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267: 2007/11/21(水) 22:52:40 ID:jzpLbciX(1/16)調 AAS
空の軌跡のレナSS投下
カシウス不在中に、後輩の兵士がレナを寝取る話。
睡眠姦&凌辱&バッドエンドなんで、苦手な人はスルーよろ
連投規制いまいちわかってないんで、途中で止まったらすまん
268: 空の軌跡 レナ(1/14) 2007/11/21(水) 22:53:48 ID:jzpLbciX(2/16)調 AAS
レナ・ブライトは、若くして王国軍の将官となったカシウス・ブライトの妻で、
一児の母だった。
しかし、ぱっと見には娘がいるようには見えない。十七のときに結婚して子供
を生み、今年でようやく二十三歳。まだまだお嬢様の雰囲気が強い。
もちろんそれは表面だけで、六年も主婦を務めていれば、ある程度の貫祿は出
てくる。ほとんど家にいない夫に代わって娘であるエステルを育てながら、一人
で家を切り盛りしているのだ。王国軍きっての逸材と呼ばれるカシウスも、レナには
頭が上がらない。
それでも、若い妻と娘を、街から離れた一軒家に残していくのは不安だったのか、
あるとき一人の男を連れてきた。兵士の名はライアンといった。
ライアンはカシウス・ブライトの後輩で、二十歳の青年である。普段は関所に
務めている。ふとしたきっかけからカシウスと親しくなり、それ以来交遊が続いていた。
「だからな、暇なときでいいんだ。うちの様子を見てやってほしいんだよ」
カシウスがグラス片手に言う。
ライアンは料理の並んだテーブルを前に、身を硬くして座りながら、
「大佐のご命令とあらば」
緊張した声で答えた。
「いや、別に命令とかじゃなくてだな。頼みだよ頼み」
カシウスが苦笑する。
普段のライアンならば、このような堅苦しい返答はしなかっただろう。ライアンが
緊張しているのには理由があった。
ちょうど、料理を手にレナが戻ってきた。ほっそりした肢体を青い服に包み、
前にはエプロンを掛けている。料理をテーブルの上に並べながら、ふんわりした
笑顔で言った。
「あなたも心配性ね。私たちは大丈夫よ? 今までだって、何もなかったのだし」
「そうは言うがなあ……。魔獣が迷いこんでこないとも限らんし……」
「そのときは、あたしがやっつける!」
満面の笑みを浮かべて言ったのは、娘のエステル・ブライト。まだ五歳の可愛
い盛りなのだが、父の影響からか娘らしいことには何の興味もなく、棒を片手に
森を駆けまわっている。
その子供らしい稚気にカシウスは笑い、ライアンの頬も緩む。
しかし、レナが片手を頬に当てて、困ったように微笑んでいるのを見ると、
ライアンはまた緊張に硬くなった。
関所に女っ気があるはずもなく、恋人もいないライアンは、軍役についてから
ほとんど女性と会話を交わすこともなかった。そこにとんでもない美人のレナを
紹介されて、緊張していたのだ。
一児の母とはいえ、まだ二十代前半の女性である。男が十人いれば十人振り返る
ほどの美人で、しかもそこに母親らしい包容力が加わり、ライアンは一目みた
ときから虜になっていた。
若くして大佐となるようなエリートは、妻にする女までこうも違うものか……
ライアンはそう思った。
ライアンは、二日と時を置かずにブライト家に寄るようになった。最初は遠慮を
していたレナも、少しずつライアンの手伝いを受け入れるようになった。
「やっぱり男手があると助かりますね」
ふんわりした笑顔でレナは言う。
ライアンは家の裏に積まれている木箱の中から、野菜の箱を下ろしながら、
「力仕事は任せてください。大佐からもよろしくと言われていますし。薪割りも
済ませておきましょうか?」
「でも、お時間を取るでしょう? あの人も、別に雑用をしろってあなたに頼ん
だわけではないのよ?」
「これも鍛練と思えば」
ライアンがいかにも楽しそうに力仕事をこなしていくのを見て、レナは「うーん……」と
小さく苦笑いしながら、家の中に戻っていった。
ライアンも、好き好んで雑用をこなしているわけではない。下心がないと言えば
嘘になる。
269: 空の軌跡 レナ(2/14) 2007/11/21(水) 22:55:00 ID:jzpLbciX(3/16)調 AAS
関所での退屈な任務と、激しい訓練。ライアンの生活はその繰り返しである。
ブライト家に顔を出して、美人のレナと二言三言と言葉を交わすのが、一服の
清涼剤なのだ。もちろん、上司であるカシウスの言葉もあったが……
薪割りも終わるころには、空は赤らみ始めていた。
「夕食を食べていきませんか?」
顔を出したレナが言った。
「いえ、そこまでお世話になるわけには」
「お世話になっているのはこちらですよ。少し作りすぎてしまって。余らせるのも
何ですから」
それ以上固辞するのも失礼かと、ライアンは大人しく従った。
テーブルに並ぶ料理は少し作りすぎたという雰囲気ではなく、明らかに三人分
のものだった。
カシウスからブライト家のことを頼まれて、すでに一ヶ月。レナが近づいただけで
緊張するということはなくなったが、こうしてテーブルを共にすると、ライアンは
自分がどうにも場違いな場所にいるような気がしてしまう。
ライアンにとって食事といえば、兵舎の食堂で男くさい仲間たちと面を突き合わせ
ながら取るものである。しかし今は、上司の美人の奥さんに、温かい家庭料理を
振る舞ってもらっている。場違いな気がするのも当然だった。
しかし、夫のいない母子家庭に男を招き入れるというのは、少し無防備かも
しれない。ライアンは人ごとのように思ったが、レナのすぐ隣で盛大な食欲を見せて
いるエステルを見れば、いかがわしい雰囲気になるはずもなかった。
食事も終わり、エステルの口元についたソースをレナがナプキンでぬぐっていると、
エステルが唐突に言った。
「弟がほしい!」
「ええっ? 弟が欲しいの?」
「うん! 一人で遊ぶのつまんない」
ブライト家は街からやや離れた場所にある。同年代の子供たちはこの辺りには
おらず、エステルはいつも一人で遊んでいた。
「困ったわね……。欲しいといって貰えるものでもないのよ?」
その言葉にじっと考え込んでいたエステルが、ふと口を開いた。
「子供ってどこから来るの?」
その微妙な問いにライアンは気まずさを感じたが、レナは特に慌てる様子も
見せなかった。
「それはね、女神様が授けてくださるのよ」
「女神さまが?」
「ええ、女神様が夜中、キャベツ畑に赤ちゃんを置いてね……」
