[過去ログ] 交通事故に遭ったんだが相手の要求がおかしい (346レス)
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1
(4): 2013/01/09(水) 14:29:07.37 ID:HIjTes1a(1/3)調 AAS
立つかな?
2: 2013/01/09(水) 14:50:52.02 ID:HIjTes1a(2/3)調 AAS
立った。皆さん助けて下さい。
先日、出勤途上に自動車を運転していました、状況としては以下の通りです。
■状況
自車:普通乗用車 道路:1車線50キロ 速度:55キロほど 状況;直線道路を直進中
相手:自転車(出勤中) 状況:+状のわき道から横切ろうとして飛び出し

●事故状況 飛び出しを視認し直ちに非常停止手配をとるも及ばず衝突
●被害状況 自分:車の前部が破損、怪我は無し 相手:自転車破損及び手指を骨折
●警察 直ちに届出済み、当然人身事故
●保険会社 自身加入済保険会社へ直ちに連絡し対応いただく
●保険会社算出の過失割合 7:3
※個人的には納得いきませんが相手が自転車なので仕方ないと思います
●私から相手への対応 正直、納得できないけど定型にお詫びをし過失割合、被害に対する保障は
保険会社へ一任と伝え了承
☆相手からの要求 本人ではなく、本人の上司、つまり会社から電話がありました。
要約すると相手は手指を使う技術サ−ビスを行なう仕事をしており現在、出勤はしているが事務仕事しかできない。
だから人手不足の中、他県からスタッフを呼んでなんとか営業している。
つまり・補充したスタッフに対する人件費、交通費を払えと出勤中であったために“私の会社”へ要求してきました。
★知りたいこと
法的には私が賠償する義務があるのは“事故の相手”であって会社ではない
と思います。
相手が休業した場合、休業補償は当然ですが相手の会社が決断した人員補充をする義務まであるのでしょうか?
相手は顧問弁護士と相談した上で、とのことです。私も納得いかないので白黒つけるのは構わないのですが法的に細かく言うと賠償義務はあるのか知りたいです。
なお“会社と会社の話し”だから過失割合は関係ないとわけのわからないことを言っています。
3
(3): 2013/01/09(水) 15:24:50.26 ID:PwAJzN4J(1)調 AAS
交通事故相談スレがあるのにどうして個別にスレを立てたの?

いわゆる「企業損害」と言われる問題です。
企業の取締役・従業員等が交通事故によって死傷した場合に、企業に生じる収益減少等の
損害(間接損害)を言います。

結論として、企業損害を認める判例もあれば認めない判例もあります、としか言えませんねえ。
直接損害ではないので、認めない判例の方が多いとは思いますけど。

肯定例
新聞販売店の従業員の受傷に伴い、雇い入れた代替雇用費用のうち20万円を認めた
(大阪地裁平成5年1月12日判決 「交通事故民事裁判例集」第26巻1号14ページ)
4: 2013/01/09(水) 17:53:49.84 ID:HIjTes1a(3/3)調 AAS
>>3
失礼しました、出直します。
誠にありがとうございます。
5: 2013/01/19(土) 23:20:03.80 ID:t9JPAdSr(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)
558号
・人身傷害保険特約における酒気帯び免責規定は、罰則適用の有無あるいは正常な運転の可否に関わらず、
 酒気帯び運転自体を免責事由とすることを定めたものと判断した事例
・エアバックが作動する程の衝撃で衝突した運転手50歳男性の右肩痛に対し、厚生労働省判定指標から
 CRPSを否認したうえで12級12号を認定した事例
6: 2013/01/21(月) 16:37:58.96 ID:OjVfYzHc(1)調 AAS
交通事故民事裁判研究

あ行
☆あおり行為が原因の事故:交民43巻5号89
☆あおり行為とは?:交民43巻5号89
☆医者が診察録に「(被害者は)詐病」と記載:自保1833B
☆医療過誤否認:自保1833N
☆大阪府は任意保険に加入していない:交民43巻6号105:判例速報519
☆同じ日に2つの病院に通院した場合の交通費計算:交民43巻6号113
7: 2013/01/22(火) 22:29:06.50 ID:khgv4g7P(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1882号(平成24年11月22日発行)
1.症状固定後に定時制高校卒、職業訓練に通う22歳男子の2級高次脳機能障害の介護料は母親67歳後の
 余命分の2分の1を日額2万円で認めた@(将来の)補聴器関係費用認定A(将来の)眼科治療費認定
 【Reference】2級1号高次脳機能障害等を残す将来介護費算定事例
2.手前横断歩道上から早回り右折の被告車に衝突された青信号直進原告車の過失を15%と認めた
 @住宅改造費認定A借家代等認定(自宅改造の際に一時的に賃貸アパートに居住)
  【Reference】青信号交差点での直進四輪車対右折四輪車の過失認定事例
3乗用車運転中に衝突、横転した38歳女子の画像所見のない左下肢不全麻痺の因果関係を認め、素因で35%減額した
 【Reference】心因性が損害の拡大に寄与した素因減額事例
4.追突された35歳男子に9級統合失調症、10年間35%労働能力喪失を認め脆弱性で60%の素因減額を適用し
  【Reference】事故と統合失調症との相当因果関係が争われた事例
5.追突されて12級低髄液圧症候群主張の男子には厚労省新診断指針からも7回のブラッドパッチ効果から否認し114級10号認定した
  【Reference】ブラッドパッチの効果なく低髄液圧症候群を否認した事例
6.車庫入れに3b後退中の乗用車と衝突の4歳男子キックボード走行には強烈な外傷体験とはいい難くPTSD罹患を否認した
 @加害者が警察に事故状況を虚偽説明
  【Reference】強烈な外傷体験なくPTSDの発症を否認した事例
7.左ハンドル車の右後輪が10ab以上上下1時間半後「ぶつかったみたい」と交番に申告からY車が「逃走した」と認定した
 @引き逃げ死亡交通事故Aダミー人形をそれぞれ用いて実況見分(警察)と実験(原告側)
 【Reference】横断5歳児の衝突事故で被害者側の過失が認められた事例
8.乗用車のチャイルドシート同乗中頸部捻挫の生後3ヶ月乳児のマッサージ等の通院を2ヶ月半強の経過観察として認めた
  【Reference】中心性脊髄損傷が争われた事例
8: 2013/01/22(火) 22:29:38.82 ID:khgv4g7P(2/2)調 AAS
9.右側駐車大型貨物車の陰から横断しようとしたYフォークリフトの爪にA原付自転車の衝突にはAの過失はなく
 20歳男子の死亡慰謝料を計3,000万円認めた
 @車両廃棄処分代認定(5,000円)A遺体搬送費認定(10万1,900円)B診断書(5,250円)・死亡診断書(3,150円)認定
 【Reference】フォークリフトの衝突事故による過失認定事例
10.高架道路からのAの転落死は横向き停車のA車に被告、Z車らの衝突により発生したと共同不法行為責任を認め
 Aに2割の過失相殺を適用した
 @過失割合算定について修正要素を多数適用
 【Reference】複数台による衝突事故での共同不法行為責任が争われた事例
11.未接触事故は全長17bの被告トレーラーが黄色実線を超えての進路変更に起因、原告に2割の過失を認めた
 @積載品の損傷による損害賠償請求事案Aガードレール・側壁修理費用15万9,173円
 【Reference】同一方向走行車の車線変更による衝突での過失認定事例
12.追越禁止道路で左並進中の原告自動二輪車に接触の被告車が速やかに停止していれば重傷が避けられた
 可能性もある等で被告に6割の過失を認めた
 @事故により大学卒業が半年遅れた被害者の学費増額分(31万5,290円)を損害として認定
 A醜状痕を後遺障害ではなく慰謝料増額事由として評価
 【Reference】同一方向進行中の二輪車対四輪車の衝突による過失認定事例
13.68歳男子の肝細胞がんによる肝不全死と事故との相当因果関係は証明が十分であるとはいえないとして請求棄却した
 【Reference】事故後の死亡との因果関係が争われた事例
14.普通貨物車を運転中に出合頭衝突の49歳男子の治療期間2年10ヶ月での12級請求は192日で後遺障害なく固定と認定した
 @給与は専ら賃貸収入なので休業損害を否認
  【Reference】医学的所見なく後遺障害残存が否認された事例
15.開店準備店舗に被告乗用車突入の開店遅れは工事人放棄分を除き3ヶ月分の損害を認めた
 【Reference】店舗損壊による損害賠償請求事例
16.施錠建物内3箇所からの出火は鑑定により立証、売上げ不振等の状況証拠積み重ねにより契約者の放火と認定、保険金請求を否認した
 【Reference】科学鑑定又は経済的困窮から保険金請求を棄却した事例
9: 2013/01/23(水) 21:46:29.95 ID:vzg4z/j3(1)調 AAS
交通事故民事裁判研究

か・き・く
☆外国人
・中国人
日本で稼働し続ける蓋然性が高いとして判断:交民43巻5号85
☆加害者とその両親の態度に問題あり:自保1830B
☆確定申告とは異なる所得を主張(否認):自保1860D
☆確定申告なし(運送自営業者)の被害者の休業損害と逸失利益を男性労働者60歳〜64歳の
 平均賃金(年収442万6,800円・月額36万8,900円)で認定:自保1879I
☆確定申告なし(居酒屋経営と仕出し屋でのアルバイト)の被害者の休業損害と逸失利益を
 男性労働者40歳〜44歳の平均賃金の70%で認定:交民43巻4号76
☆確定申告も帳簿も無い自称自動車修理及び販売業者を基礎収入を男子労働者35歳〜39歳平均の7割で認定:自保1828J
☆確定申告は事故の起こった年まで一度もしていない(平均賃金で評価):交民43巻5号88
☆過去10年間に7回の事故:自保1828H
☆簡易裁判所の判決:自保1830J
☆過失割合は物的損害について前もって提訴され10−90で和解成立:自保1827K
☆過失割合0−100
・原付対車(暴走モード):自保1834A
☆加重障害(併合4級・従前の事故では9級):加重障害の場合の逸失利益の算定例:交民43巻6号117
☆画像等で発見できないような脳の損傷を受けた可能性は十分に考えられるとして、
 自賠責非該当を高次脳機能障害5級に認定:自保1832A
☆ガードレールの修理代4万8348円:交民43巻4号67
☆ガードレール・側壁修理費用15万9,173円:自保1882J
☆顔面醜状7級56%とする労働能力喪失率を16%喪失で認定:自保1833H
☆黄色本:「交通事故損害賠償額算定基準」名古屋地裁で出された裁判例を集約、分析して作成されたもの:交民43巻6号116
☆休業しなかったのは被害者本人の努力によるものであるとして給与一か月分の休業損害を認めた事例:交民42巻4号86
☆休業損害は前3ヶ月の収入で、逸失利益は前年の収入で計算:自保1826H
☆休業損害を否認(給与は専ら賃貸収入だと認められたため):自保1882M
☆求職中の事故での逸失利益計算:自保1831I
☆勤務開始10日後の事故による休業損害・逸失利益の計算方法:自保1833J
10: 2013/01/24(木) 19:58:14.74 ID:OKEyVgxu(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1843号(平成23年4月14日発行)
1.物価自動改定は否認して18歳男子1級後遺障害介護料を母親67歳までは近親者月額30万円、
 以降職業人月額54万円の定期金支払いを認めた@介護に必要な設備や機器等の要求がどっさり
  【Reference】原告が請求する定期金請求を認めた事例
2.請負人所有・運転のY車の起こした本件事故は注文者W、Zとは独立の業務者で、指揮監督権なく
 自賠法、民法上も責任を否認した@業務上過失傷害罪・罰金40万円Aバネの製作及び加工業に
 従事する会社役員・会社は社員が本人と妻B役員報酬・休業損害・増加した外注費
 【Reference】使用者責任が争われた事例
3.2級1号残した64歳女子の慰謝料を傷害360万円、後遺障害2,220万円、夫100万円、子3名各50万円、
 症状固定前に死亡の夫、二男分は原告が承継すると認めた@家屋等改造費等163万6,990円
 【Reference】重度後遺障害を残す高額慰謝料認定事例
4.男子内装業の治療は1回320円の自己負担してまで通院する気にならなかった、医師も「終了」診断等から、
 その時点を後遺障害のない症状固定と認定した@早出・早退しての通院で休業損害の発生を否定
 【Reference】症状固定後の治療費が否認された事例
5.自動車専用道路でスリップ逆向き停車のY車が妨害を大きくする動きで衝突X車に発見遅れはなく
 Yの一方的過失と認定した
 【Reference】車線を塞ぐ停止車両対追突車両の過失認定事例
11: 2013/01/24(木) 19:59:05.75 ID:OKEyVgxu(2/3)調 AAS
6.横断開始時青点滅としても都心の幹線道路右から左への横断、7歳男子との比較で左折普通貨物車の100%過失認めた
 【Reference】青色点滅横断歩行者の過失認定事例
7.腰痛等で59歳女子の受けたカイロプラクティック療術は明細書送付なく効果示す証拠ない等から否認した
 @急発進が原因でバスの乗客が車内で転倒し負傷した事故A運転手は裁判所に出頭せず、証拠申出なし
 【Reference】施術効果の有無から治療費等が認否された事例
8.近くに横断歩道があり被告にも横断自転車を予測できたと原告横断自転車への過失加重を否認したが
 合図なく不確認斜め横断で40%過失を認めた
 @文書料23万2,050円認定A法人勤務調理師である被害者は事故後事務所に出向及び配置替え
 【Reference】横断自転車対直進二輪車の過失認定事例
9.事故さえなければ…3年5ヶ月後のめまい等訴えの56歳男子のPTSDの因果関係を否認し左膝痛は14級認定した
 @有給休暇取得分40万7,770円を認定
 【Reference】PTSDとの因果関係を否認した事例
10.乗用車と衝突の48歳男子の相当量飲酒の上赤横断自転車の過失相殺率を75%と認定した
 【Reference】酒気帯び赤信号横断自転車の過失認定事例
11.原告の左側に衝突も痛みが少なく外傷直後には認知困難として症状固定時36歳男子の左膝痛は
 PCL損傷による後遺障害を12級7号認定した
 @自称月収55万円・年収見込額660万円/362万0,571円認定(市民税・県民税非課税証明書から判断)
 【Reference】自賠責非該当とする後遺障害が争われた事例
12: 2013/01/24(木) 19:59:44.35 ID:OKEyVgxu(3/3)調 AAS
12.背後から後退特殊車両に左足轢過の45歳警備員は被告と共同の道路舗装作業に従事していた等から過失割合は
 各50%と認定した@懲戒処分を受けた加藤安宏弁護士が受任した事件A事故前の平均賃金3,008円
 【Reference】加害車両誘導中の事故による過失認否事例
13.夫を介護する75歳女子A死亡により夫の介護料損害の因果関係を認めセンサス65歳以上収入のAの仕事の30%が
 夫の介護としてAの損害から既払介護費を控除した@事故の7日後に本人死亡・夫(事故とは無関係)も265日後に死亡
 【Reference】親族を介護していた被害者の死亡逸失利益算定事例
14.「有職主婦」請求の57歳女子は事実婚を解消、次女宅に同居等「有職女性」としてセンサス同学歴同年齢を
 基礎収入と認定した@後遺障害等級併合第6級(67%)と認めるも労働能力喪失率は14%と認定
 【Reference】50歳代女子の外貌醜状による労働能力喪失率認定事例
15.全員就労の息子一家と同居の83歳女子は家事従事者としてセンサス65歳以上の80%から生活費50%控除で
 死亡逸失利益を認めた@事故から14日経過後に死亡
 【Reference】高齢女子(70歳代)の死亡逸失利益認定事例
16.貨物船に衝突された漁船沈没、代替船調達までの休業損害を認め、船長ら漂流3日の慰謝料を300万円認定した
 @「フェリーたかちほ」(現:「たかちほ」)と漁船「幸吉丸」との衝突事故
 Aレーダーに備わった機能/雨雪反射抑制装置(FTC)・海面反射抑制装置(STC)・自動衝突予防援助装置(ARPA)
 B海難事故の捜索費用1,436万8,356円(船舶45隻・人員159名・延べ約900時間)
 【Reference】死の恐怖に対する慰謝料が争われた事例
13
(1): 2013/01/25(金) 16:32:50.51 ID:8NSBoDtu(1/2)調 AAS
交通事故民事裁判例集

第43巻第6号
99.ダンサー:税務申告無し:シートベルト不着用(過失10%)
100.葬儀費227万2356円を加害者が直接葬儀社に支払う
101.示談締結後に症状悪化も錯誤無効の主張否認
102.轢き逃げ。弁護士費用が10%ではなく約5.6%
103.子どもの飛び出し事故(自転車50-50)
104.上山勝作成の工学解析書提出
105.警察官が警ら中に起こした交通事故:大阪府は任意保険に加入していない
106.大学生の逸失利益1億2024万円:非接触事故:衝突速度計算
107.定期金賠償命令(将来介護費用のみ、それ以外は一時金賠償)
108.自転車対歩行者の交通事故で自転車側が原告・被害者:CRPS
109.加害車両が後方から追いついて進路変更し接触(被害者の無過失認定)
110.停止車両の間をすり抜けて出てきた原付との衝突事故(原付100-0大型自動二輪車)
111.事故後に当事者(女)の夫と二男が死亡(2人は事故とは無関係)
112.窃取された車による事故:人身については持ち主に賠償を命じ、物損については賠償の責任なしとした
   客を見つけて停止したタクシーに過失相殺無し
113.税務申告額を事故後に修正するも事故前の実収入として認定されなかった事例全治療費の半分を認定
   同じ日に2つの病院に通院した場合の交通費計算
114.CRPSについていろいろ言及:RSD
115.保佐申立費用7万8880円:交通費71万0960円:アルバイト症状固定時27歳
14
(1): 2013/01/25(金) 16:33:24.46 ID:8NSBoDtu(2/2)調 AA×

15
(2): 2013/01/26(土) 15:34:44.28 ID:nWh5d5m5(1/2)調 AAS
か・き・く

☆外国人
・中国人
 日本で稼働し続ける蓋然性が高いとして判断:交民43巻5号85
☆加害者とその両親の態度に問題あり:自保1830B
☆確定申告とは異なる所得を主張(否認):自保1860D
☆確定申告なし(運送自営業者)の被害者の休業損害と逸失利益を男性労働者60歳〜64歳の
 平均賃金(年収442万6,800円・月額36万8,900円)で認定:自保1879I
☆確定申告なし(居酒屋経営と仕出し屋でのアルバイト)の被害者の休業損害と逸失利益を男性労働者40歳〜44歳の
 平均賃金の70%で認定:交民43巻4号76
☆確定申告も帳簿も無い自称自動車修理及び販売業者を基礎収入を男子労働者35歳〜39歳平均の7割で認定:自保1828J
☆確定申告は事故の起こった年まで一度もしていない(平均賃金で評価):交民43巻5号88
☆過去10年間に7回の事故:自保1828H
☆簡易裁判所の判決:自保1830J
☆過失割合は物的損害について前もって提訴され10−90で和解成立:自保1827K
☆過失割合0−100
・原付対車(暴走モード):自保1834A
☆加重障害(併合4級・従前の事故では9級):加重障害の場合の逸失利益の算定例:交民43巻6号117
☆画像等で発見できないような脳の損傷を受けた可能性は十分に考えられるとして、
 自賠責非該当を高次脳機能障害5級に認定:自保1832A
☆ガードレールの修理代4万8348円:交民43巻4号67
☆ガードレール・側壁修理費用15万9,173円:自保1882J
☆顔面醜状7級56%とする労働能力喪失率を16%喪失で認定:自保1833H
☆黄色本:「交通事故損害賠償額算定基準」名古屋地裁で出された裁判例を集約、分析して作成されたもの:交民43巻6号116
☆休業しなかったのは被害者本人の努力によるものであるとして給与一か月分の休業損害を認めた事例:交民42巻4号86
☆休業損害は前3ヶ月の収入で、逸失利益は前年の収入で計算:自保1826H
☆休業損害を否認(給与は専ら賃貸収入だと認められたため):自保1882M
☆求職中の事故での逸失利益計算:自保1831I
☆勤務開始10日後の事故による休業損害・逸失利益の計算方法:自保1833J
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(1): 2013/01/26(土) 15:36:09.98 ID:nWh5d5m5(2/2)調 AAS
け・こ

☆刑事記録謄写費用(2万3561円)認定:交民42巻5号105
☆係争中に死亡:自保1829E
☆軽度外傷性脳損傷の定義:自保1827@
☆結婚式キャンセル料27万7000:交民43巻5号87
☆建築に着手していない介護住宅建設費認定:自保1824A
☆故意の事故で保険会社の免責認定:自保1830C
☆後遺障害逸失利益を否認して慰謝料で斟酌した事例:自保1853D
☆後遺障害12級だった人が事故によりまた後遺障害12級に認定される:自保1832E
☆後遺障害等級14級で労働能力喪失率10%認定:自保1835C
☆後遺障害等級表(高次7級併合6級67%)よりも高い労働能力喪失率認定(90%):自保1830A
☆高額対物賠償判決集:自保1868(P142)
☆高次脳機能障害5級の障害を有する39歳男子が事故に遭い12級認定で労働能力喪失率14%
 の計算で逸失利益を認定される:自保1870I
☆高次脳機能障害7級で介護費用認定:自保1832B
☆高次脳機能障害の診断基準:交民43巻4号69・自保1832A
☆高次脳機能障害の等級認定は受傷後1年が目安と判示:自保1826D
☆交通事故よりも性的暴行体験の方が影響が大きい:自保1831C・交民43巻4号66
☆交通費180万2,771円認定:自保1853C
☆交通費をガソリン1リットル150円1km当たり15円で計算:自保1864K
☆個室利用に関する差額室料(日額2万円):自保1870D
☆ゴルフ道具17万7,191円認定:自保1860F
17
(1): 2013/01/27(日) 16:37:15.56 ID:UU/VfCB0(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

557号
・保険金受領者ら関係者が保険金騙取目的で偽装事故を発生させたとして、保険会社からの
 保険金受領者に対する不当利得返還請求が認容された事例
・原告(自動車販売店)の従業員が納車前に交通事故に遭った場合、原告の損害は、新車の再調達車両の
 諸費用から被害車両の修理しない状態での評価額を控除した額であるとした事例(交民41巻3号P609)
18
(1): 2013/01/28(月) 18:12:17.11 ID:QjnKn6O2(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1879号(平成24年10月11日発行)

1.追突された35歳女子には厚労省研究班報告書基準から脳脊髄液減少症を否認、約2年後症状固定12級13号を認定、
 以降の症状は心因性として否認した@前審は素因減額8割
 【Reference】診断基準を満たさず低髄液圧症候群の発症を否認した事例
2.大腿骨骨幹部偽関節の手術は絶対的ではないと手術しない36歳男子に8級9号認定67歳まで45%の労働能力喪失を認めた
 【Reference】治療等の拒否による損害の拡大が争われた事例
3.3級線維筋痛症主張の30歳女子は出廷困難もステーキ店では介助なしで移動等痛みは虚偽として後遺障害残存を否認した
 @前述の事実については調査報告書で確認されている(採用)
 【Reference】線維筋痛症の発症が争われた事例
4.平成8年大学4年男子に発生の器質的脳損傷は7級を超えないとして原告の請求を棄却した
 @平成15年に和解済みA時効については最高裁昭和43年3月15日判決を引用し請求可とする
 B但し、和解契約当時想定されていた併合5級を超えることはないものとして棄却
 【Reference】脳の器質的損傷認められず高次脳機能障害を否認した事例
5.売上げは次第に減少傾向等から60歳男子プレス加工自営業者の過去3年平均を否認、前年分申告額を基礎収入と認定した
 @通院日に丸半日休業していたわけではないとして通院実日数の4割を休業損害として認定
 【Reference】自営業者の収入認定事例
6.肋骨骨折伴う衝撃が加齢による変性を超えない脊髄管変性に影響し12級後遺障害を発症したとして素因減額を否認した
 【Reference】既往症による素因減額が争われた事例
7.時速60`b制限自動車専用道路を時速100`b走行の自動二輪車が急制動・転倒・衝突は転回禁止を
 方向転換中の乗用車の7割過失と認めた
 【Reference】Uターン四輪車対対抗直進二輪車の過失認定事例
8.交差点横断歩道で自動二輪車と衝突の横断自転車の安全確認に「著しい過失」として50%の過失相殺を適用した
 【Reference】交差点における二輪車対一時不停止自転車の過失認定事例
19
(1): 2013/01/28(月) 18:12:50.35 ID:QjnKn6O2(2/2)調 AAS
9.高速道路の合流地点付近での追突類型に近いが走行車線進入に加速不足の過失があったX車に1割の過失を認めた
 @休車損害認定(日額1万4,614円)A休車期間60日認定B積荷損害認定(エアコン/豆腐)
 【Reference】高速道路上の合流地点での衝突による過失認定事例
10.鼈甲眼鏡の破片すら確認されていない、腕時計が腕から抜け落ちあり得ないと各150万円の請求を否認した
 @確定申告をしておらず実収入の把握困難A月額36万8,900円で認定
 【Reference】腕時計等の損壊による損害賠償請求を否認した事例
11.父親所有、母親運転、1歳児受傷でチャイルドシート不使用の過失は事故発生との因果関係なく同乗車両への
 自賠法16条請求は理由がないと判決した
 @法律事務所大地(千葉市)AHPとブログが充実している
 B自分が契約している自賠責保険会社に支払いを求め免責されてしまった事例
 C過失相殺(10%)により減額された分を自分の自賠責保険から補填回収しようとした
 【Reference】自賠法3条但し書免責を適用した事例
12.購入・契約2ヶ月後の中古ベンツの海中転落事故を携帯に登録する警察署に自ら連絡等から転落はXの
 故意として請求棄却した@メルセデス・ベンツ車両には、一般に、水没を感知したらドアガラスが自動的に
 下降して全部開く仕組みは装備していない
 【Reference】海中転落事故による保険金請求で故意免責された事例
13.被保険車両フェラーリの借主は元X社の取締役Bがインターネット検索で借受けたとの虚偽申述等からXの請求を棄却した
 【Reference】事故の発生を否認して保険金請求を棄却した事例
14.駐車場への雨水浸水はY施設者が安全性を欠いた落ち葉管理に瑕疵と認定し、普段からの気配りで50%の
 過失相殺を適用した@都筑中央公園 駐車場
 【Reference】被告の管理瑕疵が争われた事例
15.利用客少ない時間帯の線路内の死亡事故で鉄道事業者の責任を否認、薬を服用中の飲酒を注意されていたAに
 5割の過失責任を認めた@鉄道人身事故
 【Reference】被告の安全配慮義務違反が争われた事例
16.84歳男子要介護2認定の施設内転倒には合意の体制の元での判断から安全配慮義務違反はないと施設への請求を棄却した
 【Reference】介護担当者の過失が争われた事例
20: 2013/01/29(火) 17:16:39.14 ID:v12W2jbC(1)調 AAS
単語集@

