【剣と魔法】ファンタジークエスト【TRPG】 (325レス)
1-

245: 2018/11/30(金)00:59 ID:K6ydb5rY(1) AAS
糞だらけで
俺には説明できない
246: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/11/30(金)21:50 ID:46GK14qR(1/4) AAS
>>237のレスですが、致命の一撃はカタナでなく正しくはマンゴーシュでした。申し訳ありません。】
247: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/11/30(金)21:51 ID:46GK14qR(2/4) AAS
>「この森のこの辺りに妖精猫の里があるんだけど子どもとか心の綺麗な人しか入れないんだ。
>シリルなら大人になってもきっと入れるだろうからいつか遊びに来るといいよ」

妖精というのはおおよそ人の目に触れないことが多い。
キャトラの棲家のように基本的に立ち入れない場所に住んでいたりする。
そもそも人に見えない妖精もいるが、見えない妖精の事は僕にも分からない。
大魔道士ともなれば話は別だろうが所詮僕は一介の駆け出し魔法使いなのだ。

「う、うん……機会があればね」
省19
248: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/11/30(金)21:52 ID:46GK14qR(3/4) AAS
湾港都市ナントカ――。
オルビア王国においてもっとも貿易が盛んな場所だ。
同時に最大の港町でもある。

貿易が盛んなだけあってこの都市には古今東西の品が集う。
武器、道具、調度品、食料と、ありとあらゆるものが行き交っている。
ナントカは活気があり、皆人当たりが良く、明るい人が多い。

ケーユチ村を出発した僕達は魔物と遭遇する事もなく無事ナントカへと辿り着いた。
省23
249: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/11/30(金)22:16 ID:46GK14qR(4/4) AAS
【×聖都へ向かうにはアライアンスというところまでのようだ。
 〇聖都へ向かうには船でアライアンスというところまで行くようだ。】
250: キャトラ 2018/12/01(土)09:13 ID:oXti/O5D(1) AAS
>「船の出航は明日みたいだ。今日はどうする?
 遊ぶしかないよね。でもお金がないんだよねー……」

「お、おう。それは困ったな……」

お金を使わずに適当に時間を潰すという選択肢もあるのではないかと思ったが
敢えてツッコまないことにした。

>「なんか良いお金稼ぎの手段とかないかなぁ……」

「そんないいものが都合よく転がってることなんて……」
省12
251: 2018/12/02(日)19:03 ID:UDN1ZlDb(1) AAS
そこに飛び込む糞

どうする?キャトラ
252: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/08(土)20:40 ID:9+GAAwRo(1) AAS
>「ってもろオレ達じゃーん! お散歩するだけでいいなんて行くっきゃなくね!?」

どうやらこのケットシーは疲れているようだ。
いくら懐が寂しいからっていかがわしい商売に手を出すほど愚かじゃない。
一緒にお散歩したいというより別の悪だくみを考えているに違いない。

「そうかな……けど僕は行かないからね。
 なんたって僕は魔法少女じゃなくて魔法使いなんだから!」

他にも何かないか街の掲示板を眺めているとある一文が飛び込んだ。
省23
253: 2018/12/09(日)20:34 ID:ORmKbwPX(1) AAS
そして彼は
広島からウンコ大明神を呼んだ
254: キャトラ 2018/12/12(水)20:25 ID:z4P3guZ5(1) AAS
>「そうかな……けど僕は行かないからね。
 なんたって僕は魔法少女じゃなくて魔法使いなんだから!」

「ふーん、そういうもんか」

(あまり物事を深く考えないキャトラであった!
ちなみに厳密には魔法少女とは現代を舞台にしたローファンタジーものにおける概念で
ごく普通の少女が何かのきっかけで魔法の力を授かった存在のことを指すらしいので
魔法が存在する世界を舞台にしたハイファンタジーものである本作におけるシリルは
省27
255: 2018/12/13(木)08:28 ID:yIsTPkBG(1) AAS
盗賊段がウンチの旗を掲げて
襲いかかる!
256: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/14(金)22:25 ID:FSJ2nme6(1/2) AAS
――白いカモメ亭。
様々なものが行き交うナントカに於いて、この酒場は癒しである。
広々とした酒場の一角には見るからに軽薄そうな集団が冒険者達と会話を弾ませていた。