「じゃあ私、女神さまにお願いする!」
「ふふ、そうね。お祈りしましょうか。お父さまにも頑張って貰わないとね」
そのあからさまな台詞にぎょっとしてライアンが見つめると、レナは「あら」と
口元を抑えた。
くすくす笑いながら、
「ごめんなさい。おかしな話をしてしまいましたね」
「いえ……」
考えてみれば当然だが、レナは一児の母であり、それはカシウスとの間にできた
ものである。まだ若く、無垢な少女の雰囲気を残したレナだが、何も知らないという
わけではあり得ない。
ブライト家にはカシウスの姿がほとんどないので、レナとエステルを、まるで
森に住む妖精の母娘のような見方をしていた。
しかし、レナはエステルの母である以上に、カシウスの妻なのだ。
たまにカシウスが帰って来た時などは、別離の寂しさを埋めるために体を重ねる
こともあるだろう。
エステルの寝静まった深夜、一階の暗い寝室で、カシウスに組み伏せられている
レナを想像しかけて、ライアンは慌てて首を振った。
二ヶ月、三ヶ月、半年とたつうちに、ライアンの思慕はつのる一方だった。
最初はレナのことを上司の妻という言葉で考えていたが、そのうちに一人の女性と
して捉えるようになっていた。
今ではブライト家に寄ると、必ず夕食が用意される。それがほとんど毎日のように
なり、あるとき食費を渡そうとしたら、穏やかな笑顔で断られた。
270: 空の軌跡 レナ(3/14) 2007/11/21(水) 22:56:06 ID:jzpLbciX(4/16)調 AAS
「うちの人、お給料だけはたくさん貰っていますから」
それに、とレナは続ける。
「弟ができたみたいで嬉しいんです。わたし」
まったく男として見られていないことに落胆しないでもなかったが、少なくとも
嫌われていないことがライアンは嬉しかった。
その信頼を裏切ることはできない……自分のレナへの感情を表に出すことは
なかった。
しかし、完全に抑えきれるものでもない。
レナの、弟という言葉に、どうして自分がこの女性に惹かれるのか、その理由を
知った気がしたのだ。それは甘い郷愁を刺激した。自覚してしまうと、それは
もう止められなかった。
想像の中で、レナを汚すようになった。ブライト家のキッチンや、家の裏手や、
あるいは暗い寝室で、レナの服を脱がせていく。ときには嫌がるレナに無理やり、
ときには淫らに微笑むレナと交わり、その白く柔らかい体の再奥に精を放つ。
虚脱感から覚めた後は、強烈な罪悪感に襲われた。
何事もなければ、それは人妻への許されない恋心として封印されていたかも
しれない。
あるとき、街に手配魔獣が近づいた。本来なら遊撃士が退治するのだが、
そのときは遊撃士たちも手が塞がっていて、関所の兵士たちにお鉢が回ってきた。
兵士たちは戦闘力という点では遊撃士にも劣らないが、多種多様な攻撃を
繰り出す手配魔獣には苦戦した。一小隊の八人がかりで波状攻撃を繰り返し、
最後に立っていたのは二、三人というありさまだった。植物型の魔獣で、つるを
触手のように振り回した。ときおり放たれる催眠ガスで、連携がことごとく
崩されたのである。
幸いなことに死人は出なかったが、みな大なり小なり怪我を負っていた。
ライアンは最後まで立っていた人間の一人だが、一歩間違えれば自分も死んでいた
ことはわかっていた。単に運がよかっただけだ。
兵舎に帰還し、手当てを受けたあと、ライアンは思い詰めた表情で考えこんでいた。
その日はブライト家には顔を出さなかった。
ライアンは三日後に、ようやくブライト家を訪れた。
出迎えたレナは心配そうに、ライアンの全身を眺めた。
「体は大丈夫? 話は聞きました。大変だったそうね……」
ええ、まあ、とライアンは生返事で返した。
戦いのことを思い出したくないのだろうとでも解釈したのか、レナはそれ以上
追求はしなかった。エステルがテーブルにつき、いつものように食卓の用意が
始まった。ライアンも立ち上がる。
「お皿、運びますよ」
「体も本調子ではないでしょう? ゆっくりしていてもいいのに」
「療養だとかでずっと寝てたんで。体がなまってしまって」
「あらあら」
微笑むレナの、その笑顔にライアンは胸を締めつけられる。
皿を持ってテーブルに向かう。レナに見られていないことを確認して、ポケットから
小さな小瓶を取り出した。
(そうだ。人間は、簡単なことで死ぬ。明日死ぬか、明後日死ぬか知れない。
この想いを閉ざしたまま終わるぐらいなら、いっそのこと……)
小瓶の中の、無色の液体を皿の上に振りかける。その日はエステルのリクエストで、
オムレツだった。ごく少量の液体は、オムレツの黄色に薄れていった。
「あら……?」
食事も終わり、食器を片づけようとしたところでレナは動きを止めた。
「どうしました?」
「ちょっと疲れたみたいで……眠く……」
そこでレナの全身から力が抜けた。あらかじめ立ち上がっていたライアンが、
その体を咄嗟に受け止める。
「おかーさん?」
エステルの言葉にも反応しない。レナは意識を失い、ぐったりとライアンに
身を預けていた。エプロンを通して、レナの柔らかな体の感触が腕に伝わる。
271: 空の軌跡 レナ(4/14) 2007/11/21(水) 22:57:15 ID:jzpLbciX(5/16)調 AAS
「お母さんは疲れて眠っちゃったみたいだ。あとでベッドに運んでおくよ。
エステルは一人で寝られるよね?」
その言葉に、エステルは「うん!」と勢いよくうなずく。
ライアンは意識のないレナを椅子に座らせ、テーブルの上にうつ伏せにさせた。
両腕を組み、その上に頭を乗せる。一見して、家計簿をつけているうちにうたた寝
してしまった主婦という感じである。
レナを食卓に残し、ライアンはエステルの歯磨きや洗顔を手伝ってやった。
パジャマに着替えさせ、二階のベッドに寝かせつける。
寝物語をせがむエステルに、魔獣との戦いの話を三十分ほど語ると、エステルの
まぶたはとろとろとおり始めた。
「エステル?」
返事はなかった。完全に寝ついたことを確認すると、ライアンは一階に降りた。
レナはまだ目覚めていなかった。ぐったりとテーブルに体重を預けている。
そう簡単に目覚めるものでもないのだ。ライアンが振りかけた小瓶の中身は、
先日戦った魔獣の屍骸から抽出した睡眠薬だ。
魔獣の死体は様々な薬品の材料となる。軍でも、始末した魔獣は専門の業者に
おろしている。ライアンは密かに魔獣のつるを切り取り、薬品として調合しておいた。
催眠ガスを使う魔獣の屍骸は、最良の睡眠薬となる。朝まで目覚めないはずだった。
