
さやか「恭介ええええええええ!?あんた仁美にどう言い訳するつもり!?せっかく仲直りしたと思ったらああああ!!」
仁美「・・・ウフ・・・アハハ!」
ほむら(すごいヘイトが溜まってるわ・・・ルシファーシードを挿せば間違いなくもう一度闇落ち・・・いえ
病み落ちするでしょう)
仁美「別に女友達を作ることが悪いとは上条君にいうつもりはありませんのよ。暁美さん」くるっ
ほむら(ほむぅ!?絡んできた!?)
仁美「ただ・・・彼女よりも優先して話したい女の子って・・・それもうただの友達じゃあ無いじゃありませんかぁ」
ほむら(やだこの子怖い)
ほむら「か、上条君には何か考えがあるんじゃないかしら」ドキドキ
ほむら「たとえばほら!あなたへのサプライズプレゼントは何がいいかっていう質問をしていたとか・・・」
ほむら「こういうのは女の子に聞かないと女の子が何を欲しがるか掴めないし・・・」
仁美「それならさやかさんでいいじゃないですか!」ドンッ
ほむら「ほむぅ!?」ビクン
仁美「さやかさんに聞くのならまだわかります!私たちはずっと友達でしたし・・・」
仁美「私、鹿目さんとはほとんどお話したこと無いのに・・・鹿目さんに聞いて私の何がわかるというのですか!」
ほむら(・・・この子のまどかとの友人設定を書き換えた事が・・・思ったよりややこしいことになって来てるわね)
仁美「暁美さん・・・放課後のご予定は?」
ほむら「ほむぅ!?」
仁美「よければご一緒にお茶などして・・・日ごろの愚痴などを語り合いませんか?」
ほむら「それこそ美樹さやかとするべきだわ!私とあなたはほとんど話したことないじゃない!」
仁美「あら・・・私気づいてますのよ・・・暁美さんが鹿目さんを見つめるときの熱い視線を」
ほむら「あ・・・熱い視線!?」
仁美「相当鹿目さんに思い入れがあるみたいですけれども・・・何か鹿目さんと仲良くできない理由があるのでしょう?」
仁美「すっぽかされた者同士語り合おうじゃありませんか。もしかしたら私も暁美さんの鹿目さん攻略の手助けが
出来るかもしれませんし・・・」
ほむら「ご・・・ごめんなさい私・・・今日は両親が久しぶりに遊びに来ていて・・・」
仁美「でしたら私もご挨拶を」
109: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/20(火) 15:06:14.22 ID:bGR7iqpF0(3/3)調 AAS
ほむら「・・・!!」ぞわわわ
ほむら「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
仁美「あっ!行ってしまわれましたわ・・・もう!」
ほむら(これが・・・今まで味わったことの無い追われる者の気持ちなの!?)
ほむら(どうやら私はとんでも無いモノにルシファーシードを植えつけてしまったみたいね・・・)
ほむら(まどかにつきまとえばまどかだってこういう気持ちになるのかしら・・・)
ほむら(だとすれば・・・影ながらまどかの日常を演出するこの「愛し方」は間違ってなんかいないのだわ!)