>「お散歩するだけでお金くれるってマジ!?」
>「マジマジ!」

冒険者達はまだその道を歩み始めたばかりの少女達だ。
武闘家、僧侶、戦士、遊び人、そして魔法使い。
省23
257: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/14(金)22:25 ID:FSJ2nme6(2/2) AAS
衛兵達に盗賊を引き渡し、ギルドから報酬を得ると、まずは借り馬代を仲間に返した。
たとえ旅の仲間といえど借りたものは返すのが常識。
報酬は借りた金を返してもお釣りがくる程度にはある。

「明日には船だね。折角だから今日は遊ぶとしようじゃないか!
 買い物にでも行ってパーッと欲しいものを買うとしよう」

そう言って旅の仲間であるキャトラに小遣いを渡すと、一同は湾港都市を練り歩いた。
大道芸を見たり、海鮮料理に舌鼓を打ったり、買い物を楽しんだり……。
省15
258: 2018/12/15(土)17:51 ID:ZQuOfOx4(1) AAS
文体変えても

バレバレだぜ
259: キャトラ 2018/12/15(土)20:12 ID:LLyKu8yu(1) AAS
192さんが、街の衛兵団を呼んでくるという。流石は神殿騎士、用意周到だ。
念のためにマスターに聞いて、彼らが件の盗賊団だと確信したオレは、シリルに合図を出す。

>「――"バインド"」

シリルの魔法が、盗賊団を文字通りに一網打尽にする。

>「僕の仲間が衛兵団を呼んでいる最中だ。無駄な抵抗は止めておきたまえ」

「ち、ちっくしょ――ッ!」
省27
260: 2018/12/17(月)08:15 ID:aWhefRpW(1) AAS
銃もったウンチ兵も
一緒に乗り込んだぜ
261: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/21(金)19:19 ID:/zHe7/Hm(1/2) AAS
湾港都市ナントカを出航した船は、吹き付ける風を帆で受け止めて快晴を突き進む。
船乗りたちが忙しく動くのを眺めながら手元の魔導書のページを捲る。

興味本位で買ったものだが、今読み返してみると中々どうして面白い。
当時は土を少し操るのが精一杯だったが、今やればどうだろう。
もっとも、自分は暗黒魔法の使い手なので使う意味も薄いが……。

自分達に割り振られた船室に入ってみると、
清潔感はあるが調度品すらない物置のような部屋といった感じだ。
省12
262: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/21(金)19:19 ID:/zHe7/Hm(2/2) AAS
目的地シャンバラの神殿騎士である彼女が率先して軽薄な会話に混ざる印象はない。
事実、彼女が告げたのはスカゲラク海峡の事についてだった。
彼女はシリル達と出会うまで陸路であったが、湾港都市ナントカには何十年か前に訪れたことがあるようだった。

192曰く、スカゲラク海峡にはある伝承が残されている。
闇の軍勢と魔王がまだ健在であった頃、スカゲラク海峡にはある魔物が棲んでいた。
それは驚異的な大きさを誇る頭足類のような魔物であり、海峡を越えんとする船を何隻も食い荒らしたという。
魔物は嵐と共に現れ、嵐と共に去る。名をクラーケンという。
省16
263: 2018/12/23(日)00:31 ID:62YSRC8z(1) AAS
アイアイサー

ウンコ大明神やウンコ隊が支援にきた
「キャトラを汚そう」
264
(1): キャトラ 2018/12/26(水)21:47 ID:YE/TUl4d(1) AAS
>「やぁキャトラ!度々僕は思うんだけど、君は両手に花だね。
 その徳を理解したつもりで、まぁ、僕の暇つぶしに協力したまえ!」

「……う、うん! そういえばそうだね」

自分は性別の意識が薄い妖精族だし、シリルはローブをまとった中性的な雰囲気なので、
言われてみればそうなのか、という感じだ。
しかし決してシリルが美人ではないとかいうわけではなくむしろ逆。
美少年とも美少女ともとれる、性を超越したような整った顔立ちをしている。
省23
265: 2018/12/27(木)00:21 ID:VS0qGbtv(1) AAS
>>264
エンチャント、ウンコ

お前に狂化剤がぶちこまれる
266: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/28(金)19:13 ID:5aswIyUk(1/2) AAS
嵐の中を進むバロック号は遂にクラーケンと遭遇した。
その巨大な足を船上に叩きつけ、海底の底であぎとを広げ沈没を待っている。

