マルチジャンルバトルロワイアルpart20 (683レス)
1-

246: 2012/12/07(金)15:45 ID:eq3wE1uf(1) AAS
おおー!wikiと現在位置乙です!わかりやすい!
247: 2012/12/07(金)18:43 ID:C7umcpVW(1) AAS
乙乙!
しかしヴァッシュはずっと現在位置変わらんなww
248: ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:43 ID:x3t4VzTe(1/25) AAS
wiki&地図乙です!

お待たせしました。
美琴、ラッド、ライダー、ゼロ投下します。
249: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:44 ID:x3t4VzTe(2/25) AAS
E-5エリア、病院跡地に一人の参加者が立っていた。
男の真名は征服王イスカンダル。
第四次聖杯戦争においてライダーとして現界した英雄だ。
今までライダーはV-MAXを縦横無尽に走らせ、ある場所を目指していた。
だが、ライダーの前には二人の人影が彼の行く先を阻むように構えている。

「お前達、退くのであるなら今の内だぞ?」

片手に持ったファンクフリードの剣の切っ先を正面に据えて、ライダーが問う。
省28
250: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:45 ID:x3t4VzTe(3/25) AAS
迫りくる紫電の弾丸が、V-MAXを一瞬で破壊した攻撃であるとライダーは認識していた。
サーヴァントといえ、力を制限されているこの場では予想以上の傷になるかもしれない。
だが、避けようにもその隙をもう一人が見逃すとは思えない。
更に男が持っている武器は、ランサーが持っていた宝具であるため、侮ることは出来ない。
一瞬の思考を経て、やがてライダーは口角を釣り上げて笑った。
一人の殺人狂と、一つの弾丸を前にしてライダーが選んだ答えはとてもシンプルであった。
元より避けるつもりなど毛頭ない。
省31
251: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:46 ID:x3t4VzTe(4/25) AAS
「ちっ!見かけによらず、身軽ね」

舌打ちをしながら、ラッドの後方に位置する美琴が毒づく。
美琴の前髪は浮き上がり、彼女の顔からは小さな電磁波が走っている。
『超電磁砲』と呼ばれる超能力により、美琴は電気や磁力を自由に扱える力を有している。
先程の電撃も、ラッドの頭上を越えていくような形でライダーを狙ったものだ。
ラッドを囮として、必殺の一撃を与えるつもりだったが、美琴の目論見は外れることとなった。
もっとも、先刻の<超電磁砲>の一撃をライダーが容易く弾き返した時点で外れてはいたのだが。
省23
252: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:46 ID:x3t4VzTe(5/25) AAS
「そら、こいつは効くぞ」

鈍い音を伴った一撃がラッドの横腹を打つ。
確かな手ごたえをライダーが知覚した途端に、ラッドの身体は横っ跳びに吹き飛ばされた。
ファングリードの剣と、ライダーの力が合わさったことによる強烈な一撃。
勢いを殺すこともせずに、ラッドの身体は何度も地面に打ちつけられながら転がっていく。
後は後方に控えている筈である、もう一人を突破出来れば目的は達せられる。
そう考えていたライダーに、新たな衝撃が走った。
省23
253: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:47 ID:x3t4VzTe(6/25) AAS
「え……?」

しかし、美琴の予想を覆すように白煙の中から飛び出す影があった。
一直線に美琴の元へ詰めより、己の得物を左へ薙ぎ払う。
大柄な見かけに似合わぬ俊敏な動きを、美琴は両の目でしっかりと捉えた。
脳裏に浮かぶ危険信号に従い美琴は両腕を交差するように構え、やがて衝撃を知覚した。