・アジャスター
 自動車事故が起きた際、保険会社から委託を受けて自動車の損傷状態を調査し、損害額の認定を行う専門家。
 また、物損事故調査員として、弁護士の指示のもとで示談交渉の補助業務も行う。
・イレウス(ileus)
 腸管内容の肛門側への移動が障害される病態。腸閉塞(ちょうへいそく、intestinal obstruction)とも呼ばれる。
 急性腹症を起こす疾患のひとつである:自保1860O
・インプラント:自保1831C
・オートスピードコントロール:交民43巻6号107
・音声認識システム(ボイススキャン):交民43巻6号107
・解析ソフト PCクラッシュ:自保1827F
・ガウジ痕(がうじこん)
 自動車事故などで、(車両の金属部分によって)道路や ガードレール、縁石などにつけられた、
 えぐりとったような痕跡のこと。;自保1864J
・加重対象外非該当:自保1831G
・観念の通知:自保1829H
・気胸(ききょう、Pneumothorax)
 胸腔内で気体が肺を圧迫し、肺が外気を取り込めなくなった状態:交民43巻3号58
・鶏歩歩行:交民43巻6号101
・結果回避可能性:交民43巻5号82
・境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害(BPD):自保1868@
・グリーンベルト:道路側に観賞,修景,分離などの目的でつくられる帯状の植栽地。
・誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
 細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎:交民43巻1号15
・「自賠責保険における高次脳機能障害認定システムについて」:自保1867@
・サマリー:要約という意味の英単語
・什器(じゅうき):店舗やショールームなどにおいて商品やカタログなどを陳列・設置するため器具・器材。
・身体表現性障害
 痛みや吐き気、痺れなどの自覚的な身体症状があり、日常生活を妨げられているものの、それを説明するような一般の
 身体疾患、何らかの薬物の影響、他の精神疾患などが認められず、むしろ心理社会的要因によって説明される障害:1835H
21: 2013/01/30(水) 17:07:49.77 ID:brQ/zWgm(1/2)調 AAS
交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
第43巻第5号

80.自保1832号に掲載:高裁で地裁判決から4倍に増額
81.高齢者(被害者)の長男がなした示談契約の有効性が争われた事例:判例速報532号にも掲載:
 スーパーマーケットの屋上駐車場内での事故(歩行者10‐90車)
82.予見可能性・結果回避可能性
83.交通事故により受傷した原告らが損害保険会社との自動車保険が継続していないのは被告(保険代理店)の
 過失であるとして、被告に対して人身傷害保険金相当額の損害賠償請求をした事案において、原告は被告に保険の
 継続を申し込んだのであるから、被告はこれを断るか、保険契約の締結に向けて準備するなどの対応を取る
 信義則上の義務があるのにこれを怠っていた被告の責任を認め、他方、保険契約の締結の責任は、
 主として保険契約者が負っており、原告は保険証券が届いたか否か、保険料が引き落とされているか否かの確認を
 怠っていたとして、全損害の八五パーセントの過失相殺をした事例
84.44歳消防隊員の労働能力喪失率を退職(60歳)までは10%、退職後67歳までは14%とした事案
85.後遺障害逸失利益について被害者は中国人であるが日本で稼働し続ける蓋然性が高いとして実収入・20歳〜24歳
 の男性大卒平均賃金・男性大学卒全年齢平均賃金などを考慮して計算
86.被害者は弁護士:弁護士費用1割認定
87.PTSD認容9級相当(寄与度減額無し・但し12年間):結婚式キャンセル料27万7000円
88.事故の起こった年まで一度も確定申告無し(平均賃金で評価)
89.あおり行為が原因の事故:あおり行為とは?:日常用車椅子と外出用車椅子を認定:レッカー代7万9050円
90.加害者(原付自転車搭乗者)の腕に掴まり牽引されて走行していた被害者(自転車搭乗者)の転倒事故において、
 被害者にも危険性を理解しながら誘いに応じてかかる走行を行っていること、手を離すことにより早期離脱が可能
 であったことから事故につき過失があるとして、両者の過失割合を、被害者三〇、加害者七〇と認定した事例:
 加害者本人(未成年・予備校生)には賠償命令を下すが加害者の両親には賠償命令無し:被害者(予備校生)の
 逸失利益は男子大卒・大学院卒平均賃金で計算
22
(1): 2013/01/30(水) 17:08:49.50 ID:brQ/zWgm(2/2)調 AAS
91.助手席に同乗していた被害者が事故相手と運転者を訴える:大学の授業料半期分(83万4000円)を損害として認定
92.自賠責では非該当も後遺障害慰謝料110万円を認める
93.慰謝料についてはひき逃げ事故であることなどを評価
94.水上オートバイとプレジャーボートの海上での衝突事故
95.追突された被害者の運転が不適切だったとして過失割合を50−50と認定
96.赤信号看過が原因で起きた被害者0‐100加害者の衝突事故
97.マンホール付近の舗装が沈下して出来た段差によって起きた原付の単独転倒事故:自動車安全運転センターにおいて
 事故証明書を入手する費用は、事故と相当因果関係にあると認めたが、そのための交通費、法律相談・調停手続の
 交通費、手続費用、立証活動のための資料コピー代、配達証明費用、写真プリント代、メモリースティック代、
 ビデオテープ代、プリンターインク代、備品代については、訴訟費用(手続費用、証拠)に含まれるものは損害に当たらず、
 その他の費用は、事故と相当因果関係にある損害と認められないとした事例
98.請求金額は4億3790万1264円(大学院医学部3年生:認容1348万9149円)
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(1): 2013/01/31(木) 22:21:07.66 ID:Uyvs1FsX(1/2)調 AAS
さ・し


☆先に物損について示談(物損と人身の過失割合は同じと判示される):自保1826G
☆債務不存在確認訴訟提起→反訴提起→債務不存在確認訴訟取り下げ→反訴側同意
 →反訴のみが審理・判決に至った事案:交民43巻4号59


☆事故により転職を余儀なくされた場合のそれに伴う引っ越し費用:自保1831D
☆死体検案書35,000円:交民43巻6号100
☆自宅近所にも接骨院がいくつかあるのにもかかわらず約20q先にある接骨院への通院交通費[62回約14万円]否認:自保1825J
☆示談書の効力が争われた事例:自保1829F
☆示談締結後に症状悪化も錯誤無効の主張否認:交民43巻6号101
☆示談契約の有効性が争われた事例:交民43巻5号81
☆失業中(求職中)の事故での逸失利益計算:自保1831I
☆自転車対歩行者の交通事故で自転車側が原告・被害者:交民43巻6号108
☆シートベルト不着用(過失10%):交民43巻6号99
☆自賠責保険における高次脳機能障害認定システムの充実について:交民43巻4号69
☆自賠責保険への請求無し:交民43巻6号116
☆自賠責保険料率算出機構のオンライン端末検索により10件もの交通事故歴があることが判明:自保1885L
☆死亡事故で自賠責の保険金は1,575万円:自保1835G
☆死亡事故の加害者に行政処分も刑事処分も無し(過失割合50:50):自保1835A
☆車両の評価損認定(購入2カ月後に事故・時価額の5%):自保1825E
24
(2): 2013/01/31(木) 22:21:58.05 ID:Uyvs1FsX(2/2)調 AAS
☆修理費約18万円を受領する(普通貨物車)も修理せず:自保1864E
☆収入が事故前よりも90%減ったことを考慮して労働能力喪失率90%認定:自保1830A
☆主治医が「訴えが多いが、多くは詐病と考えている」:自保1833B
☆醜状痕を後遺障害ではなく慰謝料増額事由として評価:自保1882K
☆醜状7級56%とする労働能力喪失率を16%喪失で認定:自保1833H
☆小学生7歳男子の死亡による逸失利益は2923万3414円:交民43巻3号54
☆小学生9歳女子の死亡による逸失利益は3152万0037円:交民42巻4号84
☆小学生10歳男子の死亡による逸失利益は3395万8993円:交民42巻5号99
☆小学生10歳女子の死亡による逸失利益は3309万5231円:交民42巻5号105
☆月1回の診察と週2回程度のリハビリを要するとして将来治療費を認める(382万9866円):交民42巻4号81
☆将来(20歳ごろ)に受ける予定のインプラント治療費認定(約500万円):自保1831C
☆証人尋問期日に本人が不出頭:自保1827A
☆衝突時の速度計算:交民43巻6号106
☆助手席に同乗していた被害者が事故相手と運転者を訴える:交民43巻5号91
☆信号機復旧工事費用76万8,600円:自保1860F
☆人身傷害保険の損保求償範囲は、いわゆる裁判基準差額説:自保1869@
☆人身傷害保険は損害金元本に対する遅延損害金の支払い請求権を代位できない:自保1869@
☆親族交通費認定(5万3540円):自保1853B
25
(1): 2013/02/01(金) 20:45:26.34 ID:9qnwHe4H(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1863号(平成24年2月9日発行)

1.自転車で転倒等した29歳女子のRSD5級2号請求は、約10年の右手廃用を示す骨萎縮はみられない等
 9級10号認定し心因性で2割減額した@RSDについて詳細に言及(定義・主な症状・発症の条件・診断基準)
 【Reference】RSDの発症が争われた事例
2.27歳男子の5級2号高次脳機能障害等併合4級で実習生勤務も妻等の見守り必要で日額2,500円の介護料を認めた
 【Reference】5級高次脳機能障害を残す将来介護認定事例
3.自転車搭乗中衝突された61歳女子のPTSDは時速5`bで衝突が強烈で凄まじいとはいえず診断基準等から否認し
 12級12号の非器質性と認めた@自転車に乗って横断歩道を横断中の事故A歩行者としての保護を否定し過失10%認定
 【Reference】診断基準の「強烈な外傷体験」等を欠くことからPTSDを否認した事例
4.原告自転車の転倒は被告中型貨物車が左カーブ地点で追越時に幅寄せした全面過失事故と認定した
 @被告は既に故人(死因は事故とは無関係)
 【Reference】同一方向進行中の自転車対四輪車の過失認定事例
5.「右方を見たまま」左折被告車95、「停車すると考え」直進原告自転車の過失を5%認めた
 【Reference】飲食店等経営者の基礎収入の認定事例
6.31歳女子の顔面挫創等からの抑うつ状態の後遺障害の因果関係を認め10年間5%の労働能力喪失で
 逸失利益を認め25%素因減額した
 【Reference】事故とうつ症状との因果関係を認め心因性減額された事例
7.追突された29歳女子の症状は脳動静脈奇形と類似も本件事故が起因と14級9号後遺障害を認定した
 【Reference】既往症による素因減額を否認した事例
8.タクシーの開けたドアに衝突の原付自転車運転の36歳男子の3級後遺障害請求は8年半前の先行事故の
 7級によるとし本件事故では14級と認定した@訴訟費用原告全額負担
 【Reference】従前事故の受傷と本件後遺障害残存との因果関係が争われた事例
9.約1年9ヶ月後には婚姻も当時は9歳児と生活する月収10万円程度の家事従事者として28歳女子の休業損害、20年
 14%喪失の逸失利益の基礎収入をセンサス女子平均の85%と認めた@パチンコ店の駐車場内で起きた車対歩行者の事故
 【Reference】近親者の休業損害を入院付添費として認定した事例
26
(1): 2013/02/01(金) 20:56:34.24 ID:9qnwHe4H(2/2)調 AAS
10.病院駐車場での後退乗用車に衝突して修理費損害等負わせた被告車いすの過失5%、賠償額1万円を認容した
 【Reference】駐車場内での衝突事故による過失認定事例
11.原告運転者、同乗者のシートベルト不着用は被告の急ブレーキ踏まず加速の過失と比較し「2割を加え」
 原告らに3割の過失相殺を適用した@軽微接触事故
 【Reference】シートベルト不装着等の過失が争われた事例
12.原告は歩道佇立でキョロキョロはしていない状態での0.78秒間に第2車線に進出しての衝突は加害車赤信号、
 歩行者に過失はないと判決した@目撃者無しA刑事事件により起訴休職中の公務員(刑務所事務官看守)
 B将来の逸失利益については男子平均年収の8割で計算
 【Reference】双方が青信号主張する衝突事故での過失認定事例
13.一方通行道路で対向タクシーと衝突の原告自転車はハンドルに両肘を置いた不適切運転で急に中央側に出た過失を4割と認めた
 【Reference】自賠責非該当も後遺障害等級14級を認定した事例
14.ポルシェ盗難は無施錠、鍵の所在も知った上での犯人の行動が原告の動機からも意思を通じたものの故意として請求棄却した
 【Reference】経済的困窮等から保険金請求を棄却した事例
15.小学校の清掃中の受傷との損害賠償請求は、母とタクシーで病院へ、異常認められず翌日は通院せず等
 学校側の過失ないと請求棄却した @平成11年3月に受傷(小学生)/平成21年に提訴(大学生)A「人生ゲーム」
 【Reference】学校側の過失が争われた事例

ここまで
☆自保ジャーナル
 1843号(平成23年4月14日発行)
 1863号(平成24年2月9日発行)
 1879号(平成24年10月11日発行)
 1882号(平成24年11月22日発行)
 1885号(平成25年1月10日発行)※長介スレ

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第5号6号(平成22年9月〜12月判決)

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 557号(平成24年11月)558号(平成24年12月)559号(平成25年1月)※長介スレ
27
(1): 2013/02/02(土) 10:51:11.83 ID:2WTKKwbP(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

556号(平成24年10月)
・下請社の従業員を同社の社有車で送迎帰宅中に発生した事故について、
 元請会社の使用者責任を否定した事例(自保ジャーナル1874号B)
・インプラント治療の損害認定に関する論点とその分析

再掲
559号(平成25年1月)
・タクシーから降車後に1歩か2歩程度歩いたところで転倒した事故について人傷特約による
 保険金請求が認められた事例(自保ジャーナル1880号@)
・事故の被害者に人身傷害保険金を支払した保険会社は、加害者に対してどこまで求償できるか

ここまで
☆自保ジャーナル
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)16件
 1885号(平成25年1月10日発行)※長介スレ16件 計79件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第5号6号(平成22年9月〜12月判決)19件・24件 計43件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 556号(平成24年10月)
 557号(平成24年11月)
 558号(平成24年12月)
 559号(平成25年1月)    計8件  総合計130件
28: 2013/02/03(日) 14:28:17.20 ID:jr342F+y(1/3)調 AAS
単語集@続き

・切迫流産(流産が生じようとしている状態。流産になる場合と持ちこたえる場合とがある):自保1835F
・線維筋痛症
 全身に激しい痛みが生じる病気。原因は不明であり、通常の医師が行なう血液検査では異常が現れない。
 CTスキャン、MRIを検査しても異常を発見できない。また、この病気が診断できる特別な検査は今の所なく、
 治療法も確立されていない。:自保1879B
・対物超過修理費用補償特約:自動車事故によって相手の車を傷つけた際に、修理費用が、車の時価額を
 超えた場合、50万円を限度として、超過費用を支払ってくれる保険特約
・他車運転危険担保特約:他車、つまり自分の車(保険加入車)以外の車に乗っていて事故を起こした際に、
 自分の車の保険を使って賠償金を支払うことができる特約
・立ちごけ:
 オートバイや自転車で発生しうる転倒の一種で、停車中ないしは停車しようとする際に車体を足で
 支えることができずに転倒するものをいう。立ちゴケ、立ち転けなどとも表記する。
・千鳥走行(ダイヤモンド走行):1860E
・超過保険:保険金額(契約金額)が保険の対象である物の実際の価額(保険価額)を超える保険の こと
・ドクターズカー:救急現場へ医師が出むき、ただちに生命に関わる病態に対して処置を行い、患者を医療機関に搬送する救急車
・特発性低髄液圧性頭痛についての診断基準:自保1870G
・ノーカーゾーン(車両進入規制区域):交民43巻6号105
・ノーズダイブ現象:自保1829G
・橋本病(慢性甲状腺炎)
・バレ・リュー症候群
 交通事故で頚部を受傷した後に現れる、自律神経のうち主に交感神経に異常が生じ、痛みのほかに耳鳴り、めまい、眼の疲れ等の多彩な症状
・ハローベスト
 頚椎固定装具。首が動かないように体と頭を固定する為の装具:自保1860D
・反射性交感神経性ジストロフィ
 通常,1肢に起こる広範な持続性の痛みで,しばしば血管運動障害,栄養障害,関節の運動制限や
 不動化を伴うもので、局所の損傷に続いて起こることがよくある
・ヒプノセラピスト(催眠療法士):自保1832C
・不当条項の無効:自保1868N
・不動文字:交民43巻5号81
29
(1): 2013/02/03(日) 14:29:43.05 ID:jr342F+y(2/3)調 AAS
再掲
自保ジャーナル1885号(平成25年1月10日発行)

1.B車同乗中の受傷でB車の無保険車傷害に重ねての自ら契約の人身傷害の適用はなく
 按分の適用も否認した@公文書変造・同行使などの疑いで告発された福川律美弁護士の
 受任事案
【Reference】5級高次脳機能障害を残す将来介護料認定事例
2.追突された36歳女子には起立性頭痛なく低髄液圧症候群を否認し、2年後のブラッドパッチ後
 の多彩な症状との因果関係、繊維筋痛症も否認した
 【Reference】髄液漏等が認められず低髄液圧症候群を否認した事例
3.23歳男子は事故後1ヶ月で復学して大学を卒業、就職も無給での就労等や記憶力低下等から
 9級高次脳機能障害を認めた@大学生・週2,3日勤務のアルバイトA事故当時就職先がまだ
 内定していなかったBフィギュア愛好家
 【Reference】高次脳機能障害の残存が争われた事例
4.後遺障害2級主張の28歳男子の高次脳機能障害は当初意識清明、画像所見なく1年後からの症状悪化
 との因果関係を否認して12級認定した@大卒2年目の無職A大学院進学を目指していた・パソコンで
 株取引をするなどして生活していた(自称)B全年齢平均の60%で計算(291万6,360円)
 【Reference】脳の画像所見等に異常なく高次脳機能障害を否認した事例
5.37歳女子図書館非常勤職員の11級後遺障害逸失利益は継続雇用4年等から67歳まで20%の
 労働能力喪失で認定した@衣服損傷費として請求額(購入金額)の半額を認める
 【Reference】下肢等に併合11級後遺障害を残す逸失利益算定事例
6.5級主張の骨盤骨折後の症状は「軽度の作業には支障はない」と38歳女子に12級後遺障害とし
 慰謝料400万円を認めた@収入の裏付け無しAクラブで韓国舞踊や歌を披露し客をもてなす仕事
 【Reference】赤信号横断歩行者の過失認定事例
7.男子会社員の労災では10級の後遺障害は骨折や脱臼等優位の資料なく「受傷部位でない」右上肢等の
 後遺障害を否認した
 【Reference】後遺障害の残存を否認した事例
30: 2013/02/03(日) 14:30:15.33 ID:jr342F+y(3/3)調 AAS
8.酒気帯び居眠りに加え大麻投棄、自らは119番、110番通報せず等は慰謝料増額に作用するとして
 16歳男子高校生死亡2,200万円、両親各250万円の慰謝料を認めた@被告側は「原告らが示談交渉に
 応ずることなく、訴訟を提起したから弁護士費用は認められない」と主張A弁護士費用認定
 【Reference】被告の不誠実な対応等から慰謝料増額した事例
9.夜間、外灯のない幅4.5bの橋上で対向車に衝突された右側走行無灯自転車70歳女子の過失を20%と認めた
 【Reference】無灯火自転車の過失認定事例
10.原告乗用車が停止しているところに衝突したと専ら被告自転車の前方不注視の過失と認定した
 【Reference】自転車の一方的過失を認定した事例
11.首都高速の追越車線逆向き停止の原告車はハイビーム点灯、7分後被告車との衝突で基本過失の
 4割を原告の過失と認めた@CD33枚破損・購入価格8万1,433円/請求・時価6万円/認定・3万3,000円
 【Reference】高速道路上の停止中車両に後続車追突による過失認定事例
12.既払金の自賠責慰謝料の請求権者は4名も原告ら受領分は3名分との原告自認額を「採用する」とした
 @死体検案費用3万円
 【Reference】退職金逸失利益が争われた事例
13.X歩行者のYタクシーへの接触は故意か虚偽かのいずれかで請求は理由がないと棄却した
 @自賠責保険料率算出機構のオンライン端末検索で10件もの交通事故歴が判明
 【Reference】故意による事故として請求棄却した事例
14.リユース車専門オークションで落札額8万円のシボレーブレイザーに90万円の車両保険を飛び込み契約、
 11ヶ月後の盗難は外形的事実認められず請求棄却した@原告の言動が怪し過ぎて笑える
 【Reference】盗難の外形的事実の立証なく保険金請求を棄却した事例
15.20歳男子車両購入者は契約書等に無関心等に加え購入翌月保険契約、翌々月盗難の供述も「信用できず」
 盗難の外形的事実認められず保険金請求を否認した
 【Reference】供述等の不自然性から請求棄却した事例
16.流れるプールへの14歳男子の逆飛び込みの受傷は、思慮分別や飛び込み禁止警告板設置等から
 民法717条責任を否認した@1審判決は1878号にも掲載
 【Reference】プール事故での賠償責任が争われた事例
31: 2013/02/04(月) 16:42:06.52 ID:sqXvqERM(1)調 AAS

☆スーパーマーケットの屋上駐車場内での事故(歩行者10‐90車):交民43巻5号82


☆生活保護受給者に休業損害認定(受給+焼き肉店で労働?) :自保1833F
☆生活保護受給者に休業損害認定(受給+ヒプノセラピスト?) :交民43巻2号35・自保1832C
☆請求額の約8割認定で訴訟費用は被告の全額負担:自保1830B
☆性的暴行体験の方が交通事故よりも影響が大きい:自保1831C
☆税務申告額を事故後に修正するも事故前の実収入として認定されなかった事例:交民43巻6号113
☆積載品の損傷による損害賠償請求事案/請求34万円・認定19万7,000円:自保1882J
☆窃取された車による事故で人身については持ち主に賠償を命じ、物損については賠償の責任なしとした:交民43巻6号112
☆前回事故の寄与度減額を適用した事例(30%):自保1853E
☆選挙告示前の事故により被害者が立候補を断念した事例:自保1868I

ここまで
☆自保ジャーナル
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)16件
 1885号(平成25年1月10日発行)16件 計79件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第5号6号(平成22年9月〜12月判決)19件・24件 計43件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 556号(平成24年10月)
 557号(平成24年11月)
 558号(平成24年12月)
 559号(平成25年1月)    計8件  総合計130件
32: 2013/02/05(火) 09:51:05.63 ID:MtL0lCPr(1/3)調 AAS
交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
第43巻第4号

59.債務不存在確認請求訴訟は取り下げられ、反訴として提訴された損害賠償請求訴訟のみが争われる:素因減額8割
60.自転車が横断歩道を走行していることだけで、自転車側の過失として過失相殺するのは相当ではないとした事例
61.非接触事故:被告側の見積もりなどがなくても原告側において修理することは可能であったとして、代車費用や
 保管料(0円)については被害者側に酷な判断がなされた事例
62. 被害者(女・18歳・専門学校1年生)の通学に母親が付添った場合に、日額3,000円の通学付添費を認めた事例
63.父親(21歳)と息子(0歳)の死亡事故につき、同時死亡とする死亡診断書を否定して、父親は事故直後は生存していたが
 息子は即死したと認めた事例:0歳11か月男児(死亡)の逸失利益は2,093万9,293円
64.自動車保険契約の保険約款に基づく訴外人らの訴訟通知義務違反を理由とする被告保険会社の免責を主張するのは、
 信義則に違反すると認められるとした事例
65.原告(京都菓匠若菜屋亀岡東店)所有の建物(ビルの店舗)に、被告所有・運転の普通乗用自動車が突込み、
 建物が破損した事故による損害の算定:非破壊検査費用16万2,750円認定
66.交通事故1回性的暴行2回の被害者の本件事故を外傷体験とするPTSD否認:本件事故により万全の状態で
 受験する機会を奪われたということができるとして慰謝料50万円認定:自保1831Cと同じ
67.自動二輪車30vs70歩行者(信号無視・飲酒)の事故で両者ともに死亡:歩行者側の遺族は自賠責保険金からの
 支払いを受けたことで既払い(過払い)となる:自動二輪車側の遺族が被った損害の方が大きく、歩行者側の遺族は
 賠償金を支払うことになった事例:ガードレールの修理代4万8,348円
68.多重衝突事故・第一事故20vs80・第二事故6vs24vs70:トラックの休車損害1日@3万8,000円:買換え諸費用
 (自動車取得税・検査登録諸費用・検査登録預かり法定費用・納車費用)認定:トラックにフルオーダーの加装を
 加えるには注文から納車まで3か月程度掛かる:自保1860Lと同じ
33: 2013/02/05(火) 09:56:33.71 ID:MtL0lCPr(2/3)調 AAS
69.「CTやMRIの画像等では発見できないような脳の損傷を受けた可能性は十分に考えられる」として事故後の
 性格等の変化を考慮し後遺障害5級2号を認定した事例:高次脳機能障害の診断基準:自賠責保険における
 高次脳機能障害認定システムの充実について:自保1832Aと同じ
70.被害者の休業損害および後遺障害逸失利益につき、パニック障害の既往歴がありその程度などから、事故当時就労困難な
 状況が続いており、将来収入が得られる見込みも乏しかったとしてこれらを認めなかった事例:自保1839Gと同じ
71.原告所有車と被告A運転のレンタカーとで起きた物損事故で、A及び原告が故意に原告車両の損傷を惹起させたとして
 レンタカー会社Bの免責を認めた事例
72.事故前にヘルニアが存在していたこと、整骨院治療が医師の指示によるものではなかったとこなどから、
 事故と因果関係がないとした事例
73.自賠責等級非該を障害等級14級9号相当の後遺障害と認める:当四一歳被害者の後遺障害による逸失利益について、
 平均賃金を得る蓋然性を認めるのは困難であるとして、事故当時における実収入を基礎収入と認めた事例:
 後遺障害慰謝料として160万円が相当とした事例
74.被害者の非器質性精神障害は、事故がきっかけとなって発症し、増悪したものであるが、症状の悪化と長期化には事故以外の
 心因的要因やその結果による他の傷病の寄与も考えられるとして、40%の素因減額を認めたことにより、事前に損害の填補を
 受けているので残額がなくなり、原告の請求は棄却された事案
75.娘(過失割合:30-70の被害者)が運転する車に同乗していた母親は娘と同居しており、「被害者は身分上ないし生活関係上
 一体をなすとみられる関係にある者の過失」といえるとして、前記の割合で過失相殺がなされた事例:過失割合のいかんによらず
 無保険車事故傷害保険金と人身傷害保険金の両方が認容されるべきとの原告の主張は採用されなかった事例
34: 2013/02/05(火) 10:00:36.01 ID:MtL0lCPr(3/3)調 AAS
76.確定申告なし(居酒屋経営と仕出し屋でのアルバイト)の被害者の休業損害と逸失利益を、内縁の妻とその娘二名と生活をともにし、
 生活費を支出していたことを根拠に男性労働者40歳〜44歳の平均賃金の70%で認定:
 後遺障害診断書作成料1万1200円を原告の損害として認定
77.ふざけあって被害者(死亡・30歳)を車道に押し出すことにより、車道上を走行する車と接触させてしまう(被害者30‐加害者30‐車40)
78.交差点内で起きた直進車同士の出会いがしらの衝突事故で双方が自車青信号進入‐相手赤信号進入を主張(判決:原告80対被告20):
 原告は当初警察官に対し、自らの赤信号無視を認める供述をしていたが、その後、供述を撤回・被告は事故当時の記憶を喪失
79.被告が故意に原告に追突した車対車の事故:被告は過失でも故意でも被害者である原告に賠償すべきであるが、それを保険会社は
 保険契約に基づいて被告に代わり原告に支払う理由はないとした事例(という理解であっているのかな?)