>「話は後! 残念だけどオレ達には倒せる気がしない……!
>なんとか牽制している間に全速力で海峡を抜けてくれ!」

「この荒天の中、風も静まっていないのに船を走らせろだって!?
 冗談じゃない。転覆してクラーケンに食われる前にお陀仏になっちまう!」

船員がマストに捕まりながら悪態をつくと、船長は猛禽のように獰猛な表情で笑った。
省13
267: シリル ◆X4hrf3EOqI 2018/12/28(金)19:14 ID:5aswIyUk(2/2) AAS
記憶のページを捲りながら師匠との修行を思い出す――。
暗黒魔法には、如何なる魔法をも吸収し糧とするアンチマジックが存在する。
自身の今の力量で使いこなせるかは五分五分といったところだ。少なくとも旅に出る前は発動しなかった。
だが今、これ以外にクラーケンを追い払う手段はない。

瞼を閉じ、魔力を練り上げる。
そしてイメージする。暗黒をも飲み込む混沌の力を。

「戒めの鎖錠を破りし混沌の扉よ、魔の力を簒奪し深淵へと誘え!カオスアブゾーブ!!」
省16
268: キャトラ 2018/12/31(月)13:20 ID:UPSWSXIo(1) AAS
>「面白い、やってみようじゃねぇか。一か八か奇跡を信じて行動してみるとしよう。
 きっと我らが女神も微笑んでくれるだろうよ!」

キャトラの無理無茶無謀な作戦に難色を示す船員だったが、船長が乗ってきた。

「さっすが船長! それでこそ海の男!」

逃がすものかと、二本目の足を絡みつかせ船体を締め上げるクラーケン。

>「こりゃまずい。クラーケンの野郎は船をぶち壊す気だぞ……。
 おい冒険者共。方法は問わねぇからあいつを何とか引き剥がせ。でなければ船が動かせん」
省26
269: 2019/01/01(火)15:41 ID:PjuyDHEj(1) AAS
今年も糞尿一同よろしく
270: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/03(木)21:59 ID:n1X8Vtwc(1/2) AAS
キャトラの剣がクラーケンの足を叩き切り、船を発進させる準備は整った。
今は悪天候も心なしか弱まっている。今が逃げる好機だ。

「帆を張れ!全速前進で逃げるぞ!」

「アイアイサー!!」

嵐を突っ切ってバロック号は遂に海峡を抜け出す事に成功した。
シリルはそれを見送るとふらふらと覚束ない足取りで船室へと戻っていく。

「……すまない、無理をしすぎた。
省17
271: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/03(木)22:06 ID:n1X8Vtwc(2/2) AAS
【港町アライアンスに無事到着】
272: 2019/01/04(金)16:11 ID:oBw5dg7Z(1) AAS
緊急アライメント!

ウンコ接近、ウンコ接近!

(ウンコ大明神が接近しつつある)

全員警戒!
273: キャトラ 2019/01/06(日)22:27 ID:bESVI86a(1) AAS
>「帆を張れ!全速前進で逃げるぞ!」
>「アイアイサー!!」

やれるだけのことはやった。
後は船員達に託して無事に海峡を抜けることをひたすら祈るだけだ。
そして――永遠に続くかと思われた海峡をついに抜けたのだった。

「やった……助かったんだ! ……シリル?」

>「……すまない、無理をしすぎた。
省30
274: 2019/01/08(火)08:29 ID:HAVIA/Df(1) AAS
クラーケンは糞尿に変わった!
275: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/12(土)22:39 ID:CltuLFui(1/3) AAS
なんとクラーケンを追い払ったお礼にお金を貰った。
自分の命を守るためにやったことなので正直受け取る義理はない。
だが折角の厚意なのでありがたく頂戴することにしたのだった。
さらに折角なので装備を整える運びとなり、お買い物に乗り出すことになった。

暗雲が垂れ込め、日中にも関わらずどんよりと暗いアライアンス。
武器屋のひとつが目に映り入ってみる。どことなく湿っぽい雰囲気だ。
店主の顔も影が差し込んでいて浮かない色をしている。
省13
276: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/12(土)22:40 ID:CltuLFui(2/3) AAS
アライアンスからシャンバラまでは馬でひとっ飛びの距離だ。
広大な竹林に囲まれたシャンバラには現地の人々が慎ましく暮らしていた。
ところどころに遺構をみることができ、かつてこの土地を支配していたという超古代帝国の名残が見て取れる。
シャンバラに入るなり、シリル達は軽鎧に身を包んだ神殿騎士達に囲まれた。