「余を止めるには、まだ足りんなぁ!」

ライダーの怒号と共に繰り出された斬撃は美琴の身体を捉え、彼女の華奢な身体を容赦なく吹き飛ばす。
省18
254: 2012/12/08(土)22:47 ID:BM8SJmPz(1/10) AAS
支援
255: 2012/12/08(土)22:48 ID:BM8SJmPz(2/10) AAS
支援
256: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:48 ID:x3t4VzTe(7/25) AAS
だが、ライダーを制する声が正面から陽気に響く。
声の主はいつの間にか体勢を立て直していたラッドだ。
ラッドをみやるライダーは訝しげな顔を浮かべた。
美琴の時は何らかの力で防御されたことはわかっていたが、ラッドの場合は違った。
脇腹を完全に捉えた一撃であり、肋骨の何本かが折れた感触をライダーは確かに感じ取っていた。
しかし、まるで傷が元通りに治ったかのように、ラッドは平然としていた。

「俺とおっさんは赤の他人だ。俺はおっさんのコトよく知らねぇし、おっさんも俺のコトよく知らねぇはずだ。
省25
257: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:49 ID:x3t4VzTe(8/25) AAS
「なぁに、ただでは済まさんて。ラッド・ルッソよ、せいぜい――死んでくれるなよ?」

互いの距離が0となろうとする間際、ライダーが冷酷な声を発した。
すれ違いざまにファングリードの剣を掬いあげるように、振り下ろすライダー。
対するように破魔の紅薔薇の切っ先を突きあげるように、振り上げるラッド。
轟音が鳴り響いたかと思うと、両者の衝突は終わっていた。
その場に立っていた者は――誰一人としていなかった。

ラッドの身体は、背にしていた劇場の外壁に強烈な勢いで飛び込み、内部へと姿を消した。
省4
258: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:50 ID:x3t4VzTe(9/25) AAS
死んだかと思った。
瓦礫に埋もれながらラッドが先ず考えたのはそれだ。
ライダーという男は悔しいが、一筋縄ではいきそうにもなかった。
馬は潰せただろうが、それでも明らかに自分の方が傷はでかい。

「ちっ、まったくよぉ……ひでぇところだぜ、ここは」

立ちあがり、身体中についた砂を振り払いながら立つ。
辺りを見回し、自分が居る場所は劇場の中の通路であると大体の辺りをつける。
省15
259: 2012/12/08(土)22:50 ID:hvvwdrZR(1/9) AAS
支援
260: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)22:50 ID:x3t4VzTe(10/25) AAS
「っ!ラッド!!」

劇場の方へ美琴が駆け寄ろうとする。
ラッドは気に入らない男であっても、一応は停戦協定を結んでいる仲だ。
いくら頑丈な男とは言え、見捨てることは美琴にとっても後味が悪かった。
このまま身捨ててしまえば命に関わるかもしれない。
それ以前に、即死している可能性だってあるのだから。

「おぉ……まったく、最後まで逃げずに突っ込んでくるとは大した度胸であるな」
省18
261: 2012/12/08(土)22:52 ID:BM8SJmPz(3/10) AAS
     
262: 2012/12/08(土)22:53 ID:hvvwdrZR(2/9) AAS
支援
263: 2012/12/08(土)22:53 ID:BM8SJmPz(4/10) AAS
    
264: 2012/12/08(土)22:54 ID:J1DE2ImK(1/9) AAS
 
265: 2012/12/08(土)22:57 ID:hvvwdrZR(3/9) AAS
支援
266: 2012/12/08(土)23:00 ID:J1DE2ImK(2/9) AAS
 
267: 2012/12/08(土)23:01 ID:hvvwdrZR(4/9) AAS
支援
268: 2012/12/08(土)23:05 ID:BM8SJmPz(5/10) AAS
      
269: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:05 ID:x3t4VzTe(11/25) AAS
「アンタはきっと殺し合いに乗っている、危険な人物だってね。
だったら……倒すしかないじゃない!
もうこれ以上、私のせいで、私の前で、誰かが……誰かが死ぬところは見たくないのよ!!」

それは美琴の心からの叫びだった。
ただ実験のためだけに殺されていく自分の妹達。
自分を助ける形で、見えない場所で死んでいった衛宮切嗣とストレイト・クーガー。
自分の目の前で、その命を散らせることとなったブレンヒルト・シルトと真紅。
省24
270: 2012/12/08(土)23:06 ID:J1DE2ImK(3/9) AAS
 
