[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む56 (768レス)
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621(3): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2018/12/29(土) 19:23:23.17 ID:nqXwmrkU(21/30) AAS
じゃ、ご要望により、
(>>592 より)
ピエロ
>Ωは{1,・・・,100}でOKなんで
(引用終り)
では、なぜだめか
を説明します
もう”改変は無し”でお願いしますよ! (^^
(>>508で確認を入れていますからね。多分、多くの人は途中で”なぜだめか”に気付くでしょうが )
先は長いので、またーりしましょうね
まず、選択公理を確認しましょうね(^^
「選択公理を使えば、いろんなことができる」は、ある意味正しいが、ある意味では正しくない
選択公理が、魔法の杖のように勘違いしている人がいるので、まずここから
・選択公理については、沢山の文献があるが、下記に適当なものを引用した
・選択公理は、カントール以前の人たちには意識されず、無限集合についても有限集合と同じように扱えると、直感的に捉えていた
・カントール以降、有限、可算無限、非可算無限、それ以上 ということが意識され
・集合論をもとに、数学を公理化しようという動きが活発になった。それが20世紀初頭
・上記のように、選択公理は、数学を公理化しようという動きの中で、”無限集合についても有限集合と同じように扱える”ということを公理化したもの
(選択公理の”えらい”(未定義用語だが)ところは、公理として明解な表現にしたところにある。
その機能は「有限集合に直観的に行っていた操作(ここも厳密な定義はしないが)と同じ」だと。)
・上記のようなことは、どこにでも書いてある(勿論下記引用にもある)
強調したいことは、当然有限集合に対しても、選択公理と同じ操作が可能だと(例えば下記のen.wikipedia Axiom of choice”Restriction to finite sets”ご参照)
・似たようなことで、可算集合に限定した可算選択公理というものも考えられて、「カントール、ラッセル、ボレル、ルベーグなどは、無意識のうちに可算選択公理を使ってしまっている」(ja.wikipedia 選択公理 選択公理の変種 可算選択公理より)と言われる
つづく
622(5): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2018/12/29(土) 19:25:12.23 ID:nqXwmrkU(22/30) AAS
>>621
つづき
ここがすべってしまうと、先に進まないので、念押しです
今日はここまで (後で少し補足入れますが)(^^
http://www.math.is.tohoku.ac.jp/~obata/student/subject/
東北大学大学院情報科学研究科 システム情報科学専攻 尾畑研究室
http://www.math.is.tohoku.ac.jp/~obata/student/subject/file/2018-11_AC.pdf
第11章 選択公理 改訂(2018.06.04) 執筆中の本「集合・写像・数の体系(仮)」の草稿 尾畑 東北大
(抜粋)
11.2 選択公理
もし Λ が有限ならば, (11.7) に示したように, 直積集合は順序対または有限列
に帰着されるので, (11.11) は当然成り立つ. ところが, Λ が無限集合の場合は
そうはいかない. この違いを理解するためには, 有限の場合に「当然成り立つ」
とした根拠を明らかにする必要がある. 実際, 集合論の発展とともに, このよう
な問題が認識され始め, 大論争になった.
結果から言うと, Λ が有限の場合は, ZF 公理系 (と論理) だけから (11.11)
が証明される. 大雑把には, 順序対の存在は公理に含まれており, 順序対を繰り
返すことで有限列の存在が数学的帰納法で証明される. しかし, Λ が無限集合に
なると, この議論が通用せず, ZF 公理系の下で (11.11) を証明することができな
い. したがって, 必要なら証明なしで公理として認めざるを得ない. この公理こ
そが選択公理である.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%8A%9E%E5%85%AC%E7%90%86
(抜粋)
選択公理(せんたくこうり、英: axiom of choice、選出公理ともいう)とは公理的集合論における公理のひとつで、どれも空でないような集合を元とする集合(すなわち、集合の集合)があったときに、それぞれの集合から一つずつ元を選び出して新しい集合を作ることができるというものである。1904年にエルンスト・ツェルメロによって初めて正確な形で述べられた[1]。
つづく
626(1): 132人目の素数さん [] 2018/12/29(土) 19:36:09.08 ID:dAnabccJ(14/23) AAS
>>621-622
>では、なぜだめか を説明します
結論からいうと、現時点では説明できてないけどね
>まず、選択公理を確認しましょうね
スレ主が自分一匹で確認しろよ
>どれも空でないような集合を元とする集合
>(すなわち、集合の集合)があったときに、
>それぞれの集合から一つずつ元を選び出して
>新しい集合を作ることができる
時枝記事でいえば、
「空でないような集合」=「同値類」
「それぞれの集合から一つずつ元を選び出す」
=「同値類の中から代表元を選び出す」
ということ
つまり、同値類から代表元を選び出せる
というのは選択公理の直接的帰結
反論の余地はない
652(6): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2018/12/30(日) 08:46:23.26 ID:A4Yw8jtX(4/8) AAS
>>646-649
どもありがとう
スレ主です
これ結構だね(^^
「したがって、時枝記事の成立に必要な前提は
1)数列しっぽの同値類
2)選択公理(による同値類の代表元の存在&決定番号(自然数)の存在)
の2つだね」
それで良いですよ
まあ、細かいけど
昨日の選択公理の確認(>>621)でやったので、念押ししておくが
・選択公理の有限版 ⊂ 可算選択公理 ⊂ 選択公理(フルバージョン)
正確な表記ではないが、マンガ風に図解すれば、こうだと
・つまり、上位互換で、選択公理(フルバージョン)は、適用できる集合は連続無限集合でも、あるいは連続無限より上位の濃度の無限集合でも適用可
(もちろん、下位の可算無限集合および有限集合にも適用できる。選択公理の定義の通り、適用できる集合に制限無し! )
・可算選択公理は、可算無限以下の集合にのみ適用できる
・選択公理の有限集合版は、公理というよりむしろ原理とか定理という方が良いかもしれないが
(補足、>>622 尾畑先生テキスト:
「Λ が有限の場合は, ZF 公理系 (と論理) だけから (11.11)
が証明される. 大雑把には, 順序対の存在は公理に含まれており, 順序対を繰り
返すことで有限列の存在が数学的帰納法で証明される」ご参照
あるいは、>>625 Axiom of choice Restriction to finite sets をご参照 )
> 一般の無限列のかわりに有理数の小数展開列を用いる場合
> 2)の選択公理は必要なく、1)の列のしっぽの同値類だけでOK
ここ、おれの理解は、可算選択公理を使っていると思うけどね。
まあ、ここは上位互換なので、選択公理を使っていると言っても、間違いではないと思う
ここ、しつこく拘る気は無いが、念押しな
拘って、先に進まないのも困るのでね
良いですね。念押しするよ。後で言い逃れができないようにね。
もっとも、殆ど、自分で逃げ道を塞いでくれているので、簡単で助かるのだが。
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