数学の原理を発見した (20レス)
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(1): 06/09(月)16:03 ID:1rvvZppX(1) AAS
以下、nは自然数の値を取るとする。

(1) P: ∀n, p(n)は、Pが正しいなら、n=1, 2, ...の場合を試しても永久に証明できない
(2) P: ∃n, p(n)は、Pが正しいなら、有限回で証明が終わる

数学の証明で非自明なものは、大別すればこの2パターンしかない。
(1)を証明するには、無限回の証明を有限回で行う道具が必要になる。たとえば、数学的帰納法など。
(2)を証明するには、問題から一部の情報を取り出す必要がある。たとえば、剰余をとるなど。
2: 06/09(月)16:20 ID:eNAFN9sl(1) AAS
(1)
たとえば、1 + 2 + ... + n = n (n + 1)/2 を証明したいとする。
n = 1, 2, ... の場合をすべて確かめても証明できないが、数学的帰納法を使うと、有限のステップで無限個のケースを証明できる。
極限に関する定理や、コンパクト性などの有限性に帰着させるもの、普遍性を用いるものなどはこのパターン。

(2)
たとえば、a^2 - 3b^2 = 2を満たす整数の組(a, b)が存在しないことを示したいとする。
これも、(a, b)の組を全部試すわけにはいかない。しかし、両辺を3で割ったあまりを考えれば解ける。
このほか、二つの対象が同型でないことを示すのに不変量を比較したり、別の対象への射を考えてみるなども、このパターン。
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(1): 06/09(月)16:25 ID:BG1OKxio(1) AAS
数学の証明で「気付き」や「テクニック」が必要なのは、この2パターンしかない。
あとの部分は、定義や仮定を自明に変形しているだけ。
4: 06/09(月)16:32 ID:kXRlqM7x(1/3) AAS
ど素人か
5: 06/09(月)17:24 ID:qBe5NCNE(1/2) AAS
ためしに、ヒルベルトの基底定理を見てみる。
以下の補題を使う。

Lemma1:
ネーター環R上の有限生成加群はネーター加群

これの証明には以下の補題を使う。

Lemma2:
R加群の列

0 → M' → M → M'' → 0

が完全とすると、Mがネーター加群⇔M', M''がネーター加群。
これは簡単に示せる。

Lemma1の証明:
M = Σ_{i=1}^n R mi とする。nに関する機能法で示す。
n = 1のときは、M ~ R/ann(m1)なのでネーター。
n-1まで正しいと仮定する。
N = Σ_{i=1}^{n-1} R miとおくと、完全列

0 → N → M → M/N → 0

を得る。Nと、M/N ~ Rmn/N∩Rmnは仮定よりネーターなので、Lemma1よりMもネーター。□
6: 06/09(月)17:27 ID:qBe5NCNE(2/2) AAS
Theorem:
Rがネーター環⇒R[X]はネーター環

証明:
I⊂R[X]をイデアルとする。IがR[X]上有限生成であることを示す。
J⊂Rを、Iの多項式の最高次の係数になる元全体とする。JはRのイデアルになる。
Rはネーター環なので、Jはa1, ..., an∈Rで生成される。各i = 1, 2, ..., nに対して、aiを最高次の係数に持つIの元が存在するので、それをfi∈Iとおく。また、d = max{deg(fi)}とする。
f = bX^m + (低次の項)∈Iを任意の多項式とする。もし、m > dなら、b = Σri ai (ri∈R)の形だから、f - Σrifi X^(m-d)の次数はdより小さくなり、しかもIに入る。
つまり、R加群として

I = (R + RX + ... + RX^(d-1))∩I + ΣR[X] fi 。

(R + RX + ... + RX^(d-1))はネーター環R上有限生成なので、Lemma1よりネーター加群。よって、そのR部分化群(R + RX + ... + RX^(d-1))∩IもR上有限生成。その生成元とf1, ..., fnを合わせると、IのR[X]上の生成元になる。□
7: 06/09(月)17:28 ID:kXRlqM7x(2/3) AAS
岡の定理は
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