ここまで
☆自保ジャーナル
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)16件
 1885号(平成25年1月10日発行)16件 計79件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決)21件19件・24件 計64件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 556号(平成24年10月)
 557号(平成24年11月)
 558号(平成24年12月)
 559号(平成25年1月)    計8件  総合計151件
35: 2013/02/06(水) 15:37:52.73 ID:UrN13Tc5(1)調 AAS
単語集@続き

・ヘルニア:体内の臓器などが、本来あるべき部位から脱出した状態を指す。
・法科学鑑定研究所
・法定重利:
 弁済期の到来した利息を元本に組み入れて、さらにこれに利息をつけること(重利)が法律上認められている利息。
 民法405条は、利息の支払を1年分以上延滞した場合、債権者が催告しても債務者が利息を支払わないときは、
 債権者はこれを元本に組み入れることができるとしている。
・マイスリー:睡眠導入剤の1種:自保1871B
・三宅式記銘力検査:自保1827A
・妙齢:若い年頃。女性についていう。妙年:自保1827D
・民法第四百二十二条(損害賠償による代位)
 債権者が、損害賠償として、その債権の目的である物又は権利の価額の全部の支払を受けたときは、
 債務者は、その物又は権利について当然に債権者に代位する。
・民法第五百三十六条第2項(債務者の危険負担等)
 債権者の責めに帰すべき事由によって債務を履行することができなくなったときは、債務者は、反対給付を受ける権利を失わない。
 この場合において、自己の債務を免れたことによって利益を得たときは、これを債権者に償還しなければならない。
・民事訴訟法第百十七条(定期金による賠償を命じた確定判決の変更を求める訴え):自保1883@
 口頭弁論終結前に生じた損害につき定期金による賠償を命じた確定判決について、口頭弁論終結後に、後遺障害の程度、賃金水準
 その他の損害額の算定の基礎となった事情に著しい変更が生じた場合には、その判決の変更を求める訴えを提起することができる。
 ただし、その訴えの提起の日以後に支払期限が到来する定期金に係る部分に限る。
 2  前項の訴えは、第一審裁判所の管轄に専属する。
・民事訴訟法第二百八条(不出頭等の効果):自保1827A
 当事者本人を尋問する場合において、その当事者が、正当な理由なく、出頭せず、又は宣誓若しくは陳述を拒んだときは、
 裁判所は、尋問事項に関する相手方の主張を真実と認めることができる。
36: 2013/02/07(木) 13:39:30.71 ID:Iw7bniCB(1/4)調 AAS
自保ジャーナル1884号(平成24年12月27日発行)

1.夜間幅7b道路でハザード等不点灯で駐車の対向乗用車に衝突の被告は膝に置いた携帯電話操作等から100%過失を認めた
 @新潟で起きた事故。裁判は大阪地裁、弁護士事務所も大阪A介護関連の請求がどっさり
 B退職金295万円(請求2,809万円・60歳になるのは31年先)【Reference】1級1号後遺障害を残す将来介護料認定事例
2.高次脳機能障害を残す54歳男子は単独では健康と生命維持困難として2級1号、介護費は日額6,500円を認めた
 @井田吉則弁護士受任事件A自賠責3級3号B道交法71条の3第1項但書(シートベルト着用免除)C座席ベルトの装着義務の
 免除に係る業務を定める規則【Reference】優先道路走行四輪車対一時停止侵入四輪車の過失認定事例
3.一時停止道路から時速50`bで進入車の回避は不可能と優先道路バスの過失を否認した
 @事故後車両は勢い余って住宅に衝突した模様
 【Reference】優先道路進行四輪車の出合頭衝突による過失認定事例
4.遷延性意識障害を残す69歳男子の付添介護費、将来介護費を否認、妻固有慰謝料を2割の過失相殺せず400万円を認めた
 @収入のほとんど全てが不動産貸し業であるため休業損害も後遺障害逸失利益も0円
 A将来の診療費889万1,873円認定※症状固定日後の治療費は原則的には賠償の対象とはならない
 【Reference】入院付添費を否認した事例
5.「組織侵襲部位に癒着」と当初から右肩痛訴える56歳男子に10級肩関節拘縮を認定した@被害者は普通貨物車を運転中の歯科開業医
 A主位的主張・予備的主張1・予備的主張2B収入の変動の大きさから過去58ヶ月間の収入から平均収入額を算定(972万2,386円)
 【Reference】歯科医師の後遺障害逸失利益算定事例
37: 2013/02/07(木) 13:40:54.62 ID:Iw7bniCB(2/4)調 AAS
6.Y自動二輪車は衝突地点113b先に停車、損傷軽微等は受傷部位からもX原付自転車右折待機停車中として専らYの過失を認めた
 @刑事不起訴事案A被害者の過失割合:1審50%⇒2審0%B横浜の弁護士・西川雅晴弁護士(HP:交通事故電脳相談所)が沖縄地裁・
 福岡高裁の事件を受任C医学部2年生を「医師国家試験に合格した蓋然性が高い」として医師平均で後遺障害逸失利益を算定
 D併合4級(1,670万円)で2,000万円の後遺障害慰謝料増額事案(?)E無駄になった後期の学費48万4,900円を損害として認定
 【Reference】医大生の後遺障害逸失利益算定事例
7.27歳男子高卒会社員の後遺障害逸失利益は比較的若年としてセンサス男女計学歴計平均を基礎収入と認定した
 @被害者は事故後、障害者枠で別会社に入社A日本版RBMT リバーミード行動記憶検査
 【Reference】赤信号横断歩行者の過失認定事例
8.外貌醜状は自賠責改正適用基準日に拘束されず新基準で判断するとしたが、1歳男子の醜状は非該当も後遺障害慰謝料を110万円認めた
 @自賠責保険会社への賠償請求権は時効により消滅A被告の父親は300万円支払う旨の念書を書く
 B平成22年4月1日以降に発生した事故については自賠責の時効は3年
 【Reference】男子顔面醜状による後遺障害逸失利益が争われた事例
9.38歳男子に手術で改善とは言い切れない状態で症状固定、自賠責同様の9級後遺障害を認めた
 【Reference】速度超過二輪車対一時停止道路から進入四輪車の過失認定事例
10.僧侶資格有する74歳男子の稼働死亡逸失利益はセンサス男女70歳以上で一家の支柱とはいい難く生活費50%控除で認定した
 @米国で看護師として勤務している長女が被害者の葬儀の為に帰国した際の渡航費用(12万4,700円)は損害と認めず
 【Reference】男子高齢者の死亡逸失利益算定事例
11.道幅の狭まる地点で転倒した自動二輪車と衝突した被告乗用車は民法709条責任、自賠法3条責任を負わないと免責した
 【Reference】対向車線進入衝突による被害二輪車の過失認定事例
12.あおり行為事案でも左端停車に反し運転席ドア開けていた原告車に1割の過失を認めた@評価損について言及
 【Reference】あおり行為による衝突事故での過失認定事例
38: 2013/02/07(木) 13:43:05.61 ID:Iw7bniCB(3/4)調 AAS
13.出合頭衝突の夫妻ともに障害を生じ易い疾患を有していた等で5%の素因減額を適用した
 @家族で焼き肉店経営A妻は家事労働者として休業損害等を計算
 【Reference】無症状であった既往症の顕在化による素因減額認定事例
14.全塗装を意図した損傷との「明確な意思に基づく行為」として駐車中のいたずら傷による保険金請求は不審な供述からも否認した@土方邦男弁護士
 【Reference】いたずら傷による車両保険金請求事例
15.83歳女子の自宅浴槽死には泡沫量多くなく溺死を否認して傷害保険金請求を棄却した
 【Reference】浴槽内での死亡による障害保険金請求事例
16.放火計画の証言否認も高金利で770万円借入れての競売物件を取得転売先探しも窺われず、保険契約40日後出火等からも請求棄却した
 @元交際相手が放火計画の打ち合わせを暴露
 【Reference】競売物件の火災による保険金請求事例

ここまで
☆自保ジャーナル
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)16件
 1884号(平成24年12月27日発行)16件
 1885号(平成25年1月10日発行)16件 計95件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決)21件19件・24件 計64件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 556号(平成24年10月)
 557号(平成24年11月)
 558号(平成24年12月)
 559号(平成25年1月)    計8件  総合計167件
39: 自保ジャ [ナル次回からの書式[sage] 2013/02/07(木) 13:50:44.51 ID:Iw7bniCB(4/4)調 AAS
自保ジャーナル1884号(平成24年12月27日発行):掲載判決・全16事例

1.夜間幅7b道路でハザード等不点灯で駐車の対向乗用車に衝突の被告は膝に置いた携帯電話操作等から100%過失を認めた
 @新潟で起きた事故。裁判は大阪地裁、弁護士事務所も大阪A介護関連の請求がどっさり
 B退職金295万円(請求2,809万円・60歳になるのは31年先)
 【Reference】1級1号後遺障害を残す将来介護料認定事例
2.高次脳機能障害を残す54歳男子は単独では健康と生命維持困難として2級1号、介護費は日額6,500円を認めた
 @井田吉則弁護士受任事件A自賠責3級3号B道交法71条の3第1項但書(シートベルト着用免除)C座席ベルトの装着義務の
 免除に係る業務を定める規則
 【Reference】優先道路走行四輪車対一時停止侵入四輪車の過失認定事例
3.一時停止道路から時速50`bで進入車の回避は不可能と優先道路バスの過失を否認した
 @事故後車両は勢い余って住宅に衝突した模様
 【Reference】優先道路進行四輪車の出合頭衝突による過失認定事例
4.遷延性意識障害を残す69歳男子の付添介護費、将来介護費を否認、妻固有慰謝料を2割の過失相殺せず400万円を認めた
 @収入のほとんど全てが不動産貸し業であるため休業損害も後遺障害逸失利益も0円
 A将来の診療費889万1,873円認定※症状固定日後の治療費は原則的には賠償の対象とはならない
 【Reference】入院付添費を否認した事例
5.「組織侵襲部位に癒着」と当初から右肩痛訴える56歳男子に10級肩関節拘縮を認定した@被害者は普通貨物車を運転中の歯科開業医
 A主位的主張・予備的主張1・予備的主張2B収入の変動の大きさから過去58ヶ月間の収入から平均収入額を算定(972万2,386円)
 【Reference】歯科医師の後遺障害逸失利益算定事例
40: 2013/02/08(金) 07:59:52.79 ID:rI1Nqp4y(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

555号(平成24年9月)
・損害賠償金先払の場合の人身傷害補償保険金の算出方法(自保ジャーナル1875号@)
 ※Y社はAIU保険会社
・飲酒酩酊状態にあった被告人が直進道路において高速で自動車を運転中、先行車両に追突し、
 幼児3名を死亡させ、さらにその両親に障害を負わせた事案につき、被告人はアルコールの
 影響により前方を注視してそこにある危険を的確に把握して対処することができない状態にあった
 として、危険運転致死傷罪が成立するとされた事例
特別寄稿
「PTSDも傷害」と初判断(監禁致傷罪成立)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)16件
 1884号(平成24年12月27日発行)16件
 1885号(平成25年1月10日発行)16件 計95件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決) 計64件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 555号(平成24年9月)〜559号(平成25年1月)  計10件  総合計169件
41: 2013/02/09(土) 18:02:05.27 ID:mrlf9RSt(1/3)調 AAS
1883号(平成24年12月13日発行):掲載判決・全16事例
1.自発呼吸できない24歳男子の遷延性意識障害での将来介護費用等は25%の過失等から月額25万円の定期金賠償で認容した
 @原告は一時金賠償方式で請求・被告側が定期金賠償方式を主張A請求額5億円以上B原告ら主張の自宅介護
 否認(試験外泊を試みたことがない)C200万円を上限とする対物賠償責任保険(免責30万円)D郵便ポスト修理費用1万2,000円
 【Reference】1級後遺障害を残し定期金賠償による将来介護費用が争われた事例
2.徘徊の看視・見守り・失禁の後始末等で妻67歳以降全てを職業介護人による介護の蓋然性等認められず73歳男子の余命分月額
 40万円の介護費を認定した@保佐開始(審判申立費用10万7,960円)・要介護3・身体障害者手帳3級・精神障害者手帳2級・自賠責2級
 【Reference】2級高次脳機能障害を残す将来介護費認定事例
3.平成11年の本件事故の12級での控訴審判決確定とは別の症状の本訴請求で前訴の既判力が及ばないが高次脳機能障害とは
 認められず本件事故との因果関係を否認した
 【Reference】前訴の既判力が争われた事例
4.正面衝突された24歳男子に約8年後症状固定のPTSDを14級と認め多数の非該当障害等併合9級の労働能力を45%喪失と認めた
 @医師謝礼12万円認定
 【Reference】交通事故後のPTSDの発症を認めた事例
5.軽微接触でも驚愕で膝をひねる可能性から自動二輪車に接触された乗用車同乗42歳男子に12級半月板損傷による16%労働能力喪失の
 逸失利益を認めた@ギプス固定拒否は減額の対象にならないと認定
 【Reference】自営業者の収入認定事例
6.中心性頸髄損傷を負った66歳男子の経営アドバイザーの労働能力喪失率は8級45%後遺障害慰謝料は深刻さから1,000万円を認めた
 @後遺障害慰謝料は8級と6級の中間A経営アドバイザーとして肉体的作業ではなく頭脳的作業を主として労働していることを考慮し
 等級よりは労働能力喪失率を低く認定
 【Reference】神経障害等の併合8級後遺障害を残す逸失利益算定事例
42: 2013/02/09(土) 18:02:42.13 ID:mrlf9RSt(2/3)調 AAS
7.出合頭衝突の69歳女子には立位性頭痛、30日以内発症も否定的で7級4号低髄液圧症候群主張を14級9号神経障害と認定した
 @低髄液圧症候群を発症したかどうかについて国際頭痛分類基準と脳神経外傷学会基準を基に検討・判示A7級主張
 B年金生活者なので逸失利益0円C物損では原告過失9割で示談
 【Reference】起立性疼痛がない等から低髄液圧症候群の発症を否認した事例
8.追突された56歳女子には関節拘縮等なくRSDを否認し14級9号として10年間5%の労働能力喪失を認めた
 @RSDと診断されるための3つの要件 A56歳女性タクシー乗務員の年収890万9,285円
 【Reference】RSDの発症が争われた事例
9.赤左折乗用車25%と青タクシー10%過失の衝突はY所属警察官がタクシーに気付かず乗用車に左折合図した過失を65%を認めた
 @国家賠償法1条1項による損害賠償請求A被告は警察官と知事と指定代理人
 【Reference】信頼の原則による過失の有無が争われた事例
10.3級後遺障害事案で刑事責任は被告運転車不起訴も幹線道路で通りがかり歩行者等から原告歩行者信号青と認定した
 @調査費用124万300円A実況見分調書に添付された「交通事故現場見取図」のいい加減さ
 【Reference】歩行横断者対四輪車の衝突での双方青信号主張事例
11.追突回避できたと思い走行継続のY大型貨物車と逃走したと考えてのX乗用車とのカーチェイス事故でXの危険行為の過失3割を認めた
 @追突事故後にカーチェイス事故が2回発生(計3回事故発生・いずれも事故の当事者は同じ)
 【Reference】車両積載品の損害が争われた事例
12.18歳女子後部席同乗者には速度の出し過ぎとハンドル操作ミスに結びつく行動はないと好意同乗減額の被告主張を否認した
 @被告側は20%程度の減額を主張
 【Reference】好意同乗減額が争われた事例
13.全損車両の買替時の諸費用は購入時必要とされる預りリサイクル預託金等認めETC手数料等を否認した@買替車の車両本体価格に
 対する消費税A自動車取得税、希望ナンバー代行費用、ETC手数料否認B73歳主婦の死亡逸失利益
 【Reference】車両買換えによる諸費用認定事例
43: 2013/02/09(土) 18:04:10.72 ID:mrlf9RSt(3/3)調 AAS
14.被保険ベンツの海中転落は4日後の車検、9日後別のベンツ購入、下取りでは160万円を保険金額430万円等意図的転落として
 保険金請求を棄却した@約340万円で車両購入
 【Reference】高額保契約は故意に保険金取得の動機があるとして請求棄却した事例
15.高速道路の追越車線停車は軽率ではあるが故意に近い無謀、反社会的とはいえないと傷害保険の重過失免責を否認し保険金
 支払いを認容した@自動車保険ではなく普通傷害保険の話
 【Reference】傷害保険金請求における故意免責が争われた事例
16.設置に関与していない製造者Yは注文主に引き渡し後10年経過で製造物責任法の除斥期間経過で責任は消滅と認定した
 @PL法に基づく損害賠償請求権の除斥期間は10年(法第5条1項 後段)
 【Reference】製造物責任を否認して請求を棄却した事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
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 1884号(平成24年12月27日発行)16件
 1885号(平成25年1月10日発行)16件 計111件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決) 計64件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 555号(平成24年9月)〜559号(平成25年1月)  計10件  総合計185件
44: 2013/02/10(日) 20:06:39.09 ID:PUhKsqY3(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

560号(平成25年2月)
・自賠法15条所定の保険金の支払を請求する訴訟において、裁判所は自賠法が規定する
 支払基準によることなく保険金額を算定して支払を命ずることができるとした最高裁判決
・高度後遺障害残存事案での賠償請求における諸問題

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)〜1885号(平成25年1月10日発行) 計64件  小計111件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決) 計64件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 555号(平成24年9月)〜560号(平成25年2月) 計12件  総合計187件
45: 2013/02/11(月) 07:21:54.74 ID:IS6P8zVW(1)調 AAS

☆素因減額60%:自保1829I
☆素因減額50%:自保1828E
☆素因減額80%:交民43巻4号59
☆葬儀費用73万1640円:交民43巻6号119
☆葬儀費用173万4399円主張・認定130万円:交民42巻5号94
☆葬儀費用等262万2455円主張・165万円認定:交民42巻4号88
☆葬儀費用等402万9415円主張:210万円認定:交民43巻3号54
☆葬儀費用等632万2050円主張:150万円認定:自保1868E
☆葬儀費用968万3,810円(当事者間に争いなし):自保1864I
☆葬儀関係費について領収書等では106万2505円の支出しか確認できないが、それ以外にも
 支出があったとして、原告が請求した120万円を認定:交民42巻5号101
☆葬儀関係費用760万6,470円請求も150万円の認定、ただし近親者固有の慰謝料で考慮:自保1860@
☆双方が損害賠償請求:自保1835I
☆訴訟中に死亡:自保1829E
☆訴訟費用原告全額負担(少額ではあるが賠償金有り):自保1828F
☆訴訟費用原告全額負担(少額ではあるが賠償金有り):自保1863G
☆訴訟費用被告負担分200分の1:自保1831@
☆訴訟費用被告負担分150分の1:自保1829C
☆訴訟費用被告負担分145分の1:自保1853A
☆訴訟費用被告負担分100分の1:自保1835@
46: 2013/02/12(火) 09:29:40.46 ID:twk1RFMw(1/3)調 AAS
1886号(平成25年1月24日発行):掲載判決・全16事例

1.制限速度走行であれば停止できた等12歳男子の渋滞車両間横断を重視すべきでないと男子の過失を15%と認定した
 @事故時12歳の中学生の将来逸失利益63,276,964円(労働能力喪失率100%)
 【Reference】3級3号後遺障害を残す将来介護費認定事例
2.事故の直後は出社していたが経時的に症状が悪化等から54歳男子の高次脳機能障害を否認し非器質性精神障害12級を認めた
 @事故後うつ状態になり休業、経済的困窮や離婚・1人暮らしになりさらにうつ状態が進行A訴訟上の和解が成立後、
 高次脳機能障害が残存したとして再度訴訟B事故後に精神障害者手帳3級の交付を受けその後2級に変更
 【Reference】事故後の意識障害なく高次脳機能障害を否認した事例
3.24歳男子大卒正社員入社7ヶ月の左膝靱帯損傷後の12級障害は筋力低下等からセンサス修正収入を基礎に15年間の労働能力
 喪失を認めた@正社員に採用されてから約7か月後の事故A事故前3か月の給与収入を基に認定B平均賞与(79万7,300円)の
 半分40万円を認定
 【Reference】20歳代給与所得者の後遺障害逸失利益算定事例
4.追突された42歳女子には体位の変化、ブラッドパッチ効果いずれもなく脳脊髄液減少症発症を否認、治療費も否認した
 @被害者と経済的に一体をなす関係にある原告会社の休業損害を認定(25%92日分149万8,178円)
 【Reference】ブラッドパッチの効果なく脳脊髄液減少症発症(低髄液圧症候群)を否認した事例
5.61歳男子の膀胱直腸障害は事故「6ヶ月が経過」後の症状として後遺障害は「14級に相当」と認定した
 @事故の半月前に個人運送業を始める
 【Reference】個人運送業者の後遺障害逸失利益算定事例
6.15.9b地点の対向渋滞車両の後方から転回被告車を避けて転倒、非接触自動二輪車の過失はないと認定した@服飾関係の
 専門学校生A事故の約1か月前から警備員のバイトをしていた(実働6日・日給9,500円) B基礎収入(日額)は1,727円として症状
 固定日までの231日間を認定(39万8,937円)C労働能力喪失率は10級の27%ではなく20%で認定D着用していた衣服・アクセサリー等
 物的損害として243万3,000円を請求(18万7,000円認定)
 【Reference】Uターン四輪車と対抗直進二輪車の過失認定事例
47: 2013/02/12(火) 09:33:32.07 ID:twk1RFMw(2/3)調 AAS
7.4.5bの道路に乗用車の半分近く進出は頭出しではないと9割、転倒衝突の自動二輪車1割の過失と認定した
 @ア.配送ドライバー(正社員)とイ.宅配ドライバー(夜間)の2つを兼業A基礎収入はア100%+イ70%で認定
 (612万7,352円+94万2,212円=678万6,900円) B全損となったバイクの時価額を18万9,000円で認定
 C友人から借り受けた代車の費用を2万5,000円で認定
 【Reference】路外から右折進入四輪車対直進二輪車の衝突による過失認定事例
8.青横断A歩行者の左背後から内回り右折は大型車の「極めて著しい過失」として34歳主婦死亡で2,880万円の慰謝料を
 認めた@本人、夫、子ら、実父母、義父母に慰謝料認定
 【Reference】高額死亡慰謝料認定事例
9.通院の頻度等から56歳男子会社員の資格取得の講習費用を損害と認めた
 @事故により受けられなくなった中小企業診断士二次試験用講習費用(14万3,000円)を損害として認定
 【Reference】高血圧による素因減額が争われた事例
10.急ブレーキ、左膝挫創後の威迫行為によるとの精神疾患は仕事・ストレス・持病として本件事故との因果関係を否認した
 @石丸幸人・アディーレ法律事務所代表受任事案
 【Reference】事故と精神疾患との因果関係が争われた事例
11.委託品含む古美術商ハイエースバン積載品損害を「仕入額の7割」等として認定した
 【Reference】積荷損害の認定事例
12.ロータスエリーゼ等保有する原告は3年4ヶ月に3度の飛び石被害で2度の保険金受領後も慎重さに欠け偶然性
 証明ないと保険金請求を棄却した
 【Reference】偶然性の立証なく保険金請求を棄却した事例
13高速道路走行中の飛び石等による車両損傷の保険金請求は事故発生の事実を具体的に特定して主張立証すべきとして
 請求棄却した@事故報告まで8日、11日経過(外車2台分)
 【Reference】外形的事実の立証なく保険(共済)金請求を棄却した事例
14.3人以上の窃盗犯による原告宅での盗品はXの財布と車の鍵のみ物色なしで2車両盗難はXの故意として保険金請求を
 棄却した@中古車販売業に係る税務申告は全くしていないので収支不明A以前は暴力団組員BBMWについては保険超過
 【Reference】原告の故意を認め保険金請求を棄却した事例
48: 2013/02/12(火) 09:35:40.81 ID:twk1RFMw(3/3)調 AAS
15.多数の損保等に多数契約、多数保険金受領で厳冬に初度登録11年余のノーマルタイヤ車に乗り換えての単独事故の保険金
 請求は偶然性を否認して請求棄却した@過去10回近くもの事故が発生しその都度30万円〜100万円を超える保険金を受領
 【Reference】故意による事故招致として保険金請求を棄却した事例
16.自宅から462b地点の踏切にA乗用車進入での衝突死は「重大な過失」として、人身傷害保険等の請求を棄却した
 【Reference】「重大な過失」により保険金請求が棄却された事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)〜1886号(平成25年1月24日発行) 計80件  小計127件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決) 計64件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 555号(平成24年9月)〜560号(平成25年2月) 計12件  総合計203件
49: 2013/02/13(水) 13:29:40.12 ID:8sZK3Bbi(1/2)調 AAS
交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
第43巻第3号

39.加害者の運転行為が「事業の執行につき」なされたものであるか争った事案
40.71歳の女性の死亡慰謝料を2800円に認定:車両に被害者を巻き込んだまま152メートルあまり引きずって死なせる
41.車95vs5自動二輪車の右直事故
42.6種類の運転免許を所有していたが事故による障害のためすべて取り消し:既存の後遺障害を逸失利益に
 考慮しなかった事例:尋問時の回答の内容が高次脳機能障害の程度の認定に考慮された事例
43.事故前に障害等級11級程度の難聴があり事故により9級程度に増悪した被害者の逸失利益の計算方法:
 訴訟提起前に加害者が被害者に15万5000円を支払ったことについて、示談が成立していたと認めるに足りる
 証拠はないとした事例
44.最高裁昭和43年3月15日判決引用:示談契約の成立につき、公序良俗違反による無効、信義則違反、
 錯誤無効、詐欺取消との原告の(再)抗弁は、いずれも理由がないとした事例
45.傘さし走行の自転車が電柱を避けるために右に寄ったところを酒気帯びの加害車が後方より追突して起きた死亡事故
46.信号交差点で起きた事故について目撃者の証言や信号サイクル等から両者とも黄信号で
 交差点に進入したものと認めた事例
47.長時間労働を強要した被告(事故当時の代表取締役・懲役1年2月)は代理監督者として、本件事故により、
 原告らに生じた損害を賠償する責任を負うものと認めた事例
48.赤信号無視の自転車70vs30一時停止規制無視の普通乗用車の死亡事故
49.テレビ及びラジオに漫才、コントやテレビ番組の台本を執筆する著述業を営む被害者(男・事故時四七歳)の
 休業損害につき、45〜49歳平均賃金で算定した事例
50.原告の母の新幹線代認容(1万5630円):被害者は事故後に離婚・事故のみのが原因か否かは
 明確ではないものの慰謝料算定の事情として考慮:被告車の所有者は事故前に死亡しており、
 遺産分割がなされていなかったので損害賠償債務を遺族で分担
50: 2013/02/13(水) 13:34:57.53 ID:8sZK3Bbi(2/2)調 AAS
51.傘さし無灯火の直進自転車10vs90右折自動車の信号交差点内での事故:前脊髄動脈症候群については心因性の
 疾患なのか事故による後遺障害なのか不明のため請求を退け、局部神経症状14級に限定して請求を認められた事例:
 症状固定日までの治療費や休業損害等は請求を認められる:実収入と平均賃金は乖離しているが、男子平均賃金を
 基礎として逸失利益を算定した事例
52.加害者が事故現場で死亡被害者に心臓マッサージなどをしなかったことは救護義務違反にも
 慰謝料増額事由にもならないとした事例:定期金賠償やホフマン係数による計算を否定
53.前回の事故とおおむね同様の後遺障害を残したゴルフのレッスンプロ(前回事故時の年収508万0320円)の
 逸失利益について、労働能力喪失期間(5年・喪失率5%)が1年延びたと評価してその分を認定(18万9546円):
 韓国へ渡航して治療を受けた際の支出は治療費として認められなかった事例
54.葬儀費用等402万9415円主張:210万円認定:小学生7歳男子の死亡による逸失利益2923万3414円:
 被告車が停車するまで約30メートル車底部で引きずられる
55.12月に初度登録し翌年1月に事故に遭った車(ゴルフ)の評価損を修理費の20%で認定:
 運転手と事故時に交際中で事故後に結婚した同乗者に被害者側の過失を斟酌(10−90)
56.自保1843Fと同じ
57.事故は偶然に起きたものではなく、事故当事者が故意により起こしたものと認めるのが相当であるとして、
 保険金請求を認めなかった事例
58.原告の呼吸器系障害、フラッシュバック、睡眠障害等は事故とは因果関係がない、事故後のその他の入通院は
 気胸によるものであるとし、いずれも損害賠償請求を棄却した事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1882号(平成24年11月22日発行)〜1886号(平成25年1月24日発行) 計80件  小計127件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社) 第43巻第4号〜6号(平成22年7月〜12月判決) 計84件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行) 555号(平成24年9月)〜560号(平成25年2月) 計12件  総合計223件
51: 2013/02/14(木) 14:04:26.10 ID:LM5f4irD(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1881号(平成24年11月8日発行):掲載判決・全16事例

