唯「はい、和ちゃん」 和「ありがとう……ってこれボツネタ?」 (195レス)
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1: 名無し議論中/自治スレで希望受付中 2011/09/23(金)12:43 ID:I7z5POfo0(1/2) AAS
和「唯、これはどういうこと?」

唯「だって〜、思いついたんだけど私書けないんだも〜ん」ウルウル

和「はあ……だからってなんで私にわたすのよ」

唯「和ちゃんなら有効に使ってもらえるかな?って思ってぇ」デヘヘ

和「もう……しょうがないわね」
省10
176
(1): 2015/04/19(日)21:28 ID:LQ.S.1SI0(1) AAS
またもや長文コメント書いて、菫ノートのコメント欄汚すのも気が引けるので、こちらで。
こういう使い方はスレの趣旨とはちょっと異なるかもしれないけど、お許し頂きたく。
自分なりの解釈の付記なので、このスレが一番近い気もしますが。

感想付記
・澪「仮面ライダー零」

 律だけ記憶が蘇るのならば、ピンチ回も効果的に挿入できそうですね。

 ショッカー社に乗り込む段になって、怖くなって逃げたくなる澪。
死ぬ事が怖い。そしてそれ以上に、簡単には死ねない事が恐ろしい。
それでも、敵の計画を知ってしまった以上、ショッカー社に乗り込んで阻止しなければならない。、
ただ、その情報漏洩自体、罠だと分かっていた。
省27
177: 2015/04/20(月)01:55 ID:fCTqlwGk0(1) AAS
>>176
それの作者はここ見たくないって言ってた気がするよ
178: 2016/08/10(水)00:43 ID:9Nk/JtMM0(1/17) AAS
没ネタと言いますか、ただいまSS速報Rにて連載中の律誕生日SSの没バージョンですが。
供養したいと思います。
179: 2016/08/10(水)00:44 ID:9Nk/JtMM0(2/17) AAS
 彼氏が居ると宣した田井中律の言葉に、秋山澪は凍り付いた。
平沢唯達も動きを止めて、見開いた目を律へと向けている。
八月を迎えて夏休みに馴染んだ学校は、学期内に比べて静かだった。
対照的に軽音部部室は騒がしかったはずだが、
律の発言によって喧しい面々は声を失くしてしまっている。

「彼氏くらい居るし。馬鹿にすんなよなー」

 静寂の中、律が前言を繰り返した。
その瞳の端に溜まった涙の跡は、まだ乾いていない。

「それも、嘘、だよね?
それも強がって意地張ってるだけなんだよね?」
省15
180: 2016/08/10(水)00:45 ID:9Nk/JtMM0(3/17) AAS
 人気の少ない学内の一室に、気心の知れた少数が集まる状況。
そこでは当然のように、際どい話題も展開された。
閉鎖性と秘密を打ち明け合うような興奮が、彼女達を大胆にさせたのだろう。
それが先程の、体格の計測値を打ち明け合う土壌となった。

 澪も含めた部員全員が、一人ずつ自身のスリーサイズや身長及び体重を申告してゆく。
琴吹紬に澪が睨まれた事を別とすれば、それは大過なく進んでいった。
だが、最後に迎えた律の申告で、雰囲気は一転する。
恥じらいながら口にされたその値を、唯や梓が相次いで嘘だと囃し出したのだ。

 唯達が槍玉に挙げた対象こそ、胸囲だった。
他の値は見目に反していないが、そこだけは澪も律の申告を疑っている。
省17
181: 2016/08/10(水)00:46 ID:9Nk/JtMM0(4/17) AAS
 澪は胸に刺さったままの棘を洗い流そうと、紅茶を一口啜った。
意図に反して、棘も痛みも抜けない。
それでも、動揺を腹の底に飲み込む事ができた。

 一瞬の驚愕は皆も同じ事。
今の自分は逸早く冷静さを取戻し、傍目には落ち着いて見える筈だ。
澪は穏やかでない腹心を、表情に出さぬよう徹する。

「いやいや、嘘ですよ。
彼氏が居るような素振り、今まで見せてなかったじゃないですか」

 梓も動揺から立ち直ったのか、冷静な反論を放っていた。

 確かに、梓の言う通りだ。澪は心の中で相槌を打つ。
省14
182: 2016/08/10(水)00:47 ID:9Nk/JtMM0(5/17) AAS
「素敵な人だよ。カッコいいし、頭もいいし、優しいし。
スポーツだって万能で、ロマンも分かってくれて、乙女心を理解してて。
とにかくっ、王子様みたいな人なのっ」

 自分の言葉で陶酔したのか、律の瞳が蕩けてゆく。
だが、言っているうちに含羞が込み上げてきたらしい。
慌てたように強く言い切って、話を切り上げていた。
それでも『王子様』という羞恥に値する表現を使う辺り、
余韻から冷め切ってはいないのだろう。

