【4強激突】東海地区の高校野球part130【選抜出場2枠の行方は？】

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207: 名無しさん＠実況は実況板で (ﾜｯﾁｮｲ 527d-Q72z [219.117.39.233]) [] 2021/11/03(水) 22:43:26.18 ID:anlialNi0

御年81歳、まだご健在
＜２０２１夏　視点　磯部修三＞甲子園、静高１回戦敗退
https://www.chunichi.co.jp/article/311410
甲子園大会前、私の周りの静高関係者にはいつになく高揚感が漂っていた。
　「投手力、守備力は例年以上だし、機動力が増した攻撃だって悪くない。その上、くじ運にも恵まれた。
一、二回戦は問題なし。智弁学園（奈良）、横浜（神奈川）の勝者と当たる三回戦に勝てば準々決勝…先が見えてくるよね」とまあ、こんな調子で会話が弾んでいた。

初戦の相手は初出場の新田（愛媛）。ガイドブックによれば、過去七度、県の決勝戦で敗れ、今回は何と八度目の挑戦で悲願の初出場を果たしたとある。
済美、今治西、宇和島東など甲子園でも実績のあるチームに苦杯をなめ続けた末にたどり着いた聖地。ポッと出のチームにはない地力を感じさせるチームではある。
ただし、県大会のデータは決して芳しいものではない。投手はこの冬、三塁手から転向した小柄な軟投派・向井駿貴選手と捕手で四番の主将・古和田大耀選手の二人。
完封勝利はなく、失点は一試合平均２・０。チーム打率は２割８分４厘、盗塁数１、失策５。
　他方、静高の主戦・高須大雅投手は３７イニング無失点で安定感があり、チーム打率も３割６分５厘、盗塁数１９、失策０。数字上は静高の完勝を予想させるものだった。
　だが、結果は静高２対４新田。この結果をもたらしたものは何か。「勝負は時の運」で済ませていては静岡の高校球界に明日はない。
◆高須苦しめた　しつこさ
　新田が県大会決勝七連敗の中で痛感させられたのは「球際の粘り」と「強気に攻めよ」の精神だったという。
以来、打撃練習では追い込まれたら勝負手の小細工に磨きをかけ、守備練習では間一髪のプレーにこだわってきた。その間に培われた、決してあきらめない心とボールに食らいつく執念。
高須投手に苦投を余儀なくさせたのも新田打線の、このしつこさだった。
　高須投手は一回、先頭打者に自慢のストレートを右前に好打されると途端にスライダーの多投に切り替え、二回はそのスライダーを狙い打ちされて１失点。
投手心理を見透かすような相手の先手先手の攻めに抗しきれずに、六回、１点を追加されて無念の降板。
この間の被安打７、与四死球４、失点２、球数１１２は試合前には想像だにしなかった数字であったろう。
　一方、完投した新田・向井投手の己の非力をわきまえた投球術は見事だった。
同時に、七回の静高の追い上げ時に見せた長谷川聖天中堅手の美技をはじめ、バックも日ごろの鍛錬の成果をいかんなく発揮し勝利に貢献していた。
　高須投手のピッチングの特徴は、長身を利しての角度のあるボールを内外角に配することにある。
だが、この日の彼は球威で相手打者を抑え込もうとするあまり、力んでフォームを乱し、棒球を痛打されていた。
「打つなら打ってみろ」の大胆さが備わっていたら、と惜しまれてならない。
　高須投手に欠けていた勝負強さの有無も、詰まるところ愛媛と静岡の高校野球のレベルの差、といったら言い過ぎだろうか。

http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/hsb/1635840543/207

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