「正面から、あなたのことを好きだと、そう言うべきなんだろうけど……」
ライアンは、テーブルに身を預けるレナを上から見下ろした。長い栗色の髪が
背中に流れ、エプロンに包まれた豊かな胸がテーブルに押しつぶされている。
「あなたは大佐を裏切れませんよね。でも、もう我慢できないんだ。たった一度だけ、
それだけで諦めます。あなたはずっと眠っていてください。俺が黙っていれば、
あなたは夫を裏切ったことにはならない。何も起こらなかったことになるん
だから……」
独白しながら、ライアンは身をかがめ、レナのうなじに鼻先をうずめる。
爽やかな花の香りが鼻孔をくすぐった。
背中から覆い被さり、レナを抱きしめるようにして、テーブルに押しつぶされた
両胸を揉みしだく。ぴくりとも反応しない。
レナを抱え、少しだけテーブルの上に持ち上げた。浮いたレナの腰と、椅子との
間に自分の体をねじこむ。
椅子に落ち着くと、膝の上にレナを乗せた格好になった。椅子の背にもたれ
ながら、ぎゅっとその体を抱きしめる。女の柔らかい体が、全身に密着する。
ズボンを突き上げるいきり立った肉棒に、レナの柔らかい尻の圧迫がある。
布ごしのその体を、ライアンは全身で味わった。
長い髪に隠された、レナのうなじの部分が目の前にある。鼻をくすぐる香りが、
欲情を喚起する。レナは力なく頭を傾け、ライアンのされるがままになっていた。
レナのスカートは長く、足元まである。フレアのついたすそを持ち、それを
たぐるように引き上げていくと、染み一つない雪のような太股があらわになった。
そのほっそりとした太股に手を這わせる。手に吸いつくような肌だった。
レナの股を広げさせ、スカートの中に手を伸ばす。レースの下着のようだった。
指を差しこむと、ごく薄い毛の感触が伝わる。さらに探ると、レナの女の部分が
指先に感じられた。複雑な陰影を織りなす肉の部分。
そこをいじっているうちに、ライアンのものはますますいきり立った。
レナを上に乗せたまま、ライアンはズボンを下ろし、勃起したものを取り出した。
あらかじめテーブルの上に用意していた小瓶から、とろみのある液体を人指し指で
すくいとる。レナの下着をずらし、その秘部になすり付ける。ひだをかき分けて
膣口を見つけると、座位の格好で亀頭を押し当てた。秘裂の熱さと湿った感触が、
先端をくわえる。
天を突くように屹立した肉棒の上に、レナの体をゆっくりとおろしていく。
先端がぬるりとした感触に包まれ、亀頭、カリ首、棒の部分に、熱いレナの肉が
絡みつく。レナの再奥、もっとも深いところに先端が突き刺さる。ライアンの亀頭
から根元までが、レナの濡れた感触に包まれた。
ライアンは動きを止めて、射精の欲求に耐えた。長い間思い続けてきた女性の、
その胎内に、自分のペニスを突き刺しているのだ。それも世話になっている上司の
妻に、他人の女に。
レナは力なくライアンの肩に頭を預けたまま、微動だにしない。
「レナさん、好きです。大好きなんです」
272: 空の軌跡 レナ(5/14) 2007/11/21(水) 22:58:22 ID:jzpLbciX(6/16)調 AAS
答えはない。エプロン越しに両胸を揉みしだきながら、腰を揺するようにして
小刻みな抽送を繰り返す。レナの豊かな尻肉がたぷたぷと当たる。レナはされるが
ままになっている。
まるで鉄の芯でも入ったのかと思うほど硬く膨らんだペニスを、レナの柔らかな
胎内がやわやわとなぶる。意識がないため強烈な締めつけとまではいかないが、
温かく包みこむような感触だった。
今まで半年間、このテーブルに座り、レナの料理を何度も味わった。今、同じ
テーブルに座り、意識のないレナの体を凌辱している。場所が日常と同じである
だけ、興奮もいや増した。
「レナさん。レナさんっ!」
ライアンは椅子を蹴り倒し、レナの上半身を慌ただしくテーブルに乗せる。
スカートを尻の上に乗せるようにまくり上げ、こちらに尻を突き出した格好の
レナに、剛直を突き刺す。
座位と違い、レナの真っ白な尻肉に突き刺さるてらてらと光る肉棒が、上から
はっきりと見えた。慎ましやかな菊の下に、赤みを帯びた花びらの部分がある。
腰を押しこむと、カリの部分をぬらりとした肉の感触がこすり上げ、引き抜く
ときには、膣自体がペニスを逃さぬように幾重にもまとわりつき、棒やカリの
もっとも敏感な部分をなぶっていく。ライアンは他に女を知らないが、レナの
それは名器だった。その甘い感触にライアンは恍惚と浸った。
「おにーちゃん?」
声がした。
はっとして振り向くと、目をこするエステルの姿があった。
「なにしてるの? ……おかーさん?」
テーブルの上にうつ伏せになっているレナと、そのスカートをまくり上げ、
尻に赤黒いものを突き刺しているライアンの姿を、エステルは不思議そうに
見つめる。
レナの感触に溺れるあまり、物音に気をつかわなくなっていたらしい。一階から
聞こえる物音に、何事かと起きてきたのだろう。
「おにーちゃんとなにしてるの? おかーさん? おかーさん?」
「……エステル」
一時的に混乱していたライアンの思考が、急速に静まっていく。
ライアンは、すでに自分は正気ではないのだなと思考の片すみで思いつつ、
穏やかな声で言った。
「エステル、弟が欲しいって言ってたね?」
「え? うん。だから、女神さまにお祈りするの……」
「俺も手伝ってあげるよ。これはね、子供が欲しいって女神様に伝えるための、
お祈りの一つなんだ」
「そーなの?」
「そうだよ。でも、これはとっても大事なお祈りだから、誰にも見せちゃだめなんだ。
秘密のお祈りなんだよ。エステルは見ちゃったから仕方がないけどね」
「え……弟できないの?」
「大丈夫だよ。このお祈りのことを誰にも言わなかったら、女神様も聞いてくださるよ。
誰にも言っちゃだめだ。お母さんにもね。エステル、弟が欲しいんだろう?」
「うん」
「じゃあ、黙っていられるかい? 黙っていられるなら、そこで見ていてもいいよ」
「うんー。黙ってる。誰にも言わない。ほんとに弟できる?」
「ああ……できるよ……くっ、ふっ」
言いながら、ライアンは抽送を開始した。
白い尻肉を両手で鷲掴みにし、その秘裂に腰を叩きつけるたびに、ぱんぱんと
音がなる。その様子を、テーブルの向かい側に座ったエステルが見つめている。
ライアンがペニスを突きこむたびに、レナの体が揺れる。長い髪がテーブルの
上に広がり、目蓋の閉じられたその表情は、眠り姫のようでもある。
テーブルに押しつけられるレナの上半身は、エプロンをつけたまま夕食のとき
