[過去ログ] 【勝手に】感じで漢詩【解釈】3 (981レス)
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112: 2011/03/07(月)21:41 ID:VA/bvR2Q(1) AAS
門外漢ですがさっそく外部リンク:www.google.co.jp
でみると最後の行など微妙に違うもんですね。
113: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/12(土)15:29 ID:35U7iJZz(1) AAS
こんにちはですよ

昨日から日本中が、殊に東北・関東方面が酷いことになっています
被災された方々が一刻も早く安全を確保されることを願います
また、不幸にして命を落とされた方々のご冥福をお祈り致します

申し訳ねーですが、諸般の事情により今週は詩をお届けすることが出来ません
どうか悪しからずご了承下さい
114
(1): 2011/03/12(土)23:59 ID:D0KM4iL4(1) AAS
ルビーさんこんばんは。東京は今も時々少し揺れます。
微弱地震が多すぎて、連日船酔いのようなアタマグラグラの状態で過ごしています。
次回のうpを楽しみにしています。
115
(1): 2011/03/13(日)23:17 ID:8xQ0VCYa(1) AAS
被災者を励ますような、ゴリッとした漢詩は無いものでしょうかね。。。
116
(2): 因果 2011/03/14(月)15:00 ID:DuWR4ryE(1/3) AAS
扶桑東望水天哀,
暗日寒雲動遠懷。
何堪眾生多浩難,
白蒼一夢斷仙台。
辛卯二月初十于哈爾濱
117
(1): 因果 2011/03/14(月)15:20 ID:DuWR4ryE(2/3) AAS
《行路难》
作者:李白
金樽清酒斗十千,玉盘珍馐直万钱。
停杯投箸不能食,拔剑四顾心茫然。
欲渡黄河冰塞川,将登太行雪暗天。
闲来垂钓坐溪上,忽复乘舟梦日边。
行路难,行路难,多歧路,今安在。
省1
118
(2): 因果 2011/03/14(月)15:29 ID:DuWR4ryE(3/3) AAS
昨日所有之榮譽,今天遙遠之回憶。
to115
辛苦已度過半生,今夜重走入風雨。
我不能隨波浮沉,為了摯愛之親人。
再苦難也要堅強,只爲期待之眼神。
良知若在夢就在,天地之間有真愛。
看成敗人生豪邁,只不過從頭再來。
119
(1): 2011/03/15(火)12:59 ID:CxsHys1b(1) AAS
>>116>>118 誰か日本語にして下さいm(__)m
120: fucakine 2011/03/15(火)23:40 ID:PE2R3RDO(1) AAS
日本のみなさん、頑張って!
日本の平安を祈ります。
121: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)13:46 ID:LLZPLUas(1/8) AAS
こんにちはですよ
>>114さん、>>115さん、因果さん、>>119さん、fucakineさん、その他の皆さん
こんなスレを気にかけて下さってありがとうございますよ
深くお礼を申し上げます

静かなお彼岸です
連絡の取れない親類や知り合いは、ただ通信手段が途切れているからだと信じてーですよ
きっと多くの方が私と同じ気持ちでいらっしゃるかと思います
省4
122: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)13:51 ID:LLZPLUas(2/8) AAS
まず今日は、因果さんのレスを勝手に解釈させて頂きますよ
私、はっきり言って ア ホ なので、読みも訳もスーパー誤解ですw
どうぞガンガン突っ込んでやって下さいよ

では>>116から参りましょう

扶桑の東を望まば 水天哀し
日は暗く寒し 雲は遠くを懐(つつ)みて動く
何ぞ堪えん 衆生 多いに浩難するを
省7
123: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)13:52 ID:LLZPLUas(3/8) AAS
続いては>>117

  『行路難』  by李白

金樽の清酒 斗(と) 十千(じゅっせん)
玉盤の珍羞(ちんしゅう) 直(あたい) 万銭
盃を停(とど)め 箸(はし)を投じて 食らう能(あた)わず
剣を抜き 四顧(しこ)して 心 茫然
黄河を渡らんと欲すれども 冰(こおり) 川を塞(ふさ)ぎ
省7
124: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)13:53 ID:LLZPLUas(4/8) AAS
訳:こんなん出ました〜