ほむら「そうよ・・・私は間違ってない」
ほむら「これがまどかの幸せ・・・私の事なんて忘れたまま・・・大切な人達に囲まれて・・・」ブツブツブツ
和子「ひぃっ!?暁美さん!?」ビクン
放課後
仁美「・・・」むすっ
恭介「仁美さん・・・やっぱり怒ってるのかい?」
仁美「別に怒ってなどいませんわ」
恭介「どうしても・・・鹿目さんと交流しなくてはいけない理由が僕にはあったんだ」
恭介「全部終わったら全部話すよ・・・だから今は何も聞かないで欲しい」
恭介(そう・・・誰からも理解されるはずも無い僕の今の行動は・・・色々な人を巻き込むの結果になるのは
目に見えるからね・・・)
恭介(だからすべてが終わったら仁美さんにも・・・さやかにも全部話そう・・・)
恭介(そして・・・さやかが何を望んで魔法少女となったのか聞けたら・・・)
さやか「さぁて帰るわよ杏子。今日の魔獣退治はマミさんとなぎさちゃんの番だから・・・」
杏子「あたしらオフだな!ゲーセン行こうぜ!」
さやか「だめ!まず宿題するの!」
中沢「美樹!」
さやか「ん?」
110: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/21(水) 09:12:10.11 ID:pkJNXGZ+0(1)調 AAS
他のクラスメイトたち「美樹さん!」ズラッ
中沢「今日こそ俺たちと一緒に放課後のひと時を!」
恭介「え、何アレは」
仁美「最近さやかさん男子の中で人気が出てきたみたいですよ」
恭介「え」
仁美「いえ、元々人気があったのが「何か」がきっかけで表に出てきたのでしょう」
仁美(そのきっかけが・・・上条君がらみとは言えませんけど・・・)
恭介「・・・」
さやか「ちょ・・・ちょっとしつこいな!あたしは杏子と宿題するの!」
中沢「いや、あきらめないぞ!俺は前から美樹の事いいなって思ってたんだ」
クラスメイトたち「僕たちも!」
さやか「じゃあ言わせてもらいますけどね!あたし・・・彼氏が出来たの!」
杏子「え」
仁美「え」
恭介「えええええ!?」
中沢「な・・・なんだってー!?」
さやか「違う学校の男子なの。あたしの事すっごく大切にしてくれるんだから!」
さやか「もうすでに何回か家に呼んでる仲なんだから!」
中沢「そ・・・そんな・・・あ、ありえない・・・上条一筋だった美樹に・・・新しい彼氏が・・・」
恭介「さやかに・・・彼氏だって!?」プルプル
仁美「上条君・・・?」
さやか「だからあたしの事はあきらめて!それじゃ!」
杏子「お・・・おいさやか!?」
杏子「彼氏ってお前・・・マジなのか!?あたし・・・ぜんぜんそんな事知らなかったぞ!」
さやか「嘘に決まってるでしょ!あんたあたしと一緒に住んでるんだからすぐわかるでしょ!」
さやか「こうでも言わなきゃしつこく付きまとってくるし・・・それに・・・」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/21(水) 10:36:24.31 ID:nh3jQ5VAO携(1)調 AAS
実際ワカメと赤はまどかから親友を排除する為に無意識に招き寄せた因子だったと思うの
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/21(水) 17:40:42.83 ID:MdO3Gq4W0(1/2)調 AAS
仮面ライダー響鬼みたいに楽器を武器として扱うんだよな
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/21(水) 20:40:24.63 ID:MdO3Gq4W0(2/2)調 AAS
中沢がルシファーになってしまうぞ
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 00:43:30.09 ID:wPaprqhF0(1/4)調 AAS
ギター 鈴 鐘 笛 ベル ラッパ トランペット ホイッスル いろんな楽器があるな
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 00:47:33.34 ID:wPaprqhF0(2/4)調 AAS
響鬼は太鼓だっけ
116: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/23(金) 09:37:56.72 ID:Zq1cCxUS0(1/2)調 AAS
さやか「なんだかんだでやっぱまだ・・・恭介の事気になってる自分がいるって気づいたんだ」
さやか「だから中沢達の気持ちは嬉しいけど・・・今はまだちょっと新しい恋とか・・・考えられないかな」
杏子「そっか・・・」
杏子「ウィザードが上条だって言ったこと・・・取り消すよ」
さやか「え」
杏子「あいつが上条ならさやかが魔法少女になっちまった事・・・知った上で
あんたの思いと叶えた願いを無視し続けている事になるからな」
杏子「そんなの絶対許せない。だからあたしもウィザードと上条は別人でなきゃいけないって・・・
そう思えた」
さやか「ありがと、杏子。
っつっても下着の魔法使いが恭介って事は絶対ありえない話だから気にしなくてもいいけどね」
恭介(さやかに・・・彼氏・・・)
恭介(一体・・・どこの誰なんだ!?ちゃんと信用できる人物なのかい!?)
