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現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む78 (1002レス)
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む78 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1571400076/
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224: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/10/26(土) 11:11:36.20 ID:fHUQGPHQ >>223 つづき 加藤 和也先生(^^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/40/4/40_4_289/_article/-char/ja/ 数学/40 巻 (1988) 4 号/書誌 類体論の一般化 加藤 和也 https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/40/4/40_4_289/_pdf/-char/ja 類体論の一般化 加藤 和也 数学/40 巻 (1988) (抜粋) 有理数体の有限次拡大,いわゆる有限次代数体を,以下,代数体と称する. 代数体の類体論を,素体上(有限次に限らず)有限生成な体に一般化すること,一般化した時に生 じてくる様々の新しい問題や研究テーマについて述べたい。 代数体が整数論において研究の対象とされる理由は,ひとつには有理数体が昔から人間にとつて 親しみ深い対象であり,有理数体を考察していけば自然にその有限次拡大である代数体に考察が及 んだからであるが,もうひとつには.代数体は考察の対象とするに足る特別に豊かな理論をもつ体 であるということがある: 代数体 =整数論の対象となる体 =特別に豊かな理論をもつ体 =人間にとって身近な体. 等号(2)の存在は整数論研究者の信ずる所であると思うし,等号(3)の存在はふしぎな事で理由は わからないけれども確かな事である.そして近年の整数論の発展を見れば,等号(1)の左側が 素体上有限生成な体= と置きかわるようになっていくものと思われる.(例えばゼータ関数は代数体だけでなく素体上有 限生成な体に対して考察されている.) 類体論は代数体のアーベル拡大の理論であるが,それが素体上有限生成な体のア.__.ベル拡大論と して一般化できると思うと,心に浮かぶ事は多い. 最初から夢想を書いて恐縮であるが, そのような代数多様体の整数論に,もし一般化された類体論が活躍することができれば,どん なにかすばらしいであろう.整数論の書物にある,類体論に関係した諸結果,諸問題はみな,こう した素体上有限生成な体に拡張されるはずである.そしてまた,代数体に関する事の一般化だけで なく,代数体の場合にはなかった新しい興味深い問題が生じてくる.例えば,.各アーベル拡大体に おいて,整数環上のその体のモデルにどのような特異点が現われるか,モデルはどのくらい900d reductionから遠いか,などを類体論的に考える問題がそれである. つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1571400076/224
225: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/10/26(土) 11:12:39.29 ID:fHUQGPHQ >>224 つづき そうしたいろいろな問題に, 昔からの類体論の伝統的手法や見方が.定式化を適切にすれば適用できると信ずることは楽しい. その報文で,アーベル拡大の理論には多くの宝が蔵されていると述べたHilbertの言葉は,今も真 理であると考えたい. 筆者が類体論に志したのは,河田敬義・伊原康隆両先生のおすすめによるものである.([6]に提 出された,あるρ 進完備な関数体の類体論をつくる問題を,修士論文の目標とした・)両先生と共同 研究者斉藤秀司氏,影響をうけた先輩三木博雄氏にお礼を申しあげたい. 以下§1で代数体の類体論を復習し,§2でその一般化を述べ,§3に§2の補足を,§4に分岐理 論を述べる. §1.代数体の類体論 代数体の類体論の要約を述べる.専門外のかたにも読んでいただけるようにすること,類体論の 抽象的な定理が,どのように`平方剰余の相互法則,などの古くから知られてきた整数論の定理を 含んでいるかを説明すること,そして,類体論の主精神は次の(1.0.1)のようなものであると思う ので,その精神を強調することに力点をおいた. (1.0.1)代数体のアーベル拡大がどのように存在するか,また代数体の各アーベル拡大において どのようなことがおこるかは,手に取るようによくわかるものである. この`どのようなことがおこるかがよくわかる,ことの内容として,次の§1.ユに述べるような, アーベル拡大における簡明な‘分解法則,の存在がある.§1.1に述べる事柄や平方剰余の相互法則 は類体論以前から知られていた‘類体論のあらわれ'であつたのであり,類体論から説明できるの である(§1.3). つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1571400076/225
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