黄金の樽の中の酒は 一斗で一万銭
豪華な大皿に盛られた珍味も それに見合う高価なもの
だが 私は酒を飲む気にも 箸を取る気にもなれず 何も食べる気がしない
意気に燃え 剣を振り上げたが 四方を見渡して茫然とした
黄河を渡ろうと思っても 氷が川を塞いでしまい
さあ太行山に登ろうと思っても たちまち雪が空を暗く覆ってしまう
省6
125: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)13:55 ID:LLZPLUas(5/8) AAS
さて>>118と行きますよ

昨日所有の栄誉 今天遙かに 回憶遠し
辛苦 已に半生度過し 今夜 重(ま)た風雨に走入す
我は波の隨(まま)に浮沈するも能わず
親人の愛を摯(つか)まんと為(す)るのみ
再びの苦難 堅強を要し 只 期待の眼を神に為す
良く知らるるところ 若し夢に在り 就(すなわ)ち在るならば
省11
126: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)14:10 ID:LLZPLUas(6/8) AAS
人様の落として下さったものばかりでは何なので、何か選ぼうとしたのですが、
ごめんなさい
選ぶことが出来ませんでした

その代わりに、以前やりました『與蘇武詩 其一』を再度お届けしようと思います
被災された方々が一刻も早く平常の生活に戻られるますように
127: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)14:11 ID:LLZPLUas(7/8) AAS
   『與蘇武詩 其一』  by李陵

良時 再びは至らず,
離別 須臾(しゅゆ)に在り
衢路(くろ)の側に屏営(へいえい)し
手を執(と)りて 野に踟躊(ちちゅう)す
雲の馳するを仰ぎ視るに
奄忽(えんこつ)として 互いに相い踰(こ)
省6
128: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/21(月)14:11 ID:LLZPLUas(8/8) AAS
(訳)

夢のような一時を 再び過ごす事は無いだろう
間もなく 別れの時が来る
人生の岐路に立つ今 心は大きく揺れ動く
君の手を取り 町外れまで見送りながら
心を横切るいろんな事を 思い悩んで 歩がはかどらない
当て所なくこの世を流離う人々は
省8
129: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/27(日)17:16 ID:uufgghli(1/4) AAS
こんばんはですよ、と言っても未だ明るいですがw

お陰様で、生死を含め、少しづつ親類や知人の消息がわかり始めました
ありがとうございます
ご尽力下さっている方々に深く御礼申し上げます

今は通信がダメな所の皆様にも、それが復旧次第また笑って頂けるよう、今週も
おバカな変訳をお届けしますよ
さあ、参りましょうw
130: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/27(日)17:16 ID:uufgghli(2/4) AAS
  『小寒食舟中作』  by杜甫

佳辰(かしん)に 強いて飯すれば 食は猶お寒く
几に隠(よ)り 蕭条(しょうじょう)として*曷冠(かつかん)を帯ぶ
春水の船は 天上に坐するが如く
老年の 花は霧中に看るに似たり
娟々たる戯蝶(ぎちょう)は 閑幔(かんまん)を過ぎ
片々たる軽鴎(けいおう)は 急湍(きゅうたん)を下る
省3
131: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/27(日)17:18 ID:uufgghli(3/4) AAS
変訳ですよ、エッヘン!

めでたい日だからと 頑張って箸を付けてみたものの あまり食べる気にはなれず
隠者の冠を被ったまま 何やら寂しい気持ちで脇息にもたれていた
春の水に浮かぶ舟は さながら雲の上に座っているようで
年寄りの目には とりどりの花も 霧の中にあるようにぼんやり霞んで見える
艶やかな蝶がひらひら舞いながら 時の止まったようなこの舟を通り過ぎ
身軽なカモメは 勢いよく早瀬の上を飛んで行く
省2
132: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/03/27(日)17:23 ID:uufgghli(4/4) AAS
ちょいと豆知識♪

中国では冬至後の105日目とその前後の合わせて3日間、竈に火を炊くことを憚り、
冷たいものを食べたところから、その時期を寒食と言いました
小寒食とはその最期の1日で、更に翌日、つまり冬至後の107日目が清明節に当たります
133: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/03(日)08:35 ID:PmrnFZfE(1/3) AAS
おはようございますよ
ここ数日で急に桜の開花が始まりましたよ@大阪
花見など、と自粛される向きもおありでしょうが、桜はその年の天気と豊作を占う花です
特別にお目こぼし願いたいですよ

一日も早くいつもの日々が戻ることを願います

今日の詩はこれを
134: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/03(日)08:35 ID:PmrnFZfE(2/3) AAS
  『韋員外家花樹歌』  by岑参