271: 2012/12/08(土)23:06 ID:hvvwdrZR(5/9) AAS
支援
272: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:06 ID:x3t4VzTe(12/25) AAS
「美琴よ、余は殺し合いに興味はない」
「ッ!嘘よ! だってラッドは――」
「あやつは生きておる」

一瞬、美琴はライダーの言葉の真意を読み取れなかった。
ライダーは美琴の反応を見届けながら続ける。

「グラハムという男が居てな。ラッド・ルッソとは知り合いだそうだ」

美琴にはグラハムという名前に覚えがあった。
省26
273: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:07 ID:x3t4VzTe(13/25) AAS
「レッドはラッドに殺されたそうだ。その身を焼き尽くされてな」
「え……?」

美琴には返す言葉が思いつかなかった。
確かにラッドなら殺人を犯してもおかしくない。
自分が関わった人間が、また一人ラッドに殺されていたと考えると心が重かった。
世話になった橘あすかもラッドに殺された。
だけど、美琴は復讐よりもこの殺し合いを潰すことを選んだ。
省24
274: 2012/12/08(土)23:08 ID:J1DE2ImK(4/9) AAS
  
275: 2012/12/08(土)23:08 ID:hvvwdrZR(6/9) AAS
支援
276: 2012/12/08(土)23:08 ID:BM8SJmPz(6/10) AAS
      
277: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:08 ID:x3t4VzTe(14/25) AAS
E-4エリアに存在する劇場は、大きく分けて三つの劇場に別れている。
北劇場、中央劇場、南劇場の三つであり、基本的な構造は同じだ。
三つの劇場は連絡通路で繋がっており、ラッドとゼロはそこを通り過ぎ、北劇場へ入った。
北劇場に至るまでのホールは至るどころ破壊されていたが、劇場内の内装は保たれている。
備え付けの椅子以外にも、あちらこちらに予備用の折りたたみパイプ椅子が置かれていた。
やがて先導する形で進んでいたゼロは劇場内を進み、立ち止る。
やや遅れて歩いていたラッドも、ゼロに倣うように脚を止めた。
省24
278: 2012/12/08(土)23:09 ID:NSbM6R+c(1/3) AAS
紫炎
279: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:09 ID:x3t4VzTe(15/25) AAS
「今度こそ首を落とし……ナナリーの仇を取らせてもらおう!」

そう言ってゼロはラッドとの距離を詰める。
いつの間にか右手に握っていた和道一文字を袈裟に振るった。
名工により打ちつけられた和道一文字の切れ味は非常に鋭い。
だが、和道一文字は虚しく空を切った。
それだけでなく、ゼロには視界が大きく揺れ、身体が下へと落ちていく感覚があった。

「そいつは――上等だぜ!!」
省21
280: 2012/12/08(土)23:09 ID:J1DE2ImK(5/9) AAS
 
281: 2012/12/08(土)23:10 ID:NSbM6R+c(2/3) AAS
支援
282: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:10 ID:x3t4VzTe(16/25) AAS
脅威的な跳躍力で跳んだゼロは空中で一つ目、そして二つ目の椅子を叩き落とす。
見透かしたようなタイミングでラッドは更にパイプ椅子の数を増やした。
三つ目、四つ目、五つ目のパイプ椅子が迫るが最早ゼロは止められない。
自らの身体に回転を加え、パイプ椅子をマントで跳ね返しながらラッドを狙う。
だが、それこそが――ラッドにとって最高なタイミングだった。

「もらったぜ、このクソ“不死者”野郎があああああああああああ!!」

渾身の力を込めて、ラッドが右腕を振りかぶる。
省30
283: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:10 ID:x3t4VzTe(17/25) AAS
新しい鮮血が舞う。
ラッドの絶叫と重なり、酷く不快なハーモニーを奏でた。
しかし、ゼロはただ己の刀を振るう。
まるで虫を解体するかのような冷酷さを以てして完了した。
ラッドの四肢は和道一文字により全て切り落とされた。
そしてゼロは改めて確信した。

