[過去ログ] 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む78 (1002レス)
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176(7): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/10/24(木)17:13 ID:zndIMm6S(2/3) AAS
>>173
ID:V4UM6AG2さん、どうもスレ主です。
あなたは、かなり勉強されているみたいだから、もう少し教えてもらえますか?
少し、記号を整備しましょう。
下記、ガロア理論の基本定理にならいます。
基礎体F、拡大体E、中間体K、有理数体Q
体の有限次ガロア拡大 E/Fのガロア群 Gal(E/F)
基礎体F上、F係数の一般n次方程式による体の拡大を考えて、拡大体Eが得られたとする
(簡単のために、FはQ上の代数拡大体とする)
Gal(E/F) =Sn (n次対称群)
体:Q ⊆ F ⊆ K ⊆ E
↓↑(ガロア対応)
群:S'⊇ Sn⊇ G ⊇{e}
ここに、GはSnの部分群で、S'はSnを含む群、 {e}は単位元からなる自明な群
(そして、ケーリー(Cayley)の定理(>>129)から、Snを十分大きく取れば、任意の群Gに対して、”Sn⊇ G”成立)
で、あなたは、
体:F ⊆ K ⊆ E
↓↑(ガロア対応)
群:Sn⊇ G ⊇{e}
なら、作れるといったわけですよね(>>80)
(体 F、K、E を自由に選んで良いなら、自由度が上がっている? )
でも、ガロア逆問題は
体:Q ⊆ K
↓↑(ガロア対応)
群:G ⊇{e}
となる体:Q ⊆ K (Q上の拡大体K)が存在するかどうか(あるいは見つける)ですよね(あなたの言葉を借りれば)
そういう理解で良いですかね?
なるほど
しかし、Qに限らないのでは? 自由度の問題では?
外部リンク:ja.wikipedia.org
ガロア理論の基本定理
(抜粋)
定理の最も基本的な主張は「体の有限次ガロア拡大 E/F が与えられると、その中間体とガロア群 Gal(E/F) の部分群の間に一対一対応が存在する」ことである。
(中間体とは、F ⊆ K ⊆ E を満たす体のことを言う、それらを E/F の部分拡大と言う。)
つづく
177: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/10/24(木)17:14 ID:zndIMm6S(3/3) AAS
>>176
つづき
外部リンク:ja.wikipedia.org
対称群
(抜粋)
6.1 一般多項式のガロア群
多項式のガロア群とは、多項式の根の全体からなる集合上の置換群のことをいう。
n-次対称群 Sn は有理数体 Q 上の n-次の一般多項式(係数の間に何らの代数的な関係式も成立しないような多項式)
のガロア群であることが示される。
外部リンク:ja.wikipedia.org
自明群
(抜粋)
自明群、自明な群 (trivial group)、単位群 はただ1つの元からなる群である。
自明群のただ1つの元は単位元である
(引用終り)
以上
179: 2019/10/24(木)18:13 ID:dI8bXOuQ(1) AAS
>>176
やはりまずはきっちり問題をまず論理式で書いて下さい。
変数はL,K,Gとして条件は
L/K Galois ext ∧ G≅Gal(L/K)
で束縛されているのはGとLで
∀G∃L s.t. L/K Galois ext ∧ G≅Gal(L/K)
の形、すなわちKは自由変数でその値によって真偽値が確定します。
例えばK=C(複素数体)のときはGとして現れうるのは単位群のみなので偽である事が確定します。
K=R(実数体)のときも偽です。
K=Rの場合が大元の逆問題で現時点で真偽不明です。
おそらくQ上の有限次代数拡大Kで真偽が確定している体は一つもないと思います。
私は専門家ではないのですが知り合いの得意な人に2000年の時点で質問した時は知らないと言ってました。
少なくともその時点ではオープンプロブレムだったハズです。
180: 2019/10/24(木)18:22 ID:VtUUj/v5(1/6) AAS
>>176
わたし(>>122)とID:V4UM6AG2さんは別人ですよ。
>>117に対する回答が>>122です。
この回答に誤りがあるなら言ってください。
(わたしはないと思ってます。
そして何度も言っているように自明・トリヴィアルな話。)
「基礎体は固定されておらず動かしてもいい」
ということも最初から言っています。
貴方は何年間もガロア理論を勉強されてきて
こんなことも分からないほどモノになっていない
ことを自覚して下さい。
貴方はまずは「不明だったのはは自分でした」
と認めて下さい。
185: {} ◆y7fKJ8VsjM 2019/10/24(木)19:28 ID:D1dAD1u7(1/3) AAS
>>176
馬鹿に質問だ
体 L を体 K の有限次ガロア拡大とし
Gal(L/K)を拡大L/Kのガロア群とする
そしてHをGal(L/K)の部分群とする
貴様は L の元のうちで H の下で不変になっているものの全体である
Lの部分体L^Hが必ず存在するとはいえない、といいたいのか?