今年(こんねん)の花は 去年に似て好し
去年の人は 今年(こんねん)に到りて老ゆ
始めて知る 人は老いて花に如かざるを
惜しむ可し 落花 君掃(はら)うこと莫(な)かれ
君が家の兄弟(けいてい) 当る可からず
列卿(れっけい) 御史(ぎょし) 尚書郎(しょうしょろう)
省2
135: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/03(日)08:36 ID:PmrnFZfE(3/3) AAS
こんな風になりましたよ

今年の花は 去年と同じように美しい
けれど 去年ここで花を見た人は 今年はひとつ年寄りになっている
ああ そうか
年々老いて行く人は 繰り返し美しく咲く花には叶わないのだ
(ひとつの命が咲いて終わって と思えば)
落ちた花さえ愛おしい
省5
136
(1): motomasa [motomasa909@yahoo.co.jp ] 2011/04/05(火)20:46 ID:v6Dmkm/t(1) AAS
「千葉揚州種 春深霸秀芳」王十朋の芍薬を題にした漢詩で北斎の浮世絵に書かれました。
現代語訳宜しくお願いします。
137: 2011/04/06(水)12:40 ID:uKMgDMy3(1) AAS
>>136
小町で答もらってるじゃんw
138: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/09(土)21:53 ID:VVC1DDKH(1/3) AAS
こんばんはですよ
急な気温上昇につれ、こちらは一気に桜が咲いてしまいましたよ
春ですねえ、まさしく
こんな時は宴会が宜しいですよ
思い切り酒を飲み、楽しく過ごす
最高に良いですよ

さあ、それでは今日の詩を
139: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/09(土)21:54 ID:VVC1DDKH(2/3) AAS
  『将進酒』  by李賀

瑠璃(るり)の鍾(さかづき)
琥珀(こはく) 濃し
小槽 酒 漓(したた)って 真珠の紅なり
竜を烹(に) 鳳を炮(あぶ)れば 玉脂(ぎょくし)泣き
羅屏(らへい) 繍幕(しゅうばく) 香風を囲む
竜笛(りゅううてき)を吹き
省8
140: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/09(土)21:54 ID:VVC1DDKH(3/3) AAS
や〜くデスw

透き通るガラスの盃
その中にはたっぷりと 琥珀色の酒
小さな酒船から滴る酒は 紅い真珠
竜を煮 鳳凰を焙れば ジュウジュウ音を立てる脂
薄絹の屏風と 刺繍された幕屋の内に 香ばしい匂いが立ち込める
伶人は 澄んだ音色の笛を高らかに吹き ワニ皮の太鼓を勇ましく打つ
省8
141: 2011/04/11(月)23:06 ID:LKYE/QLe(1) AAS
原発易老御難成
一寸光陰不可軽
未覚炉心臨界夢
改善誤用未修正
142: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/17(日)12:36 ID:eWfd/xBv(1/3) AAS
こんにちはですよ
もうお昼間は“暖かい”を通り越して“暑い”ですよ?
いったいコレは何やねん!?と聞きたくなってしまいますが、お陰でいろんな花が盛りを迎えて
眼を楽しませてくれますよ
ここ大阪では、枝垂れ桜に里桜、射干(シャガ)が真っ盛りで、牡丹がもうそろそろという感じ

それに合わせて、今日は久し振りに牡丹の詩を李白でお届けしましょう
ヨロシクですよ
143: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/17(日)12:37 ID:eWfd/xBv(2/3) AAS
  『清平調詞 (三首)』  by李白

雲に衣裳を想い 花に容(かたち)を想う
春風 檻を拂(はろ)うて 露華(ろか) 濃(こま)やかなり
若(も)し 羣玉(ぐんぎょく)山頭に見るに非ずんば
会(かなら)ず 瑤台の月下に向(お)いて逢わん

一枝の紅艷(こうえん) 露 香りを凝らす
雲雨 巫山 枉(むな)しく断腸
省9
144: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/17(日)12:38 ID:eWfd/xBv(3/3) AAS
やく〜♪