恭介「それからも僕は鹿目さんにオリジナル演歌CDをプレゼントし続けた」
恭介「そしてある日」
まどか「上条君、大分良くなったけどここはもっとこういう感じで」
恭介「へぇ・・・やっぱり奥が深いね」
仁美「もう我慢なりませんわ!」ガチャッ
まどか「し、志筑さん!?」
恭介「仁美さん!」
仁美「何か考えがあると思って我慢してきましたけど、最近はコンサートに向けての練習をしてるわけでも無いのに
鹿目さんへのプレゼント曲にかかりっきりですわ!」
仁美「たまには私のためにがんばってくださってもよろしいのでは無くて!?」
恭介「お、落ち着いて仁美さん、これにはわけが・・・」
仁美「だいたい鹿目さんも・・・なんでそう何回もホイホイ上条君についていってしまうのですか!」
117: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/23(金) 10:49:54.87 ID:Zq1cCxUS0(2/2)調 AAS
まどか「えっと・・・」
恭介「仁美さん、君のテーマ曲はちゃんと作ってあげたじゃないか」
仁美「他の方々にも曲をプレゼントしてしまっては特別な存在だと感じられませんわ!」
仁美「鹿目さん!あなたは上条君の事・・・どう思って・・・」
ほむら「私からも聞きたいわ」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「鹿目まどか・・・あなたは上条恭介の事をどう思っているの?」
ほむら(以前のあなたなら・・・美樹さやかの幼馴染・・・つまり友達の友達という
割とどうでも良い人物だったはず)
ほむら(私がまどかの友達になれない事はまだ我慢できる。美樹さやかや佐倉杏子に
まどかを委ねれば済む話)
ほむら(だけど・・・男友達となれば話は別!ましてや・・・まどかが上条恭介に
特別な感情を抱いてしまったのだとしたら・・・なお更!)
ほむら(場合によっては・・・上条恭介をこの場で・・・)
まどか「えっとね・・・」
ほむら(あなた・・・家族や友達を大切にしている?)
まどか「・・・?」
まどか(あれ?こんなやり取りあったっけ?わたし・・・ほむらちゃんとそんな話したかな?)
まどか(でももしかしたら・・・わたし・・・またほむらちゃんに試されてるのかな?)
まどか(今の上条君は・・・わたしにとっても友達だから・・・)
まどか(上条君も・・・大切にしなきゃいけない友達の一人だから・・・)
まどか「上条君は・・・大事な人だよっ♪」
仁美「・・・」
ほむら「・・・」
まどか(あれ・・・?これで正解・・・だよね?)
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/23(金) 11:03:34.66 ID:57r35VVAO携(1)調 AAS
あっ宇宙滅びた
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 17:10:06.40 ID:wPaprqhF0(3/4)調 AAS
中沢にも活躍の場を
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 18:03:18.21 ID:wPaprqhF0(4/4)調 AAS
「僕の手はもう二度と動かない!奇跡か、魔法でもない限り治らな…そ、そうか!手が駄目なら股間でバイオリンを弾けば―――!」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga] 2014/05/23(金) 18:04:29.10 ID:5TjIX0FJo(1)調 AAS
中キチ死ね
122: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 17:30:17.28 ID:RofkLSjX0(1/7)調 AAS
ほむら「・・・!!」
ほむら(やはり・・・上条恭介!!こいつはまどかを惑わす不穏分子!)
ほむら(ルシファーを使ってじっくりもて遊ぼうなんて思ったのがそもそも間違いだったわ・・・)
ほむら(それもそのはず・・・こいつは男・・・!魔法少女達を放置するのとはわけが違う!)
バサッ(悪魔に変身)
まどか「ほむらちゃん!?」
恭介「・・・!」
ほむら(今この場で・・・上条恭介を・・・!)
ほむら(・・・!!)
ほむら(ここで上条恭介を殺す・・・!?まどかが見ているこの場で・・・!?)
ほむら(まどかにどんな影響が出るかもわからないのに・・・下手をすれば記憶を取り戻し−)
ほむら(ハッ!)
ほむら(やられたわ・・・上条恭介・・・これが狙いだったのね)
ほむら(恋愛感情か友情かに関係なく・・・まどかが上条恭介を「大切な人」と認識してしまったら・・・)
ほむら(それを壊すこと自体が・・・まどかの覚醒を促してしまうかもしれない・・・)
恭介(気づいたか・・・僕の狙いに・・・)
ほむら(こいつは・・・まどかと仲良くなることでワルプルギス前に私に強行手段を出させない保険を・・・)
スッ(悪魔化解除)
ほむら(だけど言い換えれば・・・こいつはまどかを延命のための手段としてしか考えていないという事!)