1.自賠責3級高次脳機能障害認定の17歳男子は「3級と5級の間」として労働能力90%喪失を認めた
 @原告の原付自転車は改造車ASPECT検査B将来介護費として月額2万円認定
 【Reference】3級及び5級高次脳機能障害を残す労働能力喪失率認定事例
2.自賠責12級右腕神経叢損傷の19歳男子の握力は日により上下動、周径左右とも25ab等と筋電図は検者の解釈が
 分かれる等から14級神経障害を認めた@19歳男子契約社員(郵便配達業務・事故時の時給820円⇒その後910円に昇給)
 A1審12級認定⇒2審14級認定B労働能力喪失期間は症状固定時から7年間
 【Reference】頸椎捻挫等から14級後遺障害を残す逸失利益算定事例
3.右足を踏まれた後の左肩鎖関節脱臼等9級後遺障害の請求は1年3ヶ月前追突されて左肩治療中等から因果関係を
 否認、請求棄却した@公文書変造・同行使などの疑いで告発された福川律美弁護士の受任事案
 【Reference】従前事故があり、本件事故と受傷との因果関係が争われた事例
4.Aの死亡事故はZ車の現場立ち去りが非接触でもあり得ないとはいえずZ車免責、赤横断でY車過失6割を認めた
 @被害者家族は遺族年金を受給(月額12万3,108円・計492万4,320円)A定年後65歳まで雇用されていたと
 思われるので逸失利益については60歳までと65歳までとで2つの基礎収入を基に計算
 【Reference】青信号点滅横断歩行者の過失認定事例
5.単独事故で運転者Yの飲酒を認識していたか明らかでない19歳女子同乗者には減額を「考慮しない」と認定した
 @住宅改造費1,000万円認定
 【Reference】飲酒同乗による過失が争われた事例
6.10級10号右肩関節障害で収入激減の57歳音響製造販売者の逸失利益はセンサス平均の60%を基礎に30%の
 労働能力喪失を認めた@10級の労働能力喪失率は27%A追い越し方法をめぐってトラブルとなり
 非接触事故を惹起させるB本件事故から約1年半後にも事故を起こし後遺障害を残す
 【Reference】10級10号後遺障害を残す逸失利益算定事例
7.シルバー人材センター登録・妻の仕事手伝う67歳男子の収入はセンサス同年齢の「40%」と認定した@駐輪場の管理の仕事
 【Reference】青信号交差点横断歩行者対四輪車の衝突による過失認定事例
52: 2013/02/14(木) 14:06:37.83 ID:LM5f4irD(2/3)調 AAS
8.自転車搭乗中の35歳女子が乗用車との衝突で14級9号を残存、21歳時の腰椎圧迫骨折等で2割素因減額を適用した
 @ヘアメイク(時給850円)A原告は被告が原告自転車に気付いていない様子であると認識(1割の過失認定)
 B4つの会社で並行して働いていたと主張(平均収入を認定)
 【Reference】従前事故による既往症減額が争われた事例
9.37歳男子の事故の1ヶ月後からの外傷性腰部椎間板ヘルニアを否認し右股関節痛の14級9号を認め10年間
 5%労働能力喪失を認めた@日本知的財産仲裁センター副センター長・滝井朋子弁護士受任事案
 【Reference】事故後の腰椎椎間板ヘルニアの発症が争われた事例
10.57歳女子の症状固定後の治療費は職場復帰に関わる約9ヶ月分を認容した
 @事故後は休職扱いだったが結局退職(パートタイム社員)
 【Reference】症状固定後の治療費が争われた事例
11.直進原告自動二輪車の転倒は損傷箇所からも右折被告大型貨物車の過失によるとして原告に25%の過失相殺を
 適用して認容した@非接触事故A左目失明Bバイク全損107万6,000円
 【Reference】直進二輪車対右折四輪車の過失認定事例
12.2度の衝突痕はXベンツの自損事故後に被保険者Yと共謀の追突として甲損保の支払義務は認められないとした
 @民事訴訟法40条(必要的共同訴訟)・47条(独立当事者参加)A自損事故とその修理費用を得る目的で起こした故意事故
 【Reference】共謀による故意事故として保険金請求を棄却した事例
13.人身傷害保険における無承諾搭乗は貸与期間経過等と異なり、給油・駐車場提供貸与の酪農回り営業のAへの
 支払いを認容した@日本共産党近畿ブロック比例・奈良一区候補者・佐藤真理弁護士が受任A事故は静岡・裁判は京都
 【Reference】無断使用による事故での所有者の責任が争われた事例
14.下見後の夜間予約店から遠ざかる現場へ向けての走行を阻止せず助手席同乗のAの海中転落死の
 傷害保険金請求を自殺として棄却した@運転者は前妻
 【Reference】海中転落事故による傷害保険金請求で偶然性が争われた事例
15.契約半年後に発生のブロック塀衝突の頸椎捻挫、階段踏み外しの左足捻挫、いずれも医学的他覚所見なく
 傷害保険金請求を棄却した
 【Reference】受傷が軽微または立証なく傷害保険金請求を棄却した事例
53: 2013/02/14(木) 14:09:46.59 ID:LM5f4irD(3/3)調 AAS
16.約255万円で取得の競売物件住宅に火災等4,110万円契約は住所移転も空家状態から火災共済金請求を棄却した
 @空家免責条項(通常の損保会社の火災保険規定には存在しない共済独自の条項)
 【Reference】空き家の火災による保険金請求事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1881号(平成24年11月8日発行)〜1886号(平成25年1月24日発行) 計80件  小計143件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第3号〜6号(平成22年5月〜12月判決) 計84件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 555号(平成24年9月)〜560号(平成25年2月) 計12件  総合計239件
54: 2013/02/15(金) 14:55:52.12 ID:zB7qn/QN(1)調 AAS
単語集@続き

・予見可能性:交民43巻5号82
・日本版RBMT リバーミード行動記憶検査:自保1884F
 日常記憶の障害を検出し、記憶障害に対する治療による変化を調べる目的で開発。記憶障害の有無と
 重症度評価、記憶のリハビリテーション、社会復帰等の評価に有効。
・労働能力喪失代替慰謝料:自保1831K
・ロベリア(介護浴槽):交民43巻2号33
・和議認可会社:自保1826E
・ワーキングホリデー(Working Holiday)
 二国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、
 その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度:自保1834F
・ICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類・第10版):自保1830L
・RSDと診断されるための3つの要件:自保1883G
 @間接拘縮A骨の萎縮B皮膚の変化(皮膚温の変化、皮膚の萎縮)
・MRSA:自保1843J
 黄色ブドウ球菌が耐性化した病原菌であり、黄色ブドウ球菌と同様に常在菌のひとつと考えられ、
 健康な人の鼻腔、咽頭、皮膚などから検出されることがある。:自保1860N
・QOL(クオリティ・オブ・ライフ) :交民43巻2号33
 一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ
 人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念。
 QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、
 レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。
・SBCストップ:15km/h以下の走行時、アクセルペダルから足を離すと車両を緩やかに停止させるもの。オフにもできる。
・SBCホールド:坂道発進や信号待ちなどで、ブレーキペダルを踏まなくても停止状態を維持するもの。:自保1883M
・SPECT(単一光子放射断層撮影):交民43巻6号113・自保1881@
 画像診断法の一種で体内に投与した放射性同位体から放出されるガンマ線を検出してその分布を断層画像にしたもの
・WHOが定めた軽度外傷性脳損傷:自保1827@・1831@・1832A
55: 2013/02/16(土) 08:31:00.08 ID:IWRl5iZa(1/3)調 AAS
1887号(平成25年2月14日発行):掲載判決・全15事例

1.軽微追突された46歳男子の5級脊髄症状との因果関係を認め後縦靱帯骨化症が難治性の特定疾患として
 5割素因減額した@人身傷害保険金・人身傷害条項
 【Reference】後縦靱帯骨化症による素因減額認定事例
2.深夜時速30`b制限道路で乗用車に追突された原告自転車は飲酒、左端走行しなかった過失1割と認定した
 @ひき逃げ、証拠隠滅などで慰謝料増額(2,700万円+両親・兄に各45万円)A勤務開始209日目の事故
 【Reference1】同一方向進行中の自転車対四輪車の衝突による過失認定事例
 【Reference2】2級高次脳機能障害を残す将来介護費認定事例
3.乗用車と接触した46歳男子歩行者の外傷性頸椎椎間板ヘルニアの因果関係を認め労働能力喪失20%と認定した
 @後遺障害等級併合10級(27%・11級&12級)Aスリランカ人
 【Reference】事故と椎椎間板ヘルニア発症との因果関係が争われた事例
4.原告ライトを認めながら左折進入の乗用車と衝突の直進自動二輪車には、直接第2車線進入が
 「予見可能な範囲」と15%の過失を認めた@併合7級
 【Reference】左折進入四輪車対直進二輪車の衝突による過失認定事例
5.左端駐車から発進直後の右折待機中の乗用車の右側を通過して左折しようとした61歳女子自転車の過失を5%と認めた
 【Reference】T字路交差点での自転車対四輪車の衝突による過失認定事例
6.転倒自動二輪車との衝突地点は回避後としてより多く道路右側に出ていた被告乗用車の過失を80%と認めた
 @32歳求職中無職の男子A基礎収入は男性平均の60%で認定
 B前職の基礎収入が男性平均の60%(230〜240万円)だった
 【Reference】二輪車対対向四輪車のカーブ地点での衝突による過失認定事例
7.対向車を停止させ子供の横断補助をしていた横断歩道上のAに速度超過の被告乗用車の衝突はAに過失は存しないとした
 @75歳男子死亡慰謝料2,300万円
 【Reference】歩行者と四輪車の横断歩道上の事故で歩行者の過失を否認した事例
56: 2013/02/16(土) 08:31:40.79 ID:IWRl5iZa(2/3)調 AAS
8.21b前方にA自転車を認めていた等一時停止道路から進入の81歳女子Aの過失割合を20%と認めた
 @事故は福井県で発生A被告の代理人は福井市B裁判は横浜地裁
 C珍しい審理経過:直ちに第2回口頭弁論期日を開いて結審
 【Reference】四輪車対自転車搭乗中高齢者の衝突による過失認定事例
9.寄付で一家5人の生計を維持する41歳男子宣教師の基礎収入はセンサス男子同年齢の50%と認定した@市民税、府民税0円
 【Reference】PTSDを否認して14級後遺障害を認定した事例
10.性風俗接客従業者の収入は違法性を含み無申告等からもセンサス女子同年齢の70%と認めた@法の保護に値する
 休業損害ではないと認定A事故前年の収入は約495万円だと主張B基礎収入は397万3,300円だと主張
 C基礎収入として267万570円を認定B原告は事故当時40〜44歳(?)
 【Reference】性風俗店接客従業者の休業損害算定事例
11.集中豪雨、道路冠水から下車避難中の濁流による溺死は運行起因性を否認して自賠責保険金請求を棄却した
 @台風9号A兵庫県で起きた事件・裁判は東京地裁
 【Reference】自賠法3条「運行によって」生じた事故か否かが争われた事例
12.農業用温室等の損害額は中古車の時価額算定の手法に準じた額の更に3分の1を減額して認容した
 @認定843万115円(請求3,213万2,004円)
 【Reference】店舗(家屋)等損壊による損害額認定事例
13.納車間もない新車高級車の評価損は「通常よりも大きい」と修理費の5割を認定した
 @納車から1週間にも満たない新車A代車を借りていない原告に代車使用料を14日分33万8,100円認定
 【Reference】納車から間もない高級車の評価損認定事例
14.47歳男子運転手の網膜動脈閉塞症はふらつきの高血圧症状出現も受診せず実労働時間からも業務起因性を否認して
 Y社の賠償責任を否認した@病気になったのは会社の責任ではなく本人が健康管理を疎かにしていたからだと認定
 A約10年前から肥満を指摘されていたB高血圧症を治療せず、飲酒、19歳ころから1日25本ないし60本程度の喫煙
 【Reference】長時間労働による安全配慮義務違反が争われた事例
57
(4): 2013/02/16(土) 08:35:50.31 ID:IWRl5iZa(3/3)調 AAS
15.保険契約1ヶ月未満の火災は可燃物があっても窓締め切りで半焼であり、出火後に鍵を閉めて退店等原告の故意出火を
 認め請求棄却した@自動車保険の保険料の支払いがたびたび遅れる経済状況A出入り口が全てしまっていたため自然鎮火
 B保険契約時には当該土地建物を売却していたが火災保険申込書では建物の持ち主は原告となっていた
 C懲戒処分を受けた石島秀朗弁護士が受任した事件
 【Reference】故意による放火として請求棄却した事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1881号(平成24年11月8日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計111件  小計158件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第3号〜6号(平成22年5月〜12月判決) 計84件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 555号(平成24年9月)〜560号(平成25年2月) 計12件  総合計254件
58: 2013/02/17(日) 15:10:36.82 ID:zkxlGSiG(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

554号(平成24年8月)
・消滅時効の起算日は「厳密に立証」をする必要があるとした事例
・損害の元本に対する遅延損害金を支払う旨の定めがない自動車保険契約の無保険車傷害条項に
 基づき支払われるべき保険金につき、同保険金は損害の元本に対する遅延損害金を填補するもの
 ではないとした最高裁判決

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)16件
 1881号(平成24年11月8日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計111件  小計158件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第3号〜6号(平成22年5月〜12月判決) 計84件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 554号(平成24年8月)〜560号(平成25年2月) 計14件  総合計256件
59: 2013/02/18(月) 15:49:52.07 ID:f9ZQ7sZ4(1/2)調 AAS
1880号(平成24年10月25日発行):掲載判決・全16事例

1.ドアを閉じるまでは「運行」とタクシー降車1歩か2歩で転倒65歳男子に人身傷害保険の適用を認めた
 @民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは民訴法312条1項又は2項所定の場合に限られる
 A交通事故判例速報559号にも掲載
 【Reference】「運行に起因する」事故が争われた事例
2.追突された30歳女子の低髄液圧症候群診断は事故7年後で起立性頭痛もなく否認して14級9号を
 認めて既往症で2割減額した@高次脳機能障害については第4回口頭弁論期日に至って初めて主張
 A@については時期に送れた攻撃防御方法として却下
 【Reference】診断基準を満たさず低髄液圧症候群の発症を否認した事例
3.追突された34歳男子の12級RSDを否認して14級疼痛障害と認め4ヶ月の治療中断も医師の所見等で
 因果関係を認めた@事故約40日後に退職
 【Reference】RSDの発症が争われた事例
4.工事区間87bを仮設信号全赤10秒間では原付自転車は通過できない等誘導員置かない工事発注・受注者の賠償責任を認めた
 【Reference】工事等に伴い誘導員を配置せずに賠償責任が認めた事例
5.本件接触事故以前には4回、7年間では7回事故経験のXらの受傷を8歳児の頸椎捻挫以外を否認した@不当利得返還請求事件
 A事故前4回+本件事故+その後に2回で計7回の事故B加害者側の陳述が被害者への名誉棄損、不法行為にあたると主張
 C訴状の記載内容は、正当な訴訟活動の範囲を逸脱しているとはいえないとして否認
 【Reference】軽微衝突等から受傷が否認された事例
6.27歳男子が衝突後の400ccバイク転倒を「右足で支え」12級半月板損傷を負ったとして5年後から67歳まで10%の
 労働能力喪失により逸失利益を認めた@原告の無過失認定
 【Reference】同一方向進行中の左折四輪車対直進二輪車の過失認定事例
7.直進・右折の非接触事故につき被告に損害がなかったのは原告の回避・非接触の結果とし休業なし1ヶ月の慰謝料を
 50万円と認めた@原告は2か月後に全損となる自損事故を起こすA物損については原告2:被告8の過失割合で示談が成立
 B40万円請求した傷害慰謝料を50万円で認定
 【Reference】後遺障害の残存を否認した事例
60: 2013/02/18(月) 15:52:14.43 ID:f9ZQ7sZ4(2/2)調 AAS
8.道交法施行令2条1項の例外的に交差点進入が許される直進原告自動二輪車の至近距離で右折の被告車の過失を85%と認めた
 @著書多数・テレビにも出演の石本伸晃弁護士受任事件A休業損害716日で1,177万6,768円認定(155の過失相殺前)
 【Reference】信号変わり目進入直進二輪車対右折四輪車の過失認定事例
9.幅3.7b道路に自転車を降りて佇立中の原告に衝突の被告軽四輪車の左には1.5bの余裕等専ら被告の過失と認定した
 @夫経営の会社手伝い(年96万円)+家事⇒基礎収入を女性労働者平均346万8,80円の8割と認定 (277万5,040円)
 【Reference】四輪車対自転車の事故で自動車の過失を否認した事例
10.先行被告自転車には道交法24条急ブレーキの過失3割、前方不注視で追突原告自転車7割と認めた
 【Reference】自転車同士の衝突事故による過失認定事例
11.歩道で86歳女子が自転車に衝突されて尻餅、約7ヶ月でT字杖歩行が可能となった治療終了後の後遺障害を否認した
 @事故の6年後に死亡し遺族が提訴
 【Reference】後遺障害の残存が否認された事例
12.登録2年目、2度乗ったイタリア製ホイール交換自転車の新品価格116万円余、時価額73万円余と認定した
 @全世界で限定20台のイタリア製ブランド自転車(カタログ価格160万円)
 【Reference】自転車の損害額認定事例
13.営業用車の休車中にも営業利益ベースでは負担が発生等から減益なしも休車損害を認定した@首都高速道路で起きた
 大型貨物車同士の追突事故A貨物その他の弁償金470万3,536円を認定B事故から買い替えまでに約2か月経過
 【Reference】営業用貨物車の休車損害が争われた事例
14.会社代表者原告への給与支払いも「通勤交通費請求」等から原告会社の反射損害を否認した
 【Reference】会社代表者の収入認定事例
15.被保険車両での68歳男子の深夜の池転落死は糖尿病の既往、検視等心筋梗塞によるとの考えが合理的として請求棄却した
 @急激かつ偶然な外来の事故に該当しないと認定Aトロポニン検査
 【Reference】偶然性を否認して請求棄却した事例
16.高血圧有する62歳男子の兄の仮通夜出席時に発症は被告代表者の秘書業務等長時間過重労働として被告会社の責任を認めた
 @高血圧等により3割減額
 【Reference】長時間労働等による安全配慮義務違反が争われた事例
61: 2013/02/19(火) 10:09:52.65 ID:ylApFzms(1)調 AAS
た行
☆退院後犬の散歩中に転倒し骨折したのは事故と相当因果関係あり:交民第42巻5号90
☆大学生の逸失利益5,539万5,187円(生活費控除率50%):自保1853J
☆大学生の逸失利益1億2024万1,277円(生活費控除率0%・存命):交民43巻6号106
☆大学生の逸失利益1億1,455万8,209円(生活費控除率0%・存命):交民44巻1号15
☆大学の授業料半期分(83万4000円)を損害として認定:交民43巻5号91
☆多重衝突事故:自保1860L
☆中学14歳男子の逸失利益(労働能力喪失率100%)は8,226万6,793円:自保1878B
☆中学1年男子の逸失利益を大卒労働者の平均収入で計算:自保1826A
☆治療費の半分を認定:交民43巻6号113
☆追突された側にも過失を認めた事例:自保1826C
☆低髄液圧症候群の3つの基準…@国際頭痛分類基準A脳神経外傷学会基準B研究会ガイドライン
☆定期金賠償命令(将来介護費用のみ、それ以外は一時金賠償):交民43巻6号107
☆鉄道人身事故による損害賠償請求例:自保1879N
☆転職に伴う引っ越し費用認定:自保1831D
☆転職前より転職後の方が収入が増えた場合の逸失利益算定:自保1831D
☆店舗損壊(ペットショップ)による休業損害などの請求事案:自保1868J
☆盗難された車による事故で人身については持ち主に賠償を命じ、物損については賠償の責任なしとした:交民43巻6号112
☆ドライブレコーダーを証拠として提出した裁判例数件:交通事故判例速報550
☆ドライブレコーダーを証拠として提出(被告側:タクシー):自保1827I
☆トラックに外装を加えるには3か月必要:交民43巻4号68・自保1860L
☆トラックの休車損害1日@3万8,000円:交民43巻4号68・自保1860L
☆トラックの休車損害1日@6万3,000円:交民43巻1号4
☆トラック(引越運送用)の休車損害1日@2万3000円:交民42巻4号67
☆トラック(普通貨物車)のレッカー代91万8,711円:交民43巻1号4

な行
☆入社2週間目での事故:自保1832E
☆ネットカフェ利用料金・パソコン購入費・店舗の看板撤去費用等請求事案(いずれも認定されず):自保1828B
☆脳の器質性障害における高次脳機能障害(器質性精神障害)と身体性機能障害(神経系統の傷害)の違い:自保1827@
62: 2013/02/20(水) 12:22:45.95 ID:vbZCzeuh(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1879号(平成24年10月11日発行)

1.追突された35歳女子には厚労省研究班報告書基準から脳脊髄液減少症を否認、約2年後症状固定
 12級13号を認定、以降の症状は心因性として否認した@前審は素因減額8割
 【Reference】診断基準を満たさず低髄液圧症候群の発症を否認した事例
2.大腿骨骨幹部偽関節の手術は絶対的ではないと手術しない36歳男子に8級9号認定67歳まで45%の
 労働能力喪失を認めた
 【Reference】治療等の拒否による損害の拡大が争われた事例
3.3級線維筋痛症主張の30歳女子は出廷困難もステーキ店では介助なしで移動等痛みは虚偽として
 後遺障害残存を否認した@前述の事実については調査報告書で確認されている(採用)
 【Reference】線維筋痛症の発症が争われた事例
4.平成8年大学4年男子に発生の器質的脳損傷は7級を超えないとして原告の請求を棄却した
 @平成15年に和解済みA時効については最高裁昭和43年3月15日判決を引用し請求可とする
 B但し、和解契約当時想定されていた併合5級を超えることはないものとして棄却
 【Reference】脳の器質的損傷認められず高次脳機能障害を否認した事例
5.売上げは次第に減少傾向等から60歳男子プレス加工自営業者の過去3年平均を否認、前年分申告額を基礎収入と
 認定した@通院日に丸半日休業していたわけではないとして通院実日数の4割を休業損害として認定
 【Reference】自営業者の収入認定事例
6.肋骨骨折伴う衝撃が加齢による変性を超えない脊髄管変性に影響し12級後遺障害を発症したとして素因減額を否認した
 【Reference】既往症による素因減額が争われた事例
7.時速60`b制限自動車専用道路を時速100`b走行の自動二輪車が急制動・転倒・衝突は転回禁止を方向転換中の
 乗用車の7割過失と認めた【Reference】Uターン四輪車対対抗直進二輪車の過失認定事例
8.交差点横断歩道で自動二輪車と衝突の横断自転車の安全確認に「著しい過失」として50%の過失相殺を適用した
 【Reference】交差点における二輪車対一時不停止自転車の過失認定事例
63: 2013/02/20(水) 12:23:25.82 ID:vbZCzeuh(2/2)調 AAS
9.高速道路の合流地点付近での追突類型に近いが走行車線進入に加速不足の過失があったX車に1割の過失を認めた
 @休車損害認定(日額1万4,614円)A休車期間60日認定B積荷損害認定(エアコン/豆腐)
 【Reference】高速道路上の合流地点での衝突による過失認定事例
10.鼈甲眼鏡の破片すら確認されていない、腕時計が腕から抜け落ちあり得ないと各150万円の請求を否認した
 @確定申告をしておらず実収入の把握困難A月額36万8,900円で認定
 【Reference】腕時計等の損壊による損害賠償請求を否認した事例
11.父親所有、母親運転、1歳児受傷でチャイルドシート不使用の過失は事故発生との因果関係なく同乗車両への
 自賠法16条請求は理由がないと判決した@法律事務所大地(千葉市)AHPとブログが充実している
 B自分が契約している自賠責保険会社に支払いを求め免責されてしまった事例
 C過失相殺(10%)により減額された分を自分の自賠責保険から補填回収しようとした
 【Reference】自賠法3条但し書免責を適用した事例
12.購入・契約2ヶ月後の中古ベンツの海中転落事故を携帯に登録する警察署に自ら連絡等から転落はXの
 故意として請求棄却した@メルセデス・ベンツ車両には、一般に、水没を感知したらドアガラスが自動的に
 下降して全部開く仕組みは装備していない
 【Reference】海中転落事故による保険金請求で故意免責された事例
13.被保険車両フェラーリの借主は元X社の取締役Bがインターネット検索で借受けたとの虚偽申述等からXの請求を棄却した
 【Reference】事故の発生を否認して保険金請求を棄却した事例
14.駐車場への雨水浸水はY施設者が安全性を欠いた落ち葉管理に瑕疵と認定し、普段からの気配りで50%の
 過失相殺を適用した@都筑中央公園 駐車場
 【Reference】被告の管理瑕疵が争われた事例
15.利用客少ない時間帯の線路内の死亡事故で鉄道事業者の責任を否認、薬を服用中の飲酒を
 注意されていたAに5割の過失責任を認めた@鉄道人身事故
 【Reference】被告の安全配慮義務違反が争われた事例
16.84歳男子要介護2認定の施設内転倒には合意の体制の元での判断から安全配慮義務違反はないと施設への請求を棄却した
 【Reference】介護担当者の過失が争われた事例
64: 2013/02/21(木) 08:12:39.02 ID:sr9vncZg(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

553号(平成24年7月)
・残価設定型ローンと損害賠償
・PTSD(外傷後ストレス障害)との因果関係否定最高裁判決−初の最高裁PTSD否定判決
 逆転、また逆転判決−(自保ジャーナル1868号@)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計143件  小計190件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第3号〜6号(平成22年5月〜12月判決) 計84件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 553号(平成24年7月)〜560号(平成25年2月) 計16件  総合計290件
65: 2013/02/22(金) 15:48:57.69 ID:nB5/cfUq(1/3)調 AAS
交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
第43巻第2号