綾なす雲は あの美しい人の衣裳のよう
盛りの花は まるであの美しい人のよう
上せる私を冷やかすように 春風が欄干を吹き渡り
濃(こま)かな夜露がきらきら輝いている
あんなに美しい人には 羣玉山の辺りか
瑤台の月光の下でしか巡り会えないことだろう
省11
145: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/24(日)00:13 ID:1PoZSz2T(1/3) AAS
こんばんはですよ
暑いと思っていたらまた寒くなったりして、衣替えするのも躊躇ってしまう此の頃ですが、
花は次々咲いて、小鳥のヒナの姿なども見られますよ
そうそう、小鳥のヒナと言えばこんな話もありましたっけ
 『昔、楊宝という子供が巣から落ちた黄雀のヒナを拾い、黄花を食べさせて養った。
  そして大きく育った子雀が飛び立った夜、楊宝の夢に黄色い服の童子が現われ、
  自分は西王母の使いで、君(楊宝)への恩返しに子孫を出世させてあげると言った。
省2
146: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/24(日)00:14 ID:1PoZSz2T(2/3) AAS
  『孟門行』  by崔

黄雀 黄花を銜(ふく)み
翩翩(へんぺん)として 檐隙(えんげき)に傍(そ)う
本(もと) 君恩に報いんと擬(ぎ)す
如何(いか)んぞ 反って弾射す
金罍(きんらい)の美酒 満座の春
平原 才を愛して 衆賓(しゅうひん)多し
省8
147: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/24(日)00:15 ID:1PoZSz2T(3/3) AAS
おおよそこんな感じでどうでしょうw

黄雀が 黄いろい花を銜(くわ)えながら ひらりひらり 軒端を掠めて飛んでいる
あれは あなたの恩に報いようとしているのに
どうして それを撃つような真似をするのか
黄金の酒甕にはなみなみと美酒 何処も彼処も一面の春
平原君は 有能の士を愛して 多くの賓客を集め
其処に居並ぶ人々は 全て彼に忠誠を誓った人々だった
省7
148: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/30(土)22:46 ID:EC4w01ax(1/2) AAS
こんばんはですよ
今日は天気が良いと、何日も前から天気予報で言い続けていたので、そうなのかと
思って安心して出掛けたら何のこたぁない、しっかり曇りな1日でしたよ
私の友人なら、きっと言葉の最期に「ボケが」と付けたに違いねーですよ
まあ、晩春から初夏にかけては雨が多いに決まっているのですが

今日の詩は雨上がりの朝を詠んだ詩をお送りしますよ
さあ、どうぞ
149
(1): ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/04/30(土)22:46 ID:EC4w01ax(2/2) AAS
  『春日』  by秦観

一夕(いっせき)の軽雷(けいらい) 万糸(ばんし)落つ
霽光(せいこう) 瓦に浮かび 碧(みどり)参差(しんし)たり
情有る芍薬(しゃくやく)は 春涙(しゅんるい)を含み
力無き薔薇(そうび)は 曉(あかつき)の枝に臥す

(訳w?)
一晩中 遠くで雷が鳴り 細かな雨が降っていたけれど
省4
150: 2011/05/02(月)21:22 ID:Tb4VvQsL(1) AAS
>>149
俳句
151: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/08(日)06:08 ID:jZnP3pxU(1/3) AAS
おはようございますよ
今年は桜以外の花が何となく遅れている感がありますねえ
ずれた花見と洒落込むのも一興かと思いますよ

今日の詩は陳師道の『春懐示隣里』をどうぞ
152: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/08(日)06:09 ID:jZnP3pxU(2/3) AAS
  『春懐示隣里』  by陳師道

断牆(だんしょう) 雨に着(ぬ)れ 蝸(かたつむり) 字を成し
老屋 僧無く 燕 家と作(な)す
剰(すこぶ)る門を出でて 語笑(ごしょう)を追わんと欲するも
却って 帰鬢(きびん)に塵沙(じんさ)を逐(お)わんことを嫌う
風 手網(しゅもう)を翻して 三面を開き
雷 *蜂窩(ほうか)を動かして 両衙(りょうが)を趁(お)う
省3
153: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/08(日)06:10 ID:jZnP3pxU(3/3) AAS
適当にこんなところでw