ほむら「ありがとう・・・上条恭介・・・これでなんのためらいも無くあなたを殺せそうよ」
恭介「今はまだ無理だね。やるのならワルプルギスの日のどさくさに紛れて・・・だろ?」
まどか「あの・・・ほむらちゃん?今のは・・・?」
ほむら「大丈夫。あなたは何も見てないわ」スッ(まどかと仁美の記憶操作)
123: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 17:52:19.35 ID:RofkLSjX0(2/7)調 AAS
キュゥべえ「すばらしい駆け引きだったよ恭介・・・まさかあの悪魔の上をいくなんてね」
恭介「悪魔よりもすごい存在ね・・・人はそれをなんと呼ぶんだろう」
キュゥべえ「特に鹿目まどかを単純な延命装置として割り切っている所に感心したよ」
恭介「・・・!!」
キュゥべえ「人間のというより感情の無い僕たちインキュベーターがやりそうな手段だった。
見習わせてもらうよ」
恭介「さやかが魔法少女だという事実を伝えなかったあたりから・・・君は信用できないと思っていたけど・・・」
恭介「感情が無い・・・そして自分たちの合理性のためだけに動く・・・それが君の本質か・・・」
恭介「だけど・・・君と一緒にされたくないよ・・・
これでも鹿目さんを利用していることに心を痛めているからね・・・」
キュゥべえ「さて・・・そろそろ頃合だと思うから説明しておこう」
恭介「なんだい突然・・・まだ伝えてないことがあったのかい?」
キュゥべえ「ソウルジェムを見てごらん」
恭介「濁ってるね・・・グリーフキューブかルシファーシードを使えば浄化できるんだろう?」
キュゥべえ「残念だけど・・・魔法使いのソウルジェム浄化方法は魔法少女のそれとは異なる」
恭介「じゃあ何を」
キュゥべえ「それも女性の下着さ」
恭介「え!?」
キュゥべえ「女性の下着を穢れたソウルジェムに近づけることで穢れを取り除ける。そう言ったんだ」
恭介「穢れを吸い取ったその下着はどうするんだ?」
キュゥべえ「もちろん、グリーフキューブ同様。僕が食べることで処理をする」
恭介「・・・」
恭介「感情が無いだって・・・!?立派な淫獣じゃあないか!」
キュゥべえ「身に着けているだけでいいと言ったのに・・・志筑仁美のパンティを顔に被って変身する
君には言われたくないよ・・・」
キュゥべえ「幸い君にはいざというとき文字通り一肌脱いでくれる志筑仁美という人物がいる」
124: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:10:41.48 ID:RofkLSjX0(3/7)調 AAS
キュゥべえ「そろそろ新しい下着を調達するべきだと、それだけ伝えておくよ」
恭介「仁美さんからは・・・これ以上下着をもらえないよ」
キュゥべえ「じゃあ誰から・・・言っておくけど・・・
未婚女性の下着でなければ浄化にも変身にも使えないからね・・・」
キュゥべえ「だから君のお母さんのタンスを漁るというのも無しだ」
恭介「ちょっと部屋を調べたい子がいるんだ。いや・・・調べなきゃいけない子が・・・」
恭介「その子の部屋を調査するついでに下着を調達するよ」
〜さやかの家〜
ガサゴソ・・・
キュゥべえ「なるほど・・・ここなら美樹さやかと佐倉杏子の下着両方を手に入れられる」
キュゥべえ「下着は袋に詰め終えたのに・・・君は一体何をしているんだい?」
恭介「彼氏だ・・・」
キュゥべえ「ん?」
恭介「さやかの彼氏の・・・私物が無いかを確認するんだ・・・本当に家に来ているかどうか」
恭介「身元がわかる物だったら・・・僕がこの目で確認するんだ・・・ちゃんとさやかの事を大切にしているかどうかを」
キュゥべえ「上条恭介・・・君は・・・志筑仁美を選んだのに・・・美樹さやかの事が気になるのかい?」
恭介「え?なんで僕が仁美さんと付き合っていることとそれが関係あるんだい?」
恭介「友達が心配なのは当然だろう?君に言ってもわからないか・・・」
恭介「さやかは思い込んだら・・・その物事にとことん尽くす所があるからね・・・」
恭介「悪い男にだまされてないか・・・僕がちゃんと確認しないと・・・!」
さやか「ただいまー」
杏子「たっだいまー!」
恭介「・・・!!」
125: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:28:48.98 ID:RofkLSjX0(4/7)調 AAS
さやか「あれ?誰かいるの?お父さん?お母さん!?」
恭介「まずい・・・!!」
杏子「いや違う・・・玄関に靴は無かった!泥棒ださやか!あんたの部屋から物音がする!」
恭介「せめて・・・顔は隠さないと!」
がばっ(さやかぱんつ)
恭介「フォオオオオオオオ!!」
さやか「誰なの!?」ガチャッ
バイオリン仮面「バイオリン仮面、ウィザード!!」バァーン!!