「串刺しにされただけでなく、両腕、両脚を失っても貴様はまだ生きている。
省5
284: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:11 ID:x3t4VzTe(18/25) AAS
わかってみれば簡単なことだった。
魔女との契約により魔王の力を手に入れた自分が殺し合いに参加させられているのだ。
力を制限されていようとも自分の力は全参加者の中でも、最上の位置にあるだろう。
更に出力や時間の制約はあっても、量子シフトによるガウェインの召喚も可能ときている。
そんな自分が参加者として呼ばれているのだから、四肢をもぎ取られても生きている参加者が居てもおかしくはない。
ラッドの言葉を借りるなら“不死者”という参加者が居ても、可笑しくはなかったのだ。
ただし、それが先天的なものか、後天的なものかは定かではないが。
省26
285: 2012/12/08(土)23:11 ID:hvvwdrZR(7/9) AAS
支援
286: 2012/12/08(土)23:12 ID:hvvwdrZR(8/9) AAS
支援
287: 2012/12/08(土)23:12 ID:NSbM6R+c(3/3) AAS
支援
288: 2012/12/08(土)23:13 ID:BM8SJmPz(7/10) AAS
   
289: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:13 ID:x3t4VzTe(19/25) AAS
「ヒャハハッハハッハッハアッハアハッハハッハハハハッハアハアハハッハアッハハハッハ
アアアアアハアハアアハハハアハッハハハハハハアアアハハッハハハハハッハハハハア
ハッハハハハハアアアハッハアッハアハッハアッハハアハアハハッハアッハハハッハアア
アアアハアハアアハハハアハッハハハハハハアアアハハッハハハハハッハハハハヒャハ
ハッハハッハッハアッハアハッハハッハハハハッハアハアハハッハアッハハハッハアアア
アアハアハアアハハハアハッアアハハハアハッハハハハハハアアアハハッハハハハハッ
ハハハハアハッハハハハハアアアハッハアッハアハッハアッハハアハアハハッハアッハハ
省8
290: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:14 ID:x3t4VzTe(20/25) AAS
ラッド・ルッソは狂人だ。
壊れていると言っても過言ではない。
だが、一見無差別にも見える彼の殺しにもルールは存在する。
『自分が死なないと思っている人間を殺す』――それがラッドの殺しの大前提だった。
だからこそ、不死者という存在をラッドはこの世で最も憎み嫌った。

「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!もしかしてあの時か!?
あのふざけた酒飲んじまったせいで、俺が不死者になったっていうのか!?
省25
291: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:15 ID:x3t4VzTe(21/25) AAS
「なぁ、“不死者”さんよぉ。いや“魔王か”……まあどっちでもいいか。
俺はアンタの目から見ると、立派な“不死者”なのか?」

ねじが切れたように大人しくなったラッドが尋ねる。
彼の視線の先には魔王が居た。
ただし、漆黒の仮面はいつの間にか砕け、素顔が晒されていた。
緑髪の、端正が取れた女性の顔がラッドの疑問に答える。

「ああ、お前は普通じゃない。
省17
292: 2012/12/08(土)23:15 ID:BM8SJmPz(8/10) AAS
    
293: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:15 ID:x3t4VzTe(22/25) AAS
エリアD-4南部をゼロが歩いていた。
目指すはエリアA-2であり、目的は古城の調査。
ラッドの首輪を回収し、更に御坂美琴達の追撃を警戒し、自身のワープを利用しここまで来ていた。
漆黒の仮面は既に元通りに戻っている。

「やはり“不死者”といえども致命傷は死にいたるか。
そうでなくては、殺し合いなど成り立たない」

ラッドの死はあっさりとしたものだった。
省26
294: 2012/12/08(土)23:18 ID:J1DE2ImK(6/9) AAS
 
295: 2012/12/08(土)23:19 ID:BM8SJmPz(9/10) AAS
     
296: 2012/12/08(土)23:20 ID:J1DE2ImK(7/9) AAS
 
297: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:20 ID:x3t4VzTe(23/25) AAS
AA省
298: 2012/12/08(土)23:21 ID:J1DE2ImK(8/9) AAS
 