破れた土塀が雨に打たれ 蝸牛の這った跡が文字のように見える
このボロ家には 托鉢の僧すら訪れず ツバメが喜んで巣をかけている
表で皆と一緒に楽しくやりたい気持ちは十分あったのだが
その前に 埃まみれの髪を整えたりするのが煩わしく つい行きそびれてしまった
風に煽られ 網の三方を破られた蜘蛛共も
雷に巣を揺すられた蜂共も 朝夕出仕する役人のように 忙しなく働いている
省2
154: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/15(日)10:20 ID:VxKH2pF9(1/3) AAS
おはようございますよ
ずいぶんと日も長くなり、私のように旅好きなものにはありがたい季節になりましたよ
花に若葉、きらきら光る水辺、程々の日差しと心地よい風……
思うだけで顔がホニャけそうですよw
しかし、昔の人にとって旅は決して楽しいだけのものではなく、時に辛く哀しいものでも
あったようですねえ
今日ご紹介する詩も、そんな詩のひとつです
省1
155: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/15(日)10:21 ID:VxKH2pF9(2/3) AAS
  『洪州客舎寄柳博士芳』  by薛業

去年 燕は巣くう 主人の屋
今年 花は発(ひら)く 路傍の枝
年々 客(かく)と為(な)りて 舎(いえ)に到らず
旧国の存亡 那(いか)んぞ知るを得ん
胡塵(こじん) 一(ひと)たび起こりて 天下を乱せしより
何処の春風か 別離無からん
156: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/15(日)10:21 ID:VxKH2pF9(3/3) AAS
それなりに

去年の今頃は 宿の母屋にツバメが巣をかけていた
今年は 路傍の枝に咲き誇る花を見ている
来る年も 来る年も ずっと旅
家路は 遠く 遙かな向こう
故郷や みんながどうなったかは わからない
攻め寄せる夷狄に いつもの暮らしが奪われてしまった今
省1
157: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/21(土)21:28 ID:MuvxEZW5(1/3) AAS
こんばんはですよ

あちらこちらで早くも夏の行事が始まっていますが、所によってはまだ春もたけなわ
国は小さいけれど、我らの日本国は季節が重なり合いながら移ろって行く、とても美しい国です
特に里の美しさは、世界の観光地にも引けを取りませんよ

今日はそんな里の遅い春の様子を謳った詩をお送りします
さあ、どうぞですよ
158: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/21(土)21:29 ID:MuvxEZW5(2/3) AAS
  『水檻遣心』  by杜甫

郭(かく)を去って 軒楹(けんえい)敞(ひろ)く
村 無くして 眺望はるかなり
澄江(ちょうこう) 平らかにして岸少なく
幽樹(ゆうじゅ) 晩(おそ)くして 花多し
細雨 魚児(ぎょじ) 出で
微風 燕子(えんし) 斜めなり
省2
159: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/21(土)21:31 ID:MuvxEZW5(3/3) AAS
焼く〜♪じゃなくて訳〜♪

我が家は 城壁に囲まれた町から離れ 軒も柱もゆったりした造りで
おまけに 村中でもないから 遠くまで存分に景色を楽しむ事が出来る
澄んだ水の流れる川は 溢れんばかりに豊かで 川岸は猫の額ほど
うっそうと繁る木々には 季節遅れの花がたくさん咲いている
細かな雨がそぼ降る頃 水辺には稚魚の群れが姿を見せ
優しいそよ風が吹く頃には ツバメの子が空を斜めに横切って行く
省2
160: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/28(土)10:20 ID:VqBBQzwx(1/3) AAS
おはようございますよ

いきなり梅雨入りしたと思ったら、もう台風が来てますよ
忙しないにも程がありますですよ、まったくもう
雨の時は、いつもよりゆったりと物思いとか愁いに浸り、“成りきり世界”を楽しむ
絶好のチャンスですのに……
今日はそんなことも言ってられねーので、小雨の間に非常食だけ買い出しに行くですよ

その前に、今日の詩を置いてゆくですよ
省1
161: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/28(土)10:20 ID:VqBBQzwx(2/3) AAS
  『添字采桑子』  by李清照

窓前 誰が種(う)えし 芭蕉の樹
陰は満つ 中庭
陰は満つ 中庭
葉々 心々
舒(のば)し 巻きて 余情有り

傷心の枕上 三更の雨
省4
162: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/05/28(土)10:21 ID:VqBBQzwx(3/3) AAS
これはねえ、もう素直にやるですよ
  ↓

窓の外
あの芭蕉は いったい誰が植えたのだろう
中庭一面の 影
中庭一面の 芭蕉の影
たくさんの葉と芽
省7
163: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/05(日)09:51 ID:obTDRozp(1/3) AAS
こんにちはですよ