さやか「下着の魔法使い!」
杏子「ウィザード!!」
さやか「そ・・・それ・・・あたしのぱんつ!!」ガタガタ
バイオリン仮面「世界を救うためにも・・・君たちのブラ・パンティが必要なんだ!」
バイオリン仮面「さらばだ魔法少女達!また会おう!」バッ
さやか「あいつ!窓から・・・!!」
杏子「あたしに任せろ!!」
さやか「ごめん杏子!そっちは任せた!追って!」
杏子「待ちやがれ!!」シュッシュッ(槍)
バイオリン仮面「!!」
バイオリン仮面「下着を詰め込んだ袋が枷になっている!!佐倉さんの攻撃をよけて逃げるだけの余裕が無い!」
バイオリン仮面「ならば・・・曲を弾くしかない!新曲!!「エントロピー・シンドローム」!!」
♪〜♪〜♪
126: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:42:45.33 ID:RofkLSjX0(5/7)調 AAS
杏子「!!」
杏子「・・・こ、これは!!」
バイオリン仮面「君の見えてる風景を無数のキュゥべえに変える、幻惑魔法さ!」
バイオリン仮面「その無数のキュゥべえの中から・・・私を探し出せるかな?無理だろう?」
杏子「・・・」
バイオリン仮面「さらばだ魔法少女よ!君たちの下着は間違いなく役に立−」
がしっ(手づかみ)
バイオリン仮面「!!」
バイオリン仮面「馬鹿な・・・!!キュゥべえの幻覚に隠れたはずの私を何故・・・!?」
杏子「幻惑のスペシャリスト・・・佐倉杏子様に幻惑魔法をかけようってのはちょっと違うんじゃねーの?」
杏子「目を凝らせばわかるんだよ・・・幻惑とそうでない風景の違いなんてな!」
杏子「仮面を剥ぐ前に言っとくけどな・・・あたしはこの前まであんたを上条恭介と疑ってた」
バイオリン仮面「・・・!!」
杏子「だけど・・・やっぱ違うわ。さやかから話を聞いたり、上条のコンクールのビデオを見たんだけど、どう見ても
どんな理由があってもぱんつを顔に被る奴には見えなかった」
バイオリン仮面「待ってくれ佐倉さん!こ・・・これは・・・!!」
杏子「なんつーか・・・最初はさやかに八つ当たりするクズヤローと思ってたけど・・・
夢に向かって頑張ってる姿は・・・さやかが応援したくなる気持ちもわかるというか・・・」
杏子「ちょっとずるいじゃん、ちょっとかっこいいじゃんって思った」
杏子「だから、これでアンタの顔を堂々と拝めるわけだ!あたしも絶対あんたが上条じゃ無いって確信しているからな!」
バイオリン仮面「待ってええええええええ!!」
杏子「さあ!あんたはどこの変態だ!正体みせやがれ!!」バッ
杏子「・・・!!」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/25(日) 18:45:09.05 ID:WwkVdNtHo(1)調 AAS
無駄に引き伸ばしてつまらなくなる長編の典型例みたいなスレだな
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