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純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)20 (1002レス)
純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)20 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1745503590/
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135: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2025/05/05(月) 16:37:09.51 ID:Y7s/vlgi 5ch便所板 おミソのスレ主です 堀川穎二先生の 新装版 複素代数幾何学入門 のコピーが出てきた 堀川穎二先生は、1947-2006だから すごく早く亡くなられたらのですね 確か、柏原正樹先生と 東大数学科で同期で、堀川先生をして 柏原正樹先生に対する評が「上には上がいる」と言わしめたとか(伝説) (参考) https://www.iwanami.co.jp/book/b265464.html 岩波 新装版 複素代数幾何学入門(単行本) 堀川穎二(ほりかわ えいじ)2015/01/15 1947-2006.京都生まれ.1969年東京大学理学部数学科卒.その後,東京大学大学院数理科学研究科教授を歴任.専門は,代数幾何学,特殊関数論.著書に,『複素関数論の要諦』『新しい解析入門コース[新装版]』(いずれも日本評論社刊)がある. 複素関数論から出発し,複素多様体,層とコホモロジー,リーマン面と代数曲線などを扱う.定評ある入門書. ■編集部からのメッセージ 著者の堀川先生は,2006年東京大学大学院数理科学研究科の現役教授のまま,病気のために亡くなられた.本書は,1990年に岩波書店から同名で刊行したものの新装版である.長く品切れの状態であったが,ご家族のご厚意により,このたびあらためて刊行することができた.ここに感謝を申し上げたい. 本書にまつわるエピソードを1つだけ紹介しておこう.本書は刊行当時から評価が高かった.しばらくして,韓国の出版社からぜひ韓国語版を出したいという強い申し出があった.堀川先生は,韓国からの申し出にたいそう喜ばれていた.しかし,数日して,お断りの返事があった.その理由は,「自分は韓国語がわからないので,その翻訳が正しいものなのか,納得のいくものなのかを判断することができない.自分が責任の持てない本を出版するのは,自分の主義に反します」とのことだった. このたびの新装版もまた,本書の中味は,生前に刊行されたもののままであることを,あえてお断りしておく. https://www.iwanami.co.jp/files/tachiyomi/pdfs/0059670.pdf (試し読み)目次など アマゾン レビュー Takuo Yasuoka 5つ星のうち5.0 数学は本当に奥が深い学問です 2015年2月23日 物理学におけるゲージ理論、ツイスター理論などに応用するという立場から読める内容です。 第5章「層とコホモロジー」では、ファイバーと切断、Germ(芽)、層、前層、コサイクル、コバウンダリー、コホモロジー、完全列について極めて抽象的ですが直観的にわかりやすく説明されています。ゲージ理論の研究には欠かせないかも。 可微分多様体では、接バンドルの可微分切断がベクトル場、余接バンドルの可微分切断が一次微分形式です。De Rhamの定理は位相的に定義されたコホモロジーが微分形式という解析的な対象によって表現されるという定理です。微分形式のgermの層についてのコホモロジーに関してはDolbeaultの定理が成り立ちます。 第6章からはいよいよ複素代数幾何学の本領です。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1745503590/135
136: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2025/05/05(月) 17:15:06.07 ID:Y7s/vlgi >>135 タイポ訂正・追加 堀川穎二先生は、1947-2006だから すごく早く亡くなられたらのですね ↓ 堀川穎二先生は、1947-2006だから すごく早く亡くなられたのですね 追加参考 https://x.com/baaUBZ8INKYP7U0/status/1905483453958590642 x.com 山口一男 2025年3月28日 柏原正樹氏のアーベル賞受賞心から祝したい。生まれは同期だが、東大数学科では一学年上の柏原正樹、堀川頴二、高橋陽一郎(高校同期)の3氏は当時そろって私には及びもつかない数学の天才に思えた。私は自分の才能に早くに見切りをつけ数学を離れたが、いろいろと感慨深い https://researchmap.jp/ytakahasi 高橋 陽一郎 1996年 - 2009年京都大学 数理解析研究所, 教授 1992年 - 1996年東京大学 大学院数理科学研究科, 教授 https://memoirs-of-dr-hara.blogspot.com/2019/03/blog-post_11.html The Memoirs of Dr.Hara 20190311 高橋先生のこと 先日の三月三日、高橋陽一郎先生がお亡くなりになった 私が大学四年生の頃、就職をする気もなかったのだが、大学院に行ってどうなるものでもないし、どうしたものかなあ、と思いつつ、先生から「来年どうするの」と訊かれ、「進学しようかなあと……」と口を濁すと、「うん、むいてるかもね」とおっしゃっていただいたのが、先生から本格的にご指導いただく日々の始まりだった 先輩方からは怖い先生だと聞いていて、実際、怖い先生だったのだが、私が進学したころからは柔らかくなったとのことである。事実、私が厳しく叱責されたのは、以前に「池田先生のこと」に書いた一回だけだった。とは言え、一週間に一回の修士ゼミ、博士ゼミは毎回とても恐しかった ゼミでは論文を読んだ話をするか、自分の研究の話をするかだが、後者はもちろん、前者ですら進展がないことがある。学生が皆そうだとなると、どうやって今週のゼミを穏やかにやり過すかという作戦を練る(大体が「継投策」だ)。そして、おそるおそる 4 階の院生室から先生の研究室に降りて行き、びくびくしながらノックをして、今日のゼミをお願いします、と言うわけだ。そして大抵、穏やかには済まされないのだった 学生の頃の私はあまり意識していなかったが、先生は変わったタイプの数学者だったようだ。一言で言えば、あまり論文を書かない。先生が書いた一番良い論文は学生時代に書いた論文だという悪口も聞いたことがある。しかし、確率論やエルゴード理論や力学系の広い分野で一目も二目も置かれていた。その理由は、表面的には、「(仕事はしないが)頭が良い、キレる」ことと「面白いホラを吹く」ことだったように思う 数学者の「頭の良さ」には色々あるが、私が感じた先生の鋭さは、問題を初等的な線形代数や微積分のパズルに落とし込む鮮やかな手並みだった。先生は抽象論より、具体的な小さな問題を好んだ。素朴なモデルで本質は言い尽せると思っていて、大きな抽象論は信用していなかった。それだから、と言うべきか、理論構築は苦手だった。そんなスタイルが若い頃に留学していたソ連(ロシア)の数学と関係があるのかどうか、私にはわからない。しかし、独特の深い数学観を持っていた 以下略す Keisuke HARA 老猫一匹との隠居暮らし。著書に「測度・確率・ルベーグ積分」(講談社)、訳書に「世界を変えた手紙」(デブリン著/岩波書店) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1745503590/136
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