身内のドタバタ遊びはTVで垂れ流されるだけで十分なのに、ついに政治業者の皆さんまで
やってくれちゃいましたよ
しかも表舞台で
昏宰相もそいつを世に残した輩も全てくたばれ!ですよ

でも、ただ怒っていても悲しんでいてもダメですよ
バカは放っといて
省1
164: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/05(日)09:51 ID:obTDRozp(2/3) AAS
  『和蔡準郎中見邀遊西湖三首 其三』  by蘇東坡

田間の決水(けっすい) 鳴りて幽々たり
秧(なえ)を挿(さしはさ)みて 未だ遍(あまね)からず 麦 已(すで)に秋なり
相携えて筍を焼く 苦竹(くちく)の寺
却(かえ)り下りて藕(ぐう)を踏む 荷花(かか)の洲
船頭(せんとう)に鮮(せん)を斫(き)る 細かにして縷々(るる)たり
船尾に玉を炊(かし)ぐ 香(かん)ばしく浮々(ふふ)たり
省5
165: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/05(日)09:53 ID:obTDRozp(3/3) AAS
(腹が減っては戦が出来ぬ、そのようなものかとw)

田圃のあいだを 用水路から引かれた水が 軽やかな音を立てながら流れて行く
田植えは未だ終わっていないけれど 麦はもう収穫を待つばかり
友達と誘い合い 真竹に囲まれた寺を訪れ 焼きタケノコを味わい
その帰りに レンコンを踏みながら 蓮の花咲く中洲に遊ぶ
船の舳先で作るなますは 糸のように細く細く
艫で炊いている上等の飯からは いい香りが辺り一面に漂う
省5
166: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/11(土)10:39 ID:lkS6nLwO(1/3) AAS
こんにちはですよ
今週も台風が来るのかと思っていたら、中国・華南の方へ上陸しちゃいましたねえ
あんまり被害が出ないことを祈りますよ

今日は久し振りに詩経から引っ張って来ましたよ
軽〜く脱力、ですよw
167: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/11(土)10:40 ID:lkS6nLwO(2/3) AAS
  『東門之楊』  by詩経

東門の楊(やなぎ)
其の葉 *壮々たり
昏(くれ)以て期と為すも
明星 煌々たり

東門の楊(やなぎ)
其の葉 肺々たり
省3
168: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/11(土)10:44 ID:lkS6nLwO(3/3) AAS
そのまんまですが
     ↓

東門の柳
その葉っぱが青々と繁る頃
日暮れに逢おうと約束したのに
もう明星が輝いている

東門の柳
省3
169: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/19(日)09:28 ID:yHSfSvnJ(1/3) AAS
おはようございますよ
16日の月食が雲の所為で見られなくて、ちょっとしょぼ〜ん……な私ですよ
でも、今年の12月10日の深夜にまた起こるそうですから、その時を楽しみに待ちますよ
それまでには流星群も幾つかやって来ますしね

夜空も良いですが、景色もまた良いですよ
今の季節なら、晴れも良いですが小雨もまた風情がありますしね
鬱陶しくないと言えばウソですが、気持ちの持ちようで幾らかはマシだと思いますよ
省1
170: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/19(日)09:32 ID:yHSfSvnJ(2/3) AAS
  『夏五月武昌舟中觸目』  by*掲溪斯

両髯(りょうぜん) 背立して 双櫓を鳴らし
短蓑(たんさ) 開合(かいごう)す 滄江(そうこう)の雨
青山は竜の如く 雲に入って去り
白髪 何人ぞ 砂に並んで語る
船頭に放歌すれば 船尾に和し
篷上(ほうじょう)に 雨 鳴って 篷下に坐す
省4
171: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/19(日)09:33 ID:yHSfSvnJ(3/3) AAS
見たまんまでw

ヒゲ男の船頭が二人 背中合わせに立って 櫓を漕いでいる
ぱらつく雨に 短い蓑を開けたり閉じたりしながらの 滄江の船下り
山々が竜のように 大地から雲へ天駆ける傍ら
岸辺の石が 砂の上に並んで語り合う老人のようにも見える
舳先で一人が歌い出せば 艫で誰かが一緒に歌い出す
竹編みの屋根に当たる雨の音を その下に座って聞いている
省3
172: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/25(土)09:20 ID:4pZLTLsZ(1/3) AAS
おはようございますよ
あ〜、朝風呂が気ん持ちいぃ〜季節になりましたですよ
休みの朝は飲茶の前にさっと湯浴み、飲茶の後でだら〜っと入浴