から変わっていない。しかし下半身はその肢体を隠すスカートをまくり上げられ、
カシウスにしか見せたことのないだろう秘部に、若い牡の屹立を受け入れている。
しかも、幼い娘の見ている前で。
限界まで張りつめた剛直に、柔らかいレナの肉が粘着質の音を立てながら絡みつく。
腰から沸き上がる衝動が、限界を超えようとしていた。ライアンはレナに覆い被さり、
全身でそのしなやかな体を抱きしめながら、ひときわ強く腰を突き入れる。
273: 空の軌跡 レナ(6/14) 2007/11/21(水) 22:59:29 ID:jzpLbciX(7/16)調 AAS
極限まで密着したペニスが、レナの胎内をかき分ける。女のもっとも深い場所に、
自分の牡の器官が突き刺さった。亀頭の先にレナの子宮を感じ、欲望が決壊した。
あまりの快感に、目蓋の裏に白いスパークが走った。
「レナさんっ! 産んでっ、俺の子を産んでくださいっ!」
脳天に突き刺さるような快感の嵐の中、びゅっ、びゅっと白濁液が放たれる。
亀頭から欲望を吐き出すたびに、尿道に焼けつくような快感が走る。レナの秘肉が
柔らかくライアンを包み、漏らされた子種をその中に受け止める。熱く濡れた
媚肉が、硬く張りつめた剛直を柔らかく刺激し、最後の一滴まで絞りつくす。
手で触れることも叶わないと思っていた憧れの女性の、その膣に、柔らかい
内部に、もっとも無防備で無垢な場所に、ライアンの精液が吐き出されていく。
意識のないレナの、その秘肉を、牡の白濁液が取り返しようもないほど汚している。
レナの再奥に放たれた精液は、もう分離不可能なほどレナの内側に絡みついていた。
(やってしまった。やってしまった……)
取り返しのつかないことをしてしまったという思いはあったが、女の子宮を汚す
その行為に、牡の本能とでも言うべきか、今までに感じたことのない、震えるような
満足感があった。
「おにーちゃん? 大丈夫?」
苦しそうな表情を勘違いしたのか、エステルが心配そうに聞く。
快感の余韻に大きく息を吐き出しながら、ライアンはレナの体から身を起こした。
今だビクビクと脈打つペニスをレナの尻に埋めたまま、
「大丈夫……大丈夫だよ。エステル、これで弟ができるとは限らないけど、できる
限りのことはしたからね」
「あ、うん。ありがとー!」
「どういたしまして。でもエステル、夜も遅いし、そろそろ寝ないとだめだよ」
「うん……眠いや。寝るね」
とてとてと去っていくエステルの姿を見送り、その母であるレナの胎内から、
ゆっくりとペニスを引きずり出す。射精後で敏感になった肉棒に、レナのひだが
絡みつく。膣から抜き取ると、粘着質の糸がつっと引いた。
剛直はまったく硬度を落とさず、天を向いたままだ。ペニスを抜き取ると、
レナの秘部から白いものがゆっくりと溢れた。
レナはいまだに目を覚まさず、穏やかな寝顔を見せている。自分の中に、夫以外の
男の汚液を注がれたことも知らない。
「あと十時間か……」
ライアンは、いまだ満足しない自分の剛直を見下ろし、ぐったりとテーブルに
身を預けるレナに目をやった。秘部から垂れた精液が、太股に滴り落ちている。
ライアンは玄関に置かれた自分の鞄に近づき、中から、小さな機械を取り出した。
オーバルカメラだった。
「悪用はしません。今夜の思い出に……。この写真だけ、許してください。
レナさん、これから先は迷惑はかけませんから……」
意識のないまま蹂躙されたレナの体を、アングルを変えて何度も撮っていく。
フィルムは安いものではなかったが、あっと言う間に埋まっていった。
ファイダー越しのレナの姿に興奮がかきたてられたのか、一通り写し終わる
ころにはライアンのそれは痛いほど硬くなっていた。
「今夜だけ……今夜だけです。レナさん、今夜だけですから……」
言い訳をするようにつぶやき、ライアンは意識のないレナの体を、再び凌辱し
始めた。夜の白み始めるころまで、ライアンは五度、レナの胎内に精を放った。
274: 空の軌跡 レナ(7/14) 2007/11/21(水) 23:00:48 ID:jzpLbciX(8/16)調 AAS
睡眠薬の効果が切れる前に、後始末をした。風呂場に移し、服を濡らさないように
気をつけながら、白いものの飛び散った太股や足を丹念にぬぐう。レナの中からも
精液を洗い流す。惜しいとは思ったが、そのままにしておくわけにもいかない。
もともと中に出すつもりではなかったのだ。エステルの登場でタガが外れて
しまった。あれだけ出せば、下手をすれば子供もできてしまうかもしれない。
(まあ……カシウスさんも月に一度は帰ってるんだし。バレはしないだろう)
そう思っていたが、どうやら事態を甘くみていたらしい。後始末が不完全だったのか、
そもそも、あれだけ凌辱して何も気づかないはずがなかったのか。
再びブライト家を訪れたとき、レナの目に、歓迎とは違う色が混じっているこ
とに気づいた。歓声をあげて出迎えるエステルと、それは対照的だった。
いつものように力仕事をこなし、いつものように夕食を共にする。表面だけで
見ればいつもと同じような一日だったが、レナの挙動にはどこかぎこちないところが
あった。ライアンに対して明らかな壁があり、それでもエステルの手前、なんとか
いつも通りに振る舞おうとしているような。
夕食のあと、レナは思い詰めたような表情で、「話があります」と家の裏手に
ライアンを呼び出した。
「何の話かは、分かっていますね?」
レナの冷たい声に、ライアンはうつむいた。
情けなくて顔を上げられなかった。レナの信頼を裏切ったのだ。
「朝起きたときは、何かおかしいと思うだけでしたが。朝食の用意をしていると、
その……溢れてきました。……あなたですね?」
「……はい」
重い沈黙が、二人の間にわだかまった。
ややあって、レナが口を開いた。
「どうして……こんなことを」
「それは……」
レナへの恋心を口に出すべきか。ライアンは迷ったが、こんな卑劣な真似をして
おいて、今さらあなたが好きですなどと言えるはずもない。
ライアンが沈黙していると、レナは疲れたように言った。
「そうね……あなたも若い男の人だもの。私が無防備だったのかもしれません。
いいわ、あの人には言いません。お互い、忘れましょう」
ライアンが驚いたように顔を上げるが、レナは叩きつけるように言った。
「でも、もう二度とここには来ないでください」
「え……」
「顔も見たくありません」
「そ、それは、でも、俺だって! あの、もう二度としません! 罰はなんでも受けますから!