 感情を忙しく往来させる律の姿に、澪の胸が騒いだ。
具体的な”誰か”を思い浮かべているように見えてならない。
省16
183: 2016/08/10(水)00:48 ID:9Nk/JtMM0(6/17) AAS
「ふんだ。彼は唯なんかに靡かないよーだ。私以外の子に興味ないもん。
ただ、言いたくないってだけ。だって、恥ずかしいし」

 唯の首から上の全ての相貌に、満足そうな笑みが浮かぶ。
──ふーん。言いたくないんだ?言えないんじゃなくて?──
そう顔に書いてあるかのようだ。

 律の反論を苦し紛れの言い訳とみて、尻尾を出させた気分で居るのだろう。
具体的な話を厭う態度は、嘘の露見を恐れる者に共通する態度でもある。
澪とて律以外の者を詰問する状況であれば、唯と同じ認識を持ったかもしれない。

 ただ、澪は律の性格を知悉している。
少なくとも律の態度を、虚言の説に蓋然性を付す材料だとは見ていない。
省16
184: 2016/08/10(水)00:49 ID:9Nk/JtMM0(7/17) AAS
 唯や梓に向けられた律の反論が、澪の見通しへと直撃する。
律に対して抱いていた印象など、澪の自意識過剰が齎した勘違いかもしれないのだ。

「意気地なし」

 澪は誰にも聞かれないよう、小声で呟いた。
律が積極的な態度を翻す度、胸中で彼女を責めてきた言葉だ。
律は自分を愛していると、信じて疑わなかった日々に戻りたい。
澪はその思いを、胸中に留められなかったのだ。

「へー、勇気、あるんだ?じゃ、当然デートの時とかも、積極的にイっちゃてるよねぇ?
恥ずかしがったりしてないよねぇ?」

「ふんだ、唯ったら、がっついた発想しかできないんだから。
省14
185: 2016/08/10(水)00:51 ID:9Nk/JtMM0(8/17) AAS
 葛藤を決着させられない澪に代わって、紬が穏やかな声を割り込ませていた。
尤も、緊張を緩和するだけが介入の目的ではないだろう。
純粋な好奇心も多分を占めているに違いない。

「お姫様みたいに扱ってくれるよ。でもね、時々サディスティックになっちゃうの。
恥ずかしい事もやらせてきたりして。りーっ」

 唯に射竦められていた態度から一転、紬に答えた律は全身で羞恥を表現していた。
真赤になった顔が両手で覆われ、椅子から浮いた両足は交互に激しく振り動く。

「馬鹿?」

 冷徹な声を放つ唯の双眸は、冷たい瞳から冷めた目に変わっている。
律の返答に憧憬の眼差しを向ける紬とは対照的だった。
省17
186: 2016/08/10(水)00:52 ID:9Nk/JtMM0(9/17) AAS
 或いは、と澪は思う。余裕を失くしている者は、他ならぬ自分自身でないのか、と。
律の所作の逐一を、恋人の存在や不在に結び付けて考えてしまっている。

 一方、梓は淀む律の返答を虚言の証左と捉えたらしい。
吊り上った瞼と口元に宛がわれた両手が、梓の内意を明晰に描出していた。
糾弾の形を醸す梓の嘲笑に、律の身が竦む。

「ぷっ。映画みたいなデートですか。律先輩らしいですね。
ああ、そういえば。もうすぐ律先輩の誕生日でしたね。
その日も、やっぱり映画みたいなデートするんですか?」

「勿論だしっ」

 律は間髪を容れずに答えた。
省14
187: 2016/08/10(水)00:53 ID:9Nk/JtMM0(10/17) AAS
「だからー、当然私にそのデートを見せてくれるよね?って事だよー。
いいよね?」

 唯は直截に要求を突き付けているが、額面通りにデートを見たい訳ではないだろう。
彼氏が居るのなら見せろと言っているのだ。

「まぁ、素敵。私も見たいなー」

「ええ、お二人に同感です。律先輩、見せてくれますよね?」

 弾む紬の声を追って、梓が畳み掛ける。
紬に他意はないだろうが、梓の意図は明らかだった。
意を通じる唯に、加勢しているのだ。
省15
188: 2016/08/10(水)00:54 ID:9Nk/JtMM0(11/17) AAS
「胸だって嘘じゃないし。脱ぐと凄いんだぞー」

 そう言って律が胸を突き出した。
突き出る円錐の鋭角が、周囲の布地を張らせている。
鈍角の膨らみを盛り上がらせ、周囲の布地を弛ませている紬や唯とは対照的だった。
見目の差は、申告された数値で比すよりも開いて見える。