「な……なにかな。僕は何もしてないよ。本当だよ」

神殿騎士は恭しく頭を垂れると192に声を掛ける。

「192、ご苦労だった。貴方様達がかの神託の勇者。突然のご無礼をお許しください。
省15
277: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/12(土)22:40 ID:CltuLFui(3/3) AAS
神殿の最奥――予言の間と呼ばれるその場所に、聖女はいた。
黄金を散りばめたような目映い金髪と神性を帯びた瞳に息を呑む。
シリルは途端に緊張した。彼女を前にすると丸裸になった気分だ。
それに、なんだか力がなくなっていく気がする。

「暗黒魔法の使い手に神殿はきついよ。神性に灼かれそうだ」

ぼそりとキャトラに呟いてシリルは黙った。
聖女はにこやかに微笑むと神託の勇者達を出迎えた。
省16
278: キャトラ 2019/01/15(火)22:10 ID:uvi30KPQ(1/2) AAS
思わぬ臨時報酬を得たオレ達は、買い物に乗り出した。

>「なんつうかな。武器商人の勘って奴よ。
 こいつがお前さんのトコに行きたがってる……。
 代金は譲らねぇけど、できることなら買い取ってくれないか」
>「珍しい物言いだね……買うよ。今の僕には丁度良い」

シリルは運よく珍しい杖をゲットしたようだ。
店主の自分の元から早く手放したがっているようにも聞こえる物言いが
省9
279: キャトラ 2019/01/15(火)22:11 ID:uvi30KPQ(2/2) AAS
「うわ、何だ何だ!?」

>「192、ご苦労だった。貴方様達がかの神託の勇者。突然のご無礼をお許しください。
 私は001……神殿の外では"鏡の騎士"ロートレックと呼ばれている者です。
 僭越ながら、勇者様達のお名前は?」

>「シリル。シリル・フラマリオンだよ。よろしく。」

「妖精猫のキャトラだよ!」

>「えっと、001とロートレック、どっちで呼べばいいのかな?」
省26
280: 2019/01/18(金)12:30 ID:GB/KYV+8(1) AAS
【ウンコ大明神登場】

「いやいや、ソフィアってそれ、自作自演じゃん。。、



そう言ってキャラメルマキアートを
でかいウンコにする。

【キャトラに襲撃】
281: 2019/01/21(月)10:02 ID:hbkIH0nI(1) AAS
ほー、意外に続いているもんだな
282: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/21(月)18:20 ID:qmcbbyUS(1/2) AAS
>「えーと、遺跡とやらに封印の一柱があって邪悪なる召喚士が闇の軍勢を引き連れてそれを壊しに来てるってこと……?
>それなら遺跡攻略するよりも遺跡の入り口で待ち構えて迎え撃った方が確実じゃない?」

状況と神託を繋ぎ合わせればそういうことになる。
だが、女神が託すのはいつだって不確定な情報だけだ。それが真実だとは限らないのではないか。
そして――どうしたことか、シリルは歯噛みして苛立ちを隠そうともしていない。

(自信家の僕と言えど、実力差くらいは分かるよ……闇の軍勢には勝てっこないって!)

そう、土台倒せるわけがない。
省19
283: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/21(月)18:21 ID:qmcbbyUS(2/2) AAS
話が終わると早速地下に眠る超古代帝国の遺跡へと一行は向かう。
出発には神殿騎士の人たちが見送りに来てくれた。

「シャンバラの守りは我らにお任せください。聖女様もお気をつけて」

001こと"鏡の騎士"ロートレックが神殿騎士を代表して言う。
優男風ながら実力の高さを窺わせる歴戦の面持ちだ。

「よしなに。勇者に選ばれる者達はいずれも後に大成する冒険家達だと聞きます。
 遺跡の探索においてもその力を存分に発揮して下さることでしょう」
省14
284: 2019/01/22(火)19:18 ID:qIpJgdV6(1) AAS
千客万来