24.物損については加害者(一方通行路逆走・徐行無し)20‐被害者80で示談、人身について争いとなり加害者90‐被害者10と認定
 昭和55年に事故で受傷(12級12号)、平成4年にも事故で受傷(14級10号)、平成12年にも事故で受傷
25.転居費用・荷物送料・車椅子・介護用電動ベッド・手動式特殊装備を付けた車両購入費などの請求がどっさり
 被告らの態度が慰謝料増額理由になるのかをたっぷりじっくり検討(否認される)
26.免許取得約4か月後・車検切れ・自賠責無し自動車・両親に無断で持ち出して運転(基本30→50)対赤信号無視歩行者
 (基本70→50)の衝突事故:併合6級(67%)の被害者の労働能力喪失率60%と認定:政府の自動車損害賠償保障事業から
 自賠責6級相当の1,296万円を受け取る:罰金50万円の略式命令:平成14年6月12日事故発生/平成15年5月8日勾留
 /同月16日勾留延長/同月23日大阪簡易裁判所に起訴(略式命令請求):確定申告と異なる所得主張は否認
27.午前3時、歩行者Aが歩行者B(A・Bは交際中の男女)の手を引っ張って横断禁止の幹線道路を横断中に自動車(若干の酒気帯び)
 と衝突した事故(A:B:車 = 55:15:30):1級1号被害者の将来の在宅介護費1億172万2,653円認定
28.被害者は本件事故を含め10件の交通事故に関係して受傷し多額の保険金を得ているが、本件事故は同人の故意によるもの
 ではないと認定された事例:被害者に生じた損害については既往症や過去の交通事故等が影響しているとして40%の素因減額
 加害者には罰金刑が課せられている
29.十字路交差点の横断歩道上を走行中の自転車vs右後方から左折しながら衝突した普通貨物車の事故(両者青信号0‐100)
 軽度外傷脳損傷についての世界保健機関(WHO)の定義:脳の器質性障害についての労災補償認定基準
30.自賠責非該当・判決12級13号認定:症状固定時期は平成13年2月末・提訴は平成16年だが被告側が平成14年7月29日までの
 治療費については支払っている
66: 2013/02/22(金) 15:49:38.64 ID:nB5/cfUq(2/3)調 AAS
31.ロボット研究者である中国人教授:基礎収入については2つの大学から得られる収入+在外研究棟で得られる収入を合算して計算
 併合6級(労働能力喪失率67%・後遺障害慰謝料1,180万円)であるが、事故前と事故後の現実の収入の差異、日本と上海との
 経済的事情等を考慮して労働能力喪失率90%・後遺障害慰謝料800万円と認定
32.原告が、被告保険会社に対し、事故から3か月以上経過した後に事故事実を通知したことは、本件保険約款における
 「速やかな通知義務」に違反するとの抗弁について、原告の通知遅滞には正当な理由があり、約款違反にはあたらないとした事例
 躁うつ病の治療薬の服役は「薬物等の影響により正常な運転ができないおそれがある状態で被保険自動車を運転している場合」の
 免責事由にも該当しないと認定された事例
33.居眠り運転で被害者宅敷地内に侵入し被害者に衝突した事故:自宅改造費や在宅介護に必要となる設備・機器等の請求がどっさり
 加害者側が主張する定期金賠償を否定した事例:刑事記録の謄写費用1,960円・後見申立費用1万600円(他に8,000円の費用発生)・
 交通事故証明書代600円等認定:事故により自動車整備業等を廃業せざるを得なくなったが看板の撤去費用は否認(請求116万4,450円)
34.事故による右眼の失明は高血圧等の原告の既往症がともに原因となっているとして損害の40%を減額
 労働能力喪失率28%認定(10級は27%):将来の付添介護料@1500円で認定
35.生活保護受給者(事故時47歳の女性)に休業損害認定(45〜49歳高卒女子平均):自保1832Cにも掲載
36.勤務中の大阪府警察官が普通乗用車で二輪車と衝突した事故(被告は大阪):罰金40万円・免許停止30日:被害者は
 併合3級であるが労働能力喪失率は79%で認定:事故発生平成16年・提訴平成18年・判決平成22年であるが訴訟遅延の
 原因が原告にあったとしても遅延損害金の減額は認められないとした事例
37.ETCゲート付近での追突事故(0‐100):経済的全損(91万円)となった被害車の修理工場までの移動費用(10万7,270円)は、
 経済的全損と評価する前提として修理費用額の見積もりが必要不可欠であるから事故と相当因果関係がある損害と認定された事例
67: 2013/02/22(金) 15:51:11.31 ID:nB5/cfUq(3/3)調 AAS
38.事故後はサーフィン店の経営をやめ、障害者枠(後遺障害等級7級相当=56%)で電力会社に勤務している被害者の労働能力
 喪失率を50%で認定:タクシーで通院した分は必要性を否定し、病院までの往復の距離を1km15円で計算

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1879号(平成24年10月11日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計143件  小計190件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第2号〜6号(平成22年3月〜12月判決) 計99件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 553号(平成24年7月)〜560号(平成25年2月) 計16件  総合計305件
68: 2013/02/23(土) 09:34:59.36 ID:Pa/54VHz(1)調 AAS
豆知識
・赤い本「民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準」(日弁連交通事故センター東京支部)
・青本「交通事故損害額算定基準」(日弁連交通事故相談センター)
・黄色い本:愛知県支部が発行する
・緑の本:大阪支部が発行する(発行名義は交通事故弁護士会交通事故処理委員会)
・希望ナンバー代行費用5,250円:自保1883L
・源泉徴収票により年ごとの給与所得から1日当たりの給与所得を算定する場合は、
 通勤手当等を控除しないのが通例:交民44巻1号1
・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)
・自転車は平成20年4月25日に道路交通法施行令2条が改正されたことにより、歩行者信号の表示に従って
 横断歩道を横断できるようになった:交民43巻1号15
・(一般に)初度登録から7年以上経過した中古車を購入する際には、自動車取得税は課税されない:自保1883L
・水上オートバイは以前は操縦免許を有している者が同乗していれば、操縦者自身は操縦免許を有していなくても
 操縦することが認められていた
・税理士の顧問料1社月額1万5千円:自保1871O
・前照灯は、夜間前方15メートルの距離にある交通上の障害物を認識できる性能を有することが要求されている:交民43巻5号97
・大学医学部医学科は6年制であり、6学年の2月に医師国家試験が行われ、合格率は全体でほぼ80%である:自保1884E
・医師は、医大で6年間勉強し、医師国家試験に合格しても、2年間は研修医として、各科を巡り、多くの臨床の経験則を
 積み上げており、保険医として登録できるのは、8年目となります。 当然、診断権が認められています。:宮尾130218
・一方、整骨院、柔道整復師は、午前・午後・夜間のコースから選択し、3年間専門学校に通学、国家試験を経て資格が
 手に入ります。 したがって、施術は医療類似行為とされており、診断権も、当然ながら認められていません。:宮尾130218
・マイスリー(睡眠導入剤)は酒類と一緒に飲むと作用が強くなりすぎる:自保1887N
・轢過:れきか
・PL法に基づく損害賠償請求権の除斥期間は10年(法第5条1項 後段):自保1883O
69: 2013/02/24(日) 15:39:43.11 ID:V5suaptE(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1878号(平成24年9月27日発行):掲載判決・全16事例
1.自転車搭乗中、乗用車と衝突の22歳男子は脳脊髄液減少症によるとの相当程度の疑いで9級10号、
 10年間35%の労働能力喪失の後遺障害を認めた@自転車(2万6,800円)シャツ(1,000円)ズボン(4,000円)靴(6,000円)
 の損害(合計3万7,800円)を認定
 【Reference】脳脊髄液減少症の発症を認めた事例
2.右後方から衝突された横断自転車の43歳女子にPTSD、12級後遺障害を認定し他の障害を含む損害の1割を素因減額した
 @英語教室経営A外貌醜状(12級)による労働能力喪失認定B12級と12級で労働能力喪失率20%を認定
 【Reference】交通事故によるPTSDの発症が争われた事例
3.自賠責3級3号高次脳機能障害を残した12歳男子のICU入院時の付添介護費は母親有職等から日額3,000円、
 74日分7,000円で認定した@症状固定時14歳・労働能力喪失率100%・後遺障害逸失利益8,226万6,793円
 【Reference】3級高次脳機能障害を残す近親者付添費等認定事例
4.76歳男子の自賠責2級高次脳機能障害の介護費は1日4時間月8日サービス利用等から日額1万円で余命分認めた
 @ホフマン式採用A自転車1万円・洋服2万円認定
 【Reference】信号のない交差点での自転車対四輪車(優先道路)の過失認定事例
5.Y右折乗用車と衝突後のA原付自転車が駐車Z貨物車に衝突後の死亡でZ車の共同不法行為を認め絶対的過失割合を
 A3:Y6:Z1と認定した@原付が渋滞道路の左端をすり抜け走行Aサンキュー事故に似た事例
 【Reference】三者の競合する事故での過失認定事例
6.歩道で並進自転車とすれ違い直後にY自転車と接触の原告自転車が車道に倒れZ自動二輪車が衝突の過失を
 並進車各20、Y35、Z15、原告10と認めた@高次脳機能障害3級Aコンロ取替費用93,234円認定
 【Reference】歩道上での自転車同士の衝突事故による過失認定事例
7.「通行できる」路側帯内の対向自転車同士の衝突とし脇見の被告7、回避できた原告3の過失割合を認定した
 @相談等交通費・通信料等否認
 【Reference】自転車同士の衝突事故による過失認定事例
8.3年後に診断の因果関係のないCIDPの影響を考慮して追突等された37歳男子の後遺障害を自賠責同様14級と認めた
 【Reference】事故後に発症した疾患との因果関係を否認した事例
70: 2013/02/24(日) 15:41:29.09 ID:V5suaptE(2/2)調 AAS
9.受傷直後跛行なく自力歩行等医学的所見も乏しく半月板損傷を否認して自賠責同様14級認定を認めた
 【Reference】医学的所見の有無により後遺障害等級が争われた事例
10.X車への追突ではなく衝突痕からも車線変更X車に直進被告車の衝突とXに90%過失認めた
 【Reference】四輪車同士の衝突事故で割込みか追突かが争われた事例
11.一時停止道路から右を見て左折する被告車と衝突の歩道走行直進自転車の過失を30%認めた
 @症状固定後の治療費の請求を否認
 【Reference】T字路交差点での直進自転車対左折四輪車の過失認定事例
12.時速100`b制限の高速道路の追越車線に時速70`bの大型貨物車が合図と同時くらいに車線変更の過失を100%と認めた
 【Reference】高速道路上での車線変更による衝突事故の過失認定事例
13.夜間の駐車場内で初度登録12年ベンツが車両5台に衝突した事故は衝突痕から3度の衝突車もあり
 故意に起こしたと車両保険金等の請求を棄却した
 【Reference】故意による事故と認定して車両保険金請求を棄却した事例
14.自賠責の満期切れも任意保険会社の注意義務違反との主張を否認して、契約確認の付随義務はないと認定した
 【Reference】保険契約締結時の保険会社代理店の過失等が争われた事例
15.被告の遺族に交付する損害の補填に「予定されていない」と航空機事故での補償金はAの遺族に帰属すると認めた
 【Reference】遺族補償金の相殺が争われた事例
16.深さ1bの娯楽プールに「飛込禁止」の認識有し逆飛び込みで四肢麻痺残した14歳男子の請求は自ら招いたと否認した
 @水泳部に所属A2審判決は1885号に掲載
 【Reference】プールでの事故で被告の賠償責任が争われた事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1878号(平成24年9月27日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計159件  小計206件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第2号〜6号(平成22年3月〜12月判決) 計99件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 553号(平成24年7月)〜560号(平成25年2月) 計16件  総合計321件
71: 2013/02/25(月) 17:17:16.55 ID:myz7ByOf(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

552号(平成24年6月)
・運転中の脳梗塞発症による事故
・路線バスがバス停留所で乗客を乗せた後、右前方に発進して第一車線に進入したところ、
 同バスの右後方から第一車線を直進していた自転車(ロードバイク)が同バスを追い越そうとして
 同バスに接触した場合に、同自転車に7割の過失を認めて過失相殺した事案:(自保ジャーナル1867E)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1878号(平成24年9月27日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計159件  小計206件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第2号〜6号(平成22年3月〜12月判決) 計99件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 552号(平成24年6月)〜560号(平成25年2月) 計18件  総合計323件
72: 2013/02/26(火) 17:10:47.28 ID:4sLh7eNi(1/4)調 AAS
交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
第43巻第1号

1.調理師専門学校を卒業し就労を開始したばかり(平成15年5月31日就労開始‐8月30日事故発生:91日就労)の
 被害者(男・事故当時21歳)の事故当時の収入を得られる見込みは男性労働者へ金賃金の約81%にとどまり、
 また、27歳当時、調理師として就労して得た収入は、男性労働者平均賃金の約81%にとどまるが、その乖離はさほど
 大きくなく、将来的にはある程度解消されていくことが期待できると認定:後遺障害(難聴及び耳鳴り)は将来的に
 残存したままとなるとの医師の意見を採用して、労働能力喪失期間は25歳から67歳までの42年間として算定した事例
2.事故により、切迫流産の診断を受けたと主張し、事故による恐怖と流産に対する慰謝料として300万円を要求
 流産したとは断定できないが諸事情を考慮して慰謝料70万円を認定
3.事故前から症状のあった癒着性くも膜炎が増悪し後遺障害等級3級に該当すると認められた被害者は、事故による衝撃と
 事故前の疾患がともに原因となって発現しているとして、素因減額として損害額の50%を減額
4.原告は「平成17年4月31日」欄がある運転管理日報を証拠として提出:普通貨物車の休車損害単価を日額6万3,000円と認定
 普通貨物車のレッカー代91万8,711円
5.事故から4年近く経過した時点で診断を受けた脳脊髄液減少症は事故との因果関係を否定
 治療期間が5年以上の長期にわたったのは既往症が寄与しているとして50%の素因減額
73: 2013/02/26(火) 17:12:07.47 ID:4sLh7eNi(2/4)調 AAS
6.車両買換費用等として、@廃車費用(1万8,530円:廃車手続きのための戸籍謄本等[1,030円]の取得費用を含む)、
 A自動車重量税(1万4,175円:未経過分)、B登録手続代行費用・車庫証明手続代行費用・納車費用(計5万円)、
 C登録費用(3,280円)、D車庫証明費用(2,600円)を認定:被害車両に代わる車両を購入するため定期預金を解約せざるを
 得なかったとしても、解約により受け取った金利と満期後に受け取るはずだった金利との差額分(2万4,000円余)は事故との
 相当因果関係のある損害を否定:旅行キャンセル料(2,000円)・事故証明書取得費用(700円)・刑事記録閲覧&謄写費用(950円)認定
 助手席でシートベルトを着用せずに同乗していた被害者(妻)が事故により身体を車体内部等に打ちつけるなどしたことで損傷した
 車両内部の修理費用(13万0430円)は50%減額
7.水上バイク同士の衝突事故で運転者が免許を有していない水上バイクに
 同乗していた原告(帰国予定があった韓国籍の男性)に20%過失相殺
8.著名なバリスタ(横山千尋)が被害者の追突事故:高次脳機能障害9級10号による逸失利益について増収の事実があったのは、
 本人の人並み外れた努力と部下の有形無形の配慮の功績が大きいからであるとして労働能力喪失率を27%、労働能力喪失期間を
 67歳までの24年間と認定
9.交通事故により、被害者が、脳挫傷の傷害を負い、びまん性軸索損傷を発症し、それによる見当識障害及び認知障害のための
 入院中の病室から転落事故(四階病室のベランダから地上に降りようとした)を起こして死亡:交通事故と転落事故による死亡の間には
 相当因果関係がないとした事例:普通自動車を運転していた被告は明治41年生まれの交通事故当時97歳
10.事故の翌日に死亡した被害者の入院慰謝料4万円認定(1日2万円×2日):加害者(懲役2年6月)は事故現場から
 逃走・破損したナンバープレートを捨てる・損害賠償に一切応じない・損害賠償請求訴訟を提起されても保険会社に
 連絡無し・第1回口頭弁論期日を欠席等
11.加害者に罰金50万円の略式命令:事故当時67歳無職一人暮らしの被害者(女)の家事労働は専ら自らの
 生活のためのものであるとして休業損害を否認
 事故後に長男家族と同居を開始した被害者の家事労働を評価し後遺障害逸失利益を認定(1,117万5,913円)
74: 2013/02/26(火) 17:12:43.87 ID:4sLh7eNi(3/4)調 AAS
12.事故時75歳の専業主婦(横断歩行者)の死亡事故:自賠責からの填補は1,971万9,349円:死亡慰謝料2,500万円:家族ら固有の
 慰謝料300万円1人(孫)・100万円1人(夫)・50万円3人(子2人・孫1人)
13.加害者は自賠責未加入&車検切れの車を運転:被害者は時速40km超過:普通貨物車(加害者)は接触後停止せずに走行を続ける
14.追突事故を起こして(第1事故)急停止した車A:20‐80:Aに追突した車(第2事故):車両修理費345万1,571円(大型バス?)
15.交通事故により脊髄損傷の後遺障害(1級1号)を負った被害者(事故時23歳)が事故の6年後に誤嚥性肺炎により
 死亡したことについて、相当因果関係を認めた事例:被告の過失相殺主張は時期に送れた攻撃防御であるとして却下
 車椅子33万5,400円・電動車椅子140万円・介護用電動ベッド31万7,840円・シャワーチェアー49万7,700円・入力支援機器21万9,870円・
 門式リフター69万1,652円・環境制御装置61万3,990円・昇降機79万800円・自宅改造費1,088万2,648円
16.加害車両の登録名義人かつ保険加入者である加害者の父親は加害車両を使用しておらず、加害者は父親の名義を借りたにすぎず
 ローンを負担し父親から独立しているので、運行供用者には当たらないとした事例
17.被害者の右肩痛は検査が事故の約2か月後であり被害者の自覚も約10日後であることから事故との間の相当因果関係を否定
 事故の後遺症の影響により転職することになった被害者の就職活動のため交通費(3万2,440円)を認めた事例:転職に伴う転居費用を
 損害と認めた事例(17万4,730円):事故当時の収入が低かった(年収180万円)のは宮大工の見習い(筑波大学卒・女性)であったことが
 影響しているとして基礎収入は大卒平均の95%で計算
18.歩道上を走行しながら道路に進入した加害者(原付)100vs0直進車の事故:被害者が弁護士費用等補償特約に加入しているとしても、
 加害者は、被害者らの弁護士費用の賠償義務を免れるものではないとした事例:自動車ローンを支払い中であったため被害車両の
 所有者名義は金融機関名義になっているが、損害賠償請求権は事故発生時においては被害者に帰属しているとした事例
19.事故時96歳の女性の死亡慰謝料2,000万円&近親者固有の慰謝料100万円(甥1人)
75: 2013/02/26(火) 17:14:32.38 ID:4sLh7eNi(4/4)調 AAS
20.精神的疾患や既往症がある交通事故被害者が外傷性胸郭出口症候群と診断されたことについて素因減額なしの判断
21.被告から最後の弁済を受けてから3年2か月経過後に被告に対して提起した損害賠償請求権は時効が成立しているとした事例
 事故発生・平成13年2月5日/症状固定・平成14年8月13日/最後の支払い・平成16年2月19日/紛争処理センター申立て・
 平成15年9月22日/提訴・平成19年5月30日:原告と被告との間で継続されていた交渉は、過払いによりもはや原告の損害は
 存在しないことを主張していたのであって、被告は黙示的に債務の承認をしたのではないと認定
22.普通車対歩行者(55歳女性)の死亡交通事故の加害者に禁固1年2月、執行猶予3年の判決:死亡慰謝料2,400万円
23.主治医は外側半月板損傷と事故との因果関係を断定していないという被告の主張は不採用:「訴訟上の因果関係の立証は、
 一点の疑義も許されない自然科学的証明ではなく、特定の事実が特定の結果発生を招来した関係を是認しうる高度の蓋然性を
 証明することであり、その判定は、通常陣が疑いを差し挟まない程度に真実性の確信を持ちうるものであることを必要とし、かつ、
 それで足りるものと解されている」(最高裁昭和50年10月24日判決)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1878号(平成24年9月27日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計159件  小計206件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 552号(平成24年6月)〜560号(平成25年2月) 計18件  総合計346件
76: 2013/02/27(水) 12:07:39.34 ID:e/vCvWSz(1)調 AAS
は行
☆バス(事業用大型乗用車)の修理代金407万1,960円:自保1884B
☆パソコン購入費・ネットカフェ利用料金・店舗の看板撤去費用等請求事案(いずれも認定されず):自保1828B
☆歯の傷害を否認:自保1834@
☆被告とその両親の態度に問題あり:自保1830B
☆被追突車に過失を認めた事例:自保1826C
☆非接触事故:交民43巻6号106
☆1つの事故で別々の日に1回ずつ後遺障害等級認定:自保1834B
☆1つの事故により死亡した一家3人の死亡時刻が異なった場合の相続割合:自保1831E
☆評価損について詳細:判例速報528
☆評価損として修理費の50%を認定
 (新車購入3ヶ月国産限定スポーツカー損壊を修理後も欠陥残存等から)(請求は200万円):1864M
☆評価損として修理費(57万4,033円)の50%28万7,016円を認定
 (納車から1週間にも満たない新車トヨタヴェルファイア)(請求は121万6,219円):1887L
☆評価損として修理費の約35%(メルセデスベンツ):交民42巻5号108
☆評価損として修理費の20%(約2ヶ月前に購入の個人タクシー):自保1864G
☆評価損認定(購入2カ月後に事故・時価額の5%):自保1825E
☆フォークリフト1台400万円:自保1680I
☆物損と人身で別々の過失割合:自保1834@
☆物損については先に簡裁・地裁(控訴)で確定:自保1860H
☆物損については先に示談(物損と人身の過失割合は同じと判示される):自保1826G
☆物損については先に示談:自保1834@
☆物損については先に示談(10-90)、人身は60-40と認定:交民44巻1号2
☆物的損害(革ジャン・ヘルメット・靴)否認される:自保1860E
☆ペット飼育費用@1日4,000円認定:自保1864B
☆弁護士費用が10%ではなく約5.6%:交民43巻6号102
☆弁護士費用が10%ではなく約4%:自保1852@
☆補聴器購入費33万8,500円・将来の補聴器費用78万8,829円:自保1864A
☆歩道において、友人とふざけて車道に押し出し合いをしているうちに車両と接触した被害者の
 過失割合は本人・友人・車=30・30・40:交民43巻4号77
☆本人尋問期日に不出頭:自保1827A
☆本人訴訟(?)・弁護士費用無し(請求自体無し):交民42巻5号92
77: 2013/02/28(木) 10:08:11.00 ID:L3S1J9Qd(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1877号(平成24年9月13日発行):掲載判決・全16事例

1.3年間毎年の事故で3級主張の33歳男子の軽度外傷性脳損傷を否認して頸椎椎間板膨隆を
 認め12級を認定した
 【Reference】器質的損傷認められず高次脳機能障害を否認した事例
2.入院3日後には外出も2年5ヶ月後には3級3号を認め介護費、逸失利益は50%30年分を認定等から
 素因4割減額した@自賠責非該当
 【Reference】3級3号後遺障害を残す将来介護料認定事例
3.逆突から約1年後の追突でPTSD等3級主張の36歳男子は骨折等なく診断基準の評価困難として
 後遺障害の残存を否認した
 【Reference】外傷体験が診断基準に合致せずPTSDの発症を否認した事例
4.双方一時停止標識のある変形交差点での出合頭衝突で原告原付自転車も不停止と「推認される」
 として30%過失を認めた
 【Reference】9級高次脳機能障害を残す後遺障害逸失利益認定事例
5.車線変更Y車と衝突、走行不能で第4車線停止X車に20分後Z車追突も共同不法行為とし
 絶対的過失割合X16、Y24、Z60と認めた@積荷損害(鮮魚)22万8,000円
 【Reference】高速道路上での複数車両による衝突事故で共同不法行為責任が認められた事例
6.左側面の衝突痕から転回完了前の状態と認め「よそ見」の被告よりも過失は大きいと
 原告に60%過失を認めた
 【Reference】転回車両と対向直進車両との過失認定事例
7.急制動しなかったY自動二輪車に対し、都心幹線道路で50b以内に信号横断歩道地点があるのに
 横断の原告の過失35%と認めた@眼鏡代28万4,760円認定(争いなし)
 【Reference】横断禁止道路横断歩行者対二輪車の衝突による過失認定事例
8.平成20年事故発生時17歳男子の自賠責14級10号顔面醜状の後遺障害逸失利益を
 労働能力喪失率5%、慰謝料180万円認めた
 【Reference】男子の外貌醜状による後遺障害逸失利益が争われた事例
9.咬合不全、右下肢短縮の併合11級後遺障害を残す51歳男子配達業務の逸失利益を67歳まで
 10年間14%、以降9%労働能力喪失で認めた
 @事故当時3つに勤務し収入を得ていたと主張A2社からの収入を基礎収入と認定
 【Reference】13級下肢短縮を残す後遺障害逸失利益算定事例
78: 2013/02/28(木) 10:14:22.28 ID:L3S1J9Qd(2/2)調 AAS
10.1年前の症状は「治癒終了」とし追突された28歳男子の腰椎椎間板固定11級認め素因減額を否認した
 【Reference】既往症による素因減額が争われた事例
11.現場では転倒Xに駆け寄り病院では土下座等からY自転車の接触事故を認め病院、喫茶店でのXの
 夫らの脅迫を否認、Yの請求を棄却した
 【Reference】脅迫行為に対する慰謝料請求が争われた事例
12.物損は実況見分調書によりYを知り人身とは異なる時効起算として時効完成によりXの物損請求を否認した
 【Reference】信号の無い交差点での直進四輪車対右折四輪車の過失認定事例
13.対向軽四輪乗用車の衝突でセルシオのエアバック作動等も他覚的所見ないことでの通常より
 慰謝料減額を否認した@保険会社の働きかけにより通院を中断A結果として通院の必要がなかったと認定
 【Reference】慰謝料の減額が争われた事例
14.契約2ヶ月の中古ベンツが雑草空き地でUターン後退中に高低差7bの川に滑落は運転車の
 無傷から乗っていない等故意事故と認定した
 【Reference】車両保険金請求で故意招致の有無が争われた事例
15.人身傷害保険約款の飲酒は正常な運転に関わらず道交法同様、飲酒自体を禁止と認定した
 【Reference】飲酒運転による保険免責事例
16.49歳男子店長の急性心筋梗塞は約150時間に及ぶ時間外労働の疲労により、
 被告の安全配慮義務違反があったと4割の過失相殺を適用して認めた
 【Reference】長時間労働等による安全配慮義務違反が争われた事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1877号(平成24年9月13日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計175件  小計206件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 552号(平成24年6月)〜560号(平成25年2月) 計18件  総合計346件
79: 2013/03/01(金) 16:07:32.81 ID:CXq9rEdS(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

551号(平成24年5月)
・駐車場内で発生したとされる軽微接触事故について、損壊・受傷の「事実の証明があるとはいえない」として
 原告の請求を棄却した事例(自保ジャーナル1867M)
・心因的な要因により高率の素因減額が認められた事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1877号(平成24年9月13日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計175件  小計206件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 551号(平成24年5月)〜560号(平成25年2月) 計20件  総合計348件
80: 2013/03/02(土) 20:18:25.07 ID:ClW68uwB(1/2)調 AAS
ま行
☆毎月の支払い状況(借金の返済・保険料の支払い)等から収入認定:自保1864B
☆満額の金額認定(警察官):交民43巻6号117
☆めがねの破損につき買い換えためがねの購入金額の3割を賠償金額に認定:自保1825C
☆マンホール付近の舗装が沈下して出来た段差によって起きた原付の単独転倒事故:交民43巻5号97
☆無職の逸失利益認定:自保1853B
☆無職の休業損害と逸失利益認定:交民44巻1号13
☆(実質)無職の逸失利益認定(株取引等で生活していたと主張):自保1885C
☆眼鏡代28万4,760円認定(争いなし):自保1877F
☆眼鏡代6万800円認定(請求通り・購入日と価格が明らかだった?):自保1860A

や行
☆役員報酬600万円の8割480万円を労働対価と認定:交民42巻5号97
☆約20q先にある接骨院への通院交通費[62回約14万円]否認:自保1825J
81: 2013/03/02(土) 20:23:39.53 ID:ClW68uwB(2/2)調 AAS
ら行
☆両当事者が損害賠償請求:自保1835I
☆レッカー代7万9,050円:交民43巻5号89
☆レッカー代91万8,711円(トラック):交民43巻1号4
☆労働能力喪失による逸失利益としてではなく慰謝料として考慮(労働能力喪失代替慰謝料):自保1831:K
☆労働能力喪失率(44歳消防隊員)を退職(60歳)までは10%、退職後67歳までは14%とした事案