186: {} ◆y7fKJ8VsjM 2019/10/24(木)19:45 ID:D1dAD1u7(2/3) AAS
>>176
要するに馬鹿は
体:F ⊆ E^G ⊆ E
↓↑(ガロア対応)
群:Sn⊇ G ⊇{e}
となるE^Gが常に存在するとは限らない、といいたいのか
190(3): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/10/25(金)18:50 ID:xcx18NtP(1/7) AAS
>>176
なるほど なるほど
分かりました 分かりました
"ガロアの逆問題":
「ある基礎体Eに対して、群Gを与えたとき、拡大体Fを求めよ」という問題ですね
で、この視点から、これを広く解釈すれば、類体論もこの類の問題になる(後述)
1)可換の場合
・基礎体Q、1 の冪根(円関数)で、クロネッカー?ヴェーバーの定理
・有理数体の虚二次拡大体の場合、高木類体論(楕円曲線の虚数乗法)
・一般の基礎体Fなら、ノイキルヒの本らしい
2)非可換の場合
・ラングランズ対応
3)これ以外で、数論幾何における高次局所体および高次大域体のアーベル拡大
・A. パーシン、加藤和也、イヴァン・フェセンコ、スペンサー・ブロック、斎藤秀司ら
とか書かれていますね(下記)
イヴァン・フェセンコ先生は、例のIUTで望月先生を支持している方かな?
ではまた(^^
(参考)
(>>45-46)
外部リンク:ja.wikipedia.org
ガロア理論
(抜粋)
逆問題
与えられた方程式(あるいは体のガロア拡大)のガロア群を計算する問題を "ガロアの順問題"、与えられた群をガロア群にもつ方程式(あるいは体の拡大)を構成する問題を "ガロアの逆問題" と呼ぶことがある。
外部リンク:en.wikipedia.org
Inverse Galois problem
外部リンク:ja.wikipedia.org
イヴァン・フェセンコ(Ivan Fesenko)は、数論および現代数学での他分野との(数論の)相互作用を研究している、ロシアの数学者である。
(抜粋)
フェセンコは、望月新一の宇宙際タイヒミューラー理論(英語版)(Inter-universal Teichmuller theory、IUT)の研究を整頓するうえで積極的な役割を果たした。
つづく
214(2): 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE 2019/10/26(土)10:55 ID:fHUQGPHQ(1/24) AAS
>>198
ID:QC0xCFfPさん、どうも。スレ主です。
ありがとう ありがとう
了解です
あなたの言っているのは、
自由度を上げると解けるって話ですね
元は
"ガロアの逆問題" (下記):
基礎体Fと群G(非可換の場合も)が与えられたとき、拡大体Eを構成せよ
対して、
あなたの変形した問題:
群G(非可換の場合も)が与えられたとき、ある基礎体Fと拡大体Eの組が存在するか
あなたの変形した問題では、自由度が上がって、基礎体Fと拡大体Eの組合わせが1つあれば良い
それは、>>176に示したように、ガロア理論の基本定理と
ケーリー(Cayley)の定理(>>129)から、
Snを十分大きく取れば、
任意の群Gに対して、
Gal(E/F) =Sn (n次対称群)
体:Q ⊆ F ⊆ K ⊆ E
↓↑(ガロア対応)
群:S'⊇ Sn⊇ G ⊇{e}
から、「 K ⊆ E」の存在が示せるってことですね
”自由度を上げる”というのは、数学では、他にもいろいろありますね
整数解を求める前に、有理数解を求めるとか、代数的整数の解を求めてみるとかね
(>>45より)
(参考)
外部リンク:ja.wikipedia.org
ガロア理論
(抜粋)
逆問題
与えられた方程式(あるいは体のガロア拡大)のガロア群を計算する問題を "ガロアの順問題"、与えられた群をガロア群にもつ方程式(あるいは体の拡大)を構成する問題を "ガロアの逆問題" と呼ぶことがある。
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