先客はウンコ大明神だった!
285: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/24(木)22:32 ID:9chcDqAo(1/5) AAS
【何か思い付きで書いたサイドストーリーを投下するよ。本編にはあまり関係ないから気にしないでね】
286: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/24(木)22:33 ID:9chcDqAo(2/5) AAS
<サイドストーリー:鏡の騎士の戦い その1>

神託の勇者達が遺跡の探索に乗り出して暫くの事。
闇の軍勢の襲来に備えてシャンバラの防備に当たっていた神殿騎士が異変を捉える。
予定より早く、むせかえるような濃い瘴気を振り撒きながら、闇の軍勢がシャンバラに近付きつつあった。

闇の軍勢と一口に言ってもその構成は実に雑多である。
そのため爵位を持つ魔族がそれぞれの系統の魔物を支配するのが通例となっていた。
だが、総支配にして唯一の君主たる魔王が封印されて以来、久しくその通例は廃れている。
省22
287: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/24(木)22:34 ID:9chcDqAo(3/5) AAS
いまいち統率のとれていない闇の軍勢は三三五五、各々で勝手に動き始めた。
魔物は食料たる人間がいないか草の根を掻き分けて探し、魔族たちは泰然と状況を静観していた。
その隙を鏡の騎士は逃さない。

「鏡界剣――"雲外鏡"」

声だけが鏡の世界に響き渡ると、幾つもの魔力でできた姿鏡が形成された。
この鏡は映した者の真実の姿を、あるいは邪悪な側面を暴き出す。
そして真の姿を暴かれた者は鏡に映った自身に襲われてしまうのだ。
省18
288: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/24(木)22:35 ID:9chcDqAo(4/5) AAS
術者という言い回し通り、鏡界剣は面と向かって斬り合う剣技ではない。
相手を惑わせ、自身を安全圏に置いてから確実に相手の戦力を削いでいく戦闘法。
ゆえに居所を知られてしまえばその力も半減してしまうのは紛れもない事実だ。
ただ、彼は鏡界剣の剣技そのものを披露した訳でもない。

「鏡界剣――"光芒"」

ロートレックが剣を振るうと同時、刀身がブレた。
プリズムを通った光のように剣の刃が増え、デュラハン達の剣を全て受け止める。
省17
289: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/24(木)22:36 ID:9chcDqAo(5/5) AAS
魔力の無駄と判断してロートレックは"光彩"によるステルスを解除する。
鏡の騎士が姿を現すと魔族は口角を上げて衝撃波を更に放った。
横に跳躍して魔法を躱すと剣を正眼に構えて鏡界剣を発動。

「うぬ……!?」

メリオニュスの怪訝な声。鏡の騎士が複数人に分身したのだ。
鏡界剣"万華鏡"は自身を分身させ相手を撹乱する技。
手を変え品を変え、相手を惑わせるのがこの剣術の肝だ。
省15
290: キャトラ 2019/01/24(木)22:46 ID:crCEDNFS(1/4) AAS
>「防備はシャンバラの神殿騎士が担いますが、如何に彼らといえど闇の軍勢が相手では敗北は必定。
 ですが、闇の軍勢と戦わずしてシャンバラを守る手段こそが――」
>「闇の軍勢は魔王の眷属だ。再封印を施すことで魔界に強制送還できるんだね」

「なるほど、そういうことか……!
あはは、考えてみれば闇の軍勢と真っ向対決なんて無謀すぎるよなあ!」

こうして超古代帝国の遺跡へと向かう運びとなったオレ達。

>「シャンバラの守りは我らにお任せください。聖女様もお気をつけて」
省15
291: キャトラ 2019/01/24(木)22:47 ID:crCEDNFS(2/4) AAS
「ほー、意外に続いているもんだな。余程運が良かったのだろう……。
だがそれも今日で最後。お前たちの冒険はここで終わりだ!」

