無差別級 (157レス)
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105: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:32 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(2/6)

他方では、笠金村を調べている最中に、とんでもないものを見つけました。
旅の途中で見かけた美女を一夜妻として迎えた、という長歌ですが、
もし本当なら、現代の男から見ても垂涎の体験でしょうね。(*^^)v
  平成万葉歌仙三十「秋の百夜」の巻〜起首
  http://blogs.yahoo.co.jp/seisei14/60718606.html

  三香の原 旅の宿りに 玉桙の 道の行き逢ひに
  天雲の よそのみ見つつ 言問はむ 由の無ければ
  心のみ 咽(む)せつつあるに 天地の 神事依せて
  敷栲の 衣手交へて 己妻と 恃(たの)める今夜
省42
106: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:35 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(3/6)

それから第41回で額田王を取り上げた時、その最初の歌に関して、
天皇が本当にそんな粗末な宿に泊まったのか、と疑問が出されていました。
  秋の野の み草刈り葺き 宿れりし 
  宇治の宮処(みやこ)の 仮廬(かりいほ)し思ほゆ
  (秋の野の草を刈り、それで屋根を葺いて明かしたあの夜の、
  宇治の粗末な仮御所のことが、懐かしく思い出されます。)

でも……当時の貧しさは今日、我々が想像する範囲を軽く越えるだろう、
ということを、我々は十分に想定して置く必要があると思います。
天皇がそういう粗末な宿に泊まっても、別に不思議はないということですね。
省46
107: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:38 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(4/6)

そうした万葉の編者の心情に、更に分け入るとすれば、
一つ絶対に落せない要素として『書き言葉というものを、
始めて手にした人々の衝撃』ということがあると思います。
それまでは、たとえどんなに優れた歌を詠んだとしても、
ただ口承として伝えるしか無い時代が、長く続いていたわけでしょ!?
それがある時、漢字が伝来し、それを万葉仮名として用いて、
和歌を書き言葉として記録する道が突然、開けた分けですね。

例の東歌にしても、ひょっとすると東国の人が和歌を教わったのは、
万葉仮名の使い方を教わったのと同時だったのではないでしょうか。
省37
108: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:41 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(5/6)

よって編纂の開始は、少なくともそれ以降ということになりますね。
因みに、家持は718年頃の生まれとされていますから、
彼が物心が付くころには、憶良の望郷歌は、
既に四半世紀も昔の話ということになります。

他方では、家持の死後にも万葉集が編纂された形跡があるのに、
その人物は不明ということで、講師はそれをXと読んでいましたね。
でも、そうなると、その謎の編者というのは、
家持の正妻であった大伴大嬢ではないかという気がします。

つまり全く外部の、例えば大伴家以外の人物が、
省43
109: 闇夜の鮟鱇★ 2012/03/30(金)11:44 ID:???0 AAS
  ●●●書き言葉の衝撃と万葉人の責任感●●●(6/6)

それから第45回では、大伴坂上郎女の724番歌の解釈が気になりました。
  朝髪の 思ひ乱れて かくばかり 
  汝姉(なね)が恋ふれそ 夢に見えける
  (朝、髪がくしゃくしゃになるように、
  心がちぢに乱れて、あなたが私のことを思うから、
  私の夢にまで、あなたが出てきましたよ。)

この講師の解釈は、もう一つ明確ではありませんでしたが、
『こんなにもあなたを恋しがるから、
あなたが私の夢に出てきた』とか言っていたと思います。
省41
110: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
111: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
112: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
113: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:50 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(1/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

既に、お気づきの方も少なくないだろうとは思いますが、
>>88 で書いた件では、やはりデータが出てきましたね。(*^^)v
つまり『紀元前6世紀末頃の自然放射線が、本当に多かったのか』
と書いた点で案の定、その証拠となるデータが見つかった分けです。
というのも、実は例の『炭素14による年代測定』においては、
地上に降り注ぐ自然放射線の増減が、その攪乱要因となるために、
時代毎のそうした増減について、詳細な調べが存在するようなんです。

今年の6月頃、名古屋大学の論文にその話がありました。
省55
114: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:53 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(2/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

ならば、もう一つの1800年の後はどうかというと、
日本では一茶や良寛が活躍した化政時代に当たる分けですから、
これまた放射線の影響と見なすことも、不可能ではないでしょうね。
もっとも、この辺になると少し、こじつけ臭い感じがなくもないですし、
その前の元禄文化はどうしてくれる、ということにもなりますかね。(^^;)
ところがところが……案外そうでもないようなんです。

以上のデータは、あくまで『放射線が急激に増えた時期が過去に三回ある』
という意味で、超新星爆発との関連も疑われている分けですけどね。
省50
115: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:56 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(3/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

さてそこで次は、例の原発反対デモの話になるわけですが、
その場合『デモの中心はノーベル賞受賞の某文学者を筆頭に、
理系よりも文系の人が多い』という話を聞きました。
それで思い当たったことなんですが、ここでは結局、
『桁の違いというものを、肌で直感的に理解できるかどうか』
という点が、分かれ目になっているんじゃないでしょうか。

そうした桁の差への一般人の無知に付け込み、
不安を煽るユダヤ主義の工作があるようですが、
省44
116: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)11:58 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(4/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

