[過去ログ] 渋谷凛「ひとりよりふたり」 (137レス)
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1: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:34 ID:LnumU9lsO携(1/46) AAS
※キャラ崩壊

※長い

※使い古されたネタ

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2: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:35 ID:LnumU9lsO携(2/46) AAS
モバP「うーん……」

凛(プロデューサーが悩んでいる)

凛(私はその理由を知っている)

P「はぁ……」
省8
3: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:38 ID:LnumU9lsO携(3/46) AAS
島村卯月「プロデューサーさんっ! おはようございますっ!」

P「おお、卯月。おはよう。今日もいい笑顔だな」

卯月「はいっ!」ブイッ

P「卯月の今日の予定は――レッスンか」
省3
4: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:38 ID:LnumU9lsO携(4/46) AAS
卯月「プロデューサーさんこそ大丈夫ですか……?」

卯月「私たちのスケジュール調整とか、お仕事取ってきてくれたりとか……。毎日、遅くまでお仕事されてるじゃないですか」

P「ははっ、大丈夫だよ。アイドルみんな、最近は向こうの方からお声がかかるからな。むしろ前より仕事してないかもなー」

卯月「うーん……。でもプロデューサーさん、顔に疲れが出てませんか……? 目の下とか、クマができてますし……」
省5
5: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:41 ID:LnumU9lsO携(5/46) AAS
P「とにかく大丈夫だよ」

卯月「でも……少し休んだほうがいいんじゃないですか?」

P「なーに、仕事はしっかりやるから安心してくれ」

卯月「私はプロデューサーさん自身のことが心配なんですっ!」
省13
6: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:42 ID:LnumU9lsO携(6/46) AAS
P「ありがとな」ポス

卯月「あっ」ナデナデ

P「お前みたいな、可愛くって優しい子にそれだけ言ってもらえれば、今は大丈夫だ」

卯月「プロデューサーさん……」
省4
7: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:43 ID:LnumU9lsO携(7/46) AAS
凛(――それは、一見すれば心温まる話だったのだろう)

凛(アイドルと、そのプロデューサーとの心の距離が近づく話だったのだろう)

凛(しかし悲しきかな――事の本質には至っていなかった)

凛(それでもあえて、符合する箇所を見出すとするなら――それは皮肉にも先ほど、卯月自身が言った一言である)
省4
8: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:44 ID:LnumU9lsO携(8/46) AAS
P「さて。じゃあ卯月はこの後、レッスンだな」

卯月「はい!」

凛(それでは、そろそろ種明かしをするとしよう)

凛(彼が抱え込む、彼を飲み込む――秘密)
省6
9: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:47 ID:LnumU9lsO携(9/46) AAS
P「ふぅ……。卯月には余計な心配をかけちまって、悪いことをしたな……」

凛(ことの発端は――アイドルのプロデュースという、彼のその仕事に対する真面目さにあった)

凛(このたびの問題は、彼のその真面目さから開始し、展開し、収斂し――終結する)

凛(普段から、プロデューサーのアイドルたちへの接し方は、堅実で清廉であった)
省6
10: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:49 ID:LnumU9lsO携(10/46) AAS
凛(繰り返すようだが、彼は真面目を絵に描いたようなプロデューサーであり――あるいは、絵に描かれるくらいに真面目なプロデューサーである)

凛(彼が普段、様々なアイドルのプロデューサーを務める身として、女性のグラビアやそれ以上に刺激的な内容の雑誌を、自らの欲求を発散させる手段として選択することに抵抗を覚

えるということも、その申証と言える)

凛(あるいは――それは申証と言うより、彼のそれほどまでに病的な心証を表す、症状と言ったほうが適切かもしれないが……)
省1
11: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:50 ID:LnumU9lsO携(11/46) AAS
凛(――だがしかし)

凛(彼のその真面目な、信条とも言えるものが下した決断は――結局、真面目な彼の首を絞めることになる)

凛(結論から言って――彼はエロゲー内のヒロイン、その全てを攻略することができなかった)
12: ◆.UigIU7V92 [sage saga] 2016/05/25(水)22:54 ID:LnumU9lsO携(12/46) AAS
凛(それは、当然の帰結と言えるのかもしれない)

凛(普段から様々なアイドルたち、その全てに紳士的に――つまり、一定の距離を保って接してきたプロデューサーにとって、ヒロ
インとコミュニケーションを経て、最終的に肉体関係にまで発展させるというエロゲーの趣旨、目標は、酷く噛み合わないものであっ
た)

凛(彼の信条はゲームの目標と噛み合わず、その信条は心情に絡みつき、締め上げた)

凛(ゲーム内のヒロインたち、その好意的で淫靡な誘いの全てに、彼は現実の女性にするのと同様、一本の線を引いた接し方しかで
きなかったのだ)
省11
13: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)22:58 ID:LnumU9lsO携(13/46) AAS
本田未央「おっはよーございますっ!」

P「おお、未央。おはよう!」

凛(卯月の次は未央か……)

凛(さっきの卯月のことを踏まえて、とっさに明るく振る舞う辺りはさすがだね)
省7
14: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)22:59 ID:LnumU9lsO携(14/46) AAS
未央「なんのなんの。この未央ちゃんに任せなさーいってね!」

P「それは頼もしいな」

未央「だから――プロデューサー……」ギュ

P「お……?」
省6
15: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)23:00 ID:LnumU9lsO携(15/46) AAS
凛(未央……いつの間にそこまでの慧眼を……。やはり侮れないね……)

P「むう……」モゾモゾ

凛(ただ今のプロデューサーにとって、あれは他ならぬ毒……)

凛(そういえばゲームにも似た感じのヒロインがいたし……『Pさんのpさんを元気にする』って意味じゃ、効果覿面だよ)
省6
16: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)23:03 ID:LnumU9lsO携(16/46) AAS
ガチャ

三船美優「おはようございます……」

P「美優さん、おはようございます」

凛(美優さんか……。その儚くも暖かい包み込む雰囲気は、今のプロデューサーには清涼剤となるか、それとも……)
省7
17: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)23:03 ID:LnumU9lsO携(17/46) AAS
P「さて……」カタカタ

美優「あの……、プロデューサーさん?」

P「はい?」

美優「あ、いえ……。お仕事中、ごめんなさい」
省6
18: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)23:07 ID:LnumU9lsO携(18/46) AAS
――給湯室――

P「ふー」バシャバシャ

ぎゅっ

P「――!? あれ、あの、美優さん!?」
省6
19: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)23:08 ID:LnumU9lsO携(19/46) AAS
P「あ、あはは……。心配しないでください! 俺は絶対、あなたをもっと高みへ――」

美優「違うんです――いえ、プロデューサーさんのプロデュースのおかげと言う意味もありますけど……」ぎゅぅ

美優「何より、あなたの存在があるから……なんです……」むにゅ

P「……」
省8
20: ◆.UigIU7V92 [saga] 2016/05/25(水)23:09 ID:LnumU9lsO携(20/46) AAS
凛(なんてこと……! その儚い言葉に対して、その密着したボディ!! なんていう破壊力……!)

凛(今の美優さんは、ムラムラの溜まるプロデューサーにとっては清涼剤なんかじゃない……!)

凛(あれは推進剤であり起爆剤――!! プロデューサーの越えてはいけないラインへの、超えてはいけない姿へのプロモーター!!


凛(やってしまう!! プロデューサーがご自愛してしまう!!)
省2
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