わ行

A〜Z、数字
☆CRPSの判定指標及び後遺障害認定基準:交通事故判例速報558
☆TMI総合法律事務所:企業法務及び知的財産法務を中心とする大規模な総合法律事務所であり、
 弁護士数においては四大法律事務所に次いで5番目:自保1878F
☆PTSDが争われた民事交通事故約152件の内、肯定34件、否定110件、その他8件:交通事故判例速報553
☆PTSD認容9級相当(寄与度減額無し・但し12年間):交民43巻5号87
☆PTSD認容11級相当(寄与度減額無し・但し10年間):自保1852B
☆RI脳槽シンチグラフィー
☆0歳11か月男児(死亡)の逸失利益は2093万9293円:交民43巻4号63
☆12歳男子の逸失利益(労働能力喪失率100%)は6,327万6,964円:自保1886@
☆14歳男子の逸失利益(労働能力喪失率100%)は8,226万6,793円:自保1878B
82: 2013/03/03(日) 17:44:54.99 ID:sFdfweNu(1)調 AAS
職業
ゴルフのレッスンプロ(年収508万0320円):交民43巻3号53
タクシー乗務員(56歳女性・年収890万9,285円):自保1883B
宅地建物取引主任資格者(不動産仲介業会社代表73歳):交民43巻2号34
ダンサー(ストリップ・ショーパブ):交民43巻6号99
バリスタ:交民43巻1号8
 バールのカウンターに立ち、客からの注文を受けてエスプレッソをはじめとする
 コーヒーを淹れる職業、およびその職業についている人物
ヒプノセラピスト(催眠療法士):交民43巻2号35
フラダンスのインストラクター(月額約7万円程度なので家事労働者で評価):自保1882A
ホステス:交民42巻4号87
ホステス(?クラブで韓国舞踊や歌を披露し客をもてなす仕事):自保1885E
宮大工見習い:交民43巻1号17
83
(1): 2013/03/04(月) 22:58:12.41 ID:PNKiYnpL(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1876号(平成24年8月23日発行):掲載判決・全16事例

1.最高裁、無保険車傷害保険金には遅延損害金を控除せずに自賠責保険金を充当、支払債務の
 遅延損害金利率は年6分と判決した@自保1782号に1審掲載A事故で障害磯年金受給者になり
 毎月約20万円を受け取るB介護関連の請求がどっさり
 【Reference】無保険車傷害保険金の遅延損害金利率を年6分とした事例
2.8歳男子の低髄液圧症候群はブラッドパッチの効果なく神経外傷学会大基準も満たされず否認し、
 高次脳機能障害の残存は意識障害認められず各検査結果から否認した@物損・自転車代2万円
 A学習の遅れを取り戻すための家庭教師代等48万9,000円否認
 【Reference】日本神経外傷学会の基準により低髄液圧症候群を否認した事例
3.3級3号高次脳機能障害等残す59歳女子の退院後の将来介護費を余命分日額3,000円で認定した
 【Reference】3級高次脳機能障害を残す将来介護料認定事例
4.25歳男子作業療法士の11級歯牙障害、12級オトガイ部と下顎部醜状の後遺障害逸失利益を15%労働能力喪失で認定した
 【Reference】男子の12級外貌醜状を残す後遺障害逸失利益認定事例
5.同乗中に出合頭事故での脳脊髄液減少症診断は6ヶ所目までの医療機関等では起立性頭痛がない等から否認、
 自責同様14級9号認め市民税0円から休業損害、後遺障害逸失利益を否認した
 @所得証明書の提出拒否A20年近くにわたり税務申告無し
 【Reference】起立性頭痛が認められない等から脳脊髄液減少症を否認した事例
6.37歳男子の鎖骨粉砕骨折後の自賠責併合9級認定は症状固定後の作業姿勢等から併合11級労働能力喪失は
 20年14%喪失を認めた@被告の錯誤無効の主張を否認
 【Reference】肩関節等併合11級後遺障害を残す逸失利益認定事例
7.車線変更の被告大型貨物車の合図直後の変更から急制動・転倒の非接触自動二輪車の過失を不利に変更すべきとは
 いえないと認定した@非接触転倒A被告側が和解勧告を拒否したことにより結審・判決A腕時計や携帯電話などの
 携行品の損害を購入金額の7割で認定
 【Reference】合図直後の車線変更による同一方向進行中の四輪車対二輪車の過失認定事例
84: 2013/03/04(月) 22:59:09.80 ID:PNKiYnpL(2/2)調 AAS
8.乗用車を運転停車中に乗用車に追突された28歳男子の頸髄損傷はセンサス平均基礎に9級の35%労働能力喪失で認めた
 @自賠責非該当・5級主張A素因減額無し
 【Reference】自賠責非該当の後遺障害が争われた事例
9.追突された38歳女子は9ヶ月前の腰痛通院とは異なり可動域制限を伴う神経障害として67歳まで14%の
 労働能力喪失を認めた@素因減額無し
 【Reference】既往症による素因減額が争われた事例
10.自転車搭乗中にY車が開けた助手席ドアに衝突転倒の30歳女子インストラクターの後遺障害は14級9号と認定した
 @過失相殺無し
 【Reference】後遺障害の残存が争われた事例
11.63歳男子法人保険代理店代表者の860万円の給与は全額労務対価とし併合11級後遺障害は将来に影響として
 14%喪失の逸失利益を認めた
 【Reference】会社代表者の収入認定事例
12.交通安全ボランティア活動中の死亡として59歳女子死亡慰謝料計3,000万円、葬儀費用250万円を認めた
 @警察協力殉職者(なんじゃそりゃ)
 【Reference】高額死亡慰謝料の認定事例
13.深夜改造自動二輪車十数台とツーリング中のX車同乗中の18歳男子Aは危険に接近招いていない等好意同乗減額を
 否認した@同乗させてもらっていたバイクの運転者(故人)とそれを撥ね飛ばした大型貨物車の運転手を訴えた
 A両者を訴えたので赤信号無視による過失相殺は無く満額認定
 【Reference】好意同乗減額が争われた事例
14.追突されたリース車の修理か、リース解約かは使用者が交渉期間プラス30日と認定した
 【Reference】代車期間が争われた事例
15.初度登録後12年、車検まで3週間のXベンツにレンタカーでの追突・全損事故は故意を認め
 対物賠償保険の支払いを否認した@保険超過
 【Reference】故意による事故として保険金請求を棄却した事例
16.にきびの発症・増悪は皮脂、男性ホルモンの亢進等に起因からYエステがにきびの増悪を招くことを予見し施術を
 中止すべき義務は認められないと請求棄却した
 【Reference】美容師の過失が争われた事例
85
(1): 2013/03/05(火) 14:41:30.49 ID:I6hgUKKG(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

550号(平成24年4月)
・共に飲酒した同僚から自動車で送るという申出を承諾して同乗したことは、運転者に酒気帯び運転を
 「唆した等」にあたるとし、同乗者になされた運転免許取消処分が適法とされた事例
・客観的証拠(物件事故報告書・ドライブレコーダー等の画像資料)の活用例と問題点

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1876号(平成24年8月23日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計191件  小計222件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 550号(平成24年4月)〜560号(平成25年2月) 計22件  総合計366件
86: 2013/03/06(水) 18:25:55.07 ID:Bpsibuix(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1875号(平成24年8月9日発行):掲載判決・全16事例

1.人身傷害補償保険の賠償先行払い事案では訴訟基準差額説は採用できないと判決した
 @交通事故判例速報555号にも掲載A被害者(54歳・故人)はアイルランド国籍
 【Reference】人身傷害保険金の代位求償事案
2.受傷直後に意識障害なく4年後には米国留学して通訳もできるまでの学習等から
 高次脳機能障害を否認して14級9号認定した@高次脳機能障害を発症したのかじっくり検討
 【Reference】画像所見がなく高次脳機能障害を否認した事例
3.復学して大学卒業の20歳男子は母親付き添い、講義・試験を受ける等から自賠責同様3級高次脳機能障害を認めた
 @事故にのため卒業が1年遅れたことによって負担した学費88万8,000円認定
 【Reference】3級3号高次脳機能障害を残す将来介護料認定事例
4.うつ、不安感等での精神科受診は事故3年10ヶ月後等の65歳女子5級PTSD請求を否認、12級顔面醜状の
 後遺障害逸失利益を否認した@ 顔面醜状の12級(290万円)であるが後遺障害等級に該当しない後遺症が
 残っている(右肘頭骨折後の手術痕)ことを考慮して後遺障害慰謝料は350万円認定A逸失利益無し
 【Reference】事故から2年以上経過後に診断されたPTSDを否認した事例
5.55歳男子左頬7abの醜状は定年再就職に不利益を生じると併合11級の労働能力20%喪失で逸失利益を認めた
 @アクセルとブレーキを踏み間違えた加害車両に衝突され橋下の川に転落A弁護士費用は約7.5%
 【Reference】男子の12級外貌醜状を残す後遺障害逸失利益算定事例
6.27歳有職主婦は4回のブラットパッチによっても頭痛等解消せず脳脊髄液減少症の発症を否認して
 14級神経障害で67歳まで5%の労働能力喪失で認めた@第1事故と第2事故との間には約4か月の
 隔たりがあるが因果関係がないとはいえないとして共同不法行為の成立を認定
 【Reference】ブラッドパッチの効果等により脳脊髄液減少症の発症を認めた事例
7.軽快していたパニック障害が本件事故で悪化、14級後遺障害を認め4割の素因減額を適用した@精神障害者保健福祉手帳2級
 A離婚し月平均7万円のパートタイマーで2児の母親B約11か月の通院でタクシー代102万2,330円認定
 【Reference】素因減額4割を適用した事例
87: 2013/03/06(水) 18:26:41.26 ID:Bpsibuix(2/3)調 AAS
8.事故前後で年収が20%減少の40歳男子症状固定後約5ヶ月で再就職した14級後遺障害逸失利益を7年9%労働能力喪失で認めた
 @無職で求職活動中に受傷A症状固定した5ヶ月後に就職したので通院期間中に就職できた蓋然性を否定し休業損害を否認
 【Reference】14級後遺障害を残す逸失利益算定事例
9.34歳男子の将来の人工骨頭置換術は若年者の摩耗は早いと16年毎の再手術費を1回200万円で認めた
 @年収500万円程度であるが昇給の可能性を考慮して基礎収入を600万円に認定
 【Reference】将来手術費が争われた事例
10.目撃運転者の証言等から15歳女子自転車を赤信号横断と認定して75%の過失相殺を適用した@事故の22日後に死亡
 A仏壇・仏具・墓碑建立費30万円認定BAは葬儀費用・法要等の認定額が120万円(請求は267万8,732円)だったのでそれの調整(?)
 C被害者は学校に行っていなかったのかなあ?D加害者側の暴言は慰謝料認定の際に考慮されなかった
 【Reference】赤信号横断自転車対青信号四輪車の過失認定事例
11.双方一時停止規制なし、「止まれ」警告交差点で子供含む複数の人を認めて時速25`b進入の被告車に対し
 原告自転車の過失を25%と認めた
 【Reference】一時停止規制のない交差点での自転車対四輪車の出合頭衝突による過失認定事例
12.駐車場内で後退ワンボックスカーと衝突の88歳男子自転車の平衡感覚不安定等からも4割過失を認めた
 @被害者は事故の8ヶ月後に死亡(肺炎)A事故と肺炎による死亡との間に相当因果関係を認定
 B被害者は年金+軍人恩給(年58万6,400円)受給者
 【Reference】駐車場内での自転車対乗用車の過失認定事例【Reference】高齢者の自転車事故での過失認定事例
13.バス車内での有職女子の受傷事故には申告の一貫性、整合性等なく被告の過失での受傷が認められず請求を棄却した
 @原告が病院を受診したのは事故があったとされる日から17日後
 【Reference】バス乗客の車内事故での過失が争われた事例
14.女性店員所有の150万円の乙セルシオがB修理業者所有のフェラーリに追突、乙車もBに搬入、善処要求強くない等
 乙車契約の自動車保険を免責とした
 【Reference】故意による偽装事故として保険金請求を棄却した事例
88: 2013/03/06(水) 18:28:29.00 ID:Bpsibuix(3/3)調 AAS
15.更新契約での免許証確認が口頭では簡便に過ぎ告知義務による解除権を行使できないと判決した
 【Reference】告知義務違反による保険免責が争われた事例
16.8日後不渡りを出す経済状態の中4日前危険開始契約の事務所の出火は複数発火源、油性反応等唯一の取締役の
 放火として請求棄却した@実質飛込み契約A会社代表者は火災1ヶ月後位から行方不明
 【Reference】保険契約日から間もない火災で経済的困窮からも請求棄却した事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1875号(平成24年8月9日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計207件  小計238件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 550号(平成24年4月)〜560号(平成25年2月) 計22件  総合計382件
89: 2013/03/07(木) 23:30:57.70 ID:6o5GwAry(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1874号(平成24年7月26日発行):掲載判決・全16事例

1.最高裁は人身傷害保険金の支払による代位条項は「裁判基準損害額を基準として算定する」と判決した
 【Reference】人身傷害保険金の代位請求事案
2.1級1号遷延性意識障害を残す25歳男子の介護料は複数の介護者が必要であり、母親75歳までは日額2万5,000円、
 同89歳まで3万円で認定した@原告:一時金/被告:定期金/判決:一時金A両親は理容店を廃業し、店舗付住宅を
 売却介護仕様住宅を新築B介護住宅費用として1,405万616円認定C介護関連の請求がどっさり
 【Reference】青信号交差点での直進二輪車対右折四輪車の過失認定事例
3.元請会社の使用者責任は最高裁S37.12.14判決から作業終了後の帰宅途中の事故には「事業の執行」といえないと
 元請会社の賠償責任を否認した@交通事故判例速報556号にも掲載A最高裁判例引用<下請と元請の使用者責任、
 注文者責任、運行供用者責任について・最判昭和37年12月14日>
 【Reference】元請会社の使用者責任が争われた事例
4.4ヶ月半後のB病院予診表には頭痛の項目に「訴えはなかった」、ブラッドパッチ効果等からも低髄液圧症候群発症を否認した
 @車両損害134万707円認定(事故当時の価値173万円)A医師等への謝礼否認(93,785円)
 【Reference】ブラッドパッチの効果なく低髄液圧症候群発症を否認した事例
5.停止Yトレーラーは右前にX原付車の進入を認めていたのに対し、X車も大型車の死角に入った等からX車の過失を5%と認めた
 @追突事故で被害者にも過失認定A電動スクーター購入費用認定(37万8,000円)APTB装具(1個10万7,944円)認定(70万2,758円)
 【Reference】PTSDの発症を否認して14級神経障害を認定した事例
6.Yトレーラーに死角が存在、前方に横向き停車の想定しがたいA自動二輪車の停止した過失を30%と認めた
 【Reference】特殊車両の死角による二輪車との衝突事故での過失認定事例
7.税務申告していない40歳男子Xの休業損害はXの収入や同居家族の収入状況からセンサス同年齢の7割を基礎収入とし、
 就労制限の逓減から30%の休業を認めた
 【Reference】異常所見なく後遺障害の残存が否認された事例
90: 2013/03/07(木) 23:31:39.46 ID:6o5GwAry(2/2)調 AAS
8.65歳男子農業者の収入は事故後大幅に増額から休業損害の肯定は困難として否認した
 【Reference】農業従事者の休業損害認定事例
9.外傷性大動脈損傷受傷により将来生じ得る合併症予防は後遺障害とは認められず慰謝料1,000万円で考慮した
 @入通院慰謝料の請求額は71万4,00円
 【Reference】後遺障害逸失利益を否認して慰謝料で斟酌した事例
10.被告車の右大腿部轢過は青発進直前に転倒の7歳男子が歩行者信号赤で被告車直前の横断歩道外横断として
 45%過失認めた@修正要素を多数足したり引いたりして過失割合認定(京都地裁・柳本つとむ)
 A傷害慰謝料は280万円程度が相当であるが原告の主張金額の範囲内である250万円を認定
 【Reference】被告の不誠実な言動等から慰謝料を増額した事例
11.たも網パイプを荷下ろし中のY運転者は歩行者被害事故として歩道走行X自転車の過失を9割と認定した
 @双方が損害賠償請求A先に提訴した側の方が相手への支払い額が多くなってしまった
 【Reference】歩行者対自転車の歩道上での衝突事故による過失認定事例
12.路外から右折進入の被告車を避けて歩道乗り上げ全損乗用車のハンドルやブレーキ操作の過失15%と認めた@非接触事故
 【Reference】四輪車同士の未接触事故での過失認定事例
13.路側帯含む6b弱道路の対向駐車乗用車の脇を通過Y乗用車に車両後方からの
 5歳児の飛び出しに母親同行等で25%の過失を認めた
 【Reference】住宅地道路での横断歩行者対四輪車の過失認定事例
14.被告自転車の20`b疾走が原告自転車の脳挫等に重大な影響と認め被告過失を90%と認定した@罰金8万円の略式命令
 【Reference】自転車同士の衝突事故による過失認定事例
15.協力者を呼んだか通りかかったか、脱輪は衝突回避かUターン時か重要な点で変遷、ステーションワゴンに
 49ccバイク転倒しない追突での加療要する傷害はないと多数契約傷害保険金請求を否認した
 【Reference】受傷が認められず傷害保険金請求を棄却した事例
16.自宅介護中に転倒受傷の原告の供述は誇張を交えた正確性を欠くもので、被告ヘルパーの供述には
 不自然不合理な点は見出せないとして過失を否認した@1審のあと弁護士・事務所を替えて2審を争う
 【Reference】介護担当者の過失が争われた事例
91: 2013/03/08(金) 01:55:18.83 ID:V7mWlOB8(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

549号(平成24年3月)
・人身傷害保険に関しいわゆる裁判基準差額説を採用することを明言した初の判例
 人傷社は損害金元本に対する遅延損害金の支払い請求権を代位取得しないとした事例(自保ジャーナル1869号@)
・坂の下に鉄柱のある急な坂道を、自転車で下って転倒し死亡した事故で、国家賠償法2条1項に基づく請求を棄却した判決

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1874号(平成24年7月26日発行)〜1887号(平成25年2月14日発行) 計223件  小計254件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 549号(平成24年3月)〜560号(平成25年2月) 計24件  総合計400件
92: 2013/03/09(土) 01:07:58.70 ID:n++jlfmi(1)調 AAS
傷病名@

・イレウス(ileus):自保1860O
 腸管内容の肛門側への移動が障害される病態。腸閉塞とも呼ばれる。急性腹症を起こす疾患のひとつである
・オスグート・シュラッテル病(膝の成長痛):自保1880D
・外傷性胸郭出口症候群
 むち打ち(頸椎捻挫)等の外傷後に発症する胸郭出口における様々な症状。痛み、しびれ、だるさが3大症状とされる。
・過換気症候群:自保1872J
 精神的な不安によって過呼吸になり、その結果、手足や唇の痺れや動悸、目眩等の症状が引き起こされる心身症の一つ。
 このとき血液がアルカリ性に傾き、呼吸性アルカローシスとなっている。 一般に過呼吸と称されるものとの違いは原因が
 「精神的な不安」にあることであり、過呼吸症候群は呼吸を多く必要とする運動の後に起こるという点が異なるが、
 発症後の症状はほぼ同じである。
・気胸(ききょう、Pneumothorax):交民43巻3号58
 胸腔内で気体が肺を圧迫し、肺が外気を取り込めなくなった状態
・境界性パーソナリティ障害
・起立性頭痛:低髄圧症候群などで立位や座位で起こる頭痛:交民第44巻1号5
・軽度外傷脳損傷:頭部に物理的な衝撃が加わり起こる脳損傷。略称TBI。
 軽度のものは軽度外傷性脳損傷(MTBI)と区別することもある。:交民43巻2号29
・境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害(BPD):自保1868@
 青年期または成人初期から多く生じる、不安定な自己 - 他者のイメージ、感情・思考の制御不全、衝動的な
 自己破壊行為などを特徴とする障害である。一般では英名からボーダーラインと呼称される事もある。
 旧来の疾患概念である境界例と混同されやすく、一般的に境界例と呼称される場合、境界性パーソナリティ障害を
 指すことが多い。
・後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう):自保1887@
 後縦靭帯が骨化する疾患。脊椎椎体後面を上下に走る後縦靱帯の骨化により、脊髄の通り道である脊柱管が狭くなり、
 神経が圧迫されて知覚障害や運動障害が症状として現れる
・誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):交民43巻1号15
 細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎
93: 2013/03/10(日) 01:24:38.45 ID:+N5S2eTS(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1888号(平成25年2月28日発行):掲載判決・全16事例

1.16歳女子は事故後に同棲・出産等しているが高次脳機能障害は約9年後3級3号症状固定と認定した
 @事故発生平成8年5月・症状固定平成17年12月A平成20年12月後見開始の審判
 B民法158条(未成年者又は成年被後見人と時効の停止)C障害年金等を受給D家屋を改造した11年後に
 競売により売却E訴訟前は別の弁護士に依頼していた模様F併合2級であるが労働能力喪失率は90%で認定
 【Reference】高次脳機能障害の発症が争われた事例
2.ヘルパー2級資格有する弟と母で人工呼吸器を装着32歳男子の自宅介護が不可能ではないと在宅介護関連費を
 「半分の限度」で認め日額8,000円で余命分の介護費を認めた
 【Reference】1級1号後遺障害を残す将来介護費認定事例
3.7級4号PTSD請求の46歳女子の航空機機内事故は非器質性精神障害として10年間14%労働能力喪失を認めた
 @座席の肘掛けで腹部を強打し小腸破裂A航空機の運送約款「2年間の除斥」は適用されなかった
 B被害者はモンゴル生まれの帰化女性
 【Reference】PTSDの発症が争われた事例
4.乗用車同乗中、右折車後部と接触2年7ヶ月後に受けた46歳女子の脳脊髄液減少症診断は起立性頭痛なく
 髄液漏出なく否認した@業務停止6カ月の懲戒処分を受けた中西義徳弁護士が受任した事案
 【Reference】髄液漏出等の所見が認められず低髄液圧症候群を否認した事例
5.運転席に乗り込みドアを閉めようとしたタクシー乗務員の直近を通過することは「重大な過失」としたが運転席ドアと
 被告車接触で中指切断の原告の過失を5%と認めた@労災10級・自賠責併合11級(20%)を労働能力喪失率23.5%で認定
 【Reference】上肢等に併合11級後遺障害を逸失利益算定事例
6.日没後に第2車線急停車のB車20%、後続停車原告車に追突のC車30%、C車に追突のY車50%の過失割合を認めた
 @見積書に「修理に必要な時間は322時間」という記載
 【Reference】車両3台が絡む衝突の過失認定事例
94: 2013/03/10(日) 01:25:11.48 ID:+N5S2eTS(2/3)調 AAS
7.介護と給与・事業所得者の70歳男子支柱の稼働収入をセンサス男子同年齢の60%とし生活費30%控除で認めた
 @70歳で死亡慰謝料が計2,800万円A確定遅延損害金について興味深い話B母96歳・妻・息子・娘を扶養していたので
 生活費控除率は3割C公的年金に係る生活費控除率は4割D刑事記録謄写料4,120円
 【Reference】青信号横断自転車対右折四輪車の過失認定事例
8.「年齢給は毎年昇給」の37歳男子支柱会社員の死亡逸失利益をセンサス男子同学歴全年齢平均を基礎として算定した
 @生活費控除率は3割(母・妻・娘がいる)Aオートバイ処分料(廃車)4,200円B死体検案書請求費用5,250円
 【Reference】30歳代男子の死亡逸失利益算定事例
9.胸椎変形等併合5級後遺障害を残す61歳男子個人会社代表者は「仕事をしている」等50%の労働能力喪失により
 逸失利益を認めた@肥満のため治療が長引いたとまでは言えないと認定
 A治療態度の悪さ(外泊・リハビリに不熱心)・医師の指示の不遵守は慰謝料の算定で考慮
 【Reference】併合5級脊柱障害等を残す後遺障害逸失利益算定事例
10.右脛骨骨折等の外傷により肺血栓塞栓症が発症したと63歳女子Aの死亡との因果関係を認めた
 @死亡慰謝料2,400万円(増額されているっぽい)
 【Reference】青信号横断歩道歩行者対右折四輪車の衝突による過失認定事例
11.時速40`b制限を99`b走行して反対車線のA自動二輪車に正面衝突し死亡させた悪質性で32歳男子Aの慰謝料を
 合計3,200万円認めた@死亡時32歳なので退職金(請求は約400万円)は考慮せず
 A3名を扶養していたので生活費控除率は3割B霊柩車費用認定(7万1,840円)
 【Reference】高額死亡慰謝料認定事例
12.他覚所見なく追突移動距離も1bを2bと「当法廷においてさえ誇張」等からも後遺障害の残存を否認した
 【Reference】他覚的所見なく後遺障害の残存を否認した事例
13.普段と異なる駐車場に薬剤を用意しての撒布事故は3度目の事故等「原告…招致」事故として請求棄却した
 @ホストクラブのナンバーワンホストらしいAインターネットの掲示板に誹謗中傷を書かれたことがあるらしい
 【Reference】車両盗難で過去に複数回の保険金受領歴等から請求棄却した事例
95: 2013/03/10(日) 01:27:20.24 ID:+N5S2eTS(3/3)調 AAS
14.盗難事故直後に提出できなかったキーには汚れ傷、現場のコイン駐車場に短時間の利用等、盗難の供述には
 客観的証拠なく保険金の請求を棄却した
 【Reference】車両盗難の原告供述の信用性なく請求棄却した事例
15.雨の降り出しで電柱衝突死のAは免許取得1ヶ月を考慮しても制限速度の倍以下の走行は人身傷害約款の
 「極めて重大な過失」に当たらないと否認した@酒酔い状態は否定される
 【Reference】人身傷害保険約款の「極めて重大な過失」が争われた事例
16.仏壇の線香放置は「注意義務違反の程度が著しい」として火元の被告に失火責任法における重過失・賠償責任を認めた
 @延焼した隣家が原告A火元の被告は失火罪で罰金30万円の略式命令B原告(2,654万円)も被告(?円)も火災保険金を受領
 【Reference】火元の「重過失」が争われた事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1874号(平成24年7月26日発行)〜1888号(平成25年2月28日発行) 計239件  小計270件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 549号(平成24年3月)〜560号(平成25年2月) 計24件  総合計416件
96: 2013/03/11(月) 00:10:14.37 ID:2YwVqXxD(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

561号(平成25年3月)
・低髄液圧症候群の発症が否定された事例
・自転車で歩道を走行中、歩道上に設置された電飾看板の電気コードのゴム製カバーに乗り上げて転倒、
 負傷した事故で、自転車院展者に過失なしとした判決
 (路上の設置・放置物への衝突事故で過失割合等が争われた事案の比較検討)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1874号(平成24年7月26日発行)〜1888号(平成25年2月28日発行) 計239件  小計270件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 549号(平成24年3月)〜561号(平成25年3月) 計26件  総合計418件
97: 2013/03/12(火) 02:40:47.20 ID:9xe2Od11(1/3)調 AAS
交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
第45巻第1号