299: desire ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:21 ID:x3t4VzTe(24/25) AAS
AA省
300: 2012/12/08(土)23:23 ID:J1DE2ImK(9/9) AAS
 
301: 2012/12/08(土)23:25 ID:hvvwdrZR(9/9) AAS
支援
302: 2012/12/08(土)23:25 ID:BM8SJmPz(10/10) AAS
    
303: ◆Wott.eaRjU 2012/12/08(土)23:25 ID:x3t4VzTe(25/25) AAS
投下終了しました。
長い間支援ありがとうございます。
途中で時間がかかったのは規制されてました。すいません。
何かあればお願いします。
304: 2012/12/08(土)23:36 ID:2Vs9/Fya(1) AAS
投下乙です!
おおおおラッドが死んだ!?
かなり空気だったピカが使われて喜んでたら、なんてこった…!
確かに不死者の事がわかったら性格上必然、だがこんな形でとは…!

そして流石、安定の征服王!
しかしこれって、美琴はラッドが死んだ理由がさっぱりわからないんじゃw
305: 2012/12/09(日)20:31 ID:0vC7W5m2(1) AAS
投下乙です

美琴がどんどん立ち直って……!ホロリ
カワイソスのドン底まで落ちたこその台詞が映えるなあ
ラッドがここで落ちるとは……因果応報とはいえ、どこまでも自分の道を貫き通した最期だった

電車といいV-Maxといい、乗り物は壊されるものなのかw
306: 2012/12/09(日)20:53 ID:2Y141fx0(1) AAS
ロワラジオツアー3rd 開始の時間が近づいてきました。
実況スレッド:したらばスレ:otaku_5008
ラジオアドレス:外部リンク:ustre.am
概要ページ:外部リンク[html]:www11.atwiki.jp
よろしくおねがいします
307: 2012/12/09(日)21:11 ID:C8sYqw8I(1) AAS
\征服王!/ \征服王!/ \征服王!/
貫録の征服王、そこに痺れる憧れるゥ!

ラッドは自分勝手ながらわが道を突き進んだ最後だからある意味悔いはない…のか?w
死んでないって言われたのに死んでるとか、
豆腐メンタルなビリビリのことも考えてあげてくださいよ!

そしてラジオだヒャッハァアアアア!
308: ◆OQO8oJA5SE 2012/12/10(月)02:32 ID:7k7X70eg(1) AAS
投下乙であります。

ラッドついに落ちるか……
ゼロはこれでミュウツー以外への復讐を果たしてしまった訳だがこれからどうなってしまうのか……
一方美琴は誤解もとけ、これから主催として歩めるのだろうか。
これからが楽しみなSSでした。

最速兄貴を含めて様々な方が規制されている現状等をかえりみまして、B-1用したらばを設置いたしました。

したらば板:otaku_15810
省4
309: 2012/12/10(月)21:22 ID:itAjoOau(1) AAS
したらば乙です!
規制されている方がいるなら移行は問題ないと思います。
というか予約が二つもきてたー!!?
310: 2012/12/13(木)21:01 ID:Y/IKIxWI(1/21) AAS
test
311: ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)21:56 ID:Y/IKIxWI(2/21) AAS
お久しぶりです
これより佐山・御言、新庄・運切を投下します
312: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)21:57 ID:Y/IKIxWI(3/21) AAS
夜。真黒の世界が顔を覗かせる、暗い舞台。
真っ赤に輝く日は沈み、温かな陽光はどこか遠くに消えていった。
替わりといわんばかりに、せっかちな冷風が8×8の箱庭をビュウビュウと行進し、夜の訪れを大声で報せ回る。

真っ赤な身体が闇夜に映える、灼熱への反逆者を目に留めて。
雷と殺意がバチバチと吹き荒れる廃墟を、早足で通り過ぎて。
紙で作られし、人類の叡智が詰まった巨大な宝物庫には興味なさげに。