あんまり気持ちがいいので、ついつい歌ってしまいましたよ
 ♪ふんぐるい〜 むぐるうなふ くとぅるふ〜
  るるいえ うが〜〜〜なぐぅる ふたぐんんんん〜

あ〜すっきりですよ〜
省1
173: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/25(土)09:21 ID:4pZLTLsZ(2/3) AAS
  『初夏即時』  by王安石

石梁(せきりょう) 茅屋(ぼうおく) 彎碕(わんき)有り
流水 濺々(せんせん)として 両陂(りょうひ)を度る
晴日 暖風 麦気(ばくき)を生じ
緑陰 幽草(ゆうそう) 花時に勝れり
174: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/06/25(土)09:24 ID:4pZLTLsZ(3/3) AAS
や〜く〜

石橋の向こうには茅葺きの屋根 手前は緩やかに曲がる岸辺
流れる水は 勢いよく土手を洗いながら 大地を駆けて行く
青空の下 穏やかに風が吹けば 辺り一面 麦の香りが広がる
涼やかな新緑の木陰と 緑濃く 草が生い茂るこの季節は
花いっぱいの春よりも ずっとずっと素晴らしい

余談ですが、“麦気”を“麦酒”に替えてもなんとなくイイ感じだと思いませんかw
175
(1): 2011/06/26(日)23:10 ID:7JbRM0YJ(1) AAS
朝飲茶とはうらやましいですねー
キンキンの梅酒も飲茶に合うと思うます
176: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/03(日)08:50 ID:75gzS4tI(1/3) AAS
おはようございますよ

>>175
>キンキンの梅酒も飲茶に合うと思うます
ああ、良いですねえ
ただ、そうしてしまうと私の場合、飲茶ではなく飲酒に雪崩れ込んでしまうと思うのですよ
なので、梅酒の梅で作ったゼリーぐらいにしておきましょうよ

早くも7月ですよ、皆さん
省6
177: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/03(日)08:51 ID:75gzS4tI(2/3) AAS
  『西江月』  by辛棄疾

名月 別枝に驚く鵲(かささぎ)
清風 半夜に鳴く蝉(せみ)
稲花(とうか)香裏(こうり) 豊年を説き
聴取す 蛙の声 一片

七八箇の星は天外に
両三点の雨は山前に
省2
178: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/03(日)08:54 ID:75gzS4tI(3/3) AAS
(こんな感じ?)

月があんまり明るくて 朝だと思ったカササギが騒いでいる
夜風の爽やかさに セミも驚いて鳴き立てかける
稲穂がこんなにも香るなら 今年は絶対豊作なのだろう
そんなことを思いながら 蛙の歌に耳を傾けた

強く輝く星が七つ八つ 空の彼方で瞬いている
雲は見えないが ほんの少し 雨が山のこちら側でぱらつく
省2
179: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/10(日)09:59 ID:XMuAxUBz(1/3) AAS
おはようございますよ
茘枝が美味しい季節になりましたよ
果物で飲茶というのもなかなか良いです
『嶺南(広東)では毎日茘枝が300個も食べられる』と書いたのは蘇軾ですが、そんなには
無理でも、気が付けば30個くらいは平気で食べてしまってますよ
ああ、幸せ♪

今日の詩は蘇軾つながりということで、これをどうぞ
180: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/10(日)10:03 ID:XMuAxUBz(2/3) AAS
  『呉中田婦歎』  by蘇軾

今年 粳稲(こうとう)の熟すること 苦(はなは)だ遅し
霜風 見るを庶(ねが)えど 来たるは幾時ぞ
霜風来たる時 雨 瀉(そそ)ぐが如く
杷頭(はとう)は菌(きのこ)を出し 鎌は衣(こけ)を生ず
眼枯れ 涙尽きて 雨は尽きず
見るに忍びんや 黄穂の青泥に臥するを
省14
181: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/10(日)10:04 ID:XMuAxUBz(3/3) AAS
(やく)