「ぎゃははははは!」

オレは笑いを堪えることが出来なかった。
何故なら――そいつが奇妙な帽子を被っているからだ。

「何を笑っている!? 言っておくがこの帽子のモチーフはチョコソフトだ!
貴様……一体何を想像したのだ!?」
省10
292: キャトラ 2019/01/24(木)22:55 ID:crCEDNFS(3/4) AAS
【おお、投下してみたいらいつの間にか凄いのが投下されてる!
リロードしてなかったけど丁度きりのいいところで良かった!
本編でコメディ路線(?)に走っちゃってギャップが凄くて申し訳ないけど
きっと帽子とかスライムが奇妙な形なのはこっちを油断させるための作戦で奴は普通に強いのです(震え声)】
293
(1): シリル携帯 2019/01/24(木)23:14 ID:CV1UayRX(1) AAS
僕も至らぬ所が多いのであまり言いたくありませんが
う◯こネタは控えてください
荒らしにしか見えません
294: キャトラ 2019/01/24(木)23:23 ID:crCEDNFS(4/4) AAS
【すんません! 奇妙な帽子ネタは無しで! スライムは普通のスライムで脳内変換お願いします!】
295: 2019/01/25(金)00:17 ID:q9vMU32V(1) AAS
ウンコ大明神ばくげきき

大量のうんこをばらまく

どうなるお前ら!
296
(1): 2019/01/25(金)01:28 ID:78sr72OK(1) AAS
>>293
普段トリ付けてるのにそういう時にトリ無しだとお前さんこそ荒らしの成り済ましに見えるぞ
297: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/25(金)19:10 ID:1FbQfzgU(1) AAS
>>296
すみません、以後気をつけます。
乱暴な書き方をしてしまい重ねてお詫びします。
ようするに荒らしのレスを本編に組み込まないでくださいという事です。
自由度を下げるのはよくないけど、無法地帯でもないので。

空気を悪くしてしまってごめん、嫌な話はこれまで!
三章もいよいよ大詰めだし気合入れて行きましょう!!
298: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/27(日)18:10 ID:gnpUnfCw(1/2) AAS
点々と続く足跡を追った先には巨大な水晶の柱が一本伸びていた。
聳え立つ柱の前に人影。男のようだ。彼こそが神託にあった召喚士なのだろうか。
自ら邪悪なる召喚士と名乗ったその男は高らかな口上と共に攻撃を仕掛けてきた。

召喚士が呼び出したのは最弱の魔物スライムだ。生きたゲル状物質が突貫してくる。
シリルはそれを適当に蹴っ飛ばすとサッカーボールのようにドリブルした。
スライムの王、ロードスライムに比べれば恐れるに足りない。

「こんなものっ――――!」
省19
299: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/01/27(日)18:11 ID:gnpUnfCw(2/2) AAS
四天王ではなかったが、自称邪悪なる召喚士もまた闇の軍勢の一人に違いなかった。
だが、彼の出自はシリルがなんとなく思った通り掃いて捨てるほどいる初心者召喚士の一人に過ぎない。
彼は力を求めた結果禁術に飲み込まれ、闇の軍勢に憑りつかれてしまった憐れな被害者だった。
闇の軍勢として神託の勇者を倒せば助けてくれると言われ、彼は悪魔に魂を売ったのだ。
だが――レベルの差は歴然で、彼は勇者達に敗北してしまった。

「見事だ。人間では相手にならないようだな……ならば私が相手をしよう」

瞬間、背後のクリスタルの塔が倒壊し、脆く崩れ去っていくのが見えた。
省23
300: 2019/01/28(月)08:12 ID:FbqKiGxX(1) AAS
【キャトラはウンコ焼きになるという選択をしました】
301
(1): キャトラPL 2019/01/28(月)22:58 ID:Bp8Rcy2G(1/3) AAS
老害の昔語りごめん!
このスレ最初に見た時に雰囲気がすごく懐かしい感じがしたんだよね
短文でも気軽に参加出来てエルさんみたいなコテとスポットNPC操作の中間みたいな人がいたりするところが
というのも最近は超気合入れないと参加できないガチのリレー小説みたいなスレばっかりになってしまったので
こういうの久しぶりでいいなーって、つい初動のスポット参戦のNPC程度のノリでレスしてしまったのがはじまり
だから名無しネタとか(荒らしじゃないやつ)やスポット参戦もたくさんある賑やかなスレになればいいなーって思ってたんだけど
隙あらばスポット参戦を呼び掛けてみたりもするんだけど誰も来ないしやっぱり今の少ない人口ではそういうノリは無理なのかな〜って思ったりして
省6
302: キャトラ 2019/01/28(月)22:59 ID:Bp8Rcy2G(2/3) AAS
>「せいっ」