軽蔑されても嫌われてもいいですから、あの」
「顔も見たくない、と言ったんです」
「で、でも、エステルと遊ぶ約束もあるし、カシウス大佐にも頼まれて……」
「あの人の名前を口に出さないで!」
レナの悲鳴のような怒りの声に、ライアンは絶句した。カシウスの信頼を裏切った
のはライアンだが、レナ自身も、カシウスを裏切るような形になったのだ。愛する
夫の不在中に、他の男に凌辱されるという形で。
レナは一度も振り返らなかった。ライアンは呆然と、立ち去るレナの後ろ姿を
見送った。
275: 空の軌跡 レナ(8/14) 2007/11/21(水) 23:01:58 ID:jzpLbciX(9/16)調 AAS
久しぶりにロレントに帰還したカシウスから、「そんなに忙しかったのか。
いろいろとすまんかったなあ」などと酒の席で謝られた。ライアンがブライト家を
訪れないことについて、レナがいろいろと言い含めたらしい。
一ヶ月レナの姿を見ないだけで、ライアンはつのる恋慕に狂いそうになっていた。
自業自得とはいえ、レナへの暴挙も思い詰めた末の行動である。我慢できる程度の
感情なら苦労しない。
一人の夜には寂しさのあまり例の写真を取り出し、あの夜の記憶を反芻する。
それがさらにライアンの想いを煽った。そうしてさらに一ヶ月、レナへの想いが
理性の水域を越えたとき、ライアンは行動に移った。
いつものようにパトロールと訓練を終え、兵舎に帰って一休みしていると、
来客を告げる声があった。
「すげー美人だけど誰なんだ? あれ」
好奇心むき出しのその質問には答えず、ライアンは足早に応接室に急ぐ。
そこには思った通り、レナの姿があった。
レナはソファーにも腰を下ろさず、どこか落ち着かない様子で立っていたが、
ライアンの姿を認めると、その瞳に険しいものを宿した。ライアンは何食わぬ顔で
会釈をする。
「レナさん。お久しぶりです。こんなところまでどうしました?」
「……あなた」
堪えきれない怒りが漏れたかのように、言葉尻が震えた。レナは一度口を閉じ、
第三者がいないことを確認するように、部屋の中を見回した。見るまでもなく、
応接室には二人きりだ。
「大丈夫ですよ。中の会話は外には聞こえないようになってます」
「……」
レナはしばらく沈黙していたが、奇妙に平坦な声で言った。
「あの写真はどういうことですか?」
「どの写真です?」
レナの眉がきりりとつり上がる。その表情を見ながら、怒った顔も素敵だ、
などとライアンは考えていた。
「……今日の朝、テーブルの上に、置かれていた、あの写真です」
一言一言、区切るようにレナは言った。
「ああ」
ライアンはにこやかに笑う。
「もしかしてこれですか」
そう言いながらポケットから取り出したのは、一枚の写真だった。レナの顔色が変わる。
「よく撮れてますよね。ほら」
ひらひらと振ってみせる。写真の中では、テーブルに寄りかかったレナが後ろ
から男に犯されていた。スカートはまくり上げられ、白いレナの肢体があらわに
なっている。局部まで鮮明に写り、男のものを飲みこむ部分まではっきりと見えた。
帝都ならば、そのような卑猥な写真を商売にするところもあるかもしれない。
しかし、リベールはそこまで性に開放的ではない。自分の性行為の様子をこうして
はっきりと見せられるというのは、レナにとって、頭が真っ白になるような衝撃だった。
「っ!」
ライアンから写真を引ったくり、破り捨てる。何度も何度も引きちぎり、細切れに
していく。写真を小さな紙片の束にすると、レナは荒くなった息を整えながら、
ライアンを睨みつけた。
「それは差し上げますよ。他にもまだたくさんありますし」
その言葉を聞き、レナは痛みを堪えるように目を閉じた。
震える息を吐きだしながら、
「あの人にいいます。あなたに犯されたって」
「なるほど。大佐を裏切るんですか。夫の不在中に他の男をくわえこんでいましたと、
そう言うんですね」
「っ! あなたがっ!」
ライアンは小さく笑い、
「別に、大佐に知らせてもいいんですよ。ついでですし、証拠の写真もつけましょうか。
あれを見れば一目瞭然でしょうし」
「……あなた、あの人に殺されるわ」
ライアンは大げさに肩をすくめた。
276: 空の軌跡 レナ(9/14) 2007/11/21(水) 23:06:20 ID:jzpLbciX(10/16)調 AAS
「レナさんにこの先ずっと会えないぐらいなら、いっそ殺された方がマシです」
レナの瞳に困惑の色が広がる。
「……何が目的なの?」
「そうですねえ……カシウスさんに殺されるというなら、いっそのこと、街のみんなにも
知らせましょうか。私とレナさんの間に何があったのか。写真はいっぱいありますし。
エステルのお母さんが、他の男に犯されてる写真がね」
「やめて!」
ライアンの言葉を聞くうちに、レナの顔は蒼白になっていた。震える自分の体を
抱きしめるようにして、
「言いません。あの人には言いませんから……お願い、やめて」
ライアンは穏やかに言った。
「だから、別に大佐に言ってもいいんですよ。このままレナさんに会えないぐらいなら、
いっそ全部ぶち壊れればいいんだ」
その言葉に、レナはしばらく沈黙していた。
やがて、弱々しい声で言った。
「テーブルに写真を置くのは、やめて……」
「はい?」
「エステルに、見られるから……」
ライアンは苦笑した。二人の性行為の一部始終を、エステルはすでに目撃して
いるのだ。
「あの写真は……処分して、ください。そうしたら、家に、来てもいいですから……」
うなだれたレナのか細い声に、ライアンはうなずいた。
二ヶ月ぶりにブライト家に足を踏み入れたライアンを、エステルは無邪気な歓声で
出迎えた。
「久しぶりに、レナさんの手料理が食べたいです」
厚かましくもそう言うライアンに、レナはうつむいたままうなずく。
夕食ができるまで外で遊んでくる、とエステルが飛び出すと、後には二人だけが
残された。
キッチンに向かい料理を続けるレナの、そのすぐ後ろにライアンは近づく。
後ろから抱きしめると、レナの体がびくりと震えた。レナの背はライアンより頭一つ分
小さい。艶やかな栗色の髪に顔をうずめながら、レナの肩に顎を乗せるようにして
密着する。怒張した腰のものが、レナの柔らかな尻に押し当てられる。
「やめて」
毅然とした口調だったが、そこには隠しようのない怯えが含まれていた。
「……やめてください」
「何もしませんよ。料理を続けてください」
のろのろとレナの手が動き出す。ライアンはレナの腰に回した手を徐々に上げていく。
