[過去ログ] マルティン・ハイデガー5 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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965: 2019/08/17(土)20:33 ID:0(938/973) AAS
>>518
Disputatio Heidelbergae habita. 1518

"19. Non ille digne Theologus dicitur, qui invisibilia Dei per ea, quae facta sunt, intellecta conspicit,
 20. Sed qui visibilia et posteriora Dei per passiones et crucem conspecta intelligit."

D. Martin Luthers Werke : kritische Gesamtausgabe (Weimarer Ausgabe) Bd1, Weimar, H. Bohlaus Nachfolger, 1964-1997, p354.
966: 2019/08/17(土)20:35 ID:0(939/973) AAS
この中で中沢がやっていたように、「ハイデガーを人類学的に読む」ということには一理あるかもしれない。
古い自然哲学に繋がるものでもあるわけだから。

『現代思想』2014年1月号
「野生の科学、あるいは新構造主義の時代」(全文)
中沢新一/石倉敏明(聞き手)
http://sauvage.jp/activities/2050
967: 2019/08/17(土)20:36 ID:0(940/973) AAS
中沢が最近よく口にする「レンマ論」を通して読むと、
難解とされてきたハイデガーやデリダの哲学が、極めて分かりやすいものになる。
968
(1): 2019/08/17(土)20:37 ID:0(941/973) AAS
レンマ論の定義

(a)
ロゴスは「自分の前に集められた事物を並べて整理する」ことを意味。
レンマは「直観によって事物をまるごと把握する」という意味。

(b)※中沢の説明
人間が「科学」を発達させた能力と、「宗教・芸術」を発達させた能力はそれぞれ異なる。
科学…ロゴス
宗教・芸術…レンマ

(c)
1-2は排中律。1-4はテトラレンマ(四句分別)
省4
969: 2019/08/17(土)20:39 ID:0(942/973) AAS
デリダや廣松は二項対立の克服に腐心した。
ハイデガー以降の現象学には、ハイデガーが語り、記者が記録した「顕現せざるものの現象学」という課題が残された。
これらは今、どのように理解されるべきか。
970: 2019/08/17(土)20:40 ID:0(943/973) AAS
例えば、ハイデガーの「抹消記号」やデリダの「痕跡」は共に、
「書くことと」と「消すこと」の両義性を併せ持つ第3レンマ(>>968のc)的なものだということができる。
971: 2019/08/17(土)20:45 ID:0(944/973) AAS
ハイデガーの「解体(Destruktion)」のルーツは、ルターの「解体(destructio)」

ルター「ハイデルベルク討論」の「十字架の神学」部分

> (19)神の「見えない本質が」「造られたものによって理解されると認める」者は、神学者と呼ばれるにふさわしくない[ローマ 1:20]。
> (20)だが神の見える本質と神のうしろ[出エジプト 33:23]とが、受難と十字架によって認められると理解する者は、神学者と呼ばれるにふさわしい。

ハイデガーが掘り起こした古代ギリシャの「真理(アレーテイア)」概念

> “既にこの太古の神性Ἀφαία(アパイア)
>  - 現われざるもの、現われることから身を引くもの、逃れつつ現われ出でるもの -
>  それがアレーテイアの謂うところを名指している。”
省1
972: 2019/08/17(土)20:47 ID:0(945/973) AAS
排中律に慣れた我々の思考は、これを「現われるもの」と「現れざるもの」に分けてどちらか一方を問題にしてきた。

・「現われるもの」は色眼鏡を通して見られている、とか
・「現れざるもの」を待ち続けるのは降霊術、だとか

そうではなく、レンマ的に同時に把握をすれば、「現われるものと現れざるもの」の現象学ということになる。
「現れざるもの」を意識しつつ「現われるもの」を見るという風に。
973
(1): 2019/08/17(土)20:48 ID:0(946/973) AAS
中沢はレンマ的把握を複素数に例えている。(https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/181/videos/03

・「現われるもの」…顕在的なもの、実数a
・「現れざるもの」…潜在的なもの、虚数bi

それを合わせた「a+bi」が複素数的、レンマ的把握。
974: 2019/08/18(日)05:47 ID:0(947/973) AAS
マルチしまくりメンマ人間
975: 2019/08/20(火)21:59 ID:0(948/973) AAS
「存在と時間」の新しい仏語全訳がネット公開されましたね
descartes.site/data/1927_Martin_Heidegger_Auxenfants.pdf
いい意味で直訳に近いのかと
マルチノの訳と読み比べるのも一興
976
(2): 2019/09/14(土)05:29 ID:0(949/973) AAS
「私たちは「死」を自覚した時に自分の将来全体を見定めやすくなり、可能性を求める本来
のあり方に戻ることができるというのがハイテガーの考えです。」
https://brave-answer.jp/20170/

「本来的な生き方」とは、自己が「死への存在」であることを深く認識したとき、初めて生れ
出づるもの、可能となるものであるということか。

このような考え方は自己啓発書のなかにも見られるが、ゲーテが言ったように、哲学とは
当たり前のことをわかりにくい言葉で言ったものかもしれない。

ハイデガーに関するいろいろな投稿をいくつかのスレッドで読んできたが、ハイデガーの
優れた部分というのは、『存在と時間』という代表作以外の著作群のなかにあるのかもし
れない。
977: 2019/09/14(土)12:09 ID:0(950/973) AAS
>>976
そうすると、老人福祉や年金を切り捨てる自民党安倍政権を倒さなくちゃいけない、ということかな?
978
(1): 2019/09/14(土)13:23 ID:0(951/973) AAS
>>976
哲学とは、じゃなくて、
学問とは、だろ。
979
(1): 2019/09/15(日)04:10 ID:0(952/973) AAS
>>978
「よく見ると、およそ哲学というものは、常識をわかりにくい言葉で表したものに過ぎない。」

(ゲーテ著 『格言と反省』から)
980
(1): 2019/09/15(日)05:49 ID:0(953/973) AAS
あるがさきにあるからだろ
981: 2019/09/15(日)10:23 ID:0(954/973) AAS
>>980
ある、なんてのも人間の把握の仕方のひとつに過ぎないな。
982
(1): 2019/09/15(日)11:40 ID:0(955/973) AAS
>>979
それはいいから。
983
(1): 2019/09/15(日)21:49 ID:0(956/973) AAS
>>982
よくはないだろ?

常識以外の哲学というのは、言葉の錯誤なんだし。
984
(1): 2019/09/15(日)22:23 ID:0(957/973) AAS
>>983
いちいち引用しなくてもいいし、そういう事言ってるんじゃないから。
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