今年のうるちは育ちが悪い
日照りが止んで欲しいと願っても 一向にその気配はない
やっと涼風が立ち始めたかと思えば 土砂降りの それも長雨
鍬の柄にはキノコが生え 鎌には苔が付く有様
目が枯れるほど嘆いても 雨は止まない
青黒い泥に埋もれた黄色い穂を見るのが辛い
省10
182: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/16(土)06:12 ID:3UaUvmRL(1/3) AAS
おはようございますよ
今年はセミが全然鳴いてねーですよ
おかしなことです
が、夏は夏なので、私これから海まで貝殻拾いに行って来ますよ
親には「変なモノが流れ着いてるかも知れない」と脅かされておりますが、
そんなもの気にしませんですよ
台風の波は気にしますけれど
省2
183: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/16(土)06:12 ID:3UaUvmRL(2/3) AAS
  『送友人帰山歌二首(うち一首)』  by王維

山中の人 帰らんと欲す
雲は冥々(めいめい) 雨は霏々(ひひ)
水は波を驚かして 翆菅(すいかん)靡(なび)き
白鷺(はくろ) 忽(たちま)ち翻(ひるがえ)り飛ぶ
君 (ころも)をかかぐべからず

山 万重(ばんちょう)にして 一雲(いちうん)
省9
184: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/16(土)06:13 ID:3UaUvmRL(3/3) AAS
(こんな感じで)

山に住む友が そろそろ帰ろうと御輿を上げると
空が厚い黒雲に覆われ どっと雨が降り出した
飛沫を上げて逆巻く川 雨粒に打たれ地に臥す草
白鷺はその前にさっと身を翻し 飛び去った
着物の裾を捲り上げる友よ こんな最中に帰らずともよいではないか

友が帰るその先には 折り重なる山々と一面の雲
省7
185: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/24(日)09:44 ID:eny3ZKC3(1/4) AAS
おはようございますよ

今日・明日は大阪三大祭のひとつ『天神祭』があって、けっこう賑わうのですよ
私は家で涼みながらお酒を飲みますが、スモモをつまみながらの淡麗・辛口・冷や、
これは夏ならではの味わいですねえ
まあ、私の場合、理由があってもなくてもお酒を飲んでるワケですがw

こんな詩を読めば、飲み友達がいるのもいいものかなと思いますよ
186: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/24(日)09:44 ID:eny3ZKC3(2/4) AAS
  『酔後贈張九旭』  by高適

世上 漫(まん)に相識るも
此の翁 殊に然らず
興 来たらば 書は自(おの)ずから聖に
酔うて後は 語は尤も?(てん)なり
白髪 間事に老い
青雲 目前に在り
省2
187: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/24(日)09:46 ID:eny3ZKC3(3/4) AAS
訳っぽく

世間の付き合いと言うのは 程々で薄っぺらなことが多いが
この爺さんは 全然そうじゃない
テンションが上がれば 神懸かり的なものを書くけれど
酔っ払った後じゃ 言ってることがさっぱりわからん そんな困った爺さんだが
雑事に追われ 白髪頭になってはいても
いつも 高い志を目の前に掲げて暮らしている
省2
188: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/24(日)09:48 ID:eny3ZKC3(4/4) AAS
ああ、四行目の「てん」が出ませんでしたか
眞+頁です
すみませんでした
189
(1): 2011/07/25(月)23:55 ID:s53EN0k3(1) AAS
今週の詩を読んでから、BS-TBSの酒場放浪記見ると、なんかほっとするのです。
ささやかな人生でもいいから、楽しく過ごすのが大事だろうよ、って。
190: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/30(土)22:12 ID:zHHtgaEc(1/4) AAS
こんばんはですよ

>>189
>ささやかな人生でもいいから、楽しく過ごすのが大事だろうよ、って。
まるっと同意ですよ
イヤなこと、つらいこと、苦しいこともいっぱいありますけど、そんなことに浸ってるなんて
つまんねーですから
心にチョビッとだけ余裕を、ね
省2
191: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/30(土)22:14 ID:zHHtgaEc(2/4) AAS
  『池上 二絶(其の二)』  by白居易

小娃(しょうあ) 小艇を*操り
偸(ひそか)に白蓮を採って廻(かえ)る
蹤跡(しょうせき)を蔵(かく)すを解せず
浮萍(ふひょう) 一道開く

*操り:本当は手偏に掌と書きます
192: ルビー・D ◆T7sXN1iIiI 2011/07/30(土)22:14 ID:zHHtgaEc(3/4) AAS
ほぼそのまんまでw

近在の小娘が 小さな船を静かに操り
こっそり 白い蓮華を採って帰った
が 慌てていたものだから 舟跡を隠すのを忘れてしまい
池の浮き草に しっかり一筋の道がついている
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