エプロンに包まれた豊かな膨らみを、下からそっと押し上げると、レナが小さく
息をのんだのがわかった。
ゆっくりと指を動かし、その膨らみに沈めていく。ごわごわした生地ごしに、
レナの乳房の感触が伝わる。レナの全身がぎゅっと緊張し、激発しそうになって
いるのがわかった。
ライアンはなだめるように口を開いた。
「俺は何もしていませんよ。だから、レナさんもそんなに緊張しないでください。
レナさんが変に意識して、俺とレナさんの間に何かあるとか、街の人に勘繰られたら
困るでしょう。少なくとも今は、あの写真がばらまかれたとか、そういうこともないんだし」
「写真……」
レナは呆然とつぶやいた。
抵抗すれば写真をばらまく、そういう脅しだった。
「処分してって、言ったのに……」
レナの声はほとんど泣き声になっていた。
それからは会話もなく、レナは一方的に胸をまさぐられ、ぽとりぽとりと涙を
落としながら料理を続けた。
277: 空の軌跡 レナ(10/14) 2007/11/21(水) 23:07:29 ID:jzpLbciX(11/16)調 AAS
ライアンの来訪はそれから毎日のものとなり、以前の日常を回復したように見えた。
しかし、それは表面的なものでしかなかった。母の穏やかな愛に包まれた、
エステルにとって何一つ不満のない日常は、その裏側に、陰惨な影を潜ませていた。
夜の闇が落ちると、ブライト家の裏手は月明かりも届かない暗闇となる。
家の中から光が窓の形に切り取られ、四角く外に漏れだしていた。中ではエステルが
遊んでいる。
その窓のすぐ横、家の外側の壁に、レナは体を押しつけられていた。後ろに
のしかかっているのはライアンだ。窓の明かりは彼らには届かず、二人の体は
闇に溶けこんだままだ。
レナはスカートの後ろ側をたくし上げられ、下着を膝までずり下ろされている。
あらわになった太股と、その秘部との空間に、ライアンは怒張を突きこみ、
荒い息を吐きながら前後させていた。挿入はされていない。素股の体勢だった。
壁に押しつけられたレナは、じっと唇を噛んでその行為に耐えている。
ライアンが腰を叩きつけるたび、壁に押しつけられたレナの胸が弾力的にゆがむ。
ライアンが小さくうめき声を上げると、レナの媚肉にこすりつけられていた竿の
先端から液体がほとばしった。スカートの裏側に、白いものがびちゃっと叩き
つけられる。
しばらくの余韻のあと、ライアンは身を引いた。亀頭をレナの秘所にこすりつけて、
精液に汚れた先端をぬぐう。たくしあげていたスカートを下ろすと、それまでの
淫らな行為もなかったかのように、普段のレナの姿になった。
しかし、怒張は一向に治まらず、いまだ硬度を保っていた。
「やっぱり、レナさんの中に入れないと治まらないみたいです」
小さく囁くと、レナは怯えた声で言った。
「お願い、やめて……」
「どうしても駄目ですか?」
「だめ……だめです」
「どうしてもレナさんの中に入れたいんです」
「……許して……」
「それじゃ、口は駄目ですか?」
「え……?」
困惑の表情で振り向いたレナに、ライアンは言った。
「レナさんの口の中で、俺のを慰めてください」
その言葉の意味を理解し、レナの顔がさっと青ざめる。
リベールはごく保守的な土地だ。後背位ですら、獣の形として偏見の目で見られる
ぐらいだ。男のものを口に含むというその行為は、レナの想像を絶していた。
「なんて……ことを、言うの」
ショックに打ちのめされたように、レナは弱々しい声を漏らす。
「レナさんの中に入りたいんです。下か、上か、どちらかを選んでください」
その言葉に逃れようのない響きを感じとったのか、レナはしばらく身動きでき
ないでいた。
「口でなら、大佐を裏切ることにもならないでしょう? レナさんが気にしてるのは
それですよね? あまり深く考えなくても、レナさんの口で少し慰めてもらうだけ
ですよ。今の素股と同じです」
レナは力なくかぶりを振ったが、それは拒否と言うには弱々しすぎた。
赤黒く膨らんだ亀頭の先端を前に、レナは唇を開け、それを含もうとするが、
どうしてもくわえられずに唇を閉じる、ということを繰り返していた。
「抵抗があるなら、とりあえず舐めてもらえますか」
その言葉に、レナの艶やかな唇からおずおずと舌が差し出される。人前で舌を
出すというその行為すら、レナにとっては恥ずかしいものだ。その舌で男の性器を
こすり上げる、というのは完全にレナの許容量を越えていた。
再三促されて、レナはちろりとペニスに舌をつけるが、すぐに引っこむ。
ライアンは苛々したように言った。
「レナさん、料理の準備もまだなんでしょう? 早くしないと、エステルがお腹を
空かせちゃいますよ」
その言葉に、レナは目を閉じ、覚悟を決めたようだった。せめて表面だけでも
日常のサイクルを保とうとしたのか。舌の腹で、剛直の下側をゆっくりと舐め上げる。
レナの閉じられた瞳から、ひとすじの涙が流れた。
278: 空の軌跡 レナ(11/14) 2007/11/21(水) 23:08:29 ID:jzpLbciX(12/16)調 AAS
「先端の裏側を重点的に舐めてもらえますか。くびれをほじくるみたいに」
レナは目を閉じたまま、言われるままに舌を動かす。敏感な部分をこする舌の
感触に、ペニスがびくびくと震えた。舌の腹に亀頭を乗せ、先端でペニスの裏側
をつつく。
「口を開けて」
舌に亀頭を乗せたまま、レナは小さく口を開いた。ライアンはゆっくりと、その
奥の口腔に剛直を突き入れた。レナの可憐な唇を、亀頭のエラが割り広げていく。
その異物感に驚いたようにレナは目を見開くが、すでに亀頭の半ばまで侵入して
いる。レナは諦めたように、再び瞳を閉じた。
亀頭が完全に埋まると、先端には口内の滑らかな感触が感じられた。
夕食の光景を思い出す。レナは育ちがいいのか、食事のときも口を大きく開ける
ようなことはない。ごく上品に、小鳥のように食べる。その秘められた口内に、
自分の汚いものが突っこまれている。冒涜的な行為だった。
「歯を立てないように気をつけてください。唇を締めて。舌も動かして」
竿の部分をレナの唇が締めつけ、亀頭の下ではザラザラした舌の感触がうごめく。
そのままゆっくりと腰を前後させながら、ライアンはレナの熱い口内の感触を味わった。
レナの動きはぎこちなく、それほど快感があるわけではない。しかし、目の前に
ひざまずいた女の唇を、自分の節くれだった性器が出入りしているという光景は、