現れた召喚士は、シリルに杖で殴られてあっさりと倒れた。

>「さぁ、聖女様。再封印を施して全て終わらせましょう」
>「は、はい……分かりました」

「やりぃ! 思ったより楽勝だったな!」

と、さっさと再封印をしようと帰る算段を始めたのだが――
省24
303: キャトラ 2019/01/28(月)23:00 ID:Bp8Rcy2G(3/3) AAS
「あなたは……初代聖女様……!?」

聖女ソフィアが驚いたような声をあげる。

『勇敢なる貴方達に我が力の一片を授けます――お願いです、どうかこの世界を……』

クリスタルの欠片の一片が目の前に浮かび上がり、体の中に吸い込まれるように入っていく。
シリルにも同じことが起こっているのだろうか。

「私も出来る限りお手伝いしましょう!――セラフィックローサイト!」
省8
304: 2019/01/30(水)09:27 ID:/TqqFHom(1) AAS
飯テロならぬ糞テロ

ついに放たれる
305: 2019/01/31(木)23:16 ID:blCQF46g(1) AAS
糞、
ウンコが最強の時代が

きたようだ
306: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/03(日)13:55 ID:4AbThEus(1/6) AAS
シリルの言葉に激昂するキャトラだが、シリルは悲愴な表情のまま動かなかった。
突然死ぬ運命がどうだのと言われても理解が追い付かないのは仕方ない。
だがシリルの胸中はせめて華々しく散る運命ならば、魔族をどうにか食い止めようという魂胆。
この戦いに旅の仲間を巻き込むわけにはいかない。

>「そうだよな、マジでバカだよな。運命ってのは――ぶち壊すためにあるんだぜ!」

偶然か、あるいは彼の声に呼応したのか。
砕け散ったクリスタルの欠片から女性の人影が浮かび上がる。
省19
307: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/03(日)13:57 ID:4AbThEus(2/6) AAS
光の矢を黒い闘気の盾が阻んだ。
魔族の莫大な魔力で練られた魔力の障壁がキャトラの作戦を叩き潰す。

「自惚れるな、神託の勇者。そして聖女よ。
 貴様らは憎きあの女の力を借りて私との差を埋めただけ。勝負はまだ始まってすらいない」

アスタロトの魔力が膨張していくのをシリルは感じた。
使うのはきっと暗黒魔法だ。元来暗黒魔法とは魔界の事象を喚起する魔族の呪文。
魔族にとっては普遍的なものであり、また共通の武器でもある。
省24
308: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/03(日)14:06 ID:4AbThEus(3/6) AAS
>>301
僕の方こそごめんなさい、荒らされっぱなしなので過敏になっていました。
キャトラの言う通り、気軽に参加できる敷居の低いスレがコンセプトです。
というより実力的にそういうスレしか建てられないというのもあるけれど……。
だからもしこのスレを読んでる方がいれば気軽に参加してみて下さいね(宣伝)
309: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/03(日)14:12 ID:4AbThEus(4/6) AAS
<サイドストーリー:鏡の騎士の戦い その2>

鏡界剣奥義『鏡面世界』によって構築した偽りの世界に闇の軍勢を拘留して数時間。
シャンバラの神殿騎士ロートレックの仕掛けた時間稼ぎは順調そのものだった。
魔族側も原因が術者の固有結界によるものだと気がついており、手を打っていた。

「メリオニュスがやられた?
 ……しまったな、魔力探知に長けたのは奴だけだと言うのに」

魔族を率いるフォルファクス伯爵は頭を掻いた。
省18
310: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/03(日)14:13 ID:4AbThEus(5/6) AAS
「おおっと……フッフ、やるじゃないか。だが剣筋が若いぞ。
 まさか術者自ら私を殺りにきたと。中々勇ましい行動じゃないか、え?」

泰然とした態度を崩さないフォルファクス。
底が知れない相手だ……。一層油断はできない。
だが"光彩"により通常は姿を捕捉できないはずだ。
本来漲っているはずの殺気もロートレックは日々の鍛錬で完全に消している。
水のように静かに、落ち着いた心で――彼は敵を殺せる。
省21
311: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/03(日)14:15 ID:4AbThEus(6/6) AAS
「口だけは達者のようだが、貴様に手は打たせん!鏡界剣奥義・明鏡止水!」