 だが、澪にとっての関心事は、胸のサイズではなく所有者だ。
可愛らしく尖る律の胸が、知らない誰かの手によって蹂躙されているのかもしれない。
考えるだけで、澪の胸は焦燥に掻き回された。

「そうなの?じゃあ、脱いで見せてよ」

 一方、唯は恋人の件から胸の件に関心が移ったのだろうか。
省15
189: 2016/08/10(水)00:55 ID:9Nk/JtMM0(12/17) AAS
 だが、恋人の件は事情が異なってくる。

「いやー、りっちゃんには証明する義務があると思うなー。
あー、義務じゃなくて、何て言うんだっけ?道義的責任?
まぁそんな感じのが、りっちゃんにはある訳よー」

 唯は換言すべき単語を探すように、眉間に指を添えていた。
だが、それとて律を嘲弄する為の、大仰な仕草に過ぎないのだろう。
訝る律に注がれる唯の目元は、獲物を甚振る余裕に満ちているのだから。
唯は始めから、適当な言葉を持っていたに違いない。

「何さ。勿体ぶっちゃって。言いたい事あるなら、暈してないで言えよなー」

「暈す?そっちこそ惚けないで欲しいなぁ」
省14
190: 2016/08/10(水)00:57 ID:9Nk/JtMM0(13/17) AAS
「うん。だから、胸が本当に大きい事を証明したら、許してあげるって言ってるんだよ。
いや。それじゃ足りないな。ご自慢のお胸を、皆に見て貰おうねー。
ほら、そこの窓からさ。裸体晒してくれたら、許してあげるよ」

 唯が掛け声に合わせ、左後方を親指で示す。
部室の入口となるドアの正面に配され、唯の席と食器棚の間に位置する窓だ。
夏の日差しを室内へと注ぎ込むその窓に、部員の視線が注がれる。

「そんな恥ずかしい事なんて、できっこないよ。
皆に見られちゃうよぉ。りーっ」

 自分の裸体に注がれる数多の視線を想像したのか、
律は赤面した顔を両手で覆って呻いた。
省15
191: 2016/08/10(水)00:58 ID:9Nk/JtMM0(14/17) AAS
 そして律。彼女にとって、
自分は既に庇護を求める対象ではなくなっているのかもしれない。
だから、声を掛けようともしてこないのか。

「唯は友達だもん。友達なのに、唯こそどうしてそんな意地悪するの?」

 紬の加勢で勇を得たのか、律が抗議の声を上げた。
澪など頼りにもしていない。

「別に意地悪なんてしてないよぉ。
だって、そんなに胸を見せるのが嫌なら、デートを見せてくれればいいじゃん?
どっちも恥ずかしくて嫌なら、友情よりも羞恥心を守りたいって事でしょ?
私なんか、友達として見てないって事でしょ?」
省1
192: 2016/08/10(水)01:03 ID:9Nk/JtMM0(15/17) AAS
>>179-191
ここまで本文を書いて、導入部を全面的に書き直しました。
唯律の対立構造を先鋭化させると、決まった結末へ向かわせるのが困難になる為です。

一応、書き直しを決める前に、この後どう続けようか考えていた構想があるのですが、下記。
193
(1): 2016/08/10(水)01:05 ID:9Nk/JtMM0(16/17) AAS
(でも友達じゃないなら、何処までもできる。公開胸晒しだって)

私言ったよね、本当の事なら我慢できるって。それとも我慢しなくていいの?

(友達なら、友情を証明して)


(唯の意図を察する澪。より避けたい事を持ち出す事で云々。)

 夏休み故に人は少ないが、それでも部活に出ている者は散在している。
間違いなく、衆目を引くだろう。
省25
194: 2016/08/10(水)01:17 ID:9Nk/JtMM0(17/17) AAS
>>193は本文の後に備忘録的に書いておいたもの(所謂、自分だけが分かればいいメモ)
をそのままペーストしたので読み難い上に意味不明かと思われます。

勿論、ちゃんとしたプロット類は別にあります。
こうして書き始めたはいいものの、粗筋段階で決めていた結末に到着させるのが難しそうなので、
書き直しと致しております。

実はこの後にも、分岐に迷って保留しておいた没(Ver2)も眠っております。
そちらは本筋が上手くいったので、途中で止まっている以外は本編と特に代わり映え無く眠ったままですが。

Ver3で結末まで書きましたが、推敲で変わった部分もございまして、
最終的にはVer4を原稿として連載・投下しております。

そういった中、冒頭で終わったVer1だけが大幅に異なっておりましたので、供養させて頂いた次第です。
省1
195: 2016/08/10(水)18:55 ID:tQNEeWTA0(1) AAS
若干律の口調が気になった
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