生々しくライアンの快楽中枢を刺激した。
「気持ちいいですよ……」
両手でレナの頭を押さえながら、ライアンは高まってくる快感に抗うことなく、
予告も無しに欲望を吐き出した。
「っ!?」
驚いて逃げようとするレナの頭を全力で抑えこむ。レナはライアンを必死で押し退け
ようとするが、男の力にかなうものでもない。びゅっ、びゅっと最後の一滴まで、
レナの口内に発射される。
レナは涙目でライアンを上目づかいに見つめていたが、完全に射精が終わった
あとも、ライアンはペニスを引き抜かなかった。
「飲んでください」
レナの瞳が見開かれる。絶望の涙に濡れた、紫水晶のような美しい瞳だった。
「飲まないと、ずっとこのままですよ」
ライアンを押し退けようとしていたレナの両手が、だらりと垂れ下がった。
十秒ほどそのままだったが、やがてこくりとレナの喉が動き、口の中の精液が
嚥下された。
二度、三度とレナの喉が動き、口内から精液がなくなったことを確認すると、
ライアンはペニスを引き抜いた。
ライアンの両腕から解放されると、レナは身を折り、地面に手をついてえずいた。
「えっ……ぐっ……!」
そのまま、レナは嘔吐した。喉と胃で蠕動していた白濁液が、黄色い胃液と共
に地面に吐き出される。
「げふっ……ごほっ!」
汚いものをすべて吐き出そうというように、嘔吐は何度も続いた。
その様子をライアンは冷やかに見つめていた。
「あーあ……夕食前で良かったですね」
その冷たい声に、何かが決壊したのか。
精液と胃液の混じった吐瀉物を前に、レナは子供のようにしゃくりあげ始めた。
両目から次々と涙が溢れ、横隔膜が痙攣したように、ひっ、ひっ、と幼い泣き声を漏らす。
「どっ……どうして、こんな……ひどいことっ……するの?」
えぐっ、とレナは息をのむ。
「い、いい人だと……思って、たっ……のにっ……おとうとっ、みたい、にってっ……!」
さすがに、ライアンも心を動かされないではなかった。エステルの母として、
大人の女性として、常に穏やかに微笑んでいたレナが、今は幼い少女のように
しゃくりあげている。
ライアンは膝をつき、座りこむレナをゆっくりと抱きしめた。レナの体は嗚咽の
痙攣に震えていた。布ごしにその柔らかい体を感じながら、
「愛してるんですよ。レナさん、あなたを愛してるんです。死ぬほど好きなんです」
「うそ……うそっ……! ひどい、こんなのひどいっ……!」
「本当です。レナさんに会えないだけで気が狂いそうになるんです」
「うっ……ううーっ……!」
279: 空の軌跡 レナ(12/14) 2007/11/21(水) 23:09:51 ID:jzpLbciX(13/16)調 AAS
レナはいやいやをするようにもがいていたが、ライアンがずっと抱きしめていると、
やがて泣き疲れたように動きを止めた。
力の抜けたレナの体を腕の中に感じながら、ライアンはその耳元で囁いた。
「泣いているレナさんも可愛いですよ」
レナはうつむいたまま答えなかった。
さすがに気が咎めたのか、ライアンは数日は大人しくしていた。
しかし、そもそもすでに正気ではない。我慢は三日と持たなかった。
二階の子供部屋にエステルを寝かしつけ、おぼつかない足どりで階段を降りてきた
レナを、ライアンは後ろから抱きしめた。腰を押しつけながら、耳元でつぶやく。
「レナさん」
その言葉だけで察したようだった。
レナは弱々しい声で、
「また……中に……?」
「ええ。上か、下か。また選んでください」
レナはしばらく沈黙していたが、ぽつりと言った。
「ベッドの用意……しますから」
「痛い……から、あんまり奥は……突かないで」
その言葉に、ライアンは浅く入り口をえぐるような動作に変える。
「んっ」
レナが小さな声を漏らした。
「こんな感じですか?」
返答はなかった。レナは漏れそうになる声を抑えようと、ぎゅっと唇を噛みしめて
いる。
部屋は暗く、窓から入る星明りだけが、ぼんやりとレナの裸身を照らしていた。
ベッドの上のレナを、ライアンが正常位の体勢で犯している。両腕をライアンの
手でベッドに押しつけられたレナは抵抗も許されず、ただひたすら突き上げられる
ままになっていた。痩身のほっそりした体が、男を受け止めるたびに揺さぶられる。
ライアンは身をかがめてその唇にキスをした。レナはその行為に反応できず、
目を見開いたままライアンを見つめる。レナの瞳と目が合うと、膣の中の剛直が
さらに鎌首をもたげた。
浅く唇同士をこすり合わせ、ゆっくりと挟むようについばむ。唇の表面にぴり
ぴりと快感が走る。レナは目を閉じ、唇をむさぼるライアンのするがままにさせた。
キスを続けながら、レナの両腕から手を放し、その胸に手を這わせる。
おぼろげな星明りの中で浮かび上がる、女神の石膏像のような完璧な曲線を描く
レナの両胸を、ライアンの手が下からすくいあげるように揉みしだく。
乳房の表面に手を滑らせるようにして、優しくゆすりながら刺激していると、
手に、とくとく、とレナの鼓動が伝わってきた。じらすように、人指し指で薄い
乳輪の輪郭をなぞる。
レナの唇から離れ、ぷっくりと立った乳首を口に含む。そのまま吸い上げ、
甘く噛んだ。
「んうっ!」
のけぞったレナの動きに、乳房がぷるぷると揺れた。自分の胸に吸いつく
ライアンの頭を、幼児でも支えるように抱きしめる。愛情というより、快感に
耐えるための行為だった。
湿りけの少なかったレナの蜜壷はすでに潤い、ライアンのものに馴染んで、
熱くまとわりつく。乳首を口の中で転がしながら、ライアンは小刻みな抽送を
繰り返した。
「んっ……ん……!」
「声を出してもいいんですよ」
レナは泣きながら首を振る。最初は諦めたようにされるがままになっていた
レナだが、強制的に高められていく快感に、今はぽろぽろと涙をこぼしていた。
時おり深く突きこまれる腰の動きにも、すでに痛みではなく快感を感じていた。
280: 空の軌跡 レナ(13/14) 2007/11/21(水) 23:12:03 ID:jzpLbciX(14/16)調 AAS
「も……許して……」
哀願するその泣き顔に、ライアンの中の何かが切れた。レナの体をベッドに
押しつけ、全力で腰を打ちつける。すでに理性はなく、腰を動かしているという
意識もない。汗にまみれた二人の体を、ただこすりつけ合いたい。絡み合いたいと
いう思いしかなかった。
「レナさん! レナさんっ!」
快感に高ぶったライアンの声に、レナは何をされるかを悟った。
「中はだめぇっ!」