1.自保1869@・交通事故判例速報549号にも掲載
2.被告鉄道会社には、安全配慮義務違反又は注意義務違反があったということはできないとした事例:自保1879Mにも掲載
3.葬儀費用等381万4450円主張・150万円認定:死亡した被害者(54歳有職主婦)は64歳まで年金保険料を負担する
 ことになっていたから、死亡逸失利益算定に際しこの分を控除:遺族年金等を項目ごとに控除したり控除しなかったり
4.受傷の10か月近く経過後に発生した非尿障害と事故との相当因果関係を否認:被害者(男・症状固定時41歳)は
 事故当時無職であったが、大学卒で事故の約1か月後からソフトウェアの開発等を目的とする会社を設立し経営する
 予定であったので、休業損害と後遺障害逸失利益算定の際の基礎収入は大卒男性平均の672万9,800円とした
5.自保1883Hにも掲載(こちらは高裁判決も掲載)
6.自保1878Nにも掲載
7.多重追突事故:車間距離保持義務違反:被害者が自動車保険契約の弁護士費用特約を利用していたとしても、
 弁護士費用相当額の保険金は被害者の負担した保険料の対価として支払われるものであるから、被害者に弁護士
 費用相当額の損害が発生していないとはいえないとした事例
8.自動車保険契約の無保険自動車条項に基づく保険金は、同契約の条項に基づき、本件では訴状到達の日から
 30日以内に支払う義務があり、利率は商事法定利率6%とするのが相当であるとした事例:自保1873Bにも掲載
9.日本神経外傷学会による「(外傷性)低髄液圧症候群の診断基準」に該当しないとして、事故による低髄液圧症候群の
 発症を認めなかった事例:休業損害は通院日は100%、それ以外の日は40%とした事例
10.右折対直進の大型自動二輪車同士の事故(0-100):変形性腰椎症による脊柱管狭窄症は事故により
 顕在化したものであるが、疾患があったとまではいえないから素因減額自由にはあたらないとした事例:
 原告会社には、被害者に代わって仕事が出来る者はおらず、経済的に被害者と原告会社は一体をなす関係にあるとし、
 被害者が業務に従事できないことで原告会社に生じた売上げの減少による損害は事故による損害であると認めた事例:
 売上げ現象による損害の60%相当を損害と認定
98: 2013/03/12(火) 02:41:32.01 ID:9xe2Od11(2/3)調 AAS
11.配管工事等を営む原告会社の代表取締役Aが頸椎捻挫の傷害を被り、原告Xが受注していた配管工事を他に
 外注せざるを得なくなったとき、原告の業界においては責任者とその指示を受けて働く者とからなる職人集団を単位として
 工事を行うのが一般であるため、責任者が休業した場合において、Aの代役として他の職人集団から筆頭責任者のみを
 引き抜いてきて、A以外の原告Xの従業員と組んで仕事をさせることはできないとして、2〜4人工の応援工事による費用
 412万0,250円を原告Xの損害として認めた事例
12.脳脊髄液減少症及び頸椎椎間板ヘルニアについては罹患ないし事故起因性を認めず、線維筋痛症については、原告が
 それを発症していること、本件事故がその発症原因となったことを認めた事例:線維筋痛症による労働能力喪失率は14%
 であるが、本件事故が原告の線維筋痛症による神経症状に寄与したのは50%を下らないと評価できるのであり、本件事故
 による労働能力喪失率は7%を下らないとした事例:線維筋痛症に罹患した原告の神経症状が一定期間で消失するとは
 考えられず、労働可能年齢まで継続することが認められるとした事例:後遺障害慰謝料は150万円と認定(13級と14級の中間ぐらい)
13.保険会社の求償権取得の認否・消滅時効などを争った事案
14.被保険者が自動車を運転中ダム湖に転落して死亡した場合に、被保険者が明らかに故意に転落したとはいえず、
 自殺とは相容れがたい事情も存在する等、不慮の事故によるものであったと推認されるとして、自動車保険契約の
 人身傷害条項特約約款にいう「急激かつ偶然な外来の事故」に該当すると認めた事例
15.素因減額の抗弁を否認@(証拠調べを実施した後の期日に提出されたものであり、時期に送れた攻撃防禦方法である):
 素因減額の抗弁を否認A(被告会社が提出した意見書によっても通常の加齢性変性を越えて病的な症状であるとの事実の立証なし)
16.人身傷害保険金の支払額につき、被保険者が保険会社と争った事例
17.被害者は2か所のクリニックで就業していた歯科医(女):低髄液圧症候群の発症を否定:胸郭出口症候群の発症を否認
99: 2013/03/12(火) 02:44:40.83 ID:9xe2Od11(3/3)調 AAS
18.被害者(男38歳・家事従事者)が父の為に行っていた家事(介護を含む)は、これを全て他人に委ねれば月16万円程度を
 要するものであったが被害者は全く家事ができない状態であったとまでは認められないからその7割を休業損害として認定:
 後遺障害逸失利益について事故当時まで約10年にわたって定職に就いたことがないので平均賃金程度の収入を得ることが
 できた蓋然性があるということは困難であるから高卒男子平均の6割を基礎収入として認定:12級(14%・290万円)であるが
 症状を考慮して18%・340万円で認定:無症状だった退行性の腰椎椎間板ヘルニアが事故により有症状化し坐骨神経痛症状を
 きたすほど悪化したことを考慮して10%の素因減額
19.自動車事故に遭った旨主張して保険金を請求した事案につき、原告が故意によって起こしたものと推認できるとして、
 原告の請求を認めなかった事例:原告は悪意の受益者にあたるので原告は被告保険会社に、被告保険会社が病院に
 支払った治療費及びこれに対する法定利息(年5分)を支払うべき義務を負うと認定
20.車両単独事故は原告が故意に事故を発生させたものであることを推認することができるとして、免責事由に該当すると認めた事例
21.追突事故の被害者で、事故前から会社を休職していた原因であるうつ病については、14級9号の既存障害が事故により
 加重した結果、12級13号の後遺障害に該当すると判断される:被害者は症状固定前に休職期間が満了し退職:
 症状固定時の49歳に相当する平均賃金の2分の1(332万4,150円)を基礎収入とする:14級(5%・110万円)⇒
 12級(14%・290万円)なので事故による労働能力喪失率・後遺障害慰謝料は9%・180万円と認定:弁護士を委任せず、
 本人で訴訟を追行:司法書士費用(請求50万円)は否認される
22.被告保険代理店の従業員が原告所有自動二輪車を整備する際、自賠責保険期間が満了し無保険の状態にあることを
 原告に対し告知すべき信義則上の法的義務があったとまでは認められないとした事例

ここまで
☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決)
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計144件
100: 2013/03/13(水) 01:54:05.10 ID:Bz2rv4bh(1)調 AAS
傷病名@の続き

・尋常性ざ瘡:自保1876O
 思春期に発症し、12?18歳に悪化しやすいことから“青春のシンボル”などといわれて病気扱いされないことがあるが、
 ホルモンの影響を受けて毛嚢(もうのう)・脂腺(しせん)系の慢性炎症を生じる皮膚病で、治療が必要。
・身体表現性障害:自保1835H
 痛みや吐き気、痺れなどの自覚的な身体症状があり、日常生活を妨げられているものの、それを説明するような一般の
 身体疾患、何らかの薬物の影響、他の精神疾患などが認められず、むしろ心理社会的要因によって説明される障害
・切迫流産:自保1835F
 流産が生じようとしている状態。流産になる場合と持ちこたえる場合とがある
・線維筋痛症:自保1879B
 全身に激しい痛みが生じる病気。原因は不明であり、通常の医師が行なう血液検査では異常が現れない。CTスキャン、
 MRIを検査しても異常を発見できない。また、この病気が診断できる特別な検査は今の所なく、治療法も確立されていない。
・チアノーゼ:1872E
 皮膚や粘膜が青紫色である状態をいう。一般に、血液中の酸素濃度が低下した際に、爪床や口唇周囲に表れやすい。
 医学的には毛細血管血液中の還元ヘモグロビン(デオキシヘモグロビン)が5g/dL以上で出現する状態を指す。
 貧血患者には発生しにくい(ヘモグロビンの絶対量が少ないために還元ヘモグロビンの量が5g/dL以上になり難いため)。
 主な原因としては、呼吸器または循環器の疾患、静脈血の動脈血への流入、異常なヘモグロビン、が挙げられる。
・中心性頚髄損傷:自保1883E
 一般に,頚髄不全損傷のうち,受傷時当初から,又はその回復過程において,上肢の運動障害が
 下肢のそれに比べてより著明なもの
・橋本病(慢性甲状腺炎)
 慢性甲状腺炎は橋本病といわれ、自己免疫疾患で自分の甲状腺臓器を自分の中のものとみなさず異物と認識しまって
 攻撃しているような疾患です。完治することは難しいながら、程度が様々です。しかしながら特効薬はなく、かといって
 命にかかわる疾患ではありません。
101: 2013/03/14(木) 23:02:21.12 ID:mLqxCbwi(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1873号(平成24年7月12日発行):掲載判決・全16事例

1.最高裁は生命保険約款の保険料未納1ヶ月の無催告失効条項は督促の実行で消費者の権利を配慮したとして
 有効性認めた@消費者契約法10条(消費者の利益を一方的に害する条項の無効)
 【Reference】分割保険料遅滞中の事故による保険金請求事例:地裁 平成年月日判決
2.片側2車線の中央線寄りで路外進出に右折中のY乗用車右側に同一方向X原付自転車の衝突は著しい
 前方不注視等で4割の過失を認めた@非器質的要因で15%の素因減額
 【Reference】同一方向進行中の右折四輪車対後続二輪車の過失認定事例
3.7級高次脳機能障害等併合6級を残し復職会社員の後遺障害逸失利益を減収等から定年までは実収入の56%、
 以降実収入の70%を基礎に67%労働能力喪失で認定した@給与が30%減A昇進した同期入社者とは40%の差がつく
 B原付自転車の加害者は自賠責・任意保険無保険C無保険車なので政府の自動車損害賠償保障事業を利用
 D被告は原告に(自腹で?)240万円を支払う(既払金として控除される)E交通事故民事裁判例集第45巻1号8にも掲載
 【Reference】7級高次脳機能障害等併合6級後遺障害を残す逸失利益算定事例
4.エアバック作動する衝撃での衝突で50歳男子の右肩痛は厚生労働省判定指標からCRPSを否認し12級12号認定した
 @新車購入約5ヶ月後の事故A事故後(廃車)に自動車を購入した際の登録手続関係費を損害として認定(9万0,268円)
 【Reference】CRPSの発症が争われた事例
5.追突された37歳男子公務員に胸郭出口症候群12級13号、67歳まで14%の労働能力喪失で逸失利益を認めた
 【Reference】減収の無い公務員の後遺障害逸失利益算定事例
6.5年後も痛みが残るとする27歳男子公務員の14級神経症状の後遺障害逸失利益を否認し後遺障害慰謝料140万円で
 考慮した@事故により通えなくなった自動車学校教習費2万9,400円を損害として認定(請求は4万44,100円)
 【Reference】後遺障害逸失利益を否認して慰謝料で斟酌した事例
7.複視等併合9級残す29歳男子の後遺障害逸失利益をセンサス同学歴全年齢の70%を基礎に
 27%労働能力喪失で認定した@役者希望(?)
 【Reference】9級視力障害を残す後遺障害逸失利益算定事例
102: 2013/03/14(木) 23:03:02.76 ID:mLqxCbwi(2/2)調 AAS
8.右折矢印に変わり左側待機車と同様に右折しての対向直進速度超過の被告車との衝突は「専ら被告の不注意」として
 100%の過失を認めた@事故当時無職で失業保険受給者A事故がなければ5日後に就業予定であった
 【Reference】右折矢印信号右折車と対向直進車の過失認定事例
9.自転車同士の事故もいわゆる交通事故として自賠責実務と同一取扱いとして同一系列の障害は併合しないと認定した
 【Reference】自転車同士の衝突事故での過失認定事例
10.軽微衝突で21ヶ月26日間の治療の因果関係を認め前3回の事故の症状と「異にしない」と後遺障害の残存を否認した
 @本件事故以前に3度の交通事故を経験
 【Reference】後遺障害の残存を否定した事例
11.労災14級認定の有職主婦はパソコン操作等の日常生活への支障は大きくないとして後遺障害を否認した
 【Reference】左折四輪車対直進二輪車の左折巻き込み事故による過失認定事例
12.乗用車に衝突された原告自転車の転倒を否認、左肩腱板断裂との因果関係も否認して約3ヶ月で治癒と認定した
 @警察が供述調書作成時に被告を誘導?
 【Reference】後遺症の残存を否定した事例
13.週に2、3日午後に外回り営業での88万円の収入は信じ難いと62歳男子の収入は店長収入の月収30万円と認めた
 【Reference】複数ヶ所で収入を得るとする被害者の収入認定事例
14.イモビ解除用商品の機能わからず飲食店前路上駐車ベンツの盗難、自走困難と偽装事故認定し甲損保の
 調査費等を認容した@イモビカッターA前訴事件の弁護士費用(着手金・報酬等)200万円認定/請求は407万0,390円
 【Reference】訴訟での調査費等が損害として争われた事例
15.車両危険限定特約での2度目のあて逃げが非該当の2日後のいたずら傷の本件保険金請求は
 外形的事実認め難いと棄却した
 【Reference】当て逃げ及び落書による車両保険金請求が棄却された事例
16.50bを息継ぎせず泳ぐ44歳男子のプールでの溺死は危険を絶えず注視に監視義務違反はないとYプール、
 Z監視員らの過失を否認した@気管内吸水
 【Reference】プールでの死亡事故で被告の管理責任が争われた事例
103: 2013/03/15(金) 01:22:30.81 ID:+kIrfg6/(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

548号(平成24年2月)
・人身傷害補償保険金支払いより代位取得した加害者に対する損害賠償請求権の
 消滅時効の起算点を症状固定時とした事例(自保ジャーナル1859号K)
・評価損をめぐる議論と最近の判例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1873号(平成24年7月12日発行)〜1888号(平成25年2月28日発行) 計255件  小計286件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)        計22件  小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 548号(平成24年2月)〜561号(平成25年3月) 計28件  総合計458件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
104: 2013/03/16(土) 02:12:30.99 ID:7q004lzK(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1872号(平成24年6月28日発行):掲載判決・全16事例

1.画像所見はないが自動二輪車同乗中に衝突転倒の25歳女子は頭部に衝撃を受け記憶障害もある等から
 高次脳機能障害7級を認めた@後遺障害の認定あるいは異議の申立てを計4回
 【Reference】画像所見上異常のない高次脳機能障害の発症が争われた事例
2.追突された51歳男子の3級線維筋痛症を否認して7級慢性広範痛症と認定した
 【Reference】線維筋痛症の発症が争われた事例
3.19歳高卒男子は父親オーナー同族会社の親族らの報酬からも蓋然性高いとセンサス大卒平均を基礎に死亡逸失利益を
 認めた@刑事事件及び原審で無過失主張の「不合理な弁解を続けていた」等を慰謝料算定時に考慮(?)
 【Reference】同一方向進行中の車線変更四輪車対直進二輪車の過失認定事例
4.卒業後約10年間に4年3ヶ月栄養士稼働の30歳女子の年収はセンサス女子短大卒平均に近い年375万円の
 主張額で後遺障害逸失利益を認定した@事故前3年余りは栄養士としての仕事をしていない
 A事故時は兄が経営する会社に勤務していた
 【Reference】将来のインプラント治療費が争われた事例
5.追突された61歳男子の脳脊髄液減少症は平成22年厚労省研究班基準の起立性頭痛なく、原告の症状は
 バレー・リュー症候群による14級と認定した@[治療費自己負担金]10万0,390円認定
 【Reference】起立性頭痛が認められず脳脊髄液減少症の発症を否認した事例
6.窒息死を否認し5歳女子は事故による急性硬膜下血腫後の周期的強直痙攣等からの突然死と認定した
 @事故から約2年4か月後の突然死A[重症心身障害児][準重症心身障害児][超重症心身障害児]
 【Reference】事故後の死亡との因果関係が争われた事例
7.ETCレーンでの追突で42歳男子の無症候の変性が症状発現として8ヶ月余受診の傷害との因果関係を認めた
 @年収2,160万円主張/男性全年齢平均で認定B裁判所から課税証明書の提出を求められるも提出せず
 【Reference】会社経営者の収入認定事例
8.約2年半に4回の事故被害で寄与割合を衝撃の大きさで40、20、20とその余の要因と認定した
 @事故後退職し再就職までの37日間につき休業損害として請求するが否認される
 【Reference】複数事故による寄与度割合の認定事例
105: 2013/03/16(土) 02:13:06.31 ID:7q004lzK(2/2)調 AAS
9.約2時間20分は生存の転倒自動二輪車運転Aの右側の塗料付着から不詳車両の衝突と轢過Y車の
 共同不法行為責任を認めAの過失を4割認めた@被害者は不詳車両との事故により路上に転倒中、
 被告者に轢過され約2時間20分後に死亡A家族関係・相続関係が複雑
 【Reference】共同不法行為が認められた事例
10.左折タクシーの「合図遅れの直後の左折」に対し直進原付自転車には動静確認不十分で5%の過失を認めた
 @代表者(被害者)休業中に雇用したアルバイト3名分のアルバイト料金153万9,424円の請求を否認
 【Reference】左折巻き込み四輪車対直進二輪車の過失認定事例
11.代車の走行距離からも衝突後の過換気症候群とその入院の因果関係を否認し争いの代車期間は「書面で通知」と
 指摘しなかったとして35日分認めた@債務不存在確認請求訴訟・反訴
 【Reference】代車期間が争われた事例
12.消滅時効の起算日は「厳密に立証」として葬儀参列したが6年後まで叔母の相続人と知らなかった原告の請求を認容した
 @交通事故判例速報554号にも掲載A自転車に乗っていた被害者の直近を加害車両が赤信号を無視して通過したため
 被害者が驚愕して転倒した非接触事故A事故の5日後に検挙(?)
 【Reference】消滅時効が争われた事例
13.新車2ヶ月のレクサスの評価損は骨格部に重大な損傷として修理費の3割の評価損を認定した
 【Reference】初度登録3か月以下の高級乗用車の評価損認定事例
14.誰と誰がいつどこで具体的共謀の事実は必要ないとして追突と被追突、知合車両持ち込まれた
 修理工場も偽装事故共謀と認定した
 【Reference】共謀により保険金請求を棄却した事例
15.生命保険を5年前には3,000万円を300万円に、1年前には保険料を40%に変更は困窮を示し、
 脱出試みない海中転落車両運転者を自殺と認定した
 【Reference】経済的困窮や車外への脱出行動なく自殺として保険金請求を棄却した事例
16.保険と共済契約4,000万円の自宅が夜9時前の自宅出火はゆとりない経済状況のXが認識・関与の放火として
 請求棄却した@○○(人名)こと△△(人名)[在日?]A共済金2,480万円は受領
 【Reference】経済的困窮からも故意放火を認め保険金請求を棄却した事例
106: 2013/03/17(日) 00:26:59.46 ID:UBiDauc0(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

547号(平成24年1月)
・てんかん発作に起因する事故と交通事故訴訟における責任の評価について
・飲酒運転中の自損事故によって死亡した同乗者の過失割合を60%と認定した事例(自保ジャーナル1858N)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1872号(平成24年6月28日発行)〜1888号(平成25年2月28日発行) 計271件  小計302件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件  小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 547号(平成24年1月)〜561号(平成25年3月) 計30件  総合計476件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
107: 2013/03/18(月) 01:11:19.82 ID:o0oCEIHW(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1889号(平成25年3月14日発行):掲載判決・全15事例

1.自賠責2級高次脳機能障害主張の31歳男子は塾経営の目標を業界誌に語り現実に事業拡大等から
 14級神経障害と認定した@被害者は事故後青年被保佐人の審判を受けるA精神障害者手帳1級
 B所得税の申告をしておらず、住民税が課税されたことがない被害者の基礎収入を男子学歴計同年齢の
 8割と認定C前審で認められた介護費を否認D前審3級⇒2審14級
 【Reference】高次脳機能障害の残存を否認して14級後遺障害を認定した事例
2.同一医師から3度の後遺障害診断を受ける34歳男子は2度目の診断日が時効始期とされて請求を棄却した
 @事故発生は平成13年9月22日A原告は事故の状況に関する鑑定を専門家に依頼(111万1,713円)
 【Reference】消滅時効の完成が争われた事例
3.Y契約者の告知内容を調査する義務はなく無免許Yは免許証の色を告知していることから告知義務違反を認めた
 @加害者は事故の1年前に欠格期間2年の運転免許取消処分を受けていた
 【Reference】保険金請求による告知義務違反が争われた事例
4.単独事故による車両保険金請求はエアバッグの血痕等、妻運転ではなく飲酒の原告運転と認め
 約款通知義務違反とし原告の請求を棄却した
 【Reference】通知義務違反により請求棄却した事例
5.自動二輪車で事故79日後にも再度事故の父親介護の40歳女子は近く就職して年収300万円が「見込まれていた」と
 認定した@自動二輪車で2度の事故(対自動二輪車、対原付自転車)に遭うA平成19年の1月と3月に事故に遭い、
 平成21年8月に症状固定B平成23年9月から生活保護を受けるC賠償関係書類取得費3万5,320円認定
 D休業損害・後遺障害逸失利益ともに認定
 【Reference】無職者の休業損害認否事例
6.乗用車同士の出合頭衝突の約5ヶ月後には運転、その後の外傷回避は診断基準に照らして認められないと
 PTSD発症を否認した@被告車はブレーキとアクセルを踏み間違え衝突後も暴走A車両の買い替えに必要な
 相当な期間は30日間と認定B自動車重量税や登録手続関係費用がいろいろ
 【Reference】診断基準に合致せずPTSDを否認した事例
108: 2013/03/18(月) 01:11:52.60 ID:o0oCEIHW(2/3)調 AAS
7.右急性硬膜外血腫等から外傷性ストレス障害を負ったが医学的な裏付けなく後遺障害は認められないとした
 @深夜に起きた交通事故で原告自転車は無灯火
 【Reference】道路横断の無灯火自転車の過失認定事例
8.76歳女子はボンネットから転落・腰椎圧迫骨折等で本人の強い希望入院関係費の4割の因果関係を認めた
 @休業損害否認A青信号0-100赤信号
 【Reference】入院治療との因果関係が争われた事例
9.選手生命を絶たれたと主張のコンビニ駐車場で衝突された31歳男子競輪選手は検査後出走までの16日分の
 損害を認めた@事故から18日後に競輪競技に参加し転倒事故により意識障害及びけいれんを伴う傷害を負う
 【Reference】駐車場内での四輪車同士の衝突による過失認定事例
10.75.2b手前で黄に変わる状態で被告車横断歩道進入も押しボタンを押し赤時点での横断開始の歩行者の
 過失を15%認めた@死亡交通事故A死亡逸失利益の定期金請求を否認B死体検案関係費用5万円認定
 C葬儀費用185万6,824円認定
 【Reference】赤信号横断歩行者の過失認定事例
11.被告車は直進車線から「左ウィンカーを出して」左折等から左折車線を左折の原告車の過失を5%認めた
 @原告は中国籍男子会社員A自賠責非該当を14級で認定B2度の事故後に本件事故に遭いその後に
 また事故に遭う(2年余で計4回)C前2回の事故の寄与度7割を認定D本件事故後に解雇される
 【Reference】同一方向進行中の四輪車同士の衝突による過失認定事例
12.一時停止道路から直進普通貨物車に対し交差点出口横断歩道を右から左へ横断自転車85歳女子に
 5%過失を認めた@死亡交通事故(マッサージ業)
 【Reference】信号機のない交差点での横断歩道横断自転車対四輪車の衝突による過失認定事例
13.初度登録6年目BMWの車両保険金額が更新後には200万円減少と認識、契約満期2日前消火剤まかれての
 全損は故意として請求棄却した@650万円だった車両保険金額が次回の更新で455万円になる予定だった
 A保険会社が本件事故は故意により生じたものであると判断して原告からの保険金請求を拒否したことは
 侮辱や名誉棄損にあたるとして300万円の損害賠償を請求(否認される)
 【Reference】消火剤をまかれて全損は故意免責として請求棄却した事例
109: 2013/03/18(月) 01:13:37.01 ID:o0oCEIHW(3/3)調 AAS
14.4年前から会社休眠、年間80万円の保険料で14、15回保険事故等からもベンツでの川転落死の
 偶然性を否認して傷害保険金請求を棄却した
 【Reference】偶然性を否認して保険金請求を棄却した事例
15.消防を待つ間に仕事関係者に電話、通帳と現金を車のトランクに置いていた等「Xの故意」認めて火災保険金
 請求を棄却した@家財の保険金請求は本件で拒絶されたが建物は別の損保会社と契約し保険金を受領済み
 【Reference】不自然な行動・供述等から保険金請求を棄却した事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1872号(平成24年6月28日発行)〜1889号(平成25年3月14日発行) 計286件  小計317件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件  小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 547号(平成24年1月)〜561号(平成25年3月) 計30件  総合計491件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
110: 2013/03/19(火) 07:24:30.81 ID:yRerA1ve(1)調 AAS
傷病名@の続き

・パニック障害:自保1875F
 従来、強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつとして、不安神経症と呼ばれていた疾患の一部である
 (不安神経症の方が広い疾患概念であり、不安神経症と呼ばれていたものの全てがパニック障害には当たらない)。
 かつては全般性不安障害とともに不安神経症と呼ばれていたが、1980年に米国精神医学会が提出したDSM-IIIで
 診断分類の1つに認められ、1992年には世界保健機関(WHO)の国際疾病分類(ICD-10)によって独立した病名
 として登録された。「心の病」ではなく「脳機能障害」として扱われるようになっている。定型的なパニック障害は、
 突然生じる「パニック発作」によって始まる。本能的な危険を察知する扁桃体が活動しすぎて、必要もないのに
 戦闘体制に入り、呼吸や心拍数を増やしてしまう。続いてその発作が再発するのではないかと恐れる「予期不安」と、
 それに伴う症状の慢性化が生じる。さらに長期化するにつれて、症状が生じた時に逃れられない場面を回避して、
 生活範囲を限定する「広場恐怖症」が生じてくる。
・バレ・リュー症候群:交通事故で頚部を受傷した後に現れる、自律神経のうち主に交感神経に異常が生じ、
 痛みの ほかに耳鳴り、めまい、眼の疲れ等の多彩な症状
・反回神経麻痺:自保1887B
 甲状腺のすぐ後ろを反回神経が走っているので、甲状腺の手術で神経が傷ついてしまうと嗄声や会話時の
 息切れを起こす。これは反回神経が声帯を動かす筋肉を支配しているからである。同様のことは肺や食道の
 手術の際にも起こりうる。反回神経が損傷しているかどうかはファイバースコープで声帯の動きを観察して判断される。
・反射性交感神経性ジストロフィ
 通常,1肢に起こる広範な持続性の痛みで,しばしば血管運動障害,栄養障害,関節の運動制限や不動化を
 伴うもので、局所の損傷に続いて起こることがよくある
・ヘルニア:体内の臓器などが、本来あるべき部位から脱出した状態を指す。
・膀胱直腸障害:自保1886D
 膀胱、直腸の機能が傷害され、排尿や排便などに支障がでることの医学的呼称。
111: 2013/03/20(水) 16:18:23.57 ID:446ed7vH(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1871号(平成24年6月14日発行):掲載判決・全16事例