鏡界剣最後の奥義、明鏡止水――邪念を消し澄み切った心を鏡のようにし、相手を写し取る技。
すなわち相手の技を全て見切ることで後の先を必ず取れる剣。
いわば究極のカウンターだ。これで何が来ようと恐れるものはない。

ロートレックは再び首を狙い、大きく剣を振りかぶった。
しかし、その時彼は見た。鏡の世界が闇で覆われて行く様を。

「残念だが対象は君ではない。この鏡の世界そのものだ!!」
省21
312: 2019/02/04(月)08:03 ID:E5QhBeNS(1) AAS
終了した物語をウンコが埋める

もはやウンコの繁殖は止まることを知らない

終了
313: キャトラ 2019/02/06(水)21:59 ID:gLUPfAOs(1) AAS
>「自惚れるな、神託の勇者。そして聖女よ。
 貴様らは憎きあの女の力を借りて私との差を埋めただけ。勝負はまだ始まってすらいない」
>「"力を奪う呪われし鎖よ"、"光をも呑む暗黒よ"、"爆ぜる鎧が我が身を食らう"、"命綱を断たれし遭難者"……!」
>「な、なんだ!?魔法の詠唱を混ぜて読むだなんて……!!?」

なんとアスタロトは妨害魔法の多重詠唱をいう離れ業を繰り出してきた。
流石は魔族、人間とは格が違うということだろう。
光の矢が目に見えてショボくなり、挙動が遅くなるのが自分でも分かる。
省29
314: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/10(日)22:26 ID:fkpHyGUW(1) AAS
アスタロトの放った四重攻撃魔法が視界を覆わんばかりの怒涛なって迫ってくる。
もう終わりかとシリルも諦めかけたその時、聖女が魔法を紡いだ。

>「ミラージュ・リフレクション!」

攻撃魔法全てが鏡の光のように反射して、その全てが術者に向かっていく。
すなわち、四重の魔法を唱えたアスタロト目掛けてだ。
アスタロトは咄嗟に障壁を張るも、紙屑のように障壁は砕かれ魔法の海に飲まれた。

「ぐっ……おお……!これしきの事で……!」
省25
315: キャトラ 2019/02/12(火)23:36 ID:9TMw6wQb(1) AAS
「アイツ、あの状態で呪文を……!」

反射された自身の攻撃を一身に受けながらも呪文を唱えるアスタロト。
しかしシリルも負けじと呪文を唱える。

>「聖堂に響きし天使の鐘、終焉の喇叭、黙示録の騎士達よ。
 明かされた啓示に運命を渡し、切なる望みを打ち砕け。ああこの世に二度と明けぬ破滅を!」

>「天球に溢れし星辰の輝き、宵の明星、北斗に輝く七星。
 星墜つるともまた昇る。再び輝く!無限の煌めきが未知なる力を呼び覚ます!」
省19
316: 2019/02/18(月)18:13 ID:JhDZPfsz(1) AAS
しかしアスタロトはウンコになった!

アスタリスク
317: シリル ◆X4hrf3EOqI 2019/02/20(水)21:43 ID:KXWisIxE(1) AAS
【ごめん!超過してから書くのもなんだけど今多忙だから土日まで待ってください!】
318: キャトラPL 2019/02/20(水)23:26 ID:uwaXGETV(1) AAS
大丈夫、こっちは飽くまでも公式区分は定期的に現れるNPCだから君は何もルール違反していないッ!
そちらのペースでOKです!
319: 2019/03/01(金)08:25 ID:P0rEhDuL(1) AAS
ただの糞の投げ合いにしか見えない
320: 2019/04/23(火)12:56 ID:hgqdXTxi(1) AAS
飽きたか
まぁいつもの事だわな
321: 2022/05/17(火)11:17 ID:dbBRz4mu(1) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
322: 2022/06/20(月)16:16 ID:vII0xQ/V(1) AAS
名前:カス
年齢:36
性別:オス
身長:196
体重:196
職業:詐欺師
性格: 残忍
省4
323: 2023/06/16(金)09:40 ID:xvFf7DkG(1/2) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
省11
324: 2023/06/16(金)09:43 ID:xvFf7DkG(2/2) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
325: 2023/09/07(木)14:42 ID:CtdiUPYS(1) AAS
考えは豊かに見た目は質素に
1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.033s