両手がライアンの胸板を押し返そうとするが、力もほとんど入っていない。
逃れようのない未来への絶望に、また容赦なく身を突き上げてくる快楽に、レナは
悲鳴をあげた。
「いやっ! いやあっ! んうっ、いやぁっ!」
「レナさんっ! レナさんっ!」
憧れた年上の女性の、この柔らかい体の再奥に、精液を注ぐ。ライアンは
それしか考えられなかった。
熱く濡れた感触が、カリを、亀頭を、裏すじを締め上げる。意識のないレナを
犯したときと違い、それは強烈な締めつけだった。いっそう強く腰を打ちつけ、
亀頭の先に子宮を感じたとき、欲望を押しとどめていた栓が弾けた。膣がきゅっと
締まり、熱いほとばしりが、びゅる、びゅるる、と放たれる。
「――――――!!」
声なき絶頂と共にレナの体が弓なりにそり返り、びくんと跳ねた。
びゅっ、びゅっと胎内に打ちつけられる雄の精液を感じながら、レナは呆然と
天井を見つめた。取り戻しようもないほど深い場所を男の精液で汚されていく感触を、
レナはどこか遠いところで感じていた。
「はあっ、はあっ、はあっ……」
静かな部屋に、シーツに突っ伏したライアンの荒い息だけが響く。
ライアンが身を起こすと、ずるりとペニスが抜けた。
レナは放心したように身を横たえていたが、長い沈黙のあと、小さくつぶやいた。
「中はだめって言ったのに……」
寒さから身を守るように、レナは自分の体を抱きしめ、胎児のように体を丸めた。
その秘裂から、つっと白いものが伝った。
その日、一ヶ月ぶりにブライト家に帰還したカシウスは、出迎えたレナの美しさに
頬を緩めた。元々美人ではあるが、それが最近顕著になっているように思えたのだ。
慈愛をたたえた、その透き通った瞳の中に、謎めいた、蠱惑するような色があった。
穏やかに微笑むレナと、歓声をあげて父親を出迎えるエステル。家庭というものの
有りがたさを実感しながら、カシウスは両手いっぱいに抱えたお土産を手に、
ブライト家の扉をくぐった。空港まで迎えにきたライアンを、後ろに従えて。
レナの口元にかすかにこびりつく白いものに、カシウスは気づかなかった。
281: 空の軌跡 レナ その後の話(14/14) 2007/11/21(水) 23:13:46 ID:jzpLbciX(15/16)調 AAS
「姉さん……ああ、姉さん……」
「……気持ちいい?」
右手で前髪をかき上げ、左手に持ったペニスの先端を口に含みながら、レナは聞いた。
「うん、すごくいいよ、姉さん……」
目の前にひざまずくレナの、栗色の髪に両手を差しこんで、ライアンは快感の吐息を
漏らした。突き上げてくる腰の動きにレナは逆らわず、その硬い肉棒にねっとりと
舌を絡める。男の快感のポイントを知りつくした、絶妙な動きだった。
「ね、姉さん……姉さんの中に出したい……」
「……ん」
ちゅぷ、と唇からペニスを抜き取り、レナはライアンを見上げる。
暗い地下の一室に、二人はいた。
地上では帝国軍との戦闘が続いている。
ライアンの制服は血と泥に汚れて、肩には血の滲む包帯が巻かれていた。満身創痍の状態で、
その目だけがギラギラと輝いている。そばには壊れた銃が投げ出されていた。
「姉弟なのに、中に出したいの? 子供が出来たらどうするの?」
「姉さんがいいんだ。姉さん、意地悪しないで」
「……ふふ、ごめんね」
艶然と微笑むレナを、ライアンが押し倒す。
服を乱暴に破り、あらわになった肌にしゃぶりつく。下着を引きちぎり、レナの中に
屹立を埋める。レナは痛みに眉をひそめるが、ライアンが動きだすと、すぐに蜜があふれた。
(……もう……私は……)
自分が誰で、何をしているのか。すでにその認識をレナは放棄していた。
現実感が薄れ、意識が浮遊するのを感じた。
暗い、何もない部屋で、男と女が絡み合っている。ただそれだけの世界だった。
体の芯を突き上げる男の剛直と、それに揺さぶられる快感。どこか遠くから響く砲声も、
耳には届かない。肉欲だけがその場を支配していた。
「姉さん、出していい? もう出そうだ、姉さん!」
「おいで……」
ライアンの頭を胸に抱きしめ、秘裂に埋まる剛直をきゅっと締め上げる。
破裂するように、男の欲望が弾けた。びゅる、びゅる、と胎内を犯すその熱い塊を、
レナは真っ白になる意識の中で受け止めた。
事が終わった後もライアンは離れなかった。
すがりつくようにして震えているライアンの、その頭を、レナは子供でもあやすように撫でていた。
ライアンは言った。
「姉さん、リベールはもう駄目だ。一緒に逃げよう。また昔みたいに、一緒に暮らそう」
「ライアン……」
濁ったライアンの瞳を、レナは悲しげに見つめた。
「姉さん、愛してるよ……もうどこにも行かないで……姉さん……」
ライアンの瞳はすでに現実を写していない。その精神は、すでにどこか遠いところへと
旅立っていた。
「心配しないで。ずっと一緒にいるわ……」
レナはライアンを抱きしめる。背中に回されたレナの手に、一振りの短剣があった。
ライアンのうなじに沈むように、ゆっくりと短剣が突き刺さる。ライアンの体が
びくりと震え、その目が驚いたように見開かれた。
手のひらに伝わる、鉄が肉を切り裂いていく感触を、レナは無感動に受け止めた。
数秒ののち、ライアンの体からすうっと力が抜けた。
自分の上に覆い被さるライアンの、首筋からあふれた血が、一滴、二滴と、
滴り落ちる。レナの乾いた瞳の下を、その頬を、真っ赤な血が涙のように伝った。
すでに光のない瞳を見つめながら、レナはつぶやいた。
「可哀相なライアン……」
小さく息を吐く。
「そうね……ここまで汚れたんだもの。もう、あの子の母としても、あの人の妻としても……」
レナは自分のお腹をそっと撫でながら、
「ごめんね。お母さんも一緒に行くからね……」
耳を弄する破砕音が、至近距離で響いた。近くに帝国軍の砲撃が着弾したらしい。
石造りの壁が小刻みに振動していた。遠からず、この時計台も崩れるだろう。
「……さよなら……」
近づく帝国軍の砲声を聞きながら、ライアンの死体を抱きしめ、レナはそっと目を閉じた。
282: 2007/11/21(水) 23:15:59 ID:jzpLbciX(16/16)調 AAS
以上。
ニッチなSSを長々とすまん
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
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ぬこの手 ぬこTOP 0.106s*