あれは今年の2月頃だったと思いますが、
『福島の野鳥が放射線の影響で減った』とか騒いでいましたね。
その後どうなったのか、ユダヤ・マスコミは報じませんが、
『毎時数マイクロシーベルトの放射線で野鳥が減った』なんて、
私なんかからすると、チャンチャラおかしい話なんですよね。

野鳥の減少には、もっと別の要因があるに違いないわけで、
例えば、あの事故の結果、福島原発の周辺では、
色々な工事車両が走り回っていた分けですね。
省41
117: 闇夜の鮟鱇★ 2012/10/25(木)12:01 ID:???0 AAS
  ●●●続・放射線ホルミシス効果は天才を産むか?●●●(5/5)
  〜〜〜原発反対で大騒ぎする残念な人々について〜〜〜

その点、例のネズミの長寿化実験が重要なのは、
それが全ての死因を総合した話だからです。
毎日1.1mSv(年間402mSv)を浴びたネズミが、
最も長生きしたという分けですね。
  したらばスレ:study_3729

この話が示唆するのは、微弱な放射線を浴びた場合、
仮に、癌で死ぬ可能性がほんの少し増えるとしても、
それ以上に、他の病気で死ぬ確率が減るということですよね。
省35
118: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
119: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
120: 闇夜の鮟鱇★ 2013/07/29(月)11:56 ID:???0 AAS
  ●●●平家物語で気になった幾つかの問題●●●(1/7)

例の古典講読ですが、去年は平家物語をずっとやっていましたね。
以前には『断絶本』という系統の本を全文講読したことがありますが、
その点、今回の『覚一本』講読は残念ながら抜粋で、
しかもその上に、史実との関連性に重点を置いた内容でしたからね。
文学的な味わいの方は相当、犠牲になっていたように思います。

それで、今年の古典講読もまた平家物語なんですが、
今度は魅力的な人物を中心に取り上げているようですね。
ただ、講師が女性のせいか、武将の華々しい活躍よりも、
女性中心の地味な話になっているのが、少し物足りない気がします。
省39
121: 闇夜の鮟鱇★ 2013/07/29(月)12:02 ID:???0 AAS
  ●●●平家物語で気になった幾つかの問題●●●(2/7)

二つ目の問題として、芭蕉と義仲の関係があります。
松尾芭蕉が、義仲の墓に自分を葬るように遺言したという話は有名ですが、
その結果、芭蕉は実際に大津の義仲寺に葬られて、今も塚が残る分けですね。
しかし、平家物語に登場する多くの人物の中で、芭蕉が最も入れ込んだのが、
木曽義仲だったというのが、私には少し引っかかっていたのでした。
つまり、自分が一緒に葬られたいとまで望んだ相手が、
巷では人気の高い義経ではなくて、むしろ義仲だったということですね。

その点では、去年の講読を聞いていて、少し理由が分かった気がしました。
先ず一つ目に、義仲という人はかなり人情に厚い印象を受けます。
省42
122: 闇夜の鮟鱇★ 2013/07/29(月)12:06 ID:???0 AAS
  ●●●平家物語で気になった幾つかの問題●●●(3/7)

そして三つ目のテーマですが……昔から気になっていたのは、
能の『藤戸』でも有名な、例の藤戸の戦いの話なんですね。
一ノ谷で敗れた平家軍がちりぢりに逃れ去った後、
平行盛は改めて、備前児島に陣を構えたようですね。
範頼軍はそれを対岸から攻め落そうとしたのですが、
その時、武将の一人だった佐々木盛綱は地元の漁師から、
『馬で渡れる浅瀬がある』とこっそり教わる分けですね。

しかし、なんとしても先陣の手柄を立てたいと思った盛綱は、
『その男が他の者にも同じことを話すかもしれない』と心配になり、
省43
123: 闇夜の鮟鱇★ 2013/07/29(月)12:16 ID:???0 AAS
  ●●●平家物語で気になった幾つかの問題●●●(4/7)

似た話としては、義経軍が勝浦から屋島に徹夜の行軍をする途中、
敵将の宗盛の所に書状を運ぶ男と出会った、という話がありましたね。
義経は、その男を騙して道順を聞いたりした後で、その書状を奪うと、
男を殺す代りに、山中の木に縛りつけて去ったんだそうです。

ここでも下手をすれば、自軍の動きを敵に察知される危険がありますが、
『木に縛りつけておけば、男がそこから脱出する頃には、
屋島での奇襲は終わっている』と計算したんでしょうね。
でも、無用な殺生はできるだけ避けようとする点において、
この辺も、やはり義経軍は文明的な感じを受けます。
省32
124: 闇夜の鮟鱇★ 2013/07/29(月)12:19 ID:???0 AAS
  ●●●平家物語で気になった幾つかの問題●●●(5/7)

もう一つ、例の一ノ谷の合戦に関して、平家物語では、
『源平両軍がそれぞれ数万の大軍を擁して対峙した』とありますね。
ところが、当時のある貴族の日記には、
『源氏軍は数千騎に過ぎなかった』という記述があるそうです。

この辺の問題は未だ、未決着らしいのですが、
どうも私には、頼朝軍は一桁少ない数千騎だったとする方が、
信憑性があるように思われたのでした。
というのも、京都で頼朝軍を迎え撃った時の義仲の軍勢は、
既に、実質的には数百騎にまで減っていたという話があるからです。
省36
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