1.橈骨骨折での全身麻酔手術強制はできないが、10級10号後遺障害に斟酌として中国から帰化54歳女子の
 後遺障害逸失利益・慰謝料の因果関係を90%と認めた
 【Reference】自転車同士の歩道上での衝突事故による過失認定事例
2.「地震免責」は震度の強弱にかかわらず因果関係あれば保険金の支払責任を負わないと認定した
 @東日本大震災当日に東京都杉並区のマンションで起きた配水管亀裂による保険金請求事案
 【Reference】大震災後の地震免責条項が争われた事例
3.約1年半前の右上腕骨骨折の偽関節既往のCRPS診断もある35歳男子の追突された傷害は14級7年間で10%労働能力喪失を認めた
 @原告は事故時も症状固定時も求職活動中(提訴時も提訴中も?)A基礎収入は240万円・労働能力喪失期間は7年で認定
 【Reference】14級9号神経障害を残す後遺障害逸失利益算定事例
4.自転車搭乗中に乗用車と出合頭衝突した女子の低髄液圧症候群発症を否認、7年半後に14級神経障害を残したと認めた
 【Reference】信号のない交差点での一時不停止自転車の過失認定事例
5.9級脳脊髄液減少症主張の47歳男子は事故後警察に赴き報告後自車で帰宅頭痛等申告は5年半後等から
 原告の症状は約2ヶ月で後遺障害なく消退と認定した
 @休業損害4億円を含む5億円余のうち5,000万円を請求A事故当時5,000万円の収入があったと主張
 【Reference】低髄液圧症候群の発症が争われた事例
6.追突された5ヶ月半後、再度追突されての14級認定は診断書カルテに疑義等いずれの自賠責での後遺障害を否認した
 @第1追突は14級9号、第2追突は非該当という自賠責での判断A第2追突を申告しないまま治療を継続、第2追突判明により
 病院が治療を中止B第1追突から6か月以降の治療に関する費用は第1追突に起因する損害とは認められないと認定
 C第1追突と第2追突には共同不法行為が成立するとはいえないと認定D事故1、事故2をそれぞれに申告していなかった
 【Reference】後遺障害の残存を否認した事例
112: 2013/03/20(水) 16:19:03.33 ID:446ed7vH(2/3)調 AAS
7.54歳男子の右手母指可動域は医師の検査数値操作を否認して自賠責同様10級7号を認定した
 @欠勤のまま退職A当時の収入の平均値である8,556円を基礎収入に認定
 【Reference】離職中及び求職中の被害者の収入認定事例
8.配管設置業等42歳男子の労働能力喪失は仕事の特殊性から14級後遺障害の5%喪失は相当でなく14%で10年間と認めた
 @被告側の保険会社が原告の損害額の調査を税理士に依頼A@の税理士が算定した原告の1か月あたりの収入額は
 採用されなかったB元請会社の従業員や被告会社の従業員から要請され事故の3日後まで病院で治療を受けられなかった
 C労災申請をすることもできなかった
 【Reference】14級後遺障害残存による職種別の逸失利益算定事例
9.40歳男子の店前付近駐車Y車とトラブル、幅広タイヤに足を轢かれY後退運転者の身体を掴み発進され転倒は全体で25%過失、
 13年前の12級障害の既往で2割減額適用した@13年前12級、今回14級
 【Reference】口論の末の事故による受傷での過失認定事例
10.交通量多い片側2車線道路で被告車の信号赤認定、押しボタン式横断歩道を歩行横断21歳男子の信号も赤として15%過失を認めた
 @青信号になる前の全赤の時点で歩行者が横断を開始A大学生の逸失利益5,761万9,526円(生活費控除率50%)
 【Reference】双方赤信号衝突での過失認定事例
11.夜間原告歩行横断者と衝突の被告乗用車は40`b制限を20`b超過等から原告の過失を5%と認定した
 【Reference】市街地や商店街等での横断歩行者対四輪車の過失認定事例
12.赤信号横断開始が9.6bの地点では時速35`b走行のX乗用車は衝突避け得ないとY自転車の100%過失認めた
 @本件が控訴審(1審は簡裁?)A車側が自転車側に損害賠償請求
 【Reference】赤信号横断自転車の過失認定事例
13.日額2万4,666円主張の42歳女子の収入は「一時的に増加した」とセンサス同年齢とし、家事代行のヘルパー代、
 夜食代等請求も否認した@事故前3か月の収入のみを基礎として休業損害を算定することを否認
 【Reference】有職主婦の後遺障害逸失利益算定事例
113: 2013/03/20(水) 16:23:05.70 ID:446ed7vH(3/3)調 AAS
14.転職2年足らず35歳男子支柱建設業社員の死亡逸失利益の基礎収入をセンサス大阪同業平均を否認して前年実収入で認定した
 @ホフマン方式を否定しライプニッツ方式で認定A葬儀費用等で1,196万7,023円を請求(150万円認定)
 B前年実収入(417万4,256円)、建設業男子(576万0,300円)で、生涯にわたって後者の収入を得られる蓋然性があるとまでは
 認められないと認定B扶養家族が4人いた(妻・子3人)被害者の生活費控除率を30%で認定
 【Reference】就職して間のない者の死亡逸失利益算定事例
15.出合頭衝突で被告軽四輪乗用車の180度回転により原告乗用車への衝撃の程度を考慮し通院8ヶ月半の接骨院受診を認めた
 @病院への通院は事故翌日の1日だけ(事故当日は整形外科医が不在だったと主張)
 A実況見分調書には信号機の灯火を確認したことについては何ら記載なしで、本人尋問において黄色であったと被告は主張
 【Reference】事故と治療遷延化の因果関係を認めた事例
16.15年経過車両に車対車+限定A契約の約4ヶ月後に夜間無人の顧問先駐車場で落書傷全損は
 「一時的、短期的…保有」による故意として保険金請求を棄却した
 【Reference】落書傷等による車両保険金請求の故意免責事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1871号(平成24年6月14日発行)
           〜1889号(平成25年3月14日発行) 計302件  小計333件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件  小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 547号(平成24年1月)〜561号(平成25年3月) 計30件    総合計507件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
114
(7): 2013/03/21(木) 02:44:48.77 ID:wBG9QyUt(1)調 AAS
傷病名@の続き

・ポリオ:自保1859F
 急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)とも呼ばれ、ピコルナウイルス科、エンテロウイルス属の
 ポリオウイルスによって発症するウイルス感染症のこと。ポリオは、Poliomyelitis(ポリオマイアライティス)の省略形。
 ポリオウイルスが原因で、脊髄の灰白質が炎症をおこす。はじめの数日間は胃腸炎のような症状があらわれるが、
 その後1パーセント以下の確率で、ウイルスに関連した左右非対称性の弛緩性麻痺(下肢に多い)を呈する病気である。
・未熟児網膜症:交民44巻1号14
 眼の網膜血管の未熟性に関連し、病態の悪化に伴い増殖性変化をきたし、重症例では網膜剥離を併発し失明にいたる疾患。
・網膜中心動脈閉塞症(もうまくちゅうしんどうみゃくへいそくしょう):自保1887M
 網膜の動脈が詰まる病気。中心動脈が詰まると網膜には血液が流れなくなり、1〜2時間で網膜は壊死してしまう。
 片方の目に起こり、網膜動脈に動脈硬化が起きていて閉塞してしまうタイプと、血管のほかの部分でつくられた血栓が
 網膜動脈で詰まってしまうタイプ、網膜動脈に炎症などが起きて起こるタイプがある。いずれも心臓の病気や
 頚動脈の狭窄・閉塞、動脈硬化、高血圧などとの関連が深いといえる。
・もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症):自保1832B
 脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害。脳血管造影の画像において、異常血管網が煙草の煙のようにモヤモヤして
 見えることから、「もやもや病」と命名された。
・腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう):交民45巻1号10
 脊椎にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄する整形外科疾患。通常、加齢に伴って発生する
 脊髄変性症で広く見られる症状であるが、ときには脊椎椎間板ヘルニア、骨粗しょう症や腫瘍によって引き起こされる場合もある。
・BPD:境界性パーソナリティ障害の項へ
・CRPS複合性局所疼痛症候群(ふくごうせいきょくしょとうつうしょうこうぐん、英:Complex regional pain syndrome,略称CRPS)
 交感神経の過剰な活性化に関っていると考えられる疼痛で、神経因性疼痛の代表的疾患:交民43巻6号108・114
115: 2013/03/22(金) 00:21:36.87 ID:73DqUkAS(1/2)調 AAS
1870号(平成24年5月24日発行):掲載判決・全16事例

1.41歳男子眼科医の死亡逸失利益4億7,852万円余ほか総額5億2,853万円余の損害を認定し
 横断禁止場所横断等で6割過失を認めた@高額所得者の生活費は収入に占める割合が
 低くなるので生活費控除率は40%と認定A高額対人賠償判決例
 【Reference】最近の高額対人賠償判決事例
2.近親者70歳以降は主たる職業介護者日額1万5,000円、従たる職業介護者同5,000円で39歳男子
 1級後遺障害者の介護料を認定した@近親者見舞等交通費 A介護関連の請求がどっさり
 【Reference】1級後遺障害を残す将来介護の認定事例:地裁 平成年月日判決
3.義手義足同様にインプラントの耐用年数20年、メンテナンス費年2万9,000円で余命分の賠償を認容した
 【Reference】インプラント治療費の認定事例
4.未明の幹線道路交差点の横断歩道を「少なくとも青色点滅」横断歩行者の過失を50%と認めた
 @成年後見A介護関連の請求がどっさり
 【Reference】青点滅信号横断歩行者の過失認定事例
5.安全不確認・車線変更Yタクシー72%、第1車線の原告自動二輪車18%、駐車禁止の路肩駐車中に追突の
 Z車10%の過失割合を認定した@二重に発生した事故A退院後に2回転倒して症状増悪B寄与度減額2割
 【Reference】駐車車両の過失が争われた事例
6.タクシー対横断歩行者事故は双方とも一貫して青を供述もバス下車地点から横断歩道まで
 移動後の横断等から歩行者に過失相殺しないとした
 【Reference】双方青信号を主張する過失認定事例
7.実況見分調書、路面擦過痕から原告自動二輪車が被告車線内に進入しての接触とし専ら原告の過失と認めた
 【Reference】対向車との衝突で被害二輪車の100%過失を認定した事例
8.追突された60歳男子には起立性頭痛等なく国際頭痛分類等の基準による低髄液圧症候群を否定して
 12級13号認定し素因で2割減額した@特発性低髄液圧性頭痛についての診断基準
 【Reference】起立性頭痛が認められず低髄液圧症候群の発症を否認した事例
116: 2013/03/22(金) 00:22:18.00 ID:73DqUkAS(2/2)調 AAS
9.横になってもたえられない痛みの男子タクシー運転手は30歳頃より頭痛で通院していた等から
 低髄液圧症候群を否認し1割素因減額を適用した@後遺障害診断書作成料認定(5,000円)
 【Reference】診断基準に合致せず低髄液圧症候群を否認した事例
10.5級2号高次脳機能障害を有する39歳男子の12級左膝関節障害は別個の部位で完全な
 労働能力(センサス全年齢平均)により14%労働能力喪失により逸失利益を認定した@メガネ代否定Aヘルメット代認定
 【Reference】従前事故での既往症による減額を否認した事例
11.追突された56歳男子は5ヶ月前腰椎ヘルニア手術後も頸椎捻挫症状は本件事故に起因、
 半年間で14級症状固定を認めた
 【Reference】事故時無職者の休業損害算定事例
12.駐車場内でブロック塀衝突約1時間後の79歳男子の肝不全による死亡は
 事故が直接の効果ではないと人身傷害保険金請求を否認した
 【Reference】自動車保険約款の「直接の結果」での死亡か否かが争われた事例
13.佇立中の原告に被告車の左サイドミラーが衝突は人体組織の付着がない等証拠に欠け
 被告車の衝突が認められないと請求棄却した@刑事事件は無罪で確定
 【Reference】衝突と受傷との因果関係が争われた事例
14.2年前には全損車両のベンツに775万円の車両保険、鍵つけ放しでコイン駐車場からの
 盗難は供述信用できず外形的事実立証ないと保険金請求を棄却した
 【Reference】外形的事実の立証なく保険金請求を棄却した事例
15.カーブ地点で大型自動二輪車ハーレーのガードレール衝突は大型免許取得2ヶ月、
 1年8ヶ月間5,000台通過バイクの事故報告ないなど道路管理瑕疵での請求を否認した
 【Reference】走行中の事故により道路管理瑕疵が争われた事例
16.保険金増額2,000万円の木材は従業員も知らず焼損も「跡形もなく焼失」と
 3年前の保険金受領歴からも火災は原告の意思として請求棄却した
 【Reference】火災保険金請求を棄却した事例
117: 2013/03/23(土) 00:30:18.88 ID:fOJmMhRr(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

546号(平成23年12月)
・交通事故と因果関係が認められる損害としての自由診療における
 診療報酬単価について、健康保険法に基づく診療報酬体系である
 1点10円が一応の基準になると判断した事例(自保ジャーナル1850@)
・原告の車両保険金請求において、車両損壊の目撃者はいるものの300万円の
 並行輸入ベンツに825万円の保険金が掛けられていたこと及び修理せずに保険金を
 要求している等から原告の故意免責を認めて請求棄却した事例(自保ジャーナル1844K)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1870号(平成24年5月24日発行)
           〜1889号(平成25年3月14日発行) 計318件   小計349件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件   小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 546号(平成23年12月)〜561号(平成25年3月)  計 32件 総合計525件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
118: 2013/03/23(土) 15:33:26.64 ID:kmuRZNSz(1)調 AAS
誘導。ゴミ箱

ジャギがサウザーに勝つ方法を模索するスレ
2chスレ:engawatr
119: 2013/03/24(日) 00:30:46.40 ID:Y4v3Yb7F(1/3)調 AAS
自保ジャーナル1869号(平成24年5月10日発行):掲載判決・全16事例

1.最高裁、人身傷害保険の損保求償範囲は、いわゆる裁判基準差額説かつ遅延損害金は代位できないとした
 @交通事故判例速報549号にも掲載
 【Reference】人身傷害保険金の代位求償事案
2.衝突されたごく軽微な頸椎変性がある31歳女子のB医師の低髄液圧症候群、C医師の胸郭出口症候群診断を否認、
 約9ヶ月で14級症状固定と認定した@交民45巻1号17にも掲載
 【Reference】診断基準に合致せず低髄液圧症候群を否認した事例
3.正面衝突された41歳男子は現場から妻へ電話等意識清明等から高次脳機能障害を否認、症状は非器質性
 精神障害として10年35%の労働能力喪失率等から3割素因減額した@パソコン・デジタルカメラ購入費用否認
 【Reference】高次脳機能障害を否認して非器質性精神障害と認定した事例
4.大学卒業後までの10数年間受診のない症状固定時25歳女子の高次脳機能障害は事故直後も意識障害ない等で否認した
 @古田兼裕弁護士が被告側の訴訟代理人
 【Reference】事故後の意識障害認められず高次脳機能障害を否認した事例
5.青信号横断歩道上ではあるが左前方からの被告車に相当程度の速度で衝突の自転車の過失を2割と認めた
 @将来介護費を月3万円で認定
 【Reference】3級3号高次脳機能障害を残す将来介護料認否事例
6.深夜の幹線道路交差点の右折可車両信号に従って右折原告自転車と黄寸前で交差点進入の
 被告原付自転車の過失割合は各5割と認めた@ロードバイク、身の回り品の修理費用47万9,289円、
 時計の修理費用7万6,650円、合計55万5,939円の物損認定
 【Reference】交差点における赤信号横断自転車対二輪車の過失認定事例
7.日没後に考え事をする被告車の14.5b先で横断を開始した51歳女子の過失割合を35%と認めた@衝突死亡事故
 【Reference】横断歩道でない場所を歩行横断中の衝突による過失認定事例
8.28歳11ヶ月の地方公務員の14級9号認定の後遺障害逸失利益は10年間センサス平均を基礎に
 5%の労働能力喪失により認定した
 【Reference】30歳以下公務員の後遺障害逸失利益の算定事例
120: 2013/03/24(日) 00:32:40.88 ID:Y4v3Yb7F(2/3)調 AAS
9.診断書「病死」も受傷で外傷性ストレスにより十二指腸潰瘍を発症、出血死との因果関係を認め脆弱性で
 30%の素因減額を適用した@電動自転車に乗っていた88歳男子の死亡事故
 【Reference】事故後の死亡との因果関係が争われた事例
 【Reference】既往症による素因減額事例
10.65歳女子主婦の死亡逸失利益を多少高齢となっても能力損なわれないと3年間センサス平均、
 9年間65歳以上を基礎に認定した@家事労働分の逸失利益は生活費控除を30%で計算
 A年金分の逸失利益は生活費控除を45%で計算
 【Reference】自転車と速度超過四輪車の出合頭衝突での過失認定事例
11.後方から原告歩行者に被告自転車衝突の症状は1ヶ月後に数値悪化等には誇張した訴えから加療1週間の
 左踵挫傷と認定した@事故証明書は警察への提出用・弁護士への提出用・原告が保管する分の3通(1,800円)が
 必要だったととの主張について1通(600円)あれば足りると認定
 A原告・被告(ともに女)どちらを信じればいいのか分からないけど最悪な女だな
 【Reference】被害者の「症状の誇張」から事故と因果関係のある損害額を認定した事例
 【Reference】歩行者対自転車搭乗者の衝突事故事例
12.「業務・生活に支障」の保険金の支払要件に該当しないとインターネットでほぼ同時に7社契約の保険事故の請求を棄却した
 @原告は税滞納で自宅差押えを受けた中学校教師(バスケットボール部顧問)
 A本件口頭弁論終結後に破産手続開始決定を受け破産管財人が選任された
 B破産法44条1項により本件の訴訟手続は中断C民事訴訟法132条1項により判決を言い渡す
 【Reference】傷害保険金の請求を棄却した事例
13.出庫4時間後の事故でも52時間の休み明けにノーブレーキでの追突は医師の診断通り通院していた
 脳梗塞発症の事故として責任を否認した@脱退原告
 【Reference】民法713条による「責任を弁識する能力」が争われた事例
14.駐車場内の乗用車運転席で風にあおられた30`cの什器が当たった傷害の当初のクレームは「もし娘に当たったら」で
 痛みの変遷等傷害認められないと請求棄却した@原告車は右ハンドルのBMW
 【Reference】軽微衝突等により受傷が否認された事例
121: 2013/03/24(日) 00:34:30.17 ID:Y4v3Yb7F(3/3)調 AAS
15.同日新たに車両保険付保のA、Bベンツは5ヶ月を経ず相次いで飛石事故と水没事故はできすぎと
 事故発生を否認して請求棄却した
 【Reference】車両保険付保後間もなく発生した保険金請求事故事例
16.和室に放置の温水器ヒーターに深夜電力使用の通電はX以外行えず故意又は重過失として火災保険金請求を棄却した
 【Reference】重過失により火災保険(共済)保険金の請求を棄却した事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1869号(平成24年5月10日発行)
           〜1889号(平成25年3月14日発行) 計334件   小計365件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件   小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 546号(平成23年12月)〜561号(平成25年3月)  計 32件 総合計541件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
122: 2013/03/25(月) 23:05:29.08 ID:663+lDLg(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

545号(平成23年11月)
・車の全塗装代金を支払うという約束文書が無効とされた事例
・盗難の外形的事実に関する保険金請求者の立証が不十分として保険金請求が棄却された事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1869号(平成24年5月10日発行)
           〜1889号(平成25年3月14日発行) 計334件   小計365件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件   小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 545号(平成23年11月)〜561号(平成25年3月)  計 34件 総合計543件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
123: 2013/03/26(火) 00:47:45.40 ID:R+eaLIJ9(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1868号(平成24年4月26日発行):掲載判決・全15事例

1.過去のストーカー経験等からのPTSDにZ医師の言動危害による想起等発症余地はないと受診者Xの症状発症との
 相当因果関係を否定した:交通事故判例速報553号にも掲載@BPD (境界性人格障害・境界性パーソナリティ障害)
 【Reference】診断基準からPTSDの発症を否認した事例
2.43歳男子は植物状態で直ちに工事する必要性が薄い等から家屋改造費の75%を損害と認めた
 【Reference】赤信号横断歩行者の過失認定事例
3.低髄液圧症候群7級4号請求の29歳女子の頭痛は針で刺す痛みで起立性、ブラッドパッチの
 効果も認められないと14級9号認定した@入通院慰謝料と後遺障害慰謝料を合算して算定
 【Reference】ブラッドパッチの効果なく低髄液圧症候群発症を否認した事例
4.右耳違和感(自賠責14級9号)残す38歳女子美容師の労働能力喪失を5%、12年間、店長退職等後遺障害慰謝料140万円認めた
 【Reference】後遺障害等級14級9号での逸失利益認定事例
5.創業3年目の従業員4名同族会社代表者57歳の稼働可能年齢は70歳までの13年間と認めた
 【Reference】会社代表者の死亡逸失利益算定事例
6.夫の会社の経理等就労逸失利益は67歳まで実収入、余命2分の1は主婦業・センサス65歳以上で稼働逸失利益を認めた
 @63歳女子の死亡交通事故A年金逸失利益は「受給できた蓋然性は高度である」として認定
 B年金逸失利益は67歳までとそれ以降では生活費控除率を区別して計算
 【Reference】60歳以上有職主婦の死亡逸失利益算定事例
7.冬の日没10分後の被告車の無灯は「過失として考慮する」等として住宅街交差点での14歳自転車の過失を20%と認めた
 @男子中学生の死亡交通事故A逸失利益については大卒男子平均で計算B生活費控除率は50%で計算
 【Reference】信号のない交差点における自転車対四輪車の出合頭衝突での過失認定事例
8.車両信号が黄に変わった状態で信号待ちする原告自転車の前方通過の被告自転車は「軽率」と被告の過失を9割と認めた
 @休業損害も逸失利益も0円A実質入通院慰謝料だけ
 【Reference】自転車同士の衝突事故での過失認定事例
124: 2013/03/26(火) 00:49:35.34 ID:R+eaLIJ9(2/2)調 AAS
9.互いに無免許運転・未経験同士のY運転、X同乗水上オートバイ事故は危険が予見できたと3割の過失相殺を適用した
 @転院のための搬送費用A被告らは呼出しを受けても口頭弁論期日に出頭せず、答弁書その他の準備書面も提出せず
 【Reference】無免許運転の水上バイク等同乗者の過失認定事例
10.告示17日前の本件追突事故での頸椎捻挫で本件選挙の立候補断念の因果関係認め既払い等の選挙費用損害を認容した
 @選挙用ポスターAウグイス嬢キャンセル料B立候補断念慰謝料50万円(傷害慰謝料は95万円)
 【Reference】事故により中止に伴う損害が争われた事例
11.犬猫は生後月齢の少ない方が人気が高いが原告ショップでは1年3ヶ月や1年半後も商品としている等から休業中の
 生体売れ残り損害を否認した @休業後のリニューアルオープンに際して要した集客回復費用約34万円を損害として認定
 【Reference】店舗損壊による損害額認定事例
12.加害者等の自白は甲損保の独立当事者参加で効力を失い板金で45万円の修理を部品交換600万円請求等
 保険金利得目的の事故の賠償請求は理由がないと棄却した
 【Reference】被告の自白が参加人により効力を失った事例
 【Reference】不当利得の疑いから保険金請求を棄却した事例
13.修理業者の原告が事故車のセルシオを170万円で購入、自走可能に修復600万円で車両保険契約後の盗難は
 スタートボタン破壊等偽装の疑いで盗難の外形的事実を否認して保険金請求を棄却した
 【Reference】経済的困窮から保険金請求を棄却した事例
14.側溝からの溢水が原告乗用車の走行制御不能・事故の原因として道路管理瑕疵の因果関係認め
 速度超過等3割の過失相殺を適用した
 【Reference】国賠法に基づく道路管理者の賠償責任が争われた事例
15.車両がコイン駐車場で不具合フラップ板に接触損傷は工作物の瑕疵として管理者に責任を認めて
 後方不確認の原告の過失を3割認めた @「不当条項の無効」
 【Reference】工作物の瑕疵が争われた事例

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1868号(平成24年4月26日発行)
           〜1889号(平成25年3月14日発行) 計349件   小計380件
125: 2013/03/27(水) 00:39:36.00 ID:fLpjwuCK(1)調 AAS
交通事故判例速報(交通春秋社発行)

544号(平成23年10月)
・将来の介護費用及び在宅介護用品等について、原告が一時金賠償を求めたにもかかわらず、
 定期金賠償の方式による支払いを命じた事例
・加害者の過失割合が被害者のそれよりも明らかに大きい交通事故において、加害者が自己の
 無責等を主張することは慰謝料の増額事由に当たるとされた事例(交民42巻5号94・自保1852G)

ここまで
☆自保ジャーナル(株式会社自動車保険ジャーナル)
 1843号(平成23年4月14日発行)16件
 1863号(平成24年2月9日発行)15件
 1868号(平成24年4月26日発行)
           〜1889号(平成25年3月14日発行) 計349件   小計380件

☆交通事故民事裁判例集(ぎょうせい社)
 第43巻第1号〜6号(平成22年1月〜12月判決) 計122件
 第45巻第1号(平成24年1月・2月判決)       計 22件   小計144件

☆交通事故判例速報(交通春秋社発行)
 544号(平成23年10月)〜561号(平成25年3月)  計 36件 総合計560件
※交通事故判例速報は一律1号につき2件として計算
126: 2013/03/28(木) 19:45:23.40 ID:vxnBob92(1/2)調 AAS
自保ジャーナル1867号(平成24年4月12日発行):掲載判決・全17事例

1.9歳男子の4,307日後の自賠責3級3号認定は診断書、報告書が疑問で高次脳機能障害とは認められず請求棄却した
 @小学生時・中学生時成績評価一覧を提出A自賠責保険における高次脳機能障害認定システム検討委員会の
 報告書において、高次脳機能障害が問題となる事案としてあげている5条件
 【Reference】受傷後の意識障害が認められず高次脳機能障害を否認した事例
2.14級「合意」文章の「それ以上の等級」は14級を「超える」とし異議申立も変更ない訴え提起は合意に反すると請求棄却した
 【Reference】画像所見が認められず高次脳機能障害を否認した事例
3.追突された42歳男子の低髄液圧症候群前提の治療費等含み「発症したと認めることはできない」とした
 【Reference】低髄液圧症候群の発症を認めず後遺障害残存を否認した事例
4.40歳男子は20年前から靱帯損傷等の6回の傷病の既往症により12級後遺障害に40%の素因減額を適用した
 @労災併合9級認定A奈良市で起きた事故を横浜地裁で争う
 【Reference】既往症による4割以上の素因減額事例
5.追突された48歳男子の腰椎椎間板ヘルニアは併合12級後遺障害と認め変性が著明に進行も
 症状の発現なかった等から1割の素因減額を適用した
 【Reference】無症状だった症状の事故後発現による素因減額認定事例
6.発車被告バスを追い越そうとしての接触自転車には5秒の回避可能があったとして原告自転車の過失を7割認めた
 @ドライブレコーダー設置バスA自転車修理費用6万9,060円認定B交通事故判例速報552号にも掲載
 【Reference】自転車の車両右側走行時による接触事故での過失認定事例
7.フロントガラスが蜘蛛の巣状、ルーフパネルにも凹損の被告車は30`b制限を上回っていたと
 一時停止道路から進入原付自転車の過失を60%と認めた
 【Reference】信号機のない交差点での優先道路走行中の四輪車対二輪車の過失認定事例
8.幅4.2b、車道幅3.3b道路カーブ地点の被告乗用車左には0.83bの余地ある走行が原付自転車の
 制御失う誘因と65%過失認めた@事故時17歳高校生・症状固定時20歳大学生
 【Reference】二輪車対対向四輪車の衝突事故による過失認定事例
127: 2013/03/28(木) 19:47:27.47 ID:vxnBob92(2/2)調 AAS
9.留年は事故欠席だけとは認め難く男子大学生の留年学費・就労遅れ損害いずれも否認した
 @留年後も1年では卒業できなかった
 【Reference】大学生の就労遅延による損害認否事例
10.3年前からうつ状態で受診歴有する38歳男子の治療、休業期間に影響と休業損害に40%減額、
 軽微な脊柱変形には10%労働能力喪失と認定した
 【Reference】既往症のうつ病による素因減額の認否事例
11.81歳男子美術品等販売業者の事故前後の税理士作成の総勘定元帳が操作されているとしてセンサス平均で休業損害を
 認めた@懲戒処分を受けた小林雄資弁護士が受任した事案A1審から2審で休業損害が約760万円減額されて認定
 【Reference】自営業者の休業損害算定での収入認定事例
12.71歳女子家事従事者の休業損害をセンサス70歳以上平均の80%を基礎に退院後の症状固定までは
 30%の就労制限で認定した@自転車対歩行者(傘が自転車に当たる) A原告の過失70%
 【Reference】親権者の監督義務が争われた事例
13.現場への途上の作業員Y所有・運転車両の本件事故はZが下請けYらを指揮し完成させる事業執行過程に生じたと
 Zの使用者責任を認めた@歩行者の死亡交通事故A独身男子であるが両親の生活を支えていたことから
 生活費控除は40%と認定B死体検案書料7,350円
 【Reference】使用者責任が争われた事例
14.駐車場内での軽微接触で損壊・受傷の「事実の証明があるとはいえない」として請求棄却した@判例速報551号にも掲載
 【Reference】軽微衝突による受傷が否認された事例
15.近隣住民の活動時刻、ごみ回収日のセルシオ盗難には供述の変遷等から盗難認められず保険金請求棄却した
 【Reference】盗難の外形的事実の立証なく請求棄却した事例
16.高校時代の同級生で20日前まで法人勤務のBが1,380万円のベンツを借り受け返還を求められていて鍵付き路上駐車の
 盗難の持ち去り立証ないと保険金請求棄却した
 【Reference】第三者による持ち去りの立証なく請求棄却した事例
17.広く用いられる方法での定期検査に不備はないと原告の船舶修理の債務不履行による請求を否認した
 【Reference】整備業者の賠償責任が争われた事例
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