息も切らさず、風は矮小な世界を駆け回る。
省18
313: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)21:59 ID:Y/IKIxWI(4/21) AAS
◇ ◇ ◇

「適材適所という言葉を知っているかね、新庄君」

言葉の主は白髪の混じったオールバックの頭に小さな猪のような生き物を乗せた青年だった。
ランタンを持ちながら通路を進む足取りは確かなもので、目的地をはっきり定めているように見える。
佐山御言。悪役として世界を救うことを決め、この殺し合いの場でも主催者への反抗を選んだ男だ。

「ええっと……人の能力を見極めて、その人に相応しい仕事とか地位とかを与えることだったっけ?」

オールバックの青年の後ろから返事を返すのは、黒のロングヘアを後ろに流した少女だった。
省19
314: 2012/12/13(木)21:59 ID:gYKafRYn(1/24) AAS
sienn
315: 2012/12/13(木)21:59 ID:gYKafRYn(2/24) AAS
しえん
316: 2012/12/13(木)22:00 ID:gYKafRYn(3/24) AAS
sienn
317: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)22:00 ID:Y/IKIxWI(5/21) AAS
じゃあ、と少し溜めを含み、新庄は問いかける。

「佐山君」

先ほどから機会を窺い、この案を立てた彼に聞きたかった本題を。

「新庄君?」

空気を察したのか目の前でこちらに向き直る佐山に対し、新庄は前に踏み出しながら言葉を投げかけようとして――
省21
318: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)22:01 ID:Y/IKIxWI(6/21) AAS
……そうと決まれば、状況の把握からだ。

部屋中を見渡す。
まずは場所の把握。
置かれているのは沢山の机や椅子、そしてそれらを見下ろすような位置に置かれた大きな黒板。
十中八九、この場所は古城の南に存在する学校、その施設の一教室と見ていい。
次に時間の把握。
窓の外を見ると未だ太陽はその片鱗さえ見せておらず、この『過去』が真夜中に近い時刻の出来事なのだと理解。
省21
319: 2012/12/13(木)22:02 ID:gYKafRYn(4/24) AAS
sienn
320: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)22:02 ID:Y/IKIxWI(7/21) AAS
「ビリビリ?電撃?えっと、上条君頭大丈夫ですか?」

「だから本当なんだって!詩音も学園都市の名前くらいは聞いたことあるだろ?」

御坂美琴は電撃能力者、「超電磁砲」の異名を持つかなり強い少女らしい。
また上条の話を信じるならば彼の世界では超能力者を開発する学園都市なるものが存在していると言う。
だが、上条の話に対し詩音は首をひねるばかりで

「聞いたことありませんねえ」

……これも異世界同士の違いの弊害か。ならば話も噛み合うまい。
省17
321: 2012/12/13(木)22:02 ID:gYKafRYn(5/24) AAS
sienn
322: 2012/12/13(木)22:02 ID:3Zvw02Iy(1) AAS
支援
323: 2012/12/13(木)22:03 ID:gYKafRYn(6/24) AAS
sienn
324: 2012/12/13(木)22:03 ID:gYKafRYn(7/24) AAS
しえん
325: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)22:04 ID:Y/IKIxWI(8/21) AAS
「よし、この話は終わりにしよう!もっかい探してる知り合いの名前だけ確認して、さっさと皆を探しに行くぞ!」

そう言って詩音の知り合いの名前を再確認していく上条の横で。
佐山は見た。見てしまった。
上条に見えない位置で一瞬で冷たくなった表情の下、詩音の口が、手が動き

「もういいか」

……これは、まさか。

佐山がその言葉の真意に気付いた直後。
省22
326: 哀愛逢ドリーマーズ  ◆GOn9rNo1ts 2012/12/13(木)22:04 ID:Y/IKIxWI(9/21) AAS
もしも

……もしも新庄君が私と出会う前に死んでいたら。

その時、自分はどうなっていただろうか。

……もしも新庄君が今後、私の目の前で死んでしまったら。

その時、自分はどうなってしまうのだろうか。
省20
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