【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part3 (551レス)
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15: 2013/09/09(月)06:48 ID:/tSL96GAH(1) AAS
「カバラ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 19) ---
Nevertheless, while Jewish and Hermetic Qabalah refer to the same literary sources,
there are striking differences in both textual interpretation and practical work.
それにもかかわらず、ユダヤ教カバラとヘルメス主義的カバラは、同じ文学的な源泉を参考と
しているとはいえ、原文上の解釈および実践的な作業の両方において、著しい違いがある。
--- ここまで ---

何度も言いますが「ユダヤ教カバラ」も「魔術カバラ」も、その根本は「ユダヤ教」にあります。
ユダヤ教カバラは、ユダヤ教の内部で発生しており、カバラの進化という点では、最も古い
体系です。
とはいえ、このユダヤ教カバラは、西洋文明の進化という時代の流れにうまく適応できず、
ゴールデン・ドーンの誕生した19世紀には、ほとんど衰退してしまっていました。
それに代わって、ユダヤ教カバラをキリスト教的に改変した「キリスト教カバラ」や、
それにさらにヘルメス主義を取り入れた「ヘルメス主義的カバラ」が流行していました。
ゴールデン・ドーンの魔術カバラの体系は、このヘルメス主義的カバラをベースとしており、
さらに近代的な思想体系を取り込んで進化し洗練された体系となっています。
ゴールデン・ドーンの近代化では、割と近代的な科学知識を持ち、リア充でもあった
ウェストコット氏の影響が割と大きい感じですね。
そして、ゴールデン・ドーンの団員は、割と高学歴な人も多いので、そういう「意識の高い
系」の団員も、次々と独自に研究して近代的な魔術理論を付け加えていった感じです。

さらに言うと、現代においては、さらに分化し進化した知識体系、すなわち科学的な見方と
いうものが発達していますので、科学的な見方を取り入れることで、さらに原文上の解釈
および実践的な作業の両方においての違いというものが出てくるのではないかと思います。
つまり、人が進化していくにつれて、今まで「神」であった領域を、科学の力で「人」が
侵食しているということですよね。
社会が進化し、知識や能力が増えるにつれ、「人の力」で出来ることは増えていきます。
小さな子供は、最初は親に教えてもらったり手伝ってもらったりしていますが、成長するに
つれて親の手を借りずに色々なことが出来るようになり、独り立ちしていくのと同じような
ことですよね。
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